JP2000343132A - 金型位置決め機構 - Google Patents

金型位置決め機構

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JP2000343132A
JP2000343132A JP11218251A JP21825199A JP2000343132A JP 2000343132 A JP2000343132 A JP 2000343132A JP 11218251 A JP11218251 A JP 11218251A JP 21825199 A JP21825199 A JP 21825199A JP 2000343132 A JP2000343132 A JP 2000343132A
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mold
cylinder
center
die
centering
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JP11218251A
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Susumu Kobayashi
晋 小林
Masaki Oikawa
雅樹 及川
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルベンダにおいて、トップダイを構成す
る金型をシリンダにより位置決めすると共に、各シリン
ダを同一直線上に配置することにより、構成を簡略化し
てコンパクトにした金型位置決め機構を提供する。 【解決手段】 中寄せ金型31Bを中寄せし、又は中寄
せ戻しをする第1シリンダAと、センタ金型31Aに対
して中寄せ金型31Bを連結し、又は解除する第2シリ
ンダBと、セグメント金型31Cを上記第1シリンダA
と第2シリンダBと中寄せ金型31Bを介して左右方向
に移動させ、センタ金型31A交換時のスペースSを確
保する第3シリンダCを同一直線上に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金型位置決め機構、
特にパネルベンダにおいて、トップダイを構成する金型
をシリンダにより位置決めすると共に、各シリンダを同
一直線上に配置することにより、構成を簡略化してコン
パクトにした金型位置決め機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の曲げ加工装置、例えばパネルベン
ダは、図10に示すように、トップダイ31とボトムダ
イ32によりワークWをクランプし、ベンドビーム33
を上下に旋回移動することにより、該ワークWを折り曲
げるようになっている。
【0003】この場合、ボトムダイ32と協働してワー
クWをクランプするトップダイ31は(図11)、上部
フレーム70上を左右方向に移動する可動フレーム73
に支持され、図示するように、センタ金型31Aとそれ
に隣接する中寄せ金型31Bとその側方のセグメント金
型31Cにより構成されている。
【0004】上記上部フレーム70には、左右方向に延
伸したガイドレール71が敷設され(図11、図1
2)、該ガイドレール71にはガイドブロック72を介
して可動フレーム73が設けられ、この可動フレーム7
3の後方には、ナット74が(図11)取り付けられて
いる。
【0005】ナット74には、左右方向に延伸したボー
ルねじ75が螺合し、該ボールねじ75の左端には、従
動プーリ76が設けられている。
【0006】また、上部フレーム70の左端には(図1
1)、サーボモータ77が設けられ、該サーボモータ7
7の回転軸には駆動プーリ78が設けられ、該駆動プー
リ78と前記従動プーリ76には、ベルト79が巻回さ
れている。
【0007】この構成により、サーボモータ77を駆動
すると、駆動プーリ78とベルト79と従動プーリ76
を介してボールねじ75が回転し、該ボールねじ22に
螺合したナット74が左右方向に移動する(図11)。
【0008】従って、ナット74が設けられている可動
フレーム73も、ガイドブロック72を介してガイドレ
ール71に案内され左右方向に移動し、それに伴ってト
ップダイ31全体も左右方向に移動するようになってい
る(図11)。
【0009】また、可動フレーム73には、サーボモー
タ80が設けられ、該サーボモータ80の回転軸には駆
動プーリ81が設けられ、該駆動プーリ81と後述する
ボールねじ82の従動プーリ83には、ベルト84が巻
回されている。
【0010】ボールねじ82は、可動フレーム73に設
けられ、該ボールねじ82は、左ねじ82Lと右ねじ8
2Rにより構成され、左ねじ82Lには左側の中寄せ金
型31Bが、右ねじ82Rには右側の中寄せ金型31B
がそれぞれ螺合している。
【0011】この構成により、サーボモータ80を駆動
すると、駆動プーリ81とベルト84と従動プーリ83
を介して左ねじ82Lと右ねじ82Rが回転し、左右の
中寄せ金型31Bが互いに接近・離反することにより、
中寄せ・中寄せ戻しが行われるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術には(図11、図12)、次のような課題がある。
【0013】即ち、前記したように、従来は、トップダ
イ31を構成する各金型の位置決め機構として、サーボ
モータ77、80とボールねじ75、82(図11)が
使用されている。
【0014】しかも、これらサーボモータ77、80と
ボールねじ75、82とは、上下方向における設置位置
が異なるため、サーボモータ77とボールねじ75と
は、駆動プーリ78とベルト79と従動プーリ76を介
して、またサーボモータ80とボールねじ82とは、駆
動プーリ81とベルト84と従動プーリ83を介してそ
れぞれ連結されている。
【0015】このため、従来の金型位置決め機構は(図
11、図12)、構成が極めて複雑であって、大型とな
っており、それに伴ってコストも高い。
【0016】本発明の目的は、パネルベンダにおいて、
トップダイを構成する金型をシリンダにより位置決めす
ると共に、各シリンダを同一直線上に配置することによ
り、構成を簡略化してコンパクトにした金型位置決め機
構を提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、図1〜図9に示すように、(A)トップ
ダイ31とボトムダイ32でクランプしたワークWにベ
ンドビーム33により曲げ加工を行い、上記トップダイ
31がセンタ金型31Aとその両側の中抜き金型31B
とその側方のセグメント金型31Cにより構成されてい
るパネルベンダにおいて、(B)中寄せ金型31Bを中
寄せし、又は中寄せ戻しをする第1シリンダAと、セン
タ金型31Aに対して中寄せ金型31Bを連結し、又は
解除する第2シリンダBと、セグメント金型31Cを上
記第1シリンダAと第2シリンダBと中寄せ金型31B
を介して左右方向に移動させ、センタ金型31A交換時
のスペースSを確保する第3シリンダCを同一直線上に
配置したこと特徴とする金型位置決め機構という技術的
手段を講じている。
【0018】従って、本発明の構成によれば、中寄せ金
型31Bを中寄せし、又は中寄せ戻しをする動作、セン
タ金型31Aに対して中寄せ金型31Bを連結し、又は
解除する動作、センタ金型31A交換時のスペースSを
確保する動作が全てシリンダA、B、Cにより行われ、
しかもそれらシリンダA、B、Cが同一直線上に配置さ
れたことにより、構成を簡略化してコンパクトにした金
型位置決め機構が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の実施
の形態を示す全体図である。
【0020】図1に示す金型移動機構は、パネルベンダ
30(図4)に適用されている。
【0021】このパネルベンダ30は、上部フレーム4
6に取り付けられた上下動可能なトップダイ31を有
し、下部フレーム47(図4、図5)に取り付けられた
ボトムダイ32との協働によりワークWを挟み、正曲げ
金型33Aと逆曲げ金型33Bを備えたベンドビーム3
3を上下に旋回移動することにより、該ワークWを折り
曲げるしごき曲げ加工機である。
【0022】このトップダイ31は、前記したように、
中央のセンタ金型31Aと(図4)、その両側に隣接し
た中寄せ金型31Bと、該中寄せ金型31Bの側方のセ
グメント金型31Cにより構成されている。
【0023】例えば、左側のセグメント金型31Cは、
9枚(図6(B))、右側のセグメント金型31Cは、
10枚である(図6(B))。
【0024】そして、これら金型のうち、センタ金型3
1Aは上下動可能であり(図6(C)、図6(E))、
その両側面には(図1)、セレーション60が設けら
れ、中寄せ金型31Bのセレーション60と連結するこ
とにより、ワークの曲げ反力に対抗するようになってい
る。
【0025】中寄せ金型31Bは、ガイドブロック52
を介して(図1、図2)上部フレーム46に敷設された
ガイドレール51に滑り結合し、X軸方向に移動自在で
ある。
【0026】このガイドブロック52には、第1シリン
ダAのピストンロッド56が結合し、該第1シリンダA
は、例えば空圧又は油圧シリンダにより構成されてい
る。
【0027】この構成により、第1シリンダAを作動さ
せると(図3(A))、中寄せ金型31Bが、センタ金
型31A側に移動することにより中寄せが行われ、又は
センタ金型31Aから離れることにより中寄せ戻しが行
われる。
【0028】上記第1シリンダAと背中合わせに第2シ
リンダBが取り付けられ、該第2シリンダBは、例えば
空圧又は油圧シリンダにより構成されている。
【0029】即ち、第1シリンダAと第2シリンダBは
一体化され(図1)、仕切板55を介して一方の側には
第1シリンダAのピストンロッド56が、他方の側には
第2シリンダBのピストンロッド57がそれぞれ配置さ
れている。
【0030】この第2シリンダBのピストンロッド57
は、連結部材54の一端に(図1、図2)結合され、該
連結部材54は、ガイドブロック53を介して前記ガイ
ドレール51に滑り結合し、X軸方向に移動自在であ
る。
【0031】また、連結部材54の他端には、第3シリ
ンダCのピストンロッド58が結合され、該第3シリン
ダCは、上部フレーム46にブラケット61を介して固
定され、例えば空圧又は油圧シリンダにより構成されて
いる。
【0032】この構成により、第2シリンダBを作動さ
せると(図3(B))、センタ金型31Aに対して中寄
せ金型31Bをセレーション60を介して(図1、図3
(A))連結し、又は解除することができる。
【0033】例えば、第2シリンダBの左チャンバB1
にエアーを供給すると(図3(B))、ピストンロッド
57をガイドとして、第2シリンダBと第1シリンダA
が一体となって左方に移動するので、セレーション60
が外れることにより、中寄せ金型31Bがセンタ金型3
1Aから解除される。
【0034】従って、その後、後述する第3シリンダC
を作動させてセンタ金型31Aを交換し(図6
(C))、第1シリンダAを作動させて中寄せ金型31
Bを中寄せする(図6(D))。
【0035】また、第3シリンダCを作動させると(図
3(C))、セグメント金型31Cを上記第1シリンダ
Aと第2シリンダBと中寄せ金型31Bを介して左右方
向に移動させることができる。
【0036】例えば、センタ金型31Aを交換する際に
(図6(C))、センタ金型31Aと中寄せ金型31B
との間に一定のスペースSを(図1、図2、図3
(C))形成するために、第3シリンダCのピストンロ
ッド58を左方へ移動させる。
【0037】中寄せ金型31Bと、それに隣接する一番
目のセグメント金型31C−1、該一番目のセグメント
金型31C−1と二番目のセグメント金型31C−2等
は、ファスナ50により連結可能である。
【0038】そして、最外側のセグメント金型31C、
例えば左側のセグメント金型31C−9には(図1)、
第4シリンダDが結合し、該第4シリンダDは、上部フ
レーム46に固定され、例えば空圧又は油圧シリンダに
より構成されている。
【0039】この構成により、第4シリンダDを作動さ
せることにより(図3(D))、ワークWをクランプす
る際に不要なセグメント金型31Cは、外方に逃がすこ
とができる。
【0040】例えば、左側の3つのセグメント金型31
C−7〜31C−9が不要な場合には(図3(D))、
セグメント金型31C−7をその前のセグメント金型3
1C−6から外しておいて、第4シリンダDを作動させ
れば、ファスナ50で繋がったセグメント金型31C−
7〜31C−9は一体となって外方に逃げる。
【0041】一方、上記パネルベンダ30の前方には
(図4)、フロントテーブル41を介してワーク位置決
め装置であるマニピュレータ34が設置されている。。
【0042】上記マニピュレータ34は、例えばC型フ
レーム39を有し、該C型フレーム39の上の先端部3
9Aには(図5)上部タレット1が、下の先端部39B
には下部タレット2が回転軸35にそれぞれ取り付けら
れている。
【0043】上部タレット1は、よく知られているよう
に、取付部材11に取り付けられて例えばシリンダ4に
より上下方向に移動し、下部タレット2と協働してワー
クWをクランプするようになっている。
【0044】下部タレット2は、上記上部タレット1の
直下に配置され、ブラケット3(図5)に固定されたモ
ータMにより回転可能に取り付けられ、上部タレット1
と共にクランプしたワークWを回転することにより、曲
げ加工される辺を選択する。
【0045】マニピュレータ34のC型フレーム39全
体は、ベース38上(図5)に敷設されたガイドレール
48に滑り結合されていると共に、ボールねじ等で構成
された送り軸37にナット36が螺合し、該送り軸37
はY軸モータMyに結合している。
【0046】また、フロントテーブル41には、空隙4
6(図4)が形成され、該空隙46には、マニピュレー
タ34のC型フレーム39が挿入されるようになってい
る。
【0047】この構成により、Y軸モータMyを駆動し
て送り軸37を回転させると、マニピュレータ34のC
型フレーム39は、上記述空隙46に沿ってガイドレー
ル48上を前後方向(Y軸方向)に移動する。
【0048】従って、前記上部タレット1と下部タレッ
ト2によりクランプされ、曲げ加工される辺が選択され
たワークWを所定のワーク位置決め位置D(図5)に位
置決めすることができる。
【0049】また、マニピュレータ34の側方には(図
4)、搬入テーブル40が設置されている。
【0050】搬入テーブル40は、例えば一枚取り装置
(図示省略)から一枚ずつ搬送されたワークWをワーク
プリセットバー44によりプリ原点セットする。
【0051】そして、プリ原点セットされたワークW
は、グリッパ43により把持されてパイプローラ45上
を搬送された後前記フロントテーブル41に搬入され、
ピンゲージ42に突き当たって原点セットされる。
【0052】以下、上記構成を有する本発明の動作を説
明する。
【0053】先ず、ワークWを、フロントテーブル41
へ(図4)搬入して原点セットしてから、マニピュレー
タ34によりクランプし、ワーク位置決め位置Dに(図
5)移動し、トップダイ31とボトムダイ32で該ワー
クWを挟持しベンドビーム33を旋回移動させることに
より、曲げ加工が施される。
【0054】これにより、例えばワークWの辺(1)、
(2)が(図6(A))曲げ加工され、フランジF1、
F2が形成される。
【0055】次に、本発明に係る金型位置決め機構によ
り(図1〜図5)、トップダイ31を構成するセンタ金
型31Aと中抜き金型31Bとセグメント金型31Cを
位置決めし、今度はワークWの辺(3)を(図6
(A))曲げ加工する。
【0056】この場合、第4シリンダDを作動し(図3
(D))、曲げ加工するワークWの辺(3)の長さL、
即ちトップダイ31の長さLを設定するのに不要なセグ
メント金型31C(図6(B)において斜線を施したセ
グメント金型31C)は、外方に逃がしておく(図6
(B))。
【0057】次いで、第2シリンダBを(図3(B))
作動させてセレーション60を外し、中寄せ金型31B
をセンタ金型31Aから解除した状態で、第3シリンダ
Cを(図3(C))作動して、必要な6枚のセグメント
金型31C全部を、上記第1シリンダAと第2シリンダ
Bと中寄せ金型31Bを介して左右方向に移動させ、今
までのセンタ金型31Aをラック62に(図6(C))
戻し、新しいセンタ金型31Aと交換する。
【0058】この状態で、センタ金型31Aを上昇させ
(図6(C))、第1シリンダAを(図3(A))作動
させることにより、中寄せ金型31Bと6枚のセグメン
ト金型31Cを内側へ移動させることにより中寄せを行
ってトップダイ31の長さを一旦短くする(図6
(D))。
【0059】次に、トップダイ31を降下させ、ワーク
Wと接触する直前に第1シリンダAを作動させることに
より、中寄せ金型31Bと6枚のセグメント金型31C
を外側に移動させて中寄せ戻しを行って元の長さLに戻
す(図6(E))。
【0060】この状態で、第2シリンダBを(図3
(B))を作動して、中寄せ金型31Bをセレーション
60を介してセンタ金型31Aに連結する。
【0061】従って、センタ金型31Aと中寄せ金型3
1Bと左右6枚のセグメント金型31Cは、連結され
た。
【0062】次いで、トップダイ31を更に降下させて
ボトムダイ32(図4、図5)と協働してワークWをク
ランプし、ベンドビーム33により該ワークWの辺
(3)を曲げ加工する。
【0063】図7は、本発明の他の実施形態を示す図で
あり、シフト位置確認センサ62とシフト戻し位置確認
センサ63を設けることにより、トップダイ31のシフ
ト(オフセット)動作とシフト戻し動作を可能にしたも
のである。
【0064】即ち、トップダイ31(図7)の長さを設
定する場合に、センタ金型31Aの両側の中寄せ金型3
1Bとセグメント金型31Cの枚数が異なるときは(例
えば図8(A))、機械センタMCと金型センタKCが
一致するように(図8(E))センタ金型31Aと中寄
せ金型31Bとセグメント金型31Cを同時に例えば左
側に移動(オフセット)させる。
【0065】この場合、上記シフト位置確認センサ62
がオンするまで、これら金型をオフセットさせる(図8
(E))。
【0066】また、一旦オフセットした金型を元の定位
置(図7)まで戻す場合には、上記シフト戻し位置確認
センサ63がオンするまで逆方向に移動させる。
【0067】以下、シフト動作とシフト戻し動作につい
て説明する。
【0068】この場合、中寄せ金型31Bとその両側の
セグメント金型31C、またセグメント金型31Cどう
しは、図示するようにファスナ50により連結され、一
体となって移動する。
【0069】1.シフト動作。
【0070】(1)第1工程(図8(A)) 第2シリンダBを作動し、該第2シリンダBを第1シリ
ンダAと共にピストンロッド57をガイドとして外側に
移動させることにより、中寄せ金型31Bをセンタ金型
31Aから解放する。
【0071】これにより、センタ金型31Aと中寄せ金
型31Bの間に隙間を形成する。
【0072】(2)第2工程(図8(B)) 上下シリンダ64を作動し、センタ金型31Aを上昇さ
せる。
【0073】(3)第3工程(図8(C)) 第1シリンダAを作動し、該第1シリンダAのピストン
ロッド56を内側に移動させることにより、中寄せ金型
31Bをセンタ金型31A側に中寄せする。
【0074】このとき、センタ金型31Aと中寄せ金型
31Bの間には、隙間がある。
【0075】(4)第4工程(図8(D)) 第2シリンダBを作動し、該第2シリンダBを第1シリ
ンダAと共にピストンロッド57をガイドとして内側に
移動させることにより、中寄せ金型31Bをセンタ金型
31Aに密着させる。
【0076】(5)第5工程(図8(E)) ブレーキ65を開放しておいてから第3シリンダCを作
動し、該第3シリンダCのピストンロッド58を左側に
移動させることにより、センタ金型31Aと中寄せ金型
31Bとセグメント金型31Cを同時に左側に移動さ
せ、シフト位置確認センサ62がオンしたときに停止さ
せる。
【0077】これにより、機械センタMCと金型センタ
KCは一致し、センタ金型31Aと中寄せ金型31Bと
セグメント金型31Cは、オフセットされた。
【0078】(6)第6工程(図9(A)) センタ金型31Aと中寄せ金型31Bとセグメント金型
31Cをオフセットした状態で、ブレーキ65を閉鎖す
る。
【0079】(7)第7工程(図9(B)) 第2シリンダBを作動し、該第2シリンダBを第1シリ
ンダAと共にピストンロッド57をガイドとして外側に
移動させることにより、中寄せ金型31Bをセンタ金型
31Aから解放する。
【0080】これにより、センタ金型31Aと中寄せ金
型31Bの間に隙間を形成する。
【0081】(8)第8工程(図9(C)) 第1シリンダAを作動し、該第1シリンダAのピストン
ロッド56を外側に移動させることにより、中寄せ金型
31Bをセンタ金型31Aから離して中寄せ戻しを行
う。
【0082】(9)第9工程(図9(D)) 上下シリンダ64を作動し、センタ金型31Aを降下さ
せる。
【0083】このとき、センタ金型31Aと中寄せ金型
31Bの間には、隙間がある。
【0084】(10)第10工程(図9(E)) 第2シリンダBを作動し、該第2シリンダBを第1シリ
ンダAと共にピストンロッド57をガイドとして内側に
移動させることにより、中寄せ金型31Bをセンタ金型
31Aに密着させる。
【0085】この状態で、トップダイ31を降下してワ
ークWに接触させ、ベンドビームを作動して、例えば該
ワークWの長辺を曲げ加工する。
【0086】2.シフト戻し動作。
【0087】前記1.の場合には、センタ金型31Aの
両側の中寄せ金型31Bとセグメント金型31Cの枚数
が異なり(図8(A))、シフト動作により、これらの
金型を例えば同時に左側に移動させることにより(図8
(E))オフセットし、機械センタMCと金型センタK
Cを一致させた後に、ワークWの長辺を曲げ加工した
(図9(E))。
【0088】ところが、センタ金型31Aの両側の中寄
せ金型31Bとセグメント金型31Cの枚数が同じであ
って、ワークWの短辺を曲げ加工するような場合には、
今度は、オフセットしたこれら金型を、前記図8と図9
と同様な工程により、元の定位置(図7)に戻すシフト
戻し動作を行ってから曲げ加工を行う。
【0089】但し、シフト戻し動作の場合には、図8
(E)において、第3シリンダCの作動方向が反対とな
り、シフト戻し位置確認センサ63が(図7)オンする
までセンタ金型31Aと中寄せ金型31Bとセグメント
金型31Cを同時に右側に移動させる。
【0090】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、金型位
置決め機構が、中寄せ金型を中寄せし、又は中寄せ戻し
をする第1シリンダと、センタ金型に対して中寄せ金型
を連結し、又は解除する第2シリンダと、セグメント金
型を上記第1シリンダと第2シリンダと中寄せ金型を介
して左右方向に移動させ、センタ金型交換時のスペース
を確保する第3シリンダを同一直線上に配置するように
構成されたことにより、トップダイを構成する金型の位
置決め動作が全てシリンダにより行われ、しかもそれら
シリンダが同一直線上に配置されたことにより、構成を
簡略化してコンパクトにした金型位置決め機構が提供さ
れるという技術的効果を奏することとなった。
【0091】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本発明を構成する各シリンダの動作説明図であ
る。
【図4】本発明が適用されるパネルベンダ30の斜視図
である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】本発明の作用説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図8】図7の作用説明図(前半)である。
【図9】図7の作用説明図(後半)である。
【図10】パネルベンダの一般的説明図である。
【図11】従来の金型位置決め機構の構成図である。
【図12】図11の側面図である。
【符号の説明】
30 パネルベンダ 31 トップダイ 31A センタ金型 31B 中寄せ金型 31C セグメント金型 32 ボトムダイ 33 ベンドビーム 33A 正曲げ金型 33B 逆曲げ金型 34 マニピュレータ 35 回転軸 37 送り軸 38 ベース 39 C形フレーム 40 搬入テーブル 41 フロントテーブル 42 ピンゲージ 43 グリッパ 44 ワークプリセットバー 45 パイプローラ 46 上部フレーム 47 下部フレーム 50 ファスナ 51 ガイドレール 52、53 ガイドブロック 54 連結部材 55 仕切板 56、57、58、59 ピストンロッド 60 セレーション 61 ブラケット 62 シフト位置確認センサ 63 シフト戻し位置確認センサ 64 上下シリンダ A 第1シリンダ B 第2シリンダ C 第3シリンダ D 第4シリンダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トップダイとボトムダイでクランプした
    ワークにベンドビームにより曲げ加工を行い、上記トッ
    プダイがセンタ金型とその両側の中寄せ金型とその側方
    のセグメント金型により構成されているパネルベンダに
    おいて、 中寄せ金型を中寄せし、又は中寄せ戻しをする第1シリ
    ンダと、センタ金型に対して中寄せ金型を連結し、又は
    解除する第2シリンダと、セグメント金型を上記第1シ
    リンダと第2シリンダと中寄せ金型を介して左右方向に
    移動させ、センタ金型交換時のスペースを確保する第3
    シリンダを同一直線上に配置したこと特徴とする金型位
    置決め機構。
  2. 【請求項2】 上記第1シリンダが、中寄せ金型のガイ
    ドブロックに結合し、該ガイドブロックは、上部フレー
    ムに敷設されたガイドレールに滑り結合している請求項
    1記載の金型位置決め機構。
  3. 【請求項3】 上記第2シリンダが、第1シリンダと背
    中合わせに取り付けられ、該第2シリンダのピストンロ
    ッドと第3シリンダのピストンロッドは連結部材を介し
    て連結され、該連結部材がガイドブロックに固定されて
    いると共に、該ガイドブロックは、上部フレームに敷設
    されたガイドレールに滑り結合している請求項1記載の
    金型位置決め機構。
  4. 【請求項4】 上記セグメント金型のうちで不要なもの
    を外方に逃がす第4シリンダが設けられ、該第4シリン
    ダは、最外側のセグメント金型に結合されている請求項
    1記載の金型位置決め機構。
  5. 【請求項5】 上記第1シリンダと第2シリンダと第3
    シリンダを作動し、シフト位置確認センサがオンするま
    でセンタ金型と中寄せ金型とセグメント金型を同時に左
    右方向に移動してオフセットさせる請求項1記載の金型
    位置決め機構。
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