JP3144427B2 - ガス検知装置 - Google Patents

ガス検知装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通電加熱によってガス
を感知するガスセンサを有する、LPGガスや都市ガス
を検知する検知器などに適したガス検知装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ガス検知装置として、例えば接触燃焼
スセンサを通電加熱することにより可焼性ガスを検知
し、該ガスが発生すると外部に対して警報を行うガス漏
れ警報器がある。このようなガス検知装置では、ガスセ
ンサに常時通電させて常時加熱する構成を採用している
ため、通常3〜5Whの消費電力を必要とし、一般に商
用交流電源により動作電力を得るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は上述のよ
うに消費電力が比較的大きいため、携帯用の用途も含め
て乾電池などで動作させることができない。また消費電
力を軽減するには、ガスセンサを小型化することが考え
られるが、ガスセンサの製造が難しく、実用には至って
いない。
【0004】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、動作電源として乾電池などを使用しても長時間連
続して動作できるように、消費電力の軽減を図ったガス
検知装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明により成されたガス検知装置は、通電によって加
熱されて可燃性ガスを感知する接触燃焼式ガスセンサ
と、該ガスセンサを通電駆動する通電駆動手段と、前記
ガスセンサの加熱状態が第1の加熱時間と第1の無加熱
時間からなる第1の断続加熱状態になるように前記通電
駆動手段を動作させる第1の加熱制御信号を発生する第
1の制御信号発生手段と、前記ガスセンサの加熱状態が
前記第1の加熱時間よりも長い第2の加熱時間と前記第
1の無加熱時間よりも短い第2の無加熱時間からなり、
前記第2の加熱時間とした場合の前記ガスセンサの出力
を前記第1の加熱時間とした場合の前記ガスセンサの出
力と比較したとき、検知対象の被検知ガスを検知したと
きの前記ガスセンサの出力が増大し、前記被検知ガスに
対して雑ガスとなるエタノールを検知したときの前記ガ
スセンサの出力が低下して、エタノールに対する前記ガ
スセンサの出力が被検知ガスに対する前記ガスセンサの
出力より小さくなるように前記第2の加熱時間を設定し
第2の断続加熱状態になるように前記通電駆動手段を
動作させる第2の加熱制御信号を発生する第2の制御信
号発生手段と、前記ガスセンサの出力が第1の所定値以
下のとき前記第1の加熱制御信号によって、第1の所定
値以上のとき前記第2の加熱制御信号によって前記通電
駆動手段をそれぞれ動作させる加熱切換制御手段と、前
記ガスセンサの出力が第1の所定値以上に増大して前
スセンサが第2の断続加熱状態にされたとき、前記ガ
スセンサの出力が第2の所定値以上になったことによ
り、被検知ガスを検出するガス検出手段とを備えること
を特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成において、第1及び第2の制御信号発
生手段が、可燃性ガスを感知するガスセンサを通電駆動
する通電駆動手段を、ガスセンサが第1の加熱時間と第
1の無加熱時間からなる第1の断続加熱状態になるよう
に動作させる第1の加熱制御信号、及び、第1の加熱時
間よりも長い第2の加熱時間と第1の無加熱時間よりも
短い第2の無加熱時間からなり、第2の加熱時間とした
場合のガスセンサの出力を第1の加熱時間とした場合の
ガスセンサの出力と比較したとき、検知対象の被検知ガ
スを検知したときのガスセンサの出力が増大し、被検知
ガスに対して雑ガスとなるエタノールを検知したときの
ガスセンサの出力が低下して、エタノールに対するガス
センサの出力が被検知ガスに対するガスセンサの出力よ
り小さくなるように第2の加熱時間を設定した第2の断
続加熱状態になるように動作させる第2の加熱制御信号
をそれぞれ発生する。
【0007】加熱切換制御手段は、ガスセンサの出力が
第1の所定値以下のとき第1の加熱制御信号によって、
第1の所定値以上のとき第2の加熱制御信号によって通
電駆動手段をそれぞれ動作させる。そして、ガス検出手
段は、ガスセンサの出力が第1の所定値以上に増大して
前記ガスセンサが第2の断続加熱状態にされたとき、前
記ガスセンサの出力が第2の所定値以上になったことに
より被検知ガスを検出するようになっている。
【0008】このように、ガスセンサの加熱を常時断続
させているので、ガス検出のための加熱に消費する電力
が小さくなる。また、通常、第1の断続加熱状態にある
ガスセンサの動作を、ガスセンサの出力が第1の所定値
以上に増大したとき、第1の加熱時間よりも長い第2の
加熱時間と第1の無加熱時間よりも短い第2の無加熱時
間からなり、第2の加熱時間とした場合のガスセンサの
出力を第1の加熱時間とした場合のガスセンサの出力と
比較したとき、検知対象の被検知ガスを検知したときの
ガスセンサの出力が増大し、被検知ガスに対して雑ガス
となるエタノールを検知したときのガスセンサの出力が
低下して、エタノールに対するガスセンサの出力が被検
知ガスに対するガスセンサの出力より小さくなるように
第2の加熱時間を設定した第2の断続加熱状態に切り替
えることで、ガスセンサの断続加熱状態をガスの有無を
検出する通常時とガス有り検出後で変えているので、雑
ガスとしてのエタノールを被検出ガスと誤って検出する
ことを確実に防止することを可能にする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明によるガス検知装置の一実施例を示
すブロック図であり、同図において、1は乾電池(例え
ばアルカリ電池単3×4本)からなるバッテリ、2は通
電によって加熱されてガスを感知するガスセンサ、3は
ガスセンサ2を加熱させるための通電駆動回路、4は例
えば1〜3秒の時間を計時する第1の加熱時間タイマ4
aと例えば3〜5分の時間を計時する第1の無加熱時間
タイマ4bとを有し、ガスセンサ2の加熱状態を第1の
加熱時間と第1の無加熱時間からなる第1の断続加熱状
態にするように第1の加熱制御信号を通電駆動回路3に
対して供給する第1の制御信号発生回路、5は例えば1
0〜15秒の時間を計時する第2の加熱時間タイマ5a
と例えば30〜60秒の時間を計時する第2の無加熱時
間タイマ5bとを有し、ガスセンサ2の加熱状態を第2
の加熱時間と第2の無加熱時間からなる第2の断続加熱
状態にするように第2の加熱制御信号を通電駆動回路3
に対して供給する第2の制御信号発生回路である。
【0010】6はガスセンサ2の出力が第1の所定値以
下のとき第1の加熱制御信号による第1の断続加熱状態
で、第1の所定値以上のとき第2の加熱制御信号による
第2の断続加熱状態でガスセンサ2をそれぞれ動作させ
るための切換信号をヒータ駆動回路3に対して供給する
加熱切換制御回路、7はガスセンサ2の出力が第2の所
定値以上になったことにより、被検知ガスを検出するガ
ス検出回路、8,9はガス検出回路7からの信号によっ
て表示及び警報をそれぞれ行う表示回路及び警報回路で
ある。
【0011】上記ガスセンサ2が接触燃焼式のものであ
るときには、図2に示すように構成される。すなわち、
接触燃焼式のガスセンサ2は通電駆動回路3によって通
電駆動されるブリッジ回路21から構成され、ブリッジ
回路21はガス検知素子21a、比較素子21b並びに
抵抗R1及びR2がブリッジ状に接続されて形成され、
ガス検知素子21aと抵抗R2との接続点Aと、比較素
子21bと抵抗R1との接続点Bとの間に通電駆動回路
3により電圧を印加することによって、素子21a及び
21bと抵抗R1及びR2とを通じて電流が流れ、この
とき素子21a及び21bの接続点Cと、抵抗R1及び
R2の接続点Dとに生じる電位差をガスセンサ2の出力
として加熱切換制御回路6及びガス検出回路7に供給す
る。
【0012】上記ガス検知素子21aは、例えば線径2
0〜50μmの白金抵抗線を巻装してコイルを構成し、
この周囲にパラジウム−アルミナ、または白金−アルミ
ナ等の触媒を塗布した後焼成し、100メッシュの2重
金網を被せて構成したものである。また比較素子21b
も検知素子と同様にして構成し、ガスに曝されないよう
にシールキャップを被せた密閉型とする。ガス検知素子
21aは通電によって加熱しているとき可燃性ガスが接
触すると、接触した可燃性ガスが燃焼してその温度が上
昇し、その内部抵抗が増加する特性を有し、このガス検
知素子21aの抵抗増加によって接続点C及びD間の電
圧差が大きくなって、ガスセンサ2の出力が増大する。
【0013】上記通電駆動回路3には、バッテリ1から
の電圧と、第1の制御信号発生回路4からの第1の加熱
制御信号と、第2の制御信号発生回路5からの第2の加
熱制御信号と、加熱切換制御回路6からの切換信号とが
入力される。加熱切換制御回路6からの切換信号は、ガ
スセンサ2の出力が第1の所定値以下のとき例えばHレ
ベル、第1の所定値以上のときLレベルとなり、通電駆
動回路3は、Hレベルの切換信号の入力に応じて第1の
加熱制御信号によって、Lレベルの切換信号の入力に応
じて第2の加熱制御信号によってガスセンサ2をそれぞ
れ通電駆動して断熱加熱動作させる。
【0014】通電駆動回路3は、具体的には例えば図3
に示すように構成され、切換信号と第1の加熱制御信号
とが入力に印加される第1のAND回路3aと、インバ
ータ3bによって反転した切換信号と第2の加熱制御信
号とが入力に印加される第2のAND回路3cと、両A
ND回路3a及び3cの出力をが印加されるOR回路3
dと、OR回路3dの出力によってオン・オフされるス
イッチ回路3eとを有する。このスイッチ回路3eのオ
ンバッテリ1の電圧をガスセンサ2に印加して通電駆動
する。
【0015】以上の構成において、まずガスセンサ2の
作用について説明する。図4は接触燃焼式のガスセンサ
2を約350℃で1秒、3秒、5秒、10秒間断続的に
加熱したときのセンサ出力特性を示し、実線で示す特性
Aがガスセンサ2を清浄空気中で加熱した場合であり、
点線で示す特性Bがイソブタンガス1000ppm 中で加
熱した場合である。
【0016】同図から、通電駆動時にガスの有無により
接触燃焼式のガスセンサ2のガス感知素子21aの内部
抵抗が変化し、ガスセンサ2を短時間継続的に通電駆動
して加熱することにより、被検知ガスの有無に応じてそ
のセンサ出力の過渡的応答特性に相違が見られることが
分かる。そこで、これを判定することにより被検知ガス
の有無の判定が可能となる。
【0017】また、図5は接触燃焼式のガスセンサ2の
通電駆動による加熱時間が5乃至20秒のときの濃度1
000ppmの各種の被検知ガスに対するセンサ出力特
性を示し、同図からは、加熱時間の短いときアルコール
のときにセンサ出力が最も大きくなるが、加熱時間を1
0秒以上にすると、イソブタンのときのセンサ出力より
も小さくなることが分かる。
【0018】次に、図1の実施例の動作について、図6
のタイミングチャート図を参照して説明する。図6にお
いて、現象P1は被検知ガスの存在しない清浄空気中の
場合、現象P2は例えばイソブタンのような被検知ガス
が発生した場合、現象P3は一過性ガスが発生した場合
の各部の状態を示す。
【0019】現象P1の場合には、加熱切換制御回路6
はその出力がHレベルになっているので、Hレベルの切
換信号が入力される通電駆動回路3は、第1の制御信号
発生回路4からの第1の加熱制御信号をAND回路3a
及びOR回路3dを通じてスイッチ回路3eに印加す
る。従って、スイッチ回路3eは、第1の加熱時間タイ
マ4aによって規定される1乃至3秒の加熱時間の間オ
ンし、また第1の無加熱時間タイマ4bによって規定さ
れる3乃至5分の無加熱時間の間オフし、これによって
接触燃焼式のガスセンサ2が断続的にバッテリ1に接続
されて同図(b)に示すような電流が流れ、断続加熱さ
れる。
【0020】このとき接触燃焼式のガスセンサ2の抵抗
ブリッジ回路21の接続点C及びD間に小さなヒゲ状の
電圧差が発生する。従って、このセンサ出力電圧を入力
している加熱切換制御回路6は、第1の所定値以下であ
ることを検出してHレベルの切換信号を出力し続ける。
【0021】次に、現象P2の場合には、同図(a)に
示すようにイソブタンガスが発生し、第1の加熱制御信
号によって断続加熱されている接触燃焼式のガスセンサ
2の抵抗ブリッジ回路21中のガス検知素子21aの内
部抵抗が低下し、抵抗ブリッジ回路21のバランスが大
きく崩れてセンサ出力である接続点C及びD間の加熱時
における過渡的応答電位差が同図(b)のように増大
し、第1の所定値以上となる。加熱切換制御回路6がこ
れを検出するとその出力の切換信号をLレベルに反転
し、このLレベルの切換信号が入力される通電駆動回路
3は、第2の制御信号発生回路5からの第2の加熱制御
信号をAND回路3c及びOR回路3dを通じてスイッ
チ回路3eに印加する。
【0022】従って、スイッチ回路3eは、第2の加熱
時間タイマ5aによって規定される10乃至15秒の加
熱時間の間オンし、また第2の無加熱時間タイマ5bに
よって規定される30乃至60秒の無加熱時間の間オフ
し、これによって接触燃焼式のガスセンサ2がバッテリ
1に断続的に接続されて同図(c)に示すように電流が
流れて断続加熱される。
【0023】その後ガスの濃度が増大していくと、接触
燃焼式のガスセンサ2のガス検知素子21aの抵抗値さ
らに減少してセンサ出力である接続点C及びD間には、
第2の所定値を越える電圧が発生するようになる。この
センサ出力電圧を入力しているガス検出回路7は、第2
の所定値以上であることを検出し、その後第2の無加熱
時間タイマ5aが規定する30乃至60秒の時間に相当
する時間が経過した時点で、再度第2の所定値以上であ
ることを検出すると、同図(d)に示すような警報信号
をその出力に送出し、これを表示回路8及び警報回路9
に入力する。すなわち、センサ出力が2回続けて第2の
所定値以上になったことを検出したときに警報信号を出
力する警報遅延動作を行っている。警報信号を入力した
表示回路8及び警報回路9は、ガスを検出したことを示
すメッセージを表示したり、警報音などを発する。
【0024】また被検知ガスが存在しなくなって接触燃
焼式のガスセンサ2のガス感知素子21aの内部抵抗が
低下し、センサ出力(接続点C及びD間の電位差)が第
1の所定値以下になり、このことを加熱切換制御回路6
が検出すると、切換信号をHレベルにする。これによっ
て、以後通電駆動回路3が第1の加熱制御信号によって
断続加熱するようになる。
【0025】最後に、現象P3の場合には、同図(a)
に示すように急激に増大後急激に減少するイソブタンガ
スが発生し、第1の加熱制御信号によって断続加熱され
ている接触燃焼式のガスセンサ2のガス検知素子21a
の内部抵抗が急激に増加すると、センサ出力は同図
(b)のように加熱時における過渡的応答出力が増大
し、第1及び第2の所定値以上となる。加熱切換制御回
路6がこれを検出するとその出力の切換信号をLレベル
に反転し、このLレベルの切換信号が入力される通電駆
動回路3は、第2の制御信号発生回路5からの第2の加
熱制御信号をAND回路3c及びOR回路3dを通じて
スイッチ回路3eに印加する。
【0026】通電駆動回路3の第2の加熱制御信号によ
る動作はセンサ出力が第1の所定値以下になるまで続け
られるが、センサ出力が第2の所定値を越えるのは1回
だけであるので、ガス検出回路7は警報信号を出力する
ことがない。また、被検知ガスが存在しなくなって接触
燃焼式のガスセンサ2のガス検知素子21aの内部抵抗
が増大し、センサ出力(接続点C及びD間の電位差)が
第1の所定値以下になり、このことを加熱切換制御回路
6が検出すると、切換信号をHレベルにする。これによ
って、以後通電駆動回路3が第1の加熱制御信号によっ
て断続加熱するようになる。
【0027】上述したように本実施例では、ガスセンサ
2を例えば1〜3秒の第1の加熱時間と例えば3〜5分
の第1の無加熱時間とで動作させてガスの有無を検知
し、ガス有りを検知すると例えば10〜15秒の第2の
加熱時間と例えば30〜60秒の第2の無加熱時間とで
動作させて被検出ガスの存在を検出するようにしている
ので、常に断続加熱状態で動作され、電源として使用す
るバッテリ1の消費電力が極めて小さくなる。
【0028】また、被検知ガス検知時の加熱時間を10
秒以上にすることによって、図5に示したセンサ出力特
性から明らかなように、ガス有無検知時にエタノールの
ようなアルコールを検知しても被検知ガスを検出すると
よりもセンサ出力が低下し、ガス弁別機能をもつこと
になるので、エターノールを被検出ガスとして誤って検
出することが防止される。
【0029】なお、図示実施例では、加熱切換制御回路
6とガス検出回路7を独立に動作させているが、点線で
示すように加熱切換制御回路6からの切換信号をガス検
出回路7にも入力するようにすることによって、加熱切
換制御回路6が通電駆動回路3を第2の加熱制御信号に
よって動作させているときだけ、ガス検出回路7がガス
検出動作を行うようにするようにすることも可能であ
る。
【0030】また、第1及び第2の制御信号発生回路4
及び5並びに通電駆動回路3の一部分などを、予め定め
た制御プログラムに従って動作するマイクロコンピュー
タ(CPU)によって構成することにより、CPUに2
つの断続加熱状態で動作させる信号を直接発生させるよ
うにすることも可能である。このようにCPUを使用し
て構成した場合には、図7のタイミングチャートに示す
ように、センサ出力が第1の所定値を越えたときから加
熱時間を変えるようにすることが簡単にできるようにな
る。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】なお、上述した第1及び第2の所定値はガ
スセンサの構造などによって微妙に変わり、ガス有無検
出、被ガス検出に適した所望の値に設定することができ
る。また、上述した第1及び第2の加熱時間、無加熱時
間はガスセンサの構造などによって上記範囲内の1点に
好ましく設定することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ガ
スセンサを断続加熱しているので、ガスセンサを加熱す
るための消費電力を小さくすることができ、乾電池等に
より長時間動作させることができる他、ガスの有無を検
出する通常状態と被検出ガスを検出する状態とでガスセ
ンサを断続加熱する周期を変えて雑ガスを誤って検知す
ることを防止しているので、被検知ガスを雑ガスとして
のエタノールと区別して確実に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス検知装置の一実施例を示す図
である。
【図2】図1中のガスセンサが接触燃焼式の場合の構成
例を示す図である。
【図3】図2中の通電駆動回路の具体的な構成例を示す
図である。
【図4】ガスセンサの被検知ガスの有無における加熱時
間に対するセンサ出力特性を示す図である。
【図5】各種ガスにおける加熱時間に対するセンサ出力
特性を示す図である。
【図6】図1の装置の各部の状態を示すタイミングチャ
ートである。
【図7】変形例における各部の状態を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
2 ガスセンサ 3 通電駆動手段(通電駆動回路) 4 第1の制御信号発生手段(第1の制御信号発生回
路) 5 第2の制御信号発生手段(第2の制御信号発生回
路) 6 加熱切換制御手段(加熱切換制御回路) 7 ガス検出手段(ガス検出回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/00 - 21/24 G08B 21/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電によって加熱されて可燃性ガスを感
    知する接触燃焼式ガスセンサと、 該ガスセンサを通電駆動する通電駆動手段と、 前記ガスセンサの加熱状態が第1の加熱時間と第1の無
    加熱時間からなる第1の断続加熱状態になるように前記
    通電駆動手段を動作させる第1の加熱制御信号を発生す
    る第1の制御信号発生手段と、 前記ガスセンサの加熱状態が前記第1の加熱時間よりも
    長い第2の加熱時間と前記第1の無加熱時間よりも短い
    第2の無加熱時間からなり、前記第2の加熱時間とした
    場合の前記ガスセンサの出力を前記第1の加熱時間とし
    た場合の前記ガスセンサの出力と比較したとき、検知対
    象の被検知ガスを検知したときの前記ガスセンサの出力
    が増大し、前記被検知ガスに対して雑ガスとなるエタノ
    ールを検知したときの前記ガスセンサの出力が低下し
    て、エタノールに対する前記ガスセンサの出力が被検知
    ガスに対する前記ガスセンサの出力より小さくなるよう
    に前記第2の加熱時間を設定した第2の断続加熱状態に
    なるように前記通電駆動手段を動作させる第2の加熱制
    御信号を発生する第2の制御信号発生手段と、 前記ガスセンサの出力が第1の所定値以下のとき前記第
    1の加熱制御信号によって、第1の所定値以上のとき前
    記第2の加熱制御信号によって前記通電駆動手段をそれ
    ぞれ動作させる加熱切換制御手段と、 前記ガスセンサの出力が第1の所定値以上に増大して前
    記ガスセンサが第2の断続加熱状態にされたとき、前記
    ガスセンサの出力が第2の所定値以上になったことによ
    り、被検知ガスを検出するガス検出手段とを備えること
    を特徴とするガス検知装置。
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