JP2000344425A - 巻き芯 - Google Patents

巻き芯

Info

Publication number
JP2000344425A
JP2000344425A JP11157236A JP15723699A JP2000344425A JP 2000344425 A JP2000344425 A JP 2000344425A JP 11157236 A JP11157236 A JP 11157236A JP 15723699 A JP15723699 A JP 15723699A JP 2000344425 A JP2000344425 A JP 2000344425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
elements
expansion plate
hinge
hinges
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11157236A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Umazume
耕輔 馬詰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funagata Kagaku Kenkyusho Kk
Original Assignee
Funagata Kagaku Kenkyusho Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funagata Kagaku Kenkyusho Kk filed Critical Funagata Kagaku Kenkyusho Kk
Priority to JP11157236A priority Critical patent/JP2000344425A/ja
Publication of JP2000344425A publication Critical patent/JP2000344425A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い終わった巻き芯を小さく折り畳み、容積
を小さくして回収コストの低減を図る。 【解決手段】 ドラム1を、軸方向に細長く分割された
短冊状のエレメント3と、隣同士のエレメントを折り曲
げ自在に繋ぐ蝶番5から構成する。蝶番5は、例えば、
エレメント3と一体成形したプラスチック製の薄肉折曲
部51からなる。蝶番5はすべてドラム1の内側に設
け、折り畳むとき、エレメント同士が干渉しないよう、
エレメントとエレメントの間に、外に向かって口を開い
たV字形の隙間6を設ける。拡張板2は中心に孔のあい
た円板であり、これをドラム1の中にきつく押し込ん
で、ドラムを円筒形に保持する。位置決めのために、各
エレメント1の内面に、拡張板1を受ける突起7を一体
に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電線、紐、テー
プなどの線材を巻いておくための巻き芯(巻き枠、リー
ル)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、線材を使い終わった後の巻き枠
は、直径数十センチメートルもある大きなものでも、再
利用されずに廃棄されている。線材メーカーに送り返し
て再利用するには、巻き芯が嵩張って、輸送、保管コス
トが高くつくためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、使用後の
巻き芯の回収コストを低減するために、巻き芯を小さく
折り畳めるようにすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の巻き芯は、収
縮自在なドラムと、これを筒状に広げた状態に保つため
に、ドラムの中に挿入された拡張板からなる。ドラム
は、軸方向にいくつかに分割されたエレメントからな
り、隣同士のエレメントは蝶番で折り曲げ自在に結合さ
れている(請求項1)。このように構成したので、拡張
板を抜き取ると、ドラムは各エレメントの間で折れて曲
がって平たく畳むことができ、容積が小さくできる。し
たがって、回収のため、輸送や保管が容易になり、再利
用がし易くなる効果がある。
【0005】エレメントは、プラスチック、木、金属、
紙などで作ることができる。エレメント同士を繋ぐ蝶番
は、2枚の羽根をピンで枢着してなる蝶番金物を用いて
もよい。あるいは、隣接するエレメントに互い違いにス
リーブを延設し、それらスリーブの孔にピンを通すよう
にしてもよい。蝶番は、ピンのないもの、例えば、布や
可撓性シートでもよい。さらには、ドラムをプラスチッ
クで一体成形し、エレメントとエレメントの間に、肉が
薄く、簡単に折れ曲がる薄肉折曲部(プラスチックヒン
ジ)を形成するようにしてもよい(請求項2)。こうす
れば、部品点数が少なくなり、安価に製造できる。
【0006】蝶番は、全部をドラムの内側に設けること
ができる(請求項3)。この場合は、折り畳むために、
エレメントの間に、外に向かってV字状に開いた隙間を
設けておかなければならない。しかし、どこからでも折
り畳むことができる利点がある。
【0007】蝶番を外側に設ける場合、全部の蝶番を外
側に設けると折り畳めなくなるので、少なくとも、対向
位置にある2個の蝶番だけは、内側に設ける(請求項
4)。このように蝶番を外側に設けると、エレメント間
に隙間を設ける必要がないので、強度的に有利である。
さらには、エレメントの側面肉厚部に溝を形成し、隣の
エレメントの側面肉厚部にはこの溝に適合する突条を形
成してもよい(請求項5)。こうすれば、隣のエレメン
トの溝と突状が嵌合し、周囲からの圧力に対して強度が
向上する。
【0008】エレメントを1組だけファスナを用いて分
離自在に結合すれば、蝶番は全部、外側に設けることが
できる(請求項8)。このものではファスナを外せば、
ドラムは板状に広がり、やはり、容積が小さくなる。フ
ァスナはボルトナット、粘着テープなど、様々のものを
用いることができる。このように、全部の蝶番を外側に
設ければ、外からの力でドラムが潰れることがなく、し
たがって拡張板はなくてもよい。拡張板が不用になれ
ば、その分だけ分解組立も容易であり、また、安価に提
供することができる。
【0009】ドラムの両端には、必要に応じてつばを設
けることができる。つばを設ける場合、拡張板はつばの
内面に一体に形成することができる(請求項6)。この
場合、つば同士をボルトで締めつけると、つば(拡張
板)がドラムから抜けなくなって、丈夫になる(請求項
7)。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の巻き芯は、図1に示す
ように、収縮自在なドラム1と、これを筒状に広げた状
態に保つために、ドラムの中に挿入される拡張板2から
なり、ドラムと拡張板はいずれもプラスチック製であ
る。ドラム1は、図2に断面で示すように、軸方向に細
長く分割された短冊状のエレメント3と、隣同士のエレ
メントを折り曲げ自在に繋いでいる蝶番5からなる。蝶
番5は様々なものが考えられるが、図2内の拡大図に示
すように、ここでは、エレメント3と一体成形したプラ
スチック製の薄肉折曲部51からなる。なお、各エレメ
ント3は、ドラム1が円形になるよう円弧状に形成して
あるが、分割個数を多くして、エレメントを平面に形成
してもよい。蝶番5はすべてドラム1の内側に設けてあ
り、折り畳むとき、エレメント同士が干渉しないよう、
エレメントとエレメントの間に、外に向かって口を開い
たV字形の隙間6を設けてある。
【0011】拡張板2は中心に孔のあいた円板である。
巻き芯を組み立てるときは、拡張板2を図4に示すよう
に、ドラム1の中にきつく押し込んで、ドラムを円筒形
に保持する。挿入する拡張板は1枚でも、複数枚でもよ
い。位置決めのために、各エレメント1の内面に、拡張
板1を受ける突起7を一体に形成する。突起があれば、
拡張板は倒れにくい。
【0012】使用済みの巻き芯を分解して折り畳むとき
は、、ドラム1から拡張板2を抜き出し、図3に示すよ
うに、平たく折り畳む。こうすれば嵩が小さくなるの
で、運搬、保管のコストが低減できる。
【0013】図5は、蝶番5を外側に設けたものであ
る。蝶番は、前と同じ、プラスチック製の薄肉折曲部5
1で構成されている。しかし、全部の蝶番5を外側に設
けると折り畳めなくなるので、ドラム中心を挟んで対向
位置にある2個の蝶番だけは、前と同様ドラムの内側に
設けてある。折り畳むときは、内蝶番接続部Aを両端に
して、図6のように平たく折り畳む。
【0014】各エレメント3の側面肉厚部は平面でもよ
いが、図7に示すように、片側には溝9を形成し、反対
側にはその溝に適合する突条10を形成してもよい。図
7では溝と突条の断面形状はV字形であるが、図8に示
すように半円形など様々な形状にすることができる。こ
のように、溝と突条を設けることにより、隣のエレメン
ト同士がかみ合って、半径方向にずれが生じないので、
ドラムを潰そうとする力に対して高い強度が得られる。
【0015】図9はエレメント間を1箇所だけファスナ
15で分離自在に結合するようにし、残りはすべて外側
に設けた蝶番5で折り曲げ自在に結合したものである。
ここでは粘着テープ15を貼って、分離しているエレメ
ント同士を結合している。このものでは、隣のエレメン
ト同士は接続部で内側に折れないので、外からの圧力で
ドラムが潰れることがない。したがって、強度の高い巻
き枠が得られる。また、ドラムが潰れないので、拡張板
2はなくてもよい。ファスナ(粘着テープ)15を剥が
せば、図に鎖線に示すように、一連のエレメントは平た
くなる。各エレメントの側面肉厚部は平面でもよいが、
図7、図8に示すように、片側に溝、反対側には溝を形
成してもよい。
【0016】上述の実施形態では、蝶番としてプラスチ
ック一体成形ヒンジ51の例を示したが、エレメント3
をひとつずつ別個に作り、これを枢着してもよい。図1
0は金属製の蝶番金物52を用いて接続したものであ
る。符号52aは羽根、符号52bはピンである。さら
には、図11、図12に示すように、エレメント同士を
蝶番ピン53だけで枢着してもよい。このためには、隣
同士のエレメント3から互い違いにスリーブ3aを延設
し、これらスリーブの孔に蝶番ピン53を通すようにす
る。図13は折り畳んだ状態を示す。
【0017】巻き芯の両側につば(フランジ)を設ける
場合は、図14に示すように、拡張板2とつば11は一
体に形成し、拡張板2をドラムの中に挿入するようにし
てつば11を取り付ける。2枚のつば11は、ドラム1
の中を通したボルト12で引き寄せるように締め付け
る。こうすれば、拡張板がドラムから抜けるおそれがな
くなり、強度が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 巻き芯の組立斜視図である。
【図2】 図1のドラムの端面図である。
【図3】 図1の折り畳んだ状態のドラムの端面図であ
る。
【図4】 図1の巻き芯の断面図である。
【図5】 別のドラムの端面図である。
【図6】 図5の巻き芯の折り畳んだ状態のドラムの端
面図である。
【図7】 エレメントの側面肉厚部の形状をV字形にし
たドラムの端面図である
【図8】 エレメントの側面肉厚部の形状をバリエーシ
ョンを示す図である。
【図9】 1箇所をファスナで繋ぎ、残りはすべて外側
蝶番で結合したドラムの端面図である。
【図10】 エレメントを蝶番金具で接続した状態を示
す図である。
【図11】 エレメント同士を蝶番ピンだけで枢支した
ドラムの端面図である。
【図12】 図12のドラムの一部平面図である。
【図13】 図12のドラムの折り畳んだ状態の端面図
である。
【図14】 つば付き巻き芯の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ドラム 2 拡張板 3 エレメント 5 蝶番 6 隙間 9 溝 10 突条 11 つば 12 ボルト 15 ファスナ 51 プラスチックヒンジ(薄肉折曲部) 52 蝶番金物 53 蝶番ピン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収縮自在なドラムと、これを筒状に広げ
    た状態に保つために、該ドラムの中に挿入される拡張板
    からなり、該ドラムは、軸方向にいくつかに分割され
    た、隣同士が蝶番で折り曲げ自在に結合されているエレ
    メントからなる巻き芯。
  2. 【請求項2】 該蝶番が該エレメントと一体に成形され
    たプラスチック製の薄肉折曲部からなる請求項1に記載
    の巻き芯。
  3. 【請求項3】 該蝶番の全部をドラムの内側に設けた請
    求項1または2に記載の巻き芯。
  4. 【請求項4】 該蝶番の内、対向位置にある2個をドラ
    ムの内側に、残りを外側に設けた請求項1または2に記
    載の巻き芯。
  5. 【請求項5】 該エレメントの側面肉厚部に溝を形成
    し、隣のエレメントの側面肉厚部に該溝に適合する突条
    を形成した請求項4に記載の巻き芯。
  6. 【請求項6】 該拡張板が、該ドラムの両端に設けるつ
    ばと一体になっている請求項1、2、3、4または5に
    記載の巻き芯。
  7. 【請求項7】 2枚の該拡張板同士を、該ドラムの中を
    通したボルトで互いに引き寄せて締め付けた請求項6に
    記載の巻き芯。
  8. 【請求項8】 ドラムが軸方向にいくつかに分割された
    エレメントからなり、隣のエレメント同士は少なくとも
    1箇所だけファスナを用いて分離自在に結合され、その
    他の個所は蝶番で折り曲げ自在に結合されており、該蝶
    番は全部がドラムの外側に設けられている巻き芯。
JP11157236A 1999-06-04 1999-06-04 巻き芯 Pending JP2000344425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11157236A JP2000344425A (ja) 1999-06-04 1999-06-04 巻き芯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11157236A JP2000344425A (ja) 1999-06-04 1999-06-04 巻き芯

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000344425A true JP2000344425A (ja) 2000-12-12

Family

ID=15645231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11157236A Pending JP2000344425A (ja) 1999-06-04 1999-06-04 巻き芯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000344425A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100453013B1 (ko) * 2001-12-31 2004-10-20 주시회사 태영화학 자동 와인딩기의 밴드 권취 보빈
KR101185586B1 (ko) 2012-06-14 2012-09-24 주식회사 하은산업 드럼용 보호덮개
KR101261504B1 (ko) 2012-03-14 2013-05-13 이용호 못으로 고정하지 않는 전선릴용 보호대

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100453013B1 (ko) * 2001-12-31 2004-10-20 주시회사 태영화학 자동 와인딩기의 밴드 권취 보빈
KR101261504B1 (ko) 2012-03-14 2013-05-13 이용호 못으로 고정하지 않는 전선릴용 보호대
KR101185586B1 (ko) 2012-06-14 2012-09-24 주식회사 하은산업 드럼용 보호덮개

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080213039A1 (en) Spring fastening member
JP2000344425A (ja) 巻き芯
US20070126317A1 (en) Collapsible clothes closet
US20100147991A1 (en) Reel assembly and method of making the same
JP2008001460A (ja) ボビンおよび巻取りホース
JP2009055679A (ja) ワイヤハーネス固定装置
JP4944921B2 (ja) リール
JP3058543U (ja) 反物の段ボール製巻芯
JP3713467B2 (ja) 折り畳み式テープディスペンサー
JPH08157146A (ja) 電子部品用テーピングリール
JP4611619B2 (ja) 携帯端末装置
JP4542754B2 (ja) ボビン
JP2007185077A (ja) ワイヤーハーネス固定具
JP3949082B2 (ja) 電柱用支線ガードにおけるガード本体と芯材の止着装置
JP2005053678A (ja) 配線・配管材の梱包装置
CN113559639A (zh) 过滤装置
JP2019014142A (ja) 付箋及び付箋ケース
JP2002367580A (ja) 電池固定装置
JP4675069B2 (ja) 段ボールダクトの組立構造
KR200302986Y1 (ko) 해체가 용이한 상자의 손잡이 커버판
JPH09131012A (ja) 回転電機固定子のコイル相間絶縁体
JP2907107B2 (ja) クリップタイプ組立ケース
JPH029182Y2 (ja)
JP2002046727A (ja) 組立紙箱
JP5289351B2 (ja) 等電位ボンディング金具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051129