JP2000345306A - 高磁場鉄損の優れた高磁束密度一方向性電磁鋼板 - Google Patents
高磁場鉄損の優れた高磁束密度一方向性電磁鋼板Info
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- JP2000345306A JP2000345306A JP11152342A JP15234299A JP2000345306A JP 2000345306 A JP2000345306 A JP 2000345306A JP 11152342 A JP11152342 A JP 11152342A JP 15234299 A JP15234299 A JP 15234299A JP 2000345306 A JP2000345306 A JP 2000345306A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高磁場鉄損の優れた高磁束密度一方向性電磁
鋼板を提供する。 【解決手段】 (1) 重量%で、C:0.005%以下、
Si:2.0〜7.0%などを含む組成からなり、鋼板
の結晶方位が{110}<001>の理想方位に対して
平均値で5度以下の方位のずれであり、鋼板の180度
磁区幅の平均が0.26mm超〜0.30mm以下、または
鋼板の磁区幅の0.4mm超の面積率が3%超〜20%以
下であることを特徴とする高磁場鉄損の優れた高磁束密
度一方向性電磁鋼板。
鋼板を提供する。 【解決手段】 (1) 重量%で、C:0.005%以下、
Si:2.0〜7.0%などを含む組成からなり、鋼板
の結晶方位が{110}<001>の理想方位に対して
平均値で5度以下の方位のずれであり、鋼板の180度
磁区幅の平均が0.26mm超〜0.30mm以下、または
鋼板の磁区幅の0.4mm超の面積率が3%超〜20%以
下であることを特徴とする高磁場鉄損の優れた高磁束密
度一方向性電磁鋼板。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器等の鉄心に
使用される一方向性電磁鋼板に関するものである。
使用される一方向性電磁鋼板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一方向性電磁鋼板は主に変圧器や発電機
の鉄心材料に使用される。この鋼板は製造工程の仕上焼
鈍で、二次再結晶を利用して{110}<001>方位
いわゆるゴス方位に高度に集積させた組織として低鉄損
を得ている。方向性電磁鋼板の鉄損は、JIS C 255
3 でW17/50 (B8 1.7T、50Hz の励磁条件下で
のエネルギー損失)で評価され、グレード分けされてい
る。
の鉄心材料に使用される。この鋼板は製造工程の仕上焼
鈍で、二次再結晶を利用して{110}<001>方位
いわゆるゴス方位に高度に集積させた組織として低鉄損
を得ている。方向性電磁鋼板の鉄損は、JIS C 255
3 でW17/50 (B8 1.7T、50Hz の励磁条件下で
のエネルギー損失)で評価され、グレード分けされてい
る。
【0003】変圧器の鉄心には巻き鉄心と積み鉄心の二
種類があるが、巻き鉄心、積み鉄心においても、トラン
スを小型化するために1.7Tより高い、例えば1.9
T程度の設計磁束密度とする場合がある。積み鉄心で
は、“日”、“目”型に鋼板を積層し鉄心とするため、
鉄心の設計磁束密度が1.7Tであっても、鉄心の局部
的には1.7T以上の磁束密度となるため、1.7T以
上の例えばW19/50 もトランス鉄損には大きく影響す
る。最近では地球環境の保全や省エネルギーの見地か
ら、更に鉄損の少ない方向性電磁鋼板が市場から求めら
れており、特に1.9Tのような高磁場でも鉄損の少な
い鋼板が求められている。
種類があるが、巻き鉄心、積み鉄心においても、トラン
スを小型化するために1.7Tより高い、例えば1.9
T程度の設計磁束密度とする場合がある。積み鉄心で
は、“日”、“目”型に鋼板を積層し鉄心とするため、
鉄心の設計磁束密度が1.7Tであっても、鉄心の局部
的には1.7T以上の磁束密度となるため、1.7T以
上の例えばW19/50 もトランス鉄損には大きく影響す
る。最近では地球環境の保全や省エネルギーの見地か
ら、更に鉄損の少ない方向性電磁鋼板が市場から求めら
れており、特に1.9Tのような高磁場でも鉄損の少な
い鋼板が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は鉄損W17/50 を
下げるべく、長年にわたり発明、改善がなされてきた。
しかし、上記のような最近の状況に鑑み、本発明の目的
は1.7Tより高く、励磁磁束密度の鉄損が少ない高磁
束密度一方向性電磁鋼板を提供することにある。
下げるべく、長年にわたり発明、改善がなされてきた。
しかし、上記のような最近の状況に鑑み、本発明の目的
は1.7Tより高く、励磁磁束密度の鉄損が少ない高磁
束密度一方向性電磁鋼板を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため以下の構成を要旨とする。 (1) 重量%で、 C :0.005%以下、 Si:2.0〜7.0%、 Mn:0.2%以下、 SおよびSeの1種または2種の合計:0.005%以
下を含有し、残部はFeと不可避的不純物の組成からな
り、鋼板の結晶方位が{110}<001>の理想方位
に対して平均値で5度以下の方位のずれであり、鋼板の
180度磁区幅の平均が0.26mm超〜0.30mm以
下、または鋼板の磁区幅の0.4mm超の面積率が3%超
〜20%以下であることを特徴とする高磁場鉄損の優れ
た高磁束密度一方向性電磁鋼板。
決するため以下の構成を要旨とする。 (1) 重量%で、 C :0.005%以下、 Si:2.0〜7.0%、 Mn:0.2%以下、 SおよびSeの1種または2種の合計:0.005%以
下を含有し、残部はFeと不可避的不純物の組成からな
り、鋼板の結晶方位が{110}<001>の理想方位
に対して平均値で5度以下の方位のずれであり、鋼板の
180度磁区幅の平均が0.26mm超〜0.30mm以
下、または鋼板の磁区幅の0.4mm超の面積率が3%超
〜20%以下であることを特徴とする高磁場鉄損の優れ
た高磁束密度一方向性電磁鋼板。
【0006】(2) 重量%でさらに、 Al:0.065%以下、 N :0.005%以下 を含有することを特徴とする前記(1)に記載の高磁場
鉄損の優れた高磁束密度一方向性電磁鋼板。 (3) 重量%でさらに、Sb,Sn,Cu,Mo,G
e,B,Te,As,CrおよびBiの1種または2種
以上を各々で0.003〜0.3%含有することを特徴
とする前記(1)または(2)に記載の高磁場鉄損の優
れた高磁束密度一方向性電磁鋼板。
鉄損の優れた高磁束密度一方向性電磁鋼板。 (3) 重量%でさらに、Sb,Sn,Cu,Mo,G
e,B,Te,As,CrおよびBiの1種または2種
以上を各々で0.003〜0.3%含有することを特徴
とする前記(1)または(2)に記載の高磁場鉄損の優
れた高磁束密度一方向性電磁鋼板。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細について説明
する。本発明者らは、W19/50 の少ない一方向性電磁鋼
板を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、結晶方位のずれ
と180度磁区幅を高度に制御することが非常に有効で
あることを見出した。そこで本発明者らは、高磁束密度
一方向性電磁鋼板の製造工程条件を種々変更し、W
19/50 の低いものと高いものを製造した。
する。本発明者らは、W19/50 の少ない一方向性電磁鋼
板を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、結晶方位のずれ
と180度磁区幅を高度に制御することが非常に有効で
あることを見出した。そこで本発明者らは、高磁束密度
一方向性電磁鋼板の製造工程条件を種々変更し、W
19/50 の低いものと高いものを製造した。
【0008】本発明の範囲にあるC:0.002%、S
i:3.25%、Mn:0.07%、S:0.001
%、Al:0.01%、T.N:0.001%、Sn:
0.11%、Cu:0.07%を含み、板厚0.23m
m、鋼板の結晶方位が{110}<001>に対して平
均値で3度のずれをもつサンプルの調査結果を以下に示
す。試料(1)はW17/50 :0.77W/kg 、
W19/50 :1.35W/kg で、試料(2)はW17/50 :
0.77W/kg 、W19/50 :1.49W/kg である。こ
こで注目すべきは、試料(1)と(2)では同じW
17/50 であるにもかかわらず、W 19/50 は差異が生じて
いることである。
i:3.25%、Mn:0.07%、S:0.001
%、Al:0.01%、T.N:0.001%、Sn:
0.11%、Cu:0.07%を含み、板厚0.23m
m、鋼板の結晶方位が{110}<001>に対して平
均値で3度のずれをもつサンプルの調査結果を以下に示
す。試料(1)はW17/50 :0.77W/kg 、
W19/50 :1.35W/kg で、試料(2)はW17/50 :
0.77W/kg 、W19/50 :1.49W/kg である。こ
こで注目すべきは、試料(1)と(2)では同じW
17/50 であるにもかかわらず、W 19/50 は差異が生じて
いることである。
【0009】この原因を解明するため、本発明者らは1
80磁区幅に着目した。鉄損は一般にヒステリシス損、
古典的渦電流損、異常渦電流損に分けられ、異常渦電流
損は総鉄損の約40%を占める。方向性電磁鋼板の場
合、異常渦電流損は180度磁区幅に比例して増加する
ことが知られている。
80磁区幅に着目した。鉄損は一般にヒステリシス損、
古典的渦電流損、異常渦電流損に分けられ、異常渦電流
損は総鉄損の約40%を占める。方向性電磁鋼板の場
合、異常渦電流損は180度磁区幅に比例して増加する
ことが知られている。
【0010】180度磁区幅については、T. Nozawa et
al.:IEEE Trans. Mag. No.4, MAG-14(1978), p.252
に、単結晶で結晶方位と180磁区幅の関係を定量化し
た報告がある。しかし、多結晶である一方向性電磁鋼板
製品の180度磁区幅を定量化した例はない。鋼板への
スクラッチ付与、レーザー照射や歯形ロールによる溝加
工は、180度磁区幅が狭幅化することはよく知られて
いるが、これらと180度磁区幅の関係も定量的に評価
した例はない。
al.:IEEE Trans. Mag. No.4, MAG-14(1978), p.252
に、単結晶で結晶方位と180磁区幅の関係を定量化し
た報告がある。しかし、多結晶である一方向性電磁鋼板
製品の180度磁区幅を定量化した例はない。鋼板への
スクラッチ付与、レーザー照射や歯形ロールによる溝加
工は、180度磁区幅が狭幅化することはよく知られて
いるが、これらと180度磁区幅の関係も定量的に評価
した例はない。
【0011】そこで本発明者らは、多結晶である高磁束
密度一方向性電磁鋼板の180度磁区幅の定量化を以下
の方法で行うことを考案した。図1にその方法を示す。
まず、鋼板試料をビッター法で180度磁区を現出させ
た。その後、5mmの升目をかぶせ、升目毎に180度磁
区数を計測した。1試料について190升測定し、19
0升の磁区幅の平均と分布を求め、当該試料の測定値と
した。合計すると1試料について約2000の180度
磁区数を計測し、180度磁区幅を定量した。 ・1升の磁区幅 =5mm/180度磁区数 ・当該試料の平均磁区幅 =190升の磁区幅の平均 ・当該試料の磁区幅 0.4mm超の面積率 =磁区幅 0.4mm
超の升数/190升
密度一方向性電磁鋼板の180度磁区幅の定量化を以下
の方法で行うことを考案した。図1にその方法を示す。
まず、鋼板試料をビッター法で180度磁区を現出させ
た。その後、5mmの升目をかぶせ、升目毎に180度磁
区数を計測した。1試料について190升測定し、19
0升の磁区幅の平均と分布を求め、当該試料の測定値と
した。合計すると1試料について約2000の180度
磁区数を計測し、180度磁区幅を定量した。 ・1升の磁区幅 =5mm/180度磁区数 ・当該試料の平均磁区幅 =190升の磁区幅の平均 ・当該試料の磁区幅 0.4mm超の面積率 =磁区幅 0.4mm
超の升数/190升
【0012】次に、この方法を用いて試料(1)と
(2)の180度磁区幅を比較した。図2に試料(1)
と(2)の磁区幅の分布を示す。図2において、磁区幅
の縦軸は範囲の上限を示す。例えば0.2は0〜0.2
mm以下で、0.4は02.mm超〜0.4mm以下である。
この比較において、平均磁区幅は、試料(1)は0.2
7mm、試料(2)は0.32mmであった。また磁区幅
0.4mm超の面積率は、試料(1)は13%、試料
(2)は24%であった。これより、180度磁区幅の
平均、磁区幅0.4mm超の面積率が試料(1)と(2)
で大きく異なることが判明した。
(2)の180度磁区幅を比較した。図2に試料(1)
と(2)の磁区幅の分布を示す。図2において、磁区幅
の縦軸は範囲の上限を示す。例えば0.2は0〜0.2
mm以下で、0.4は02.mm超〜0.4mm以下である。
この比較において、平均磁区幅は、試料(1)は0.2
7mm、試料(2)は0.32mmであった。また磁区幅
0.4mm超の面積率は、試料(1)は13%、試料
(2)は24%であった。これより、180度磁区幅の
平均、磁区幅0.4mm超の面積率が試料(1)と(2)
で大きく異なることが判明した。
【0013】180度磁区幅と鉄損W17/50 、W19/50
の関係を調査した実験結果を示す。C:0.002%、
Si:3.25%、Mn:0.07%、S:0.001
%、Al:0.01%、T.N:0.001%、Sn:
0.11%、Cu:0.07%を含み、板厚0.23mm
の製品を種々の製造方法で作成し、180度磁区幅の平
均と鉄損W17/50 、W19/50 を測定した。{110}<
001>方位の平均のずれ角は3度であった。
の関係を調査した実験結果を示す。C:0.002%、
Si:3.25%、Mn:0.07%、S:0.001
%、Al:0.01%、T.N:0.001%、Sn:
0.11%、Cu:0.07%を含み、板厚0.23mm
の製品を種々の製造方法で作成し、180度磁区幅の平
均と鉄損W17/50 、W19/50 を測定した。{110}<
001>方位の平均のずれ角は3度であった。
【0014】図3に180度磁区幅の平均とW17/50 の
関係、図4に180度磁区幅の平均とW19/50 の関係を
示す。図5には180度磁区幅の平均とW19/50 /W
17/50の関係を示す。W19/50 /W17/50 はW17/50 に
対するW19/50 の劣化の程度を意味する。180度磁区
幅の平均とW17/50 、W19/50 は良い相関があり、18
0度磁区幅の平均が狭くなるほどW17/50 、W19/50 が
下がることが分かる。さらに、180度磁区幅の平均が
狭くなるほどW19/50 /W17/50 は小さくなり、180
度磁区幅の平均を狭くするほど特に高磁場鉄損が良好に
なることが判明した。
関係、図4に180度磁区幅の平均とW19/50 の関係を
示す。図5には180度磁区幅の平均とW19/50 /W
17/50の関係を示す。W19/50 /W17/50 はW17/50 に
対するW19/50 の劣化の程度を意味する。180度磁区
幅の平均とW17/50 、W19/50 は良い相関があり、18
0度磁区幅の平均が狭くなるほどW17/50 、W19/50 が
下がることが分かる。さらに、180度磁区幅の平均が
狭くなるほどW19/50 /W17/50 は小さくなり、180
度磁区幅の平均を狭くするほど特に高磁場鉄損が良好に
なることが判明した。
【0015】図6は、C:0.002%、Si:3.2
5%、Mn:0.07%、S:0.001%、Al:
0.01%、T.N:0.001%、Sn:0.11
%、Cu:0.07%を含み、板厚0.23mmの製品を
種々の製造方法で作成し、180度磁区幅の平均が0.
28〜0.29mmの試料について、{110}<001
>方位の平均のずれ角とW19/50 /W17/50 の関係を調
査した結果である。{110}<001>方位の平均の
ずれ角はラウエ法で測定し、二次再結晶粒40個を測定
した平均値である。これより、ずれ角が5度以下である
と低いW19 /50 /W17/50 を得られることが分かる。
5%、Mn:0.07%、S:0.001%、Al:
0.01%、T.N:0.001%、Sn:0.11
%、Cu:0.07%を含み、板厚0.23mmの製品を
種々の製造方法で作成し、180度磁区幅の平均が0.
28〜0.29mmの試料について、{110}<001
>方位の平均のずれ角とW19/50 /W17/50 の関係を調
査した結果である。{110}<001>方位の平均の
ずれ角はラウエ法で測定し、二次再結晶粒40個を測定
した平均値である。これより、ずれ角が5度以下である
と低いW19 /50 /W17/50 を得られることが分かる。
【0016】次に、本発明の限定理由を説明する。下記
の成分は鋼中に存在する重量%である。Cは、0.00
5%を超えると磁気時効により製品の磁気特性を劣化さ
せるので、0.005%以下とした。
の成分は鋼中に存在する重量%である。Cは、0.00
5%を超えると磁気時効により製品の磁気特性を劣化さ
せるので、0.005%以下とした。
【0017】Siは、下限2.0%未満では渦電流損が
増大し良好な鉄損が得られず、上限7.0%を超えると
加工性が著しく劣化するため、2.0〜7.0%とす
る。
増大し良好な鉄損が得られず、上限7.0%を超えると
加工性が著しく劣化するため、2.0〜7.0%とす
る。
【0018】Mnは、0.2%以下を含む。製造工程で
インヒビターMnS,MnSeを形成し、高温焼鈍で
S、Seが純化され後に鋼中に残存したものである。
インヒビターMnS,MnSeを形成し、高温焼鈍で
S、Seが純化され後に鋼中に残存したものである。
【0019】SおよびSeのうちから選んだ1種または
2種合計は、インヒビターMnS,MnSeを形成し、
高温焼鈍でS,Seが純化され後に鋼中に残存したもの
であり、0.005%以下を含む。0.005%を超え
ると鉄損が悪化する。
2種合計は、インヒビターMnS,MnSeを形成し、
高温焼鈍でS,Seが純化され後に鋼中に残存したもの
であり、0.005%以下を含む。0.005%を超え
ると鉄損が悪化する。
【0020】Alは、製造工程でインヒビターAlNを
形成し、高温焼鈍でNが純化された後に鋼中に残存した
ものであり、0.065%以下を含む。インヒビターと
してAlNを使用しなくても構わない。
形成し、高温焼鈍でNが純化された後に鋼中に残存した
ものであり、0.065%以下を含む。インヒビターと
してAlNを使用しなくても構わない。
【0021】Nは、製造工程でインヒビターAlNを形
成し、高温焼鈍でNが純化された後、鋼中に残存したも
のであり、0.005%以下を含む。0.005%を超
えると鉄損が悪化する。インヒビターとしてAlNを使
用しなくても構わない。
成し、高温焼鈍でNが純化された後、鋼中に残存したも
のであり、0.005%以下を含む。0.005%を超
えると鉄損が悪化する。インヒビターとしてAlNを使
用しなくても構わない。
【0022】Sb,Sn,Cu,Mo,Ge,B,T
e,As,CrおよびBiから選ばれる1種または2種
以上の元素を製造工程でインヒビター、粒界偏析として
添加してもよく、必要に応じて各々0.003〜0.3
%含有させる。それらが製品の鋼中に含まれていても構
わない。
e,As,CrおよびBiから選ばれる1種または2種
以上の元素を製造工程でインヒビター、粒界偏析として
添加してもよく、必要に応じて各々0.003〜0.3
%含有させる。それらが製品の鋼中に含まれていても構
わない。
【0023】鋼板の180度磁区幅の平均は、図5より
0.26mm超〜0.30mm以下で高磁場鉄損を低くでき
る。鋼板の磁区幅0.44 mm超の面積率は、実施例に示
すように3%超〜20%以下で高磁場鉄損を低くでき
る。また、鋼板の結晶方位が{110}<001>の理
想方位に対する平均値は、図6より5度を超えると高磁
場鉄損を低くできない。
0.26mm超〜0.30mm以下で高磁場鉄損を低くでき
る。鋼板の磁区幅0.44 mm超の面積率は、実施例に示
すように3%超〜20%以下で高磁場鉄損を低くでき
る。また、鋼板の結晶方位が{110}<001>の理
想方位に対する平均値は、図6より5度を超えると高磁
場鉄損を低くできない。
【0024】本発明の高磁束密度一方向性電磁鋼板は、
その表面にフォルステライトやスピネルを主成分とする
一次皮膜と、絶縁皮膜(二次皮膜)を通常有する。しか
し、一次皮膜、二次皮膜ともになし、一次皮膜のみ、一
次皮膜なしで二次皮膜のみ、絶縁皮膜としてイオンプレ
ーティングなどによるTiN皮膜などでも何ら問題はな
い。
その表面にフォルステライトやスピネルを主成分とする
一次皮膜と、絶縁皮膜(二次皮膜)を通常有する。しか
し、一次皮膜、二次皮膜ともになし、一次皮膜のみ、一
次皮膜なしで二次皮膜のみ、絶縁皮膜としてイオンプレ
ーティングなどによるTiN皮膜などでも何ら問題はな
い。
【0025】次に、本発明による高磁束密度一方向性電
磁鋼板の製造方法について説明する。本発明の方向性電
磁鋼板は、重量%で、C:0.005%以下、Si:
2.0〜7.0%、ならびに通常のインヒビター成分、
必要に応じて粒界偏析成分を含み残余はFeおよび不可
避的不純物からなる溶鋼を、直接鋼帯に鋳造したコイ
ル、または溶鋼をスラブに鋳造し、常法に従いスラブ加
熱し、熱間圧延したコイルを出発材とし、必要により熱
延板焼鈍を行い、一回または中間焼鈍を挟む二回以上の
冷間圧延で最終板厚とする。
磁鋼板の製造方法について説明する。本発明の方向性電
磁鋼板は、重量%で、C:0.005%以下、Si:
2.0〜7.0%、ならびに通常のインヒビター成分、
必要に応じて粒界偏析成分を含み残余はFeおよび不可
避的不純物からなる溶鋼を、直接鋼帯に鋳造したコイ
ル、または溶鋼をスラブに鋳造し、常法に従いスラブ加
熱し、熱間圧延したコイルを出発材とし、必要により熱
延板焼鈍を行い、一回または中間焼鈍を挟む二回以上の
冷間圧延で最終板厚とする。
【0026】その後脱炭焼鈍を行い、高温焼鈍、皮膜塗
布、平坦化焼鈍を行い製品とする。製品に磁区制御、す
なわちレーザー照射、プラズマ照射、歯形ロールやエッ
チングによる溝加工などを施しても構わない。また、冷
延板、脱炭焼鈍板、高温焼鈍板などの中間工程で歯形ロ
ールやエッチングによる溝加工を行い磁区制御を行って
も構わない。
布、平坦化焼鈍を行い製品とする。製品に磁区制御、す
なわちレーザー照射、プラズマ照射、歯形ロールやエッ
チングによる溝加工などを施しても構わない。また、冷
延板、脱炭焼鈍板、高温焼鈍板などの中間工程で歯形ロ
ールやエッチングによる溝加工を行い磁区制御を行って
も構わない。
【0027】
【実施例】(実施例1)常法に従い高磁束密度一方向性
電磁鋼板の製品板を製造した。製品の成分は、C:0.
002%、Si:3.26%、Mn:0.06%、S:
0.001%、Al:0.01%、T.N:0.001
%、Sn:0.12%、Cu:0.07%であり、板厚
0.23mm、{110}<001>方位の平均のずれ角
は3度であった。これにレーザー照射を行い180度磁
区幅を変更した。レーザー照射条件は、照射列間隔6.
5mm、照射点間隔0.5mm、照射エネルギー0〜2.0
mJ/mm2 である。この時の180度磁区幅の平均、磁区
幅0.4mm超の面積率とW17/50 、W19/50 及びW
19/50 /W17/50 を表1に示す。これより、本発明例は
高磁場鉄損が優れていることが分かる。
電磁鋼板の製品板を製造した。製品の成分は、C:0.
002%、Si:3.26%、Mn:0.06%、S:
0.001%、Al:0.01%、T.N:0.001
%、Sn:0.12%、Cu:0.07%であり、板厚
0.23mm、{110}<001>方位の平均のずれ角
は3度であった。これにレーザー照射を行い180度磁
区幅を変更した。レーザー照射条件は、照射列間隔6.
5mm、照射点間隔0.5mm、照射エネルギー0〜2.0
mJ/mm2 である。この時の180度磁区幅の平均、磁区
幅0.4mm超の面積率とW17/50 、W19/50 及びW
19/50 /W17/50 を表1に示す。これより、本発明例は
高磁場鉄損が優れていることが分かる。
【0028】
【表1】
【0029】(実施例2)常法に従い高磁束密度一方向
性電磁鋼板の製品板を製造した。製品の成分は、C:
0.002%、Si:3.25%、Mn:0.06%、
S:0.001%、Al:0.01%、T.N:0.0
01%、Sn:0.11%、Cu:0.06%であり、
板厚0.23mm、{110}<001>方位の平均のず
れ角は3度であった。これに歯形ロールで溝加工を行い
180度磁区幅を変更した。溝加工の条件は、溝間隔5
mm、溝幅100μm、溝深さ0〜15μmである。この
時の180度磁区幅の平均、磁区幅0.4mm超の面積率
とW17/50 、W19/5 0 及びW19/50 /W17/50 を表2に
示す。これより、本発明例は高磁場鉄損が優れているこ
とが分かる。
性電磁鋼板の製品板を製造した。製品の成分は、C:
0.002%、Si:3.25%、Mn:0.06%、
S:0.001%、Al:0.01%、T.N:0.0
01%、Sn:0.11%、Cu:0.06%であり、
板厚0.23mm、{110}<001>方位の平均のず
れ角は3度であった。これに歯形ロールで溝加工を行い
180度磁区幅を変更した。溝加工の条件は、溝間隔5
mm、溝幅100μm、溝深さ0〜15μmである。この
時の180度磁区幅の平均、磁区幅0.4mm超の面積率
とW17/50 、W19/5 0 及びW19/50 /W17/50 を表2に
示す。これより、本発明例は高磁場鉄損が優れているこ
とが分かる。
【0030】
【表2】
【0031】(実施例3)常法に従い高磁束密度一方向
性電磁鋼板の製品板を製造した。製品の成分は、C:
0.002%、Si:3.27%、Mn:0.08%、
S:0.001%、Al:0.01%、T.N:0.0
01%、Sn:0.13%、Cu:0.07%であり、
板厚0.23mm、{110}<001>方位の平均のず
れ角は3度であった。エッチングによる溝加工を行い1
80度磁区幅を変更した。溝加工の条件は、溝間隔5m
m、溝幅150μm、溝深さ0〜40μmである。この
時の180度磁区幅の平均、磁区幅0.4mm超の面積率
とW17/50 、W19/5 0 及びW19/50 /W17/50 を表3に
示す。これより、本発明例は高磁場鉄損が優れているこ
とが分かる。
性電磁鋼板の製品板を製造した。製品の成分は、C:
0.002%、Si:3.27%、Mn:0.08%、
S:0.001%、Al:0.01%、T.N:0.0
01%、Sn:0.13%、Cu:0.07%であり、
板厚0.23mm、{110}<001>方位の平均のず
れ角は3度であった。エッチングによる溝加工を行い1
80度磁区幅を変更した。溝加工の条件は、溝間隔5m
m、溝幅150μm、溝深さ0〜40μmである。この
時の180度磁区幅の平均、磁区幅0.4mm超の面積率
とW17/50 、W19/5 0 及びW19/50 /W17/50 を表3に
示す。これより、本発明例は高磁場鉄損が優れているこ
とが分かる。
【0032】
【表3】
【0033】(実施例4)常法に従い高磁束密度一方向
性電磁鋼板の製品板を製造した。製品の成分は、C:
0.002%、Si:3.26%、Mn:0.06%、
S:0.001%、Se:0.001%、Al:0.0
1%、T.N:0.001%、Sb:0.07%、M
o:0.07%であり、板厚0.23mm、{110}<
001>方位の平均のずれ角は4度であった。一部は中
間工程の冷延板に種々の条件でエッチングによる溝加工
を行い180度磁区幅を変更した。溝加工の条件は、溝
間隔3mm、溝幅150μm、溝深さ0〜40μmであ
る。この時の180度磁区幅の平均、磁区幅0.4mm超
の面積率とW17/50 、W19/5 0 及びW19/50 /W17/50
を表4に示す。これより、本発明例は高磁場鉄損が優れ
ていることが分かる。
性電磁鋼板の製品板を製造した。製品の成分は、C:
0.002%、Si:3.26%、Mn:0.06%、
S:0.001%、Se:0.001%、Al:0.0
1%、T.N:0.001%、Sb:0.07%、M
o:0.07%であり、板厚0.23mm、{110}<
001>方位の平均のずれ角は4度であった。一部は中
間工程の冷延板に種々の条件でエッチングによる溝加工
を行い180度磁区幅を変更した。溝加工の条件は、溝
間隔3mm、溝幅150μm、溝深さ0〜40μmであ
る。この時の180度磁区幅の平均、磁区幅0.4mm超
の面積率とW17/50 、W19/5 0 及びW19/50 /W17/50
を表4に示す。これより、本発明例は高磁場鉄損が優れ
ていることが分かる。
【0034】
【表4】
【0035】(実施例5)常法に従い高磁束密度一方向
性電磁鋼板の製品板を製造した。製品の成分は、C:
0.002%、Si:3.28%、Mn:0.06%、
S:0.001%、Al:0.01%、T.N:0.0
01%、Sn:0.12%、Cu:0.07%であり、
板厚0.23mm、{110}<001>方位の平均のず
れ角は3度であった。製品の絶縁皮膜の張力を変更し、
180度磁区幅を変更した。この時の180度磁区幅の
平均、磁区幅0.4mm超の面積率とW17/50 、W19 /50
及びW19/50 /W17/50 を表5に示す。これより、本発
明例は高磁場鉄損が優れていることが分かる。
性電磁鋼板の製品板を製造した。製品の成分は、C:
0.002%、Si:3.28%、Mn:0.06%、
S:0.001%、Al:0.01%、T.N:0.0
01%、Sn:0.12%、Cu:0.07%であり、
板厚0.23mm、{110}<001>方位の平均のず
れ角は3度であった。製品の絶縁皮膜の張力を変更し、
180度磁区幅を変更した。この時の180度磁区幅の
平均、磁区幅0.4mm超の面積率とW17/50 、W19 /50
及びW19/50 /W17/50 を表5に示す。これより、本発
明例は高磁場鉄損が優れていることが分かる。
【0036】
【表5】
【0037】(実施例6)最終冷延率を種々変更し、常
法に従い高磁束密度一方向性電磁鋼板の製品板を製造し
た。製品の成分は、C:0.002%、Si:3.22
%、Mn:0.06%、S:0.001%、Al:0.
01%、T.N:0.001%、Sn:0.12%、C
u:0.07%であり、板厚0.23mm、180度磁区
幅の平均の平均は0.28〜0.29mm、磁区幅0.4
mm超の面積率は13〜17%であった。これにレーザー
照射を行った。レーザー照射条件は、照射列間隔6.5
mm、照射点間隔0.5mm、照射エネルギー0.8mJ/mm
2 である。このときの{110}<001>方位の平均
のずれ角とW17/50 、W19/50 及びW19/50 /W17/50
を表6に示す。これより、本発明例は高磁場鉄損が優れ
ていることが分かる。
法に従い高磁束密度一方向性電磁鋼板の製品板を製造し
た。製品の成分は、C:0.002%、Si:3.22
%、Mn:0.06%、S:0.001%、Al:0.
01%、T.N:0.001%、Sn:0.12%、C
u:0.07%であり、板厚0.23mm、180度磁区
幅の平均の平均は0.28〜0.29mm、磁区幅0.4
mm超の面積率は13〜17%であった。これにレーザー
照射を行った。レーザー照射条件は、照射列間隔6.5
mm、照射点間隔0.5mm、照射エネルギー0.8mJ/mm
2 である。このときの{110}<001>方位の平均
のずれ角とW17/50 、W19/50 及びW19/50 /W17/50
を表6に示す。これより、本発明例は高磁場鉄損が優れ
ていることが分かる。
【0038】
【表6】
【0039】(実施例7)常法に従い高磁束密度一方向
性電磁鋼板の製品板を製造した。製品の成分は、C:
0.002%、Si:3.26%、Mn:0.06%、
S:0.001%、Se:0.001%、Sb:0.0
7%、Mo:0.07%であり、板厚0.20mm、{1
10}<001>方位の平均のずれ角は5度であった。
一部は中間工程の冷延板に種々の条件でエッチングによ
る溝加工を行い、180度磁区幅を変更した。溝加工の
条件は、溝間隔3mm、溝幅150μm、溝深さ30μm
である。この時の180度磁区幅の平均、磁区幅0.4
mm超の面積率とW17/50 、W19/50 及びW19/50 /W
17/50 を表7に示す。これより、本発明例は高磁場鉄損
が優れていることが分かる。
性電磁鋼板の製品板を製造した。製品の成分は、C:
0.002%、Si:3.26%、Mn:0.06%、
S:0.001%、Se:0.001%、Sb:0.0
7%、Mo:0.07%であり、板厚0.20mm、{1
10}<001>方位の平均のずれ角は5度であった。
一部は中間工程の冷延板に種々の条件でエッチングによ
る溝加工を行い、180度磁区幅を変更した。溝加工の
条件は、溝間隔3mm、溝幅150μm、溝深さ30μm
である。この時の180度磁区幅の平均、磁区幅0.4
mm超の面積率とW17/50 、W19/50 及びW19/50 /W
17/50 を表7に示す。これより、本発明例は高磁場鉄損
が優れていることが分かる。
【0040】
【表7】
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
磁場鉄損の優れた高磁束密度一方向性電磁鋼板を提供で
き、その工業的効果は非常に大きい。
磁場鉄損の優れた高磁束密度一方向性電磁鋼板を提供で
き、その工業的効果は非常に大きい。
【図1】180度磁区幅測定方法を示す図。
【図2】試料(1)と試料(2)の180度磁区幅の分
布を示す図。
布を示す図。
【図3】180度磁区幅とW17/50 の関係を示す図。
【図4】180度磁区幅とW19/50 の関係を示す図。
【図5】180度磁区幅とW19/50 /W17/50 の関係を
示す図。
示す図。
【図6】{110}<001>方位の平均のずれ角とW
19/50 /W17/50 の関係を示す図。
19/50 /W17/50 の関係を示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】 重量%で、 C :0.005%以下、 Si:2.0〜7.0%、 Mn:0.2%以下、 SおよびSeの1種または2種の合計:0.005%以
下を含有し、残部はFeと不可避的不純物の組成からな
り、鋼板の結晶方位が{110}<001>の理想方位
に対して平均値で5度以下の方位のずれであり、鋼板の
180度磁区幅の平均が0.26mm超〜0.30mm以
下、または鋼板の磁区幅の0.4mm超の面積率が3%超
〜20%以下であることを特徴とする高磁場鉄損の優れ
た高磁束密度一方向性電磁鋼板。 - 【請求項2】 重量%でさらに、 Al:0.065%以下、 N :0.005%以下を含有することを特徴とする請
求項1に記載の高磁場鉄損の優れた高磁束密度一方向性
電磁鋼板。 - 【請求項3】 重量%でさらに、Sb,Sn,Cu,M
o,Ge,B,Te,As,CrおよびBiの1種また
は2種以上を各々で0.003〜0.3%含有すること
を特徴とする請求項1または2に記載の高磁場鉄損の優
れた高磁束密度一方向性電磁鋼板。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11152342A JP2000345306A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 高磁場鉄損の優れた高磁束密度一方向性電磁鋼板 |
KR1020000029042A KR100359622B1 (ko) | 1999-05-31 | 2000-05-29 | 고자장 철손 특성이 우수한 고자속밀도 일방향성 전자 강판 및 그의 제조방법 |
US09/580,888 US6565674B1 (en) | 1999-05-31 | 2000-05-30 | High flux density grain-oriented electrical steel sheet excellent in high magnetic field core loss property and method of producing the same |
EP00111033A EP1057898B1 (en) | 1999-05-31 | 2000-05-31 | High flux density grain-oriented electrical steel sheet excellent in high magnetic field core loss property and method of producing the same |
DE60044321T DE60044321D1 (de) | 1999-05-31 | 2000-05-31 | Kornorientiertes Elektrostahlblech mit hoher Flussdichte und niedrigem Wattverlust und dessen Herstellungsverfahren |
US10/402,682 US20030183304A1 (en) | 1999-05-31 | 2003-03-28 | High flux density grain-oriented electrical steel sheet excellent in high magnetic field core loss property and method of producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11152342A JP2000345306A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 高磁場鉄損の優れた高磁束密度一方向性電磁鋼板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000345306A true JP2000345306A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15538454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11152342A Pending JP2000345306A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 高磁場鉄損の優れた高磁束密度一方向性電磁鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000345306A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003027196A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-29 | Nippon Steel Corp | 高磁場鉄損と被膜特性に優れる超高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法 |
JP2003183790A (ja) * | 2002-11-01 | 2003-07-03 | Nippon Steel Corp | 高磁場鉄損と被膜特性に優れる超高磁束密度一方向性電磁鋼板 |
US7981223B2 (en) | 2001-07-16 | 2011-07-19 | Nippon Steel Corporation | Ultra-high magnetic flux density grain-oriented electrical steel sheet excellent in iron loss at a high magnetic flux density and film properties and method for producing the same |
JP2019505671A (ja) * | 2015-12-21 | 2019-02-28 | ポスコPosco | 方向性電磁鋼板及びその製造方法 |
JP2020169374A (ja) * | 2019-04-05 | 2020-10-15 | 日本製鉄株式会社 | 方向性電磁鋼板 |
JP2020169373A (ja) * | 2019-04-05 | 2020-10-15 | 日本製鉄株式会社 | 方向性電磁鋼板 |
-
1999
- 1999-05-31 JP JP11152342A patent/JP2000345306A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2020169373A (ja) * | 2019-04-05 | 2020-10-15 | 日本製鉄株式会社 | 方向性電磁鋼板 |
JP7319523B2 (ja) | 2019-04-05 | 2023-08-02 | 日本製鉄株式会社 | 方向性電磁鋼板 |
JP7319522B2 (ja) | 2019-04-05 | 2023-08-02 | 日本製鉄株式会社 | 方向性電磁鋼板 |
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