JP2000346822A - 携帯用ガス検出装置 - Google Patents
携帯用ガス検出装置Info
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Abstract
に校正作業に要する時間を短縮すること。 【解決手段】 電源投入時に複数の発光素子L1〜L6を
全て点灯状態として第1の時間T1で順次消灯させると
ともに、熱線型半導体ガスセンサー12からの信号が規
定の範囲に収まった場合に、演算増幅器16等のゼロ点
校正手段による熱線型半導体ガスセンサー12の校正を
実行し、かつ点灯状態にある他の発光素子L1〜L6を第
1の時間T1よりも短い第2の時間で順次消灯させる。
Description
センサーからの信号に基づいて濃度の表示と、警報を発
動する機能とを備えた携帯用ガス検出装置に関する。
て吸引ノズルから環境中の大気をチャンバー10に取り
込み、熱線型半導体ガスセンサー等の熱線型半導体ガス
センサーにより目的ガスの濃度を電気信号に変換してデ
イスプレイに表示するとともに、警報レベルを超えた場
合にはブザー等の警報手段を作動させるように構成され
いる。
体ガスセンサーとして使用されている熱線型半導体ガス
センサーは、所定温度例えば450°C程度に昇温した
状態で本来の機能を発揮できるため、熱線型半導体ガス
センサーを使用可能な温度にまで昇温するのに時間を要
し、この時間を見込んででセンサーのゼロ点校正を実行
させているため、短時間の間に電源が再投入された場合
にでも、使用可能となるまでに長時間を要するという問
題がある。
ものであって、その目的とするところは校正作業工程を
合理化することにより、電源投入後、使用可能となるま
での時間を短縮することができる携帯用ガス検出装置を
提供することである。
るために本発明においては、吸引手段により取り込まれ
た流体のガス濃度に対応した検出信号を出力する熱線型
半導体ガスセンサーと、電源投入時に前記熱線型半導体
ガスセンサーのゼロ点を校正するゼロ点校正手段と、複
数の発光素子を備えた表示パネルとを備えた携帯用ガス
検出装置において、前記電源投入時に前記複数の発光素
子を全て点灯状態として第1の時間T1で順次消灯させ
るとともに、前記熱線型半導体ガスセンサーからの信号
が規定の範囲に収まった場合に、前記ゼロ点校正手段に
よる前記熱線型半導体ガスセンサーの校正を実行し、か
つ点灯状態にある他の発光素子を第1の時間T1よりも
短い第2の時間で順次消灯させる制御手段を備えるよう
にした。
信号が規定の範囲に収まった場合には、規定の時間を待
つことなく、ゼロ点校正手段による校正を実行して測定
可能ならしめるから、電源のオフ後、短時間の間に再投
入された場合には、可及的速やかに測定が可能となり、
また発光素子を短時間で順次消灯させて使用可能状態を
表示させる。
した実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の一実
施例を示すものであって、ケース1は、これを把持した
とき見やすい位置にパネル2を、また上端にガス取入口
3を設けて構成されている。パネル2は、一側にガス濃
度を表示するデイスプレイ4が、また他側に電源スイッ
チ5、ブザー鳴動停止スイッチ6、零点調整指令スイッ
チ7が設けられいる。デスプレイ4は、複数のレベル、
この実施例では6段階の濃度表示に対応するように6つ
の発光素子L1〜L6を一列に配置し、10、100、3
00、600、1000、及び10000ppmを超え
た場合を目視できるように構成されている。
図で、チャンバー10は、吸引口3とサンプリングポン
プ11に接続され、内部に熱線型半導体ガスセンサー1
2を収容して構成されている。サンプリングポンプ1
1、及び熱線型半導体ガスセンサー12は、スイッチ1
3を介して電池14に接続された安定化電源15から電
力の供給を受けている。
12aは、演算増幅器16の反転端子に接続されてい
る。演算増幅器16は、その非反転端子に零点調整用の
可変抵抗17が、また帰環路にスパン調整用の可変抵抗
18が接続されていて、零点の調整機能とスパン調整機
能を備えるように構成されている。
クロコンピュータ30からの指令に対応して差動増幅器
20の出力が零となる電圧を出力するように構成されて
いる。
デイジタル変換手段31から出力されたガス検出信号を
記憶手段31の制御プログラム、及び設定データに基づ
いて処理し、熱線型半導体ガスセンサー12からの検出
信号に基づいてインタフェース32を介して接続された
表示パネル4や、警報手段であるブザー33を作動させ
るよう構成されている。
ータ30に作動電力を供給する安定電源回路を、また3
5、36はスイッチランプをそれぞれ示す。
圧すると(図3 ステップ イ)、マイクロコンピュー
タ3は、スイッチ13をオンにして安定化電源15から
の電力によりポンプ11を作動させてチャンバー10を
掃気して大気を取り込み、表示パネル4の発光素子L1
〜L6を全て発光させるとともに、一端側、例えば上端の
発光素子L1を点滅させて装置がウオーミングアップ中
であることをユーザに知らせ(図3 ステップ ロ、図
4(I))、スイッチ13をオンにして熱線型半導体ガ
スセンサー12に電力を供給して発熱させる。
点で(図3 ステップ ハ)、マイクロコンピュータ3
は上端の発光素子L1を消灯させ、第2の発光素子L2
を点滅させてウオーミングアップ工程が進行しているこ
とを知らせ(図3 ステップニ、図4(II))。マイク
ロコンピュータは、熱線型半導体ガスセンサー12から
の信号の電圧が、下限基準値、例えば200mV、上限
基準値、例えば2000mVの範囲に収まっているか否
かを判定する(図3 ステップ ホ)。
の電圧が、基準範囲に収まっていない場合には、時間T
1が経過した段階で(図3 ステップ ヘ)、1つの発光
素子L5を消灯させて(図3 ステップ ト、図4(II
I))、熱線型半導体ガスセンサー12からの信号の電
圧が、基準範囲に収まっているか否かを判定する(図3
ステップ チ)。
えば3回ほど繰返してタイムアップする以前に(図3
ステップ リ)に熱線型半導体ガスセンサー12の出力
が基準範囲に収まった場合には、マイクロコンピュータ
30は、チャンバー10に取り込まれた大気を零濃度と
して零点調整を実行し(図3 ステップ ヌ)、連続点
灯中の発光素子L5乃至L6を、時間T1よりも短い時間
T2、例えば1秒間隔で1つずつ消灯させる(図3 ス
テップ ル、図4(VI')))。これにより、電源投入
から33秒で測定可能な状態となる。
ンサー12の出力が下限基準値と上限基準値との間に収
まらない場合、つまり全ての発光素子L1〜L6が10秒
間隔で消灯した場合には強制ゼロ点調整を実行する(図
3 ステップ オ)。
入口3に接続された図示しないノズルの先端を被測定領
域に近づけると、ここの大気がポンプ11に吸引されて
チャンバー10に流入する。警報レベルを超える濃度の
ガスが検出された場合には、マイクロコンピュータ30
はブザー33を鳴動させてユーザに警報を発する。ユー
ザが確認後、ブザー鳴動停止スイッチ6を押圧すると、
マイクロコンピュータ30は、ブザー33の鳴動を停止
させる。
をオフにすると、熱線型半導体ガスセンサー12やサン
プリングポンプ11への電力の供給が断たれて電池14
の消耗が防止される。次の測定領域に到達した段階で電
源スイッチ5を操作して電源を投入すると(図3 ステ
ップ イ)、マイクロコンピュータ3は、ポンプ11を
作動させてチャンバー10を掃気して大気を取り込み、
表示パネル4の発光素子L1〜L6を全て発光させるとと
もに、上端の発光素子L1を点滅させて装置がウオーミ
ングアップ中であることをユーザに知らせ(図3 ステ
ップ ロ、図4(I))、スイッチ13をオンにして熱
線型半導体ガスセンサー12に電力を供給して発熱させ
る。
体ガスセンサー12が作動していたから、既に或程度の
温度に加熱されている。したがって、熱線型半導体ガス
センサー12からの信号は、下限基準値と上限基準値と
の範囲に速やかに収まることになり(図3 ステップ
ホ)、マイクロコンピュータ30は、チャンバー10に
取り込まれた大気を零濃度として零点調整を実行し(図
3 ステップ ヌ)、連続点灯中の残り発光素子L5〜
L1を、短い時間T2で1つずつ消灯させ(図3ステップ
ル、図4(II'))、電源再投入から15秒で、使用
可能な状態となる。
源再投入時から短時間で測定可能とすることができ、こ
まめな電源オフによる使い勝手の低下を招くことがな
く、電池の消耗を図ることができる。
は、電源投入時に複数の発光素子を全て点灯状態として
第1の時間T1で順次消灯させるとともに、線式半導体
ガスセンサーからの信号が規定の範囲に収まった場合
に、ゼロ点校正手段による熱線型半導体ガスセンサーの
校正を実行し、かつ点灯状態にある他の発光素子を第1
の時間T1よりも短い第2の時間で順次消灯させる制御
手段を備えたので、電源のオフ後、短時間の間に再投入
された場合には、可及的速やかに測定が可能となり、ま
た発光素子を短時間で順次消灯させて使用可能状態を表
示させることができる。
ガス検出装置の一実施例を、パネル近傍の構造を拡大し
て示す正面図と側面図である。
る。
示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 吸引手段により取り込まれた流体のガス
濃度に対応した検出信号を出力する熱線型半導体ガスセ
ンサーと、電源投入時に前記熱線型半導体ガスセンサー
のゼロ点を校正するゼロ点校正手段と、複数の発光素子
を備えた表示パネルとを備えた携帯用ガス検出装置にお
いて、 前記電源投入時に前記複数の発光素子を全て点灯状態と
して第1の時間T1で順次消灯させるとともに、前記熱
線型半導体ガスセンサーからの信号が規定の範囲に収ま
った場合に、前記ゼロ点校正手段による前記熱線型半導
体ガスセンサーの校正を実行し、かつ点灯状態にある他
の発光素子を第1の時間T1よりも短い第2の時間で順
次消灯させる制御手段を備えた携帯用ガス検出装置。
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1999
- 1999-06-04 JP JP15808799A patent/JP3897327B2/ja not_active Expired - Fee Related
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