JP2000342783A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000342783A
JP2000342783A JP11158738A JP15873899A JP2000342783A JP 2000342783 A JP2000342783 A JP 2000342783A JP 11158738 A JP11158738 A JP 11158738A JP 15873899 A JP15873899 A JP 15873899A JP 2000342783 A JP2000342783 A JP 2000342783A
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Japan
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signal
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game
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JP11158738A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変表示装置に表示される識別情報等の試験
をより効率的に行うことができる遊技機を提供する。 【解決手段】 図柄変動中信号、図柄確定信号、および
1桁目図柄変動中信号〜16桁目図柄変動中信号等は、
表示制御基板に搭載された試験用CPUまたは表示制御
用CPU(試験用CPUが設けられていない場合)によ
って作成される信号であり、表示制御用CPUまたは試
験用CPUは、主基板31から受信した表示制御コマン
ドにもとづいて、それらの信号を作成する。図柄変動中
信号は、1桁目の図柄の変動開始から最後の図柄の最終
停止までの間オンする信号である。図柄確定信号は、す
べての図柄が停止して確定した時点から50ms以上の
間オンする信号である。図柄確定信号がオンしていると
きには、図柄データや図柄色データを停止図柄のデータ
で確定させ変化させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機等の遊技機に関し、特に、表示状態が変化
可能な可変表示装置を含み、可変表示装置における表示
結果があらかじめ定められた特定の表示態様となった場
合に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機として、表示状態が変化可能な可
変表示部(特別図柄表示部)を有する可変表示装置が設
けられ、可変表示部の表示結果があらかじめ定められた
特定の表示態様となった場合に遊技者に有利となる大当
り遊技状態に移行するように構成されたものがある。可
変表示装置には複数の可変表示部があり、通常、複数の
可変表示部の表示結果を時期を異ならせて表示するよう
に構成されている。可変表示部には、例えば、図柄等の
複数の識別情報が可変表示される。
【0003】始動入賞口に遊技球が入賞する等の所定の
条件が成立すると可変表示部において識別情報の可変表
示が開始される。そして、可変表示部の表示結果があら
かじめ定められた特定の表示態様の組合せとなること
を、通常、「大当り」という。なお、遊技価値とは、遊
技機の遊技領域に設けられた可変入賞球装置の状態が打
球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態になること
や、遊技者にとって有利な状態となるための権利を発生
させたりすることである。
【0004】大当りが発生すると、例えば、大入賞口が
所定回数開放して打球が入賞しやすい大当り遊技状態に
移行する。そして、各開放期間において、所定個(例え
ば10個)の大入賞口への入賞があると大入賞口は閉成
する。そして、大入賞口の開放回数は、所定回数(例え
ば16ラウンド)に固定されている。なお、各開放につ
いて開放時間(例えば29.5秒)が決められ、入賞数
が所定個に達しなくても開放時間が経過すると大入賞口
は閉成する。また、大入賞口が閉成した時点で所定の条
件(例えば、大入賞口内に設けられているVゾーンへの
入賞)が成立していない場合には、所定回数に達してい
なくても大当り遊技状態は終了する。
【0005】「大当り」の組合せ以外の「はずれ」の表
示態様の組合せのうち、複数の可変表示部の表示結果の
うちの一部が未だに導出表示されていない段階におい
て、既に表示結果が導出表示されている可変表示部の表
示態様が特定の表示態様の組合せとなる表示条件を満た
している状態を「リーチ」という。遊技者は、大当りを
いかにして発生させるかを楽しみつつ遊技を行う。
【0006】遊技機における遊技進行はマイクロコンピ
ュータ等による遊技制御手段によって制御される。可変
表示装置に表示される識別情報、キャラクタ画像および
背景画像は、遊技制御手段からの表示制御コマンドデー
タに従って動作する表示制御手段によって制御される。
可変表示装置に表示される識別情報、キャラクタ画像お
よび背景画像は、一般に、表示制御用のマイクロコンピ
ュータとマイクロコンピュータの指示に応じて画像デー
タを生成して可変表示装置側に転送するビデオディスプ
レイプロセッサ(VDP)とによって制御されるが、表
示制御用のマイクロコンピュータのプログラム容量は大
きい。
【0007】従って、プログラム容量に制限のある遊技
制御手段のマイクロコンピュータで可変表示装置に表示
される識別情報等を制御することはできず、遊技制御手
段のマイクロコンピュータとは別の表示制御用のマイク
ロコンピュータ(表示制御手段)が用いられる。遊技の
進行を制御する遊技制御手段は、表示制御基板に搭載さ
れた表示制御手段に対して表示制御のためのコマンドを
送信する。そして、表示制御手段が、情報等の画像デー
タの生成を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】可変表示装置を有する
遊技機を開発する段階等において、可変表示装置に表示
される識別情報等の変動の仕方や変動期間が設計値通り
になっているかどうか確認する必要がある。識別情報の
変動パターンは膨大な数になるので、試験に要する人手
や期間も大きなものになっている。すなわち、可変表示
装置に表示される識別情報等の試験効率を向上させるこ
とは、遊技機開発段階等における大きな課題になってい
る。
【0009】そこで、本発明は、可変表示装置に表示さ
れる識別情報等の試験をより効率的に行うことができ、
その結果、遊技機の開発効率を向上させることができる
遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による遊技機は、
表示状態が変化可能な複数の可変表示部を含み、変動開
始の条件の成立に応じて各可変表示部に表示される識別
情報の変動を開始し、各識別情報の表示結果があらかじ
め定められた特定表示態様となったことを条件として遊
技者に有利な遊技状態に制御可能な遊技機であって、遊
技の進行を制御する遊技制御手段と、遊技制御手段から
のコマンドにもとづいて各可変表示部に可変表示される
各識別情報の表示制御を行う表示制御手段とを備え、表
示制御手段が、各可変表示部で識別情報が可変表示中で
あるか否かを示す信号を各可変表示部に対応して個別に
出力する個別可変表示状態情報出力手段と、各可変表示
部における少なくとも1つで識別情報の可変表示が行わ
れているのか全ての可変表示が停止しているかを示す信
号を出力する全体可変表示状態情報出力手段とを備えた
ことを特徴とする。なお、表示制御手段は表示制御用マ
イクロコンピュータを含むことが一般的であるが、個別
可変表示状態情報出力手段および全体可変表示状態情報
出力手段は、表示制御用マイクロコンピュータとは異な
るマイクロコンピュータで実現されていてもよい。
【0011】また、表示制御手段は、各可変表示部にお
ける全ての可変表示が停止した場合に所定期間オンする
確定信号を出力可能であるように構成されていてもよ
い。
【0012】本発明による他の態様の遊技機は、表示状
態が変化可能な複数の可変表示部を含み、変動開始の条
件の成立に応じて各可変表示部に表示される識別情報の
変動を開始し、各識別情報の表示結果があらかじめ定め
られた特定表示態様となったことを条件として遊技者に
有利な遊技状態に制御可能な遊技機であって、遊技の進
行を制御する遊技制御手段と、遊技制御手段からのコマ
ンドにもとづいて各可変表示部に可変表示される各識別
情報の表示制御を行う表示制御手段とを備え、表示制御
手段が、各可変表示部の確定識別情報を認識可能な情報
を出力する確定識別情報種類情報出力手段と、確定識別
情報のそれぞれの色を認識可能な情報を出力する確定識
別情報色情報出力手段とを備えたことを特徴とする。こ
の場合にも、確定識別情報種類情報出力手段および確定
識別情報色情報出力手段は、表示制御用マイクロコンピ
ュータとは異なるマイクロコンピュータで実現されてい
てもよい。
【0013】また、表示制御手段は、各可変表示部にお
ける全ての可変表示が確定した場合に所定期間オンする
確定信号を出力可能であるように構成されていてもよ
い。
【0014】表示制御手段は、さらに、確定信号がオン
しているときには、各確定識別情報を認識可能な情報お
よび各確定識別情報のそれぞれの色を認識可能な情報を
変化させないように構成されていてもよい。
【0015】本発明によるさらに他の態様の遊技機は、
遊技者の操作に応じて遊技球が遊技領域に発射され、遊
技領域における所定の入賞口または入賞装置に遊技球が
入賞すると遊技者に賞球をもたらす遊技機であって、遊
技の進行を制御する遊技制御手段と、第1の識別情報
(例えば特別図柄)を可変表示するものであって第1の
可変入賞球装置を開放状態に作動させるための条件を満
たすための第1の可変表示装置と、遊技領域における遊
技球が通過可能な領域であって遊技球の通過によって第
1の可変表示装置の可変表示を開始させる条件を成立さ
せる第1の通過領域と、第1の通過領域を通過した遊技
球の数のうち未だ第1の可変表示装置の可変表示の開始
に用いられていない数を表示する第1の表示手段と、第
2の識別情報(例えば普通図柄)を可変表示するもので
あって第1の通過領域の遊技球通過を容易にするための
第2の可変入賞球装置を開放状態に作動させるための条
件を満たすための第2の可変表示装置と、遊技領域にお
ける遊技球が通過可能な領域であって遊技球の通過によ
って第2の可変表示装置の可変表示を開始させる条件を
成立させる第2の通過領域と、第2の通過領域を通過し
た遊技球の数のうち未だ第2の可変表示装置の可変表示
の開始に用いられていない数を表示する第2の表示手段
と、第1の表示手段の表示状態を認識可能な情報を出力
する第1の表示状態情報出力手段と、第2の表示手段の
表示状態を認識可能な情報を出力する第2の表示状態情
報出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】ここで、第1の通過領域および第2の通過
領域の遊技球の通過をそれぞれ検出して検出信号を出力
する第1の検出手段および第2の検出手段と、第1の検
出手段および第2の検出手段の検出出力を、遊技制御手
段が含む遊技制御マイクロコンピュータの前段で分岐さ
せて出力する検出信号出力手段とを備えていてもよい。
【0017】各出力手段から出力される信号は正論理で
あってもよい。なお、各出力手段とは、請求項1〜請求
項7に記載された出力手段であり、個別可変表示状態情
報出力手段、全体可変表示状態情報出力手段、確定情報
出力手段、第1の表示状態情報出力手段、第2の表示状
態情報出力手段および検出信号出力手段である。
【0018】そして、各出力手段から出力される信号は
TTLレベルであってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。まず、遊技機の一例であるパチン
コ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチン
コ遊技機1を正面からみた正面図、図2はパチンコ遊技
機1の内部構造を示す全体背面図、図3はパチンコ遊技
機1の遊技盤を背面からみた背面図である。なお、ここ
では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本
発明はパチンコ遊技機に限られず、例えばコイン遊技機
等であってもよい。
【0020】図1に示すように、パチンコ遊技機1は、
額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠
2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の
下部には、打球供給皿3からあふれた景品玉を貯留する
余剰玉受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル(操作
ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の後方には、
遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。また、遊技
盤6の前面には遊技領域7が設けられている。
【0021】遊技領域7の中央付近には、複数種類の図
柄を可変表示するための可変表示部(特別図柄表示部)
9と7セグメントLEDによる可変表示器(普通図柄表
示器)10とを含む可変表示装置8が設けられている。
また、可変表示器10の下部には、4個のLEDからな
る通過記憶表示器(普通図柄用記憶表示器)41が設け
られている。この実施の形態では、可変表示部9には、
「左」、「中」、「右」の3つの図柄表示エリアがあ
る。可変表示装置8の側部には、打球を導く通過ゲート
11が設けられている。この例では、4個を上限とし
て、通過ゲート11の玉通過がある毎に、通過記憶表示
器41は点灯しているLEDを1つずつ増やす。そし
て、可変表示器10の普通図柄の可変表示が開始される
毎に、点灯しているLEDを1つ減らす。
【0022】通過ゲート11を通過した打球は、玉出口
13を経て始動入賞口14の方に導かれる。通過ゲート
11と玉出口13との間の通路には、通過ゲート11を
通過した打球を検出するゲートスイッチ12がある。ま
た、始動入賞口14に入った入賞球は、遊技盤6の背面
に導かれ、始動口スイッチ17によって検出される。ま
た、始動入賞口14の下部には開閉動作を行う可変入賞
球装置15が設けられている。可変入賞球装置15は、
ソレノイド16によって開状態とされる。
【0023】可変入賞球装置15の下部には、特定遊技
状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開
状態とされる開閉板20が設けられている。この実施の
形態では、開閉板20が大入賞口を開閉する手段とな
る。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球の
うち一方(Vゾーン)に入った入賞球はVカウントスイ
ッチ22で検出される。また、開閉板20からの入賞球
はカウントスイッチ23で検出される。可変表示装置8
の下部には、始動入賞口14に入った入賞球数の記憶数
を表示する4個のLEDを有する始動入賞記憶表示器
(特別図柄用記憶表示器)18が設けられている。この
例では、4個を上限として、始動入賞がある毎に、始動
入賞記憶表示器18は点灯しているLEDを1つずつ増
やす。そして、可変表示部9の特別図柄の可変表示が開
始される毎に、点灯しているLEDを1つ減らす。
【0024】遊技盤6には、複数の入賞口19,24が
設けられている。遊技領域7の左右周辺には、遊技中に
点滅表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、
入賞しなかった打球を吸収するアウト口26がある。ま
た、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発する
2つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外
周には、遊技効果LED28aおよび遊技効果ランプ2
8b,28cが設けられている。そして、この例では、
一方のスピーカ27の近傍に、景品玉払出時に点灯する
賞球ランプ51が設けられ、他方のスピーカ27の近傍
に、補給玉が切れたときに点灯する玉切れランプ52が
設けられている。さらに、図1には、パチンコ遊技台1
に隣接して設置され、プリペイドカードが挿入されるこ
とによって玉貸しを可能にするカードユニット50も示
されている。
【0025】打球発射装置から発射された打球は、打球
レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7
を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートス
イッチ12で検出されると、可変表示器10の表示数字
が連続的に変化する状態になる。また、打球が始動入賞
口14に入り始動口スイッチ17で検出されると、図柄
の変動を開始できる状態であれば、可変表示部9内の図
柄が回転を始める。図柄の変動を開始できる状態でなけ
れば、始動入賞記憶を1増やす。
【0026】可変表示部9内の画像の回転は、一定時間
が経過したときに停止する。停止時の画像の組み合わせ
が大当り図柄の組み合わせであると、大当り遊技状態に
移行する。すなわち、開閉板20が、一定時間経過する
まで、または、所定個数(例えば10個)の打球が入賞
するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に打球
が特定入賞領域に入賞しVカウントスイッチ22で検出
されると、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行わ
れる。この継続権の発生は、所定回数(例えば15ラウ
ンド)許容される。
【0027】停止時の可変表示部9内の画像の組み合わ
せが確率変動を伴う大当り図柄の組み合わせである場合
には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、高
確率状態という遊技者にとってさらに有利な状態とな
る。また、可変表示器10における停止図柄が所定の図
柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所
定時間だけ開状態になる。さらに、高確率状態では、可
変表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が
高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間と
開放回数が高められる。
【0028】次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造につ
いて図2を参照して説明する。可変表示装置8の背面で
は、図2に示すように、機構板36の上部に景品玉タン
ク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊技機設置島に
設置された状態でその上方から景品玉が景品玉タンク3
8に供給される。景品玉タンク38内の景品玉は、誘導
樋39を通って玉払出装置に至る。
【0029】機構板36には、中継基板30を介して可
変表示部9を制御する可変表示制御ユニット29、基板
ケース32に覆われ遊技制御用マイクロコンピュータ等
が搭載された遊技制御基板(主基板)31、可変表示制
御ユニット29と遊技制御基板31との間の信号を中継
するための中継基板33、および景品玉の払出制御を行
う払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載された賞球
基板37が設置されている。さらに、機構板36には、
モータの回転力を利用して打球を遊技領域7に発射する
打球発射装置34と、スピーカ27および遊技効果ラン
プ・LED28a,28b,28cに信号を送るための
ランプ制御基板35が設置されている。
【0030】また、図3はパチンコ遊技機1の遊技盤を
背面からみた背面図である。遊技盤6の裏面には、図3
に示すように、各入賞口および入賞球装置に入賞した入
賞玉を所定の入賞経路に沿って導く入賞玉集合カバー4
0が設けられている。入賞玉集合カバー40に導かれる
入賞玉のうち、開閉板20を経て入賞したものは、玉払
出装置97が相対的に多い景品玉数(例えば15個)を
払い出すように制御される。始動入賞口14を経て入賞
したものは、玉払出装置(図3において図示せず)が相
対的に少ない景品玉数(例えば6個)を払い出すように
制御される。そして、その他の入賞口24および入賞球
装置を経て入賞したものは、玉払出装置が相対的に中程
度の景品玉数(例えば10個)を払い出すように制御さ
れる。なお、図3には、中継基板33が例示されてい
る。
【0031】賞球払出制御を行うために、入賞球検出ス
イッチ99、始動口スイッチ17およびVカウントスイ
ッチ22からの信号が、主基板31に送られる。主基板
31に入賞球検出スイッチ99のオン信号が送られる
と、主基板31から賞球基板37に賞球個数信号が送ら
れる。入賞があったことは入賞球検出スイッチ99で検
出されるが、その場合に、主基板31から、賞球基板3
7に賞球個数信号が与えられる。例えば、始動口スイッ
チ17のオンに対応して入賞球検出スイッチ99がオン
すると、賞球個数信号に「6」が出力され、カウントス
イッチ23またはVカウントスイッチ22のオンに対応
して入賞球検出スイッチ99がオンすると、賞球個数信
号に「15」が出力される。そして、それらのスイッチ
がオンしない場合に入賞球検出スイッチ99がオンする
と、賞球個数信号に「10」が出力される。
【0032】図4は、主基板31における回路構成の一
例を示すブロック図である。なお、図4には、賞球制御
基板37、ランプ制御基板35、音声制御基板70、発
射制御基板91および表示制御基板80も示されてい
る。主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技
機1を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ12、
始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウン
トスイッチ23および入賞球検出スイッチ99からの信
号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、可変入
賞球装置15を開閉するソレノイド16および開閉板2
0を開閉するソレノイド21を基本回路53からの指令
に従って駆動するソレノイド回路59と、始動入賞記憶
表示器18および通過記憶表示器41の点灯/消灯を行
うとともに7セグメントLEDによる可変表示器10と
装飾ランプ25とを駆動するランプ・LED回路60と
を含む。
【0033】また、基本回路53から与えられるデータ
に従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示部
9の画像表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す
有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等
をホール管理コンピュータ等のホストコンピュータに対
して出力する情報出力回路64を含む。
【0034】基本回路53は、ゲーム制御用のプログラ
ム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用さ
れるRAM55、制御用のプログラムに従って制御動作
を行うCPU56およびI/Oポート部57を含む。な
お、ROM54,RAM55はCPU56に内蔵されて
いる場合もある。
【0035】さらに、主基板31には、電源投入時に基
本回路53をリセットするための初期リセット回路65
と、定期的(例えば、2ms毎)に基本回路53にリセ
ットパルスを与えてゲーム制御用のプログラムを先頭か
ら再度実行させるための定期リセット回路66と、基本
回路53から与えられるアドレス信号をデコードしてI
/Oポート部57のうちのいずれかのI/Oポートを選
択するための信号を出力するアドレスデコード回路67
とが設けられている。なお、玉払出装置97から主基板
31に入力されるスイッチ情報もあるが、図4ではそれ
らは省略されている。
【0036】遊技球を打撃して発射する打球発射装置は
発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モー
タ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力
は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。すなわ
ち、発射制御基板91上の回路によって、操作ノブ5の
操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御され
る。
【0037】図5は、主基板31、賞球制御基板37お
よび表示制御基板80の試験用信号出力に関わる部分を
示すブロック図である。主基板31において、各センサ
からの信号は、入力ポート577に入力されるととも
に、CPU56に入力する以前の段階で分岐して試験信
号出力回路71にも供給される。なお、センサとは、こ
の実施の形態では、ゲートスイッチ12、始動口スイッ
チ17、カウントスイッチ23およびVカウントスイッ
チ22であるが、その他、主基板31に入力される各種
のスイッチ情報およびセンサ出力情報を含む。
【0038】出力回路572は、CPU56から出力ポ
ート571を介して出力された信号を賞球制御基板37
に送出するドライバ回路やバッファ回路である。賞球制
御基板37において、賞球制御用CPU371は、入力
回路372を介して主基板31から賞球制御信号を入力
する。また、入力回路373を介して各センサからの信
号を入力する。ここで、センサとして、例えば、賞球モ
ータ位置センサや払出球検出センサがある。賞球制御用
CPU371は、賞球制御信号およびセンサ情報にもと
づいて、出力回路374を介して賞球払出モータ97A
を駆動する。
【0039】出力回路573は、CPU56から出力ポ
ート571を介して出力された信号にもとづいて、ラン
プ/LEDおよび普通図柄表示器を駆動する。ランプ/
LEDとは、この実施の形態では、始動入賞記憶表示器
18、通過記憶表示器41および装飾ランプ25であ
る。
【0040】出力回路574は、CPU56から出力ポ
ート571を介して出力された表示制御コマンドを表示
制御基板80に送出する。表示制御基板80において、
表示制御用CPU101は、入力バッファ105を介し
て表示制御コマンドを入力し、表示制御コマンドにもと
づいて、出力回路109を介して可変表示部9を駆動す
る。なお、表示制御基板80において、試験用CPU1
21は、所定の試験用信号を作成して、試験信号出力回
路110を介して外部に出力する。試験用信号は全てT
TLレベルで正論理(ハイアクティブ)である。外部へ
の信号出力は、試験信号端子111,112,113を
介して行われる。試験信号端子111,112,113
は、例えば、信号ピンやコネクタである。
【0041】出力回路575は、CPU56から出力ポ
ート571を介して出力された信号に応じてソレノイド
を駆動する。この実施の形態では、ソレノイドは、可変
入賞球装置15を開放するためのソレノイド16と、開
閉板20を開放するためのソレノイド21である。
【0042】主基板31の試験信号出力回路71は、各
入力信号を増幅する等の処理を行って試験用信号として
試験信号端子72〜74に出力する。試験信号端子72
〜74は、例えば、試験装置からのプローブを接続可能
な信号ピンや試験装置からのケーブルを接続可能なコネ
クタで構成される。また、試験用信号は全てTTLレベ
ルで正論理(ハイアクティブ)である。
【0043】なお、図5に示された構成では、試験用C
PU121が試験用信号作成制御を行ったが、表示制御
用CPU101が、表示制御を実行するとともに、試験
用信号作成制御を実行してもよい。その場合には、表示
制御基板80には、試験用CPU121は実装されな
い。
【0044】図6は、出力回路573および周辺回路の
一構成例を示すブロック図である。可変表示器(普通図
柄表示器)10を構成する7セグメントLEDは、出力
ポート571のうちの出力ポート571aから出力され
る信号を増幅する出力回路573aの増幅器によって駆
動される。また、始動入賞記憶表示器18および通過記
憶表示器41の各LEDは、出力ポート571bから出
力される各信号を増幅する出力回路573bの増幅器に
よって駆動される。なお、図6には、ダンパ抵抗も示さ
れている。
【0045】以上のように、この実施の形態では、可変
表示器10に対して駆動信号を出力するポートおよび駆
動回路、始動入賞記憶表示器18に対して駆動信号を出
力するポートおよび駆動回路、ならびに、通過記憶表示
器41に対して駆動信号を出力するポートおよび駆動回
路は、共用されるのではなく、それぞれ独立して設けら
れている。
【0046】また、この実施の形態では、始動入賞記憶
表示器18によって遊技者に報知される特別図柄用保留
球数、および通過記憶表示器41によって遊技者に報知
される普通図柄用保留球数に相当する試験用信号が、出
力ポート571における出力ポート571cから出力さ
れる。そして、試験信号出力回路71は、それらの信号
(始動入賞記憶1個目〜4個目の信号およびゲート通過
記憶1個目〜4個目の信号)を、試験信号出力端子に出
力する。なお、試験用信号は全てTTLレベルで正論理
(ハイアクティブ)である。
【0047】この実施の形態では、主基板31のCPU
56は、始動入賞記憶表示器18および通過記憶表示器
41を駆動するための信号を出力するとともに、始動入
賞記憶1個目〜4個目の信号およびゲート通過記憶1個
目〜4個目の信号を出力するのであるが、後で示す他の
実施の形態のように、始動入賞記憶表示器18および通
過記憶表示器41を駆動するための信号を、ハードウェ
ア的に試験信号出力回路71に分岐出力するようにして
もよい。
【0048】なお、図5に示されたように、主基板31
の入力回路578に入力されている各種センサの出力は
入力ポート577の前段で分岐されて試験信号出力回路
71に入力されている。よって、例えば、遊技球が通過
ゲート11を通過したことを示すゲートスイッチ12の
検出出力、および遊技球が始動入賞口14に入賞したこ
とを示す始動口スイッチ17の検出信号は、CPU56
を介さずに外部にも出力される。
【0049】次に遊技機の動作について説明する。図7
は、主基板31における基本回路53の動作を示すフロ
ーチャートである。上述したように、この処理は、定期
リセット回路66が発するリセットパルスによって、例
えば2ms毎に起動される。基本回路53が起動される
と、基本回路53は、まず、クロックモニタ制御を動作
可能状態にするために、CPU56に内蔵されているク
ロックモニタレジスタをクロックモニタイネーブル状態
に設定する(ステップS1)。なお、クロックモニタ制
御とは、入力されるクロック信号の低下または停止を検
出すると、CPU56の内部で自動的にリセットを発生
する制御である。
【0050】次いで、CPU56は、スタックポインタ
の指定アドレスをセットするためのスタックセット処理
を行う(ステップS2)。この例では、スタックポイン
タに00FFHが設定される。そして、システムチェッ
ク処理を行う(ステップS3)。システムチェック処理
では、CPU56は、RAM55にエラーが含まれてい
るか判定し、エラーが含まれている場合には、RAM5
5を初期化するなどの処理を行う。
【0051】次に、表示制御基板80に送出されるコマ
ンドデータをRAM55の所定の領域に設定する処理を
行った後に(表示制御データ設定処理:ステップS
4)、コマンドデータを表示制御コマンドデータとして
出力する処理を行う(表示制御データ出力処理:ステッ
プS5)。
【0052】次いで、各種出力データの格納領域の内容
を各出力ポートに出力する処理を行う(データ出力処
理:ステップS6)。また、ランプタイマを1減ずる処
理を行い、ランプタイマがタイムアウトしたら(=0に
なったら)、ランプデータポインタを更新するとともに
新たな値をランプタイマに設定する(ランプタイマ処
理:ステップS7)。
【0053】また、ランプデータポインタが示すアドレ
スのデータ、ホール管理用コンピュータに出力される大
当り情報、始動情報、確率変動情報などの出力データを
格納領域に設定する出力データ設定処理を行う(ステッ
プS8)。さらに、パチンコ遊技機1の内部に備えられ
ている自己診断機能によって種々の異常診断処理が行わ
れ、その結果に応じて必要ならば警報が発せられる(エ
ラー処理:ステップS9)。
【0054】次に、遊技制御に用いられる大当り判定用
乱数等の各判定用乱数を示す各カウンタを更新する処理
を行う(ステップS10)。図8は、各乱数を示す説明
図である。各乱数は、以下のように使用される。 (1)ランダム1:大当りを発生させるか否か決定する
(大当り判定用) (2)ランダム2−1〜2−3:左右中のはずれ図柄決
定用 (3)ランダム3:大当り時の図柄の組合せを決定する
(大当り図柄決定用=特別図柄決定用) (4)ランダム4:はずれ時にリーチするか否か決定す
る(リーチ判定用) (5)ランダム5:リーチ時の変動時間を決定する(リ
ーチ種類決定用) (6)ランダム6:普通図柄による当りを発生させるか
否か決定する(当り判定用) (7)ランダム7:普通図柄による当り時の当り図柄を
決定する(当り図柄決定用=普通図柄決定用)
【0055】なお、遊技効果を高めるために、上記
(1)〜(7)の乱数以外の乱数も用いられている。ス
テップS10では、CPU56は、(1)の大当たり判
定用乱数、(3)の大当り図柄判定用乱数、(6)の当
り判定用乱数および(7)の当り図柄決定用欄巣を生成
するためのカウンタのカウントアップ(1加算)を行
う。すなわち、それらが判定用乱数である。
【0056】次に、CPU56は、特別図柄プロセス処
理を行う(ステップS11)。特別図柄プロセス制御で
は、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序で
制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当す
る処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄プ
ロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新
される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステップ
S12)。普通図柄プロセス処理では、7セグメントL
EDによる可変表示器10を所定の順序で制御するため
の普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び
出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラグ
の値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
【0057】さらに、CPU56は、スイッチ回路58
を介して、各スイッチの状態を入力し、スイッチ状態に
応じて必要な処理を行う(スイッチ処理:ステップS1
3)。また、後述するプロセスデータ中の音声データを
音声制御基板70に送出する処理を行う(音声処理:ス
テップS14)。
【0058】基本回路53は、さらに、表示用乱数を更
新する処理を行う(ステップS15)。すなわち、ラン
ダム2,4,5を生成するためのカウンタのカウントア
ップ(1加算)を行う。
【0059】また、基本回路53は、賞球制御基板37
との間の信号処理を行う(ステップS16)。すなわ
ち、所定の条件が成立すると賞球制御基板37に賞球個
数を示す賞球制御コマンドを出力する。賞球制御基板3
7に搭載されている賞球制御用CPUは、受信した賞球
個数に応じて玉払出装置97を駆動する。その後、基本
回路53は、次に定期リセット回路66からリセットパ
ルスが与えられるまで、ステップS17の表示用乱数更
新処理を繰り返す。
【0060】次に、始動入賞口14への入賞にもとづい
て可変表示部9に可変表示される図柄の決定方法につい
て図9〜図11のフローチャートを参照して説明する。
図9は打球が始動入賞口14に入賞したことを判定する
処理を示し、図10は可変表示部9の可変表示の停止図
柄を決定する処理を示す。図11は、大当りとするか否
か決定する処理を示すフローチャートである。
【0061】打球が遊技盤6に設けられている始動入賞
口14に入賞すると、始動口センサ17がオンする。メ
イン処理のステップS8の特別図柄プロセス処理におい
て、図9に示すように、CPU56は、スイッチ回路5
8を介して始動口センサ17がオンしたことを判定する
と(ステップS41)、始動入賞記憶数が最大値である
4に達しているかどうか確認する(ステップS42)。
始動入賞記憶数が4に達していなければ、始動入賞記憶
数を1増やし(ステップS43)、大当り判定用乱数の
値を抽出する。そして、それを始動入賞記憶数の値に対
応した乱数値格納エリアに格納する(ステップS4
4)。なお、始動入賞記憶数が4に達している場合に
は、始動入賞記憶数を増やす処理を行わない。すなわ
ち、この実施の形態では、最大4個の始動入賞口17に
入賞した打球数が記憶可能である。
【0062】図10に示すように、CPU56は、ステ
ップS8の特別図柄プロセス処理において始動入賞記憶
数の値を確認する(ステップS50)。始動入賞記憶数
が0でなければ、始動入賞記憶数=1に対応する乱数値
格納エリアに格納されている値を読み出すとともに(ス
テップS51)、始動入賞記憶数の値を1減らし、か
つ、各乱数値格納エリアの値をシフトする(ステップS
52)。すなわち、始動入賞記憶数=n(n=2,3,
4)に対応する乱数値格納エリアに格納されている値
を、始動入賞記憶数=n−1に対応する乱数値格納エリ
アに格納する。
【0063】そして、CPU56は、ステップS51で
読み出した値、すなわち抽出されている大当り判定用乱
数の値にもとづいて当たり/はずれを決定する(ステッ
プS53)。ここでは、大当り図柄判定用乱数は0〜2
99の範囲の値をとることにする。図11に示すよう
に、低確率時には例えばその値が「3」である場合に
「大当り」と決定し、それ以外の値である場合には「は
ずれ」と決定する。高確率時には例えばその値が
「3」,「7」,「79」,「103」,「107」の
いずれかである場合に「大当り」と決定し、それ以外の
値である場合には「はずれ」と決定する。
【0064】大当たりと判定されたときには、大当り図
柄決定用乱数(ランダム3)を抽出しその値に従って大
当り図柄を決定する(ステップS54)。また、リーチ
種類決定用乱数(ランダム5)を抽出しその値にもとづ
いてリーチ種類を決定する(ステップS57)。
【0065】はずれと判定された場合には、CPU56
は、リーチとするか否か判定する(ステップS58)。
例えば、リーチ判定用の乱数であるランダム4の値が
「105」〜「1530」のいずれかである場合には、
リーチとしないと決定する。そして、リーチ判定用乱数
の値が「0」〜「104」のいずれかである場合にはリ
ーチとすることを決定する。リーチとすることを決定し
たときには、CPU56は、リーチ図柄の決定を行う。
【0066】この実施の形態では、ランダム2−1の値
に従って左右図柄を決定する(ステップS59)。ま
た、ランダム2−2の値に従って中図柄を決定する(ス
テップS60)。すなわち、ランダム2−1およびラン
ダム2−2の値の0〜15の値に対応したいずれかの図
柄が停止図柄として決定される。ここで、決定された中
図柄が左右図柄と一致した場合には、中図柄に対応した
乱数の値に1加算した値に対応する図柄を中図柄の確定
図柄として、大当たり図柄と一致しないようにする。
【0067】さらに、CPU56は、リーチ種類決定用
乱数(ランダム5)を抽出しその値にもとづいてリーチ
種類を決定する(ステップS57)。
【0068】ステップS58において、リーチしないこ
とに決定された場合には、ランダム2−1〜2−3の値
に応じて左右中図柄を決定する(ステップS61)。な
お、後述するように、この実施の形態では、高確率状態
では、はずれ時の変動パターンとして変動時間が短縮さ
れたものも使用される。そこで、高確率状態では、CP
U56は、通常のはずれ時の変動パターンを用いるか短
縮された変動パターンを用いるのかを、例えば所定の乱
数等を用いて決定する。
【0069】以上のようにして、始動入賞にもとづく図
柄変動の表示態様が大当たりとするか、リーチ態様とす
るか、はずれとするか決定され、それぞれの停止図柄の
組合せが決定される。
【0070】また、高確率状態において、次に大当たり
となる確率が上昇するとともに、7セグメントLEDに
よる可変表示器10の可変表示の確定までの時間が短縮
され、かつ、可変表示器10の可変表示結果にもとづく
当たり時の可変入賞球装置15の開放回数および開放時
間が高められるようにパチンコ遊技機1が構成されてい
てもよいし、可変表示器10の可変表示結果にもとづく
当たりの確率が高くなるように構成されていてもよい。
また、それらのうちのいずれか一つまたは複数の状態の
みが生ずるパチンコ遊技機1においても本発明は適用可
能である。
【0071】例えば、可変表示部9の停止図柄の組合せ
が特定図柄となった場合に、大当たりとなる確率は上昇
しないが可変表示器10の可変表示結果にもとづく当た
り時の可変入賞球装置15の開放回数および開放時間が
高められる遊技機においても、リーチとすることが決定
されたら、左右の停止図柄を特定図柄の表示態様と一致
させるか否か、すなわちどの図柄でリーチ状態を発生さ
せるかが所定の乱数等の手段によって決定される遊技機
においても本発明を適用可能である。また、この実施の
形態で用いられた乱数および乱数値の範囲は一例であっ
て、どのような乱数を用いてもよいし、範囲設定も任意
である。
【0072】図12は、CPU56が実行する特別図柄
プロセス処理のプログラムの一例を示すフローチャート
である。図12に示す特別図柄プロセス処理は、図7の
フローチャートにおけるステップS11の具体的な処理
である。CPU56は、特別図柄プロセス処理を行う際
に、その内部状態に応じて、図12に示すステップS3
00〜S309のうちのいずれかの処理を行う。各処理
において、以下のような処理が実行される。
【0073】特別図柄変動待ち処理(ステップS30
0):始動入賞口14(この実施の形態では可変入賞球
装置15の入賞口)に打球入賞して始動口センサ17が
オンするのを待つ。始動口センサ17がオンすると、始
動入賞記憶数が満タンでなければ、始動入賞記憶数を+
1するとともに大当り決定用乱数を抽出する。すなわ
ち、図9に示された処理が実行される。特別図柄判定処
理(ステップS301):特別図柄の可変表示が開始で
きる状態になると、始動入賞記憶数を確認する。始動入
賞記憶数が0でなければ、抽出されている大当り決定用
乱数の値に応じて大当たりとするかはずれとするか決定
する。すなわち、図10に示された処理の前半が実行さ
れる。停止図柄設定処理(ステップS302):左右中
図柄の停止図柄を決定する。すなわち、図10に示され
た処理の中半が実行される。
【0074】リーチ動作設定処理(ステップS30
3):リーチ判定用乱数の値に応じてリーチ動作するか
否か決定するとともに、リーチ種類決定用乱数の値に応
じてリーチ時の変動期間を決定する。すなわち、図10
に示された処理の後半が実行される。
【0075】全図柄変動開始処理(ステップS30
4):可変表示部9において全図柄が変動開始されるよ
うに制御する。このとき、表示制御基板80に対して、
左右中最終停止図柄と変動態様を指令する情報とが送信
される。また、可変表示部9に背景やキャラクタも表示
される場合には、それに応じた表示制御コマンドが表示
制御基板80に送出されるように制御する。
【0076】全図柄停止待ち処理(ステップS30
5):所定時間が経過すると、可変表示部9において表
示される全図柄が停止されるように制御する。また、全
図柄停止のタイミングまで、所定のタイミングで左右図
柄が停止されるように制御する。さらに、適宜、可変表
示部9において表示される背景やキャラクタに応じた表
示制御コマンドが表示制御基板80に送出されるように
制御する。
【0077】大当たり表示処理(ステップS306):
停止図柄が大当たり図柄の組み合わせである場合には、
内部状態(プロセスフラグ)をステップS307に移行
するように更新する。そうでない場合には、内部状態を
ステップS309に移行するように更新する。なお、大
当たり図柄の組み合わせは、左右中図柄が揃った組み合
わせである。また、左右図柄が揃うとリーチとなる。
【0078】大入賞口開放開始処理(ステップS30
7):大入賞口を開放する制御を開始する。具体的に
は、カウンタやフラグを初期化するとともに、ソレノイ
ド21を駆動して大入賞口を開放する。
【0079】大入賞口開放中処理(ステップS30
8):大入賞口ラウンド表示の表示制御コマンドデータ
が表示制御基板80に送出する制御や大入賞口の閉成条
件の成立を確認する処理等を行う。大入賞口の閉成条件
が成立したら、大当り遊技状態の終了条件が成立してい
なければ内部状態をステップS307に移行するように
更新する。大当り遊技状態の終了条件が成立していれ
ば、内部状態をステップS309に移行するように更新
する。
【0080】大当たり終了処理(ステップS309):
大当たり遊技状態が終了したことを遊技者に報知するた
めの表示を行う。その表示が終了したら、内部フラグ等
を初期状態に戻し、内部状態をステップS300に移行
するように更新する。
【0081】上記の各ステップの処理に応じて、遊技制
御プログラム中の表示制御コマンドを送出する処理を行
うモジュール(図7におけるステップS5)は、対応す
る表示制御コマンドを出力ポートに出力するとともに、
ストローブ信号を出力ポートに出力する。
【0082】図13は、普通図柄プロセス処理(ステッ
プS12)を示すフローチャートである。普通プロセス
図柄処理では、CPU56は、ステップS61のゲート
スイッチ処理を実行したた後に、普通図柄プロセスフラ
グの値に応じてステップS62〜S65の処理のうちの
いずれかの処理を実行する。
【0083】図14に示すように、ゲートスイッチ処理
では、普通図柄変動開始の条件となる通過ゲート11の
打球通過にもとづくゲートスイッチ12のオンを検出す
る(ステップS611)。ゲートスイッチ12がオンし
ていたら、ゲート通過記憶カウンタが最大値(この例で
は「4」)に達しているか否か確認する(ステップS6
12)。達していなければ、ゲート通過記憶カウンタの
値を+1する(ステップS613)。なお、ゲート通過
記憶カウンタの値に応じて通過記憶表示器41のLED
が点灯される。そして、CPU56は、当り判定用乱数
(ランダム6)の値を抽出し、その値を記憶する(S6
14)。
【0084】ステップS62の普通図柄変動待ち処理で
は、CPU56は、普通図柄通過記憶カウンタの値が0
以外であれば、普通図柄プロセスフラグの値を更新す
る。普通図柄通過記憶カウンタの値が0であれば何もし
ない。
【0085】図15は、この実施の形態での当り判定用
乱数(ランダム6)と当り/はずれとの関係を示す説明
図である。図15に示すように、高確率のときには当り
値は3〜12のいずれかであり、低確率のときには3、
5または7である。当り判定用乱数の値が当り値と一致
すれば、当りと決定される。
【0086】図16は、ステップS63の普通図柄判定
処理を示すフローチャートである。普通図柄判定処理で
は、CPU56は、ゲート通過記憶数=1に対応する乱
数値格納エリアに格納されている値を読み出すとともに
(ステップSS632)、ゲート通過記憶カウンタの値
を1減らし、かつ、各乱数値格納エリアの値をシフトす
る(ステップS633)。すなわち、ゲート通過記憶カ
ウンタ=n(n=2,3,4)に対応する乱数値格納エ
リアに格納されている値を、ゲート通過記憶カウンタ=
n−1に対応する乱数値格納エリアに格納する。
【0087】そして、CPU56は、ステップS632
で読み出した値、すなわち抽出されている当り判定用乱
数の値にもとづいて当たり/はずれを決定する(ステッ
プS634)。すなわち、図15に示された関係にもと
づいて当たり/はずれを決定する。当りと決定したとき
には、普通図柄決定用乱数(ランダム7)に値に応じて
当り図柄を決定する(ステップS635)。そして、普
通図柄プロセスタイマをスタートする(ステップS63
6)。また、普通図柄プロセスフラグを更新する(ステ
ップS637)
【0088】例えば、高確率時には、普通図柄プロセス
タイマに5.1秒に相当する値を設定する。低確率時に
は、普通図柄プロセスタイマに29.2秒に相当する値
を設定する。そして、普通図柄プロセスフラグの値を更
新する。なお、普通図柄は、普通図柄プロセスタイマに
設定された時間変動する。従って、可変表示器10にお
いて、普通図柄は、高確率時には5.1秒間変動し、低
確率時には29.2秒間変動する。ステップS64の普
通図柄変動処理では、CPU56は、普通図柄変動タイ
マがタイムアップする毎に(例えば100ms)、普通
図柄表示カウンタを更新する。そして、更新後の普通図
柄表示カウンタの値が可変表示器10に表示される。従
って、この例では、100ms毎に普通図柄は変動す
る。
【0089】普通図柄変動処理において、普通図柄プロ
セスタイマがタイムアップすると、CPU56は、普通
図柄決定用乱数(ランダム7)に値に応じて決定されて
いる図柄を可変表示器10に停止表示する制御を行う。
【0090】ステップS65の普通図柄停止処理では、
CPU56は、当りと決定されているときには、普通電
動役物バッファに可変入賞球装置15の開放パターンを
設定する。そして、普通図柄プロセスフラグの値を、普
通図柄変動待ちの状態に応じた値に更新する。
【0091】開放パターンは、例えば、低確率時には、
可変入賞球装置15が1回だけ0.2秒間開放するよう
なパターンである。また、高確率時には、可変入賞球装
置15が1.15秒間開放した後4.4秒の閉成期間を
おいて再度1.15秒間開放するようなパターンであ
る。可変入賞球装置15は、開放パターンに従って開閉
制御される。なお、この実施の形態では、可変入賞球装
置15は、始動入賞口14と兼用されている。
【0092】この実施の形態では、始動入賞にもとづい
て可変表示部9に可変表示される特別図柄の停止図柄が
所定の図柄の組み合わせになると所定の遊技価値が遊技
者に付与可能になる第1種パチンコ遊技機を例にする
が、始動入賞にもとづいて開放する電動役物の所定領域
への入賞があると所定の遊技価値が遊技者に付与可能に
なる第2種パチンコ遊技機や、始動入賞にもとづいて可
変表示される図柄の停止図柄が所定の図柄の組み合わせ
になると開放する所定の電動役物への入賞があると所定
の権利が発生または継続する第3種パチンコ遊技機にも
適用可能なように試験用信号が定義されている。さら
に、入賞口や入賞装置が多数設けられている遊技機にも
適用できるように、試験用信号は、余裕をもって定義さ
れている。また、この例では、第1〜第3の試験信号端
子72〜74として、68ピンコネクタが2段構成され
たものを使用する。
【0093】図17および図18は、第1の試験信号端
子72の1段目および2段目の68ピンに割り当てられ
る試験用信号配置例を示す説明図である。また、図19
および図20は、第2の試験信号端子73の1段目およ
び2段目の68ピンに割り当てられる試験用信号配置例
を示す説明図である。そして、図21および図22は、
第3の試験信号端子74の1段目および2段目の68ピ
ンに割り当てられる試験用信号配置例を示す説明図であ
る。
【0094】図17〜図22に示された各試験用信号に
おいて、発射球信号1,2は、遊技盤面に発射された遊
技球が検出されたときにオンする信号である。例えば、
図1に示された遊技盤正面において遊技領域への球出口
付近に設置されているファール球止め弁の入口および出
口に設けられているセンサ(図1において図示せず)の
出力信号である。あるいは、センサ出力にもとづいてC
PU56が作成した信号である。また、賞球信号1〜3
は、玉払出装置97から払い出された遊技球が検出され
たときにオンする信号であり、例えばセンサ出力または
それに対応した信号である。
【0095】チューリップ式役物1入賞信号〜チューリ
ップ式役物4入賞信号は、チューリップ式役物が設けら
れている遊技機において、その入賞口への遊技球の入賞
があったときにオンする信号であり、例えばセンサ出力
である。普通入賞口1入賞信号〜普通入賞口15入賞信
号は、各普通入賞口への遊技球の入賞があったときにオ
ンする信号であり、例えばセンサ出力である。この実施
の形態では、各入賞口24に入賞した遊技球を検出する
ためのスイッチ(図1において図示せず)の出力信号で
ある。
【0096】連動役物1入賞信号〜連動役物4入賞信号
は、連動役物が設けられている遊技機において、その入
賞口への遊技球の入賞があったときにオンする信号であ
り、例えばセンサ出力である。特別電動役物入賞信号1
〜特別電動役物入賞信号3は、大入賞口への遊技球の入
賞があったときにオンする信号であり、例えばセンサ出
力である。この実施の形態では、カウントスイッチ23
のオンに対応した信号が特別電動役物入賞信号1であ
る。特定領域通過信号は、大入賞口の特定領域を遊技球
が通過したことを示す信号であり、この実施の形態で
は、Vカウントスイッチ22の出力に対応した信号が特
別電動役物入賞信号1である。
【0097】始動口1入賞信号〜始動口3入賞信号は、
各始動入賞口への遊技球の入賞があったときにオンする
信号であり、例えばセンサ出力である。この実施の形態
では、始動入賞口17の出力に対応した信号が始動口1
入賞信号である。連動役物1に係るゲート通過信号〜連
動役物4に係るゲート通過信号は、連動役物が設けられ
ていた場合のそれらに関するゲートを遊技球が通過した
ときにオンする信号である。普通電動役物1に係るゲー
ト通過信号〜普通電動役物4に係るゲート通過信号は、
普通電動役物が設けられていた場合のそれらに関するゲ
ートを遊技球が通過したときにオンする信号である。
【0098】普通図柄に係るゲート1通過信号〜普通図
柄に係るゲート3通過信号は、普通図柄の変動開始の条
件となるゲートを遊技球が通過したときにオンする信号
である。この実施の形態では、ゲートスイッチ12の出
力に対応した信号が普通図柄に係るゲート1通過信号で
ある。特別電動役物開放信号は、大入賞口の開放開始時
にオンし大入賞口の閉鎖時にオフする信号である。特別
電動役物作動中信号は、特別電動役物作動開始時にオン
し特別電動役物の閉鎖時にオフする信号である。普通電
動役物開放信号は、普通電動役物(この実施の形態で
は、始動入賞口に相当)の開放開始時にオンし普通電動
役物の閉鎖時にオフする信号である。普通電動役物作動
中信号は、普通電動役物作動開始時にオンし普通電動役
物の閉鎖時にオフする信号である。
【0099】チューリップ式役物1拡大信号〜チューリ
ップ式役物4拡大信号は、各チューリップ式役物の入口
の拡大開始時にオンとなり、拡大終了時にオフとなる信
号である。連動役物1開放信号〜連動役物4開放信号
は、各連動役物の入口の拡大開始時にオンとなり、拡大
終了時にオフとなる信号である。役物連続作動装置作動
信号は、役物連続作動装置の作動開始時にオンとなり、
作動終了時にオフとなる信号である。特別図柄大当り信
号は、特別図柄が大当り図柄で確定したときにオンとな
り大当り動作終了時にオフとなる信号であり、ソフトウ
ェアで作成される信号である。
【0100】特別図柄中当り信号は、大当り図柄ではな
い図柄による中当り動作(大入賞口開放時間1.5秒を
越え6秒まで)開始時にオンとなり当り動作終了時にオ
フとなる信号である。特別図柄小当り信号は、大当り図
柄ではない図柄による小当り動作(大入賞口開放時間
0.5秒を越え1.5秒まで)開始時にオンとなり当り
動作終了時にオフとなる信号である。特別図柄当り信号
は、大当り図柄ではない図柄による当り動作(大入賞口
開放時間0.5秒以下)開始時にオンとなり当り動作終
了時にオフとなる信号である。普通図柄当り信号は、普
通図柄が当りの組み合わせで確定したときにオンとな
り、普通電動役物の動作動作終了時にオフとなる信号で
あり、ソフトウェアで作成される信号である。
【0101】特別図柄保留1個目信号は特別図柄変動の
作動保留数の記憶数が1個以上となっている間オンとな
り、0個になるとオフする信号である。特別図柄保留2
個目信号は特別図柄変動の作動保留数の記憶数が2個以
上となっている間オンとなり、1個以下になるとオフす
る信号である。特別図柄保留3個目信号は特別図柄変動
の作動保留数の記憶数が3個以上となっている間オンと
なり、2個以下になるとオフする信号である。特別図柄
保留4個目信号は特別図柄変動の作動保留数の記憶数が
4個となっている間オンとなり、3個以下になるとオフ
する信号である。この実施の形態では、図6に示された
始動入賞記憶1〜4個目信号が特別図柄保留1個目信号
〜特別図柄保留4個目信号に相当する。
【0102】普通図柄保留1個目信号は普通図柄変動の
作動保留数の記憶数が1個以上となっている間オンとな
り、0個になるとオフする信号である。普通図柄保留2
個目信号は普通図柄変動の作動保留数の記憶数が2個以
上となっている間オンとなり、1個以下になるとオフす
る信号である。普通図柄保留3個目信号は普通図柄変動
の作動保留数の記憶数が3個以上となっている間オンと
なり、2個以下になるとオフする信号である。普通図柄
保留4個目信号は普通図柄変動の作動保留数の記憶数が
4個となっている間オンとなり、3個以下になるとオフ
する信号である。この実施の形態では、図6に示された
ゲート通過記憶1〜4個目信号が普通図柄保留1個目信
号〜普通図柄保留4個目信号に相当する。
【0103】特別図柄高確率状態信号は、特別図柄に係
る抽選確率が高確率状態であるときにオンする信号であ
り、ソフトウェアで作成される信号である。特別図柄変
動時間短縮状態信号は、特別図柄に係る変動時間が短縮
状態であるときにオンする信号であり、ソフトウェアで
作成される信号である。普通図柄高確率状態信号は、普
通図柄に係る抽選確率が高確率状態であるときにオンす
る信号であり、ソフトウェアで作成される信号である。
普通図柄変動時間短縮状態信号は、普通図柄に係る変動
時間が短縮状態であるときにオンする信号であり、ソフ
トウェアで作成される信号である。普通電動役物開放延
長状態信号は、普通電動役物に係る開放等の時間が延長
状態であるときにオンする信号である。
【0104】遊技機エラー状態信号は、遊技機の異常状
態が検出されたときにオンする信号である。ゲート通過
信号は、連動役物に係るゲート、普通電動役物に係るゲ
ートおよび普通図柄に係るゲート以外のゲートを遊技球
が通過するとオンする信号である。
【0105】なお、図17〜図22に示すように、試験
信号端子72〜74には、上記の各信号のための端子以
外に多数の予備端子が含まれている。
【0106】次に、図23のフローチャートを参照し
て、試験用信号出力処理の一例を説明する。ここでは、
始動入賞記憶表示器(特別図柄用記憶表示器)18およ
び通過記憶表示器(普通図柄用記憶表示器)41に関す
る試験用信号出力制御について説明する。なお、図23
に示す処理は(LED処理)、例えば、図7に示された
メイン処理におけるデータ出力処理(ステップS6)の
一部として実現される。
【0107】LED処理において、主基板31のCPU
56は、ゲート通過記憶カウンタの値に変化があったか
否か確認する(ステップS71)。変化があった場合
に、増加したときには(ステップ72)、通過記憶表示
器41を構成する4個のLEDのうち増えた個数目のL
EDを点灯させるための信号を出力する。また、試験信
号出力回路71に対して、増えた個数目のLEDを点灯
したことを示す信号を出力する(ステップ73)。具体
的には、試験信号端子72(2段目)における信号ピン
「21」〜「24」のうちの該当するピンに出力される
信号をオン状態にする(図18参照)。なお、ゲート通
過記憶カウンタの値は、既に説明した普通図柄プロセス
処理で増減される。
【0108】ゲート通過記憶カウンタの値が減少したと
きには(ステップS74)、通過記憶表示器41を構成
する4個のLEDのうち減った個数目のLEDを消灯さ
せるための信号を出力する。また、試験信号出力回路7
1に対して、減った個数目のLEDを消灯したことを示
す信号を出力する(ステップ75)。
【0109】また、CPU56は、始動入賞記憶の値に
変化があったか否か確認する(ステップS88)。変化
があった場合に、増加したときには(ステップ89)、
始動入賞記憶表示器18を構成する4個のLEDのうち
増えた個数目のLEDを点灯させるための信号を出力す
る。また、試験信号出力回路71に対して、増えた個数
目のLEDを点灯したことを示す信号を出力する(ステ
ップ90)。具体的には、試験信号端子72(2段目)
における信号ピン「17」〜「20」のうちの該当する
ピンに出力される信号をオン状態にする(図18参
照)。なお、始動入賞記憶の値は、既に説明した特別図
柄プロセス処理で増減される。
【0110】始動入賞記憶の値が減少したときには(ス
テップS91)、始動入賞記憶表示器18を構成する4
個のLEDのうち減った個数目のLEDを消灯させるた
めの信号を出力する。また、試験信号出力回路71に対
して、減った個数目のLEDを消灯したことを示す信号
を出力する(ステップ92)。
【0111】以上のような処理によって、試験信号端子
72(2段目)に、始動入賞記憶表示器18および通過
記憶表示器41の表示状態を示す試験用信号が出力され
る。ここで、始動入賞記憶表示器18および通過記憶表
示器41に信号を出力するための出力ポートおよび駆動
回路は、それぞれ独立に設けられている。従って、遊技
制御手段すなわち主基板31のCPU56は、それらの
信号を、消灯するまで点灯状態のまま、および、点灯す
るまで消灯状態のままに維持することができる。すなわ
ち、各表示状態は、常にオン状態またはオフ状態に確定
している。
【0112】その結果、始動入賞記憶表示器18および
通過記憶表示器41に対する信号が変化するときに、同
時に各試験用信号についてもオンオフを変化させるだけ
で、試験用信号のレベルは、消灯するまで点灯状態のま
ま、および、点灯するまで消灯状態のままに維持され
る。よって、試験信号端子72(2段目)に接続される
試験装置の表示部に試験用信号をそのまま表示させて
も、試験者は、直ちに始動入賞記憶表示器18および通
過記憶表示器41の表示状態を認識することができる。
なお、始動入賞記憶表示器18および通過記憶表示器4
1に対する信号のラインが共用されている場合には、各
表示状態を認識するには、始動入賞記憶表示器18およ
び通過記憶表示器41に対する信号のみを取り出すため
の処理等が必要である。
【0113】図24は、図18に示された試験信号端子
72に出力される特別図柄大当り信号、特別電動役物作
動中信号、特別電動役物開放信号および役物連続作動装
置作動信号の関係を示すタイミング図である。各信号
は、主基板31のCPU56によって、遊技制御中に作
成される。なお、図24に示された図柄変動中信号は特
別図柄に関する信号であり、後述するように、表示制御
基板80から出力される。
【0114】図25は、遊技盤6の打球レール32の周
辺を示す正面図である。打球発射装置(図示せず)から
発射された打球は、打球レール32に沿って上方に向か
い、打球流出部36に設けられている逆流防止部材34
を越えて遊技領域7に進入する。逆流防止部材34は、
遊技領域7に流入した打球が打球レール32側に逆流す
ることを防止するために設けられている。さらに、打球
流出部36の内側(打球レール32側)には、発光素子
132aと受光素子132bとによる発射球センサ13
2が設けられている。また、打球流出部36の外側(遊
技領域7側)には、発光素子133aと受光素子133
bとによる発射球センサ133が設けられている。
【0115】なお、ここでは発射球センサ132,13
3として光学式のセンサを示すが、機械式や磁力式等他
のタイプのセンサを用いることもできる。また、発射球
センサ132,133は固定的に設けられていてもよい
が、遊技盤6にはセンサ装着部のみを設け、試験時には
発射球センサ132,133を装着し、遊技機稼働時
(出荷時)には発射球センサ132,133を取り外す
ようにしてもよい。また、発射球センサ132,133
の出力信号は一般にコネクタを介して主基板31に入力
されるが、遊技機量産時にはコネクタを取り付けないよ
うにしてもよい。
【0116】図26は、主基板31のCPU56が実行
する発射球信号作成処理を示すフローチャートである。
この処理は、試験用信号の発射球信号1(図17参照)
を出力するための処理であり、例えば、図6に示された
メイン処理におけるデータ出力処理(ステップS6)の
一部として実行される。なお、以下、打球流出部36の
内側に設けられている発射球センサ132を第1センサ
と呼び、打球流出部36の外側に設けられている発射球
センサ133を第2センサと呼ぶ。
【0117】発射球信号作成処理において、CPU56
は、まず、第1センサ通過フラグがオンしているか否か
確認する(ステップS181)。オンしていない場合に
は、第1センサによって球通過が検出されたか否か確認
する(ステップS182)。遊技球が第1センサを通過
したことが確認されると、CPU56は、時間差監視タ
イマをスタートし(ステップS183)、第1センサ通
過フラグをセットする(ステップS184)。
【0118】なお、時間差監視タイマとは、遊技球が第
1センサを通過してから第2センサを通過するか否かを
監視するためのタイマである。すなわち、時間差監視タ
イマは、実質的に、打球が打球発射装置によって発射さ
れてから第1センサを通過するまでの時間と、打球発射
装置によって発射されてから第2センサを通過するまで
の時間との時間差を監視する。タイムアウト時間は、正
常時に打球が第1センサを通過後第2センサを通過する
までの時間に余裕を持たせた値である。時間差が所定値
を越えると、打球は第1センサを通過したが第2センサ
を通過しなかったことになり、遊技領域7に進入しなか
ったことが検知される。その場合には、進入球信号は出
力されない。
【0119】第1センサ通過フラグがオンしている場合
には、CPU56は、第2センサによって球通過が検出
されたか否か確認する(ステップS185)。遊技球が
第2センサを通過していない場合には、時間差監視タイ
マがタイムアウトしているか否か確認する(ステップS
186)。タイムアウトしている場合には、第1センサ
通過フラグをリセットする(ステップS188)。
【0120】ステップS185において、遊技球が第2
センサを通過したことが確認されると、CPU56は、
時間差監視タイマによる経過時間が所定値未満であるか
否か確認する(ステップS191)。所定値を越えてい
れば、発射球信号1をオン出力するとともに(ステップ
S192)、時間差監視タイマを停止し(ステップS1
93)、第1センサ通過フラグをリセットする(ステッ
プS194)。経過時間が所定値未満であれば、発射球
信号1を出力しない。
【0121】よって、時間差監視タイマのタイムアウト
時間をy、ステップS91で比較される所定値をxとす
ると、第1センサで球検出後、x以上y未満の時間内で
第2センサが球検出すると、発射球信号1がオン出力さ
れる。
【0122】以上のように、発射球判定手段(この例で
は、発射球信号作成処理を実行するCPU56)は、発
射球検出手段(この例では、第1センサおよび第2セン
サ)による検出信号の時間差を監視することによって、
遊技球が遊技領域7に進入したと判断できたときにのみ
発射球信号1を出力する。よって、発射球信号1を、確
実に遊技球が遊技領域7に進入したことを示す信号とす
ることができる。
【0123】そして、発射球判定手段が確実な発射球信
号1を出力できるように、発射球検出手段は、遊技球の
発射経路上で少なくとも2箇所に設けられ、打球の通過
方向を識別可能に検出信号を出力する。また、複数の発
射球検出手段は、逆流防止部材34を挟んで設置されて
いるので、遊技領域7から打球流出部36に打球が戻っ
てきても発射球信号1が出力されることはない。
【0124】なお、センサ出力をそのまま発射球信号
1,2としてもよい。その場合には、試験信号端子72
に試験装置からのケーブルが接続されると、試験装置
は、センサ出力である発射球信号1,2を入力すること
ができる。そして、試験装置において、それらの信号に
もとづいて遊技領域7に進入した遊技球数を確認するよ
うに構成してもよい。
【0125】図25に例示された形態では、第1センサ
および第2センサともに、遊技球の通過を検出するもの
であった。しかし、センサ構成を簡略化してもよい。例
えば、第2センサを、逆流防止部材34の変化を検知す
るものとしてもよい。すなわち、打球が逆流防止部材3
4を押して遊技領域7に流入するときに逆流防止部材3
4が変形するので、その変形を検出するセンサとする。
このようなセンサは、逆流防止部材34によって押下さ
れる機械的なセンサであってもよいし、逆流防止部材3
4の変形によって遮られる透過光を検知する光学的なセ
ンサであってもよい。なお、第1センサおよび第2セン
サを近接センサ等で構成してもよい。また、センサその
ものを遊技盤に組み込むのではなく、センサ内蔵型のプ
ラスチック成型品を遊技盤に組み込むようにしてもよ
い。
【0126】上記の実施の形態では、試験信号端子72
に出力される特別図柄保留1個目信号〜4個目信号(始
動入賞記憶表示器18の表示に対応)および普通図柄保
留1個目信号〜4個目信号(通過記憶表示器41の表示
に対応)は、主基板31のCPU56によって作成され
た。しかし、各LEDに出力される信号を分岐して試験
信号端子72に出力するようにしてもよい。
【0127】図27は、そのような他の実施の形態を示
すブロック図である。図27に示すように、出力回路5
73から各LEDに出力される信号が分岐されて試験信
号出力回路71に供給される。
【0128】図25は、この実施の形態の出力回路57
3および周辺回路の一構成例を示すブロック図である。
既に説明した実施の形態の場合と同様に、始動入賞記憶
表示器18および通過記憶表示器41の各LEDは、出
力ポート571bから出力される各信号を増幅する出力
回路573bの増幅器によって駆動される。そして、こ
の実施の形態では、出力ポート571bから出力回路5
73bに出力される各信号は、試験信号出力回路71に
も出力されている。
【0129】以上の説明は、主基板31からの試験用信
号に関するものであった。しかし、表示制御基板80に
ついても、試験用信号を出力するように構成することが
できる。図29〜図34および図35〜図42は、表示
制御基板80からの試験用信号の一例を示す説明図であ
る。図29,図30は、図5に示された試験信号端子1
11(制御信号端子)から出力される信号を示し、図3
1〜図34は試験信号端子112,113(データ信号
端子)から出力される信号を示す。なお、ここでも、表
示図柄列が多数設けられている遊技機にも適用できるよ
うに、試験用信号は、余裕をもって定義されている。ま
た、試験信号端子111,112,113として、68
ピン2段構成のコネクタが用いられている。
【0130】制御信号端子から出力される図柄変動中信
号、図柄確定信号、図柄表示装置エラー信号および1桁
目図柄変動中信号〜16桁目図柄変動中信号は、試験用
CPU121または表示制御用CPU101(試験用C
PU121が設けられていない場合)によって作成され
る信号であり、表示制御用CPU101または試験用C
PU121は、主基板31から受信した表示制御コマン
ドにもとづいて、それらの信号を作成する。なお、この
例では、1桁目,2桁目,3桁目は、それぞれ、左図
柄、中図柄、右図柄に対応する。
【0131】図柄変動中信号は、1桁目の図柄の変動開
始から最後の(例えば図柄列が3である遊技機では3桁
目の)図柄の最終停止までの間オンする信号である。図
柄確定信号は、すべての図柄が停止して確定した時点か
ら50ms以上(例えば100ms)の間オンする信号
である。図柄表示装置エラー信号は、図柄の表示制御に
関してエラーが生じたときにオンする信号である。1桁
目図柄変動中信号〜16桁目図柄変動中信号は、それぞ
れの図柄の変動開始時から停止までの間オンする信号で
ある。
【0132】図31〜図34に示されたデータ信号端子
から出力される信号として、1桁目〜16桁目の図柄デ
ータ信号と、1桁目〜16桁目の図柄色データ信号とが
ある。この例では、各図柄データ信号は6ビット構成で
あり、図柄色データ信号は2ビット構成である。例え
ば、1桁目の図柄データbit0〜bit5=(0,
0,0,0,0,0)は、図柄番号「1」の左図柄に対
応し、1桁目の図柄データbit0〜bit5=(0,
0,1,0,1,1)は、図柄番号「12」の左図柄に
対応する。
【0133】また、左右中図柄の色は、状況に応じて変
化することがある。状況とは、例えばリーチが成立した
ような場合である。主基板31から図柄の色を示すコマ
ンドを受信したときには、表示制御用CPU101また
は試験用CPU121は、それぞれの桁の図柄色データ
信号を生成して出力する。
【0134】図35〜図42は、より他種類の図柄デー
タおよび図柄色データを出力しうる仕様(以下、フルス
ペックという。)におけるデータ信号端子から出力され
る信号を示す説明図である。なお、フルスペックでは、
データ信号端子として、試験信号端子113,114も
必要になるが、図5ではそれらは図示されていない。
【0135】フルスペックでは、1桁目〜16桁目の図
柄色データ信号はそれぞれ8ビット構成であり、1桁目
〜16桁目の図柄色データ信号も8ビット構成である。
よって、それぞれの桁について、256種類の図柄を示
すデータと256種類の色を示すデータとを試験用信号
として出力可能である。
【0136】図43および図44は、表示制御用CPU
101または試験用CPU121による試験用信号出力
の動作を示すフローチャートである。表示制御用CPU
101または試験用CPU121は、主基板31から例
えば全図柄変動開始を示す表示制御コマンドを受信した
ら、試験信号端子111から出力される図柄変動中信号
をオンする(ステップS801,S802)。表示図柄
が3列であって左右中図柄が一斉に変動を開始する場合
には、1桁目図柄変動中信号、2桁目図柄変動中信号お
よび3桁目図柄変動中信号もオンする(ステップS80
3,S804,S805)。
【0137】また、左右中図柄の変動中フラグをオンす
る(ステップS806,S807,S808)。さら
に、各図柄データを作成するために、左右中図柄の変動
速度を保存する(ステップS809)。ここで保存され
る変動速度は一般に「低速」である。
【0138】ここでは、主基板31のCPU56すなわ
ち遊技制御手段は、図柄変動の速度変化点で変化後の速
度を示す表示制御コマンドを送出する場合を考える。そ
して、表示制御用CPU101は、受信した変動速度を
示す表示制御コマンドにもとづいて表示図柄の変動速度
を制御する。後述するように、表示図柄に変化があった
ときには、試験用信号として出力される図柄データの値
を変更する。
【0139】なお、この例では表示制御用CPU101
が表示図柄の制御を行うが、遊技制御手段が表示図柄の
制御を行い、変動速度の変化時ではなく表示図柄の変化
時にその旨のコマンドを送出するように構成されている
場合には、表示制御用CPU101または試験用CPU
121は、表示図柄に関するコマンドを受信したら、そ
のコマンドにもとづいて直ちに図柄データを作成するこ
とができる。
【0140】表示制御用CPU101または試験用CP
U121は、左図柄の変動中フラグがオンしていたら
(ステップS811)、左表示図柄の変更タイミングと
なったか否か確認する(ステップS812)、変更タイ
ミングであれば、試験信号端子112から出力される1
桁目図柄データ(1桁目図柄データbit0〜bit
5:フルスペックではbit0〜bit7)の値を変更
する(ステップS813)。表示図柄の変更タイミング
となったか否かを判断は、例えば、保存されている変動
速度と経過時間とにもとづいて行われる。
【0141】さらに、表示制御用CPU101または試
験用CPU121は、左図柄の変動速度に関する表示制
御コマンドを受信すると(ステップS814)、そのコ
マンドで指定された変動速度を保存する(ステップS8
15)。また、左図柄の色を変えることを示す情報を含
む表示制御コマンドを受信したら(ステップS81
6)、1桁目図柄色データ(1桁目図柄色データbit
0〜bit1:フルスペックではbit0〜bit7)
の値を変更する(ステップS817)。そして、左図柄
の差し替えコマンドを受信したら(ステップS81
8)、そのコマンドで示される図柄に対応した1桁目図
柄データの値を変更する(ステップS819)。
【0142】次いで、表示制御用CPU101または試
験用CPU121は、右図柄の変動中フラグがオンして
いたら(ステップS821)、右表示図柄の変更タイミ
ングとなったか否か確認する(ステップS822)、変
更タイミングであれば、3桁目図柄データ(3桁目図柄
データbit0〜bit5:フルスペックではbit0
〜bit7)の値を変更する(ステップS823)。
【0143】さらに、表示制御用CPU101または試
験用CPU121は、右図柄の変動速度に関する表示制
御コマンドを受信すると(ステップS824)、そのコ
マンドで指定された変動速度を保存する(ステップS8
25)。また、右図柄の色を変えることを示す情報を含
む表示制御コマンドを受信したら(ステップS82
6)、3桁目図柄色データ(3桁目図柄色データbit
0〜bit1:フルスペックではbit0〜bit7)
の値を変更する(ステップS827)。そして、右図柄
の差し替えコマンドを受信したら(ステップS82
8)、そのコマンドで示される図柄に対応した3桁目図
柄データの値を変更する(ステップS829)。
【0144】次に、表示制御用CPU101または試験
用CPU121は、中図柄の変動中フラグがオンしてい
たら(ステップS831)、中表示図柄の変更タイミン
グとなったか否か確認する(ステップS832)、変更
タイミングであれば、2桁目図柄データ(2桁目図柄デ
ータbit0〜bit5:フルスペックではbit0〜
bit7)の値を変更する(ステップS833)。
【0145】さらに、表示制御用CPU101または試
験用CPU121は、中図柄の変動速度に関する表示制
御コマンドを受信すると(ステップS834)、そのコ
マンドで指定された変動速度を保存する(ステップS8
35)。また、中図柄の色を変えることを示す情報を含
む表示制御コマンドを受信したら(ステップS83
6)、2桁目図柄色データ(2桁目図柄色データbit
0〜bit1:フルスペックではbit0〜bit7)
の値を変更する(ステップS837)。
【0146】そして、左図柄の揺れ変動を示す表示制御
コマンドを受信したら(ステップS841)、1桁目図
柄変動中信号をオフするとともに(ステップS84
2)、左図柄の変動中フラグをオフする(ステップS8
43)。また、右図柄の揺れ変動を示す表示制御コマン
ドを受信したら(ステップS844)、3桁目図柄変動
中信号をオフするともに(ステップS845)、右図柄
の変動中フラグをオフする(ステップS846)。
【0147】なお、この実施の形態では、揺れ動作状態
と確定状態とを含めて停止状態と定義している。すなわ
ち、その状態において表示されている図柄が次の図柄に
変更されることのない場合には、それを停止状態と定義
している。
【0148】また、中図柄の停止を示す表示制御コマン
ドを受信したら(ステップS851)、2桁目図柄変動
中信号および図柄変動中信号をオフするともに(ステッ
プS852,S853)、中図柄の変動中フラグをオフ
する(ステップS854)。さらに、コネクタ123か
ら出力される図柄確定信号をオンする(ステップS85
5)。そして、100msタイマをスタートしてタイム
アウトしたら(ステップS856)、図柄確定信号をオ
フする。なお、この実施の形態では、最後に停止する中
図柄の停止を示す表示制御コマンドを受信したら上記の
処理を行ったが、「全図柄確定」を示す表示制御コマン
ドが用意されていれば、そのコマンドを受信したら上記
の処理を行う。
【0149】なお、ここでは表示制御用CPU101が
試験用信号を作成する場合と試験用CPU121が試験
用信号を作成する場合とを併せて説明したが、表示制御
用CPU101と試験用CPU121とを別CPUとし
た場合には、1つのCPUで構成する場合に比べて、そ
れぞれのCPUが実行するプログラムは複雑にならず、
表示制御の開発効率も向上する。
【0150】さらに、試験用装置において特に必要とさ
れる大当りの発生に関連する表示情報のみ(背景および
キャラクタを除く)が選別されて出力されるので、試験
用装置において必要な情報のみを選択するといった処理
を行わずに済み、その点からも、試験効率が向上する。
【0151】また、試験用信号は可変表示開始のタイミ
ングで出力開始されるので、始動入賞にもとづく適正な
表示が開始されたのか否かを、検査用装置において直ち
に認識することができる。そして、全図柄が確定した段
階でそのことを示す信号(図柄確定信号)が出力される
ので、検査用装置の表示を用いて、始動入賞検出にもと
づく図柄変動が開始され、大当り図柄で確定した場合の
大当り遊技中の処理(大入賞口開放等)が適正になされ
るのか否かの確認開始時点も直ちに認識することができ
る。
【0152】図45は、図柄変動中信号、図柄確定信
号、図柄表示装置エラー信号、1桁目図柄変動中信号〜
16桁目図柄変動中信号、1桁目〜16桁目の図柄色デ
ータ、および1桁目〜16桁目の図柄色データの出力タ
イミングを示すタイミング図である。図45に示すよう
に、図柄確定信号がオンしているときには、図柄データ
や図柄色データは、停止図柄のデータで確定させ変化さ
せない。なお、図45はフルスペックの場合のタイミン
グを示し、フルスペックでない場合には、図柄データb
it7〜bit0を図柄データbit5〜bit0と
し、図柄色データbit7〜bit0を図柄色データb
it1〜bit0とする。
【0153】図46は、試験時のシステム構成例を示す
構成図である。図46に示すように、遊技機本体からの
各試験用信号は、バッファ基板211〜214を介して
試験装置200に接続される。試験装置200には、例
えばパーソナルコンピュータ201等も接続されてい
る。従って、試験装置200で収集された各種試験用信
号によるデータをパーソナルコンピュータ201等で収
集し、遊技機本体において表示されている図柄をパーソ
ナルコンピュータ201等の表示部で表示させたり、遊
技球発射試験時におけるデータの演算等を行うことがで
きる。なお、バッファ基板の個数は、遊技機の種類によ
って変化することもある。
【0154】図47は、遊技機本体における主基板31
と試験装置200との接続構成を示す構成図である。主
基板31からの試験用信号は、例えば主基板31に搭載
されるコネクタおよび接続ケーブルを介してバッファ基
板に伝達される。そして、バッファ基板から接続ケーブ
ルを介して試験装置に接続される。
【0155】図48は、遊技機本体における表示制御基
板80と試験装置200との接続構成を示す構成図であ
る。表示制御基板80からの試験用信号は、例えば主基
板31に搭載されるコネクタおよび接続ケーブルを介し
てバッファ基板に伝達される。そして、バッファ基板か
ら接続ケーブルを介して試験装置に接続される。
【0156】図49は、バッファ基板における回路構成
例を示すブロック図である。ただし、図49には、1つ
の試験用信号のみが示されている。主基板31または表
示制御基板80からの試験用信号およびグラウンド線
は、端子321,322を介して、バッファ基板に入力
される。そして、試験用信号は、入力側が抵抗323で
プルアップされているバッファ回路(この例では74H
CT540)324を経て端子325に出力される。ま
た、この例では、遊技機側から端子321に入力される
試験用信号は全てTTLレベルで正論理(ハイアクティ
ブ)であるとする。試験用信号はバッファ回路324で
論理反転されるので、試験装置には、負論理で供給され
る。
【0157】以上のように、試験用信号が全てTTLレ
ベルで構成されているので、主基板31および表示制御
基板80の試験信号出力回路71,110がTTL論理
ICを含む構成である場合には、バッファ基板において
同種のICを用いることによって信号出力状態を問題な
く検査することができる環境を構築できる。また、遊技
機本体から出力される試験用信号が正論理で構成されて
いるので、主基板31および表示制御基板80内での論
理と同一論理で試験用信号を生成できる。接続ケーブル
上での断線等によってオフ信号がオン信号になってしま
うことを防止するためにローアクティブとする場合には
主基板31および表示制御基板80において論理反転の
ための回路が必要になってしまうが、上記の実施の形態
では、そのような回路は不要であって試験用信号作成の
ための回路構成が複雑化することはない。そして、その
場合でも、試験用信号はバッファ基板で論理反転される
ので、試験装置200には負論理で供給される。
【0158】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、遊技機
を、表示制御手段が、各可変表示部で識別情報が可変表
示中であるか否かを示す信号を各可変表示部に対応して
個別に出力する個別可変表示状態情報出力手段と、各可
変表示部における少なくとも1つで識別情報の可変表示
が行われているのか全ての可変表示が停止しているかを
示す信号を出力する全体可変表示状態情報出力手段とを
備えた構成としたので、各可変表示部において可変表示
中であるのか否かと、各可変表示部全体として可変表示
中であるのか否かとを遊技機外部で容易に認識でき、識
別情報等の試験をより効率的に行うことができる効果が
ある。
【0159】各可変表示部における全ての可変表示が停
止した場合に所定期間オンする確定信号を出力可能であ
るように構成されている場合には、確定信号によって直
ちに各可変表示部全体として識別情報が確定したことが
認識でき、識別情報等の試験をより効率的に行うことが
できる効果がある。
【0160】表示制御手段が、各可変表示部の確定識別
情報を認識可能な情報を出力する確定識別情報種類情報
出力手段と、確定識別情報のそれぞれの色を認識可能な
情報を出力する確定識別情報色情報出力手段とを備えて
いる場合には、各可変表示部においてどのような識別情
報で確定したのかを遊技機外部で容易に認識でき、識別
情報等の試験をより効率的に行うことができる効果があ
る。
【0161】各可変表示部における全ての可変表示が確
定した場合に所定期間オンする確定信号を出力可能であ
るように構成されている場合には、確定信号によって直
ちに各可変表示部全体として識別情報が確定したことが
認識でき、識別情報等の試験をより効率的に行うことが
できる効果がある。
【0162】表示制御手段が、確定信号がオンしている
ときには、各確定識別情報を認識可能な情報および各確
定識別情報のそれぞれの色を認識可能な情報を変化させ
ないように構成されている場合には、確定信号がオンし
ている状態において、どのような識別情報で確定したの
かを遊技機外部で容易に認識でき、識別情報等の試験を
より効率的に行うことができる効果がある。
【0163】遊技機が、第1の通過領域を通過した遊技
球の数のうち未だ第1の可変表示装置の可変表示の開始
に用いられていない数を表示する第1の表示手段の表示
状態を認識可能な情報を出力する第1の表示状態情報出
力手段と、第2の通過領域を通過した遊技球の数のうち
未だ第2の可変表示装置の可変表示の開始に用いられて
いない数を表示する第2の表示手段の表示状態を認識可
能な情報を出力する第2の表示状態情報出力手段とを備
えている場合には、遊技機外部において、第1の表示手
段および第2の表示手段が適正に表示を行っているのか
否かを容易に試験することができる。
【0164】第1の検出手段および第2の検出手段の検
出出力を遊技制御マイクロコンピュータの前段で分岐さ
せて出力するように構成されている場合には、遊技制御
手段において加工されていない信号を遊技機外部におい
て直ちに入力できる効果がある。
【0165】各出力手段から出力される信号が正論理で
ある場合には、遊技機外部に出力される信号のレベル
を、遊技機内での論理と統一できる効果がある。
【0166】各出力手段から出力される信号はTTLレ
ベルである場合には、遊技機の外部置側でTTLICを
用いることによって信号出力状態を問題なく検査するこ
とができる環境を構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機を正面からみた正面図であ
る。
【図2】 パチンコ遊技機の内部構造を示す全体背面図
である。
【図3】 パチンコ遊技機の遊技盤を背面からみた背面
図である。
【図4】 主基板における回路構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図5】 主基板および表示制御基板の試験用信号出力
に関わる部分を示すブロック図である。
【図6】 主基板の出力回路および周辺回路の一構成例
を示すブロック図である。
【図7】 基本回路のメイン処理を示すフローチャート
である。
【図8】 各乱数を示す説明図である。
【図9】 打球が始動入賞口に入賞したことを判定する
処理を示すフローチャートである。
【図10】 可変表示の停止図柄を決定する処理および
リーチ種類を決定する処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】 大当たり判定の処理を示すフローチャート
である。
【図12】 特別図柄プロセス処理を示すフローチャー
トである。
【図13】 普通図柄プロセス処理を示すフローチャー
トである。
【図14】 ゲートスイッチ処理を示すフローチャート
である。
【図15】 当り判定用乱数と当り/はずれとの関係を
示す説明図である。
【図16】 普通図柄判定処理を示すフローチャートで
ある。
【図17】 主基板の試験信号端子の試験用信号配置例
を示す説明図である。
【図18】 主基板の試験信号端子の試験用信号配置例
を示す説明図である。
【図19】 主基板の試験信号端子の試験用信号配置例
を示す説明図である。
【図20】 主基板の試験信号端子の試験用信号配置例
を示す説明図である。
【図21】 主基板の試験信号端子の試験用信号配置例
を示す説明図である。
【図22】 主基板の試験信号端子の試験用信号配置例
を示す説明図である。
【図23】 LED処理を示すフローチャートである。
【図24】 試験信号端子に出力される特別図柄大当り
信号、特別電動役物作動中信号、特別電動役物開放信号
および役物連続作動装置作動信号の関係を示すタイミン
グ図である。
【図25】 遊技盤の打球レールの周辺を示す正面図で
ある。
【図26】 発射球信号作成処理を示すフローチャート
である。
【図27】 主基板および表示制御基板の試験用信号出
力に関わる部分を示すブロック図である。
【図28】 主基板の出力回路および周辺回路の一構成
例を示すブロック図である。
【図29】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図30】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図31】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図32】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図33】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図34】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図35】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図36】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図37】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図38】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図39】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図40】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図41】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図42】 表示制御基板における試験信号端子の試験
用信号配置例を示す説明図である。
【図43】 検査用CPUの動作を示すフローチャート
である。
【図44】 検査用CPUの動作を示すフローチャート
である。
【図45】 特別図柄変動に関わる試験用信号の出力タ
イミングを示すタイミング図である。
【図46】 試験時のシステム構成例を示す構成図であ
る。
【図47】 遊技機本体における主基板と試験装置との
接続構成を示す構成図である。
【図48】 遊技機本体における表示制御基板と試験装
置との接続構成を示す構成図である。
【図49】 バッファ基板における回路構成例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
9 可変表示部 10 可変表示器 18 始動入賞記憶表示器 31 遊技制御基板(主基板) 41 通過記憶表示器 53 基本回路 56 CPU 71 試験信号出力回路 72〜74 試験信号端子 80 表示制御基板 101 表示制御用CPU 111〜113 試験信号端子 121 試験用CPU 200 試験装置 211〜214 バッファ基板 571 出力ポート 572〜573 出力回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示状態が変化可能な複数の可変表示部
    を含み、変動開始の条件の成立に応じて前記各可変表示
    部に表示される識別情報の変動を開始し、各識別情報の
    表示結果があらかじめ定められた特定表示態様となった
    ことを条件として遊技者に有利な遊技状態に制御可能な
    遊技機であって、 遊技の進行を制御する遊技制御手段と、前記遊技制御手
    段からのコマンドにもとづいて前記各可変表示部に可変
    表示される各識別情報の表示制御を行う表示制御手段と
    を備え、 前記表示制御手段は、前記各可変表示部で識別情報が可
    変表示中であるか否かを示す信号を各可変表示部に対応
    して個別に出力する個別可変表示状態情報出力手段と、 前記各可変表示部における少なくとも1つで識別情報の
    可変表示が行われているのか全ての可変表示が停止して
    いるかを示す信号を出力する全体可変表示状態情報出力
    手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 表示制御手段は、各可変表示部における
    全ての可変表示が停止した場合に所定期間オンする確定
    信号を出力可能な確定情報出力手段を含む請求項1記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】 表示状態が変化可能な複数の可変表示部
    を含み、変動開始の条件の成立に応じて前記各可変表示
    部に表示される識別情報の変動を開始し、各識別情報の
    表示結果があらかじめ定められた特定表示態様となった
    ことを条件として遊技者に有利な遊技状態に制御可能な
    遊技機であって、 遊技の進行を制御する遊技制御手段と、前記遊技制御手
    段からのコマンドにもとづいて前記各可変表示部に可変
    表示される各識別情報の表示制御を行う表示制御手段と
    を備え、 前記表示制御手段は、前記各可変表示部の確定識別情報
    を認識可能な情報を出力する確定識別情報種類情報出力
    手段と、 各確定識別情報のそれぞれの色を認識可能な情報を出力
    する確定識別情報色情報出力手段とを備えたことを特徴
    とする遊技機。
  4. 【請求項4】 表示制御手段は、各可変表示部における
    全ての可変表示が確定した場合に所定期間オンする確定
    信号を出力可能な確定情報出力手段を含む請求項3記載
    の遊技機。
  5. 【請求項5】 表示制御手段は、確定信号がオンしてい
    るときには、各確定識別情報を認識可能な情報および各
    確定識別情報のそれぞれの色を認識可能な情報を変化さ
    せない請求項4記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 遊技者の操作に応じて遊技球が遊技領域
    に発射され、遊技領域における所定の入賞口または入賞
    装置に遊技球が入賞すると遊技者に賞球をもたらす遊技
    機であって、 遊技の進行を制御する遊技制御手段と、 第1の識別情報を可変表示するものであって、第1の可
    変入賞球装置を開放状態に作動させるための条件を満た
    すための第1の可変表示装置と、 遊技領域における遊技球が通過可能な領域であって、遊
    技球の通過によって前記第1の可変表示装置の可変表示
    を開始させる条件を成立させる第1の通過領域と、 前記第1の通過領域を通過した遊技球の数のうち未だ前
    記第1の可変表示装置の可変表示の開始に用いられてい
    ない数を表示する第1の表示手段と、 第2の識別情報を可変表示するものであって、前記第1
    の通過領域の遊技球通過を容易にするための第2の可変
    入賞球装置を開放状態に作動させるための条件を満たす
    ための第2の可変表示装置と、 遊技領域における遊技球が通過可能な領域であって、遊
    技球の通過によって前記第2の可変表示装置の可変表示
    を開始させる条件を成立させる第2の通過領域と、 前記第2の通過領域を通過した遊技球の数のうち未だ前
    記第2の可変表示装置の可変表示の開始に用いられてい
    ない数を表示する第2の表示手段と、 前記第1の表示手段の表示状態を認識可能な情報を出力
    する第1の表示状態情報出力手段と、 前記第2の表示手段の表示状態を認識可能な情報を出力
    する第2の表示状態情報出力手段とを備えたことを特徴
    とする遊技機。
  7. 【請求項7】 第1の通過領域および第2の通過領域の
    遊技球の通過をそれぞれ検出して検出信号を出力する第
    1の検出手段および第2の検出手段と、 前記第1の検出手段および第2の検出手段の検出出力
    を、遊技制御手段が含む遊技制御マイクロコンピュータ
    の前段で分岐させて出力する検出信号出力手段とを備え
    た請求項6記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 各出力手段から出力される信号は正論理
    である請求項1ないし請求項7記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 各出力手段から出力される信号はTTL
    レベルである請求項1ないし請求項8記載の遊技機。
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