JP2000344545A - 硝子表面風化防止工法 - Google Patents
硝子表面風化防止工法Info
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- JP2000344545A JP2000344545A JP11192184A JP19218499A JP2000344545A JP 2000344545 A JP2000344545 A JP 2000344545A JP 11192184 A JP11192184 A JP 11192184A JP 19218499 A JP19218499 A JP 19218499A JP 2000344545 A JP2000344545 A JP 2000344545A
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- Japan
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- glass
- glass surface
- fluorine
- ionic bonding
- weathering
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目 的】 この発明は、硝子の風化防止に関する物
である 【構 成】 硝子の素地を露出させて、フッ素系の高
分子樹脂とイオン結合することにより密着された皮膜を
形成することを特徴とした硝子表面風化防止工法であ
る。
である 【構 成】 硝子の素地を露出させて、フッ素系の高
分子樹脂とイオン結合することにより密着された皮膜を
形成することを特徴とした硝子表面風化防止工法であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、硝子の風化及び、防
汚に関するものである。
汚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現状では、シリコン系やフッ素系樹脂を
塗布して硝子面に科学的密着された物が商品化されて市
場に販売されている。
塗布して硝子面に科学的密着された物が商品化されて市
場に販売されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現状の工法では、硝子
の素地を露出しないため、密着効果が弱く粉塵や物理的
接触作用により剥離され効果に問題が発生する等の耐久
性に課題が残されておる。他方、シリコン系樹脂の特質
である表面形状や保有する静電気により、汚染物質が付
着して硝子の透視度が悪くなるのが現況である。
の素地を露出しないため、密着効果が弱く粉塵や物理的
接触作用により剥離され効果に問題が発生する等の耐久
性に課題が残されておる。他方、シリコン系樹脂の特質
である表面形状や保有する静電気により、汚染物質が付
着して硝子の透視度が悪くなるのが現況である。
【0004】硝子は不安定な多分子結晶構造であり、水
や酸性ガス等と接触反応する特質により水垢・油膜を表
面に形成することで、硝子本来の特質である光沢や透明
性を損なうのである。
や酸性ガス等と接触反応する特質により水垢・油膜を表
面に形成することで、硝子本来の特質である光沢や透明
性を損なうのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】硝子は、Na+やH+の
溶出によって他の分子と化学結合することを応用して、
フッ素系の高分子樹脂をイオン化することで硝子とイオ
ン結合させることにより、密着効果の優れた皮膜を形成
することができる。尚、テフロンやシリコン系樹脂でも
同様に結合される。
溶出によって他の分子と化学結合することを応用して、
フッ素系の高分子樹脂をイオン化することで硝子とイオ
ン結合させることにより、密着効果の優れた皮膜を形成
することができる。尚、テフロンやシリコン系樹脂でも
同様に結合される。
【0006】イオン結合させるには、硝子面に化学結合
されたNaHCO2やNa2CO3を弗化物・無機酸・
増粘剤・界面活性剤の混合液を用いて除去する。
されたNaHCO2やNa2CO3を弗化物・無機酸・
増粘剤・界面活性剤の混合液を用いて除去する。
【0007】他方、硝子面に生成物が無い場合は、硝子
表面を無機物の研磨剤にて風化された層を物理的研磨に
て剥離して新しい素地を露出させ更に、クラスターの小
さいアルカリイオン水にて表面を安定させて、界面活性
洗浄液にて硝子面の付着物を除去する。
表面を無機物の研磨剤にて風化された層を物理的研磨に
て剥離して新しい素地を露出させ更に、クラスターの小
さいアルカリイオン水にて表面を安定させて、界面活性
洗浄液にて硝子面の付着物を除去する。
【0008】硝子面洗浄後、完全乾燥した後高分子樹脂
にてイオン結合させる。尚、イオン結合されない余分な
樹脂は、イソプロピルアルコール又は、アセトンにて除
去する。
にてイオン結合させる。尚、イオン結合されない余分な
樹脂は、イソプロピルアルコール又は、アセトンにて除
去する。
【0009】
【作用】本発明は、以上のように硝子表面に皮膜を形成
することで、硝子の風化や浸食をおさえることで硝子の
特質を維持継続が出来る、よって新建材としての産業に
貢献できる。
することで、硝子の風化や浸食をおさえることで硝子の
特質を維持継続が出来る、よって新建材としての産業に
貢献できる。
【0010】
【実施例】本発明の実施にあたり、10年使用の住宅開
口部9ミリ透明板硝子を使用して実施した。
口部9ミリ透明板硝子を使用して実施した。
【0011】ガラス面を水洗いしながら、面に付着して
いる塗料・虫の糞や死骸・塵等をスクレッパーにて除去
する。
いる塗料・虫の糞や死骸・塵等をスクレッパーにて除去
する。
【0012】硝子面を湿潤状態にして、水垢や油膜が生
成されている面に、商品名JK−1液(株)九州ジャス
コ製)をハケ又は、スポンジに適量付け塗布して軽くこ
すりながら除去して水洗いする。
成されている面に、商品名JK−1液(株)九州ジャス
コ製)をハケ又は、スポンジに適量付け塗布して軽くこ
すりながら除去して水洗いする。
【0013】金剛石粉(#1000)を水で溶き適量硝
子面に塗布して、ハンドグラインダーにφ100mmの
商品名フェルトジスク(株)コーワ製)を装着して面を
均一に機械研磨する。更に、フェルトシート装着のオビ
タルサンダーにて同様に研磨する。研磨終了後、清水に
て硝子面を洗浄してスキージーにて水分を除去する。
子面に塗布して、ハンドグラインダーにφ100mmの
商品名フェルトジスク(株)コーワ製)を装着して面を
均一に機械研磨する。更に、フェルトシート装着のオビ
タルサンダーにて同様に研磨する。研磨終了後、清水に
て硝子面を洗浄してスキージーにて水分を除去する。
【0014】商品名ワンシー(株)和商製)液をハンド
スプレーにて均一に塗布して1〜2分後、商品名ツーシ
ー(株)九州ジャスコ製)液を適量スポンジに含ませ
て、硝子面を洗浄した後清水にて水洗浄する。
スプレーにて均一に塗布して1〜2分後、商品名ツーシ
ー(株)九州ジャスコ製)液を適量スポンジに含ませ
て、硝子面を洗浄した後清水にて水洗浄する。
【0015】水洗浄後、スキージーにて水分を除去して
清潔なタオルにて拭いた後、熱風をドライヤー等にて硝
子面を強制乾燥する。
清潔なタオルにて拭いた後、熱風をドライヤー等にて硝
子面を強制乾燥する。
【0016】乾燥後、商品名CGコーティング(英国ウ
イルバーガー社製)液をカット綿に含ませ均一に硝子面
に塗布する。塗布後、熱風をドライヤー等にて塗布面を
乾燥後、20〜30分間放置する。
イルバーガー社製)液をカット綿に含ませ均一に硝子面
に塗布する。塗布後、熱風をドライヤー等にて塗布面を
乾燥後、20〜30分間放置する。
【0017】商品名ハツ(株)九州ジャスコ製)液をハ
ンドスプレーにて適量塗布しながら清潔なタオルにて残
滓を拭き取り、完了とする。
ンドスプレーにて適量塗布しながら清潔なタオルにて残
滓を拭き取り、完了とする。
【0018】
【発明の効果】以上、夫々効果実績の商品を組み合わせ
る工法にて、硝子の特質を維持継続できる商品が新建材
として流通出来る。
る工法にて、硝子の特質を維持継続できる商品が新建材
として流通出来る。
【図1】 硝子板に塗布された断面図
イ、硝子板 ロ、皮膜形成層
Claims (2)
- 【請求項1】 フッ素系の高分子樹脂を塗布して、硝子
とイオン結合して皮膜を形成することを特徴とした硝子
表面風化防止工法。 - 【請求項2】 金剛石粉水溶液を硝子表面に塗布し、フ
ェルト板にて研磨してクラスターの小さいアルカリイオ
ン水と界面活性剤洗浄液にて洗浄して表面を安定させ、
硝子の素地を露出して請求項1の皮膜を形成することを
特徴とした硝子表面風化防止工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11192184A JP2000344545A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 硝子表面風化防止工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11192184A JP2000344545A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 硝子表面風化防止工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000344545A true JP2000344545A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=16287086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11192184A Pending JP2000344545A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 硝子表面風化防止工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000344545A (ja) |
-
1999
- 1999-06-01 JP JP11192184A patent/JP2000344545A/ja active Pending
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