JP2000346558A - 乾燥装置 - Google Patents
乾燥装置Info
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- JP2000346558A JP2000346558A JP11158960A JP15896099A JP2000346558A JP 2000346558 A JP2000346558 A JP 2000346558A JP 11158960 A JP11158960 A JP 11158960A JP 15896099 A JP15896099 A JP 15896099A JP 2000346558 A JP2000346558 A JP 2000346558A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 間欠燃焼時の平均熱風温度を表示するとき、
その表示値の変動を少なくすることにより安定した温度
情報をオペレータに知らせることができるようにする。 【解決手段】 バーナーの間欠燃焼制御機構を備えた乾
燥装置であって、間欠燃焼時の熱風温度を一定時間毎に
検出してその平均熱風温度を算出し、算出した温度値が
前回の表示値よりも一定値以上異なる場合は前回の表示
値に一定の変更を加えて表示し、それ以外の場合は算出
した温度値をそのまま表示する。
その表示値の変動を少なくすることにより安定した温度
情報をオペレータに知らせることができるようにする。 【解決手段】 バーナーの間欠燃焼制御機構を備えた乾
燥装置であって、間欠燃焼時の熱風温度を一定時間毎に
検出してその平均熱風温度を算出し、算出した温度値が
前回の表示値よりも一定値以上異なる場合は前回の表示
値に一定の変更を加えて表示し、それ以外の場合は算出
した温度値をそのまま表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収穫穀物の乾燥を
行う乾燥装置に関するものであり、詳しくは間欠燃焼時
の平均熱風温度を表示するときの変動を少なくすること
により安定した温度情報を知らせることができる乾燥装
置に関するものである。
行う乾燥装置に関するものであり、詳しくは間欠燃焼時
の平均熱風温度を表示するときの変動を少なくすること
により安定した温度情報を知らせることができる乾燥装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】収穫した穀物は、通常、その変質防止や
貯蔵性向上を目的とした乾燥を行うが、その乾燥方法と
しては、バーナーによって熱せられた熱風の中を穀物を
移動させながら乾燥する方法が一般的である。この際の
バーナーの燃焼法式として、間欠方式と連続方式とがあ
るが、間欠方式のほうが連続方式よりも安価に調節可能
であり、燃焼量は同じで、再点火も簡単である。
貯蔵性向上を目的とした乾燥を行うが、その乾燥方法と
しては、バーナーによって熱せられた熱風の中を穀物を
移動させながら乾燥する方法が一般的である。この際の
バーナーの燃焼法式として、間欠方式と連続方式とがあ
るが、間欠方式のほうが連続方式よりも安価に調節可能
であり、燃焼量は同じで、再点火も簡単である。
【0003】ところで、間欠燃焼方式を採用した場合、
間欠周期における平均熱風温度を検出および算出して表
示することでオペレータに温度情報を知らせることが可
能である。しかしながら、燃焼時の熱風温度を検出して
その平均値を算出する方法は、算出値にばらつきが出や
すく、間欠周期ごとの温度表示のばらつきが大きいと、
実際にはすぐに処置を採らなくても問題が無い場合であ
っても、オペレータには必要以上の不安感ないしは動揺
を与えてしまうという問題がある。
間欠周期における平均熱風温度を検出および算出して表
示することでオペレータに温度情報を知らせることが可
能である。しかしながら、燃焼時の熱風温度を検出して
その平均値を算出する方法は、算出値にばらつきが出や
すく、間欠周期ごとの温度表示のばらつきが大きいと、
実際にはすぐに処置を採らなくても問題が無い場合であ
っても、オペレータには必要以上の不安感ないしは動揺
を与えてしまうという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題を解決するために為されたものであり、その目的と
するところは、間欠燃焼時の平均熱風温度を表示すると
き、その表示値の変動を少なくすることにより安定した
温度情報をオペレータに知らせることができるようにす
ることにある。
問題を解決するために為されたものであり、その目的と
するところは、間欠燃焼時の平均熱風温度を表示すると
き、その表示値の変動を少なくすることにより安定した
温度情報をオペレータに知らせることができるようにす
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、バーナーの間欠燃焼制御機構を備えた乾
燥装置において、間欠燃焼時の熱風温度を一定時間毎に
検出するとともにその平均熱風温度を算出し、このとき
算出した温度値が前回の表示値よりも一定値以上異なる
場合は前回の表示値に一定の変更を加えて表示し、それ
以外の場合は算出した温度値をそのまま表示することを
特徴とするものである。
決するために、バーナーの間欠燃焼制御機構を備えた乾
燥装置において、間欠燃焼時の熱風温度を一定時間毎に
検出するとともにその平均熱風温度を算出し、このとき
算出した温度値が前回の表示値よりも一定値以上異なる
場合は前回の表示値に一定の変更を加えて表示し、それ
以外の場合は算出した温度値をそのまま表示することを
特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明に係るバー
ナーの間欠燃焼制御機構を備えた乾燥装置の制御全体の
ブロック図である。すなわち、制御用マイクロコンピュ
ータ(CPU)1の入力側に入力インタフェース1aを
介してデジタルセンサ入力2、風圧センサ3、エアフロ
ーセンサ4、電源周波数パルス5、運転スイッチ6、燃
焼スイッチ7、停止スイッチ8、緊急停止スイッチ9、
張込量スイッチ10、設定水分スイッチ11、タイマ増
減スイッチ12、アナログセンサ入力13、モータ電流
変換電圧14、水分電圧15、熱風温度センサ16、外
気温度センサ17及び炎検出センサ18を接続し、出力
側に出力インタフェース1bを介して本機モータ19、
バルブモータ20、電磁ポンプ21、ブロワモータ2
2、イグナイタ23、モニタ表示部24及び水分計モー
タ25を接続する。
実施の形態について説明する。図1は本発明に係るバー
ナーの間欠燃焼制御機構を備えた乾燥装置の制御全体の
ブロック図である。すなわち、制御用マイクロコンピュ
ータ(CPU)1の入力側に入力インタフェース1aを
介してデジタルセンサ入力2、風圧センサ3、エアフロ
ーセンサ4、電源周波数パルス5、運転スイッチ6、燃
焼スイッチ7、停止スイッチ8、緊急停止スイッチ9、
張込量スイッチ10、設定水分スイッチ11、タイマ増
減スイッチ12、アナログセンサ入力13、モータ電流
変換電圧14、水分電圧15、熱風温度センサ16、外
気温度センサ17及び炎検出センサ18を接続し、出力
側に出力インタフェース1bを介して本機モータ19、
バルブモータ20、電磁ポンプ21、ブロワモータ2
2、イグナイタ23、モニタ表示部24及び水分計モー
タ25を接続する。
【0007】図2はコントローラパネルの平面図であ
る。図2に示すように、パネル面には、モニタ表示部2
4、運転スイッチ6、燃焼スイッチ7、停止スイッチ
8、緊急スイッチ9、タイマ増減スイッチ12、張込量
スイッチ10、設定水分スイッチ11を配置している。
る。図2に示すように、パネル面には、モニタ表示部2
4、運転スイッチ6、燃焼スイッチ7、停止スイッチ
8、緊急スイッチ9、タイマ増減スイッチ12、張込量
スイッチ10、設定水分スイッチ11を配置している。
【0008】図3は本発明における間欠燃焼制御のフロ
ーチャートである。処理を開始すると、まず予め設定し
た温度Tcと前回の平均熱風温度TBn-1(A)(なお便宜
上、本明細書中では(A)は平均値であることを示し、図
3中では記号の上にバーを付して示している。)より電
磁ポンプ21のオン時間を設定し(ステップ31)、連続
燃焼かどうかを判定し(ステップ32)、否であれば点火
処理を行い(ステップ33)、TBn-1(A)の値をモニタに
表示する(ステップ34)。
ーチャートである。処理を開始すると、まず予め設定し
た温度Tcと前回の平均熱風温度TBn-1(A)(なお便宜
上、本明細書中では(A)は平均値であることを示し、図
3中では記号の上にバーを付して示している。)より電
磁ポンプ21のオン時間を設定し(ステップ31)、連続
燃焼かどうかを判定し(ステップ32)、否であれば点火
処理を行い(ステップ33)、TBn-1(A)の値をモニタに
表示する(ステップ34)。
【0009】そして、間欠燃焼時の熱風温度TBを熱風
温度センサ16で一定時間毎に検出してその値を読み込
み(ステップ35)、その間欠周期が終了するまで上記読
み込みを繰り返し(ステップ36)、その間欠周期が終了
したら、その検出した熱風温度の平均値を算出する(ス
テップ37)。そして、算出した平均熱風温度TBn(A)
と前回の表示温度TBn-1'(A)との比較を行い(ステップ
38)、両者の差の絶対値の大きさが、予め任意に設定
した一定値ΔTよりも大きいかどうかを判定する(ステ
ップ39)。ここで、ΔTよりも小さければ、算出した
平均熱風温度を表示、つまり今回の表示温度TBn'(A)
=TBn(A)としてモニタに表示し(ステップ41)、一
方ΔTよりも大きければ、前回の表示温度に一定の変更
を加え、つまりTBn'(A)=TBn-1'(A) ±2としてモ
ニタに表示する(ステップ40)。
温度センサ16で一定時間毎に検出してその値を読み込
み(ステップ35)、その間欠周期が終了するまで上記読
み込みを繰り返し(ステップ36)、その間欠周期が終了
したら、その検出した熱風温度の平均値を算出する(ス
テップ37)。そして、算出した平均熱風温度TBn(A)
と前回の表示温度TBn-1'(A)との比較を行い(ステップ
38)、両者の差の絶対値の大きさが、予め任意に設定
した一定値ΔTよりも大きいかどうかを判定する(ステ
ップ39)。ここで、ΔTよりも小さければ、算出した
平均熱風温度を表示、つまり今回の表示温度TBn'(A)
=TBn(A)としてモニタに表示し(ステップ41)、一
方ΔTよりも大きければ、前回の表示温度に一定の変更
を加え、つまりTBn'(A)=TBn-1'(A) ±2としてモ
ニタに表示する(ステップ40)。
【0010】ここで、間欠周期を例えば25秒に設定し
た場合、バーナーのオン時間(つまり電磁ポンプのオン
時間であり燃焼時間である)は5秒から25秒の間で可
変でき、各間欠周期において0.5秒間隔で熱風温度を
検出し、それらの平均値を算出する。また、本実施形態
では、上述のように、前回の表示温度に対する変更幅の
限界を±2℃としたが、もちろんこれに限定するわけで
はなく、上記のΔTの大きさ等を考慮して任意に設定す
ることができ、例えば間欠周期毎のバーナーのオン時間
が変わらない場合は、±1℃で限界を設けるようにして
も構わない。
た場合、バーナーのオン時間(つまり電磁ポンプのオン
時間であり燃焼時間である)は5秒から25秒の間で可
変でき、各間欠周期において0.5秒間隔で熱風温度を
検出し、それらの平均値を算出する。また、本実施形態
では、上述のように、前回の表示温度に対する変更幅の
限界を±2℃としたが、もちろんこれに限定するわけで
はなく、上記のΔTの大きさ等を考慮して任意に設定す
ることができ、例えば間欠周期毎のバーナーのオン時間
が変わらない場合は、±1℃で限界を設けるようにして
も構わない。
【0011】このように、本発明の乾燥装置は、運転ス
イッチ6と燃焼スイッチ7にて一連の作業運転(張込、
通風、乾燥、排出)を行うコントローラでバーナーの間
欠燃焼制御を行い、 間欠燃焼時の熱風温度を一定時間
毎に検出し、その平均値を算出してモニタに温度表示す
るが、この算出した平均温度値が前回の温度表示より一
定値以上異なる場合は、算出した温度値をそのまま表示
しないで、前回の表示温度に一定の変更を加えたものを
モニタに表示するようにして、前回の表示温度に対する
変更量を一定に制限する構成としている。これで、間欠
燃焼時の熱風温度を表示するとき、その表示温度の変動
を少なくすることによって安定した温度情報をオペレー
タに知らせることができ、温度表示にばらつきがある場
合のオペレータの不安感を解消する。
イッチ6と燃焼スイッチ7にて一連の作業運転(張込、
通風、乾燥、排出)を行うコントローラでバーナーの間
欠燃焼制御を行い、 間欠燃焼時の熱風温度を一定時間
毎に検出し、その平均値を算出してモニタに温度表示す
るが、この算出した平均温度値が前回の温度表示より一
定値以上異なる場合は、算出した温度値をそのまま表示
しないで、前回の表示温度に一定の変更を加えたものを
モニタに表示するようにして、前回の表示温度に対する
変更量を一定に制限する構成としている。これで、間欠
燃焼時の熱風温度を表示するとき、その表示温度の変動
を少なくすることによって安定した温度情報をオペレー
タに知らせることができ、温度表示にばらつきがある場
合のオペレータの不安感を解消する。
【0012】次に、本発明に関連して、間欠燃焼時の燃
焼時間が変更された場合は温度表示変更の制限量を緩め
るようにする乾燥装置について説明する。図4はこの間
欠燃焼制御のフローチャートである。前述の実施形態と
同様に、間欠燃焼時の熱風温度TBを熱風温度センサ1
6で一定時間毎に検出してその値を読み込み(ステップ
50)、その間欠周期が終了するまで上記読み込みを繰
り返し(ステップ51)、その間欠周期が終了したら、そ
の検出した熱風温度の平均値を算出する(ステップ5
2)。そして、算出した平均熱風温度TBn(A)と前回の
表示温度TBn-1'(A)との比較を行い(ステップ53)、
両者の差の絶対値の大きさが、一定値ΔTよりも大きい
かどうかの判定を行う(ステップ54)。
焼時間が変更された場合は温度表示変更の制限量を緩め
るようにする乾燥装置について説明する。図4はこの間
欠燃焼制御のフローチャートである。前述の実施形態と
同様に、間欠燃焼時の熱風温度TBを熱風温度センサ1
6で一定時間毎に検出してその値を読み込み(ステップ
50)、その間欠周期が終了するまで上記読み込みを繰
り返し(ステップ51)、その間欠周期が終了したら、そ
の検出した熱風温度の平均値を算出する(ステップ5
2)。そして、算出した平均熱風温度TBn(A)と前回の
表示温度TBn-1'(A)との比較を行い(ステップ53)、
両者の差の絶対値の大きさが、一定値ΔTよりも大きい
かどうかの判定を行う(ステップ54)。
【0013】ここで、前回の燃焼時に比べて燃焼時間が
変更されたかどうかを判定し(ステップ55)、変更が
なければ、ΔT=2℃と設定し(ステップ56)、上記
のΔTよりも大きいかどうかの判定を行う(ステップ5
8)。そして、ΔTよりも小さければ、算出した平均熱
風温度を表示、つまり今回の表示温度TBn'(A)=TB
n(A)としてモニタに表示し(ステップ60)、ΔTより
も大きければ、前回の表示温度に一定の変更を加え、つ
まりTBn'(A)=TBn-1'(A) ±ΔTとしてモニタに表
示する(ステップ59)。この場合は前述の実施形態と同
様である。一方、上記ステップ55で燃焼時間が変更さ
れた場合は、ΔT=4℃として先よりも大きく設定して
(ステップ57)、上記のΔTよりも大きいかどうかの
判定を行ない(ステップ58)、上記と同様、ΔTより
も小さければ、今回の表示温度TBn'(A)=TBn(A)
としてモニタに表示し(ステップ60)、ΔTよりも大き
ければ、TBn'(A)=TBn-1'(A) ±ΔTとしてモニタ
に表示する(ステップ59)。
変更されたかどうかを判定し(ステップ55)、変更が
なければ、ΔT=2℃と設定し(ステップ56)、上記
のΔTよりも大きいかどうかの判定を行う(ステップ5
8)。そして、ΔTよりも小さければ、算出した平均熱
風温度を表示、つまり今回の表示温度TBn'(A)=TB
n(A)としてモニタに表示し(ステップ60)、ΔTより
も大きければ、前回の表示温度に一定の変更を加え、つ
まりTBn'(A)=TBn-1'(A) ±ΔTとしてモニタに表
示する(ステップ59)。この場合は前述の実施形態と同
様である。一方、上記ステップ55で燃焼時間が変更さ
れた場合は、ΔT=4℃として先よりも大きく設定して
(ステップ57)、上記のΔTよりも大きいかどうかの
判定を行ない(ステップ58)、上記と同様、ΔTより
も小さければ、今回の表示温度TBn'(A)=TBn(A)
としてモニタに表示し(ステップ60)、ΔTよりも大き
ければ、TBn'(A)=TBn-1'(A) ±ΔTとしてモニタ
に表示する(ステップ59)。
【0014】間欠燃焼時の燃焼時間が変化した場合は熱
風温度も変化するため、平均熱風温度を算出した結果が
前回の表示値より一定値以上離れている場合は温度表示
の変更幅を制限する構成としたとき、その変更幅を抑え
すぎると実際の変化そのものを表示できない可能性があ
るが、本実施形態のように、前回の燃焼時に比べて燃焼
時間が変化している場合は変更幅の制限を大きくするこ
とで、熱風温度表示を実際の変化に則して適切に行うこ
とができる。
風温度も変化するため、平均熱風温度を算出した結果が
前回の表示値より一定値以上離れている場合は温度表示
の変更幅を制限する構成としたとき、その変更幅を抑え
すぎると実際の変化そのものを表示できない可能性があ
るが、本実施形態のように、前回の燃焼時に比べて燃焼
時間が変化している場合は変更幅の制限を大きくするこ
とで、熱風温度表示を実際の変化に則して適切に行うこ
とができる。
【0015】次に、本発明に関連して、バーナーの着火
を炎検出センサで検出して着火・消火判定を行うとき、
着火判定電圧を電源周波数により区別して設定するよう
にした乾燥装置について説明する。この乾燥装置は、バ
ーナーの着火を炎検出センサ18(一般には硫化カドニ
ウムが使用される)で電圧変化として検出し、予め設定
した着火判定電圧により着火・消火の判定を行う場合、
電源周波数(50Hzあるいは60Hz)に応じた2種
類の着火判定電圧を予め設定することにより、電源周波
数によってバーナーを構成する機器の特性が変化(例え
ば燃料供給ポンプの流量変化やブロアモータの回転数変
化による風量変化など)して燃焼状態が変っても、適切
な着火判定を行うことができるものである。
を炎検出センサで検出して着火・消火判定を行うとき、
着火判定電圧を電源周波数により区別して設定するよう
にした乾燥装置について説明する。この乾燥装置は、バ
ーナーの着火を炎検出センサ18(一般には硫化カドニ
ウムが使用される)で電圧変化として検出し、予め設定
した着火判定電圧により着火・消火の判定を行う場合、
電源周波数(50Hzあるいは60Hz)に応じた2種
類の着火判定電圧を予め設定することにより、電源周波
数によってバーナーを構成する機器の特性が変化(例え
ば燃料供給ポンプの流量変化やブロアモータの回転数変
化による風量変化など)して燃焼状態が変っても、適切
な着火判定を行うことができるものである。
【0016】図5はこのような着火判定を行う場合のフ
ローチャートである。処理を開始すると、まず電源周波
数検出回路により、電源周波数パルスを読み込み(ステ
ップ61)、電源周波数を検出する(ステップ62)。す
なわち、60Hzかどうかを検出し、60Hzでなけれ
ば、50Hzかどうかを検出する(ステップ63、6
5)。電源周波数が60Hzであれば予め設定した着火
判定電圧V1を入力し、50Hzであれば着火判定電圧
V2(V1とは異なる)を入力して(ステップ64、6
6)、これに基づき着火判定を行う。なお、電源周波数
が60Hzでも50Hzでもなければ、電源周波数に異
常があるとして処理を行う(ステップ67)。図6は炎検
出センサで検出した電圧の変化を示したものである。こ
のように、電源周波数に応じてそれぞれ異なる着火判定
電圧を設定することで、電源周波数の変更によりバーナ
ーの燃焼状態が変っても、適切な着火判定を行うことが
可能である。
ローチャートである。処理を開始すると、まず電源周波
数検出回路により、電源周波数パルスを読み込み(ステ
ップ61)、電源周波数を検出する(ステップ62)。す
なわち、60Hzかどうかを検出し、60Hzでなけれ
ば、50Hzかどうかを検出する(ステップ63、6
5)。電源周波数が60Hzであれば予め設定した着火
判定電圧V1を入力し、50Hzであれば着火判定電圧
V2(V1とは異なる)を入力して(ステップ64、6
6)、これに基づき着火判定を行う。なお、電源周波数
が60Hzでも50Hzでもなければ、電源周波数に異
常があるとして処理を行う(ステップ67)。図6は炎検
出センサで検出した電圧の変化を示したものである。こ
のように、電源周波数に応じてそれぞれ異なる着火判定
電圧を設定することで、電源周波数の変更によりバーナ
ーの燃焼状態が変っても、適切な着火判定を行うことが
可能である。
【0017】次に、本発明に関連して、燃焼スイッチを
オンしただけでも一連の乾燥運転を行うことができる乾
燥装置について説明する。この乾燥装置は、運転スイッ
チ6と燃焼スイッチ7にて一連の作業運転(張込、乾
燥、排出)の操作を行う場合、燃焼スイッチ7をオンに
したときに運転状態を確認した上でバーナー関係の出力
を行うようにするもので、具体的には、燃焼スイッチ7
をオンにしたときに本機モータ19とバルブモータ20
の出力がオンされているときはそのままの状態でバーナ
ー関係の出力を行い、本機モータ19とバルブモータ2
0の出力がオフのときは本機モータ19とバルブモータ
20の出力をオンした後にバーナー関係の出力を行う構
成とする。
オンしただけでも一連の乾燥運転を行うことができる乾
燥装置について説明する。この乾燥装置は、運転スイッ
チ6と燃焼スイッチ7にて一連の作業運転(張込、乾
燥、排出)の操作を行う場合、燃焼スイッチ7をオンに
したときに運転状態を確認した上でバーナー関係の出力
を行うようにするもので、具体的には、燃焼スイッチ7
をオンにしたときに本機モータ19とバルブモータ20
の出力がオンされているときはそのままの状態でバーナ
ー関係の出力を行い、本機モータ19とバルブモータ2
0の出力がオフのときは本機モータ19とバルブモータ
20の出力をオンした後にバーナー関係の出力を行う構
成とする。
【0018】図7はこの乾燥装置の運転制御のフローチ
ャートである。処理を開始して、まず燃焼スイッチ7が
オンになっているかどうかを判定し(ステップ71)、オ
ンになっている場合は、本機モータ19とバルブモータ
20の出力を確認する(ステップ72)。そして、モータ
出力がオンになっているときは、そのままの状態でバー
ナー関係の出力をオンにする(ステップ73、76)。一
方、モータ出力がオフになっているときは、本機モータ
19とバルブモータ20の出力をオンにしてからバーナ
ー関係の出力をオンにする(ステップ73、74、7
5、76)。
ャートである。処理を開始して、まず燃焼スイッチ7が
オンになっているかどうかを判定し(ステップ71)、オ
ンになっている場合は、本機モータ19とバルブモータ
20の出力を確認する(ステップ72)。そして、モータ
出力がオンになっているときは、そのままの状態でバー
ナー関係の出力をオンにする(ステップ73、76)。一
方、モータ出力がオフになっているときは、本機モータ
19とバルブモータ20の出力をオンにしてからバーナ
ー関係の出力をオンにする(ステップ73、74、7
5、76)。
【0019】以上の構成によれば、燃焼スイッチをオン
にしただけでも一連の乾燥運転を行うことができるた
め、運転操作が簡単になる。しかも、燃焼スイッチをオ
ンにしたときは、そのときの運転状態を確認し、燃焼を
行う前には必ず本機のモータを運転することによって異
常発生や誤動作がなくなる。
にしただけでも一連の乾燥運転を行うことができるた
め、運転操作が簡単になる。しかも、燃焼スイッチをオ
ンにしたときは、そのときの運転状態を確認し、燃焼を
行う前には必ず本機のモータを運転することによって異
常発生や誤動作がなくなる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の乾
燥装置によれば、バーナーの間欠燃焼制御機構を備え、
間欠燃焼時の熱風温度を一定時間毎に検出するとともに
その平均熱風温度を算出し、このとき算出した温度値が
前回の表示値よりも一定値以上異なる場合は前回の表示
値に一定の変更を加えて表示し、それ以外の場合は算出
した温度値をそのまま表示するようにしたため、間欠燃
焼時の平均熱風温度を表示するとき、その表示値の変動
を少なくすることにより安定した温度情報をオペレータ
に知らせることができるという効果を奏する。
燥装置によれば、バーナーの間欠燃焼制御機構を備え、
間欠燃焼時の熱風温度を一定時間毎に検出するとともに
その平均熱風温度を算出し、このとき算出した温度値が
前回の表示値よりも一定値以上異なる場合は前回の表示
値に一定の変更を加えて表示し、それ以外の場合は算出
した温度値をそのまま表示するようにしたため、間欠燃
焼時の平均熱風温度を表示するとき、その表示値の変動
を少なくすることにより安定した温度情報をオペレータ
に知らせることができるという効果を奏する。
【図1】本発明に係る乾燥装置の制御のブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る乾燥装置のコントローラパネルの
平面図である。
平面図である。
【図3】本発明に係る乾燥装置の制御のフローチャート
である。
である。
【図4】本発明の他の実施形態のフローチャートであ
る。
る。
【図5】電源周波数により着火判定電圧の設定を行う場
合のフローチャートである。
合のフローチャートである。
【図6】炎検出センサで検出した電圧変化を示すチャー
トである。
トである。
【図7】本発明に係る乾燥装置の運転制御のフローチャ
ートである。
ートである。
1 CPU 1a 入力インタフェース 1b 出力インタフェース 5 電源周波数パルス 6 運転スイッチ 7 燃焼スイッチ 8 停止スイッチ 9 緊急停止スイッチ 10 張込量スイッチ 11 設定水分スイッチ 12 タイマ増減スイッチ 16 熱風温度センサ 18 炎検出センサ 19 本機モータ 20 バルブモータ 21 電磁ポンプ 22 ブロアモータ 24 モニタ表示部
Claims (1)
- 【請求項1】 バーナーの間欠燃焼制御機構を備えた
乾燥装置において、間欠燃焼時の熱風温度を一定時間毎
に検出するとともにその平均熱風温度を算出し、このと
き算出した温度値が前回の表示値よりも一定値以上異な
る場合は前回の表示値に一定の変更を加えて表示し、そ
れ以外の場合は算出した温度値をそのまま表示すること
を特徴とする乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11158960A JP2000346558A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11158960A JP2000346558A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000346558A true JP2000346558A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15683123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11158960A Withdrawn JP2000346558A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000346558A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102914141A (zh) * | 2012-11-22 | 2013-02-06 | 昆山市大金机械设备厂 | 温控型烘箱的温控方法 |
JP2019045142A (ja) * | 2018-12-20 | 2019-03-22 | 井関農機株式会社 | 穀物乾燥機 |
JP2019066176A (ja) * | 2018-12-20 | 2019-04-25 | 井関農機株式会社 | 穀物乾燥機 |
-
1999
- 1999-06-07 JP JP11158960A patent/JP2000346558A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102914141A (zh) * | 2012-11-22 | 2013-02-06 | 昆山市大金机械设备厂 | 温控型烘箱的温控方法 |
JP2019045142A (ja) * | 2018-12-20 | 2019-03-22 | 井関農機株式会社 | 穀物乾燥機 |
JP2019066176A (ja) * | 2018-12-20 | 2019-04-25 | 井関農機株式会社 | 穀物乾燥機 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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