JP2000344109A - ダストボックスワゴン - Google Patents

ダストボックスワゴン

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JP2000344109A
JP2000344109A JP11156955A JP15695599A JP2000344109A JP 2000344109 A JP2000344109 A JP 2000344109A JP 11156955 A JP11156955 A JP 11156955A JP 15695599 A JP15695599 A JP 15695599A JP 2000344109 A JP2000344109 A JP 2000344109A
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wagon
cabinet
dust box
guide
frame
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Naoki Yoshida
直樹 吉田
Maki Nanhei
真樹 南平
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Yamaha Living Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダストボックスを引き出し感覚で使用できて
キャビネット内への出し入れ操作を容易に行い得ると共
に、出し入れ時の床面やキャビネットへの傷付きを防止
し得るダストボックスワゴンを提供する。 【解決手段】 ダストボックスがセットされると共に、
水平面内において回転自在なキャスターが底部に設けら
れたワゴンフレームにガイド部材を設け、該ガイド部材
をキャビネットの側板に設けたガイド部材に案内させな
がらキャビネットの収納部内に出し入れするダストボッ
クスワゴンにおいて、一方のガイド部材がレール状のガ
イドで形成され他方のガイド部材がガイドの上下方向の
動きを規制し得る上下一対のレールで形成されると共
に、ガイドとレールの当接開始側の端部には傾斜面がそ
れぞれ形成され、しかも、ワゴンフレームは、ガイドが
上下一対のレールに挟まれながらキャスターが床面から
浮いた状態で案内されてキャビネットの収納部内に収納
されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばキッチンに
設置されたシステムストッカーの家電ストッカー下方に
出し入れ自在に配置されるダストボックスワゴンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、キッチンの多様化及び高級化が進
む中で、キッチンに、電子レンジ等の家電製品を収納す
る家電ストッカーや食器を収納する食器ストッカー、あ
るいは食品を収納する食品ストッカーがシステム化され
たシステムストッカーが設置されている場合がある。こ
のシステムストッカーの家電ストッカーのキャビネット
下部には、ダストボックスワゴンが出し入れ自在に収納
され、このダストボックスワゴンには、生ゴミ、空き
缶、空き瓶等の各種ゴミを分別収容するダストボックス
がセットされている。
【0003】従来、このようなダストボックスワゴン5
1としては、例えば図6に示すように、金属製のワゴン
フレーム52の底部に水平面内で360度回転自在な4
個のキャスター53がそれぞれ取り付けられると共に、
ワゴンフレーム52内に、例えば3つのダストボックス
54が取り出し自在にセットされている。そして、この
ダストボックスワゴン51は、システムストッカーの家
電ストッカー下部のキャビネット55の側板55a、5
5bで形成される収納部56内に出し入れ自在に配置さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このダ
ストボックスワゴン51にあっては、収納効率及び意匠
上の観点からダストボックスワゴン51の外形形状がキ
ャビネット55の収納部56の大きさに略対応するよう
に形成されると共に、ダストボックスワゴン51の移動
の容易化を図るために、水平面内で360度回転自在な
キャスター53が使用されている。
【0005】そのため、ダストボックスワゴン51をキ
ャビネット55の収納部56に収納する際に、キャスタ
ー53の位置によっては、キャスター53が収納部56
の開口縁部に当接する場合があったり、ダストボックス
ワゴン51の収納部56内の移動時に、キャスター53
がキャビネット55の側板55a、55b内面に所定圧
で当接したり、この当接したままの状態で後方に押し込
まれたり前方に引き出される場合があり、ダストボック
スワゴン51の出し入れ操作が面倒であると共に、キャ
ビネット55自体に傷付きが発生し易いという問題点が
あった。
【0006】特に、ダストボックスワゴン51に、図6
に示すように複数のダストボックス54がセットされる
と、各ダストボックス54内に分別収容されるゴミの種
類や量によって、ダストボックスワゴン51の幅方向の
重量にアンバランスが生じ易く、ダストボックスワゴン
51を直線的に収納部56方向や収納部56内を移動さ
せようとしてもスムーズに移動しない場合がある。この
ような場合に上記問題点がより顕著になり易く、その改
善が望まれているのが実情である。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、請求項1記載の発明の目的は、キャビネット
内への出し入れ操作を容易に行い得ると共に、出し入れ
時のキャビネットの傷付きを防止し得るダストボックス
ワゴンを提供することにある。また、請求項2記載の発
明の目的は、請求項1記載の発明の目的に加え、出し入
れ操作をより容易に行い得るダストボックスワゴンを提
供し、請求項3記載の発明の目的は、請求項1または2
記載の発明の目的に加え、引き出し感覚で使用できて操
作性をより一層向上させ得るダストボックスワゴンを提
供することにある。また、請求項4記載の発明の目的
は、請求項1ないし3記載の発明の目的に加え、出し入
れ操作をより一層スムーズに行い得ると共に床面への傷
付きを防止し得るダストボックスワゴンを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、ワゴンフレー
ム内にダストボックスがセットされると共に、底部に設
けたキャスターの回転によってキャビネットの収納部内
に出し入れされるダストボックスワゴンであって、ワゴ
ンフレームにガイド部材を設け、該ガイド部材をキャビ
ネットの側板に設けたガイド部材に案内させながらその
収納部内に出し入れすることを特徴とする。
【0009】このように構成することにより、ダストボ
ックスがセットされたワゴンフレームは、そのガイド部
材がキャビネットのガイド部材に案内されつつ、キャビ
ネットの収納部に出し入れされる。これにより、重量バ
ランス等に影響されることなく、ワゴンフレームのキャ
ビネットの収納部に対する出し入れ方向が特定化され、
ダストボックスワゴンの出し入れ操作が容易に行えると
共に、出し入れ時のワゴンフレームのキャビネット側板
への接触を抑えることができて、キャビネットの傷付き
が防止される。
【0010】また、請求項2記載の発明は、ガイド部材
のうち、一方のガイド部材がレール状もしくはローラ状
のガイドで形成され他方のガイド部材がレールで形成さ
れると共に、ガイドとレールの当接開始側の端部に傾斜
面がそれぞれ形成されていることを特徴とする。このよ
うに構成することにより、ダストボックスワゴンをキャ
ビネットの収納部に出し入れする際に、例えばワゴンフ
レームのガイドの後端部の傾斜面とキャビネットのレー
ルの前端部の傾斜面とが当接して徐々に前方もしくは後
方に移動することから、両ガイド部材の当接及び離間が
スムーズとなって、ワゴンのキャビネットへの出し入れ
操作がより容易となる。
【0011】また、請求項3記載の発明は、ガイド部材
の少なくとも一方が上下一対のレールで形成されている
ことを特徴とする。このように構成することにより、例
えばワゴンフレームのガイド部材が、キャビネットの上
下一対のレール間に位置して挟まれた状態で出し入れさ
れることから、ワゴンフレームを所定距離前方に引き出
した際にその位置に安定保持され、ダストボックスワゴ
ンを引き出し感覚で使用できる等、その操作性がより一
層向上する。
【0012】また、請求項4記載の発明は、ワゴンフレ
ームが、そのガイド部材をキャビネットのガイド部材に
案内させてキャビネットの収納部内に収納した際に、底
部のキャスターが床面から浮いた状態になることを特徴
とする。このように構成することにより、ワゴンフレー
ムをキャビネット内に収納すると、そのキャスターが床
面から浮いた状態になることから、ダストボックスワゴ
ンのキャビネット内における出し入れにキャスターが関
与することがなくなり、両ガイド部材のみでダストボッ
クスワゴンが特定方向によりスムーズに移動すると共
に、ワゴン移動時のキャスターによる床面への傷付きが
防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は、本発
明に係わるダストボックスワゴンの一実施例を示し、図
1がその斜視図、図2が要部の拡大斜視図、図3が収納
状態の断面図である。
【0014】図1において、ダストボックスワゴン1
(以下、ワゴン1という)は、前後のコ字状フレーム2
a、2bと、このコ字状フレーム2a、2bを横方向に
連結する複数本の横フレーム2c等で形成されると共
に、その上面側が開口したワゴンフレーム2を有してい
る。このワゴンフレーム2のコ字状フレーム2a、2b
の下端には、水平面内において360度回転自在なキャ
スター3がそれぞれ(合計4個)取り付けられ、またワ
ゴンフレーム2内には、上面蓋4aを有する2個のダス
トボックス4がそれぞれ出し入れ自在にセット(配置)
されている。
【0015】また、ワゴンフレーム2の左右両側で底部
側には、ガイド部材としてのレール状の1本のガイド5
がそれぞれ固定されている。このガイド5は、断面方形
状の樹脂や木材等によって所定長さの棒状に形成され、
その前後端部5a、5bがワゴンフレーム2のコ字状フ
レーム2aの左右外面に図示しないネジ等で固定される
と共に、後端部5bの下面側には、図2に示すように円
弧状(もしくは直線状)の傾斜面6が形成されている。
なお、ガイド5は、その後端部5bがコ字状フレーム2
bの後端面より所定寸法後方側に突出している。
【0016】一方、このワゴン1が収納される家電スト
ッカー7下部のキャビネット8の左右の側板8a、8b
には、ガイド部材としての一対のレール10、11がそ
れぞれ固定されている。このレール10、11は、前記
ガイド5と略同様の材質によって棒状に形成され、下方
のレール11の前端部11aの上面側には、前記傾斜面
6と同様の傾斜面12(図2参照)が形成されている。
【0017】そして、このレール10、11は、キャビ
ネット8の収納部9を形成する側板8a、8bの内面
に、図示しないネジや接着剤等によって固定され、図2
に示すように、上下一対のレール10、11の間隔w
は、ガイド5の高さ寸法hより所定寸法大きく設定され
ている。また、図3に示すように、下方のレール11上
面のキッチンの床面13に対する高さ寸法H1は、ガイ
ド5の下面とキャスター3の下端間の高さ寸法H2より
所定寸法大きく設定され、さらに、ワゴンフレーム2の
左右の一対のガイド5の幅(外形寸法)は、キャビネッ
ト8の側板8a、8bの内寸法より若干小さく設定され
ている。
【0018】次に、上記ワゴン1のキャビネット8の収
納部9内への出し入れ操作について説明する。先ず、図
1に示すようにワゴン1を収納部9から引き出した状態
においては、所定のダストボックス4を、ワゴンフレー
ム2から取り出したりワゴンフレーム2内にセットする
ことができる。そして、ワゴンフレーム2にダストボッ
クス4がセットされたワゴン1を、キャビネット8の収
納部9内に収納する場合は、ワゴン1をキャビネット8
方向にキャスター3の回転を利用して移動させ、ガイド
5の後端部5bをキャビネット8のレール11の前端部
11a前方に位置させる。
【0019】この時、ガイド5の高さ寸法H2とレール
11の高さ寸法H1が前述した如く設定されているた
め、図3の二点鎖線で示すように、ガイド5の後端部5
bの傾斜面6の先端が、レール11の前端部11aの傾
斜面12の先端上に僅かに載った状態となる。この状態
でワゴン1の前方のコ字状フレーム2aの上部を手で持
ち後方に押し込むと、ガイド5の傾斜面6がレール11
の傾斜面12に乗り上げつつ矢印イの如く移動する。
【0020】そして、ワゴン1の更なる押し込みによっ
て、ガイド5の下面が下方のレール11の上面に載置さ
れ、かつ上下のレール10、11で案内されつつワゴン
1が収納位置までスライド移動する。この時、ガイド5
のレール11に沿った後方側への移動によって、ワゴン
1のキャスター3はキッチンの床面13から徐々に浮き
上がり、ワゴン1の収納位置においては、4個のキャス
ター3が床面13から完全に浮いた状態となる。
【0021】これにより、3個のダストボックス4に重
量のアンバランスがある場合でも、このアンバランスに
関係なく、ワゴン1のガイド5がレール10、11に沿
ってスムーズに移動し、キャスター3による側板8a、
8b内面への傷付きが防止されると共に、キャスター3
が床面13上を移動することがなくなって、キャスター
3による床面13の傷付きも防止される。
【0022】この収納位置からワゴン1を引き出す場合
は、コ字状フレーム2aを前方に引っ張ることによっ
て、ワゴン1のガイド5が一対のレール10、11で案
内されつつ引き出される。そして、ワゴン1にセットさ
れたダストボックス4にゴミの収容容量の余裕がある場
合は、ワゴン1を収納部9から完全に引き出すことな
く、上下のレール10、11で前方への倒れが防止され
ると共に、ダストボックス4の上面蓋4aが開閉可能な
所定位置にワゴン1を停止させる。
【0023】この停止位置でダストボックス4の上面蓋
4aを開いてその内部にゴミを収容し、その後、ワゴン
1を再び後方側に押し込む。このワゴン1をレール1
0、11の前端部の所定位置で停止させる場合は、ワゴ
ン1が収納部9から完全に引き出されないため、ワゴン
1の収納部9に対する出し入れを、ガイド5とレール1
0、11のみによって引き出し感覚で容易かつスムーズ
に行うことができる。
【0024】一方、ワゴン1のダストボックス4内に収
容されたゴミが一杯になり、このダストボックス4内の
ゴミを取り出す場合は、ワゴン1をキャビネット8の収
納部9から大きく前方に引き出す。この場合、ワゴン1
のガイド5が収納部9のレール10、11から完全に外
れる位置(図1に示す位置)まで引き出されることにな
る。この引き出し時においても、ガイド5の傾斜面6と
レール11の傾斜面12によって、床面13から浮いた
状態のワゴン1が突然床面13上に引き出されることが
なく、傾斜面6、11に沿って4個のキャスター3が徐
々に床面13上に載置されることになり、引き出し操作
がスムーズに行えると共に引き出し時の床面13への傷
付き等も防止される。
【0025】このように、上記実施例のワゴン1にあっ
ては、ワゴンフレーム2にガイド5を取り付けると共
に、キャビネット8の収納部9の側板8a、8bにレー
ル10、11を取り付けているため、ワゴン1の収納部
9に対する出し入れを、ガイド5のレール10、11に
沿った直線状の移動で行うことができ、ワゴン1の出し
入れ操作を容易に行うことができると共に、ワゴン1の
出し入れ時にワゴン1のキャスター3が側板8a、8b
内面等に接触するのを抑えることができて、キャビネッ
ト8の傷付きを防止することができる。
【0026】特に、ガイド5の後端部5bに傾斜面6を
形成すると共に、キャビネット8のレール11の前端部
11aにも傾斜面12を形成しているため、ガイド5と
レール11の当接開始と後方への移動をスムーズに行う
ことができると共に、ワゴン1を収納部9から完全に引
き出す際に、ワゴン1が突然床面13上に引き出される
ことがなく、傾斜面6、12に沿って徐々に引き出すこ
とができる。これらのことから、複数のダストボックス
4内に収容されたゴミの重量にアンバランスがある場合
であっても、ワゴン1を収納部9内で直線的に移動させ
ることができて、その出し入れの操作性を向上させるこ
とが可能になる。
【0027】また、キャビネット8の側板8a、8bに
上下一対のレール10、11を設けているため、このレ
ール10、11によって、所定距離前方に引き出したワ
ゴン1を所定位置(ゴミ収容位置)に安定保持してゴミ
を収容することができると共に、ゴミを収容したワゴン
1をそのまま後方に押し込みだけで収納部9に収納でき
る等、ワゴン1を引き出し感覚で使用できて、より操作
性に優れたワゴン1を得ることが可能になる。
【0028】さらに、ガイド5とレール11の高さ設定
によって、ワゴン1を収納部9内に収納した際に、その
キャスター3が床面13から浮いた状態になるため、ワ
ゴン1の出し入れ操作時のキャスター3の床面13への
接触を極力抑えることができると共に、前述したように
ガイド5とレール11の傾斜面6、12により、ワゴン
1の完全引き出し時の床面13に加わる衝撃を緩和する
ことができるため、ワゴン1の引き出し操作に係わる床
面13への傷付きを確実に防止することができる。
【0029】また、ワゴン1のワゴンフレーム2の左右
両側にレール状のガイド5を固定し、キャビネット8の
側板8a、8bの内面にレール10、11を固定するこ
とによって対応することができるため、既存のシステム
ストッカーにも容易に対応することができると共に、ワ
ゴン1に設けられるガイド5やキャビネット8の側板8
a、8bに設けられるレール10、11によって、ワゴ
ン1やキャビネット8自体の剛性を高めることができる
という付随的な作用効果も得られる。
【0030】ところで、以上の実施例においては、ワゴ
ン1の収納部9内への収納時に、ワゴン1のキャスター
3が床面13から浮き上がる場合について説明したが、
本発明はこれに限定されるものでもなく、例えば図4に
示すように、ワゴン1のガイド5の下面がキャビネット
8のレール11の上面に載置された際に、キャスター3
が床面13に接触するようにしても良い。
【0031】この場合は、ガイド5とレール10、11
は、単なる案内としての機能を有するのみで、ワゴン1
の移動は主にキャスター3の回転によって行われること
になる。この場合においても、ワゴン1の移動(すなわ
ちキャスター3の回転移動方向)がガイド5とレール1
0、11で特定化されることから、上記実施例と略同様
の作用効果を得ることができる他に、ワゴン1がキャス
ター3によって床面13上に支持されるため、キャビネ
ット8の側板8a、8bに固体されるレール10、11
のうち上方のレール10を省略することができて、構成
の簡略化が図れるという作用効果も得られる。
【0032】図5は、本発明に係わるワゴンの他の実施
例を示す要部の斜視図であり、この実施例の特徴は、ワ
ゴン1のガイド部材として、前記レール状のガイド5で
はなく、一対のガイドローラ15を使用すると共に、キ
ャビネット8の側板8a、8bに板金製のレール16を
設けた点にある。
【0033】すなわち、ワゴン1のコ字状フレーム2
a、2bの左右外側にガイドローラ取付板17をネジや
溶接等で固定し、このガイドローラ取付板17の前後端
部に、少なくとも外周面がゴム等の弾性体で形成された
ガイドローラ15を回転自在に取り付ける。一方、レー
ル16は金属薄板を断面コ字状に屈曲成形すると共に、
その前端側の下面に前端下方に傾斜する傾斜面16aを
一体的に設ける。そして、このレール16を側板8a、
8b内面にネジ等で固定する。
【0034】この実施例においても、ワゴン1のキャビ
ネット8の収納部9内への押し込みにより、ガイドロー
ラ15がレール16の傾斜面16aで案内されつつ、か
つ回転しながら矢印ロの如く移動してワゴン1が収納部
9に収納される等、上記実施例と同様の作用効果が得ら
れる。また、ワゴン1の移動がガイドローラ15の回転
による移動であるため、移動時の操作力がより小さくな
って、よりスムーズな移動が可能になるという作用効果
も得られる。この実施例の場合も、キャスター3は、床
面13から浮かせも良いし床面13に接触させても良
い。
【0035】なお、上記各実施例においては、ワゴン1
のガイド部材としてレール状のガイド5とガイドローラ
15を使用し、キャビネット8のガイド部材としてレー
ル10、11、16を使用したが、本発明に係わるガイ
ド部材はこれに限定されるものでもなく、例えばキャビ
ネット8のガイド部材としてその側板8a、8bに設け
た凹溝を使用する等、ワゴン1の移動時に互いに係合す
る適宜の機構を採用することができるし、その取付位置
や数も上記実施例に限定されるものでもない。
【0036】また、上記実施例においては、ワゴン1に
ガイド5やガイドローラ15を設けキャビネット8にレ
ール10、11、16を設けたが、これらの関係を逆に
する構成も本発明は包含するものである。すなわち、ワ
ゴンフレーム2にガイド部材としてのレール10、1
1、16を取り付け、キャビネット8にガイド部材とし
てのガイド5やガイドローラ15を取り付ける構成も採
用することができる。
【0037】さらに、上記各実施例における、ワゴン
1、キャビネット8及びワゴンフレーム2の形態、ダス
トボックス4の形状やそのセット個数、ガイド5やレー
ル10、11、16の長さや形状等も一例であって、本
発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々変更可能であることはいうまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、ダストボックスがセットされるワゴンフレ
ームにガイド部材を設けると共に、キャビネットにガイ
ド部材を設けているため、ダストボックスの重量のアン
バランス等に影響されることなく、ワゴンフレームをガ
イド部材によってスムーズに移動させることができて、
ダストボックスワゴンのキャビネット収納部に対する出
し入れ操作を容易に行うことができると共に、出し入れ
時のワゴンフレームのキャビネット側板への接触を抑え
ることができて、キャビネットの傷付きを防止すること
ができる。
【0039】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、ダストボックスワゴンの
キャビネットに対する出し入れ操作時に、例えばワゴン
フレームのガイドの後端部の傾斜面がキャビネットのレ
ールの前端部の傾斜面に当接して移動するため、両ガイ
ド部材の当接及び離間をスムーズに行うことができて、
ダストボックスワゴンの出し入れ操作をより容易に行う
ことができる。
【0040】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、例えばワゴンの
ガイド部材がキャビネットの上下一対のレール間に位置
して挟まれた状態で出し入れされるため、ダストボック
スワゴンを所定距離前方に引き出してゴミ収容位置に保
持することができると共に、そのままの状態で後方に移
動することができる等、ダストボックスワゴンを引き出
し感覚で操作することができて、その操作性をより一層
向上させることができる。
【0041】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1ないし3記載の発明の効果に加え、ワゴンフレーム
をキャビネット内に収納する際に、キャスターが床面か
ら浮いた状態となるため、ダストボックスワゴンのキャ
ビネット内における移動にキャスターが関与せず、両ガ
イド部材によって特定方向によりスムーズに移動させる
ことができると共に、キャスターが床面に接触しないこ
とから床面への傷付きを防止することができる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるダストボックスワゴンの一実施
例を示す斜視図
【図2】同その要部の拡大斜視図
【図3】同収納状態の断面図
【図4】同他の収納状態の断面図
【図5】本発明に係わるダストボックスワゴンの他の実
施例を示す要部の斜視図
【図6】従来のダストボックスワゴンの斜視図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・ダストボックスワゴン 2・・・・・・・・・ワゴンフレーム 3・・・・・・・・・キャスター 4・・・・・・・・・ダストボックス 5・・・・・・・・・ガイド 5b・・・・・・・・後端部 6・・・・・・・・・傾斜面 7・・・・・・・・・家電ストッカー 8・・・・・・・・・キャビネット 8a、8b・・・・・側板 9・・・・・・・・・収納部 10、11・・・・・レール 11a・・・・・・・前端部 12・・・・・・・・傾斜面 13・・・・・・・・床面 15・・・・・・・・ガイドローラ 16・・・・・・・・レール 16a・・・・・・・傾斜面 17・・・・・・・・ガイドローラ取付板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月2日(2000.3.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ダストボックスワゴン
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばキッチンに
設置されたシステムストッカーの家電ストッカー下方に
出し入れ自在に配置されるダストボックスワゴンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、キッチンの多様化及び高級化が進
む中で、キッチンに、電子レンジ等の家電製品を収納す
る家電ストッカーや食器を収納する食器ストッカー、あ
るいは食品を収納する食品ストッカーがシステム化され
たシステムストッカーが設置されている場合がある。こ
のシステムストッカーの家電ストッカーのキャビネット
下部には、ダストボックスワゴンが出し入れ自在に収納
され、このダストボックスワゴンには、生ゴミ、空き
缶、空き瓶等の各種ゴミを分別収容するダストボックス
がセットされている。
【0003】従来、このようなダストボックスワゴン5
1としては、例えば図4に示すように、金属製のワゴン
フレーム52の底部に水平面内で360度回転自在な4
個のキャスター53がそれぞれ取り付けられると共に、
ワゴンフレーム52内に、例えば3つのダストボックス
54が取り出し自在にセットされている。そして、この
ダストボックスワゴン51は、システムストッカーの家
電ストッカー下部のキャビネット55の側板55a、5
5bで形成される収納部56内に出し入れ自在に配置さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このダ
ストボックスワゴン51にあっては、収納効率及び意匠
上の観点からダストボックスワゴン51の外形形状がキ
ャビネット55の収納部56の大きさに略対応するよう
に形成されると共に、ダストボックスワゴン51の移動
の容易化を図るために、水平面内で360度回転自在な
キャスター53が使用されている。
【0005】そのため、ダストボックスワゴン51をキ
ャビネット55の収納部56に収納する際に、キャスタ
ー53の位置によっては、キャスター53が収納部56
の開口縁部に当接する場合があったり、ダストボックス
ワゴン51の収納部56内の移動時に、キャスター53
がキャビネット55の側板55a、55b内面に所定圧
で当接したり、この当接したままの状態で後方に押し込
まれたり前方に引き出される場合があり、ダストボック
スワゴン51の出し入れ操作が面倒であると共に、キャ
ビネット55自体に傷付きが発生し易いという問題点が
あった。
【0006】特に、ダストボックスワゴン51に、図4
に示すように複数のダストボックス54がセットされる
と、各ダストボックス54内に分別収容されるゴミの種
類や量によって、ダストボックスワゴン51の幅方向の
重量にアンバランスが生じ易く、ダストボックスワゴン
51を直線的に収納部56方向や収納部56内を移動さ
せようとしてもスムーズに移動しない場合がある。この
ような場合に上記問題点がより顕著になり易く、その改
善が望まれているのが実情である。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、請求項1ないし3記載の発明の目的は、ダス
トボックスを引き出し感覚で使用できてキャビネット内
への出し入れ操作を容易に行い得ると共に、出し入れ時
の床面やキャビネットへの傷付きを防止し得るダストボ
ックスワゴンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、ダストボック
スがセットされると共に、水平面内において回転自在な
キャスターが底部に設けられたワゴンフレームにガイド
部材を設け、該ガイド部材をキャビネットの側板に設け
たガイド部材に案内させながらキャビネットの収納部内
に出し入れするダストボックスワゴンにおいて、一方の
ガイド部材がレール状のガイドで形成され他方のガイド
部材が前記ガイドの上下方向の動きを規制し得る上下一
対のレールで形成されると共に、ガイドとレールの当接
開始側の端部には傾斜面がそれぞれ形成され、しかも、
ワゴンフレームは、ガイドが上下一対のレールに挟まれ
ながらキャスターが床面から浮いた状態で案内されてキ
ャビネットの収納部内に収納されることを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明は、ワゴンフレ
ームがパイプ状の機枠を有し、該機枠内部に複数のダス
トボックスが上下方向に取り出し可能にセットされてい
ることを特徴とし、請求項3記載の発明は、ワゴンフレ
ーム内に複数のダストボックスが幅方向に連設されてセ
ットされていることを特徴とする。
【0010】このように構成することにより、例えば複
数のダストボックスがセットされたパイプ状の機枠を有
するワゴンフレームは、そのガイド部材としてのレール
状のガイドが、キャビネットのガイド部材としての上下
一対のレールで挟まれながら案内されて、キャビネット
の収納部に出し入れされる。この時、ガイドとレールの
当接開始側の端部に形成された傾斜面によって、ガイド
とレールが互いに当接しつつ徐々に前方もしくは後方に
移動し、両ガイド部材の当接及び離間がスムーズにな
る。また、ワゴンフレームのキャスターが床面から完全
に浮いた状態になることから、ダストボックスワゴンの
キャビネット内における出し入れにキャスターが関与す
ることがなくなり、ガイドとレールのみでダストボック
スワゴンが特定方向によりスムーズに移動し、ワゴン移
動時のキャスターによるキャビネットへの傷付きが防止
されると共に、ワゴンフレームのキャビネットからの完
全引き出し時のキャスターによる床面への傷付きも防止
される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は、本発
明に係わるダストボックスワゴンの一実施例を示し、図
1がその斜視図、図2が要部の拡大斜視図、図3が収納
状態の断面図である。
【0012】図1において、ダストボックスワゴン1
(以下、ワゴン1という)は、前後のコ字状フレーム2
a、2bと、このコ字状フレーム2a、2bを横方向に
連結する複数本の横フレーム2c等で形成されると共
に、その上面側が開口した枠状のワゴンフレーム2を有
している。このワゴンフレーム2のコ字状フレーム2
a、2bの下端には、水平面内において360度回転自
在なキャスター3がそれぞれ(合計4個)取り付けら
れ、またワゴンフレーム2内には、上面蓋4aを有する
2個のダストボックス4がそれぞれ出し入れ自在にセッ
ト(配置)されている。
【0013】また、ワゴンフレーム2の左右両側で底部
側には、ガイド部材としてのレール状の1本のガイド5
がそれぞれ固定されている。このガイド5は、断面方形
状の樹脂や木材等によって所定長さの棒状に形成され、
その前後端部5a、5bがワゴンフレーム2のコ字状フ
レーム2aの左右外面に図示しないネジ等で固定される
と共に、後端部5bの下面側には、図2に示すように円
弧状(もしくは直線状)の傾斜面6が形成されている。
なお、ガイド5は、その後端部5bがコ字状フレーム2
bの後端面より所定寸法後方側に突出している。
【0014】一方、このワゴン1が収納される家電スト
ッカー7下部のキャビネット8の左右の側板8a、8b
には、ガイド部材としての一対のレール10、11がそ
れぞれ固定されている。このレール10、11は、前記
ガイド5と略同様の材質によって棒状に形成され、下方
のレール11の前端部11aの上面側には、前記傾斜面
6と同様の傾斜面12(図2参照)が形成されている。
【0015】そして、このレール10、11は、キャビ
ネット8の収納部9を形成する側板8a、8bの内面
に、図示しないネジや接着剤等によって固定され、図2
に示すように、上下一対のレール10、11の間隔w
は、ガイド5の高さ寸法hより所定寸法大きく設定され
ている。また、図3に示すように、下方のレール11上
面のキッチンの床面13に対する高さ寸法H1は、ガイ
ド5の下面とキャスター3の下端間の高さ寸法H2より
所定寸法大きく設定され、さらに、ワゴンフレーム2の
左右の一対のガイド5の幅(外形寸法)は、キャビネッ
ト8の側板8a、8bの内寸法より若干小さく設定され
ている。
【0016】次に、上記ワゴン1のキャビネット8の収
納部9内への出し入れ操作について説明する。先ず、図
1に示すようにワゴン1を収納部9から完全に引き出し
た状態においては、所定のダストボックス4を、ワゴン
フレーム2から取り出したりワゴンフレーム2内にセッ
トすることができる。そして、ワゴンフレーム2にダス
トボックス4がセットされたワゴン1を、キャビネット
8の収納部9内に収納する場合は、ワゴン1をキャビネ
ット8方向にキャスター3の回転を利用して移動させ、
ガイド5の後端部5bをキャビネット8のレール11の
前端部11a前方に位置させる。
【0017】この時、ガイド5の高さ寸法H2とレール
11の高さ寸法H1が前述した如く設定されているた
め、図3の二点鎖線で示すように、ガイド5の後端部5
bの傾斜面6の先端が、レール11の前端部11aの傾
斜面12の先端上に僅かに載った状態となる。この状態
でワゴン1の前方のコ字状フレーム2aの上部を手で持
ち後方に押し込むと、ガイド5の傾斜面6がレール11
の傾斜面12に乗り上げつつ矢印イの如く移動する。
【0018】そして、ワゴン1の更なる押し込みによっ
て、ガイド5の下面が下方のレール11の上面に載置さ
れ、かつ上下のレール10、11で案内されつつワゴン
1が収納位置までスライド移動する。この時、ガイド5
のレール11に沿った後方側への移動によって、ワゴン
1のキャスター3はキッチンの床面13から徐々に浮き
上がり、ワゴン1の収納位置においては、4個のキャス
ター3が床面13から完全に浮いた状態となる。
【0019】これにより、2個のダストボックス4に重
量のアンバランスがある場合でも、このアンバランスに
関係なく、ワゴン1のガイド5がレール10、11に沿
ってスムーズに移動し、キャスター3による側板8a、
8b内面への傷付きが防止されると共に、キャスター3
が床面13上を移動することがなくなって、キャスター
3による床面13の傷付きも防止される。
【0020】この収納位置からワゴン1を引き出す場合
は、コ字状フレーム2aを前方に引っ張ることによっ
て、ワゴン1のガイド5が一対のレール10、11で案
内されつつ引き出される。そして、ワゴン1にセットさ
れたダストボックス4にゴミの収容容量の余裕がある場
合は、ワゴン1を収納部9から完全に引き出すことな
く、上下のレール10、11で前方への倒れが防止され
ると共に、ダストボックス4の上面蓋4aが開閉可能な
所定位置にワゴン1を停止させる。
【0021】この停止位置でダストボックス4の上面蓋
4aを開いてその内部にゴミを収容し、その後、ワゴン
1を再び後方側に押し込む。このワゴン1をレール1
0、11の前端部の所定位置で停止させる場合は、ワゴ
ン1が収納部9から完全に引き出されないため、ワゴン
1の収納部9に対する出し入れを、ガイド5とレール1
0、11のみによって引き出し感覚で容易かつスムーズ
に行うことができる。
【0022】一方、ワゴン1のダストボックス4内に収
容されたゴミが一杯になり、このダストボックス4内の
ゴミを取り出す場合は、ワゴン1をキャビネット8の収
納部9から大きく前方に引き出す。この場合、ワゴン1
のガイド5が収納部9のレール10、11から完全に外
れる位置(図1に示す位置)まで引き出されることにな
る。この引き出し時においても、ガイド5の傾斜面6と
レール11の傾斜面12によって、床面13から浮いた
状態のワゴン1が突然床面13上に引き出されることが
なく、傾斜面6、12に沿って4個のキャスター3が徐
々に床面13上に載置されることになり、引き出し操作
がスムーズに行えると共に引き出し時の床面13への傷
付き等も防止される。
【0023】このように、上記実施例のワゴン1にあっ
ては、ワゴンフレーム2にガイド5を取り付けると共
に、キャビネット8の収納部9の側板8a、8bにレー
ル10、11を取り付けているため、ワゴン1の収納部
9に対する出し入れを、ガイド5のレール10、11に
沿った直線状の移動で行うことができ、ワゴン1の出し
入れ操作を容易に行うことができると共に、ワゴン1の
出し入れ時にワゴン1のキャスター3が側板8a、8b
内面等に接触するのを抑えることができて、キャビネッ
ト8の傷付きを防止することができる。
【0024】特に、ガイド5の後端部5bに傾斜面6を
形成すると共に、キャビネット8のレール11の前端部
11aにも傾斜面12を形成しているため、ガイド5と
レール11の当接開始と後方への移動をスムーズに行う
ことができると共に、ワゴン1を収納部9から完全に引
き出す際に、ワゴン1が突然床面13上に引き出される
ことがなく、傾斜面6、12に沿って徐々に引き出すこ
とができる。これらのことから、複数のダストボックス
4内に収容されたゴミの重量にアンバランスがある場合
であっても、ワゴン1を収納部9内で直線的に移動させ
ることができて、その出し入れの操作性を向上させるこ
とが可能になる。
【0025】また、キャビネット8の側板8a、8bに
上下一対のレール10、11を設けているため、このレ
ール10、11によって、所定距離前方に引き出したワ
ゴン1を所定位置(ゴミ収容位置)に安定保持してゴミ
を収容することができると共に、ゴミを収容したワゴン
1をそのまま後方に押し込みだけで収納部9に収納でき
る等、ワゴン1を引き出し感覚で使用できて、より操作
性に優れたワゴン1を得ることが可能になる。
【0026】さらに、ガイド5とレール11の高さ設定
によって、ワゴン1を収納部9内に収納した際に、その
キャスター3が床面13から浮いた状態になるため、ワ
ゴン1の出し入れ操作時のキャスター3の床面13への
接触を極力抑えることができると共に、前述したように
ガイド5とレール11の傾斜面6、12により、ワゴン
1の完全引き出し時の床面13に加わる衝撃を緩和する
ことができるため、ワゴン1の引き出し操作に係わる床
面13への傷付きを確実に防止することができる。
【0027】また、ワゴン1のワゴンフレーム2の左右
両側にレール状のガイド5を固定し、キャビネット8の
側板8a、8bの内面にレール10、11を固定するこ
とによって対応することができるため、既存のシステム
ストッカーにも容易に対応することができると共に、ワ
ゴン1に設けられるガイド5やキャビネット8の側板8
a、8bに設けられるレール10、11によって、ワゴ
ン1やキャビネット8自体の剛性を高めることができる
という付随的な作用効果も得られる。
【0028】なお、上記実施例においては、ワゴン1の
ガイド部材としてレール状のガイド5を使用し、キャビ
ネット8のガイド部材としてレール10、11を使用し
たが、本発明に係わるガイド部材はこれに限定されるも
のでもなく、例えばキャビネット8のガイド部材として
その側板8a、8bに設けた凹溝を使用する等、ワゴン
1の移動時に互いに係合するレール状の適宜の機構を採
用することができるし、その取付位置や数も上記実施例
に限定されるものでもない。
【0029】また、上記実施例においては、ワゴン1に
ガイド5を設けキャビネット8にレール10、11を設
けたが、これらの関係を逆にする構成も本発明は包含す
るものである。すなわち、ワゴンフレーム2にガイド部
材としてのレール10、11を取り付け、キャビネット
8にガイド部材としてのガイド5を取り付ける構成も採
用することができる。
【0030】さらに、上記各実施例における、ワゴン
1、キャビネット8及びワゴンフレーム2の形態、ダス
トボックス4の形状やそのセット個数、ガイド5やレー
ル10、11の長さや形状等も一例であって、本発明に
係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更
可能であることはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1ないし3
記載の発明によれば、ダストボックスがセットされるワ
ゴンフレームにレール状のガイドを設け、キャビネット
に上下一対のレールを設けると共に、ガイドとレールの
当接開始側の端部に傾斜面を設けているため、ダストボ
ックスの重量のアンバランス等に影響されることなく、
ワゴンフレームをガイドとレールによってスムーズに移
動させることができて、ダストボックスワゴンのキャビ
ネット収納部に対する出し入れ操作を引き出し感覚で容
易に行うことができると共に、水平回転自在なキャスタ
ーの床面から浮いた状態の案内や傾斜面による完全引き
出し時の衝撃緩和によって、ワゴンフレームの出し入れ
時のキャビネットや床面への傷付きを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるダストボックスワゴンの一実施
例を示す斜視図
【図2】同その要部の拡大斜視図
【図3】同収納状態の断面図
【図4】従来のダストボックスワゴンの斜視図
【符号の説明】 1・・・・・・・・・ダストボックスワゴン 2・・・・・・・・・ワゴンフレーム 3・・・・・・・・・キャスター 4・・・・・・・・・ダストボックス 5・・・・・・・・・ガイド 5b・・・・・・・・後端部 6・・・・・・・・・傾斜面 7・・・・・・・・・家電ストッカー 8・・・・・・・・・キャビネット 8a、8b・・・・・側板 9・・・・・・・・・収納部 10、11・・・・・レール 11a・・・・・・・前端部 12・・・・・・・・傾斜面 13・・・・・・・・床面
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B060 KA00 3D050 AA00 AA21 BB08 DD03 EE08 EE15 JJ04 JJ07 3E023 AA13 AA19 LA05 MA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワゴンフレーム内にダストボックスがセッ
    トされると共に、底部に設けたキャスターの回転によっ
    てキャビネットの収納部内に出し入れされるダストボッ
    クスワゴンであって、前記ワゴンフレームにガイド部材
    を設け、該ガイド部材を前記キャビネットの側板に設け
    たガイド部材に案内させながらその収納部内に出し入れ
    することを特徴とするダストボックスワゴン。
  2. 【請求項2】前記ガイド部材のうち、一方のガイド部材
    がレール状もしくはローラ状のガイドで形成され他方の
    ガイド部材がレールで形成されると共に、ガイドとレー
    ルの当接開始側の端部に傾斜面がそれぞれ形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のダストボックスワゴ
    ン。
  3. 【請求項3】前記ガイド部材の少なくとも一方が上下一
    対のレールで形成されていることを特徴とする請求項1
    または2記載のダストボックスワゴン。
  4. 【請求項4】前記ワゴンフレームは、そのガイド部材を
    キャビネットのガイド部材に案内させてキャビネットの
    収納部内に収納した際に、底部のキャスターが床面から
    浮いた状態になることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載のダストボックスワゴン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003070554A (ja) * 2001-09-07 2003-03-11 Yamaha Livingtec Corp ダストボックスワゴン
JP2008029643A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Yamaha Livingtec Corp ダストボックスワゴン
JP2015086614A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 株式会社トーカイスクリーン パーティション
CN109318965A (zh) * 2018-11-13 2019-02-12 杨骏成 一种全封闭自定位手推车侧板

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