JP2000344106A - トレインナビゲーションシステム - Google Patents

トレインナビゲーションシステム

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JP2000344106A
JP2000344106A JP16067499A JP16067499A JP2000344106A JP 2000344106 A JP2000344106 A JP 2000344106A JP 16067499 A JP16067499 A JP 16067499A JP 16067499 A JP16067499 A JP 16067499A JP 2000344106 A JP2000344106 A JP 2000344106A
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Japan
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card
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dedicated card
transceiver
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JP16067499A
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Naohisa Takayama
直久 高山
Hiroshi Yamazaki
博史 山崎
Ikuo Takahashi
郁夫 高橋
Yusuke Naganuma
祐資 長沼
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、ある列車の発車時刻等を調べたい時に
は、その列車に関する時刻表が備え付けられている場所
へ自ら赴いた上で調べたり、所定の駅のホームまで赴
き、そこに表示されている発射時刻表示板等で確認する
など、手間が非常にかかった。 【解決手段】任意の交通機関の駅構内または車内で、現
在位置情報を送信する位置情報送信機と上記位置情報送
信機から送信された現在位置情報を受信し表示する専用
カードとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレインナビゲー
ションシステムに関するものであり、任意の交通機関の
乗客が携帯するカード等に利用区間情報を記録し、この
利用区間情報に基づき各送受信機等から送信されるナビ
ゲーション情報を、そのカード等に表示させるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】トレインナビゲーションシステムの例と
して、特開平5−67245号公報に示されたものがあ
り、これを図37に示す。図37は従来のトレインナビ
ゲーションシステムを示す機能ブロック図である。図3
7において、1010はIDカードである。1011は
質問機であり、鉄道の改札や高速道路の料金所等の移動
体が移動する経路の要所に置かれる。1015はアンテ
ナ部である。1016はIDコントローラであり、アン
テナ部1015に接続される。質問機1011は、これ
らアンテナ部1015及びIDコントローラ1016を
備える。
【0003】1020はアンテナである。1021は変
調部であり、アンテナ1020に接続される。1022
は書き込受信部であり、アンテナ1020に接続され
る。1023は変調信号発生部であり、変調部1021
に接続される。1024は情報記憶部であり、書き込受
信部1022及び変調信号発生部1023に接続され
る。1025は表示部であり、情報記憶部1024に接
続される。1026はキーパッド部であり、情報記憶部
1024に接続される。IDカード1010は、これら
アンテナ1020、変調部1021、書き込受信部10
22、変調信号発生部1023、情報記憶部1024、
表示部1025、及びキーパッド部1026を備える。
【0004】次に、図37に示す従来のトレインナビゲ
ーションシステムの動作について、図38を用いて説明
する。図38は従来のトレインナビゲーションシステム
の動作を示すフローチャートである。図38において、
ステップ(以下、Sと称す)2001で、質問機101
1のIDコントローラ2016は、起動コマンドとステ
ーションコードとを常時、発信する。なお、起動コマン
ドとは、IDカード2010が質問機1011の通信可
能エリアに入ったことを該IDカード2010に知らせ
るためのコマンドである。また、ステーションコードと
は、各質問機2011が有する各質問機2011を特定
するための特定コードである。このS2001が終了す
ると、S2002へ進む。
【0005】S2002において、質問機1011は、
発信した起動コマンドに応答したあるIDカード201
0のIDコードを受信する。質問機1011がIDコー
ドを受信した場合にはS2003へ進み、そうでない場
合にはS2001へ戻る。S2003において、質問機
1011は、受信したIDコードのIDカード2010
に対して、メッセージ送信をする必要があるかどうかを
判定する。メッセージ送信をする必要がある場合にはS
2004へ進み、そうでない場合にはS2007へ進
む。S2004において、質問機1011は、メッセー
ジ送信することを知らせるメッセージコマンドを、当該
IDカード2010に送信する。このS2004が終了
すると、S2005へ進む。
【0006】S2005において、質問機1011は、
メッセージを、当該IDカード2010に送信する。こ
のS2005が終了すると、S2006へ進む。S20
06において、質問機1011は、メッセージの送信が
終了し、通信が終了したことを知らせるメッセージ終了
コマンドを、当該IDカード2010に送信する。この
S2006が終了すると、S2001へ戻る。S200
7において、質問機1011は、通信が終了したことを
知らせる終了コマンドを、当該IDカード2010に送
信する。このS2007が終了すると、S2001へ戻
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のトレインナビゲーションシステムの質問機は、任意の
交通機関内にあまり設置されておらず、ある列車の発車
時刻等を調べたい時には、その列車に関する時刻表が備
え付けられている場所へ自ら赴いた上で調べたり、所定
の駅のホームまで赴き、そこに表示されている発射時刻
表示板等で確認するなど、手間が非常にかかった。ま
た、列車等の利用者が、その交通機関に乗り慣れない乗
客、例えば高齢者等で、利用する駅や乗換駅の構内が非
常に広い場合には、所定の列車を利用するために向かう
方向がわからなくなったり、さらには現在位置さえもわ
からなくなったりすることあり、駅員を探したり、駅構
内図を探したりと、非常に手間がかかっていた。
【0008】本発明は、これらの問題を解決するために
なされたものであり、任意の交通機関を利用する利用者
が、任意の場所で即座に各種のナビゲーション情報を得
ることができる、利用効率のよいトレインナビゲーショ
ンシステムを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるトレイ
ンナビゲーションシステムは、任意の交通機関の駅構内
または車内で、現在位置情報を送信する位置情報送信機
と位置情報送信機から送信された現在位置情報を受信し
表示する専用カードとを有するものである。
【0010】また、この発明にかかるトレインナビゲー
ションシステムは、現在位置情報が、現在位置情報を送
信する位置情報送信機の現在位置を示すものである。
【0011】さらに、この発明にかかるトレインナビゲ
ーションシステムは、位置情報送信機がマイクロ波を用
いて現在位置情報を専用カードに送信するものである。
【0012】また、この発明にかかるトレインナビゲー
ションシステムは、専用カードが位置情報送信機を中心
とした半径数メートルの範囲内で現在位置情報を受信す
るものである。
【0013】さらに、この発明にかかるトレインナビゲ
ーションシステムは、任意の交通機関における利用区間
に関する利用区間情報が記録された専用カードと、交通
機関の駅構内または車内で、専用カードに記録された利
用区間情報を受信し、利用区間情報に基づくナビゲーシ
ョン情報を専用カードに送信する誘導情報送受信機とを
有し、専用カードは誘導情報送受信機から送信されたナ
ビゲーション情報を受信し表示するものである。
【0014】また、この発明にかかるトレインナビゲー
ションシステムは、ナビゲーション情報が、ナビゲーシ
ョン情報を送信する誘導情報送受信機の現在位置を示す
現在位置情報、又は利用区間情報が記録された専用カー
ドの携帯者が利用すべき交通機関の経路に関する経路情
報、又は交通機関の利用すべき駅における所定の列車の
発着番線及び時刻に関する発着情報であるものである。
【0015】さらに、この発明にかかるトレインナビゲ
ーションシステムは、利用区間情報が短波により非接触
で専用カードに記録されるものである。
【0016】また、この発明にかかるトレインナビゲー
ションシステムは、専用カードがマイクロ波又は短波を
用いて利用区間情報を誘導情報送受信機に送信するもの
である。
【0017】さらに、この発明にかかるトレインナビゲ
ーションシステムは、誘導情報送受信機がマイクロ波又
は短波を用いてナビゲーション情報を専用カードに送信
するものである。
【0018】また、この発明にかかるトレインナビゲー
ションシステムは、専用カードが誘導情報送受信機を中
心とした半径数メートルの範囲内又は半径数十センチメ
ートルの範囲内でナビゲーション情報を受信するもので
ある。
【0019】また、この発明にかかるトレインナビゲー
ションシステムは、表示部を有するカードホルダを設
け、カードホルダに専用カードが挿入されると、カード
ホルダの表示部に現在位置情報又はナビゲーション情報
が表示されるものである。
【0020】また、この発明にかかるトレインナビゲー
ションシステムは、専用カード又は専用カードを介して
カードホルダに記録された利用区間情報が、改札機に設
けられた改札機用リーダライタにより、利用区間情報と
改札機用リーダライタの設置された設置位置との整合が
確認されるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明によるトレ
インナビゲーションシステムの一実施形態について、図
1を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1のト
レインナビゲーションシステムの概念図である。図1に
おいて、2は専用カードであり、表示装置を有する。そ
して、この専用カードには各種情報が書き込まれる。鉄
道等の交通機関を利用する利用者は、この専用カード2
を携帯する。
【0022】1は出札口用リーダライタであり、この出
札口用リーダライタ1を用いることにより、非接触で、
専用カード2に利用区間情報等を書き込むことができ
る。この利用区間情報とは、「A駅−B駅」といった当
該交通機関の利用者が利用する利用区間を示すものであ
る。なお、「A駅−B駅」の変わりに「(始点)―(中
継点)−(終点)」といったものでもよい。また、この
出札口用リーダライタ1は、交通機関における出札口に
設けられる。
【0023】つまり、専用カード2とは、交通機関の出
札口で、出札口用リーダライタ1を用いて、交通機関の
利用者が利用する利用区間が書き込まれた上で、当該利
用者に渡されるものである。そして、当該利用者は、利
用区間に関する情報が書き込まれた専用カード2を受け
取ると、携帯し、当該交通機関を利用することができ
る。3は位置情報送信機であり、鉄道の各駅構内に設け
られ、その設置場所に関する現在位置情報を送信する。
鉄道の利用者が携帯する専用カード2は、その現在位置
情報を受信し、専用カード2を携帯する利用者に、その
現在位置を通知する。なお、このような位置情報送信機
3は、任意の交通機関、例えば鉄道の駅におけるホーム
や階段や通路等のいたるところに設置される。
【0024】4は専用カード2の表示装置における表示
例であり、専用カード2が位置情報送信機3から現在位
置情報を受信した時の表示例である。5は誘導情報送受
信機であり、専用カード2に記録された利用区間情報を
読み取る。また、誘導情報送受信機5は、鉄道の各駅構
内に設けられ、入力された利用区間情報や当該誘導情報
送受信機5の設置場所に基づく誘導情報を送信する。な
お、このような誘導情報送受信機5は、任意の交通機
関、例えば鉄道の駅におけるホームや階段や通路等のい
たるところに設置される。
【0025】なお、誘導情報送受信機5から出力される
誘導情報とは、当該誘導情報送受信機5が設置されてい
る現在位置、当該現在位置及び入力された利用区間情報
に基づき選択された利用すべき路線、その利用すべき利
用路線の乗り場がある番線、及びその乗り場への当該現
在位置からの進むべき方角等の情報からなるものであ
る。また、誘導情報は誘導情報送受信機5の設置位置を
示すとともに、その誘導情報送受信機5から送信された
誘導情報を受信した専用カード2の現在位置をもほぼ近
似して示し、その専用カード2の携帯者の現在位置をも
ほぼ近似して示す。6は専用カード2の表示装置におけ
る表示例であり、専用カード2が誘導情報送受信機5か
ら誘導情報を受信した時の表示例である。
【0026】次に、図1に示す実施形態1のトレインナ
ビゲーションシステムの動作について、図2を用いて説
明する。図2は、本発明の実施形態1のトレインナビゲ
ーションシステムの動作を示すフローチャートである。
図2において、ステップ(以下、Sと称する)101
で、交通機関の出札口にいる係員は、出札口用リーダラ
イタ1を用いて、当該交通機関の利用者が携帯する専用
カード2に、「A駅−B駅」といった利用区間情報を書
き込む。なお、利用区間情報は、出札口用リーダライタ
1を用いることにより、非接触で、専用カード2に書き
込まれる。そして、専用カード2に利用区間情報が書き
込まれると、その専用カード2は交通機関、例えば鉄道
等の利用者に渡される。このS101が終了すると、S
102へ進む。
【0027】S102において、専用カード2を受け取
り、当該専用カード2を携帯した鉄道の利用者は、当該
鉄道の改札口を通過する。S103において、専用カー
ド2を携帯した鉄道の利用者が、現在位置情報を発信す
る位置情報送信機3の前を通過すると、S104におい
て、専用カード2は、その現在位置情報を受信し、当該
専用カード2の表示装置にその現在位置情報を表示す
る。この現在位置情報の表示された例が表示例4であ
る。なお、専用カード2は、現在位置情報を受信すると
共に、この現在位置情報に基づく駅での時刻表を当該専
用カード2の表示装置に表示してもよい。
【0028】S105において、専用カード2を携帯し
た鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報送受信
機5の前を通過すると、S106において、誘導情報送
受信機5は、専用カード2に記録された利用区間情報を
受信する。なお、この利用区間情報とは、専用カード2
を携帯する利用者が利用している鉄道における利用区間
に関する情報である。そして、誘導情報送受信機5は、
受信した利用区間情報と、当該誘導情報送受信機5が設
置された設置位置に関する情報とに基づき誘導情報を送
信する。その後、S107において、専用カード2は、
誘導情報送受信機5から発信された誘導情報を受信し、
当該専用カード2の表示装置に、その誘導情報を表示す
る。この誘導情報が表示された例が表示例6である。
【0029】なお、専用カード2の表示装置には、専用
カード2が現在位置する位置情報、また当該専用カード
2を携帯する利用者がこれから利用すべき利用路線を示
す利用路線情報、また当該利用者が現在位置する駅にお
いてこれから利用すべき利用路線の乗り場がある番線に
関する情報、及びその番線へ向かうための現在位置から
の方向や利用すべき通路に関する情報、及び当該駅にお
ける出口の位置を示す情報などが明示される。また、専
用カード2は、誘導情報を受信すると共に、この誘導情
報に基づく駅での時刻表を当該専用カード2の表示装置
に表示してもよい。S108において、専用カード2を
携帯する利用者が、専用カード2の表示装置に表示され
た誘導情報に従い、目的地に到着すると、その利用者は
利用していた列車から下車し、当該目的地の改札を通過
し、当該専用カード2の利用を終了する。
【0030】なお、S103〜S104とは一連の処理
である。また、S105〜S107も一連の処理であ
る。しかしながら、S103〜S107は一連の処理で
ある必要はない。例えば、S105〜S107の処理後
に、S103〜S104の処理を実行してもよい。ま
た、S101〜S104の処理後、S108に進んでも
よい。また、S101〜S102の処理後、S105に
進んでもよい。このように、本実施形態のトレインナビ
ゲーションシステムを用いることにより、時刻表の検
索、発車時刻表示板や駅構内の案内板を確認する手間を
抑えられ、これらのことを確認するために要する時間を
短縮させることができる。
【0031】次に、図1に示す本発明の実施形態1のト
レインナビゲーションシステムが有する専用カード2、
出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、及び誘導
情報送受信機5の構成について、図3を用いて説明す
る。図3は、本発明の実施形態1のトレインナビゲーシ
ョンシステムが有する専用カード2、出札口用リーダラ
イタ1、位置情報送信機3、及び誘導情報送受信機5の
構成図である。図3において、21は電力受信用のアン
テナである。22は短波用電源回路であり、アンテナ2
1に接続される。23は短波用アンテナである。24は
短波用復調器であり、短波用アンテナ23に接続され
る。25はマイクロ波用アンテナである。
【0032】26はマイクロ波用変調器であり、マイク
ロ波用アンテナ25に接続される。27はマイクロ波用
復調器であり、マイクロ波用アンテナ25に接続され
る。28はプロセッサであり、短波用復調器24、マイ
クロ波用変調器26、及びマイクロ波用復調器27に接
続される。29は表示装置であり、プロセッサ28に接
続される。専用カード2は、これら電力受信用のアンテ
ナ21、短波用電源回路22、短波用アンテナ23、短
波用復調器24、マイクロ波用アンテナ25、マイクロ
波用変調器26、マイクロ波用復調器27、プロセッサ
28、及び表示装置29を有する。
【0033】31はプロセッサである。32はマイクロ
波変調器であり、プロセッサ31に接続される。33は
マイクロ波用アンテナであり、マイクロ波変調器32に
接続される。34はデータベースメモリであり、プロセ
ッサ31に接続される。位置情報送信機3は、これらプ
ロセッサ31、マイクロ波変調器32、マイクロ波用ア
ンテナ33、及びデータベースメモリ34を有する。
【0034】51はプロセッサである。52はマイクロ
波用変調器であり、プロセッサ51に接続される。53
はマイクロ波用復調器であり、プロセッサ51に接続さ
れる。54はマイクロ波用アンテナであり、マイクロ波
用変調器52及びマイクロ波用復調器53に接続され
る。55はデータベースメモリであり、プロセッサ51
に接続される。誘導情報送受信機5は、これらプロセッ
サ51、マイクロ波用変調器52、マイクロ波用復調器
53、マイクロ波用アンテナ54、及びデータベースメ
モリ55を有する。
【0035】101は電力供給回路である。102は電
力供給用変調器であり、電力供給回路101に接続され
る。103は電力供給用アンテナであり、電力供給用変
調器102に接続される。104はプロセッサである。
105は短波用変調器であり、プロセッサ104に接続
される。106はアンテナであり、短波用変調器105
に接続される。出札口用リーダライタ1は、これら電力
供給回路101、電力供給用変調器102、電力供給用
アンテナ103、プロセッサ104、短波用変調器10
5、及びアンテナ106を有する。
【0036】次に、図3に示す本発明の実施形態1のト
レインナビゲーションシステムが有する専用カード2、
出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、及び誘導
情報送受信機5の動作について説明する。図3におい
て、専用カード2は、出札口に設けられた出札口用リー
ダライタ1により、「A駅−B駅」といった利用区間情
報が非接触で書き込まれる。この出札口用リーダライタ
1内にある電力供給回路101は、専用カード2に、こ
の専用カード2を起動させるための起動電力供給信号を
発信する。電力供給回路101から発信された起動電力
供給信号は、電力供給用変調器102で変調され、電力
供給用アンテナ103から専用カード2に送信される。
【0037】また、出札口用リーダライタ1内にあるプ
ロセッサ104は、交通機関の利用者が利用する利用区
間に関する情報を発信する。このプロセッサ104から
発信された利用区間情報は、短波用変調器105で変調
され、アンテナ106から送信される。なお、このアン
テナ106から発信された利用区間情報は、専用カード
2に記録される。出札口用リーダライタ1の電力供給用
アンテナ103から送信された起動電力供給信号は専用
カード2の電力受信用アンテナ21で受信され、この受
信された起動電力供給信号は短波用電源回路22で整流
された後に専用カード2内の各部に起動電力として供給
される。
【0038】また、出札口用リーダライタ1のアンテナ
106から送信された利用区間情報は専用カード2の短
波用アンテナ23で受信され、この受信された利用区間
情報は短波用復調器24で復調された後にプロセッサ2
8の制御により表示装置29に表示される。なお、専用
カード2のプロセッサ28は、当該専用カード2の短波
用電源回路22から供給された電力により動作する。
【0039】次に、専用カード2の利用者や携帯者に対
してその現在位置を通知する位置情報送信機3は、鉄道
の駅構内または車内に設置される。そして、この位置情
報送信機3は、専用カード2に向けて、当該位置情報送
信機3が設置されている位置を通知し、当該専用カード
2の凡その位置を通知し、その表示装置に表示させ、当
該専用カード2を携帯する利用者にも当該利用者がいる
その凡その位置を通知する。
【0040】この位置情報送信機3は、当該位置情報送
信機3が設置されている位置を通知する位置情報を発信
するに当たり、その位置情報送信機3内のプロセッサ3
1が、データベースメモリ34を検索して、当該位置情
報を選択し発信する。この位置情報送信機3内のプロセ
ッサ31から発信された位置情報は、マイクロ波変調器
32で変調され、マイクロ波用アンテナ33から専用カ
ード2に送信される。位置情報送信機3のマイクロ波用
アンテナ33から送信された位置情報は、専用カード2
内のマイクロ波用アンテナ25で受信され、マイクロ波
用復調器27で復調され、プロセッサ28の制御によ
り、表示装置29に表示される。
【0041】また、専用カード2の利用者や携帯者に対
してその現在位置や当該利用者の利用区間に基づく誘導
情報を通知する誘導情報送受信機5は、鉄道における駅
の構内に設置される。この誘導情報送受信機5は、交通
機関の利用者が携帯する専用カード2に記録された利用
区間情報を読み取り、それと共に当該誘導情報送受信機
5の設置場所とを勘案して所定の誘導情報を専用カード
2に送信する。
【0042】なお、利用区間情報とは、交通機関の利用
者が、その交通機関を用いて利用する区間に関する情報
のことである。また、誘導情報とは、専用カード2を携
帯する利用者が現在いる駅における凡その現在位置、そ
の利用者が利用すべき路線、その利用すべき路線の乗り
場位置をしめす当該駅における番線、及び現在位置から
当該乗り場への行き方を示す方角等の情報のことであ
る。
【0043】この誘導情報送受信機5から誘導情報を受
信する前に、専用カード2は、その内部のプロセッサ2
8から利用区間情報を読み出し、発信する。この専用カ
ード2のプロセッサ28から発信された利用区間情報
は、マイクロ波用変調器26により変調され、マイクロ
波用アンテナ25から送信される。専用カード2のマイ
クロ波用アンテナ25から送信された利用区間情報は、
誘導情報送受信機5のマイクロ波用アンテナ54で受信
される。この誘導情報送受信機5のマイクロ波用アンテ
ナ54で受信された利用区間情報は、マイクロ波用復調
器53により復調され、プロセッサ51で読み取られ
る。
【0044】この誘導情報送受信機5のプロセッサ51
は、入力された利用区間情報に基づき、データベースメ
モリ55を検索し、当該利用区間情報及びその利用区間
情報を出力した専用カード2の現在位置に基づく誘導情
報を抽出し、発信する。なお、データベースメモリ55
には、各種利用区間情報と当該利用区間情報を出力した
専用カード2の現在位置とに対応した誘導情報が蓄積さ
れている。
【0045】そして、データベースメモリ55から発信
された誘導情報は、プロセッサ51を介し、マイクロ波
用変調器52で変調され、マイクロ波用アンテナ54よ
り専用カード2に送信される。誘導情報送受信機5のマ
イクロ波用アンテナ54より送信された誘導情報は、専
用カード2のマイクロ波用アンテナ25により受信さ
れ、マイクロ波用復調器27により復調され、プロセッ
サ28を介して、表示装置29に表示される。
【0046】このように、本実施形態のトレインナビゲ
ーションシステムでは、交通機関の乗客が専用カード2
を携帯することにより、駅構内の位置情報送信機3の前
では当該専用カード2にその現在位置が表示され、ま
た、駅構内の誘導情報送受信機5の前では当該専用カー
ド2に利用路線、番線、乗り場の方角等が表示されるた
め、現在位置や目的地に向かうための進行方向などのナ
ビゲーション情報を容易に得られ、確認することができ
る。
【0047】実施の形態2.本発明によるトレインナビ
ゲーションシステムの他の実施形態について、図4を用
いて説明する。図4は、本発明の実施形態2のトレイン
ナビゲーションシステムの概念図である。図3におい
て、7は誘導情報送受信機であり、専用カード2に記録
された利用区間情報を読み取る。この誘導情報送受信機
7は、列車等の車内に設けられ、利用区間情報や当該誘
導情報送受信機7の設置列車やその設置列車内の設置位
置に基づく誘導情報を送信する。
【0048】なお、誘導情報送受信機7から出力される
誘導情報は所定の情報に基づくものである。この所定の
情報とは、誘導情報送受信機7が設置された列車の種
別、当該列車の走行位置、及び当該列車内での誘導情報
送受信機7の設置位置に関する情報と、当該誘導情報送
受信機7に入力された利用区間情報とである。そして、
これらの所定の情報に基づき出力される誘導情報は、当
該誘導情報を受信する専用カード2を携帯する携帯者が
今後下車すべき駅、その駅において次に利用すべき列車
の種別、及びその駅において指定の列車が発着するその
乗り場位置等に関する情報である。
【0049】8は専用カード2の表示装置における表示
例であり、専用カード2が誘導情報送受信機7から誘導
情報を受信した時の表示例である。なお、図4におい
て、図1に示す実施形態1と同一又は相当の部分には、
同一符号を付してその説明を省略し、図1と相違する部
分について説明した。
【0050】次に、図4に示す実施形態2のトレインナ
ビゲーションシステムの動作について、図5を用いて説
明する。図5は、本発明の実施形態2のトレインナビゲ
ーションシステムの動作を示すフローチャートである。
図5において、S201で、交通機関の出札口にいる係
員は、出札口用リーダライタ1を用いて、当該交通機関
の利用者が携帯する専用カード2に、「A駅−B駅」と
いった利用区間情報を書き込む。なお、利用区間情報
は、出札口用リーダライタ1を用いることにより、非接
触で、専用カード2に書き込まれる。そして、専用カー
ド2に利用区間情報が書き込まれると、その専用カード
2は交通機関、例えば鉄道等の利用者に渡される。この
S201が終了すると、S202へ進む。
【0051】S202において、専用カード2を受け取
り、当該専用カード2を携帯した鉄道の利用者は、当該
鉄道の改札口を通過する。S203において、専用カー
ド2を携帯した鉄道の利用者が、現在位置情報を発信す
る位置情報送信機3の前を通過すると、S204におい
て、専用カード2は、その現在位置情報を受信し、当該
専用カード2の表示装置にその現在位置情報を表示す
る。この現在位置情報の表示された例が表示例4であ
る。
【0052】S205において、専用カード2を携帯し
た鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報送受信
機5の前を通過すると、S206において、誘導情報送
受信機5は、専用カード2に記録された利用区間情報を
受信する。そして、誘導情報送受信機5は、受信した利
用区間情報と、当該誘導情報送受信機5が設置された設
置位置に関する情報とに基づき誘導情報を送信する。そ
の後、S207において、専用カード2は、誘導情報送
受信機5から発信された誘導情報を受信し、当該専用カ
ード2の表示装置に、その誘導情報を表示する。この誘
導情報が表示された例が表示例6である。
【0053】S208において、専用カード2を携帯し
た鉄道の利用者が、列車内に設置された誘導情報送受信
機7の前を通過すると、S209において、誘導情報送
受信機7は、専用カード2に記録された利用区間情報を
受信する。そして、誘導情報送受信機7は、受信した利
用区間情報と、当該誘導情報送受信機7に関する位置情
報とに基づき誘導情報を送信する。なお、誘導情報送受
信機7に関する位置情報は、当該誘導情報送受信機7が
設置された列車の種別、当該列車の走行位置、及び当該
列車内での誘導情報送受信機7の設置位置に関する情報
に基づくものである。その後、S210において、専用
カード2は、誘導情報送受信機7から発信された誘導情
報を受信し、当該専用カード2の表示装置に、その誘導
情報を表示する。この誘導情報が表示された例が表示例
8である。
【0054】なお、専用カード2は、誘導情報を受信す
ると共に、この誘導情報に基づく駅での時刻表を当該専
用カード2の表示装置に表示してもよい。S211にお
いて、専用カード2を携帯する利用者が、専用カード2
の表示装置に表示された誘導情報に従い、目的地に到着
すると、その利用者は利用していた列車から下車し、当
該目的地の改札を通過し、当該専用カード2の利用を終
了する。
【0055】なお、S203〜S204、S205〜S
207、及びS208〜S210は一連の処理である。
しかしながら、S203〜S210は一連の処理である
必要はない。仮に、S201〜S202を処理A、S2
03〜S204を処理B、S205〜S207を処理
C、S208〜S210を処理D、S211を処理Eと
すると、処理A−処理B−処理E、処理A−処理C−処
理E、処理A−処理D−処理E、処理A−処理B−処理
C−処理E、処理A−処理B−処理D−処理E、処理A
−処理C−処理D−処理E、処理A−処理C−処理B−
処理E、処理A−処理D−処理B−処理E、処理A−処
理D−処理C−処理E、処理A−処理B−処理C−処理
D−処理E、処理A−処理C−処理D−処理B−処理
E、処理A−処理D−処理B−処理C−処理E、処理A
−処理B−処理D−処理C−処理E、処理A−処理C−
処理B−処理D−処理E、処理A−処理D−処理C−処
理B−処理E、の順に処理してもよい。このように、本
実施形態のトレインナビゲーションシステムを用いるこ
とにより、時刻表の検索、発車時刻表示板や駅構内の案
内板を確認する手間を抑えられ、これらのことを確認す
るために要する時間を短縮させることができる。
【0056】次に、図4に示す本発明の実施形態2のト
レインナビゲーションシステムが有する専用カード2、
出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導情報
送受信機5、及び車内に設置された誘導情報送受信機7
の構成について、図6を用いて説明する。図6は、本発
明の実施形態2のトレインナビゲーションシステムが有
する専用カード2、出札口用リーダライタ1、位置情報
送信機3、誘導情報送受信機5、及び車内に設置された
誘導情報送受信機7の構成図である。
【0057】図6において、71はプロセッサである。
72はマイクロ波用変調器であり、プロセッサ71に接
続される。73はマイクロ波用復調器であり、プロセッ
サ71に接続される。74はマイクロ波用アンテナであ
り、マイクロ波用変調器72及びマイクロ波用復調器7
3に接続される。75はデータベースメモリであり、プ
ロセッサ71に接続される。車内設置の誘導情報送受信
機7は、これらプロセッサ71、マイクロ波用変調器7
2、マイクロ波用復調器73、マイクロ波用アンテナ7
4、及びデータベースメモリ75を有する。なお、図6
において、図3に示す実施形態1と同一又は相当の部分
には、同一符号を付してその説明を省略し、図3と相違
する部分について説明した。
【0058】次に、図6に示す本発明の実施形態2のト
レインナビゲーションシステムが有する専用カード2、
出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導情報
送受信機5、及び車内に設置された誘導情報送受信機7
の動作について説明する。図6において、専用カード2
内のプロセッサ28からは、当該専用カード2に記録さ
れている利用区間情報が発信される。このプロセッサ2
8から発信された利用区間情報は、マイクロ波用変調器
26で変調され、マイクロ波用アンテナ25から送信さ
れる。この専用カード2のマイクロ波用アンテナ25よ
り送信された利用区間情報は、任意の交通機関の車内に
設置された誘導情報送受信機7のマイクロ波用アンテナ
74に受信される。
【0059】この誘導情報送受信機7のマイクロ波用ア
ンテナ74に受信された利用区間情報は、マイクロ波用
復調器73で復調され、その車内に設置された誘導情報
送受信機7のプロセッサ71に読み取られる。この利用
区間情報を読み取ったプロセッサ71は、当該利用区間
情報に基づきデータベースメモリ75を検索し、対応す
る誘導情報を抽出する。なお、このデータベースメモリ
75には、任意の利用区間情報と誘導情報送受信機7の
位置情報とに基づく誘導情報が蓄積される。
【0060】誘導情報送受信機7のプロセッサ71に抽
出された誘導情報は、マイクロ波用変調器72に発信さ
れ、変調される。そしてこの変調された誘導情報は、マ
イクロ波用アンテナ74から送信される。任意の交通機
関の車内に設置された誘導情報送受信機7のマイクロ波
用アンテナ74から送信された誘導情報は、専用カード
2内のマイクロ波用アンテナ25により受信される。こ
のマイクロ波用アンテナ25で受信された誘導情報は、
マイクロ波用復調器27により復調され、プロセッサ2
8を介して、表示装置29に表示される。なお、図6に
おいて、図3に示す実施形態1の動作と同一又は相当の
部分は、その説明を省略し、図3と相違する部分につい
て説明した。
【0061】このように、本実施形態のトレインナビゲ
ーションシステムでは、交通機関の乗客が専用カード2
を携帯することにより、駅構内の位置情報送信機3の前
では当該専用カード2にその現在位置が表示され、ま
た、駅構内の誘導情報送受信機5の前では当該専用カー
ド2に利用路線、番線、乗り場の方角等が表示され、さ
らに、列車内の誘導情報送受信機7の前では当該専用カ
ード2に下車すべき駅等の利用路線、当該駅における利
用路線の乗り場やその番線、及び当該乗り場への方角等
が表示されるため、任意の駅の構内や列車内で、現在位
置や目的地に向かうための方法などのナビゲーション情
報を容易に、また随時、確認することができる。
【0062】実施の形態3.本発明によるトレインナビ
ゲーションシステムの他の実施形態について、図7を用
いて説明する。図7は、本発明の実施形態3のトレイン
ナビゲーションシステムの概念図である。図7におい
て、9は誘導情報送受信機Aであり、専用カード2に記
録された利用区間情報を読み取る。この誘導情報送受信
機A9は、マイクロ波電波を用いて、専用カード2に記
録された利用区間情報を読み取る。また、誘導情報送受
信機A9は、マイクロ波電波を用いることにより、半径
数m範囲内の専用カード2の利用区間情報を読み取る。
そして、この誘導情報送受信機A9は、受信した利用区
間情報や当該誘導情報送受信機A9の設置場所に関する
情報に基づき、誘導情報をマイクロ波で送信する。な
お、この誘導情報送受信機A9は、鉄道の駅構内等に設
けられる。なお、このような誘導情報送受信機A9は、
任意の交通機関、例えば鉄道の駅におけるホームや階段
や通路等のいたるところに設置される。
【0063】10は専用カード2の表示装置における表
示例であり、専用カード2が誘導情報送受信機A9から
誘導情報を受信した時の表示例である。なお、専用カー
ド2の表示装置に表示される誘導情報としては、例え
ば、「A駅」や「B通路」といった現在位置や、この現
在位置に関する情報と利用区間情報とに基づき指定され
る今後の乗車計画、つまり、今後乗車すべき列車の時刻
と発車位置と乗り換え場所と乗り換え列車と下車駅等が
示される。
【0064】11は誘導情報送受信機Bであり、専用カ
ード2に記録された利用区間情報を読み取る。この誘導
情報送受信機B11は、短波帯電波を用いて、専用カー
ド2に記録された利用区間情報を読み取る。また、誘導
情報送受信機B11は、短波帯電波を用いることによ
り、半径数10cm範囲内の専用カード2の利用区間情
報を読み取る。そして、この誘導情報送受信機B11
は、受信した利用区間情報や当該誘導情報送受信機B1
1の設置場所に関する情報に基づき、誘導情報を短波で
送信する。
【0065】なお、この誘導情報送受信機B11は、鉄
道の駅構内等に設けられる。また、短波を用いた情報の
送受信は、その受信領域が狭く限定されるため、マイク
ロ波を用いた情報の送受信よりも、情報に対する機密性
を高く維持することができる。なお、このような誘導情
報送受信機B11は、任意の交通機関、例えば鉄道の駅
におけるホームや階段や通路等のいたるところに設置さ
れる。
【0066】12は専用カード2の表示装置における表
示例であり、専用カード2が誘導情報送受信機B11か
ら誘導情報を受信した時の表示例である。なお、専用カ
ード2の表示装置に表示される誘導情報としては、現在
位置や、この現在位置に関する情報と利用区間情報とに
基づき指定される今後の乗車計画、例えば、乗り換えに
便利な乗車位置等が示される。なお、図7において、図
1に示す実施形態1と同一又は相当の部分には、同一符
号を付してその説明を省略し、図1と相違する部分につ
いて説明した。
【0067】次に、図7に示す実施形態3のトレインナ
ビゲーションシステムの動作について、図8を用いて説
明する。図8は、本発明の実施形態3のトレインナビゲ
ーションシステムの動作を示すフローチャートである。
図8において、S301で、交通機関の出札口にいる係
員は、出札口用リーダライタ1を用いて、当該交通機関
の利用者が携帯する専用カード2に、「A駅−B駅」と
いった利用区間情報を書き込む。なお、利用区間情報
は、出札口用リーダライタ1を用いることにより、非接
触で、専用カード2に書き込まれる。そして、専用カー
ド2に利用区間情報が書き込まれると、その専用カード
2は交通機関、例えば鉄道等の利用者に渡される。この
S301が終了すると、S302へ進む。
【0068】S302において、専用カード2を受け取
り、当該専用カード2を携帯した鉄道の利用者は、当該
鉄道の改札口を通過する。S303において、専用カー
ド2を携帯した鉄道の利用者が、現在位置情報を発信す
る位置情報送信機3の前を通過すると、S304におい
て、専用カード2は、その現在位置情報を受信し、当該
専用カード2の表示装置にその現在位置情報を表示す
る。この現在位置情報の表示された例が表示例4であ
る。
【0069】S305において、専用カード2を携帯し
た鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報送受信
機A9の前を通過すると、S306において、誘導情報
送受信機A9は、専用カード2に記録された利用区間情
報を受信する。そして、誘導情報送受信機A9は、受信
した利用区間情報と、当該誘導情報送受信機A9が設置
された設置位置に関する情報とに基づき誘導情報を送信
する。その後、S307において、専用カード2は、誘
導情報送受信機A9から発信された誘導情報を受信し、
当該専用カード2の表示装置に、その誘導情報を表示す
る。この誘導情報が表示された例が表示例10である。
【0070】なお、専用カード2と誘導情報送受信機A
9との間で行われる送受信は、マイクロ波を用いて、誘
導情報送受信機A9を中心とした半径数mの範囲内で行
われる。また、専用カード2の表示装置に表示される誘
導情報としては、誘導情報送受信機A9の設置位置に基
づく当該専用カード2及びその携帯者の現在位置に関す
る情報や、当該現在位置情報及び専用カード2に記録さ
れた利用区間情報に基づく次に利用すべき利用路線、そ
の利用路線を利用するために乗り換える駅、その駅にお
ける当該利用路線の乗り場位置を示す番線、その番線へ
向かうための通路、その駅における出口などの情報であ
る。さらに、専用カード2は、誘導情報を受信すると共
に、この誘導情報に基づく駅での時刻表を当該専用カー
ド2の表示装置に表示してもよい。
【0071】S308において、専用カード2を携帯し
た鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報送受信
機B11の前を通過すると、S309において、誘導情
報送受信機B11は、専用カード2に記録された利用区
間情報を受信する。そして、誘導情報送受信機B11
は、受信した利用区間情報と、当該誘導情報送受信機B
11が設置された設置位置に関する情報とに基づき誘導
情報を送信する。その後、S310において、専用カー
ド2は、誘導情報送受信機B11から発信された誘導情
報を受信し、当該専用カード2の表示装置に、その誘導
情報を表示する。この誘導情報が表示された例が表示例
12である。
【0072】なお、専用カード2と誘導情報送受信機B
11との間で行われる送受信は、短波を用いて、誘導情
報送受信機B11を中心とした半径数10cmの範囲内
で行われる。また、専用カード2の表示装置に表示され
る誘導情報としては、誘導情報送受信機B11の設置位
置に基づく当該専用カード2及びその携帯者の現在位置
に関する情報や、当該現在位置情報及び専用カード2に
記録された利用区間情報に基づく次に利用すべき利用路
線、その利用路線を利用するために乗り換える駅、その
駅における当該利用路線の乗り場位置を示す番線、その
番線へ向かうための通路、その駅における出口などの情
報である。
【0073】さらに、これらの情報の他にも、より機密
性を要する個人的な情報や金銭に関わる情報を、専用カ
ード2と誘導情報送受信機B11との間で送受信しても
よい。これは、短波を用いて送受信することにより、そ
の受信領域を狭めることができ、機密の漏洩を抑え易く
することができるためである。また、専用カード2は、
誘導情報を受信すると共に、この誘導情報に基づく駅で
の時刻表を当該専用カード2の表示装置に表示してもよ
い。S311において、専用カード2を携帯する利用者
が、専用カード2の表示装置に表示された誘導情報に従
い、目的地に到着すると、その利用者は利用していた列
車から下車し、当該目的地の改札を通過し、当該専用カ
ード2の利用を終了する。
【0074】なお、S303〜S304、S305〜S
307、及びS308〜S310は一連の処理である。
しかしながら、S303〜S310は一連の処理である
必要はない。仮に、S301〜S302を処理A、S3
03〜S304を処理B、S305〜S307を処理
C、S308〜S310を処理D、S311を処理Eと
すると、処理A−処理B−処理E、処理A−処理C−処
理E、処理A−処理D−処理E、処理A−処理B−処理
C−処理E、処理A−処理B−処理D−処理E、処理A
−処理C−処理D−処理E、処理A−処理C−処理B−
処理E、処理A−処理D−処理B−処理E、処理A−処
理D−処理C−処理E、処理A−処理B−処理C−処理
D−処理E、処理A−処理C−処理D−処理B−処理
E、処理A−処理D−処理B−処理C−処理E、処理A
−処理B−処理D−処理C−処理E、処理A−処理C−
処理B−処理D−処理E、処理A−処理D−処理C−処
理B−処理E、の順に処理してもよい。このように、本
実施形態のトレインナビゲーションシステムを用いるこ
とにより、時刻表の検索、発車時刻表示板や駅構内の案
内板を確認する手間を抑えられ、これらのことを確認す
るために要する時間を短縮させることができる。
【0075】次に、図7に示す本発明の実施形態3のト
レインナビゲーションシステムが有する専用カード2、
出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導情報
送受信機A9、及び誘導情報送受信機B11の構成につ
いて、図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施形
態3のトレインナビゲーションシステムが有する専用カ
ード2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、
誘導情報送受信機A9、及び誘導情報送受信機B11の
構成図である。
【0076】図9において、91はプロセッサである。
92はマイクロ波用変調器であり、プロセッサ91に接
続される。93はマイクロ波用復調器であり、プロセッ
サ91に接続される。94はマイクロ波用アンテナであ
り、マイクロ波用変調器92及びマイクロ波用復調器9
3に接続される。95はデータベースメモリであり、プ
ロセッサ91に接続される。誘導情報送受信機A9は、
これらプロセッサ91、マイクロ波用変調器92、マイ
クロ波用復調器93、マイクロ波用アンテナ94、及び
データベースメモリ95を有する。
【0077】111はプロセッサである。112は短波
用変調器であり、プロセッサ111に接続される。11
3は短波用復調器であり、プロセッサ111に接続され
る。114は短波用アンテナであり、短波用変調器11
2及び短波用復調器113に接続される。115はデー
タベースメモリであり、プロセッサ111に接続され
る。誘導情報送受信機B11は、これらプロセッサ11
1、短波用変調器112、短波用復調器113、短波用
アンテナ114、及びデータベースメモリ115を有す
る。なお、図9において、図3に示す実施形態1と同一
又は相当の部分には、同一符号を付してその説明を省略
し、図3と相違する部分について説明した。
【0078】次に、図9に示す本発明の実施形態3のト
レインナビゲーションシステムが有する専用カード2、
出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導情報
送受信機A9、及び誘導情報送受信機B11の動作につ
いて説明する。図9において、誘導情報送受信機A9
は、鉄道における駅の構内に設置され、専用カード2ま
で数mの距離で専用カード2に記録された利用区間情報
を読み取る。なお、誘導情報送受信機A9は、マイクロ
波を用いることにより、数Mbit/sの高い通信速度で、専
用カード2の利用区間情報を読み取る。そして、誘導情
報送受信機A9は、現在位置や、利用路線や、番線や、
乗り場の方角等の情報を専用カード2に送信する。これ
らの情報の送信も、マイクロ波を用いることにより、数
Mbit/sの高い通信速度で行われる。
【0079】これらの動作を、以下に詳細に説明する。
すると、まず、専用カード2内のプロセッサ28は、マ
イクロ波を用いて、利用区間情報を、数Mbit/sの高い通
信速度で発信する。この専用カード2のプロセッサ28
から発信された利用区間情報は、マイクロ波用変調器2
6で変調され、マイクロ波用アンテナ25から送信され
る。
【0080】この専用カード2のマイクロ波用アンテナ
25から送信された利用区間情報は、誘導情報送受信機
A9のマイクロ波用アンテナ94で受信される。そし
て、誘導情報送受信機A9のマイクロ波用アンテナ94
で受信された利用区間情報は、マイクロ波用復調器93
で復調され、プロセッサ91により読み取られる。この
利用区間情報を読み取ったプロセッサ91は、当該利用
区間情報に基づき、データベースメモリ95を検索し、
対応する誘導情報を抽出し、発信する。なお、このデー
タベース95には、様々な利用区間情報に対応した誘導
情報が蓄積される。プロセッサ91より発信された誘導
情報は、マイクロ波用変調器92で変調され、マイクロ
波用アンテナ94から専用カード2に送信される。
【0081】誘導情報送受信機A9のマイクロ波用アン
テナ94から送信された誘導情報は、専用カード2のマ
イクロ波用アンテナ25で受信される。この専用カード
2のマイクロ波用アンテナ25で受信された誘導情報
は、マイクロ波用復調器27で復調され、表示装置29
に表示される。また、誘導情報送受信機B11も、鉄道
の駅構内に設置され、専用カード2まで10cmほどの
距離で専用カード2に記録された利用区間情報を読み取
る。なお、この誘導情報送受信機B11は、現在位置
や、利用路線や、番線や、乗り場の方角といった情報
を、専用カード2に送信する。
【0082】このような動作処理を、以下に詳細に説明
する。すると、まず、専用カード2内のプロセッサ28
は、利用区間情報を発信する。このプロセッサ28から
発信された利用区間情報は、短波用変調器30で変調さ
れ、短波用アンテナ23から送信される。この専用カー
ド2の短波用アンテナ115から送信された利用区間情
報は、誘導情報送受信機B11の短波用アンテナ114
で受信される。この誘導情報送受信機B11の短波用ア
ンテナ114で受信された利用区間情報は、短波用復調
器113で復調され、プロセッサ111に読み取られ
る。
【0083】この読み取った利用区間情報に基づき、誘
導情報送受信機B11のプロセッサ111は、データベ
ースメモリ115を検索し、対応する誘導情報を抽出
し、発信する。なお、データベースメモリ115には、
様々な利用区間情報に対応した誘導情報が蓄積される。
そして、プロセッサ111から発信された誘導情報は、
短波用変調器112で変調され、短波用アンテナ114
から送信される。
【0084】この誘導情報送受信機B11の短波用アン
テナ114から送信された誘導情報は、専用カード2の
短波用アンテナ23で受信される。この専用カード2の
短波用アンテナ23で受信された誘導情報は、短波用復
調器24で復調され、表示装置29に表示される。な
お、図9において、図3に示す実施形態1の動作と同一
又は相当の部分は、その説明を省略し、図3と相違する
部分について説明した。
【0085】このように、本実施形態のトレインナビゲ
ーションシステムでは、交通機関の乗客が専用カード2
を携帯することにより、駅構内の位置情報送信機3の前
では当該専用カード2にその現在位置が表示され、ま
た、駅構内の誘導情報送受信機A9の前ではマイクロ波
を用いた数Mbit/sの高い通信速度でデータの送受信が行
われるため、専用カード2に利用路線、番線、乗り場の
方角等の多数の誘導情報を表示させることができ、さら
に、駅構内の誘導情報送受信機B11の前では短波を用
いた数10kb/sの通信速度で10cm程度の距離範囲でのデー
タの送受信が行われるため、専用カード2に利用路線、
番線、乗り場の方角等の他、機密性を要する個人的な誘
導情報を表示させることができ、機密性やセキュリティ
性の高低に応じた誘導情報が提供されるトレインナビゲ
ーションシステムを得ることができる。
【0086】実施の形態4.本発明によるトレインナビ
ゲーションシステムの他の実施形態について、図10を
用いて説明する。図10は、本発明の実施形態4のトレ
インナビゲーションシステムの概念図である。図10に
おいて、13は改札機用のリーダライタであり、改札口
に設置される。なお、図10において、図1に示す実施
形態1と同一又は相当の部分には、同一符号を付してそ
の説明を省略し、図1と相違する部分について説明し
た。
【0087】次に、図10に示す実施形態4のトレイン
ナビゲーションシステムの動作について、図11を用い
て説明する。図11は、本発明の実施形態4のトレイン
ナビゲーションシステムの動作を示すフローチャートで
ある。図11において、S401で、交通機関の出札口
にいる係員は、出札口用リーダライタ1を用いて、当該
交通機関の利用者が携帯する専用カード2に、「A駅−
B駅」といった利用区間情報を書き込む。なお、利用区
間情報は、出札口用リーダライタ1を用いることによ
り、非接触で、専用カード2に書き込まれる。そして、
専用カード2に利用区間情報が書き込まれると、その専
用カード2は交通機関、例えば鉄道等の利用者に渡され
る。このS401が終了すると、S402へ進む。
【0088】S402において、専用カード2を受け取
り、当該専用カード2を携帯した鉄道の利用者は、当該
鉄道の改札口を通過する。その時、S403で、その専
用カード2に記録された利用区間情報が、改札口の改札
機に設けられた改札機用リーダライタによりチェックさ
れる。なお、改札機用リーダライタによる専用カード2
の利用区間情報チェックは、非接触で行われる。S40
4において、専用カード2を携帯した鉄道の利用者が、
現在位置情報を発信する位置情報送信機3の前を通過す
ると、S405において、専用カード2は、その現在位
置情報を受信し、当該専用カード2の表示装置にその現
在位置情報を表示する。この現在位置情報の表示された
例が表示例4である。
【0089】S406において、専用カード2を携帯し
た鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報送受信
機5の前を通過すると、S407において、誘導情報送
受信機5は、専用カード2に記録された利用区間情報を
受信する。そして、誘導情報送受信機5は、受信した利
用区間情報と、当該誘導情報送受信機5が設置された設
置位置に関する情報とに基づき誘導情報を送信する。そ
の後、S408において、専用カード2は、誘導情報送
受信機5から発信された誘導情報を受信し、当該専用カ
ード2の表示装置に、その誘導情報を表示する。この誘
導情報が表示された例が表示例6である。なお、専用カ
ード2の表示装置に表示される誘導情報としては、誘導
情報送受信機5に基づく現在位置、この現在位置に関す
る情報及び利用区間情報に基づく次に利用する駅と路
線、その駅における利用路線の番線、その番線の乗り
場、その乗り場までの通路などに関する情報がある。
【0090】S409において、専用カード2を携帯す
る利用者が、専用カード2の表示装置に表示された誘導
情報に従い、目的地に到着すると、その利用者は利用し
ていた列車から下車し、当該目的地の改札口を通過す
る。その時、S410で、改札口の改札機に設けられた
改札機用リーダライタは、専用カード2に記録された利
用区間情報をチェックし、問題が無ければ当該専用カー
ド2の利用を終了する。
【0091】なお、S404〜S405、及びS406
〜S408は一連の処理である。しかしながら、S40
4〜S408は一連の処理である必要はない。仮に、S
401〜S403を処理A、S404〜S405を処理
B、S406〜S408を処理C、S409〜S410
を処理Dとすると、処理A−処理B−処理D、処理A−
処理C−処理D、処理A−処理B−処理C−処理D、処
理A−処理C−処理B−処理D、の順に処理してもよ
い。
【0092】次に、図10に示す本発明の実施形態4の
トレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機5、及び改札機用リーダライタ13の構成
について、図12を用いて説明する。図12は、本発明
の実施形態4のトレインナビゲーションシステムが有す
る専用カード2、出札口用リーダライタ1、位置情報送
信機3、誘導情報送受信機5、及び改札機用リーダライ
タ13の構成図である。
【0093】図12において、131はプロセッサであ
る。132は短波用変調器であり、プロセッサ131に
接続される。133は短波用復調器であり、プロセッサ
131に接続される。134は短波用アンテナであり、
短波用変調器132及び短波用復調器133に接続され
る。135は電力供給回路である。136は電力供給用
変調器であり、電力供給回路135に接続される。13
7は電力供給用アンテナであり、電力供給用変調器13
6に接続される。この改札機用のリーダライタは、これ
らプロセッサ131、短波用変調器132、短波用復調
器133、短波用アンテナ134、電力供給回路13
5、電力供給用変調器136、及び電力供給用アンテナ
137を有する。なお、図12において、図3に示す実
施形態1と同一又は相当の部分には、同一符号を付して
その説明を省略し、図3と相違する部分について説明し
た。
【0094】次に、図12に示す本発明の実施形態4の
トレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機5、及び改札機用リーダライタ13の動作
について説明する。図12において、改札機用リーダラ
イタ13内の電力供給回路135は、専用カード2に起
動電力を供給するための信号を発信する。電力供給回路
135から発信された信号は、電力供給用変調器136
で変調され、電力供給用アンテナ137から送信され
る。改札機用リーダライタ13の電力供給用アンテナ1
37から送信された電力供給用の信号は、専用カード2
の電力受信用アンテナ21で受信される。この専用カー
ド2内の電力受信用アンテナ21で受信された信号は整
流され、短波用電源回路22から専用カード2内に起動
電力として供給される。
【0095】その短波用電源回路22から供給される電
力は、専用カード2内のプロセッサ28にも供給され、
そのプロセッサ28からは利用区間情報が発信される。
このプロセッサ28から発信された利用区間情報は、短
波用変調器30で変調され、短波用アンテナ23から送
信される。専用カード2の短波用アンテナ23から送信
された利用区間情報は、改札機用リーダライタ13内の
短波用アンテナ134で受信される。この短波用アンテ
ナ134で受信された利用区間情報は、短波用復調器1
33で復調され、プロセッサ131により読み取られ、
チェックされる。
【0096】このプロセッサ131での利用区間情報の
チェックの結果、当該プロセッサ131からは、チェッ
ク用情報が発信される。この改札機用リーダライタ13
のプロセッサ131から発信されたチェック用情報は、
短波用変調器132で変調され、アンテナ134から送
信される。この改札機用リーダライタ13のアンテナ1
34から送信されたチェック用情報は、専用カード2の
短波用アンテナ23で受信される。専用カード2の短波
用アンテナ23で受信されたチェック用情報は、短波用
復調器24で復調され、プロセッサ28を介して、表示
装置29に表示される。なお、図12において、図3に
示す実施形態1の動作と同一又は相当の部分は、その説
明を省略し、図3と相違する部分について説明した。
【0097】このように、本実施形態のトレインナビゲ
ーションシステムでは、交通機関の乗客が専用カード2
を携帯することにより、駅構内の位置情報送信機3の前
では当該専用カード2にその現在位置が表示され、ま
た、駅構内の誘導情報送受信機5の前では当該専用カー
ド2に利用路線、番線、乗り場の方角等が表示されるた
め、任意の駅の構内で、現在位置や目的地に向かうため
の方法などのナビゲーション情報を容易に、また随時、
確認することができる。また、専用カード2が出改札口
で使用できるため、拡張性のあるナビゲーションシステ
ムを得ることができる。
【0098】実施の形態5.本発明によるトレインナビ
ゲーションシステムの他の実施形態について、図13を
用いて説明する。図13は、本発明の実施形態5のトレ
インナビゲーションシステムの概念図である。なお、図
13において、図4に示す実施形態2若しくは図10に
示す実施形態4と同一又は相当の部分には、同一符号を
付したので、その説明を省略する。
【0099】次に、図13に示す実施形態5のトレイン
ナビゲーションシステムの動作について、図14を用い
て説明する。図14は、本発明の実施形態5のトレイン
ナビゲーションシステムの動作を示すフローチャートで
ある。図14において、S501で、交通機関の出札口
にいる係員は、出札口用リーダライタ1を用いて、当該
交通機関の利用者が携帯する専用カード2に、「A駅−
B駅」といった利用区間情報を書き込む。なお、利用区
間情報は、出札口用リーダライタ1を用いることによ
り、非接触で、専用カード2に書き込まれる。そして、
専用カード2に利用区間情報が書き込まれると、その専
用カード2は交通機関、例えば鉄道等の利用者に渡され
る。このS501が終了すると、S502へ進む。
【0100】S502において、専用カード2を受け取
り、当該専用カード2を携帯した鉄道の利用者は、当該
鉄道の改札口を通過する。その時、S503で、その専
用カード2に記録された利用区間情報が、改札口の改札
機に設けられた改札機用リーダライタによりチェックさ
れる。なお、改札機用リーダライタによる専用カード2
の利用区間情報チェックは、短波を用いて非接触で行わ
れる。S504において、専用カード2を携帯した鉄道
の利用者が、現在位置情報を発信する位置情報送信機3
の前を通過すると、S505において、専用カード2
は、その現在位置情報を受信し、当該専用カード2の表
示装置にその現在位置情報を表示する。この現在位置情
報の表示された例が表示例4である。
【0101】S506において、専用カード2を携帯し
た鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報送受信
機5の前を通過すると、S507において、誘導情報送
受信機5は、専用カード2に記録された利用区間情報を
受信する。そして、誘導情報送受信機5は、受信した利
用区間情報と、当該誘導情報送受信機5が設置された設
置位置に関する情報とに基づき誘導情報を送信する。そ
の後、S508において、専用カード2は、誘導情報送
受信機5から発信された誘導情報を受信し、当該専用カ
ード2の表示装置に、その誘導情報を表示する。この誘
導情報が表示された例が表示例6である。なお、専用カ
ード2の表示装置に表示される誘導情報としては、誘導
情報送受信機5に基づく現在位置、この現在位置に関す
る情報及び利用区間情報に基づく次に利用する駅と路
線、その駅における利用路線の番線、その番線の乗り
場、その乗り場までの通路などに関する情報がある。
【0102】S509において、専用カード2を携帯し
た鉄道の利用者が、列車内に設置された誘導情報送受信
機7の前を通過すると、S510において、誘導情報送
受信機7は、専用カード2に記録された利用区間情報を
受信する。そして、誘導情報送受信機7は、受信した利
用区間情報と、当該誘導情報送受信機7に関する位置情
報とに基づき誘導情報を送信する。なお、誘導情報送受
信機7に関する位置情報は、当該誘導情報送受信機7が
設置された列車の種別、当該列車の走行位置、及び当該
列車内での誘導情報送受信機7の設置位置に関する情報
に基づくものである。その後、S511において、専用
カード2は、誘導情報送受信機7から発信された誘導情
報を受信し、当該専用カード2の表示装置に、その誘導
情報を表示する。この誘導情報が表示された例が表示例
8である。
【0103】S512において、専用カード2を携帯す
る利用者が、専用カード2の表示装置に表示された誘導
情報に従い、目的地に到着すると、その利用者は利用し
ていた列車から下車し、当該目的地の改札口を通過す
る。その時、S513で、改札口の改札機に設けられた
改札機用リーダライタは、専用カード2に記録された利
用区間情報を、短波を用いてチェックし、問題が無けれ
ば当該専用カード2の利用を終了する。
【0104】なお、S504〜S505、S506〜S
508、及びS509〜S511は一連の処理である。
しかしながら、S504〜S511は一連の処理である
必要はない。仮に、S501〜S503を処理A、S5
04〜S505を処理B、S506〜S508を処理
C、S509〜S511を処理D、S512〜S513
を処理Eとすると、処理A−処理B−処理E、処理A−
処理C−処理E、処理A−処理D−処理E、処理A−処
理B−処理C−処理E、処理A−処理B−処理D−処理
E、処理A−処理C−処理D−処理E、処理A−処理C
−処理B−処理E、処理A−処理D−処理B−処理E、
処理A−処理D−処理C−処理E、処理A−処理B−処
理C−処理D−処理E、処理A−処理C−処理D−処理
B−処理E、処理A−処理D−処理B−処理C−処理
E、処理A−処理B−処理D−処理C−処理E、処理A
−処理C−処理B−処理D−処理E、処理A−処理D−
処理C−処理B−処理E、の順に処理してもよい。
【0105】次に、図13に示す本発明の実施形態5の
トレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機5、車内設置の誘導情報送受信機7、及び
改札機用リーダライタ13の構成について、図15を用
いて説明する。図15は、本発明の実施形態5のトレイ
ンナビゲーションシステムが有する専用カード2、出札
口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受
信機5、車内設置の誘導情報送受信機7、及び改札機用
リーダライタ13の構成図である。なお、図15におい
て、図6に示す実施形態2若しくは図12に示す実施形
態4と同一又は相当の部分には、同一符号を付したの
で、その説明を省略する。
【0106】次に、図15に示す本発明の実施形態5の
トレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機5、車内設置の誘導情報送受信機7、及び
改札機用リーダライタ13の動作について説明する。な
お、図15に示す実施形態5の動作は、図6に示す実施
形態2若しくは図12に示す実施形態4の動作と同一又
は相当するので、その説明を省略する。
【0107】このように、本実施形態のトレインナビゲ
ーションシステムでは、交通機関の乗客が専用カード2
を携帯することにより、駅構内の位置情報送信機3の前
では当該専用カード2にその現在位置が表示され、ま
た、駅構内の誘導情報送受信機5の前では当該専用カー
ド2に利用路線、番線、乗り場の方角等が表示され、さ
らに、列車内の誘導情報送受信機7の前では当該専用カ
ード2に下車すべき駅等の利用路線、当該駅における利
用路線の乗り場やその番線、及び当該乗り場への方角等
が表示されるため、任意の駅の構内や列車内で、現在位
置や目的地に向かうための方法などのナビゲーション情
報を容易に、また随時、確認することができる。また、
専用カード2が出改札口で使用できるため、拡張性のあ
るナビゲーションシステムを得ることができる。
【0108】実施の形態6.本発明によるトレインナビ
ゲーションシステムの他の実施形態について、図16を
用いて説明する。図16は、本発明の実施形態6のトレ
インナビゲーションシステムの概念図である。なお、図
16において、図7に示す実施形態3若しくは図10に
示す実施形態4と同一又は相当の部分には、同一符号を
付したので、その説明を省略する。
【0109】次に、図16に示す実施形態6のトレイン
ナビゲーションシステムの動作について、図17を用い
て説明する。図17は、本発明の実施形態6のトレイン
ナビゲーションシステムの動作を示すフローチャートで
ある。図17において、S601で、交通機関の出札口
にいる係員は、出札口用リーダライタ1を用いて、当該
交通機関の利用者が携帯する専用カード2に、「A駅−
B駅」といった利用区間情報を書き込む。なお、利用区
間情報は、出札口用リーダライタ1を用いることによ
り、非接触で、専用カード2に書き込まれる。そして、
専用カード2に利用区間情報が書き込まれると、その専
用カード2は交通機関、例えば鉄道等の利用者に渡され
る。このS601が終了すると、S602へ進む。
【0110】S602において、専用カード2を受け取
り、当該専用カード2を携帯した鉄道の利用者は、当該
鉄道の改札口を通過する。その時、S603で、その専
用カード2に記録された利用区間情報が、改札口の改札
機に設けられた改札機用リーダライタによりチェックさ
れる。なお、改札機用リーダライタによる専用カード2
の利用区間情報チェックは、短波を用いて非接触で行わ
れる。S604において、専用カード2を携帯した鉄道
の利用者が、現在位置情報を発信する位置情報送信機3
の前を通過すると、S605において、専用カード2
は、その現在位置情報を受信し、当該専用カード2の表
示装置にその現在位置情報を表示する。この現在位置情
報の表示された例が表示例4である。
【0111】S606において、専用カード2を携帯し
た鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報送受信
機A9の前を通過すると、S607において、誘導情報
送受信機A9は、専用カード2に記録された利用区間情
報を受信する。そして、誘導情報送受信機A9は、受信
した利用区間情報と、当該誘導情報送受信機A9が設置
された設置位置に関する情報とに基づき誘導情報を送信
する。その後、S608において、専用カード2は、誘
導情報送受信機A9から発信された誘導情報を受信し、
当該専用カード2の表示装置に、その誘導情報を表示す
る。この誘導情報が表示された例が表示例10である。
【0112】なお、専用カード2と誘導情報送受信機A
9との間で行われる送受信は、マイクロ波を用いて、誘
導情報送受信機A9を中心とした半径数mの範囲内で行
われる。また、専用カード2の表示装置に表示される誘
導情報としては、誘導情報送受信機A9の設置位置に基
づく当該専用カード2及びその携帯者の現在位置に関す
る情報や、当該現在位置情報及び専用カード2に記録さ
れた利用区間情報に基づく次に利用すべき利用路線、そ
の利用路線を利用するために乗り換える駅、その駅にお
ける当該利用路線の乗り場位置を示す番線、その番線へ
向かうための通路、その駅における出口などの情報であ
る。
【0113】S609において、専用カード2を携帯し
た鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報送受信
機B11の前を通過すると、S610において、誘導情
報送受信機B11は、専用カード2に記録された利用区
間情報を受信する。そして、誘導情報送受信機B11
は、受信した利用区間情報と、当該誘導情報送受信機B
11が設置された設置位置に関する情報とに基づき誘導
情報を送信する。その後、S611において、専用カー
ド2は、誘導情報送受信機B11から発信された誘導情
報を受信し、当該専用カード2の表示装置に、その誘導
情報を表示する。この誘導情報が表示された例が表示例
12である。
【0114】なお、専用カード2と誘導情報送受信機B
11との間で行われる送受信は、短波を用いて、誘導情
報送受信機B11を中心とした半径10cm程度の範囲
で行われる。また、専用カード2の表示装置に表示され
る誘導情報としては、誘導情報送受信機B11の設置位
置に基づく当該専用カード2及びその携帯者の現在位置
に関する情報や、当該現在位置情報及び専用カード2に
記録された利用区間情報に基づく次に利用すべき利用路
線、その利用路線を利用するために乗り換える駅、その
駅における当該利用路線の乗り場位置を示す番線、その
番線へ向かうための通路、その駅における出口などの情
報である。
【0115】さらに、これらの情報の他にも、より機密
性を要する個人的な情報や金銭に関わる情報を、専用カ
ード2と誘導情報送受信機B11との間で送受信しても
よい。これは、短波を用いて送受信することにより、そ
の受信領域を狭めることができ、機密の漏洩を抑え易く
することができるためである。
【0116】S612において、専用カード2を携帯す
る利用者が、専用カード2の表示装置に表示された誘導
情報に従い、目的地に到着すると、その利用者は利用し
ていた列車から下車し、当該目的地の改札口を通過す
る。その時、S613で、改札口の改札機に設けられた
改札機用リーダライタは、専用カード2に記録された利
用区間情報をチェックし、問題が無ければ当該専用カー
ド2の利用を終了する。
【0117】なお、S604〜S605、S606〜S
608、及びS609〜S611は一連の処理である。
しかしながら、S604〜S611は一連の処理である
必要はない。仮に、S601〜S603を処理A、S6
04〜S605を処理B、S606〜S608を処理
C、S609〜S611を処理D、S612〜S613
を処理Eとすると、処理A−処理B−処理E、処理A−
処理C−処理E、処理A−処理D−処理E、処理A−処
理B−処理C−処理E、処理A−処理B−処理D−処理
E、処理A−処理C−処理D−処理E、処理A−処理C
−処理B−処理E、処理A−処理D−処理B−処理E、
処理A−処理D−処理C−処理E、処理A−処理B−処
理C−処理D−処理E、処理A−処理C−処理D−処理
B−処理E、処理A−処理D−処理B−処理C−処理
E、処理A−処理B−処理D−処理C−処理E、処理A
−処理C−処理B−処理D−処理E、処理A−処理D−
処理C−処理B−処理E、の順に処理してもよい。
【0118】次に、図16に示す本発明の実施形態6の
トレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機A9、誘導情報送受信機B11、及び改札
機用リーダライタ13の構成について、図18を用いて
説明する。図18は、本発明の実施形態6のトレインナ
ビゲーションシステムが有する専用カード2、出札口用
リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機
A9、誘導情報送受信機B11、及び改札機用リーダラ
イタ13の構成図である。なお、図18において、図9
に示す実施形態3若しくは図12に示す実施形態4と同
一又は相当の部分には、同一符号を付したので、その説
明を省略する。
【0119】次に、図18に示す本発明の実施形態6の
トレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機A9、誘導情報送受信機B11、及び改札
機用リーダライタ13の動作について説明する。なお、
図18に示す実施形態6の動作は、図9に示す実施形態
3若しくは図12に示す実施形態4の動作と同一又は相
当するので、その説明を省略する。
【0120】このように、本実施形態のトレインナビゲ
ーションシステムでは、交通機関の乗客が専用カード2
を携帯することにより、駅構内の位置情報送信機3の前
では当該専用カード2にその現在位置が表示され、ま
た、駅構内の誘導情報送受信機A9の前ではマイクロ波
を用いた数Mbit/sの高い通信速度でデータの送受信が行
われるため、専用カード2に利用路線、番線、乗り場の
方角等の多数の誘導情報を表示させることができ、さら
に、駅構内の誘導情報送受信機B11の前では短波を用
いた数10kb/sの通信速度で10cm程度の距離範囲でのデー
タの送受信が行われるため、専用カード2に利用路線、
番線、乗り場の方角等の他、機密性を要する個人的な誘
導情報を表示させることができ、機密性やセキュリティ
性の高低に応じた誘導情報が提供されるトレインナビゲ
ーションシステムを得ることができる。また、専用カー
ド2が出改札口で使用できるため、拡張性のあるナビゲ
ーションシステムを得ることができる。
【0121】実施の形態7.本発明によるトレインナビ
ゲーションシステムの他の実施形態について、図19を
用いて説明する。図19は、本発明の実施形態7のトレ
インナビゲーションシステムの概念図である。図19に
おいて、14はカードホルダであり、専用カード2が差
し込まれ、この専用カード2に記録された利用区間情報
を非接触で読み取るものである。なお、図19におい
て、図1に示す実施形態1と同一又は相当の部分には、
同一符号を付してその説明を省略し、図1と相違する部
分について説明した。
【0122】次に、図19に示す実施形態7のトレイン
ナビゲーションシステムの動作について、図20を用い
て説明する。図20は、本発明の実施形態7のトレイン
ナビゲーションシステムの動作を示すフローチャートで
ある。図20において、S701で、交通機関の出札口
にいる係員は、出札口用リーダライタ1を用いて、当該
交通機関の利用者が携帯する専用カード2に、「A駅−
B駅」といった利用区間情報を書き込む。なお、利用区
間情報は、出札口用リーダライタ1を用いることによ
り、非接触で、専用カード2に書き込まれる。そして、
専用カード2に利用区間情報が書き込まれると、その専
用カード2は交通機関、例えば鉄道等の利用者に渡され
る。このS701が終了すると、S702へ進む。
【0123】S702において、専用カード2を受け取
り、当該専用カード2を携帯した鉄道の利用者は、当該
鉄道の改札口を通過する。このS702が終了すると、
S703へ進む。S703において、鉄道利用者は、携
帯する専用カード2を、カードホルダ14に差し込む。
このS703が終了すると、S704へ進む。S704
において、カードホルダ14は、専用カード2に書き込
まれている利用区間に関する情報を、当該カードホルダ
14のメモリに書き込む。なお、専用カード2に記録さ
れた利用区間情報のカードホルダへの書き込みは、短波
を用いて非接触で行われる。
【0124】S705において、専用カード2が差し込
まれたカードホルダ14を携帯する鉄道の利用者が、現
在位置情報を発信する位置情報送信機3の前を通過する
と、S706において、カードホルダ14は、その現在
位置情報を受信し、当該カードホルダの14の表示装置
151にその現在位置情報を表示する。この現在位置情
報の表示された例が表示例4である。
【0125】S707において、カードホルダ14を携
帯した鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報送
受信機5の前を通過すると、S708において、誘導情
報送受信機5は、カードホルダ14に記録された利用区
間情報を受信する。そして、誘導情報送受信機5は、受
信した利用区間情報と、当該誘導情報送受信機5が設置
された設置位置に関する情報とに基づき誘導情報を送信
する。その後、S709において、カードホルダ14
は、誘導情報送受信機5から発信された誘導情報を受信
し、当該カードホルダ14の表示装置151に、その誘
導情報を表示する。この誘導情報が表示された例が表示
例6である。
【0126】その誘導情報の例としては、誘導情報送受
信機5の現在位置、この現在位置と利用区間情報とに基
づく乗換駅及び当該乗換駅で乗り換える次なる利用路
線、その乗換駅における利用路線の番線、その番線の乗
り場、その乗り場までの道順等に関する情報である。S
710において、カードホルダ14を携帯する利用者
が、カードホルダ14の表示装置151に表示された誘
導情報に従い、目的地に到着すると、その利用者は利用
していた列車から下車し、当該目的地の改札を通過し、
当該カードホルダ14及び専用カード2の利用を終了す
る。なお、S705〜S706、及びS707〜S70
9は一連の処理である。しかしながら、S705〜S7
09は一連の処理である必要はない。
【0127】次に、図19に示す本発明の実施形態7の
トレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機5、及びカードホルダ14の構成につい
て、図21を用いて説明する。図21は、本発明の実施
形態7のトレインナビゲーションシステムが有する専用
カード2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機
3、誘導情報送受信機5、及びカードホルダ14の構成
図である。
【0128】図21において、21は電力受信用のアン
テナである。22は短波用電源回路であり、アンテナ2
1に接続される。23は短波用アンテナである。24は
短波用復調器であり、短波用アンテナ23に接続され
る。30は短波用変調器であり、短波用アンテナ23に
接続される。28はプロセッサであり、短波用復調器2
4及び短波用変調器30に接続される。300はメモリ
であり、プロセッサ28に接続される。専用カード2
は、これら電力受信用のアンテナ21、短波用電源回路
22、短波用アンテナ23、短波用復調器24、短波用
変調器30、プロセッサ28、及びメモリ300を有す
る。
【0129】141は電力供給回路である。142は電
力供給用変調器であり、電力供給回路141に接続され
る。143は電力供給用アンテナであり、電力供給用変
調器142に接続される。144は短波用アンテナであ
る。145は短波用復調器であり、短波用アンテナ14
4に接続される。147は短波用変調器であり、短波用
アンテナ144に接続される。146はプロセッサであ
り、短波用復調器145及び短波用変調器147に接続
される。148はマイクロ波用アンテナである。149
はマイクロ波変調器であり、マイクロ波用アンテナ14
8及びプロセッサ146に接続される。150はマイク
ロ波復調器であり、マイクロ波用アンテナ148及びプ
ロセッサ146に接続される。
【0130】151は表示装置であり、プロセッサ14
6に接続される。152はメモリであり、プロセッサ1
46に接続される。カードホルダ14は、これら電力供
給回路141、電力供給用変調器142、電力供給用ア
ンテナ143、短波用アンテナ144、短波用復調器1
45、短波用変調器147、プロセッサ146、マイク
ロ波用アンテナ148、マイクロ波変調器149、マイ
クロ波復調器150、表示装置151、及びメモリ15
2を有する。なお、図21において、図3に示す実施形
態1と同一又は相当の部分には、同一符号を付してその
説明を省略し、図3と相違する部分について説明した。
【0131】次に、図21に示す本発明の実施形態7の
トレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機5、及びカードホルダ14の動作について
説明する。図21において、まず、出札口用リーダライ
タ1からは利用区間情報が送信される。この出札口用リ
ーダライタ1から送信された利用区間情報は、専用カー
ド2の短波用アンテナ23で受信される。この短波用ア
ンテナ23で受信された利用区間情報は、短波用復調器
24で復調され、プロセッサ28によりメモリ300に
書き込まれる。なお、プロセッサ28等の専用カード2
内各部は、短波用電源回路22からの供給電力により動
作する。
【0132】このような専用カード2がカードホルダ1
4に差し込まれると、カードホルダ14は、当該カード
ホルダ14内の電力供給回路141より起動電力を供給
するための信号を発信する。そして、電力供給回路14
1から発信された信号は、電力供給用変調器142によ
り変調され、電力供給用アンテナ143より送信する。
このカードホルダ14の電力供給用アンテナ143より
送信された起動電力の供給用信号は、専用カード2の電
力受信用アンテナ21で受信される。この専用カード2
の電力受信用アンテナ21で受信された起動電力供給用
信号は、短波用電源回路22で起動電力に整流され、専
用カード2内の各部に供給される。
【0133】電力が供給されると、専用カード2は、内
部のプロセッサ28の制御により、メモリ300に記録
された利用区間情報を発信する。プロセッサ28から発
信された利用区間情報は、短波用変調器30により変調
され、アンテナ23より送信される。この専用カード2
の短波用アンテナ23より送信された利用区間情報は、
カードホルダ14内の短波用アンテナ144で受信され
る。このマイクロ波用アンテナ144で受信された利用
区間情報は、マイクロ波用復調器145により復調され
る。このマイクロ波用復調器145により復調された利
用区間情報は、プロセッサ146の制御により、表示装
置151に表示され、メモリ152に書き込まれる。
【0134】そして、カードホルダ14内のプロセッサ
151は、メモリ152に記録された利用区間情報を発
信する。このプロセッサ151から発信された利用区間
情報は、マイクロ波用変調器149で変調され、マイク
ロ波用アンテナ148から送信される。このカードホル
ダ14のマイクロ波用アンテナ148から送信された利
用区間情報は、誘導情報送受信機5のマイクロ波用アン
テナ148で受信される。誘導情報送受信機5のマイク
ロ波用アンテナ148で受信された利用区間情報は、マ
イクロ波用復調器53で復調され、プロセッサ51によ
り当該利用区間情報に基づく誘導情報が抽出され、発信
される。なお、誘導情報送受信機5のデータベース55
には、各利用区間情報と誘導情報送受信機5の位置情報
とに基づく誘導情報が蓄積される。このデータベース5
5より抽出される誘導情報には、現在位置や利用路線や
番線や乗り場の方角等に関する情報がある。
【0135】プロセッサ51より発信された誘導情報
は、マイクロ波用変調器52により変調され、マイクロ
波用アンテナ54より送信される。この誘導情報送受信
機5のマイクロ波用アンテナ54より送信された誘導情
報は、カードホルダ14内のマイクロ波用アンテナ14
8で受信される。このマイクロ波用アンテナ148で受
信された誘導情報は、マイクロ波用復調器150で復調
され、プロセッサ146の制御により、表示装置151
に表示される。
【0136】また、位置情報送信機3から送信された位
置情報は、カードホルダ14内のマイクロ波用アンテナ
148で受信される。このカードホルダ14内のマイク
ロ波用アンテナ148で受信された位置情報は、マイク
ロ波用復調器150で復調され、プロセッサ146の制
御により、その位置情報を表示装置151に表示させ
る。なお、図21において、図3に示す実施形態1の動
作と同一又は相当の部分は、その説明を省略し、図3と
相違する部分について説明した。
【0137】このように、本実施形態のトレインナビゲ
ーションシステムでは、交通機関の乗客が専用カード2
をカードホルダ14に差し込み、携帯することにより、
駅構内の位置情報送信機3の前では当該カードホルダ1
4その現在位置が表示され、また、駅構内の誘導情報送
受信機5の前では当該カードホルダ14に利用路線、番
線、乗り場の方角等が表示されるため、任意の駅の構内
や列車内で、現在位置や目的地に向かうための方法など
のナビゲーション情報を容易に、また随時、確認するこ
とができる。また、カードホルダ14の表示装置151
は、専用カード2の表示装置よりも大きく設定しやすい
ため、利用者が見やすい、操作しやすいナビゲーション
システムを得ることができる。さらに、専用カード2又
はカードホルダ14を出改札用に使用できるため、拡張
性のあるナビゲーションシステムを得ることができる。
【0138】実施の形態8.本発明によるトレインナビ
ゲーションシステムの他の実施形態について、図22を
用いて説明する。図22は、本発明の実施形態8のトレ
インナビゲーションシステムの概念図である。なお、図
22において、図4に示す実施形態2若しくは図19に
示す実施形態7と同一又は相当の部分には、同一符号を
付したので、その説明を省略する。
【0139】次に、図22に示す実施形態8のトレイン
ナビゲーションシステムの動作について、図23を用い
て説明する。図23は、本発明の実施形態8のトレイン
ナビゲーションシステムの動作を示すフローチャートで
ある。図23において、S801で、交通機関の出札口
にいる係員は、出札口用リーダライタ1を用いて、当該
交通機関の利用者が携帯する専用カード2に、「A駅−
B駅」といった利用区間情報を書き込む。なお、利用区
間情報は、出札口用リーダライタ1を用いることによ
り、非接触で、専用カード2に書き込まれる。そして、
専用カード2に利用区間情報が書き込まれると、その専
用カード2は交通機関、例えば鉄道等の利用者に渡され
る。このS801が終了すると、S802へ進む。
【0140】S802において、専用カード2を受け取
り、当該専用カード2を携帯した鉄道の利用者は、当該
鉄道の改札口を通過する。このS802が終了すると、
S803へ進む。S803において、鉄道利用者は、携
帯する専用カード2を、カードホルダ14に差し込む。
このS803が終了すると、S804へ進む。S804
において、カードホルダ14は、専用カード2に書き込
まれている利用区間に関する情報を、当該カードホルダ
14のメモリに書き込む。なお、専用カード2に記録さ
れた利用区間情報のカードホルダへの書き込みは、短波
を用いて非接触で行われる。
【0141】S805において、専用カード2が差し込
まれたカードホルダ14を携帯する鉄道の利用者が、現
在位置情報を発信する位置情報送信機3の前を通過する
と、S806において、カードホルダ14は、その現在
位置情報を受信し、当該カードホルダの14の表示装置
151にその現在位置情報を表示する。この現在位置情
報の表示された例が表示例4である。
【0142】S807において、カードホルダ14を携
帯した鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報送
受信機5の前を通過すると、S808において、誘導情
報送受信機5は、カードホルダ14に記録された利用区
間情報を受信する。そして、誘導情報送受信機5は、受
信した利用区間情報と、当該誘導情報送受信機5が設置
された設置位置に関する情報とに基づき誘導情報を送信
する。
【0143】その後、S809において、カードホルダ
14は、誘導情報送受信機5から発信された誘導情報を
受信し、当該カードホルダ14の表示装置151に、そ
の誘導情報を表示する。この誘導情報が表示された例が
表示例6である。その誘導情報の例としては、誘導情報
送受信機5の現在位置、この現在位置と利用区間情報と
に基づく乗換駅及び当該乗換駅で乗り換える次なる利用
路線、その乗換駅における利用路線の番線、その番線の
乗り場、その乗り場までの道順等に関する情報である。
【0144】S810において、カードホルダ14を携
帯した鉄道の利用者が、列車内に設置された誘導情報送
受信機7の前を通過すると、S811において、誘導情
報送受信機7は、カードホルダ14に記録された利用区
間情報を受信する。そして、誘導情報送受信機7は、受
信した利用区間情報と、当該誘導情報送受信機7に関す
る位置情報とに基づき誘導情報を送信する。なお、誘導
情報送受信機7に関する位置情報は、当該誘導情報送受
信機7が設置された列車の種別、当該列車の走行位置、
及び当該列車内での誘導情報送受信機7の設置位置に関
する情報に基づくものである。その後、S812におい
て、カードホルダ14は、誘導情報送受信機7から発信
された誘導情報を受信し、当該カードホルダ14のの表
示装置151に、その誘導情報を表示する。この誘導情
報が表示された例が表示例8である。
【0145】S813において、カードホルダ14を携
帯する利用者が、カードホルダ14の表示装置151に
表示された誘導情報に従い、目的地に到着すると、その
利用者は利用していた列車から下車し、当該目的地の改
札を通過し、当該カードホルダ14及び専用カード2の
利用を終了する。なお、S805〜S806、S807
〜S809、及びS810〜S812は一連の処理であ
る。しかしながら、S805〜S812は一連の処理で
ある必要はない。
【0146】次に、図22に示す本発明の実施形態8の
トレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機5、車内に設置された誘導情報送受信機
7、及びカードホルダ14の構成について、図24を用
いて説明する。図24は、本発明の実施形態8のトレイ
ンナビゲーションシステムが有する専用カード2、出札
口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受
信機5、車内に設置された誘導情報送受信機7、及びカ
ードホルダ14の構成図である。なお、図24におい
て、図6に示す実施形態2若しくは図21に示す実施形
態7と同一又は相当の部分には、同一符号を付したの
で、その説明を省略する。
【0147】次に、図24に示す本発明の実施形態8の
トレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機5、車内に設置された誘導情報送受信機
7、及びカードホルダ14の動作について説明する。な
お、図24に示す実施形態8の動作は、図6に示す実施
形態2若しくは図21に示す実施形態7の動作と同一又
は相当するので、その説明を省略する。
【0148】このように、本実施形態のトレインナビゲ
ーションシステムでは、交通機関の乗客が専用カード2
をカードホルダ14に差し込み、携帯することにより、
駅構内の位置情報送信機3の前では当該カードホルダ1
4にその現在位置が表示され、また、駅構内の誘導情報
送受信機5の前では当該カードホルダ14に利用路線、
番線、乗り場の方角等が表示されさらに、列車内の誘導
情報送受信機7の前では当該カードホルダ14に下車す
べき駅等の利用路線、当該駅における利用路線の乗り場
やその番線、及び当該乗り場への方角等が表示されるた
め、任意の駅の構内や列車内で、現在位置や目的地に向
かうための方法などのナビゲーション情報を、駅構内で
も移動中の車内でも、容易に、また随時、確認すること
ができる。
【0149】また、カードホルダ14の表示装置151
は、専用カード2の表示装置よりも大きく設定しやすい
ため、利用者が見やすい、操作しやすいナビゲーション
システムを得ることができる。さらに、専用カード2又
はカードホルダ14を出改札用に使用できるため、拡張
性のあるナビゲーションシステムを得ることができる。
【0150】実施の形態9.本発明によるトレインナビ
ゲーションシステムの他の実施形態について、図25を
用いて説明する。図25は、本発明の実施形態9のトレ
インナビゲーションシステムの概念図である。なお、図
25において、図7に示す実施形態3若しくは図19に
示す実施形態7と同一又は相当の部分には、同一符号を
付したので、その説明を省略する。
【0151】次に、図25に示す実施形態9のトレイン
ナビゲーションシステムの動作について、図26を用い
て説明する。図26は、本発明の実施形態9のトレイン
ナビゲーションシステムの動作を示すフローチャートで
ある。図26において、S901で、交通機関の出札口
にいる係員は、出札口用リーダライタ1を用いて、当該
交通機関の利用者が携帯する専用カード2に、「A駅−
B駅」といった利用区間情報を書き込む。なお、利用区
間情報は、出札口用リーダライタ1を用いることによ
り、非接触で、専用カード2に書き込まれる。そして、
専用カード2に利用区間情報が書き込まれると、その専
用カード2は交通機関、例えば鉄道等の利用者に渡され
る。このS901が終了すると、S902へ進む。
【0152】S902において、専用カード2を受け取
り、当該専用カード2を携帯した鉄道の利用者は、当該
鉄道の改札口を通過する。このS902が終了すると、
S903へ進む。S903において、鉄道利用者は、携
帯する専用カード2を、カードホルダ14に差し込む。
このS903が終了すると、S904へ進む。S904
において、カードホルダ14は、専用カード2に書き込
まれている利用区間に関する情報を、当該カードホルダ
14のメモリに書き込む。なお、専用カード2に記録さ
れた利用区間情報のカードホルダへの書き込みは、短波
を用いて非接触で行われる。
【0153】S905において、専用カード2が差し込
まれたカードホルダ14を携帯する鉄道の利用者が、現
在位置情報を発信する位置情報送信機3の前を通過する
と、S906において、カードホルダ14は、その現在
位置情報を受信し、当該カードホルダの14の表示装置
151にその現在位置情報を表示する。この現在位置情
報の表示された例が表示例4である。
【0154】S907において、カードホルダ14を携
帯した鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報送
受信機A9の前を通過すると、S908において、誘導
情報送受信機A9は、カードホルダ14に記録された利
用区間情報を受信する。そして、誘導情報送受信機A9
は、受信した利用区間情報と、当該誘導情報送受信機A
9が設置された設置位置に関する情報とに基づき誘導情
報を送信する。その後、S909において、カードホル
ダ14は、誘導情報送受信機A9から発信された誘導情
報を受信し、当該カードホルダ14の表示装置151
に、その誘導情報を表示する。この誘導情報が表示され
た例が表示例10である。
【0155】なお、カードホルダ14と誘導情報送受信
機A9との間で行われる送受信は、マイクロ波を用い
て、誘導情報送受信機A9を中心とした半径数mの範囲
内で行われる。また、カードホルダ14の表示装置15
1に表示される誘導情報としては、誘導情報送受信機A
9の設置位置に基づく当該カードホルダ14及びその携
帯者の現在位置に関する情報や、当該現在位置情報及び
カードホルダ14に記録された利用区間情報に基づく次
に利用すべき利用路線、その利用路線を利用するために
乗り換える駅、その駅における当該利用路線の乗り場位
置を示す番線、その番線へ向かうための通路、その駅に
おける出口などの情報である。さらに、カードホルダ1
4は、誘導情報を受信すると共に、この誘導情報に基づ
く駅での時刻表を当該カードホルダ14の表示装置15
1に表示してもよい。
【0156】S910において、カードホルダ14を携
帯した鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報送
受信機B11の前を通過すると、S911において、誘
導情報送受信機B11は、カードホルダ14に記録され
た利用区間情報を受信する。そして、誘導情報送受信機
B11は、受信した利用区間情報と、当該誘導情報送受
信機B11が設置された設置位置に関する情報とに基づ
き誘導情報を送信する。その後、S912において、カ
ードホルダ14は、誘導情報送受信機B11から発信さ
れた誘導情報を受信し、当該カードホルダ14の表示装
置151に、その誘導情報を表示する。この誘導情報が
表示された例が表示例12である。
【0157】なお、カードホルダ14と誘導情報送受信
機B11との間で行われる送受信は、短波を用いて、誘
導情報送受信機B11を中心とした半径10cm程度の
範囲内で行われる。また、カードホルダ14の表示装置
151に表示される誘導情報としては、誘導情報送受信
機B11の設置位置に基づく当該カードホルダ14及び
その携帯者の現在位置に関する情報や、当該現在位置情
報及びカードホルダ14に記録された利用区間情報に基
づく次に利用すべき利用路線、その利用路線を利用する
ために乗り換える駅、その駅における当該利用路線の乗
り場位置を示す番線、その番線へ向かうための通路、そ
の駅における出口などの情報である。
【0158】さらに、これらの情報の他にも、より機密
性を要する個人的な情報や金銭に関わる情報を、カード
ホルダ14と誘導情報送受信機B11との間で送受信し
てもよい。これは、短波を用いて送受信することによ
り、その受信領域を狭めることができ、機密の漏洩を抑
え易くすることができるためである。また、カードホル
ダ14は、誘導情報を受信すると共に、この誘導情報に
基づく駅での時刻表を当該カードホルダ14の表示装置
151に表示してもよい。
【0159】S913において、カードホルダ14を携
帯する利用者が、カードホルダ14の表示装置151に
表示された誘導情報に従い、目的地に到着すると、その
利用者は利用していた列車から下車し、当該目的地の改
札を通過し、当該カードホルダ14及び専用カード2の
利用を終了する。なお、S905〜S906、S907
〜S909、及びS910〜S912は一連の処理であ
る。しかしながら、S905〜S903は一連の処理で
ある必要はない。
【0160】次に、図25に示す本発明の実施形態9の
トレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機A9、誘導情報送受信機B11、及びカー
ドホルダ14の構成について、図27を用いて説明す
る。図27は、本発明の実施形態9のトレインナビゲー
ションシステムが有する専用カード2、出札口用リーダ
ライタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機A9、
誘導情報送受信機B11、及びカードホルダ14の構成
図である。なお、図27において、図9に示す実施形態
3若しくは図21に示す実施形態7と同一又は相当の部
分には、同一符号を付したので、その説明を省略する。
【0161】次に、図27に示す本発明の実施形態9の
トレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機A9、誘導情報送受信機B11、及びカー
ドホルダ14の動作について説明する。なお、図27に
示す実施形態9の動作は、図9に示す実施形態3若しく
は図21に示す実施形態7の動作と同一又は相当するの
で、その説明を省略する。
【0162】このように、本実施形態のトレインナビゲ
ーションシステムでは、交通機関の乗客が専用カード2
をカードホルダ14に差し込み、携帯することにより、
駅構内の位置情報送信機3の前では当該カードホルダ1
4にその現在位置が表示され、また、駅構内の誘導情報
送受信機A9の前ではマイクロ波を用いた数Mbit/sの高
い通信速度でデータの送受信が行われるため、カードホ
ルダ14に利用路線、番線、乗り場の方角等の多数の誘
導情報であるナビゲーション情報を表示させることがで
き、さらに、駅構内の誘導情報送受信機B11の前では
短波を用いた数10kb/sの通信速度で10cm程度の距離範囲
でのデータの送受信が行われるため、カードホルダ14
に利用路線、番線、乗り場の方角等の他、機密性を要す
る個人的な誘導情報であるナビゲーション情報を表示さ
せることができ、機密性やセキュリティ性の高低に応じ
たナビゲーション情報を提供できるトレインナビゲーシ
ョンシステムを得ることができる。
【0163】また、カードホルダ14の表示装置151
は、専用カード2の表示装置よりも大きく設定しやすい
ため、利用者が見やすい、操作しやすいナビゲーション
システムを得ることができる。さらに、専用カード2や
カードホルダ14を出改札用に使用できるため、拡張性
のあるナビゲーションシステムを得ることができる。
【0164】実施の形態10.本発明によるトレインナ
ビゲーションシステムの他の実施形態について、図28
を用いて説明する。図28は、本発明の実施形態10の
トレインナビゲーションシステムの概念図である。な
お、図28において、図10に示す実施形態4若しくは
図19に示す実施形態7と同一又は相当の部分には、同
一符号を付したので、その説明を省略する。
【0165】次に、図28に示す実施形態10のトレイ
ンナビゲーションシステムの動作について、図29を用
いて説明する。図29は、本発明の実施形態10のトレ
インナビゲーションシステムの動作を示すフローチャー
トである。図29において、S1001で、交通機関の
出札口にいる係員は、出札口用リーダライタ1を用い
て、当該交通機関の利用者が携帯する専用カード2に、
「A駅−B駅」といった利用区間情報を書き込む。な
お、利用区間情報は、出札口用リーダライタ1を用いる
ことにより、非接触で、専用カード2に書き込まれる。
そして、専用カード2に利用区間情報が書き込まれる
と、その専用カード2は交通機関、例えば鉄道等の利用
者に渡される。このS1001が終了すると、S100
2へ進む。
【0166】S1002において、専用カード2を受け
取り、当該専用カード2を携帯した鉄道の利用者は、当
該鉄道の改札口を通過する。その時、S1003で、そ
の専用カード2に記録された利用区間情報が、改札口の
改札機に設けられた改札機用リーダライタによりチェッ
クされる。なお、改札機用リーダライタによる専用カー
ド2の利用区間情報チェックは、非接触で行われる。こ
のS1003が終了すると、S1004へ進む。S10
04において、鉄道利用者は、携帯する専用カード2
を、カードホルダ14に差し込む。このS1004が終
了すると、S1005へ進む。
【0167】S1005において、カードホルダ14
は、専用カード2に書き込まれている利用区間に関する
情報を、当該カードホルダ14のメモリに書き込む。な
お、専用カード2に記録された利用区間情報のカードホ
ルダへの書き込みは、短波を用いて非接触で行われる。
S1006において、専用カード2が差し込まれたカー
ドホルダ14を携帯する鉄道の利用者が、現在位置情報
を発信する位置情報送信機3の前を通過すると、S10
07において、カードホルダ14は、その現在位置情報
を受信し、当該カードホルダの14の表示装置151に
その現在位置情報を表示する。この現在位置情報の表示
された例が表示例4である。
【0168】S1008において、カードホルダ14を
携帯した鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報
送受信機5の前を通過すると、S1009において、誘
導情報送受信機5は、カードホルダ14に記録された利
用区間情報を受信する。そして、誘導情報送受信機5
は、受信した利用区間情報と、当該誘導情報送受信機5
が設置された設置位置に関する情報とに基づき誘導情報
を送信する。その後、S1010において、カードホル
ダ14は、誘導情報送受信機5から発信された誘導情報
を受信し、当該カードホルダ14の表示装置151に、
その誘導情報を表示する。この誘導情報が表示された例
が表示例6である。その誘導情報の例としては、誘導情
報送受信機5の現在位置、この現在位置と利用区間情報
とに基づく乗換駅及び当該乗換駅で乗り換える次なる利
用路線、その乗換駅における利用路線の番線、その番線
の乗り場、その乗り場までの道順等に関する情報であ
る。
【0169】S1011において、カードホルダ14を
携帯する利用者が、カードホルダ14の表示装置151
に表示された誘導情報に従い、目的地に到着すると、そ
の利用者は利用していた列車から下車し、当該目的地の
改札口を通過する。その時、S1012で、改札口の改
札機に設けられた改札機用リーダライタは、カードホル
ダ14に記録された利用区間情報をチェックし、問題が
無ければ当該カードホルダ14の利用を終了する。な
お、S1006〜S1007、及びS1008〜S10
10は一連の処理である。しかしながら、S1006〜
S1010は一連の処理である必要はない。
【0170】また、本実施形態では、専用カード2を改
札機用リーダライタでチェックした後に当該専用カード
2をカードホルダ14に差し込んでいるが、専用カード
2をカードホルダ14に差し込んだ後に当該専用カード
2が差し込まれたカードホルダ14を改札機用リーダラ
イタでチェックするようにしてもよい。さらに、本実施
形態では、専用カード2が差し込まれたカードホルダ1
4を改札機用リーダライタでチェックした後にそれら専
用カード2及びカードホルダ14の使用を終了している
が、専用カード2をカードホルダ14から抜き取った後
に当該専用カード2を改札機用リーダライタでチェック
して専用カード2の使用を終了するようにしてもよい。
【0171】次に、図28に示す本発明の実施形態10
のトレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機5、改札機用リーダライタ13及びカード
ホルダ14の構成について、図30を用いて説明する。
図30は、本発明の実施形態10のトレインナビゲーシ
ョンシステムが有する専用カード2、出札口用リーダラ
イタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機5、改札
機用リーダライタ13及びカードホルダ14の構成図で
ある。なお、図30において、図12に示す実施形態4
若しくは図21に示す実施形態7と同一又は相当の部分
には、同一符号を付したので、その説明を省略する。
【0172】次に、図30に示す本発明の実施形態10
のトレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機5、改札機用リーダライタ13及びカード
ホルダ14の動作について説明する。なお、図30に示
す実施形態10の動作は、図12に示す実施形態4若し
くは図21に示す実施形態7の動作と同一又は相当する
ので、その説明を省略する。
【0173】このように、本実施形態のトレインナビゲ
ーションシステムでは、交通機関の乗客が専用カード2
をカードホルダ14に差し込み、携帯することにより、
駅構内の位置情報送信機3の前では当該カードホルダ1
4にその現在位置が表示され、また、駅構内の誘導情報
送受信機5の前では当該カードホルダ14に利用路線、
番線、乗り場の方角等が表示されるため、任意の駅の構
内や列車内で、現在位置や目的地に向かうための方法な
どのナビゲーション情報を容易に、また随時、確認する
ことができる。
【0174】また、カードホルダ14の表示装置151
は、専用カード2の表示装置よりも大きく設定しやすい
ため、利用者が見やすい、操作しやすいナビゲーション
システムを得ることができる。さらに、専用カード2や
カードホルダ14を出改札口で使用できるため、拡張性
のあるナビゲーションシステムを得ることができる。
【0175】実施の形態11.本発明によるトレインナ
ビゲーションシステムの他の実施形態について、図31
を用いて説明する。図31は、本発明の実施形態11の
トレインナビゲーションシステムの概念図である。な
お、図31において、図13に示す実施形態5若しくは
図19に示す実施形態7と同一又は相当の部分には、同
一符号を付したので、その説明を省略する。
【0176】次に、図31に示す実施形態11のトレイ
ンナビゲーションシステムの動作について、図32を用
いて説明する。図32は、本発明の実施形態11のトレ
インナビゲーションシステムの動作を示すフローチャー
トである。図32において、S1101で、交通機関の
出札口にいる係員は、出札口用リーダライタ1を用い
て、当該交通機関の利用者が携帯する専用カード2に、
「A駅−B駅」といった利用区間情報を書き込む。な
お、利用区間情報は、出札口用リーダライタ1を用いる
ことにより、非接触で、専用カード2に書き込まれる。
そして、専用カード2に利用区間情報が書き込まれる
と、その専用カード2は交通機関、例えば鉄道等の利用
者に渡される。このS1101が終了すると、S110
2へ進む。
【0177】S1102において、専用カード2を受け
取り、当該専用カード2を携帯した鉄道の利用者は、当
該鉄道の改札口を通過する。その時、S1103で、そ
の専用カード2に記録された利用区間情報が、改札口の
改札機に設けられた改札機用リーダライタによりチェッ
クされる。なお、改札機用リーダライタによる専用カー
ド2の利用区間情報チェックは、短波を用いて非接触で
行われる。このS1103が終了すると、S1104へ
進む。S1104において、鉄道利用者は、携帯する専
用カード2を、カードホルダ14に差し込む。このS1
104が終了すると、S1105へ進む。
【0178】S1105において、カードホルダ14
は、専用カード2に書き込まれている利用区間に関する
情報を、当該カードホルダ14のメモリに書き込む。な
お、専用カード2に記録された利用区間情報のカードホ
ルダへの書き込みは、短波を用いて非接触で行われる。
S1106において、専用カード2が差し込まれたカー
ドホルダ14を携帯する鉄道の利用者が、現在位置情報
を発信する位置情報送信機3の前を通過すると、S11
07において、カードホルダ14は、その現在位置情報
を受信し、当該カードホルダの14の表示装置151に
その現在位置情報を表示する。この現在位置情報の表示
された例が表示例4である。
【0179】S1108において、カードホルダ14を
携帯した鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報
送受信機5の前を通過すると、S1109において、誘
導情報送受信機5は、カードホルダ14に記録された利
用区間情報を受信する。そして、誘導情報送受信機5
は、受信した利用区間情報と、当該誘導情報送受信機5
が設置された設置位置に関する情報とに基づき誘導情報
を送信する。
【0180】その後、S1110において、カードホル
ダ14は、誘導情報送受信機5から発信された誘導情報
を受信し、当該カードホルダ14の表示装置151に、
その誘導情報を表示する。この誘導情報が表示された例
が表示例6である。その誘導情報の例としては、誘導情
報送受信機5の現在位置、この現在位置と利用区間情報
とに基づく乗換駅及び当該乗換駅で乗り換える次なる利
用路線、その乗換駅における利用路線の番線、その番線
の乗り場、その乗り場までの道順等に関する情報であ
る。
【0181】S1111において、カードホルダ14を
携帯した鉄道の利用者が、列車内に設置された誘導情報
送受信機7の前を通過すると、S1112において、誘
導情報送受信機7は、カードホルダ14に記録された利
用区間情報を受信する。そして、誘導情報送受信機7
は、受信した利用区間情報と、当該誘導情報送受信機7
に関する位置情報とに基づき誘導情報を送信する。な
お、誘導情報送受信機7に関する位置情報は、当該誘導
情報送受信機7が設置された列車の種別、当該列車の走
行位置、及び当該列車内での誘導情報送受信機7の設置
位置に関する情報に基づくものである。その後、S11
13において、カードホルダ14は、誘導情報送受信機
7から発信された誘導情報を受信し、当該カードホルダ
14の表示装置151に、その誘導情報を表示する。こ
の誘導情報が表示された例が表示例8である。
【0182】S1114において、カードホルダ14を
携帯する利用者が、カードホルダ14の表示装置151
に表示された誘導情報に従い、目的地に到着すると、そ
の利用者は利用していた列車から下車し、当該目的地の
改札口を通過する。その時、S1115で、改札口の改
札機に設けられた改札機用リーダライタは、カードホル
ダ14に記録された利用区間情報を、短波を用いてチェ
ックし、問題が無ければ当該カードホルダ14の利用を
終了する。なお、S1106〜S1107、S1108
〜S1110、及びS1111〜S1113は一連の処
理である。しかしながら、S1106〜S1113は一
連の処理である必要はない。
【0183】また、本実施形態では、専用カード2を改
札機用リーダライタでチェックした後に当該専用カード
2をカードホルダ14に差し込んでいるが、専用カード
2をカードホルダ14に差し込んだ後に当該専用カード
2が差し込まれたカードホルダ14を改札機用リーダラ
イタでチェックするようにしてもよい。さらに、本実施
形態では、専用カード2が差し込まれたカードホルダ1
4を改札機用リーダライタでチェックした後にそれら専
用カード2及びカードホルダ14の使用を終了している
が、専用カード2をカードホルダ14から抜き取った後
に当該専用カード2を改札機用リーダライタでチェック
して専用カード2の使用を終了するようにしてもよい。
【0184】次に、図31に示す本発明の実施形態11
のトレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機5、車内に設置された誘導情報送受信機
7、改札機用リーダライタ13及びカードホルダ14の
構成について、図33を用いて説明する。図33は、本
発明の実施形態11のトレインナビゲーションシステム
が有する専用カード2、出札口用リーダライタ1、位置
情報送信機3、誘導情報送受信機5、車内に設置された
誘導情報送受信機7、改札機用リーダライタ13及びカ
ードホルダ14の構成図である。なお、図33におい
て、図15に示す実施形態5若しくは図21に示す実施
形態7と同一又は相当の部分には、同一符号を付したの
で、その説明を省略する。
【0185】次に、図33に示す本発明の実施形態11
のトレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機5、車内に設置された誘導情報送受信機
7、改札機用リーダライタ13及びカードホルダ14の
動作について説明する。なお、図33に示す実施形態1
1の動作は、図15に示す実施形態5若しくは図21に
示す実施形態7の動作と同一又は相当するので、その説
明を省略する。
【0186】このように、本実施形態のトレインナビゲ
ーションシステムでは、交通機関の乗客が専用カード2
をカードホルダ14に差し込み、携帯することにより、
駅構内の位置情報送信機3の前では当該カードホルダ1
4にその現在位置が表示され、また、駅構内の誘導情報
送受信機5の前では当該カードホルダ14に利用路線、
番線、乗り場の方角等が表示され、さらに、列車内の誘
導情報送受信機7の前では当該カードホルダ14に下車
すべき駅等の利用路線、当該駅における利用路線の乗り
場やその番線、及び当該乗り場への方角等が表示される
ため、任意の駅の構内や列車内で、現在位置や目的地に
向かうための方法などのナビゲーション情報を容易に、
また随時、確認することができる。
【0187】また、カードホルダ14の表示装置151
は、専用カード2の表示装置よりも大きく設定しやすい
ため、利用者が見やすい、操作しやすいナビゲーション
システムを得ることができる。さらに、専用カード2や
カードホルダ14を出改札口で使用できるため、拡張性
のあるナビゲーションシステムを得ることができる。
【0188】実施の形態12.本発明によるトレインナ
ビゲーションシステムの他の実施形態について、図34
を用いて説明する。図34は、本発明の実施形態12の
トレインナビゲーションシステムの概念図である。な
お、図34において、図16に示す実施形態6若しくは
図19に示す実施形態7と同一又は相当の部分には、同
一符号を付したので、その説明を省略する。
【0189】次に、図34に示す実施形態12のトレイ
ンナビゲーションシステムの動作について、図35を用
いて説明する。図35は、本発明の実施形態12のトレ
インナビゲーションシステムの動作を示すフローチャー
トである。図35において、S1201で、交通機関の
出札口にいる係員は、出札口用リーダライタ1を用い
て、当該交通機関の利用者が携帯する専用カード2に、
「A駅−B駅」といった利用区間情報を書き込む。な
お、利用区間情報は、出札口用リーダライタ1を用いる
ことにより、非接触で、専用カード2に書き込まれる。
そして、専用カード2に利用区間情報が書き込まれる
と、その専用カード2は交通機関、例えば鉄道等の利用
者に渡される。このS1201が終了すると、S120
2へ進む。
【0190】S1202において、専用カード2を受け
取り、当該専用カード2を携帯した鉄道の利用者は、当
該鉄道の改札口を通過する。その時、S1203で、そ
の専用カード2に記録された利用区間情報が、改札口の
改札機に設けられた改札機用リーダライタによりチェッ
クされる。なお、改札機用リーダライタによる専用カー
ド2の利用区間情報チェックは、短波を用いて非接触で
行われる。このS1202が終了すると、S1203へ
進む。S1204において、鉄道利用者は、携帯する専
用カード2を、カードホルダ14に差し込む。このS1
204が終了すると、S1205へ進む。
【0191】S1205において、カードホルダ14
は、専用カード2に書き込まれている利用区間に関する
情報を、当該カードホルダ14のメモリに書き込む。な
お、専用カード2に記録された利用区間情報のカードホ
ルダへの書き込みは、短波を用いて非接触で行われる。
S1206において、専用カード2が差し込まれたカー
ドホルダ14を携帯する鉄道の利用者が、現在位置情報
を発信する位置情報送信機3の前を通過すると、S12
07において、カードホルダ14は、その現在位置情報
を受信し、当該カードホルダの14の表示装置151に
その現在位置情報を表示する。この現在位置情報の表示
された例が表示例4である。
【0192】S1208において、カードホルダ14を
携帯した鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報
送受信機A9の前を通過すると、S1209において、
誘導情報送受信機A9は、カードホルダ14に記録され
た利用区間情報を受信する。そして、誘導情報送受信機
A9は、受信した利用区間情報と、当該誘導情報送受信
機A9が設置された設置位置に関する情報とに基づき誘
導情報を送信する。その後、S1210において、カー
ドホルダ14は、誘導情報送受信機A9から発信された
誘導情報を受信し、当該カードホルダ14の表示装置1
51に、その誘導情報を表示する。この誘導情報が表示
された例が表示例10である。
【0193】なお、カードホルダ14と誘導情報送受信
機A9との間で行われる送受信は、マイクロ波を用い
て、誘導情報送受信機A9を中心とした半径数mの範囲
内で行われる。また、カードホルダ14の表示装置に表
示される誘導情報としては、誘導情報送受信機A9の設
置位置に基づく当該カードホルダ14及びその携帯者の
現在位置に関する情報や、当該現在位置情報及びカード
ホルダ14に記録された利用区間情報に基づく次に利用
すべき利用路線、その利用路線を利用するために乗り換
える駅、その駅における当該利用路線の乗り場位置を示
す番線、その番線へ向かうための通路、その駅における
出口などの情報である。
【0194】S1211において、カードホルダ14を
携帯した鉄道の利用者が、誘導情報を発信する誘導情報
送受信機B11の前を通過すると、S1212におい
て、誘導情報送受信機B11は、カードホルダ14に記
録された利用区間情報を受信する。そして、誘導情報送
受信機B11は、受信した利用区間情報と、当該誘導情
報送受信機B11が設置された設置位置に関する情報と
に基づき誘導情報を送信する。その後、S1213にお
いて、カードホルダ14は、誘導情報送受信機B11か
ら発信された誘導情報を受信し、当該カードホルダ14
の表示装置151に、その誘導情報を表示する。この誘
導情報が表示された例が表示例12である。
【0195】なお、カードホルダ14と誘導情報送受信
機B11との間で行われる送受信は、短波を用いて、誘
導情報送受信機B11を中心とした半径10cm程度の
範囲で行われる。また、カードホルダ14の表示装置に
表示される誘導情報としては、誘導情報送受信機B11
の設置位置に基づく当該カードホルダ14及びその携帯
者の現在位置に関する情報や、当該現在位置情報及びカ
ードホルダ14に記録された利用区間情報に基づく次に
利用すべき利用路線、その利用路線を利用するために乗
り換える駅、その駅における当該利用路線の乗り場位置
を示す番線、その番線へ向かうための通路、その駅にお
ける出口などの情報である。
【0196】さらに、これらの情報の他にも、より機密
性を要する個人的な情報や金銭に関わる情報を、カード
ホルダ14と誘導情報送受信機B11との間で送受信し
てもよい。これは、短波を用いて送受信することによ
り、その受信領域を狭めることができ、機密の漏洩を抑
え易くすることができるためである。
【0197】S1214において、カードホルダ14を
携帯する利用者が、カードホルダ14の表示装置151
に表示された誘導情報に従い、目的地に到着すると、そ
の利用者は利用していた列車から下車し、当該目的地の
改札口を通過する。その時、S1215で、改札口の改
札機に設けられた改札機用リーダライタは、カードホル
ダ14に記録された利用区間情報をチェックし、問題が
無ければ当該カードホルダ14の利用を終了する。な
お、改札機用リーダライタは、カードホルダ14に記録
された利用区間情報を、短波で、非接触でチェックす
る。なお、S1206〜S1207、S1208〜S1
210、及びS1211〜S1213は一連の処理であ
る。しかしながら、S1206〜S1213は一連の処
理である必要はない。
【0198】次に、図34に示す本発明の実施形態12
のトレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機A9、誘導情報送受信機B11、改札機用
リーダライタ13及びカードホルダ14の構成につい
て、図36を用いて説明する。図36は、本発明の実施
形態12のトレインナビゲーションシステムが有する専
用カード2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機
3、誘導情報送受信機A9、誘導情報送受信機B11、
改札機用リーダライタ13及びカードホルダ14の構成
図である。なお、図36において、図18に示す実施形
態6若しくは図21に示す実施形態7と同一又は相当の
部分には、同一符号を付したので、その説明を省略す
る。
【0199】次に、図36に示す本発明の実施形態12
のトレインナビゲーションシステムが有する専用カード
2、出札口用リーダライタ1、位置情報送信機3、誘導
情報送受信機A9、誘導情報送受信機B11、改札機用
リーダライタ13及びカードホルダ14の動作について
説明する。なお、図36に示す実施形態12の動作は、
図18に示す実施形態6若しくは図21に示す実施形態
7の動作と同一又は相当するので、その説明を省略す
る。
【0200】このように、本実施形態のトレインナビゲ
ーションシステムでは、交通機関の乗客が専用カード2
をカードホルダ14に差し込み、携帯することにより、
駅構内の位置情報送信機3の前では当該カードホルダ1
4その現在位置が表示され、また、駅構内の誘導情報送
受信機5の前では当該カードホルダ14に利用路線、番
線、乗り場の方角等が表示され、また、駅構内の誘導情
報送受信機A9の前ではマイクロ波を用いた数Mbit/sの
高い通信速度でデータの送受信が行われるため、専用カ
ード2に利用路線、番線、乗り場の方角等の多数の誘導
情報を表示させることができ、さらに、駅構内の誘導情
報送受信機B11の前では短波を用いた数10kb/sの通信
速度で10cm程度の距離範囲でのデータの送受信が行われ
るため、専用カード2に利用路線、番線、乗り場の方角
等の他、機密性を要する個人的な誘導情報を表示させる
ことができ、機密性やセキュリティ性の高低に応じた誘
導情報が提供されるトレインナビゲーションシステムを
得ることができる。
【0201】また、任意の駅の構内や列車内で、現在位
置や目的地に向かうための方法などのナビゲーション情
報を容易に、また随時、確認することができる。さら
に、カードホルダ14の表示装置151は、専用カード
2の表示装置よりも大きく設定しやすいため、利用者が
見やすい、操作しやすいナビゲーションシステムを得る
ことができる。また、専用カード2又はカードホルダ1
4を出改札口で使用できるため、拡張性のあるナビゲー
ションシステムを得ることができる。
【0202】
【発明の効果】この発明にかかるトレインナビゲーショ
ンシステムは、任意の交通機関の駅構内または車内で、
現在位置情報を送信する位置情報送信機と位置情報送信
機から送信された現在位置情報を受信し表示する専用カ
ードとを有するものであり、交通機関の乗客が専用カー
ドを携帯することにより、駅構内の位置情報送信機の前
では当該専用カードにその現在位置が表示されるため、
任意の駅の構内や列車内で、現在位置や目的地に向かう
ための方法などのナビゲーション情報を容易に得られ、
また即座に、確認することができるトレインナビゲーシ
ョンシステムを得ることができる。
【0203】さらに、この発明にかかるトレインナビゲ
ーションシステムは、位置情報送信機がマイクロ波を用
いて現在位置情報を専用カードに送信するものであり、
数Mbit/sの高い通信速度でデータの送受信が行われるた
め、専用カードに詳細な現在位置情報させることができ
るトレインナビゲーションシステムを得ることができ
る。
【0204】また、この発明にかかるトレインナビゲー
ションシステムは、専用カードが位置情報送信機を中心
とした半径数メートルの範囲内で現在位置情報を受信す
るものであり、数Mbit/sの高い通信速度でデータの送受
信が行われるため、専用カードに詳細な現在位置情報さ
せることができるトレインナビゲーションシステムを得
ることができる。
【0205】さらに、この発明にかかるトレインナビゲ
ーションシステムは、任意の交通機関における利用区間
に関する利用区間情報が記録された専用カードと、交通
機関の駅構内または車内で、専用カードに記録された利
用区間情報を受信し、利用区間情報に基づくナビゲーシ
ョン情報を専用カードに送信する誘導情報送受信機とを
有し、専用カードは誘導情報送受信機から送信されたナ
ビゲーション情報を受信し表示するものであり、交通機
関の乗客が専用カードを携帯することにより、駅構内の
誘導情報送受信機の前では当該専用カードにナビゲーシ
ョン情報が表示されるため、任意の駅の構内や列車内で
ナビゲーション情報を容易に得られ、また即座に、確認
することができるトレインナビゲーションシステムを得
ることができる。
【0206】また、この発明にかかるトレインナビゲー
ションシステムは、専用カードがマイクロ波又は短波を
用いて利用区間情報を誘導情報送受信機に送信するもの
であり、数Mbit/sの高い通信速度でデータの送受信を行
ったり、数10kb/sの通信速度で10cm程度の距離範囲での
データの送受信を行ったりすることができるトレインナ
ビゲーションシステムを得ることができる。
【0207】さらに、この発明にかかるトレインナビゲ
ーションシステムは、誘導情報送受信機がマイクロ波又
は短波を用いてナビゲーション情報を専用カードに送信
するものであり、数Mbit/sの高い通信速度でデータの送
受信を行ったり、数10kb/sの通信速度で10cm程度の距離
範囲でデータの送受信を行ったりしているため、機密性
やセキュリティ性の高低に応じたナビゲーション情報の
提供ができるトレインナビゲーションシステムを得るこ
とができる。
【0208】また、この発明にかかるトレインナビゲー
ションシステムは、専用カードが誘導情報送受信機を中
心とした半径数メートルの範囲内又は半径数十センチメ
ートルの範囲内でナビゲーション情報を受信するもので
あり、数Mbit/sの高い通信速度でデータの送受信や、数
10kb/sの通信速度での10cm程度の距離範囲でのデータの
送受信が行われるため、機密性やセキュリティ性の高低
に応じたナビゲーション情報が提供できるトレインナビ
ゲーションシステムを得ることができる。
【0209】また、この発明にかかるトレインナビゲー
ションシステムは、専用カード又は専用カードを介して
カードホルダに記録された利用区間情報が、改札機に設
けられた改札機用リーダライタにより、利用区間情報と
改札機用リーダライタの設置された設置位置との整合が
確認されるものであり、専用カードが出改札口で使用で
きるため、拡張性のあるナビゲーションシステムを得る
ことができる。
【0210】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1のトレインナビゲーショ
ンシステムの概念図である。
【図2】 本発明の実施形態1のトレインナビゲーショ
ンシステムの動作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施形態1のトレインナビゲーショ
ンシステムが有する専用カード2、出札口用リーダライ
タ1、位置情報送信機3、及び誘導情報送受信機5の構
成図である。
【図4】 本発明の実施形態2のトレインナビゲーショ
ンシステムの概念図である。
【図5】 本発明の実施形態2のトレインナビゲーショ
ンシステムの動作を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施形態2のトレインナビゲーショ
ンシステムが有する専用カード2、出札口用リーダライ
タ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機5、及び車
内に設置された誘導情報送受信機7の構成図である。
【図7】 本発明の実施形態3のトレインナビゲーショ
ンシステムの概念図である。
【図8】 本発明の実施形態3のトレインナビゲーショ
ンシステムの動作を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の実施形態3のトレインナビゲーショ
ンシステムが有する専用カード2、出札口用リーダライ
タ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機A9、及び
誘導情報送受信機B11の構成図である。
【図10】 本発明の実施形態4のトレインナビゲーシ
ョンシステムの概念図である。
【図11】 本発明の実施形態4のトレインナビゲーシ
ョンシステムの動作を示すフローチャートである。
【図12】 本発明の実施形態4のトレインナビゲーシ
ョンシステムが有する専用カード2、出札口用リーダラ
イタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機5、及び
改札機用リーダライタ13の構成図である。
【図13】 本発明の実施形態5のトレインナビゲーシ
ョンシステムの概念図である。
【図14】 本発明の実施形態5のトレインナビゲーシ
ョンシステムの動作を示すフローチャートである。
【図15】 本発明の実施形態5のトレインナビゲーシ
ョンシステムが有する専用カード2、出札口用リーダラ
イタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機5、車内
設置の誘導情報送受信機7、及び改札機用リーダライタ
13の構成図である。
【図16】 本発明の実施形態6のトレインナビゲーシ
ョンシステムの概念図である。
【図17】 本発明の実施形態6のトレインナビゲーシ
ョンシステムの動作を示すフローチャートである。
【図18】 本発明の実施形態6のトレインナビゲーシ
ョンシステムが有する専用カード2、出札口用リーダラ
イタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機A9、誘
導情報送受信機B11、及び改札機用リーダライタ13
の構成図である。
【図19】 本発明の実施形態7のトレインナビゲーシ
ョンシステムの概念図である。
【図20】 本発明の実施形態7のトレインナビゲーシ
ョンシステムの動作を示すフローチャートである。
【図21】 本発明の実施形態7のトレインナビゲーシ
ョンシステムが有する専用カード2、出札口用リーダラ
イタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機5、及び
カードホルダ14の構成図である。
【図22】 本発明の実施形態8のトレインナビゲーシ
ョンシステムの概念図である。
【図23】 本発明の実施形態8のトレインナビゲーシ
ョンシステムの動作を示すフローチャートである。
【図24】 本発明の実施形態8のトレインナビゲーシ
ョンシステムが有する専用カード2、出札口用リーダラ
イタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機5、車内
に設置された誘導情報送受信機7、及びカードホルダ1
4の構成図である。
【図25】 本発明の実施形態9のトレインナビゲーシ
ョンシステムの概念図である。
【図26】 本発明の実施形態9のトレインナビゲーシ
ョンシステムの動作を示すフローチャートである。
【図27】 本発明の実施形態9のトレインナビゲーシ
ョンシステムが有する専用カード2、出札口用リーダラ
イタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機A9、誘
導情報送受信機B11、及びカードホルダ14の構成図
である。
【図28】 本発明の実施形態10のトレインナビゲー
ションシステムの概念図である。
【図29】 本発明の実施形態10のトレインナビゲー
ションシステムの動作を示すフローチャートである。
【図30】 本発明の実施形態10のトレインナビゲー
ションシステムが有する専用カード2、出札口用リーダ
ライタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機5、改
札機用リーダライタ13及びカードホルダ14の構成図
である。
【図31】 本発明の実施形態11のトレインナビゲー
ションシステムの概念図である。
【図32】 本発明の実施形態11のトレインナビゲー
ションシステムの動作を示すフローチャートである。
【図33】 本発明の実施形態11のトレインナビゲー
ションシステムが有する専用カード2、出札口用リーダ
ライタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機5、車
内に設置された誘導情報送受信機7、改札機用リーダラ
イタ13及びカードホルダ14の構成図である。
【図34】 本発明の実施形態12のトレインナビゲー
ションシステムの概念図である。
【図35】 本発明の実施形態12のトレインナビゲー
ションシステムの動作を示すフローチャートである。
【図36】 本発明の実施形態12のトレインナビゲー
ションシステムが有する専用カード2、出札口用リーダ
ライタ1、位置情報送信機3、誘導情報送受信機A9、
誘導情報送受信機B11、改札機用リーダライタ13及
びカードホルダ14の構成図である。
【図37】 従来のトレインナビゲーションシステムを
示す機能ブロック図である。
【図38】 従来のトレインナビゲーションシステムの
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1010 IDカード、1011 質問機、1015
アンテナ部、1016IDコントローラ、1020 ア
ンテナ、1021 変調部、1022 書き込受信部、
1023 変調信号発生部、1024 情報記憶部、1
025 表示部、1026 キーパッド部、2 専用カ
ード、21 電力受信用のアンテナ、22 短波用電源
回路、23 短波用アンテナ、24 短波用復調器、2
5 マイクロ波用アンテナ、26 マイクロ波用変調
器、27 マイクロ波用復調器、28 プロセッサ、2
9 表示装置、3 位置情報送信機、31 プロセッ
サ、32 マイクロ波変調器、33 マイクロ波用アン
テナ、34 データベースメモリ、4 表示例、5 誘
導情報送受信機、51 プロセッサ、52 マイクロ波
用変調器、53 マイクロ波用復調器、54 マイクロ
波用アンテナ、55 データベースメモリ、6 表示
例、1 出札口用リーダライタ、101 電力供給回
路、102 電力供給用変調器、103 電力供給用ア
ンテナ、104 プロセッサ、105 短波用変調器、
106 アンテナ、7 誘導情報送受信機、71 プロ
セッサ、72 マイクロ波用変調器、73 マイクロ波
用復調器、74マイクロ波用アンテナ、75 データベ
ースメモリ、8 表示例、9 誘導情報送受信機A、9
1 プロセッサ、92 マイクロ波用変調器、93 マ
イクロ波用復調器、94 マイクロ波用アンテナ、95
データベースメモリ、10表示例、11 誘導情報送
受信機B、111 プロセッサ、112 短波用変調
器、113 短波用復調器、114 短波用アンテナ、
115 データベースメモリ、12 表示例、13 改
札機用のリーダライタ、131 プロセッサ、132
短波用変調器、133 短波用復調器、134 短波用
アンテナ、135電力供給回路、136 電力供給用変
調器、137 電力供給用アンテナ、14 カードホル
ダ、141 電力供給回路、142 電力供給用変調
器、143電力供給用アンテナ、144 短波用アンテ
ナ、145 短波用復調器、146 プロセッサ、14
7 短波用変調器、148 マイクロ波用アンテナ、1
49 マイクロ波変調器、150 マイクロ波復調器、
151 表示装置、152メモリ、30 短波用変調
器、300 メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 郁夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 長沼 祐資 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H161 AA01 BB20 CC13 DD23 GG03 GG04 GG11 GG22 5H180 AA20 BB04 BB12 CC12 FF33 GG04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の交通機関の駅構内または車内で、
    現在位置情報を送信する位置情報送信機と上記位置情報
    送信機から送信された現在位置情報を受信し表示する専
    用カードとを有することを特徴とするトレインナビゲー
    ションシステム。
  2. 【請求項2】 現在位置情報は、上記現在位置情報を送
    信する位置情報送信機の現在位置を示すものであること
    を特徴とする請求項1に記載のトレインナビゲーション
    システム。
  3. 【請求項3】 位置情報送信機はマイクロ波を用いて現
    在位置情報を専用カードに送信することを特徴とする請
    求項1又は2に記載のトレインナビゲーションシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 専用カードは位置情報送信機を中心とし
    た半径数メートルの範囲内で現在位置情報を受信するこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトレイ
    ンナビゲーションシステム。
  5. 【請求項5】 任意の交通機関における利用区間に関す
    る利用区間情報が記録された専用カードと、 上記交通機関の駅構内または車内で、上記専用カードに
    記録された利用区間情報を受信し、上記利用区間情報に
    基づくナビゲーション情報を上記専用カードに送信する
    誘導情報送受信機とを有し、 上記専用カードは上記誘導情報送受信機から送信された
    上記ナビゲーション情報を受信し表示することを特徴と
    するトレインナビゲーションシステム。
  6. 【請求項6】 ナビゲーション情報は、 上記ナビゲーション情報を送信する誘導情報送受信機の
    現在位置を示す現在位置情報、又は利用区間情報が記録
    された専用カードの携帯者が利用すべき交通機関の経路
    に関する経路情報、又は上記交通機関の利用すべき駅に
    おける所定の列車の発着番線及び時刻に関する発着情報
    であることを特徴とする請求項5に記載のトレインナビ
    ゲーションシステム。
  7. 【請求項7】 利用区間情報は短波により非接触で専用
    カードに記録されることを特徴とする請求項5又は6に
    記載のトレインナビゲーションシステム。
  8. 【請求項8】 専用カードはマイクロ波又は短波を用い
    て利用区間情報を誘導情報送受信機に送信することを特
    徴とする請求項5〜7のいずれかに記載のトレインナビ
    ゲーションシステム。
  9. 【請求項9】 誘導情報送受信機はマイクロ波又は短波
    を用いてナビゲーション情報を専用カードに送信するこ
    とを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載のトレイ
    ンナビゲーションシステム。
  10. 【請求項10】 専用カードは誘導情報送受信機を中心
    とした半径数メートルの範囲内又は半径数十センチメー
    トルの範囲内でナビゲーション情報を受信することを特
    徴とする請求項5〜8のいずれかに記載のトレインナビ
    ゲーションシステム。
  11. 【請求項11】 表示部を有するカードホルダを設け、 上記カードホルダに専用カードが挿入されると、上記カ
    ードホルダの表示部に現在位置情報又はナビゲーション
    情報が表示されることを特徴とする請求項1〜10のい
    ずれかに記載のトレインナビゲーションシステム。
  12. 【請求項12】 専用カード又は上記専用カードを介し
    てカードホルダに記録された利用区間情報は、改札機に
    設けられた改札機用リーダライタにより、上記利用区間
    情報と上記改札機用リーダライタの設置された設置位置
    との整合が確認されることを特徴とする請求項11に記
    載のトレインナビゲーションシステム。
JP16067499A 1999-06-08 1999-06-08 トレインナビゲーションシステム Abandoned JP2000344106A (ja)

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