JP2000344122A - 全電気式操舵制御装置及び全電気式操舵制御方法 - Google Patents

全電気式操舵制御装置及び全電気式操舵制御方法

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JP2000344122A
JP2000344122A JP15403899A JP15403899A JP2000344122A JP 2000344122 A JP2000344122 A JP 2000344122A JP 15403899 A JP15403899 A JP 15403899A JP 15403899 A JP15403899 A JP 15403899A JP 2000344122 A JP2000344122 A JP 2000344122A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操舵輪のタイヤ角の検出誤差を補正し、正確
な操舵制御を行うことのできる全電気式操舵制御装置を
提供すること。 【解決手段】 本発明の全電気式操舵制御装置は、電気
エネルギーによって駆動するアクチュエータを用いて操
舵輪のタイヤ角を変更するタイヤ角変更手段と、操舵輪
のタイヤ角を検出するタイヤ角検出手段(ポテンショメ
ータ)と、タイヤ角検出手段の検出結果に基づいて、タ
イヤ角変更手段を制御する操舵制御手段とを備え、操舵
制御手段は、一方のタイヤエンドまで操舵輪が操舵され
た状態でタイヤ角検出手段によってタイヤ角を検出した
後に、他方のタイヤエンドまで操舵輪が操舵された状態
でタイヤ角検出手段によってタイヤ角を検出し、検出し
た各タイヤエンドにおけるタイヤ角に基づいて、タイヤ
角変更手段の制御を補正するように構成されていること
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドルと操舵輪
とが機械的にリンクされておらず、検出したハンドルの
回転に基づいて、電気エネルギーによって駆動するアク
チュエータを用いて操舵輪を操舵する全電気式操舵制御
装置と全電気式操舵制御方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】図2に、産業車両の一つであるリーチ式
フォークリフト1を示す。図2に示されるフォークリフ
ト1は、その四隅に車輪が取り付けられており、そのう
ちの一つが操舵輪2とされている。この操舵輪2は、ハ
ンドル3の回転に応じて操舵される。図2に示されるフ
ォークリフト1は、操舵輪2とハンドル3との間に機械
的なリンクを有しておらず、操舵されたハンドル3のハ
ンドル角をエンコーダーなどで検出し、検出したハンド
ル角に基づいて操舵輪2を電気モーターなどで駆動す
る、いわゆる全電気式の操舵制御装置を有している。
【0003】全電気式の操舵制御装置の一般的な構成を
図3に示す。ハンドル3には、そのハンドル角を検出す
るエンコーダー4が取り付けられている。また、操舵輪
2には、この操舵輪2のタイヤ角を変更するための駆動
源となる電気モーター5と、この操舵輪2のタイヤ角を
検出するポテンショメータ6が取り付けられている。そ
して、エンコーダー4、電気モーター5及びポテンショ
メータ6は、操舵全体を制御する電子制御コントロール
ユニット(ECU)7に接続されている。ECU7は、
エンコーダー4からの出力に基づいて電気モーター5を
駆動し、操舵輪2のタイヤ角を変更する。即ち、ECU
7は、操舵制御手段として機能する。このとき、操舵輪
2のタイヤ角がポテンショメータ6によって検出され、
ECU7による電気モーター5の駆動制御にフィードバ
ックされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポテンショメ
ータ6は、その出力誤差に個体差があると共に、取付誤
差も生じる。このようなポテンショメータ6の誤差に基
づいて、フィードバック制御を行うと、制御が正確に行
われないことになる。また、ポテンショメータ6の出力
が永年使用によって経時的に変化して誤差が生じる場合
もあり、このような誤差が発生すれば、フィードバック
制御に影響を及ぼすことになる。
【0005】従って、本発明の目的は、操舵輪のタイヤ
角の検出誤差を補正し、正確な操舵制御を行うことので
きる全電気式操舵制御装置及び制御方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の全電気式操舵制
御装置は、電気エネルギーによって駆動するアクチュエ
ータを用いて操舵輪のタイヤ角を変更するタイヤ角変更
手段と、操舵輪のタイヤ角を検出するタイヤ角検出手段
と、タイヤ角検出手段の検出結果に基づいて、タイヤ角
変更手段を制御する操舵制御手段とを備え、操舵制御手
段は、一方のタイヤエンドまで操舵輪が操舵された状態
でタイヤ角検出手段によってタイヤ角を検出した後に、
他方のタイヤエンドまで操舵輪が操舵された状態でタイ
ヤ角検出手段によってタイヤ角を検出し、検出した各タ
イヤエンドにおけるタイヤ角に基づいて、タイヤ角変更
手段によるタイヤ角変更制御を補正するように構成され
ていることを特徴とする。
【0007】本発明の全電気式操舵制御装置によれば、
一方のタイヤエンドと他方のタイヤエンドとで検出した
操舵輪の実際のタイヤ角に基づいて、タイヤ角変更手段
によるタイヤ角変更制御を補正するので、タイヤ角検出
手段の誤差を確実に補正することができ、操舵輪のタイ
ヤ角をタイヤ角変更手段によって正確に変更することが
できる。
【0008】ここで、操舵制御手段は、操舵制御装置が
搭載された車両の起動スイッチがオンとなったことを検
出したときに、タイヤ角変更手段によって操舵輪を一方
のタイヤエンドまで自動的に操舵してタイヤ角検出手段
によってタイヤ角を検出した後に、タイヤ角変更手段に
よって操舵輪を他方のタイヤエンドまで自動的に操舵し
てタイヤ角検出手段によってタイヤ角を検出すると好適
である。このようにすれば、操舵制御装置が搭載された
車両が起動されるときに常にタイヤ検出手段の誤差が補
正され、操舵輪のタイヤ角をタイヤ角変更手段によって
常に正確に変更することができる。
【0009】また、操舵制御手段は、車両の起動スイッ
チがオンとなったことを検出したときに、車両の走行及
び荷役を禁止してから、タイヤ角変更によって操舵輪を
一方のタイヤエンドまで自動的に操舵することが好まし
い。このようにすれば、操舵輪のタイヤ角を自動的に変
更して各タイヤエンドでのタイヤ角を検出する際に、車
両の走行や荷役の制御によって阻害されることなく、タ
イヤ角を確実かつ速やかに検出することができる。
【0010】さらに、操舵制御手段は、各タイヤエンド
でのタイヤ角の検出が終了した後に、タイヤ角変更手段
によって操舵輪を自動的に中立位置に変更することが好
ましい。このようにすれば、操舵輪のタイヤ角を自動的
に変更して各タイヤエンドでタイヤ角を検出した後は、
タイヤ角が必ず中立位置にあるので、運転者によるその
後の車両の運転を行いやすくできる。
【0011】また、本発明の全電気式操舵制御方法は、
操舵輪を一方のタイヤエンドまで操舵した状態で操舵輪
のタイヤ角を検出した後に、操舵輪を他方のタイヤエン
ドまで操舵した状態で操舵輪のタイヤ角を検出し、各タ
イヤエンドにおいて検出したタイヤ角に基づいて、操舵
輪のタイヤ角を変更するタイヤ角変更制御を補正するこ
とを特徴としている。
【0012】本発明の全電気式操舵制御方法によれば、
一方のタイヤエンドと他方のタイヤエンドとで検出した
操舵輪の実際のタイヤ角に基づいて、操舵輪のタイヤ角
を変更するタイヤ角変更制御を補正するので、タイヤ角
を検出する際の誤差を確実に補正することができ、操舵
輪のタイヤ角を正確に変更することができる。
【0013】ここで、車両の起動スイッチがオンとなっ
た場合に、電気エネルギーによって駆動するアクチュエ
ータを用いて、操舵輪を一方のタイヤエンドまで自動的
に操舵させてからタイヤ角を検出した後に、操舵輪を他
方のタイヤエンドまで自動的に操舵させてからタイヤ角
を検出すると好適である。このようにすれば、本操舵制
御方法によって制御される車両が起動されるときに常に
タイヤ角を検出する際の誤差が補正され、操舵輪のタイ
ヤ角を常に正確に変更することができる。
【0014】また、車両の起動スイッチがオンとなった
場合に、車両の走行及び荷役を禁止してから、操舵輪を
一方のタイヤエンドまで自動的に操舵させることが好ま
しい。このようにすれば、操舵輪のタイヤ角を自動的に
変更して各タイヤエンドでタイヤ角を検出する際に、車
両の走行や荷役の制御によって阻害されることなく、タ
イヤ角を確実かつ速やかに検出することができる。
【0015】さらに、各タイヤエンドでのタイヤ角の検
出が終了した後に、操舵輪を自動的に中立位置に変更す
ることが好ましい。このようにすれば、操舵輪のタイヤ
角を自動的に変更して各タイヤエンドでタイヤ角を検出
した後は、タイヤ角が必ず中立位置にあるので、運転者
によるその後の車両の運転を行いやすくできる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の全電気式操舵制御装置の
実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【0017】本実施形態の操舵制御装置が搭載された車
両は産業車両の一つであるフォークリフトであり、上述
した図2に示されるリーチ式フォークリフト1と、その
構成自体は同じである。また、本実施形態の操舵制御装
置は、操舵輪とハンドルとの間に機械的なリンクがな
く、電気的エネルギーによって駆動するアクチュエータ
(具体的には電気モーター)によって操舵輪のタイヤ角
を変更する全電気式の操舵機構を有している。そして、
この全電気式の操舵機構の構成自体も、上述した図3に
示されたものと同じである。このため、本実施形態の操
舵制御装置についても、図2及び図3に基づいて説明す
る。
【0018】フォークリフト1は、四隅に取り付けられ
た車輪のうちの一つが操舵輪2とされている。操舵輪2
は、ハンドル3の回転に応じて操舵され、ここでは、駆
動輪でもある。操舵輪2は、その回転中心軸が回転可能
な取付部8に取り付けられており、この取付部8はギア
9を有している。このギア9は、電気モーター5の出力
軸10に取り付けられたギア11と噛み合っている。即
ち、電気エネルギーによって駆動するアクチュエータで
ある電気モーター5は、駆動されることによって操舵輪
2のタイヤ角を変更するタイヤ角変更手段として機能す
る。電気モーター5は、供給される電流のオン−オフDU
TY比の変化によって、その出力を変化させる。
【0019】また、操舵輪2の取付部8は、操舵輪2が
所定のタイヤ角以上に回転されないように所定の回転位
置でその回転が抑制される構造を有している。操舵輪2
がタイヤ角をそれ以上変更できなくなる位置をタイヤエ
ンドという。図2に示すフォークリフト1における操舵
輪2は、そのフォークリフト1の前方に対して、右側に
90度回転したところが右タイヤエンドとされており、
左側に90度回転したところが左タイヤエンドとされて
いる。操舵輪2の取付部8には、その回転軸上にポテン
ショメータ6が取り付けられている。ポテンショメータ
6は、操舵輪2の取付部8の回転角度、即ち、操舵輪2
のタイヤ角を検出するタイヤ角検出手段として機能す
る。
【0020】一方、ハンドル3は、外周上にノブが取り
付けられたステアリングホイールとされている。ハンド
ル3の回転軸には、円周方向に複数のスリットが形成さ
れた円盤と、このスリットを挟むようにして投光部及び
受光部を有する光検出部とからなるエンコーダー4が取
り付けられている。エンコーダーは、ハンドル3のハン
ドル角を検出するハンドル角検出手段として機能する。
なお、エンコーダー4としては、インクリメンタル型の
ものでも、アブソリュート型のものでも用いることがで
きる。また、ハンドル角検出手段として、エンコーダー
ではなくポテンショメータを用いることも可能である。
【0021】上述したエンコーダー4、電気モーター5
及びポテンショメータ6は、操舵輪2の操舵を総合的に
制御するECU7に接続されている。ECU7内は、そ
の内部に、演算を行うCPU、プログラムや各種設定値
が格納されたROM、各種数値などを一時的に記憶する
RAM、記憶した内容を保持することのできるバックア
ップRAMなどを有している。ECU7は、エンコーダ
ー4によって検出されたハンドル3の操舵ハンドル角に
応じて、操舵輪2が所定のタイヤ角だけ回転されるよう
に電気モーター5に対して駆動信号を送出する。このと
き、操舵輪2のタイヤ角はポテンショメータ6によって
検出され、ECU7に送出される。ECU7は、ポテン
ショメータ6の検出結果を、操舵輪2のタイヤ角を変更
するタイヤ角変更制御にフィードバックさせる。なお、
ECU7には、フォークリフト1の起動スイッチ12も
接続されており、起動スイッチ12がオンにされたこと
を検出できるようになっている。
【0022】次に、上述した構成の操舵制御装置におけ
るポテンショメータ6の誤差の補正について説明すると
共に、本発明の全電気式操舵制御方法の実施形態につい
ても説明する。
【0023】上述したように、タイヤ角検出手段である
ポテンショメータ6は、それ自体が有する出力誤差や、
取付誤差、経時的に発生する誤差を有している。この誤
差を補正しないと、操舵輪2のタイヤ角を変更する際の
フィードバック制御が正確に行われない。このため、本
実施形態の操舵制御装置は、以下に説明するように、こ
の誤差を補正する。この補正制御は、ECU7のROM
内にプログラムとして格納されており、起動スイッチ1
2がオンとされた後に自動的に行われる。図1に、この
補正制御のフローチャートを示す。
【0024】まず、起動スイッチ12がオンにされたこ
とがECU17によって検出されると、フォークリフト
1の走行及び荷役が禁止される(ステップ100)。走
行及び荷役の禁止は、ECU7から、走行及び荷役を制
御しているメインECUに対して禁止指令を送出する
(ECU7が走行及び荷役も制御している場合はその内
部で禁止される)ことで行われる。走行及び荷役が禁止
されると、運転者によってハンドル3が回転されても、
その回転に応じた電気モーター5への駆動指令はECU
7から送出されなくなり、操舵輪2は運転者によってタ
イヤ角を変更されることがなくなる。
【0025】次いで、ECU7から、操舵輪2を一方の
タイヤエンド(ここでは右タイヤエンド)一杯まで操舵
させる信号が電気モーター5に対して送出され、信号を
受けた電気モーター5は、操舵輪2を右タイヤエンドま
で自動的に操舵する(ステップ110)。右タイヤエン
ド一杯まで操舵されたことは、ポテンショメータ6の出
力が変化しなくなることで検出できる。ここで、ポテン
ショメータ6によってタイヤ角が検出される(ステップ
120)。即ち、このとき検出したポテンショメータ6
の出力は、操舵輪2が右タイヤエンドにあるときの出力
である。
【0026】右タイヤエンドでのタイヤ角が検出された
ら、同様にして操舵輪2が他方のタイヤエンド(左タイ
ヤエンド)一杯まで操舵される(ステップ130)。左
タイヤエンド一杯まで操舵されたところで、ポテンショ
メータ6によってタイヤ角が検出される(ステップ14
0)。このとき検出したポテンショメータ6の出力は、
操舵輪2が左タイヤエンドにあるときの出力である。各
タイヤエンドで検出したタイヤ角に基づいて、ECU7
内で、タイヤ角検出手段であるポテンショメータ6の出
力とタイヤ角とを対応させるマップが修正される(ステ
ップ150)。
【0027】次いで、左タイヤエンドに操舵された状態
の操舵輪2は、中立位置(ここでは、左右のタイヤエン
ドの中間位置、即ち、フォークリフト1を前方に直進さ
せる位置)に自動的に操舵される(ステップ160)。
最後に、ステップ100において禁止されていた走行及
び荷役が許可される(ステップ170)。ステップ10
0からステップ170の間の制御は起動スイッチ12の
オンと共に自動的に行われるので、運転席のモニタやイ
ンジケータなどで、ポテンショメータ6の補正制御が行
われており、走行及び荷役が禁止されていることを運転
者に告知するようにすることが好ましい。
【0028】上述した操舵制御装置においては、フォー
クリフト1の起動と同時にポテンショメータ6の補正制
御が自動的に行われるので、ポテンショメータ6の個体
差に起因する誤差や取付誤差のみならず、ポテンショメ
ータ6を使用するにつれて経時的に発生する出力誤差も
常に確実に補正されるので好ましい。また、上述した操
舵制御装置においては、フォークリフト1の起動と同時
にポテンショメータ6の補正制御が自動的に行われる
が、運転席に設置したスイッチなどによって、自動的に
行われる補正制御を運転者の意志によってキャンセルで
きるようにしてもよい。
【0029】本発明は、上述した実施形態に限定される
ものではない。例えば、上述した操舵制御装置は、フォ
ークリフトに搭載されたが、フォークリフト以外の車
両、例えば、ショベルローダーなどに搭載されてもよ
い。また、上述した実施形態においては、起動スイッチ
12がオンとされた後に自動的にポテンショメータ6の
補正制御が自動的に行われたが、請求項1に記載の発明
に関しては、自動的に行われずに手動で行うようになさ
れていてもよい。この場合は、運転席などに設けられた
モニタやインジケータなどによって、操舵輪2の左右タ
イヤエンドへの操舵を順次指示することが好ましい。
【0030】さらに、上述した実施形態においては、各
タイヤエンドで検出したタイヤ角を用いて、ポテンショ
メータ6の出力とタイヤ角とを対応させるマップ自体を
修正することによってタイヤ角変更制御を補正したが、
各タイヤエンドで検出したタイヤ角を用いてタイヤ角変
更制御を補正するのであれば、このようにマップを補正
する方法以外の方法で補正してもよい。例えば、各タイ
ヤエンドで検出したタイヤ角から補正係数を算出し、タ
イヤ角変更制御時に、この補正係数によって上述したマ
ップの値を補正するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の全電気式操舵制御装置及び全電
気式操舵制御方法によれば、一方のタイヤエンドと他方
のタイヤエンドとで検出した実際の操舵輪のタイヤ角に
基づいて、タイヤ角変更手段の制御を補正するので、タ
イヤ検出手段の誤差を確実に補正することができ、操舵
輪のタイヤ角をタイヤ角変更手段によって正確に変更す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における操舵制御を示すフローチャート
である。
【図2】本発明の操舵制御装置を有するフォークリフト
の全体斜視図である。
【図3】本発明の操舵制御装置の操舵機構を示す正面図
である。
【符号の説明】
1…フォークリフト(車両)、2…操舵輪、3…ハンド
ル、4…エンコーダー、5…電気モーター(アクチュエ
ータ:タイヤ角変更手段)、6…ポテンショメータ(タ
イヤ角検出手段)、7…ECU(操舵制御手段)、12
…起動スイッチ。
フロントページの続き Fターム(参考) 3D030 DB04 DB15 DB19 3D032 CC16 DA03 DA04 DA06 DA19 DA64 DA74 DD17 EA02 EB04 EB08 EC23 EC30 3D033 CA04 CA17 CA18 CA24 CA29 3D034 BB02 BC03 BC04 CB02 CC09 CD13 CE02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気エネルギーによって駆動するアクチ
    ュエータを用いて操舵輪のタイヤ角を変更するタイヤ角
    変更手段と、 前記操舵輪のタイヤ角を検出するタイヤ角検出手段と、 前記タイヤ角検出手段の検出結果に基づいて、前記タイ
    ヤ角変更手段を制御する操舵制御手段とを備え、 前記操舵制御手段は、一方のタイヤエンドまで前記操舵
    輪が操舵された状態で前記タイヤ角検出手段によってタ
    イヤ角を検出した後に、他方のタイヤエンドまで前記操
    舵輪が操舵された状態で前記タイヤ角検出手段によって
    タイヤ角を検出し、検出した各タイヤエンドにおけるタ
    イヤ角に基づいて、前記タイヤ角変更手段によるタイヤ
    角変更制御を補正するように構成されていることを特徴
    とする全電気式操舵制御装置。
  2. 【請求項2】 前記操舵制御手段は、前記操舵制御装置
    が搭載された車両の起動スイッチがオンとなったことを
    検出したときに、前記タイヤ角変更手段によって前記操
    舵輪を一方のタイヤエンドまで自動的に操舵して前記タ
    イヤ角検出手段によってタイヤ角を検出した後に、前記
    タイヤ角変更手段によって前記操舵輪を他方のタイヤエ
    ンドまで自動的に操舵して前記タイヤ角検出手段によっ
    てタイヤ角を検出する、請求項1に記載の全電気式操舵
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記操舵制御手段は、前記車両の起動ス
    イッチがオンとなったことを検出したときに、前記車両
    の走行及び荷役を禁止してから、前記タイヤ角変更によ
    って前記操舵輪を一方のタイヤエンドまで自動的に操舵
    する、請求項2に記載の全電気式操舵制御装置。
  4. 【請求項4】 前記操舵制御手段は、各タイヤエンドで
    のタイヤ角の検出が終了した後に、前記タイヤ角変更手
    段によって前記操舵輪を自動的に中立位置に変更する、
    請求項3に記載の全電気式操舵制御装置。
  5. 【請求項5】 操舵輪を一方のタイヤエンドまで操舵し
    た状態で前記操舵輪のタイヤ角を検出した後に、 前記操舵輪を他方のタイヤエンドまで操舵した状態で前
    記操舵輪のタイヤ角を検出し、 各タイヤエンドにおいて検出したタイヤ角に基づいて、
    前記操舵輪のタイヤ角を変更するタイヤ角変更制御を補
    正することを特徴とする全電気式操舵制御方法。
  6. 【請求項6】 車両の起動スイッチがオンとなった場合
    に、 電気エネルギーによって駆動するアクチュエータを用い
    て、前記操舵輪を一方のタイヤエンドまで自動的に操舵
    させてからタイヤ角を検出した後に、 前記操舵輪を他方のタイヤエンドまで自動的に操舵させ
    てからタイヤ角を検出する、請求項5に記載の全電気式
    操舵制御方法。
  7. 【請求項7】 前記車両の起動スイッチがオンとなった
    場合に、前記車両の走行及び荷役を禁止してから、前記
    操舵輪を一方のタイヤエンドまで自動的に操舵させる、
    請求項6に記載の全電気式操舵制御方法。
  8. 【請求項8】 各タイヤエンドでのタイヤ角の検出が終
    了した後に、前記操舵輪を自動的に中立位置に変更す
    る、請求項7に記載の全電気式操舵制御方法。
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