JP2000345717A - 高所塗装面に対する作業方法及び塗装剥離装置並びにゴンドラ - Google Patents

高所塗装面に対する作業方法及び塗装剥離装置並びにゴンドラ

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JP2000345717A JP11159694A JP15969499A JP2000345717A JP 2000345717 A JP2000345717 A JP 2000345717A JP 11159694 A JP11159694 A JP 11159694A JP 15969499 A JP15969499 A JP 15969499A JP 2000345717 A JP2000345717 A JP 2000345717A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高所にある塗装面に対する塗装剥離等の作業
を、飛散防止幕で覆うことなく、粉塵を回収しながら能
率良く低コストで行なえるようにする。 【手段】 高所にある塗装面に対して、作業側の面のみ
が開口したゴンドラ2をクレーン3により吊り下げて移
動させ、この開口の縁部8を塗装面に密着させて形成し
た密閉空間内でゴンドラに乗った作業者による塗装面に
対する作業を行わせる。この作業時に、この密閉空間内
に発生する粉塵をゴンドラ2から外部に引き出した吸引
ホース5a,6aにより回収することにより、飛散防止
幕を張設することなく、ゴンドラ外への粉塵の飛散をな
くし、かつ効率のよい粉塵の回収を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、高所にある塗装面
に対する塗装剥離等の作業を、周囲に粉塵を飛散させな
いで効率良く行うことができる高所塗装面に対する作業
方法及び塗装剥離装置、並びに、これに用いるゴンドラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】火力発電所の煙突や、ダムのゲート等の
高所にある塗装面の再塗装は、作業用のゴンドラをクレ
ーンで吊り下げて作業対象面に対向する位置に移動さ
せ、このゴンドラに乗った作業員により、古くなった塗
装を剥離した後に、新たに塗装を施すことによって行わ
れる。従来は、この塗装の剥離作業を、作業者が手に持
ったハンドグラインダーを塗装面に当てることにより行
っていた。しかし、この方法は能率が低いため、最近で
は、砂粒を混入した高圧エアーをノズルから塗装面に吹
き付けるサンドブラスト法が採用されるようになってい
る。
【0003】このサンドブラストは、作業に伴って使用
済みの砂や塗装剥離物が大量に発生し、粉塵となって周
囲に飛散する。そこで、環境汚染防止のため作業現場を
囲む飛散防止幕を張設し、これらの粉塵の回収を行なっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記飛散防止幕による
粉塵の回収は、粉塵が細かく大量に発生するものである
ため、飛散防止幕の設置に緻密で時間のかかる作業が要
求され、且つ粉塵の回収に多大の時間と手間が要求され
る。特に、作業現場は作業の進行に伴って移動するもの
であるため、飛散防止幕を繰り返し張設し直す必要があ
り、これによっても作業能率は著しく低下する。
【0005】そこで、本発明は、飛散防止幕で覆わなく
ても、高所にある塗装面に対する作業を、粉塵を回収し
ながら能率良く行なえる方法及び装置、並びに、これに
用いるゴンドラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る発明は、高所にある塗装面と対向する位置に、作業面
側にのみ開口した箱状のゴンドラをクレーンにより吊り
下げて移動させ、この開口の縁部を塗装面に密着させて
形成した密閉空間内で、ゴンドラに乗った作業者による
塗装面に対する作業を行わせ、この作業時に、この密閉
空間内に発生する粉塵をゴンドラから外部に引き出した
吸引ホースにより回収しながら作業を進めることを特徴
とする高所塗装面に対する作業方法である。
【0007】本発明の請求項2にかかる発明は、作業者
を乗せクレーンで吊り下げられて、高所にある塗装面と
対向する位置に移動し、作業面側にのみ形成した開口の
縁部を塗装面に密着させることにより密閉された作業空
間を形成する箱状のゴンドラと、砂を混入した高圧エア
ーを、ゴンドラ内に延ばされた供給ホースの先端に設け
たノズルから吐出させて塗料の剥離を行うサンドブラス
ト装置と、ゴンドラの底部に接続された砂回収用の吸引
ホースを通して、サンドブラスト作業に用いられた塗装
剥離物を含む砂を空気吸引し、この砂を空気と分離して
取り出す砂回収装置と、ゴンドラに接続された集塵用の
吸引ホースを通して、ゴンドラ内の粉塵を含んだ空気を
吸引し、この粉塵を除去して排気する集塵機とを備えた
ことを特徴とする塗装剥離装置である。
【0008】本発明の請求項3にかかる発明は、クレー
ンによって吊り下げられることにより、作業者を乗せて
高所にある塗装面と対向する位置に移動するゴンドラで
あって、このゴンドラが、作業面側にのみ開口した箱状
に形成され、且つ、この開口を塗装面に密着させたと
き、密閉された作業空間が形成されるように、開口の縁
部が塗装面に倣う形に成形されていることを特徴とす
る。
【0009】本発明の請求項4にかかる発明は、請求項
3に記載したゴンドラに、開口の縁部と塗装面との密着
状態を保持する密着保持部材と、ゴンドラの内部空間を
上方の作業室と下方の砂回収室に仕切る砂落とし用の床
材を付加したものである。
【0010】本発明の請求項5にかかる発明は、請求項
3又は4に記載したゴンドラにおいて、開口の縁部を、
各塗装面に倣う形状のものと交換可能なように、着脱可
能な構造としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の塗装剥離装置Aを、火力
発電所用煙突の塗装剥離に使用した実施形態を、図1に
示す。同図において、1は煙突、2はゴンドラ、3はゴ
ンドラを吊り下げるクレーン、4はサンドブラスト用の
砂を高圧エアー流に乗せて供給するサンドブラスト装
置、5はゴンドラ内でサンドブラストに使用された砂を
回収する砂回収装置、6はゴンドラ内の塵埃を含んだ空
気を吸引し、この塵埃を除去して排気する集塵機であ
る。
【0012】図示した煙突1は、火力発電所用の煙突で
ある。この煙突は、表面に塗装が施された鉄製のもの
で、例えば半径R=4mと径が非常に大きい。
【0013】ゴンドラ2は、例えば図2及び図3に示す
ような箱状のもので、軽量骨材で組み立てた枠に、塗装
作業を行う作業室の開口側の面を除いて、粉塵を通さな
い板材7を貼ることにより製作される。すなわち、天
面、左右側面、背面、前面下部及び底面を、板材7で完
全に閉じる。この板材7は、内部の作業状態が外部から
見え、且つ内部の作業者が外部を見ることができるよう
にするため、作業者に対面する部分に透明材を使用す
る。このゴンドラ2は、一部が幌等の可撓性のある素材
で形成されていてもよい。このゴンドラ2の大きさは、
クレーンによって移動する手間と、一回の作業面積との
関係を考慮して決められる。
【0014】このゴンドラの開口の縁部8は、塗装面に
密着させることにより、ゴンドラ内を密閉状態に保つも
のであり、塗装面に倣う形状とすると同時に、密着性を
高めるため、例えばゴム材料を用いる。
【0015】作業対象物は径の異なる煙突やダムのゲー
ト等であり、その塗装面形状が異なるため、これに対応
させるため、開口の縁部8を交換可能とする。すなわ
ち、作業対象物に合せた形状を持つ開口縁形成材8aを
用意し、作業時に換装可能とする。これによって、各作
業対象物に合せて、開口の縁部の形状が異なる専用のゴ
ンドラを用意する必要がなく、製造並びに保管コストを
下げることが可能になる。作業対象物が煙突やダムのゲ
ートである場合の塗装面は、水平方向のみに所定の曲率
で曲り、垂直方向には直線形状を持つので、図示例で
は、ゴンドラ開口の上下にのみ開口縁形成材8aを取付
ける構造となっている。これは、天面及び作業室の床面
から塗装面側に延びる部分を、ねじ止め等により着脱自
在な構造としたもので、この開口縁形成材8aの先端面
は塗装面に倣う円弧形状を持つと同時に、例えばゴム材
料の縁部8が貼り付けられている。
【0016】また、このゴンドラには、縁部8と塗装面
の密着状態を保持するための密着保持部材が取付けられ
る。この密着保持部材は、作業中にゴンドラが揺れて、
塗装面から開口の縁部が離れることによる粉塵の外部飛
散を防止すると同時に、ゴンドラの姿勢を安定に保つこ
とにより作業能率を高めるためのものである。この実施
形態は、作業対象物が鉄製の煙突であるので、磁石が用
いられる。この磁石は、例えば、縁部8自体をゴム磁石
とし、ワンタッチで吸着状態と非吸着状態を切換えるこ
とができる周知の分離機構(図示省略)を備えるものと
する。これによって、構造がシンプルになり、クレーン
によるゴンドラ移動時の縁部8の脱着を容易に行うこと
ができる。
【0017】この密着保持部材には、所定の分離機構を
備えた吸盤を用いることもできる。この吸盤は、真空吸
着によって塗装面に被着するので、塗装面がコンクリー
ト等の非磁性材である場合も密着状態を確保できる。
【0018】このゴンドラ2には、ゴンドラ内を上方の
作業室2aと下方の砂回収室2bとに区分する床材9が
設けられる。この床材9は、砂の落下孔を持ちサンドブ
ラストに使用された砂と塗装剥離物を砂回収室2bに落
とし込むと同時に、作業者の足場となる。この床材9に
は、例えば複数のスリット孔を持つグレーティング材が
用いられる。
【0019】図示例の砂回収室2bは、上記床材9と、
前述したように左右側面、背面、前面下部、及び底面を
閉じる板材7によって囲まれて形成される。この底面の
板材7は、外部に突出する砂排出管10を取り付けた中
央底板11と、この中央底板11に向かって、左右両側
から降下して一体化する一対の傾斜板12,12とを組
み合わせたものである。この砂回収室2bの構造によっ
て、床材9を通過した砂は、砂排出管10に向かって自
然に流下する。
【0020】このように、砂の回収室2bを作業室2a
の下方に独立させて設けることにより、砂が作業室に溜
まって作業の邪魔になるのを防止し、かつ、砂の回収室
に設けた案内板等により、自重で下方に落下する砂を効
率よく回収できる。
【0021】また、このゴンドラ2には、図示しないホ
ース保持部が設けられ、サンドブラスト装置4から延ば
された供給ホース等の外部から引き込まれた各種ホース
を、外部との密閉状態を保って挿通・保持する機能を持
つ。
【0022】クレーン3は、煙突の塗装作業を行うとき
煙突の上部に設置され、高所に吊り下げたゴンドラ2
を、煙突1の外周に沿って、周方向及び上下方向に移動
させる。なお、高所とは、クレーンによってゴンドラを
吊り下げなければ、作業ができない場所を意味する。
【0023】サンドブラスト装置4は、地上に設置され
たエアーコンプレッサー13から供給された高圧エアー
に、タンク4aに入れた砂を混入させて送り出すもの
で、所定の高さに設けた中間足場14に設置される。砂
の混入は、上記高圧エアーの一部を上記タンク4aの内
部に送って加圧した状態で、タンク内の砂を、別に用意
した導出用のエアー流により、タンク4aの下部に設け
たバルブ4bを通して、高圧エアーの流路に送り出すこ
とにより行われる。砂が混入した高圧エアーは、ゴンド
ラ内に延びる供給ホース4cを通して、作業者の持つ供
給ホース先端のノズル4dに向かって送り出される。上
記導出用のエアー流は、エアーコンプレッサー13から
供給された高圧エアーの一部が用いられ、この流量調整
は、上記ノズル4dの付近に設けた調整レバー(図示省
略)によって行われる。このレバーによる作業者のリモ
コン操作によって吹き付ける砂の量を加減しながら、ノ
ズル4dから、塗装面に向かって砂の混入した高圧エア
ーを吹き付けて、塗装の剥離作業が進められる。
【0024】なお、上記エアーブラスト装置4のタンク
4aに入れられ、サンドブラストに用いられる砂は、例
えば、硬度があり研掃効果が高い珪砂が使用される。ま
た、このサンドブラスト装置4は、作業の進行に伴っ
て、数段に設けた中間足場14を移動させられる。
【0025】このサンドブラスト装置4には、付属装置
として清浄空気供給装置15が取付けられる。これは、
エアーコンプレッサ13から送られた高圧エアーの一部
をフィルタを通すことにより作業者用の清浄空気とし、
ゴンドラ内に延びる防塵面ホース15aを通して、作業
者の被る防塵面に清浄空気を供給するものである。
【0026】砂回収装置5は、ゴンドラの砂回収室2b
の底部から突出する砂排出管10に、接続された砂回収
用の吸引ホース5aと、砂回収用サイクロン5b、分離
器5c、吸引ファン5dとから構成される。吸引ホース
5aは、吸引ファン5dによる吸引力で、サンドブラス
ト作業に用いられた塗装剥離物を含む砂を、空気と共に
吸引して、砂回収用サイクロン5bに送り込む。砂回収
用サイクロン5bは、上部円筒部とその下に続く円錐部
からなるサイクロン本体16と、この円錐部の下に取出
し管を介してつながれた砂回収箱17を備えたものであ
る。砂を含んだ空気は、吸引ホース5aから、サイクロ
ン本体16の上部円筒部に接線方向から供給され、内周
面に沿って渦巻状に降下する空気流を形成する。このと
き、砂は遠心力によって器壁に沈着し、さらに重力と下
向きの気流によって、砂回収箱17に堆積する。この砂
は、所定の方法で塗装剥離物を取り除いて再利用され
る。一方、砂が落とされた空気は、サイクロン本体16
の中心部を上方に向かって流れ、上部に設けた出口管を
通って排出される。この空気は、邪魔板又はメッシュ板
等によって形成された分離器5cで残留した砂を取り除
かれた後、吸引ファン5dから大気中に排出される。
【0027】集塵機6は、吸引ホース6aを通して、ゴ
ンドラ内の粉塵を含んだ空気を吸引し、この粉塵を除去
して排気する。この集塵機は、例えば、並べられたフィ
ルタを通して吸引ファンで吸引するもので、このフィル
タに定期的に、圧搾空気を内部から吹き付けることによ
り、溜まった粉塵を集塵ボックスに落としながら集塵を
行うものを使用する。この吸引によって、ゴンドラ2の
隙間から、清浄な外気が取り込まれ、ゴンドラ内が清浄
化される。
【0028】上記実施形態は、本発明方法を煙突の塗装
剥離に適用した塗装剥離装置Aについて説明したもので
あったが、塗装面に対して作業を行う本発明方法は、ク
レーンで吊り下げたゴンドラに乗って行う、全ての塗装
面に対する作業に対して適用できるものである。これ
は、旧塗装の剥離作業及び新規塗装作業であり、この場
合に回収される粉塵は、サンドブラストに用いられた
砂、塗装面からの剥離物、及び吹き付けられた塗料の内
で、塗装面に被着しないで空気中に漂う部分等である。
【0029】例えば、塗料の塗布作業を行う場合は、サ
ンドブラスト装置4の代わりに、塗料を吹き付けるエア
ーガンを用い、ゴンドラ内の塗料の飛散物を回収する吸
引ホース6aのみを用いて同様に行うことができる。こ
の場合のゴンドラは、砂の回収室2bを持たないもので
あっても良い。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1の高所塗装面に対する
作業方法は、塗装面に対して作業を行うゴンドラが、作
業空間を密閉する構造を持つので、飛散防止幕を張設す
る必要がない。また、作業に伴ってゴンドラ内に発生す
る粉塵が吸引ホースによって回収されるため、これがゴ
ンドラの周囲に飛散せず、且つ作業者が作業を行うゴン
ドラ内を清浄化しつつ作業を行うことができる。したが
って、塗装面に対する作業を、環境汚染をなくして能率
よく低コストに行うことができる。
【0031】本発明の請求項2の塗装剥離装置は、サン
ドブラストにより発生した粉塵を、自重によりゴンドラ
の底部に溜まる塗装剥離物を含む砂と、軽量であるため
ゴンドラ内に漂う塵埃とに分けてゴンドラ内で完全に回
収し、サンドブラスト用の砂を再利用のために回収する
と同時に、ゴンドラ内の作業空間を清浄化しつつ作業を
継続させる。このため、環境汚染のおそれを無くしなが
ら、能率よく低コストに塗装の剥離作業を進めることが
できる。
【0032】本発明の請求項3のゴンドラは、請求項1
の方法又は請求項2の装置で使用されるもので、作業面
側にのみに形成した開口の縁部を塗装面に密着させるこ
とによって、塗装面を囲む密閉された作業空間を形成す
る。これによって、飛散防止幕を張設しなくても、作業
によって生じた粉塵の外部への飛散を防止でき、環境汚
染のおそれを無く作業を行うことができる。
【0033】本発明の請求項4のゴンドラは、請求項3
のゴンドラに、作業空間の密閉状態を確保する磁石や吸
盤等の密着保持部材と、作業室の下側に砂回収室を形成
する砂落とし用の床材を付設している。この密着保持部
材により、ゴンドラが揺れて、塗装面から開口の縁部が
離れることによる粉塵の外部飛散を防止すると同時に、
ゴンドラ姿勢の安定化により作業能率を高めることがで
きる。また、砂の回収室を作業室の下方に独立させて設
けることにより、砂が作業室に溜まって作業の邪魔にな
るのを防止し、かつ、砂の回収室に設けた案内板等によ
り、自重で下方に落下する砂を効率よく回収できる。
【0034】本発明の請求項5のゴンドラは、開口の縁
部を、各塗装面に倣う形状のものと交換可能としたの
で、各作業対象物に対して1台のゴンドラを共用でき
る。したがって、各作業対象物に対応する専用のゴンド
ラを用意する場合の製造並びに保管の費用が不要とな
り、コストを下げることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を煙突の塗装剥離に用いた実施形態を
示す図である。
【図2】 図1に示すゴンドラの構成例を示す斜視図で
ある。
【図3】 図2に示すゴンドラを示す図で、(a)は正
面図、(b)は左側面図、(c)は平面図である。
【符号の説明】
1 煙突 2 ゴンドラ 3 ゴンドラを吊り下げるクレーン 4 サンドブラスト装置 5 砂回収装置 6 集塵機 8 ゴンドラの開口の縁部 8a 開口縁形成材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高所にある塗装面と対向する位置に、作
    業面側にのみ開口した箱状のゴンドラをクレーンにより
    吊り下げて移動させ、この開口の縁部を塗装面に密着さ
    せて形成した密閉空間内で、ゴンドラに乗った作業者に
    よる塗装面に対する作業を行わせ、この作業時に、この
    密閉空間内に発生する粉塵をゴンドラから外部に引き出
    した吸引ホースにより回収しながら作業を進めることを
    特徴とする高所塗装面に対する作業方法。
  2. 【請求項2】 作業者を乗せクレーンで吊り下げられ
    て、高所にある塗装面と対向する位置に移動し、作業面
    側にのみ形成した開口の縁部を塗装面に密着させること
    により密閉された作業空間を形成する箱状のゴンドラ
    と、 砂を混入した高圧エアーを、ゴンドラ内に延ばされた供
    給ホースの先端に設けたノズルから吐出させて塗料の剥
    離を行うサンドブラスト装置と、 ゴンドラの底部に接続された砂回収用の吸引ホースを通
    して、サンドブラスト作業に用いられた塗装剥離物を含
    む砂を空気吸引し、この砂を空気と分離して取り出す砂
    回収装置と、 ゴンドラに接続された集塵用の吸引ホースを通して、ゴ
    ンドラ内の粉塵を含んだ空気を吸引し、この粉塵を除去
    して排気する集塵機とを備えたことを特徴とする塗装剥
    離装置。
  3. 【請求項3】 クレーンによって吊り下げられることに
    より、作業者を乗せて高所にある塗装面と対向する位置
    に移動するゴンドラにおいて、 このゴンドラが、作業面側にのみ開口した箱状に形成さ
    れ、且つ、この開口を塗装面に密着させたとき、密閉さ
    れた作業空間が形成されるように、開口の縁部が塗装面
    に倣う形に成形されていることを特徴とするゴンドラ。
  4. 【請求項4】 開口の縁部と塗装面との密着状態を保持
    する密着保持部材と、ゴンドラの内部空間を上方の作業
    室と下方の砂回収室に仕切る砂落とし用の床材とを備え
    ていることを特徴とする請求項3に記載したゴンドラ。
  5. 【請求項5】 開口の縁部が、各塗装面に倣う形状のも
    のと交換可能なように、着脱可能な構造を持つことを特
    徴とする請求項3又は4に記載したゴンドラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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