JP2000342412A - 表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示媒体を容易にしかも短時間に交換でき、
更には所望に位置に正確に置くことのできる表示装置を
提供する。 【解決手段】 フロントとリアと視野領域を有し、写真
のような表示媒体がカバー部材の背後で視野領域を通し
て見得るようにしたピクチャーフレーム。背面部材は、
その背面部材に枢軸旋回可能に接続されているカバー部
材の視野領域を少なくともカバーするに実質的に十分な
大きさを有するように、実質的に平坦な前面を有する。
旋回軸は少なくとも背面部材の前面に対して実質的に垂
直であり視野領域のその側に配置されている。磁気的な
連結がカバー部材と背面部材との間で与えられ、それら
を所定の相対的な旋回位置に保持する。カバー部材は、
透明なプラスチックシートを含む。ねじ切り接続がカバ
ー部材と背面部材とを締めるために設けられる。旋回接
続がこのねじ切り接続と関連してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ（表
示）装置、得に写真のような小さいサイズから中サイズ
までの薄いディスプレイメディア（表示媒体）を取り付
けディスプレイ（表示）するための、ピクチャーフレー
ムのスタイルの装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】額等のピクチャーフレームは、写真や、
証明書又は切り抜きのようなディスプレイメディアをデ
ィスプレイするために良く知られており、ガラスのよう
な透明なシートと、圧縮された中程度の又は高密度の木
繊維ボード（この目的とする出願に好適）のような背面
板との間に薄いメディアを捕獲するものである。このタ
イプのピクチャーフレームは、通常は透明なシートと背
面板との間にディスプレイメディアを配置してその透明
なシートと背面板とを周辺で固定する囲みフレームを通
常含んでいる。この囲みフレームは木やアルミニュウ
ム、又はプラスチックのような一般に硬い素材から形成
される。

【０００３】先行技術では、ディスプレイメディアの交
換は、背面板を外し、古いメディアを外し、透明なシー
トに面するように新たなメディアをセットし又は背面板
にその新たなメディアを固定し、そして再度組み立て
る。この過程は、簡単でそして短いことが望まれる。更
には、この過程は、写真等のピクチャーが背面板がフレ
ーム内にないときにその背面板に固定されるか、又は透
明なシートに面するように配置する構成とするときに
も、だいたいの感じでそして当てずっぽうに行われる。
その結果、最終的に最も望ましい構成とすることは不可
能である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した１以上の不利な問題を解決し又は少なくとも使用勝
手の良いディスプレイ装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】第1の目的は、最も広義
に述べられるディスプレイ装置であり、フロント（前
部）とリア（後部）と視野領域を有し、ディスプレイメ
ディアがカバー部材の背後にあって前記視野領域を通し
て見ることのできるカバー部材と、実質的に少なくとも
前記カバー部材の前記視野領域をカバーするために十分
な平面の前面を有する背面部材と、前記視野領域の外側
に配置され前記背面部材の前記前面に実質的に垂直な少
なくとも一つのピボット（旋回）軸を有し、前記カバー
部材と前記背面部材との間を旋回的に接続するピボット
接続部（旋回接続部）と、前記カバー部材と前記背面部
材とを所定の相対的な旋回位置に保持するための磁石位
置手段と、を含む。

【０００６】本発明に関する分野の通常の技術を有する
ものにとっては、本発明の技術的範囲内で本発明自体が
提言した実施例や適用と異なった構成を取ることが可能
である。ここで開示したものや記述したものは、何ら限
定を意図するものではない。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明の好ましい具体例を図を参
照して説明する。

【０００８】図１から図３には、ピクチャーフレーム１
が示される。このピクチャーフレーム１は、カバー部材
３を含み、このカバー部材３は、透明なプラスチックシ
ートと背面部材４を含む。このフレームは図にも示され
るように、使用に際し、薄いディスプレイメディア２が
カバー部材３と背面部材４との間にサンドイッチされ
る。

【０００９】本発明の好ましい具体例においては、カバ
ー部材３は透明なプラスチックの単一シートで形成され
ているが、本発明の操作メカニズムは、縁取りレームと
透明なシートが機械的に一体として連結したユニット
や、又は他には透明なシートのエッジがフレームの内部
エッジの周りに設けられた環状の溝内に保持されるされ
るようなケースの、縁取りフレームを組み込んだディス
プレイ装置にも同等に適用できる。そのようなケースで
は、旋回接続５が好ましくはカバー部材のフレーム部を
通して提供される。更にはカバー部材は透明なウィンド
ウよりもむしろそこを通して完全な開口を有し、ディス
プレイメディアの周囲がフレームによって背面部材に締
め付けられ又はクランプされるような、オープンフレー
ムを含んでいても良い。

【００１０】旋回接続はカバーシート３と背面部材４と
の間で提供される。旋回接続は、ハンドル５から突出
し、カバー部材３の開口１３を通して貫通し、背面部材
４のねじ切り穴１８に固定される、ねじ切りスタッドに
よって提供される。旋回接続はディスプレイメディアが
最も望ましく配置される領域の外側にフレーム１の一つ
のコーナーに隣接して提供される。

【００１１】ピクチャーフレームのその反対側のコーナ
ーに隣接して磁石7が背面部材４の前面の穴１１内に提
供される。磁石7と協働してその磁石7と実質的に同じ協
働する大きさの小さな強磁性のスタッド６が透明なカバ
ーシート３に固定されている。好ましい具体例では、強
磁性のスタッド６はカバーシート３の穴１２を介して通
過するように提供されそしてスタッドのボディよりもわ
ずかに大きい径のヘッドによって、所望の深さに位置す
る。スタッドは、カバーシート３が所定の相対的な旋回
位置にあるときにその磁石の末梢となるように、好まし
くは穴１２からほとんどカバーシート３の後面へと突出
する。その磁石とスタッドとはそれぞれの穴内にぴった
りあうようにして固定されてもよく、例えばエポキシ樹
脂等で糊着されることが好ましい。

【００１２】使用においては、薄いディスプレイメディ
ア２は透明なシート２の後面９と背面部材４の前面８と
の間に用意され、それらでサンドイッチされることで保
持される。メディア２の位置は、背面部材４の前面より
も高い摩擦係数を有し、その面からわずかに突出してい
るいくつかに挿入部品１０によってより高く維持され
る。これらの挿入部品は加硫されたゴムのようなソフト
な弾力性素材から造ることができる。ゴム製のこの挿入
部品は夫々の穴内にぴったりあうようにして固定されて
もよく、例えばエポキシ樹脂等で糊着されることが好ま
しい。

【００１３】背面部材４は、例えばスチール又はアルミ
ニウムといったその中に形成された穴内に直接ねじ切り
の接続部が形成される比較的硬く強い素材を使用しても
よいが、例えば高密度に凝縮された木繊維ボードのよう
な安いコストで軽い素材が好ましい。これを考慮した結
果として、ねじ切られたスタッド１６のねじ切りの接続
部はねじ切りされた受けナット１４に設けられることが
好ましい。受けナット１４は背面部材４の後面の凹部１
５に配置され、その凹部１５よりも小さい径の穴１８か
ら受けナット１４のねじ切りされた穴へとアクセスをす
ることができる。その受けナット１４は、その穴内にぴ
ったりあうようにして固定されてもよく、例えばエポキ
シ樹脂等で糊着されることが好ましい。

【００１４】磁石７と強磁性のスタッド６との協働によ
って相対的な旋回位置を固定させることに加え、ハンド
ル５の押面１７と背面部材４の前面８との間でカバーシ
ート３が締められるようにハンドル５をしっかり締める
ことで、より強い締め効果が可能となるようにすること
が好ましい。ねじ切りされた受けナット１４はこの締め
つけによって生じる負荷を広げるために背面部材４の外
に広がるフランジを有することが好ましい。この締めに
よる付加的な固定で、磁石７と強磁性のスタッド６とに
よって提供される磁気による接続は、ハンドル５をつよ
く締めることにより、ユーザがより永久的な位置決めを
可能とするまで、背面部材４に対してカバーシート３の
正確な位置を提供するに十分である。

【００１５】ピクチャーフレーム１の使用において包含
される作用、操作手順は、図４ａから図４ｃに記述され
る。ピクチャーフレーム１は、ハンドル５が半時計回り
に回転して緩められ、カバー３が引き続き矢印１９の方
向に旋回されて背面部材４の実質的な部分を表した、最
初のオープン位置にある。図４ｂを参照すると、写真の
ような薄いディスプレイメディア２が背面部材４の露出
した位置に対してカバーシート３の下方にスライドされ
てその所望の最終位置へと配置される。ディスプレイメ
ディア２の位置は、高い摩擦とグリップ性を有する要素
１０によって促進される。カバーシート３は引き続き強
磁性のスタッド６が磁石７上に座るまで矢印２０によっ
て示された方向に枢軸回転して閉じられる。 実質的に
同等のサイズとすることで、磁気の引き付けは、強磁性
のスタッド６と磁石７との間で中央に位置付けする効果
をもたらし、正確な位置へと導く。図４ｃで図示された
フレームは、カバーシート３が閉じた位置を示してい
る。引き続きハンドル５は矢印２１によって示されるよ
うに時計方向に強く締められる。ハンドル５を強く締め
ることで、カバーシート３を背面部材４に強く締め、相
対的な旋回による整列を確保し、そしてまた薄いディス
プレイメディア２を挟む効果を促進する。

【００１６】その操作手順を実行するにおいて、ユーザ
は全開してディスプレイメディア２を見ることができ、
そしてその結果、所望のメディア位置を容易に得ること
ができる。更には、最初のディスプレイメディアの配
置、そして他のディスプレイメディアの次の配置作業が
簡単な操作ででき、極めて短時間で終えることができる
とともに、そのディスプレイ装置の構成は、その操作が
度々行われても装置を破損したり悪化させたりすること
もない。

【００１７】図５及び図６を参照すると、背面部材４の
後面が示される。フレーム１は壁のような垂直表面から
吊るすことも、好ましくは、そしてより良くあることと
して、少なくとも小さいサイズにしてフレームをデスク
トップや棚等に使用でき、従って、多様な用途に応じ
て、フレームの長短いずれかの辺で支持表面上に置かれ
るように、フレームを支持するように構成された支持部
をフレームは有する。これらの端部には、一対の金属製
突起２３が背面部材４の後面に設けられ、各突起２３は
その中にねじ切りされた受け穴又はソケットを有する。
支持スティック２４、例えば金属棒は、ねじ切りされた
端部を有し、所望のいずれかの突起２３内に回転させな
がら固定し、片持ちばりとすることができる。

【００１８】これによって、所望の向きで安定しそして
確実な支持を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は、図示しない支持表面に立てられた状
態の前面の方から見た本発明によるピクチャーフレーム
の斜視図である。

【図２】 図２は、図１のピクチャーフレームの正面図
である。

【図３】 図３は、図２のピクチャーフレームのＩＩの
部分の切断図である。

【図４】 図４ａから図４ｃは、本発明によるフレーム
内に薄いディスプレイメディアを固定する際の操作手順
を表した図２と同様の正面図である。

【図５】 図５は、（支持脚が取り外された）図１のフ
レームの背面図である。

【図６】 図６は、図示しない支持面に立てられた状態
の背面の方から見た本発明によるピクチャーフレームの
斜視図である。

【符号の説明】

１…ピクチャーフレーム ２…ディスプレイメディア ３…カバー部材 ４…背面部材 ５…旋回接続（ハンドル） ６…強磁性のスタッド ７…磁石 ８…前面 １０…挿入部品 １１、１２…穴 １３…開口 １４…受けナット １５…凹部 １８…ねじ切り穴 ２３…突起 ２４…支持スティック

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 前部、後部及び視野領域を有しカバー部
   材の背後の表示媒体が前記視野領域を通して見うるよう
   にした前記カバー部材と、 前記カバー部材の前記視野領域を少なくとも覆うために
   十分な実質的に平坦の前面を有する背面部材と、 前記視野領域の外に位置し前記背面部材の前記前面に実
   質的に垂直な旋回軸を少なくとも有し、前記カバー部材
   と前記背面部材との間の旋回接続部と、そして所定の相
   対的旋回位置に前記カバー部材と前記背面部材とを保持
   する磁気位置手段と、を有する表示装置。
2. 【請求項２】 前記カバー部材は透明なシート部材を含
   む請求項１に記載の表示装置。
3. 【請求項３】 前記磁気位置手段は前記背面部材と前記
   カバー部材の一つに配置された磁石と前記背面部材と前
   記カバー部材の他の一つに前記磁石と協働する実質的に
   同じ寸法の強磁性石挿入物を有する請求項１又は２に記
   載の表示装置。
4. 【請求項４】 前記背面部材に前記カバー部材を締める
   ための手動で操作可能な締め手段を含む、請求項１乃至
   ３のいずれかに記載の表示装置。
5. 【請求項５】 前記締め手段はねじ切られたシャフトと
   ナットの間とで接続するねじ切り接続部を含み、前記シ
   ャフトを前記ナットに対して回転することで前記シート
   を締め又は緩め、そして前記カバー部材の前記旋回接続
   部は前記ねじ切られたシャフトの周りを前記カバー部材
   が回れるようにした請求項４に記載の表示装置。
6. 【請求項６】 前記ナットは、前記背面部材と固定して
   接続しそして手で操作可能なヘッドを有するねじ切られ
   たボルトが前記カバー部材の孔を通過しそして前記ナッ
   ト内に固定されるねじ切りを有する、請求項１乃至５の
   いずれかに記載の表示装置。
7. 【請求項７】 一又は複数の弾力性を有する挿入物が前
   記背面部材の開口内に固定されそして前記背面部材の囲
   みレベル以上のレベルに突出している、請求項１乃至６
   のいずれかに記載の表示装置。
8. 【請求項８】 その背後の支持手段を含み、前記支持手
   段がソケットと、そして前記ソケットから伸びる取り外
   し可能な片持ちばり支持部材とを含む、請求項１乃至７
   のいずれかに記載の表示装置。
9. 【請求項９】 複数の前記ソケットは前記表示装置の背
   後に設けられ、各前記ソケットは取り外し可能な前記片
   持ちばり支持部材と適応されるようにし、前記片持ちば
   り支持部材を前記ソケットのいずれかに挿入することで
   複数の方向で前記表示装置が支持されるようにした、請
   求項８に記載の表示装置。
10. 【請求項１０】 ここで実質的に添付された図によって
    示されそして参照されて記述された表示装置。