JP2000344204A - 被充填物の充填方法 - Google Patents
被充填物の充填方法Info
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Abstract
容器本体内の空気と置換ガスとの置換を行うことによ
り、残存酸素量を低下させ、被充填物の品質の低下を防
止する。 【解決手段】 その技術的手段は、可撓性を有するシー
ト片5により形成された容器本体2に取り付けられた口
部材3から、該容器本体2内に被充填物を充填する被充
填物の充填方法であって、前記口部材3から容器本体2
に置換ガスを充満した後に、容器本体2内の置換ガスを
排出し、更に、置換ガスが排出された容器本体2内に被
充填物を充填して密封することにある。
Description
リー状食品等の流動性を有する被充填物を、袋状の容器
本体に密封包装する被充填物の充填方法に関する。
片から袋状に形成された容器本体の上縁部に、被充填物
を充填したり、注ぎ出したりするための筒状の口部材が
取り付けて形成されている。前記容器本体内に被充填物
を充填して包装する際には、口部材に充填ノズルを装着
し、一旦容器本体内の空気を除き(吸引等により脱
気)、その後、該充填ノズルから被充填物を噴出して容
器本体内に所定量供給する。次に、口部材にキャップを
装着し、被充填物を容器本体内に密封している。
の充填方法は、被充填物を容器本体に充填する際に、容
器本体内の残存した空気(酸素)が被充填物にまき込ま
れ、細かな気泡として被充填物内に介在するおそれがあ
る。そのため、容器本体内に空気が不用意に残存し、被
充填物の品質低下を招くおそれがあった。
れた筒状又は断面視十字状の注出補助部が設けられてい
る場合には、容器本体内の脱気をおこなっても、かかる
注出補助部により容器本体のシート片が互いに密着せ
ず、その近傍部分の空気が確実に排出できないため、容
器本体内に残存するおそれがある。かかる場合には、前
記問題が特に顕著になる。
れたもので、被充填物を容器本体に充填する以前に、予
め容器本体内の空気と置換ガスとの置換を行うことによ
り、残存酸素量を低下させ、被充填物の品質の低下を防
止できることを課題とする。
決するために袋状容器としてなされたもであり、その技
術的手段は、可撓性を有するシート片5により形成され
た容器本体2に取り付けられた口部材3から、該容器本
体2内に被充填物を充填する被充填物の充填方法であっ
て、前記口部材3から容器本体2に置換ガスを充満した
後に、容器本体2内の置換ガスを排出し、更に、置換ガ
スが排出された容器本体2内に被充填物を充填して密封
することにある。
後に、容器本体2内の置換ガスを排出することにより、
容器本体内に入っていた空気を排出することができる。
そして、容器本体2内の酸素がほとんど無い状態で、被
充填物を充填して密封することができる。
に気泡が混在した状態となったり、容器本体2内に気体
が若干残存する場合であっても、かかる気体は、充填以
前に空気と置換された置換ガスであるため、被充填物の
品質保持に悪影響を及ぼすことはない。
直前に再度、置換ガスを容器本体2内の上部空間に吹き
付けることにより、ガス置換効率を更に向上できる。
説明する。まず、本発明に係る口部材付きパウチの一実
施形態について説明する。図1及び図2において、1
は、所定形状(例えば、正面視長方形状等)に形成され
た容器本体(パウチ本体)2の一部に口部材3が具備さ
れた口部材付きパウチを示す。
樹脂によって形成されたガスバリヤー性を有する積層フ
ィルムからなるシート片から袋状に形成されている。
上縁5a,5aが口部材3を介在させて互いに接着され
ていると共に、パウチ本体2にサイドガゼットを形成す
べく、前記表裏シート片5,5の両側の間には、ガゼッ
ト用シート片8,8が折り込まれた状態でそれぞれ接着
されている。尚、図1に於いて、便宜上、シート片の接
着箇所を網掛けで示す。
5,5の上縁5a,5aに接着される取付部7と、該取
付部7からパウチ本体2外部に延設され、且つ被充填物
の充填口又は注ぎ出し口となる口部10と、該口部10
の中途部に鍔状(例えば、平面視長方形状等)に形成さ
れたフランジ部12と、取付部7からパウチ本体2内部
に延設された断面視略十字状の注出補助部13を有す
る。
ポリプロピレン等の熱融着性の合成樹脂によって形成さ
れている。また、被充填物として、飲料等の液体やゼリ
ー状等の流動性食品に使用できる。
口部10の開口を閉塞すべく、ガスバリヤー性の積層シ
ートからなる密封シール14が熱接着等の手段によって
装着可能である。また、密封シール14が接着された口
部10には、キャップ15が螺合により装着される。
2−21399号公報、特許第2745388号公報や
特開平10−72044号公報に記載のものが使用でき
る。
方法について説明する。例えば、搬送装置16で口部材
3のフランジ部12を係止することにより、パウチ1を
吊り下げながら搬送する(図3(a)参照)。そして、
先ず、ガス噴出ノズル16を口部材3の口部10に接近
又は装着し、置換ガスをパウチ本体2内に充満し、パウ
チ本体2内のガスと置換ガスとを置換する(図3(b)
参照)。尚、置換ガスとしては、内容物(被充填物)に
影響が少ない窒素ガス又は炭酸ガスが好ましい。
る。かかる排出する手段としては、前記ガス噴出ノズル
16により置換ガスを吸引したり、または、パウチ本体
2を一対の押圧板で偏平状に両側から押圧することによ
り、置換ガスを口部材3から排出したりする手段が挙げ
られる。
被充填物の充填ノズル18まで搬送する。尚、かかるパ
ウチ1を充填ノズル18まで搬送する際には、口部材3
に向けて若干の置換ガスを噴出する(置換ガス雰囲気状
態でパウチ本体2を搬送する)のが好ましい。
充填ノズル18を口部材3に装着し、該充填ノズル18
から被充填物をパウチ本体2内に充填する(図3(c)
参照)。
送しキャップ15を装着する直前において、前記被充填
物が充填されたパウチ本体2内に再度置換ガスを吹き付
ける(図3(d)参照)。このようにパウチ本体2内に
ガス噴出ノズル16aで再度置換ガスを吹き付けること
により、仮に、パウチ本体2の上部の空間部及び口部材
3内に空気が残存していた場合であっても、より確実に
残存空気を除去することができる。
シール14を口部材3に装着し且つキャップ15を口部
材3に螺合することにより、パウチ本体2内を密封する
(図3(e)参照)。
例えば、置換ガスの封入および被充填物の充填は、それ
ぞれ異なるノズルで行ったが、単体のノズルで行っても
良い。具体的には、先ず、ノズルを口部材3の口部10
に装着し、置換ガスをパウチ本体2内に充満した後に、
容器本体2内の置換ガスを排出(吸引)する。
チ本体2に充填した後に、前記同様にキャップ15を口
部材3に装着する。かかる場合には、単体のノズルで置
換ガスの封入および被充填物の充填を行うため、パウチ
本体2の搬送距離が短くなり、装置の小型化が可能とな
る。
及びガセット用シート片から容器本体を構成したが、単
体のシートを折り曲げて容器本体を構成しても良く、シ
ート片から容器本体を形成する手段は特に限定されるも
のではない。
ガスを充満した後に、容器本体内の置換ガスを排除し、
更に、置換ガスが排除された容器本体内に被充填物を充
填して密封するので、容器本体内の空気を一旦排出した
状態で容器本体内に被充填物を充填することができ、置
換効率の向上が図れ、仮に、容器本体内の気体が被充填
物内に気泡として介在した場合であっても、かかる気体
はガス置換された気体であることから、被充填物に悪影
響を及ぼすことはなく、品質低下を防止できる。特に、
前記口部材には、容器本体に延出された注出補助部が設
けられている場合であっても、容器本体内の空気を一旦
排出した状態で容器本体内に被充填物を充填するため、
容器本体内の脱気を確実に行えることとなる。
内に、再度置換ガスを添加した後に、容器本体を密封す
る場合には、更にガス置換の効率が向上する。
図。
示す概略図。
Claims (2)
- 【請求項1】 可撓性を有するシート片(5)により形
成された容器本体(2)に取り付けられた口部材(3)
から、該容器本体(2)内に被充填物を充填する被充填
物の充填方法であって、前記口部材(3)から容器本体
(2)に置換ガスを充満した後に、容器本体(2)内の
置換ガスを排出し、更に、置換ガスが排出された容器本
体(2)内に被充填物を充填して密封することを特徴と
する被充填物の充填方法。 - 【請求項2】 前記被充填物が充填された容器本体
(2)内の上部空間に、再度置換ガスを吹き付けた後
に、容器本体(2)を密封する請求項1に記載の被充填
物の充填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11157815A JP2000344204A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 被充填物の充填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11157815A JP2000344204A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 被充填物の充填方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000344204A true JP2000344204A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15657913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11157815A Pending JP2000344204A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 被充填物の充填方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000344204A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006016010A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | スパウト付き包装袋の充填方法 |
KR200464818Y1 (ko) | 2010-09-30 | 2013-01-21 | 윤지양행(주) | 진공 포장 공간을 갖는 파우치 |
-
1999
- 1999-06-04 JP JP11157815A patent/JP2000344204A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006016010A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | スパウト付き包装袋の充填方法 |
JP4698175B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2011-06-08 | 東洋製罐株式会社 | スパウト付き包装袋の充填方法 |
KR200464818Y1 (ko) | 2010-09-30 | 2013-01-21 | 윤지양행(주) | 진공 포장 공간을 갖는 파우치 |
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