JP2000344408A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2000344408A
JP2000344408A JP11154740A JP15474099A JP2000344408A JP 2000344408 A JP2000344408 A JP 2000344408A JP 11154740 A JP11154740 A JP 11154740A JP 15474099 A JP15474099 A JP 15474099A JP 2000344408 A JP2000344408 A JP 2000344408A
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sheet
recording
discharging
transport
conveyance
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Noriyuki Sugiyama
範之 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で省スペースな構成で、シートの種類に
関わらず、安定した記録画像を提供することが可能な記
録装置を提供すること。 【解決手段】 搬送部6と、該搬送部6によって搬送さ
れるシートに対して画像情報に応じて記録を行う記録部
17と、該記録部17により記録されたシートを装置外へ排
出する排紙部24と、前記搬送部6のシート搬送方向上流
側でシートが通過したことを検出する検出手段29とを備
えた記録装置において、記録終了後のシートを同一経路
で排出する際に、該シートの種類に応じて、記録終了後
のシートを排出する第1の排出処理又は前記第1の排出
処理とは異なる第2の排出処理を選択的に実施するよう
に構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ワープロ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ
等の記録装置に関し、更には記録されたシートを同一経
路で排出するための排出手段を備えている記録装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、使用するシートの種類(例えばイ
ンク浸透性の有無に関し種類の異なるシート等)に関わ
らず、記録されたシートを同一経路で排出する構成の記
録装置においては、記録されたシートを排出するための
排出処理を、前記シートの種類に応じて変化させる機能
を備えているものはない。
【0003】或いは、記録されたシートを該シートの種
類に応じて異なる経路を用いて排出する構成の記録装置
としては、例えば特開平5−104708号公報に開示
されているように、前記シートの種類に応じて独立して
排出手段を備え、前記インク浸透性を有しないシートを
排出する排出手段における搬送経路の途中に加熱装置を
設けた構成のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の記録装置では、オーバーヘッドプロジェクタ等によ
り記録画像を投影して見るための透明なポリマーシート
(以下OHPシートと呼ぶ)のように、記録された画像
が定着し難いシートの場合、記録のための行単位での搬
送後に、前記行単位での搬送より数段速い速度の、前記
シートを排出するための搬送を実施した時、排出手段の
記録面側の拍車等の従動回転体が、前記排出のための搬
送によるシートの排出速度に追従し難く、前記記録され
たシートの定着していない部分の画像を前記排出手段の
拍車等の従動回転体で傷付けてしまうおそれがあった。
【0005】また、上記後者の記録装置では、シートの
種類に応じて独立した排出手段を設けているため、例え
ば上記前者の記録装置に比べて装置が大型化し、高価な
ものになってしまっていた。
【0006】そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、安価で省スペ
ースな構成で、シートの種類に関わらず、安定した記録
画像を提供することが可能な記録装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の代表的な構成は、搬送手段と、該搬送
手段によって搬送されるシートに対して画像情報に応じ
て記録を行う記録手段と、該記録手段により記録された
シートを装置外へ排出する排出手段と、前記搬送手段の
シート搬送方向上流側でシートが通過したことを検出す
る検出手段とを備えた記録装置において、記録終了後の
シートを同一経路で排出する際に、該シートの種類に応
じて、記録終了後のシートを排出する第1の排出処理又
は前記第1の排出処理とは異なる第2の排出処理を選択
的に実施するように構成したことを特徴とする。
【0008】また、上記目的を達成するための本発明の
第2の代表的な構成は、搬送手段と、該搬送手段によっ
て搬送されるシートに対して画像情報に応じて記録を行
う記録手段と、該記録手段により記録されたシートを装
置外へ排出する排出手段と、前記搬送手段のシート搬送
方向上流側でシートが通過したことを検出する検出手段
とを備えた記録装置において、記録終了後のシートを同
一経路で排出する際に、該シートの種類及び前記シート
の後端位置に応じて、記録終了後のシートを排出する第
1の排出処理又は前記第1の排出処理とは異なる第2の
排出処理を選択的に実施するように構成したことを特徴
とする。
【0009】上記構成により、安価で省スペースな構成
で、シートの種類に関係なく、安定した記録画像を提供
することが可能な記録装置を提供することが可能であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
適用した記録装置の実施の形態について詳しく説明す
る。
【0011】〔第1実施形態〕第1実施形態に係る記録
装置について図面を参照して詳しく説明する。本実施形
態では、記録装置としてインクジェット記録装置を例示
して説明する。
【0012】図1はインクジェット記録装置の外観を示
す斜視図、図2はインクジェット記録装置内部の概略構
成を示す斜視図、図3はインクジェット記録装置の記録
部周辺の要部を示す斜視図、図4は記録シートへのイン
ク像の記録終了後から排出処理終了までを示したフロー
チャート、図5は図3のA−A断面図であり、記録シー
トへのインク像の記録が終了した状態を示す図、図6は
記録シートのインク像の搬送方向の最も上流側の記録部
が排紙ローラと拍車のニップを通過するまで搬送された
状態を示す図、図7は記録シートが排紙トレイ上に排出
された状態を示す図である。
【0013】先ず、図1〜図3を参照して、インクジェ
ット記録装置の概略構成について説明する。本実施形態
におけるインクジェット記録装置は、給紙部、搬送部、
記録部、排紙部等を装備している。以下、これら各部の
構成について説明する。
【0014】給紙部1は、図1に示すように、30°〜60
°の角度を持って装置本体に取り付けられており、積載
してセットされた記録シートPは、記録後ほぼ水平に排
紙されるように構成されている。また、前記給紙部1の
下方には、記録シートPを略水平のまま給紙するための
給紙口(不図示)が備えられている。
【0015】給紙部1には、給紙ローラ2、可動サイド
ガイド3、圧板4、ベース5、分離爪(不図示)等が備
えられている。そして、前記圧板4上に積載された記録
シートPは、前記分離爪と給紙ローラ2により一枚ずつ
搬送部6に搬送される。
【0016】搬送部6は、搬送ローラ7、ピンチローラ
8、プラテン9、浮き規制部材10等を備えている。前述
の如くして搬送部6に送られた記録シートPは、搬送ロ
ーラ7とピンチローラ8とのニップ部に送られる。ま
た、前記ピンチローラ8は、ピンチローラホルダ11を介
してピンチローラバネ12により前記搬送ローラ7に押圧
されており、前記搬送ローラ7の回転に従動回転して記
録シートPの搬送力を生み出している。
【0017】そして、搬送モータ13の駆動が中間ギア1
4、前記搬送ローラ7に装着された搬送ローラギア15を
介して搬送ローラ7に伝達され、前記搬送ローラ7及び
ピンチローラ8との間に搬送された記録シートPは、搬
送ローラ7の回転によりプラテン9上を記録開始位置ま
で所定量搬送される。そして、記録ヘッド16により、所
定の画像情報に基づいた記録が行われる。
【0018】前記記録ヘッド16は、搬送ローラ7及びピ
ンチローラ8により搬送された記録シートPにインク像
を記録するものである。この装置における記録手段とし
ては、記録ヘッドからインクを吐出して記録するインク
ジェット記録方式を用いている。即ち、この記録ヘッド
は、微細な液体吐出口(オリフィス)、液路及びこの液
路の一部に設けられるエネルギー作用部と、該作用部に
ある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエ
ネルギー発生手段を備えている。
【0019】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としては、ピエゾ素子等の電気機械変換体を
用いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、或いは発熱抵抗体を有する発
熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を
吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等があ
る。
【0020】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために、高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも、電気熱変換体をエネルギー発生手段と
して用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、
且つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性が著
しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に活用
でき、高密度実装化が容易で、製造コストも安価なこと
から有利である。
【0021】記録部17は、図2に示すように、記録ヘッ
ド16を取り付けるキャリッジ18、該キャリッジ18をシー
ト搬送方向と直角方向に往復走査させるためのガイド軸
19、前記キャリッジ18の上部を保持し、記録ヘッド16と
記録シートP間の距離を維持するガイド20、キャリッジ
モータ21の駆動をキャリッジ18に伝達するタイミングベ
ルト22、該タイミングベルト22を張設するアイドルプー
リ23、記録ヘッド16への電気基板からのヘッド駆動信号
を伝達するためのフレキシブル基板(不図示)等を装備
している。
【0022】そして、前記記録ヘッド16は、記録開始位
置に待機している記録シートPに、キャリッジ18と一体
になって走査されることによりインク像を記録する。
【0023】この後、前記搬送ローラ7の回転による所
定量のピッチ搬送、例えば5.42mm搬送という行単位での
記録シートPの搬送終了毎に、前記記録ヘッド16は前記
キャリッジ18と一体になって走査され、プラテン9上の
記録シートPに前記行単位のインク像を記録する。
【0024】排紙部24は、図3に示すように、排紙ロー
ラ25と、不図示の拍車ホルダに取り付けられたバネ軸26
の付勢力により前記排紙ローラ25に押圧され、前記排紙
ローラ25の回転に従動回転して記録シートPの搬送力を
発生させる拍車27、排出された記録シートPを保持する
排紙トレイ28(図1参照)等を備えている。
【0025】そして、本実施形態に係る記録装置では、
記録終了後のシートを同一経路で排出する際に、該シー
トの種類に応じて、記録終了後のシートを排出する第1
の排出処理又は前記第1の排出処理とは異なる第2の排
出処理を選択的に実施するように構成している。
【0026】本実施形態では、前記記録シートPの種類
が、第2のシート種類であるOHPシートであるか、或
いは第1のシート種類である前記第2のシート種類(O
HPシート)以外のシートであるか等の情報を、使用者
が予めキーボード等から入力することで前記記録シート
Pの種類が識別される構成となっており、該記録シート
Pの種類に応じた排出処理が実施される。
【0027】前記第1の排出処理は、前記記録シートが
第1のシート種類の時に、記録が終了した前記記録シー
トを連続した搬送で排出する第1の搬送処理を実施する
排出処理である。
【0028】一方、前記第2の排出処理は、前記記録シ
ートが第2のシート種類の時に、記録が終了した前記記
録シートを行単位の搬送で排出する第2の搬送処理を実
施し、更に前記シートに記録された画像のシート搬送方
向の最も上流側の端部が前記排紙ローラ25と拍車27のニ
ップを通過した後に、前記シートを搬送する速度が前記
第2の搬送処理によるシート搬送速度より速い、前記シ
ートを連続した搬送で排出する第3の搬送処理を実施す
る排出処理である。
【0029】尚、本実施形態では、前記第3の搬送処理
を、前記第1の搬送処理と同一の搬送処理としている。
従って、前記第2の搬送処理によるシート搬送速度は、
前記第1の搬送処理によるシート搬送速度より遅い構成
となっている。
【0030】上記構成の記録装置において、前記記録シ
ートPへのインク像の記録を含め、前記給紙部1による
前記記録シートPの給紙から、前記記録ヘッド16による
前記記録シートPへのインク像の記録終了までの処理は
公知の技術であるため、説明は省略する。
【0031】以下、図4〜図7を参照して、前記記録シ
ートの種類に応じた、記録シートPへのインク像の記録
終了後から、該記録シートPの排出終了までの処理につ
いて詳細に説明する。
【0032】図4は、前記記録シートPへのインク像の
記録終了後から、前記記録シートPの排出処理終了まで
の流れを示したフローチャートであり、前記記録シート
Pへのインク像の記録が終了されたことを示すステップ
S1から記載している。
【0033】この時の記録部17の周辺の断面図を示した
ものが図5であり、前記記録ヘッド16の一走査で、図5
中範囲aのインク像が、最終的に前記記録シートPに記
録された状態を示している。この時、前記記録ヘッド16
により前記記録シートPに記録される、前記記録シート
Pの搬送方向の最も上流側の画像端部(後端)から、前
記排紙ローラ25と前記拍車27のニップまでの距離Lは予
め定められており、本実施形態ではこの距離Lを約28mm
に設定している。
【0034】従って、前記搬送ローラ7による前記記録
シートPの行単位の搬送量が、例えば約5.42mmである場
合には、前記記録シートPへの記録終了後に前記行単位
の搬送が6回実施されれば、該記録シートPの搬送方向
の最も上流側の記録部(画像後端)が、前記排紙ローラ
25と前記拍車27のニップを通過することになる。
【0035】次のステップS2においては、上記設定に
おいて、前記記録シートPに最終的なインク像の記録が
実施され、前記記録された記録シートPを記録装置外に
排出するための排出処理を実行する時、使用者が記録開
始前に予めキーボード等から入力指示して設定した、前
記記録シートPの種類の情報がOHPシートP′であっ
たか否かを判断している。
【0036】このステップS2における判断により、前
記記録シートPの種類の情報がOHPシートP′である
と判断した場合には、次のステップS3へと移行する。
【0037】ステップS3において、図5に示す状態か
ら、前記OHPシートP′を前記搬送ローラ7で例えば
約30mm/sの速さで行単位約5.42mmの搬送を6回実施し、
前記OHPシートP′の搬送方向の最も上流側の記録部
が、図6に示すように前記排紙ローラ25と前記拍車27の
ニップを通過するまで搬送する(第2の搬送処理)。
【0038】そして、次のステップS4において、前記
行単位搬送時の搬送速度(約30mm/s)より速い速度(例
えば約65mm/s)で前記OHPシートP′を記録装置外へ
排出する、連続した搬送である排出処理(第3の搬送処
理)を実施し、前記インク像が記録されたOHPシート
P′を排紙トレイ28上に排出する。
【0039】また、ステップS2における判断で、前記
記録シートPの種類の情報がOHPシートP′でない、
即ち前記OHPシートP′以外のシートである判断した
場合は、ステップS4へと移行する。そして、前述した
ステップS4と同様の排出処理(第3の搬送処理と同一
の第1の搬送処理)を実施し、インク像が記録された前
記OHPシートP′以外の記録シートPを排紙トレイ28
上に排出する(図7参照)。
【0040】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、OHPシートP′へインク像を記録する場合、OH
PシートP′の搬送方向の最も上流側の記録部が、前記
排紙ローラ25と前記拍車27のニップを通過するまで行単
位の搬送(第2の搬送処理)を実施し、その後シートを
記録装置外に排出するために、連続した搬送である排出
処理(第1の搬送処理且つ第3の搬送処理)を実施する
ようにしているため、インク像が定着し難いOHPシー
トP′の場合でも、定着していない部分の画像(インク
像)を前記拍車27で傷付けるおそれなく、前記OHPシ
ートP′の記録装置外への排出処理を実施することが可
能である。
【0041】また、記録終了後のシートを排出する搬送
経路も1つであるため、安価で省スペースな構成で、記
録シートの種類に関係なく、安定した記録画像の排出処
理を実施することが可能である。
【0042】〔第2実施形態〕前述した実施形態では、
記録シートの種類のみで排出処理を切り替えたが、OH
PシートP′へのインク像の記録の場合でも、OHPシ
ートP′の後端が前記搬送ローラ7と前記ピンチローラ
8のニップを通過する前の状態であれば、前記拍車27が
インク像を記録した箇所にある時に、行単位搬送時の搬
送速度より速い連続した搬送である排出処理を実施して
も、OHPシートP′の上下方向への挙動が搬送ローラ
7及びピンチローラ8と、排紙ローラ25及び拍車27で抑
えられて比較的安定しており、前記拍車27もOHPシー
トP′の排出速度に追従して回転し易いため、インク像
が定着していない部分の画像を傷付けるおそれが少なく
なっている。
【0043】そこで、前述した第1実施形態で示した図
4におけるステップS2の判断を変更し、前記記録シー
トPの種類の情報がOHPシートP′であり、且つOH
PシートP′の後端が前記搬送ローラ7と前記ピンチロ
ーラ8のニップを通過していると判断した場合に、図4
におけるステップS3以降の排出処理に移行するとして
も、前述した実施形態の場合と同様の効果を得ることが
できる。
【0044】尚、このシート後端の検知は、前記搬送部
6のシート搬送方向上流側で、シートが通過したことを
検出するセンサ等の検出手段29(図5〜図7参照)によ
って行う構成としている。
【0045】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
OHPシートP′へのインク像の記録の場合、OHPシ
ートP′の搬送方向の最も上流側の記録部が、前記排紙
ローラ25と前記拍車27のニップを通過するまで、約30mm
/sの速さで行単位約5.42mmの搬送を6回実施し、その
後、記録シートPがOHPシートP′以外の場合と同様
の約65mm/sの速さで連続した搬送で前記OHPシート
P′を記録装置外に排出したが、このOHPシートP′
を記録装置外に排出する連続した搬送である排出処理の
速さを、OHPシートP′以外の記録シートPの排出処
理の速さと同一にすることなく、適宜必要に応じて自由
に設定しても同様の効果を得ることができるということ
は勿論である。
【0046】また、前記OHPシートP′の搬送方向の
最も上流側の記録部が前記排紙ローラ25と前記拍車27の
ニップを通過するまでの搬送を、前記行単位の搬送を数
回実施するのではなく、例えば約30mm/sの速さで距離約
32.52mmを1回で搬送するようにしても同様の効果を得
ることができる。
【0047】また、前述した実施形態における搬送速
度、設定値等は例示であって上記値に限定されるもので
ないということは勿論である。例えば上記距離約32.5mm
を1回で搬送する場合も、速さ約30mm/sではなく、OH
PシートP′に記録されたインク像を傷付けない範囲内
で速くしても同様の効果を得ることができる。
【0048】更に前述した実施形態では、OHPシート
の時のみ図4におけるステップS3の処理を実施してい
たが、前記ステップS3の処理を実施する記録シートを
OHPシートに限定しているものではないことは勿論で
ある。例えば、記録された画像が定着し難い他の種類の
シートが存在した場合には、そのシートの場合もOHP
シートと同様にして前述の処理を施すことにより同様の
効果を得ることができる。
【0049】また前述した実施例では、記録シートの搬
送方向と交差する方向に走査しつつ記録を行うシリアル
タイプの記録ヘッドを有する記録装置を例示したが、こ
れに限定されるものではなく、記録できる記録シートの
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドを有する記録装置に対しても本発明は有効に適用
できる。
【0050】尚、そのような記録ヘッドとしては、複数
記録ヘッドの組合せによって、その長さを満たす構成
や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成
のいずれでも良い。
【0051】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或いはキャリ
ッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的
にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録
ヘッドを用いても良い。
【0052】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応
して1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異
にする複数のインクに対応して複数個数設けられるもの
であって良い。即ち、例えば記録装置の記録モードとし
ては黒色等の主流色のみの記録モードでなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成する複数個の組合せによるかいずれで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも適用し得
る。
【0053】更に、前述した記録装置の形態としては、
コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末装置とし
て用いられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写
機、更には送受信機能を有するファクシミリの形態をと
るもの等であっても良い。
【0054】また、前述した実施形態では、記録手段と
してインクジェット記録方式を用いた例を説明したが、
記録方式はインクジェット記録方式に限定する必要はな
く、他にも熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイ
ヤードット記録方式等のインパクト記録方式、或いはそ
れ以外の記録方式であっても適用し得る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前述の如き構成と作用を有するため、安価で省スペース
な構成で、記録シートの種類に関係なく、安定した記録
画像を排出できる記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置の外観を示す斜視図、
【図2】インクジェット記録装置内部の概略構成を示す
斜視図
【図3】インクジェット記録装置の記録部周辺の要部を
示す斜視図
【図4】記録シートへのインク像の記録終了後から排出
処理終了までを示したフローチャート
【図5】図3のA−A断面図であり、記録シートの搬送
状態を示す図
【図6】図3のA−A断面図であり、記録シートの搬送
状態を示す図
【図7】図3のA−A断面図であり、記録シートの搬送
状態を示す図
【符号の説明】
L …距離 P …記録シート P′ …OHPシート 1 …給紙部 2 …給紙ローラ 3 …可動サイドガイド 4 …圧板 5 …ベース 6 …搬送部 7 …搬送ローラ 8 …ピンチローラ 9 …プラテン 10 …浮き規制部材 11 …ピンチローラホルダ 12 …ピンチローラバネ 13 …搬送モータ 14 …中間ギア 15 …搬送ローラギア 16 …記録ヘッド 17 …記録部 18 …キャリッジ 19 …ガイド軸 20 …ガイド 21 …キャリッジモータ 22 …タイミングベルト 23 …アイドルプーリ 24 …排紙部 25 …排紙ローラ 26 …バネ軸 27 …拍車 28 …排紙トレイ 29 …検出手段

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送手段と、該搬送手段によって搬送さ
    れるシートに対して画像情報に応じて記録を行う記録手
    段と、該記録手段により記録されたシートを装置外へ排
    出する排出手段と、前記搬送手段のシート搬送方向上流
    側でシートが通過したことを検出する検出手段とを備え
    た記録装置において、 記録終了後のシートを同一経路で排出する際に、該シー
    トの種類に応じて、記録終了後のシートを排出する第1
    の排出処理又は前記第1の排出処理とは異なる第2の排
    出処理を選択的に実施するように構成したことを特徴と
    する記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の排出処理は、前記シートが第
    1のシート種類の時に記録終了後のシートを排出する第
    1の搬送処理を実施する排出処理であり、 前記第2の排出処理は、前記シートが第2のシート種類
    の時に記録終了後のシートを排出する前記第1の搬送処
    理とは異なる第2の搬送処理を実施する排出処理である
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の排出処理は、前記シートが第
    1のシート種類の時に記録終了後のシートを排出する第
    1の搬送処理を実施する排出処理であり、 前記第2の排出処理は、前記シートが第2のシート種類
    の時に記録終了後のシートを排出する前記第1の搬送処
    理とは異なる第2の搬送処理を実施し、更に前記シート
    に記録された画像のシート搬送方向の最も上流側の端部
    が前記排出手段を通過した後に、前記シートを搬送する
    速度が前記第2の搬送処理による前記シート搬送速度よ
    り速い、前記シートを排出するための第3の搬送処理を
    実施する排出処理であることを特徴とする請求項1に記
    載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の搬送処理は、前記シートを搬
    送する速度が、前記第1の搬送処理によるシート搬送速
    度より遅い、前記シートを排出するための搬送処理であ
    ることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の記録
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の搬送処理は、前記シートの行
    単位の搬送を行う搬送処理であることを特徴とする請求
    項2又は請求項3に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記第3の搬送処理は、前記第1の搬送
    処理と同一の搬送処理であることを特徴とする請求項3
    に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 搬送手段と、該搬送手段によって搬送さ
    れるシートに対して画像情報に応じて記録を行う記録手
    段と、該記録手段により記録されたシートを装置外へ排
    出する排出手段と、前記搬送手段のシート搬送方向上流
    側でシートが通過したことを検出する検出手段とを備え
    た記録装置において、 記録終了後のシートを同一経路で排出する際に、該シー
    トの種類及び前記シートの後端位置に応じて、記録終了
    後のシートを排出する第1の排出処理又は前記第1の排
    出処理とは異なる第2の排出処理を選択的に実施するよ
    うに構成したことを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】 前記シートの第1の後端位置は、前記シ
    ートの後端が前記搬送手段を通過する前であり、前記シ
    ートの第2の後端位置は、前記シートの後端が前記搬送
    手段を通過した後であることを特徴とする請求項7に記
    載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の排出処理は、前記シートが第
    1のシート種類の時に記録終了後のシートを排出する第
    1の搬送処理を実施する排出処理であり、 前記第2の排出処理は、前記シートが第2のシート種類
    であり且つ前記シートの後端が前記第2の後端位置にあ
    る時に前記記録終了後のシートを排出する前記第1の搬
    送処理とは異なる第2の搬送処理を実施する排出処理で
    あることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の排出処理は、前記シートが
    第1のシート種類の時に記録終了後のシートを排出する
    第1の搬送処理を実施する排出処理であり、 前記第2の排出処理は、前記シートが第2のシート種類
    であり且つ前記シートの後端が前記第2の後端位置にあ
    る時に記録終了後のシートを排出する前記第1の搬送処
    理とは異なる第2の搬送処理を実施し、更に前記シート
    に記録された画像のシート搬送方向の最も上流側の端部
    が前記排出手段を通過した後に、前記シートを搬送する
    速度が前記第2の搬送処理による前記シート搬送速度よ
    り速い、前記シートを排出するための第3の搬送処理を
    実施する排出処理であることを特徴とする請求項8に記
    載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の搬送処理は、前記シートを
    搬送する速度が、前記第1の搬送処理によるシート搬送
    速度より遅い、前記シートを排出するための搬送処理で
    あることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の
    記録装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の搬送処理は、前記シートの
    行単位の搬送を行う搬送処理であることを特徴とする請
    求項9又は請求項10に記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記第3の搬送処理は、前記第1の搬
    送処理と同一の搬送処理であることを特徴とする請求項
    10に記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 前記第2のシート種類は、少なくとも
    OHPシートを含むシート種類であり、前記第1のシー
    ト種類は、前記第2のシート種類以外のシート種類であ
    ることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに
    記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 前記記録手段は、信号に応じてインク
    を吐出して記録を行うインクジェット記録方式であるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載
    の記録装置。
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