JP2000342461A - 電気調理器 - Google Patents

電気調理器

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JP2000342461A
JP2000342461A JP15907799A JP15907799A JP2000342461A JP 2000342461 A JP2000342461 A JP 2000342461A JP 15907799 A JP15907799 A JP 15907799A JP 15907799 A JP15907799 A JP 15907799A JP 2000342461 A JP2000342461 A JP 2000342461A
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佳洋 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気調理器において調理プレートを設置して
いないときの安全性を確保しつつ、安価な構成でかつプ
リント配線板の面積を削減するものである。 【解決手段】 第1のスイッチ91および第2のスイッ
チ92のNO端子と加熱制御手段4の+入力端子を接続
して、調理プレート2を設置していないときは加熱制御
手段4を動作できなくし、比較的小さな定格のスイッチ
を採用して低コストでかつ小サイズのスイッチを配置
し、プリント配線板の面積を削減する。また、制御手段
8は第1のスイッチ91および第2のスイッチ92のN
C端子からの入力信号に基づき調理プレート2の種類を
識別して各調理プレートに応じた調理を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭において
使用される電気調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来構成の電気調理器について図
4を用いて説明する。図4は従来構成の電気調理器のブ
ロック図である。図4において、1は商用電源、2は調
理プレート、3はヒータ等で構成され調理プレート2を
加熱する熱源たる加熱手段、4は加熱制御手段でリレー
41、トランジスタQ41、抵抗器等で構成されてい
る。5は商用電源1から入力し所定の直流電圧を出力す
る電源回路、6は電源回路5から入力する直流電圧を降
圧して出力する定電圧回路、7は調理プレート2の温度
を検知する感温素子、8は制御回路で感温素子8から入
力する信号に基づき加熱制御手段4のトランジスタQ4
1をオンオフ制御することにより、リレー41の接点を
開閉させて商用電源1と加熱手段3の通電制御を行い、
調理プレート2が所定温度を維持するように制御する。
93は安全スイッチで、調理プレート2を機器に設置す
ると接点がオンして商用電源1が電源回路5および加熱
制御手段4を介して加熱手段3と接続される。すなわ
ち、調理プレート2を機器に設置していない状態では安
全スイッチ93の接点はオフ状態となり、加熱手段3へ
の通電を機械的に遮断するとともに商用電源1と電源回
路5の通電を遮断して加熱制御手段4および制御回路8
を動作停止させ、加熱できない状態にして機器の安全性
を確保している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来構成では、安全スイッチ93の接点には商用電源1の
比較的高い交流電圧でかつ加熱手段3の電力に基づく比
較的大きな電流が流れるので安全スイッチ93の構造が
大きくなってコスト高になる。
【0004】また、安全スイッチ93をプリント配線板
に設置する場合には、かなり大きな設置面積が必要にな
りかつ絶縁距離を確保するために更に面積確保が必要と
なる。
【0005】さらに、安全スイッチ93の接点がオフの
ときは、商用電源1と電源回路5の通電が遮断されるの
で加熱制御手段4および制御手段8が動作停止してしま
い、制御手段8が報知手段等を制御して調理プレート2
が設置されていないために加熱できない旨の報知を行う
ことができず、機器を使用する者は加熱できない理由を
知る術がない。
【0006】さらに、制御手段8をマイクロコンピュー
タ等で構成した場合は、不意に調理プレート2を機器か
ら外しすぐ元通りに設置し直してもマイクロコンピュー
タがリセットしないように、コンデンサC51またはC
61の容量を比較的大きくする必要があり、コスト高に
なるとともにプリント配線板の面積が増大するという課
題があった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、調理プレートを設置していないときの安全性を確保
しつつ、安価な構成でかつプリント配線板の面積を削減
することを目的とする。また、複数の調理プレートを識
別可能にすることを目的とする。さらに、制御手段への
入力信号数を削減し機器の構成を簡略化することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、調理プレートを加熱する加熱手段と、前記
加熱手段を通電制御する加熱制御手段と、前記加熱制御
手段の駆動電源となる電源回路と、少なくとも共通端
子、作動オフ時に前記共通端子と閉状態を成す常時閉路
端子、および作動オフ時に前記共通端子と開状態を成す
常時開路端子を有するスイッチと、前記スイッチからの
入力信号に基づき前記加熱制御手段を制御する制御手段
とを有し、前記スイッチの共通端子を前記電源回路の一
方の出力端子に接続し、前記スイッチの常時開路端子ま
たは常時閉路端子のいずれか一方を前記加熱制御手段の
一方の電源入力端子に接続しかつ他方を前記制御手段へ
入力し、前記電源回路の他方の出力端子を前記加熱制御
手段の他方の電源入力端子に接続して、前記調理プレー
トを設置すると前記スイッチが作動し前記電源回路より
前記加熱制御手段へ電源供給される構成とした電気調理
器とする。
【0009】この構成により、調理プレートを機器に設
置していないときは電源回路から加熱制御手段への電源
供給を機械的に遮断して制御手段の誤動作等においても
機器の安全性を確保することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、調理プレ
ートを加熱する加熱手段と、前記加熱手段を通電制御す
る加熱制御手段と、前記加熱制御手段の駆動電源となる
電源回路と、少なくとも共通端子、作動オフ時に前記共
通端子と閉状態を成す常時閉路端子、および作動オフ時
に前記共通端子と開状態を成す常時開路端子を有するス
イッチと、前記スイッチからの入力信号に基づき前記加
熱制御手段を制御する制御手段とを有し、前記スイッチ
の共通端子を前記電源回路の一方の出力端子に接続し、
前記スイッチの常時開路端子または常時閉路端子のいず
れか一方を前記加熱制御手段の一方の電源入力端子に接
続しかつ他方を前記制御手段へ入力し、前記電源回路の
他方の出力端子を前記加熱制御手段の他方の電源入力端
子に接続して、前記調理プレートを設置すると前記スイ
ッチが作動し前記電源回路より前記加熱制御手段へ電源
供給される構成とした電気調理器としているので、例え
ば調理プレートを機器に設置するとスイッチが作動オン
してスイッチの共通端子と常時開路端子が接続される構
成の場合、スイッチの常時開路端子を加熱制御手段の一
方の電源入力端子に接続し常時閉路端子を制御手段へ入
力することにより、制御手段はスイッチの常時閉路端子
からの入力信号に基づきスイッチの作動オンオフ状態を
検知し調理プレートが機器に設置されているか否かを検
知することができるとともに、調理プレートを機器に設
置していないときはスイッチが作動オフしてスイッチの
共通端子と常時開路端子は接続されず、電源回路から前
記加熱制御手段への電源供給を機械的に遮断して制御回
路の誤動作等においても機器の安全性を確保することが
できる。
【0011】また、スイッチはDC30V以下かつDC
100mA以下といった加熱制御手段を駆動するのに必
要な比較的小さな電圧および電流が印加されるので、ス
イッチの構造を小さくでき、スイッチのコストを安く抑
え、かつスイッチをプリント配線板に設置する場合に、
スイッチの設置面積および絶縁距離を少なくすることが
できる。
【0012】さらに、電源回路が商用電源から入力して
所定の直流電圧を出力しかつ加熱制御手段および制御手
段は電源回路の出力を駆動電源とする構成の場合は、調
理プレートを機器に設置せず前記スイッチが作動オフの
ときも電源回路と商用電源の接続は継続されるので制御
手段は動作することが可能となり、スイッチの常時閉路
端子からの入力信号に基づき調理プレートが機器に設置
されていないことを検知して報知手段等を制御し調理プ
レートが機器に設置されていないので加熱できない旨の
報知を行うことができる。
【0013】さらに、前記スイッチが作動オフのときも
前記電源回路は商用電源から入力して所定の直流電圧を
出力し前記制御回路は前記電源回路の出力を駆動電源と
して動作可能になるので、例えば前記制御手段がマイク
ロコンピュータ等で構成されている場合において、前記
調理プレートを設置しないときは商用電源と前記電源回
路の通電も機械的に遮断する構成に比べて、不意に前記
調理プレートを機器から外しすぐ元通りに設置し直して
も前記マイクロコンピュータがリセットしないためのバ
ックアップ用コンデンサを必要とせず、コストおよびプ
リント配線板面積を抑えることができる。
【0014】請求項2記載の発明は、複数の調理プレー
トを有し、この複数の調理プレートに対応する複数のス
イッチを設けて、所定の調理プレートを設置時に前記複
数のスイッチのうち少なくとも1つが作動し、設置され
ている調理プレートの種類を識別する構成とした請求項
1記載の電気調理器としているので、制御手段は複数の
スイッチからの入力信号に基づき設置されている調理プ
レートの種類を識別し、制御手段は機器に設置されてい
る調理プレートが、例えば焼肉調理に適した溝構造ある
調理プレート(以下焼肉プレートと称す)または焼きそ
ば・お好み焼き調理に適した平面状の調理プレート(以
下平面プレートと称す)のいずれであるかを識別し、各
々の調理プレートで行う調理内容に適した温度、調理ア
ルゴリズムにて調理を行うことができる。
【0015】また、前記制御手段は、例えば焼肉プレー
トと平面プレートで異なる設定温度数をそれぞれ保持し
たり、焼肉プレートと平面プレートともに同一の設定温
度数を保持する場合においても、各設定温度を焼肉プレ
ートと平面プレートの各々の調理プレートに対応した温
度に設定することができる。
【0016】請求項3記載の発明は、複数のスイッチの
うち所定の複数出力をアナログ信号に変換して制御手段
へ入力する構成とした請求項2記載の電気調理器とした
ものであり、複数のスイッチと制御手段を接続する配線
数を削減して、構成を簡略化し部品コストおよび組立工
数を削減することができるとともに、例えば前記制御手
段をマイクロコンピュータ等で構成する場合において、
前記制御手段への入力数を減らして入力ポート数を削減
し、マイクロコンピュータ等のコストおよびプリント配
線板の面積を抑えることができる。
【0017】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて、図1を参照しながら説明する。図1は本発明の第
1の実施例における電気調理器のブロック図を示したも
のである。なお、本実施例において、図4に示す従来例
と同じ機能を有するものは同一の符号を付し説明を省略
する。本実施例の特徴的構成は、以下の通りである。
【0018】まず、安全スイッチ93に代わって、マイ
クロスイッチ等で構成された第1のスイッチ91および
第2のスイッチ92を設け、第1のスイッチ91および
第2のスイッチ92の共通端子(以下COM端子と称
す)をともに電源回路5の+出力端子に接続し、作動オ
フ時にCOM端子と開状態を成す常時開路端子(以下N
O端子と称す)をともに加熱制御手段4の+入力端子に
接続し、加熱制御手段4の−入力端子を電源回路5の−
出力端子に接続する。
【0019】また、作動オフ時にCOM端子と閉状態を
成す、第1のスイッチ91および第2のスイッチ92の
常時閉路端子(以下NC端子と称す)をそれぞれ抵抗器
R91とコンデンサC91、または抵抗器R92とコン
デンサC92を介して制御手段8へ入力する。
【0020】なお、加熱制御手段4には第1のスイッチ
91および第2のスイッチ92がともに作動オフ時に、
制御手段8に定電圧電源6の−出力端子の電位より低い
電圧が印加されるのを防ぐためにダイオードD41が追
加され、トランジスタQ41およびダイオードD41の
リーク電流により制御手段8に定電圧電源6の−出力端
子の電位より低い電圧が印加されるのを防ぐために比較
的大きな抵抗値を有する抵抗器R44を追加している。
【0021】また、タクトスイッチ等で構成された入力
手段10を新たに設けて、制御手段8が入力手段10か
ら入力する信号に基づき加熱制御手段4駆動制御の開始
および停止を行う。
【0022】さらに、発光ダイオード(以下LEDと称
す)やブザー等で構成され、調理プレート2が機器に設
置されていないので加熱できない旨の報知を行う報知手
段11を新たに設けて、制御手段8が報知手段11を駆
動制御する。
【0023】そして、焼肉調理に適した溝構造のある調
理プレートである焼肉プレートを機器に設置すると第1
のスイッチ91が作動オンし、焼きそばやお好み焼き調
理に適した平面状の調理プレートである平面プレートを
機器に設置すると第2のスイッチ92が作動オンする構
成とする。
【0024】以上のように構成された電気調理器につい
て、以下でその動作を説明する。
【0025】まず、調理プレート2を機器に設置しない
ときについて説明する。このときは、第1のスイッチ9
1、第2のスイッチ92はともに作動オフして、第1の
スイッチ91、第2のスイッチ92がともにCOM端子
とNC端子が接続された状態となり、電源回路5の+出
力端子と加熱制御手段4の+入力端子が機械的に遮断さ
れる。
【0026】また、第1のスイッチ91のCOM端子と
NC端子の接続により制御手段8への入力信号V1は抵
抗器R91を介して「H」信号となり、第2のスイッチ
92のCOM端子とNC端子の接続により制御手段8へ
の入力信号V2は抵抗器R92を介して「H」信号とな
る。なお、C91およびC92は耐雑音用コンデンサで
ある。そして、制御手段8は第1のスイッチ91からの
入力信号V1および第2のスイッチ92からの入力信号
V2がともに「H」信号であることより、機器に調理プ
レート2が設置されていないと検知する。
【0027】以上のような構成により、調理プレート2
を機器に設置しない場合は、制御手段8が誤動作して加
熱制御手段4のリレー41をオンするための信号をトラ
ンジスタQ41に印加しても、リレー41は接点オンす
ることはなく火傷や火災等の危険を回避し機器の安全性
を確保することができる。
【0028】また、第1のスイッチ91および第2のス
イッチ92はともに、加熱制御手段4の構成要素である
0.2W〜0.4W程度のリレー41を駆動するための
比較的小さな電圧および電流が印加されるので、DC3
0V、DC0.1A程度の低定格品を使用することが可
能となり、スイッチのコストを安くし、かつスイッチを
プリント配線板に設置する場合はスイッチの構造を小さ
くして設置面積を少なく抑えかつDC30V以下を印加
することで確保すべき絶縁距離を小さく抑えてプリント
配線板の面積を小さくすることができる。
【0029】さらに、機器を使用する者が機器に商用電
源1を印加して入力手段10を操作し加熱開始しても、
制御手段8は加熱制御手段4のリレー41をオンするこ
とはなく、また報知手段11を制御して機器を使用する
者にLED点滅やブザー吹鳴等により調理プレート2を
設置していないために加熱できない旨の報知を行うこと
ができる。
【0030】さらに、図4に示す従来例と比べて、第1
のスイッチ91および第2のスイッチ92がともに作動
オフのときも電源回路5は所定の直流電圧を出力するの
で、制御手段8をマイクロコンピュータ等で構成したと
きのバックアップ用コンデンサC51およびC61の容
量を小さくすることができ、コストおよびプリント配線
板面積を抑えることができる。
【0031】また、例えば制御手段がマイクロコンピュ
ータ等で構成されている場合において、不意に調理プレ
ートを機器から外しすぐ元通りに設置しなおしてもマイ
クロコンピュータがリセットしないためのバックアップ
用コンデンサを必要とせず、コストおよびプリント配線
板面積を抑えることができる。
【0032】次に、焼肉プレートを調理プレート2とし
て機器に設置したときについて説明する。このときは、
第1のスイッチ91が作動オンして第1のスイッチ91
のCOM端子とNO端子が接続された状態となり、電源
回路5の+出力端子と加熱制御手段4の+入力端子が機
械的に接続される。
【0033】また、第1のスイッチ91のCOM端子と
NC端子の開放により制御手段8への入力信号V1は抵
抗器R91を介して「L」信号となる。そして、制御手
段8は第1のスイッチ91からの入力信号V1が「L」
信号であることより、焼肉プレートが機器に設置されて
いると検知する。
【0034】今度は、平面プレートを調理プレート2と
して機器に設置したときについて説明する。このとき
は、第2のスイッチ92が作動オンして第2のスイッチ
92のCOM端子とNO端子が接続された状態となり、
電源回路5の+出力端子と加熱制御手段4の+入力端子
が機械的に接続される。
【0035】また、第2のスイッチ92のCOM端子と
NC端子の開放により制御手段8への入力信号V2は抵
抗器R92を介して「L」信号となる。そして、制御手
段8は第2のスイッチ92からの入力信号V2が「L」
信号であることより、平面プレートが機器に設置されて
いると検知する。
【0036】以上のような構成により、調理プレート2
として焼肉プレートまたは平面プレートを機器に設置す
ると、第1のスイッチ91または第2のスイッチ92が
作動オンして電源回路5と加熱制御手段4が機械的に接
続され、制御手段8は加熱制御手段4のトランジスタQ
41をオンにしてリレー41の接点をオンさせ加熱手段
3へ通電することができる。
【0037】また、制御手段8は、第1のスイッチ91
からの入力信号V1が「L」信号のときは焼肉プレート
が、第2のスイッチ92からの入力信号V2が「L」信
号のときは平面プレートが機器に設置されていると認識
して、第1のスイッチ91および第2のスイッチ92か
らの入力信号V1およびV2に基づき機器に設置されて
いる調理プレート2の種類を識別することができる。
【0038】すなわち、制御手段8は、焼肉プレートが
機器に設置されているときは焼肉調理を想定して最大設
定温度を230℃とし、かつ予熱完了時の焼肉プレート
温度を260℃まで引き上げて焼肉調理を開始時の調理
性能を向上させる、また、平面プレートが機器に設置さ
れているときは焼きそば調理を想定して最大設定温度を
250℃とし、かつ予熱途中で加熱制御手段4を制御し
て加熱手段3への通電をオンオフ制御し平面プレート温
度のオーバーシュートを抑えて予熱終了直後でも250
℃近傍にて焼きそば調理を開始できるようにするといっ
たように、各々の調理プレートで行う調理内容に適した
温度および調理アルゴリズムで調理を行うことができ
る。
【0039】また、制御手段8は、焼肉プレートが機器
に設置されているときは3つの設定温度を保持し、平面
プレートが機器に設置されているときは5つの設定温度
を保持するといったように、焼肉プレートと平面プレー
トで異なる設定温度数を保持することができる。
【0040】また、制御手段8は、焼肉プレートと平面
プレートがともに5つの設定温度を保持する場合でも、
焼肉プレートのときは各設定温度を230℃、195
℃、160℃、125℃、90℃とし、平面プレートの
ときは各設定温度を250℃、200℃、180℃、1
40℃、90℃といったように、焼肉プレートと平面プ
レートで各設定温度を各々の調理プレートに最適な温度
に独立して保持することができる。
【0041】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図2を参照しながら説明する。図2は本発明の
第2の実施例における電気調理器のブロック図を示した
ものである。本実施例の特徴的構成は、第1のスイッチ
91および第2のスイッチ92のNC端子からの出力信
号を、抵抗器R93,R94、およびR95を介してア
ナログ信号に変換し制御手段8に入力していることであ
る。なお、C93は耐雑音用コンデンサである。
【0042】以上のように構成された電気調理器につい
て、図3を用いてその動作を説明する。図3は作動スイ
ッチとアナログ信号の電圧レベルとの相関を示す図であ
る。なお、ここで定電圧回路6の出力する電圧をDC
5.0Vとし、R93=910Ω、R94=1600
Ω、R95=1800Ωとする。
【0043】まず、第1のスイッチ91および第2のス
イッチ92がともに作動オフのときは、第1のスイッチ
91のCOM端子とNC端子、第2のスイッチ92のC
OM端子とNC端子がともに接続するので制御回路8に
入力されるアナログ信号VAINは(R93とR94の
並列抵抗)とR95により分圧された電圧となり、抵抗
値ばらつき5%を加味して3.69V〜3.78V〜
3.87Vの電圧となる。
【0044】また、第1のスイッチ91を作動オンにす
ると、第1のスイッチ91のCOM端子とNC端子が遮
断し第2のスイッチ92のCOM端子とNC端子が接続
するので制御回路8に入力されるアナログ信号VAIN
はR94とR95により分圧された電圧となり、抵抗値
ばらつき5%を加味して2.52V〜2.65V〜2.
77Vの電圧となる。
【0045】また、第2のスイッチ92を作動オンにす
ると、第1のスイッチ91のCOM端子とNC端子が接
続し第2のスイッチ92のCOM端子とNC端子が遮断
するので制御回路8に入力されるアナログ信号VAIN
はR93とR95により分圧された電圧となり、抵抗値
ばらつき5%を加味して3.21V〜3.32V〜3.
43Vの電圧となる。
【0046】そして、制御手段8は、第1のスイッチ9
1および第2のスイッチ92から入力されるアナログ信
号VAINの電圧レベルに応じて、図3に示すように4
つの領域に区分する。
【0047】すなわち、第1のスイッチ91および第2
のスイッチ92がともに作動オフ状態である3.56V
≦VAINの領域1、第2のスイッチ92のみ作動オン
状態である2.99V≦VAIN<3.56Vの領域
2、第1のスイッチ91のみ作動オン状態である2.3
0V≦VAIN<2.99Vの領域3、および第1のス
イッチ91および第2のスイッチ92がともに作動オン
状態であるVAIN<2.30Vの領域4である。
【0048】したがって、制御手段8は、第1のスイッ
チ91および第2のスイッチ92から入力されるアナロ
グ信号VAINの電圧レベルが前記領域1〜領域4のい
ずれであるかに基づき第1のスイッチ91および第2の
スイッチ92の作動オンオフ状態を検知することができ
る。
【0049】以上のような構成により、第1のスイッチ
91および第2のスイッチ92と制御手段8が比較的離
れた位置に配置されている場合は、第1のスイッチ91
および第2のスイッチ92から制御手段8への配線数を
2本から1本に削減して、配線コストおよび配線工数を
削減することができる。また、第1のスイッチ91、第
2のスイッチ92、および制御手段8が同一のプリント
配線板に配置されかつ制御手段8がマイクロコンピュー
タで構成されている場合は、前記マイクロコンピュータ
への入力ポートを2本から1本に削減することで、前記
マイクロコンピュータのコストを抑え、前記マイクロコ
ンピュータのサイズを小さくしてプリント配線板の面積
を小さくすることができる。
【0050】なお、本実施例1、実施例2、および従来
例において、電源回路5および定電圧電源6の+出力端
子をそれぞれ商用電源1の一方の出力と接続している
が、接続しない構成も可能である。
【0051】また、電源回路5の+出力端子および定電
圧電源6の+出力端子を同電位とした構成であるが、電
源回路5の−出力端子および定電圧電源6の−出力端子
を同電位とした構成にしても、第1のスイッチ91、第
2のスイッチ92、および加熱制御手段4を構成する部
品のレイアウトを変更することで同様の効果を得ること
ができる。
【0052】また、定電圧回路6は電源回路5から入力
する直流電圧を降圧して出力する構成としているが、商
用電源1から入力し所定の直流電圧を出力する構成とし
て電源回路5と定電圧回路6を独立させると、同様の効
果を得つつ電源回路5の電力供給能力を縮小することで
き電源回路5の構成を簡略化することができる。
【0053】また、加熱制御手段4の構成部品である抵
抗器R43はリレー41の接点がオン保持しているとき
のリレー41コイル両端に印加される電圧をリレー41
の接点をオン保持するのに必要な印加電圧値(以下保持
電圧と称す)まで低減してリレー41の消費電流を抑え
て電源回路5の電力供給能力を小さく抑えかつリレー4
1の自己発熱を抑制するためであり、コンデンサC41
はトランジスタQ41オフのときに電源回路5の出力電
圧を充電し、Q41がオフからオンになるとC41と
(リレー41のコイル抵抗+R43)の時定数で放電し
てリレー41の接点がオンするのに必要な印加電圧値
(以下感動電圧と称す。保持電圧<感動電圧)を必要な
時間(数10ms)だけ確保するためであるが、これら
の部品がない構成においても同様の効果を得ることがで
きる。
【0054】また、加熱制御手段4の構成部品であるツ
ェナダイオードZD41はトランジスタQ41がオンか
らオフするときにリレー41のコイル両端に発生する逆
起電圧からQ41を保護するためであるが、ダイオード
としても差し支えない。
【0055】また、電源回路5の出力を加熱制御手段4
の駆動電源とし、定電圧回路6の出力を制御手段8の駆
動電源として、異なる電圧値で加熱制御手段4および制
御手段8を駆動する構成としているが、同一電圧値にて
加熱制御手段4および制御手段8を駆動する構成とする
と、同様の効果を得つつ定電圧回路6を削除し機器の構
成を簡略化することができる。
【0056】また、本実施例1および実施例2におい
て、第1のスイッチ91および第2のスイッチ92のN
O端子をともに加熱制御手段4の+入力端子に接続して
いるが、第1のスイッチ91および第2のスイッチ92
のNO端子をともに加熱制御手段4の−入力端子に接続
する構成とすることも可能である。
【0057】また、調理プレート2が機器に設置された
ときに第1のスイッチ91または第2のスイッチ92が
作動オンする構成としているが、調理プレート2が機器
に設置されていないときに第1のスイッチ91および第
2のスイッチ92が作動オンする構成とし第1のスイッ
チ91および第2のスイッチ92のNC端子を加熱制御
手段4の入力端子に接続しNO端子を制御手段8に入力
する構成とすることも可能である。
【0058】また、調理プレート2が焼肉プレートと平
面プレートといった2種類のものについて述べているい
るが、3種類以上についてもスイッチ数を増やしたり、
複数スイッチの同時作動オンを活用する等により同様の
効果を得る構成にすることができる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、調理プレートを機器に設置していないときは電源
回路から加熱制御手段への電源供給を機械的に遮断して
制御手段の誤動作等においても機器の安全性を確保する
ことができる。また、スイッチの構造を小さくしてコス
トを安く抑えかつ前記スイッチをプリント配線板に設置
する場合に前記スイッチの設置面積および絶縁距離を少
なく抑えてプリント配線板の面積を小さくできる。
【0060】また、請求項2記載の発明によれば、制御
手段は機器に設置されている調理プレートが焼肉プレー
トと平面プレートのいずれであるかを識別し、各々の調
理プレートで行う調理内容に適した温度、調理アルゴリ
ズムにて調理を行ったり、焼肉プレートと平面プレート
で異なる設定温度数をそれぞれ保持したり、焼肉プレー
トと平面プレートがともに同一の設定温度数を保持する
場合においても各設定温度を焼肉プレートと平面プレー
トの各々の調理プレートに対応した温度に設定すること
ができる。
【0061】また、請求項3記載の発明によれば、部品
コストおよび組立工数を削減するとともに、例えば制御
手段をマイクロコンピュータ等で構成する場合におい
て、前記制御手段の入力ポート数を削減してマイクロコ
ンピュータ等のコストおよびプリント配線板の面積を抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における電気調理器のブ
ロック図
【図2】本発明の第2の実施例における電気調理器のブ
ロック図
【図3】同、作動スイッチとアナログ信号の電圧レベル
との相関を示す図
【図4】従来構成における電気調理器のブロック図
【符号の説明】
1 商用電源 2 調理プレート 3 加熱手段 4 加熱制御手段 5 電源回路 6 定電圧回路 7 感温素子 8 制御手段 91 第1のスイッチ 92 第2のスイッチ 10 入力手段 11 報知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K058 AA04 AA11 AA44 AA52 AA65 AA92 AA95 BA07 CA12 CA25 CA45 CA59 CA86 CA93 CB09 CB24 CC07 CC09 CD07 CE22 CE32 4B040 AA02 AC03 AD04 AE13 CA04 LA01 LA02 LA11 LA12 LA16 LA19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理プレートを加熱する加熱手段と、前
    記加熱手段を通電制御する加熱制御手段と、前記加熱制
    御手段の駆動電源となる電源回路と、少なくとも共通端
    子、作動オフ時に前記共通端子と閉状態を成す常時閉路
    端子、および作動オフ時に前記共通端子と開状態を成す
    常時開路端子を有するスイッチと、前記スイッチからの
    入力信号に基づき前記加熱制御手段を制御する制御手段
    とを有し、前記スイッチの共通端子を前記電源回路の一
    方の出力端子に接続し、前記スイッチの常時開路端子ま
    たは常時閉路端子のいずれか一方を前記加熱制御手段の
    一方の電源入力端子に接続しかつ他方を前記制御手段へ
    入力し、前記電源回路の他方の出力端子を前記加熱制御
    手段の他方の電源入力端子に接続して、前記調理プレー
    トを設置すると前記スイッチが作動し前記電源回路より
    前記加熱制御手段へ電源供給される構成とした電気調理
    器。
  2. 【請求項2】 複数の調理プレートを有し、この複数の
    調理プレートに対応する複数のスイッチを設けて、所定
    の調理プレートを設置時に前記複数のスイッチのうち少
    なくとも1つが作動し、設置されている調理プレートの
    種類を識別する構成とした請求項1記載の電気調理器。
  3. 【請求項3】 複数のスイッチのうち所定の複数出力を
    アナログ信号に変換して制御手段へ入力する構成とした
    請求項2記載の電気調理器。
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JP2011029047A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Panasonic Corp 加熱調理器

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