JP2000343451A - ステープル打ち機の空打ち防止装置 - Google Patents

ステープル打ち機の空打ち防止装置

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JP2000343451A
JP2000343451A JP11160933A JP16093399A JP2000343451A JP 2000343451 A JP2000343451 A JP 2000343451A JP 11160933 A JP11160933 A JP 11160933A JP 16093399 A JP16093399 A JP 16093399A JP 2000343451 A JP2000343451 A JP 2000343451A
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JP
Japan
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staple
driver
pusher
magazine
driving
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JP11160933A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Suzuki
行宏 鈴木
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Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステープル打ち機における空打ちを防止す
る。 【解決手段】 ステープルマガジンに装着されているプ
ッシャ10の左右の脚部に前方へ突出する凸部10aを
形成し、ドライバ13の左右両側面の上下中間部位に切
欠部13aを形成する。ステープルマガジンに装填した
連結形ステープルはプッシャ10の凸部10aによって
前方へ押され、最後のステープルSが射出されると、最
低位置に下降したドライバ13の切欠部13aにプッシ
ャ10の凸部10aが係合してドライバ13は最低位置
でロックされ、空打ちが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステープル打ち
機に関するものであり、特に、ステープルを使い切った
ときの空打ちを防止するステープル打ち機の空打ち防止
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステープル打ち機のトリガレバーを引く
と、シリンダ内のピストンと、ピストンに連結されたド
ライバが高速で下降し、ドライバがステープルの上面を
打撃してステープルが木材等に打込まれる。このとき、
シリンダ内を下降するピストンとドライバは、ステープ
ルを打撃したときの反力によって減速し、最終的にはピ
ストンがシリンダの内底部に挿入されているゴム製のバ
ンパーに当たって停止する。
【0003】しかし、ステープル打ち機のマガジン内の
ステープルを使い切ったときや、ステープルマガジンに
ステープルを装填しない状態でステープル打ち機を起動
させると、ピストンが高速でバンパーに衝突してバンパ
ーに過大な衝撃が加わり、バンパーの寿命を短縮するこ
とになる。
【0004】釘打ち機やステープル打ち機の空打ちを防
止する手段としては、特開平8−47871号公報記載
の「釘打機における釘の空打防止装置」が知られてい
る。この空打ち防止装置は、トリガレバーにロッド状の
ストッパ部材を連結し、ストッパ部材の先端部に切欠部
を形成して、この先端部を釘マガジン内に挿入したもの
であり、連結形釘を後方から押しているプッシャがある
位置まで前進すると、プッシャに形成した爪がストッパ
部材の切欠部に係合する構成となっている。これによ
り、釘マガジン内の釘の残量が少なくなったとき、また
は無くなったときにプッシャがストッパ部材に係合し、
トリガレバーを回動不可能な状態にロックして空打ちを
防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の空打ち
防止装置は、トリガレバーのストッパ部材とプッシャと
を係合させてトリガレバーをロックするが、釘打ち機や
ステープル打ち機等のファスニングマシンを自動制御す
る自動システムにおいては、ファスニングマシンにトリ
ガレバーに代えて電磁ソレノイドやエアアクチュエータ
を設け、この電磁ソレノイドやエアアクチュエータを遠
隔操作してトリガバルブをオン・オフするようにしてい
るため、トリガレバーを機械的にロックする上記の空打
ち防止装置を用いることはできない。
【0006】また、1回の打込み毎のプッシャの前進ス
トロークは釘やステープル等のファスナの線径と等し
く、線の細いファスナの場合はプッシャの1回の前進ス
トロークも小さいので、上記の空打ち防止装置における
プッシャとストッパ部材との係合は浅く、トリガレバー
を強く引くとプッシャやストッパ部材が変形して係合が
外れたり、変形しないまでも滑って係合が外れたりし
て、トリガレバーがオン位置へ回動するおそれがあり、
空打ち防止の確実性に欠けるという問題がある。
【0007】そこで、確実に空打ちを防止でき、且つト
リガレバーを有しないステープル打ち機にも適用できる
空打ち防止装置を提供するために解決すべき技術的課題
が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、ケーシングに内蔵
したシリンダ内のピストンにドライバを連結し、シリン
ダに連結したドライバガイドであるノーズの背面にステ
ープルマガジンを連結し、ステープルマガジンに装着し
たプッシャをバネによりノーズの方向へ付勢し、ステー
プルマガジンに装填した連結形ステープルの後端面をプ
ッシャにより前方へ押してステープルをノーズ内へ供給
し、ドライバにより先頭のステープルを打ち込むステー
プル打ち機において、ドライバの上下中間部位に切欠部
を形成し、プッシャの前面に凸部を形成し、ドライバが
ステープルマガジン内の最後のステープルを射出して最
低位置に下降したときに、プッシャの凸部がドライバの
切欠部に係合してドライバをロックするように構成した
ステープル打ち機の空打ち防止装置を提供するものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図に従って詳述する。図1は空気圧駆動式のステープル
打ち機1を示し、ステープル打ち機1のケーシング2
は、シリンダハウジング部3とグリップ部4とが一体成
形され、シリンダハウジング部3内に空気圧シリンダ
(図示せず)を内蔵している。
【0010】空気圧シリンダ内のピストンの下面には細
長い板状のドライバが連結されており、ドライバはシリ
ンダハウジング部3の先端面に取り付けたノーズ5内を
スライドする。
【0011】ノーズ5は、ドライバをガイドする縦溝を
形成したドライバガイドプレート6と、ドライバガイド
プレート6の前面(図において上)に取り付けたフロン
トカバープレート7とからなっている。ドライバガイド
プレート6の背面にはステープルマガジン8が連結さ
れ、ステープルマガジン8の後部はグリップ部4に連結
されている。
【0012】ステープルマガジン8のステープルガイド
9は、ステープルの両脚部間の間隔とほぼ等しい厚さの
板状部品であって、直立姿勢でステープルマガジン8内
に配置され、ステープルガイド9の上にステープルと同
様に門形のプッシャ10が載っている。
【0013】プッシャ10とステープルマガジン8の後
部とには圧縮コイルバネ(図示せず)が架設されてお
り、圧縮コイルバネによってプッシャ10は常時ノーズ
方向へ付勢されている。プッシャ10を手で後方へスラ
イドさせてステープルガイド9に連結形ステープルを跨
がせてセットし、プッシャ10から手を離せば、プッシ
ャ10が連結形ステープルの後端面に接して連結形ステ
ープルを前方へ押し、先頭のステープルはドライバガイ
ドプレート6に形成した穴を通じてノーズ5内へ挿入さ
れ、フロントカバープレート7の内面に接して停止す
る。
【0014】グリップ部4の端部のエアプラグ11とエ
アコンプレッサとをエアホースによって接続すると、エ
アコンプレッサからグリップ部4内のエアチャンバに圧
力空気が供給されてスタンバイ状態となる。そして、ト
リガレバー12を引けば、空気圧シリンダ内のピストン
が起動してピストンに連結されているドライバがノーズ
5内を急激に下降し、ノーズ5内の先頭のステープルを
打撃して射出する。
【0015】次に、空打ち防止装置を説明する。図2
(a)(b)はノーズ部分を示し、(a)はフロントカ
バープレート7を外した状態の正面図、(b)は側面断
面図であり、共にドライバ13が最低位置に下降した状
態を示している。
【0016】空打ち防止装置はプッシャ10とドライバ
13とによって構成され、ステープルガイド9を跨いで
いる門形のプッシャ10は、左右の脚部の前面下部が上
部よりも前方へ突出しており、この凸部10aの前面で
ステープルの左右両脚部を前方へ押すように形成されて
いる。ドライバ13の左右両側面の上下中間部位には、
プッシャ10の凸部10aと係合対偶をなす切欠部13
aが設けられていて、同図に示す最低位置においてプッ
シャ10の凸部10aがドライバ13の切欠部13aに
入り込み、ドライバ13は上昇不可能な状態にロックさ
れている。
【0017】図3は、空打ち防止装置の動作を示し、1
4は空気圧シリンダ(図示せず)中のピストン、15は
プッシャ10を押す圧縮コイルバネ、Sは連結形ステー
プルである。
【0018】(a)に示すように、連結形ステープルS
はプッシャ10の凸部10aによって前方へ押されてお
り、ドライバ13が先頭のステープルSを射出する都
度、次のステープルがノーズ5のフロントカバープレー
ト7の内面に押しつけられる。そして、(b)に示すよ
うにステープルSの残量が一本になって、(c)に示す
ようにドライバ13がこの最後のステープルSを打撃し
て木材に打込むと、(d)に示すようにドライバ13が
最低位置に下降して打込みを完了すると同時に、ドライ
バ13の切欠部13aがプッシャ10の凸部10aの高
さの位置まで下降することにより、プッシャ10の凸部
10aがドライバ13の切欠部13aに入り込み、ピス
トン14及びドライバ13は最低位置でロックされる。
【0019】この状態でトリガレバーを戻してもドライ
バ13は上部待機位置へ戻ることができない。また、ト
リガバルブを電磁ソレノイド等のアクチュエータで遠隔
操作する形式のステープル打ち機においてトリガアクチ
ュエータをオフ位置に戻しても同様である。そして、再
度トリガレバーまたはトリガアクチュエータをオン操作
しても、ドライバが最低位置でロックされているので空
打ちは行われず、確実に空打ちを防止できる。
【0020】そして、ステープルマガジンにステープル
を装填する際にプッシャを後退させればプッシャとドラ
イバの係合が解除され、ステープル装填後にトリガレバ
ーを引くか、トリガアクチュエータをオン位置に切り換
えれば、空気圧シリンダ及び空気圧シリンダを通じてブ
ローバックチャンバへ圧力空気が充填され、トリガレバ
ーあるいはトリガアクチュエータをオフ位置に戻せば、
空気圧シリンダ内の圧力空気が排出されて、ブローバッ
クチャンバの圧力によりピストン及びドライバが上昇
し、待機位置に戻ってスタンバイ状態となる。
【0021】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のステープ
ル打ち機の空打ち防止装置は、ステープルを使い切った
ときにプッシャによってドライバ自体がロックされ、プ
ッシャによるロックを解除するまでは、トリガレバーを
オン操作してもドライバが動くことがなく、確実に空打
ちを防止できる。また、トリガレバーをロックする従来
の空打ち防止装置とは異なり、ステープル打ち機のトリ
ガ操作形式による制限がなく、アクチュエータによって
トリガバルブを操作する自動システム用ステープル打ち
機にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステープル打ち機の側面図。
【図2】ステープル打ち機のノーズ部分を示し、(a)
はフロントカバープレートを取り外した状態の正面図、
(b)は側面断面図である。
【図3】(a)(b)(c)(d)は、それぞれ空打ち
防止装置の動作行程を示す解説図である。
【符号の説明】
1 ステープル打ち機 5 ノーズ 6 ドライバガイドプレート 7 フロントガイドプレート 8 ステープルマガジン 9 ステープルガイド 10 プッシャ 10a 凸部 12 トリガレバー 13 ドライバ 13a 切欠部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングに内蔵したシリンダ内のピス
    トンにドライバを連結し、シリンダに連結したドライバ
    ガイドであるノーズの背面にステープルマガジンを連結
    し、ステープルマガジンに装着したプッシャをバネによ
    りノーズの方向へ付勢し、ステープルマガジンに装填し
    た連結形ステープルの後端面をプッシャにより前方へ押
    してステープルをノーズ内へ供給し、ドライバにより先
    頭のステープルを打ち込むステープル打ち機において、
    ドライバの上下中間部位に切欠部を形成し、プッシャの
    前面に凸部を形成し、ドライバがステープルマガジン内
    の最後のステープルを射出して最低位置に下降したとき
    に、プッシャの凸部がドライバの切欠部に係合してドラ
    イバをロックするように構成したステープル打ち機の空
    打ち防止装置。
JP11160933A 1999-06-08 1999-06-08 ステープル打ち機の空打ち防止装置 Pending JP2000343451A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005011939A1 (ja) 2003-08-01 2005-02-10 Max Co., Ltd. ステープラ
JP2009061555A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Hitachi Koki Co Ltd 打込機
KR101426541B1 (ko) 2012-05-02 2014-08-05 김태수 이중 타카장치
CN110193807A (zh) * 2018-02-24 2019-09-03 崔成群 一种在订书机上的阻止订书钉弯曲的机构
JP2020066117A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 マックス株式会社 打ち込み工具

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