JP2000341892A - 集中巻線モータの製造方法及び集中巻線モータ - Google Patents

集中巻線モータの製造方法及び集中巻線モータ

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JP2000341892A
JP2000341892A JP11151524A JP15152499A JP2000341892A JP 2000341892 A JP2000341892 A JP 2000341892A JP 11151524 A JP11151524 A JP 11151524A JP 15152499 A JP15152499 A JP 15152499A JP 2000341892 A JP2000341892 A JP 2000341892A
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winding
turns
electromotive force
motor
connection line
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JP11151524A
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English (en)
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Masashi Yamamura
真史 山村
Hiroyuki Aiso
弘之 相曽
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動電流を増大させないでモータのモータ特
性回転数を増大させることができる集中巻線モータの製
造方法及び集中巻線モータを提供する。 【解決手段】 直流モータ11は、モータ特性回転数の
増大させるために、本来各ティース21a〜21eの巻
装される起電力用巻線Kのターン数(巻数)を「PX」
から「Pk」に減らしたものである。「PX」から「P
k」に減らした分だけ巻線長が短くなる。つまり、巻線
抵抗は小さくなる。そこで、その短くなった巻線長分を
補償するために、誘起電圧に関与しない接続線Sのター
ン数(巻数)「Ps」でこれを補償している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータに係り、詳
しくはモータ特性回転数を調整するための集中巻線モー
タの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、直流モータの電機子巻線におい
て、電機子の軸長の短縮化及びスロット内の巻線占積率
の増大を図る上で集中巻の巻線方法がよく採用されてい
る。集中巻のモータにおけるモータ特性回転数を増大さ
せる調整は、巻線の巻数(ターン数)を減らす方法と、
磁束量を減らす方法が一般的に知られている。そして、
磁束量を減らす方法は、ステータ部を新たに設計し直さ
なければならないとともに、トルクが減少することから
一般に採用されていない。一方、巻線の巻数を減らす方
法は、ただ巻数を減らすだけの簡単な作業で済むことか
ら広く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電機子巻線
の巻数を減らすと、減った分だけ電機子巻線の巻線抵抗
は小さくなるため、モータ起動時の起動電流が増大す
る。従って、増大する起動電流に耐えて正常起動及び運
転を確保するために、各電気接点部分の耐性アップの必
要性が生じるとともに、モータを駆動制御する駆動回路
や制御の過電流に対する保護対策が必要であった。
【0004】本発明の目的は、起動電流を増大させない
でモータのモータ特性回転数を増大させることができる
集中巻線モータの製造方法及び集中巻線モータを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、各ティースに集中巻に
て起電力用巻線が巻装され、セグメント間に接続線が接
続され、その起電力用巻線の巻数を調整し、モータ特性
回転数を調整するようにした集中巻線モータの製造方法
において、モータ特性回転数を増大するために起電力用
巻線の巻数を低減させたとき、その起電力用巻線の巻数
の低減に基づく巻線抵抗の低減分を補償するために、セ
グメント間に接続される接続線の巻数を増加させるよう
にしたことを要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の集中巻線モータの製造方法において、前記起電力用巻
線の巻数低減による巻線抵抗の低減分と前記接続線の巻
数増加による巻線抵抗の増加分とは同じに設定したこと
を要旨とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の集中巻線モータの製造方法において、前記接続
線は、コアとコンミテータ間の電機子外周に巻装される
ようにしたことを要旨とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、起電力用巻線及
び第1接続線が各ティースに集中巻にて巻装されてか
ら、セグメント間に接続され、その起電力用巻線の巻数
を調整し、モータ特性回転数を調整するようにした集中
巻線モータの製造方法において、モータ特性回転数を増
大するために起電力用巻線の巻数を低減させたとき、そ
の起電力用巻線の巻数の低減に基づく巻線抵抗の低減分
を補償するために、新たに第2接続線を設け、その第2
接続線を、各ティースに起電力用巻線と相反する方向に
巻装するようにしたことを要旨とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の集中巻線モータの製造方法において、前記起電力用巻
線の巻数低減分と前記第2接続線の巻数とは同じに設定
したことを要旨とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、各ティースに集
中巻にて起電力用巻線が巻装され、本来各ティースに集
中巻にて起電力用巻線と同方向に巻装する接続線の少な
くとも一部分を各ティースに集中巻にて起電力用巻線と
相反する方向に巻装させることによってモータ特性回転
数を調整するようにしたことを要旨とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、起電力用巻線が
各ティースに集中巻にて巻装されるようにした集中巻線
モータにおいて、モータ特性回転数を調整するために、
セグメント間に接続される接続線を巻装したことを要旨
とする。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の集中巻線モータにおいて、前記接続線は、各ティース
に集中巻にて前記起電力用巻線の巻装方向と相反する方
向に巻装されるようにしたことを要旨とする。
【0013】請求項9に記載の発明は、請求項7に記載
の集中巻線モータにおいて、前記接続線は、コアとコン
ミテータ間の電機子外周に巻装されるようにしたことを
要旨とする。
【0014】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
モータ特性回転数を増大するために起電力用巻線の巻数
を低減させたとき、その起電力用巻線の巻数の低減に基
づく巻線抵抗の低減分を補償するために、セグメント間
に接続される接続線の巻数を増加させるようにした。従
って、モータ特性回転数を増大させるべく起電力用巻線
の巻数を減らしても、接続線の巻数が増加するため、モ
ータ起動時の起動電流は増大しない。その結果、起動電
流を増大させないでモータのモータ特性回転数を増大さ
せることができる。
【0015】また、起電力用巻線と接続線の巻数を増減
するだけで、モータ特性回転数の増大調整が行えること
から、モータを非常に簡単且つ安価に製造することがで
きる。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、起電力用
巻線の巻数低減による巻線抵抗の低減分と接続線の巻数
増加による巻線抵抗の増加分とは同じに設定したため、
モータ特性回転数を増大させるべく起電力用巻線の巻数
を減らしても、モータ起動時の起動電流は起電力用巻線
の巻数を減らす前のときと同じとなる。その結果、起動
電流を増大させないでモータのモータ特性回転数を増大
させることができる。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
及び2に記載の発明の作用に加えて、接続線は各ティー
スに巻装されないため、接続線は簡単に巻装される。そ
の結果、モータは更に簡単且つ安価に製造することがで
きる。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、モータ特
性回転数を増大するために起電力用巻線の巻数を低減さ
せたとき、その起電力用巻線の巻数の低減に基づく巻線
抵抗の低減分を補償するために、新たに第2接続線を設
け、その第2接続線を、各ティースに起電力用巻線と相
反する方向に巻装するようにした。従って、モータ特性
回転数を増大させるべく起電力用巻線の巻数を減らして
も、新たに設けた第2接続線はそれを補償するため、モ
ータ起動時の起動電流は増大しない。その結果、起動電
流を増大させないでモータのモータ特性回転数を増大さ
せることができる。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、起電力用
巻線の巻数低減分と前記第2接続線の巻数とは同じに設
定した。従って、モータ特性回転数を増大させるべく起
電力用巻線の巻数を減らしても、モータ起動時の起動電
流は起電力用巻線の巻数を減らす前のときと同じとな
る。その結果、起動電流を増大させないでモータのモー
タ特性回転数を増大させることができる。
【0020】請求項6に記載の発明によれば、各ティー
スに集中巻にて起電力用巻線が巻装され、本来各ティー
スに集中巻にて起電力用巻線と同方向に巻装する接続線
の少なくとも一部分を各ティースに集中巻にて起電力用
巻線と相反する方向に巻装させるようにした。従って、
各ティースに集中巻にて巻装した誘起電圧と関与する接
続線の少なくとも一部分を削減することに相当するた
め、モータ特性回転数は増大されるとともに、モータ起
動時の起動電流は接続線の少なくとも一部分を逆巻装す
る前のときと同じとなる。その結果、起動電流を増大さ
せないでモータのモータ特性回転数を増大させることが
できる。
【0021】また、本来の接続線の少なくとも一部分を
逆巻装するだけで、モータ特性回転数の増大調整が行え
ることから、モータを非常に簡単且つ安価に製造するこ
とができる。
【0022】請求項7に記載の発明によれば、接続線を
巻装させるだけで、モータ特性回転数の増大調整が行え
ることから、モータを非常に簡単且つ安価に製造するこ
とができる。
【0023】請求項8に記載の発明によれば、接続線を
各ティースに集中巻にて起電力用巻線の巻装方向と相反
する方向に巻装させるだけで、モータ特性回転数の増大
調整が行えることから、モータを非常に簡単且つ安価に
製造することができる。
【0024】請求項9に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明の作用に加えて、接続線は各ティースに巻
装されることなくコアとコンミテータ間の電機子外周に
巻装されるため、接続線は簡単に巻装される。その結
果、モータは更に簡単且つ安価に製造することができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を電機子巻線が集中巻の直流モータの電機子に具体化し
た第1の実施形態を図1及び図2に従って説明する。
【0026】図1に示すように、直流機としての直流モ
ータ11を構成するモータハウジング12内には電機子
13が収容され、その電機子13の回転軸14は軸受1
5,16にて回転可能に支持されている。モータハウジ
ング12の内壁には、電機子13を囲むようにm個の界
磁17が配置されている。本実施形態では、4個の界磁
17が配置されている。
【0027】電機子13は、電機子コア18を備え、該
コア18には回転軸14の軸線と平行なs(=m+1)
個のスロット20が設けられている。本実施形態では、
5(=4+1)個のスロット20が形成されている。ま
た、各スロット20間には、第1〜第5のティース21
が形成されている。電機子13の一端には、コンミテー
タ22が設けられている。コンミテータ22は(m×s
/2)個のセグメント23から構成されていて、本実施
形態では10(=4×5/2)個のセグメント23が設
けられている。また、ブラシ24がコンミテータ22に
摺接するように付勢された状態で配設されている。本実
施形態では、互いに90度をなす2つのブラシ24が配
設されている。
【0028】そして、スロット20間のティース21に
起電力用巻線Kを巻き付け、コンミテータ22の同位相
セグメント23間を接続する接続線Sを巻き付けること
により、電機子13に起電力用巻線Kと接続線Sが巻装
される。
【0029】次に、電機子13に起電力用巻線Kと接続
線Sを巻装する巻線方法について図2に従って説明す
る。なお、図2では、巻線方法を分かりやすく説明する
ために、10個のセグメント23をそれぞれ区別するた
めに第1〜第10セグメント1〜10とする。また、5
個のティース21をそれぞれ区別するために番号「2
1」に「a」〜「e」の符号を付して第1〜第5ティー
ス21a〜21eとする。
【0030】図2に示すように、第1セグメント1に起
電力用巻線Kを結線し、第2ティース21bに起電力用
巻線Kを巻き付ける。このとき、第2ティース21bに
対する起電力用巻線Kのターン数(巻数)を「Pk」と
する。この後、起電力用巻線Kをセグメントピッチに対
応する第10セグメント10に引っかける。第10セグ
メント10に引っかけた起電力用巻線Kを接続線Sとし
て、第10セグメント10と、該第10セグメント10
と180度隔てた第5セグメント5との間においてその
セグメント同士間にターン数(巻数)を「Ps」にて巻
き付けてから第5セグメント5に引っかける。
【0031】次は、第5セグメント5に引っかけた接続
線Sを起電力用巻線Kとして、第4ティース21dに巻
き付ける。このとき、第4ティース21dに対する起電
力用巻線Kのターン数(巻数)を「Pk」とする。この
後、起電力用巻線Kをセグメントピッチに対応する第4
セグメント4に引っかける。第4セグメント4に引っか
けた起電力用巻線Kを接続線Sとして、第4セグメント
4と、該第4セグメント4と180度隔てた第9セグメ
ント9との間においてターン数(巻数)を「Ps」にて
そのセグメント同士間に巻き付けてから同第9セグメン
ト9に引っかける。 そして、第9セグメント9に引っ
かけた接続線Sを起電力用巻線Kとして、第1ティース
21aに前記と同じターン数(巻数)「Pk」にて巻き
付ける。この後、起電力用巻線Kをセグメントピッチに
対応する第8セグメント8に引っかける。第8セグメン
ト8に引っかけた起電力用巻線Kを接続線Sとして、第
8セグメント8と、該第8セグメント8と180度隔て
た第3セグメント3との間においてターン数(巻数)を
「Ps」にてそのセグメント同士間に巻き付けてから第
3セグメント3に引っかける。
【0032】そして、第3セグメント3に引っかけた接
続線Sを起電力用巻線Kとして、第3ティース21cに
前記と同じターン数(巻数)「Pk」にて巻き付ける。
この後、起電力用巻線Kをセグメントピッチに対応する
第2セグメント2に引っかける。第2セグメント2に引
っかけた起電力用巻線Kを接続線Sとして、第2セグメ
ント2と、該第2セグメント2と180度隔てた第7セ
グメント7との間においてターン数(巻数)を「Ps」
にてそのセグメント同士間に巻き付けてから第7セグメ
ント7に引っかける。
【0033】最後に、第7セグメント7に引っかけた接
続線Sを起電力用巻線Kとして、第5ティース21eに
前記と同じターン数(巻数)「Pk」にて巻き付ける。
この後、起電力用巻線Kをセグメントピッチに対応する
第6セグメント6に引っかける。第6セグメント6に引
っかけた起電力用巻線Kを接続線Sとして、第6セグメ
ント6と、該第6セグメント6と180度隔てた第1セ
グメント1との間においてターン数(巻数)を「Ps」
にてそのセグメント同士間に巻き付けてから第1セグメ
ント1に結線することによって電機子13への巻線巻装
が終了する。
【0034】なお、上記したセグメント同士間に巻き付
けた各接続線Sの巻装方法は、各ティース21a〜21
eに巻き付けなくコア18とセグメント23間の電機子
外周に巻き付けてから各セグメント1〜10に引っかけ
る(又は結線する)ようにしている。
【0035】本実施形態では、各ティース21a〜21
eに巻き付けた起電力用巻線Kのターン数(巻数)「P
k」と、180度隔てたセグメント同士間に巻き付けた
接続線Sのターン数(巻数)「Ps」は以下のように設
定している。
【0036】本実施形態の直流モータ11は、モータ特
性回転数の増大させるために、本来各ティース21a〜
21eの巻装される起電力用巻線Kのターン数(巻数)
を「PX」から「Pk」に減らしたものである。「P
X」から「Pk」に減らした分だけ巻線長が短くなる。
つまり、巻線抵抗は小さくなる。そこで、その短くなっ
た巻線長分を補償するために、誘起電圧に関与しない接
続線Sのターン数(巻数)「Ps」でこれを補償してい
る。従って、本実施形態の直流モータ11の巻線抵抗
は、モータ特性回転数の増大させない本来各ティース2
1a〜21eの巻装される起電力用巻線Kのターン数
(巻数)「PX」の直流モータと同じとなる。
【0037】次に上記した実施形態の特徴を以下に述べ
る。 (1)本実施形態では、直流モータ11において、本来
各ティース21a〜21eの巻装される起電力用巻線K
のターン数(巻数)を「PX」から「Pk」に減らし
た。従って、直流モータ11のモータ特性回転数が増大
する。詳述すると、モータ特性回転数は、起電力用巻線
Kのターン数(巻数)に反比例することから、ターン数
(巻数)「PX」の時のモータ特性回転数を「NX」と
し、ターン数(巻数)「Pk」の時のモータ特性回転数
を「N1」とすると、 N1=(PX/Pk)NX となる。
【0038】(2)本実施形態では、本来各ティース2
1a〜21eの巻装される起電力用巻線Kのターン数
(巻数)を「PX」から「Pk」に減らして、直流モー
タ11のモータ特性回転数を増大させるとき、180度
隔てた同位相のセグメント同士間において、ターン数
(巻数)「Ps」にて接続線Sを巻き付けた。つまり、
起電力用巻線Kのターン数(巻数)を「PX」から「P
k」に減った分だけ短くなった巻線長分(巻線抵抗)を
補償するために、誘起電圧に関与しない接続線Sのター
ン数(巻数)「Ps」でこれを補償している。
【0039】従って、直流モータ11のモータ特性回転
数を増大させるべく起電力用巻線Kのターン数(巻数)
を「Pk」に減らしても、モータ起動時の起動電流は起
電力用巻線Kのターン数(巻数)が「PX」のときと同
じとなる。その結果、起動電流を増大させないで直流モ
ータ11のモータ特性回転数を増大させることができ
る。
【0040】(3)本実施形態では、接続線Sを180
度隔てた同位相のセグメント同士間につなぐ際にターン
数(巻数)「Ps」回巻装するだけで、直流モータ11
におけるモータ特性回転数の増大調整が行えることか
ら、モータを非常に簡単且つ安価に製造することができ
る。
【0041】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。 ○上記実施形態では、本発明を回転軸回りに4個の界磁
を有する5スロット、10セグメント直流モータの電機
子を集中巻で巻装した電機子に実施したが、5以上のス
ロットを有する他の直流モータの電機子を集中巻で巻装
した電機子に実施してもよい。この場合、上記実施形態
と同様な効果を得ることができる。
【0042】(第2の実施形態)以下、本発明を電機子
巻線が集中巻の直流モータの電機子に具体化した第2の
実施形態を図3に従って説明する。
【0043】なお、本実施形態の電機子13は、同位相
のセグメント同士間に接続される接続線が予め定めたテ
ィースに巻装された状態でセグメント同士間に接続した
電機子である点が相違する。従って、説明の便宜上、そ
の巻装方法について説明し同様な部分は詳細な説明は省
略する。と第1の実施形態とは電機子13に起電力用巻
線Kと接続線Sを巻装する巻線方法のみ異なるため、電
機子13に起電力用巻線Kと接続線Sを巻装する巻線方
法のみについて詳しく説明し、同様の部分についてはそ
の詳細な説明は省略する。
【0044】図3に示すように、第1セグメント1に接
続線Sを構成する第1接続線S1を結線し、第3ティー
ス21cにその第1接続線S1を図3において時計回り
にオープン巻きで巻き付ける。尚、オープン巻きとは、
ティースに巻かれた巻線の出入り線が交差しないで各セ
グメントに結線される巻き方をいう。このとき、第3テ
ィース21cに巻装される第1接続線S1のターン数
(巻数)を「Ps1」とする。この後、第1接続線S1
をセグメントピッチに対応する同位相の第10セグメン
ト10に結線する。
【0045】次に、もう1回、第1セグメント1に接続
線Sを構成する第2接続線S2を結線し、第3ティース
21cにその第2接続線S2を前記第1接続線S1と相
反方向(図3において反時計回り)にクロス巻きで巻き
付けてから、前記第10セグメント10に引っかける。
クロス巻きとは、ティースに巻かれた巻線の出入り線が
交差して各セグメントに結線される巻き方をいう。この
とき、第3ティース21cに巻装される第2接続線S2
のターン数(巻数)を「Ps2」とする。
【0046】そして、この第10セグメント10に引っ
かけた第2接続線S2を起電力用巻線Kとして、第3テ
ィース21cに同起電力用巻線Kを第1接続線S1と同
方向(時計回り)のオープン巻きで巻き付けた後、同起
電力用巻線Kを第10セグメント10と180度隔てた
第5セグメント5に引っかける。このとき、第3ティー
ス21cに巻装される起電力用巻線Kのターン数(巻
数)を「Pk」とする。
【0047】次に、第5セグメント5に引っかけた起電
力用巻線Kを第1接続線S1として、第5ティース21
eにその第1接続線S1を時計回りにオープン巻きで前
記と同じターン数(巻数)「Ps1」にて巻き付けてか
らセグメントピッチに対応する第4セグメント4に結線
する。
【0048】次に、もう1回、第5セグメント5に第2
接続線S2を結線し、第5ティース21eにその第2接
続線S2を前記第1接続線S1と相反方向(反時計回
り)にクロス巻きで前記と同じターン数(巻数)「Ps
2」にて巻き付けてから、前記第4セグメント4に引っ
かける。
【0049】そして、この第4セグメント4に引っかけ
た第2接続線S2を起電力用巻線Kとして、第5ティー
ス21eに同起電力用巻線Kを第1接続線S1と同方向
(時計回り)のオープン巻きで前記と同じターン数(巻
数)「Pk」にて巻き付けた後、同起電力用巻線Kを第
4セグメント4と180度隔てた第9セグメント9に引
っかける。
【0050】同様に、第9セグメント9に引っかけた起
電力用巻線Kを第1接続線S1として、第2ティース2
1bにその第1接続線S1を時計回りにオープン巻きで
前記と同じターン数(巻数)「Ps1」にて巻き付けて
からセグメントピッチに対応する第8セグメント8に結
線する。
【0051】次に、もう1回、第9セグメント9に第2
接続線S2を結線し、第2ティース21bにその第2接
続線S2を前記第1接続線S1と相反方向(反時計回
り)にクロス巻きで前記と同じターン数(巻数)「Ps
2」にて巻き付けてから、前記第8セグメント8に引っ
かける。
【0052】そして、この第8セグメント8に引っかけ
た第2接続線S2を起電力用巻線Kとして、第2ティー
ス21bに同起電力用巻線Kを第1接続線S1と同方向
(時計回り)のオープン巻きで前記と同じターン数(巻
数)「Pk」にて巻き付けた後、同起電力用巻線Kを第
8セグメント8と180度隔てた第3セグメント3に引
っかける。
【0053】同様に、第3セグメント3に引っかけた起
電力用巻線Kを第1接続線S1として、第4ティース2
1dにその第1接続線S1を時計回りにオープン巻きで
前記と同じターン数(巻数)「Ps1」にて巻き付けて
からセグメントピッチに対応する第2セグメント2に結
線する。
【0054】次に、もう1回、第3セグメント3に第2
接続線S2を結線し、第4ティース21dにその第2接
続線S2を前記第1接続線S1と相反方向(反時計回
り)にクロス巻きで前記と同じターン数(巻数)「Ps
2」にて巻き付けてから、前記第2セグメント2に引っ
かける。
【0055】そして、この第2セグメント2に引っかけ
た第2接続線S2を起電力用巻線Kとして、第4ティー
ス21dに同起電力用巻線Kを第1接続線S1と同方向
(時計回り)のオープン巻きで前記と同じターン数(巻
数)「Pk」にて巻き付けた後、同起電力用巻線Kを第
2セグメント2と180度隔てた第7セグメント7に引
っかける。
【0056】最後に、第7セグメント7に引っかけた起
電力用巻線Kを第1接続線S1として、第1ティース2
1aにその第1接続線S1を時計回りにオープン巻きで
前記と同じターン数(巻数)「Ps1」にて巻き付けて
からセグメントピッチに対応する第6セグメント6に結
線する。
【0057】次に、もう1回、第7セグメント7に第2
接続線S2を結線し、第1ティース21aにその第2接
続線S2を前記第1接続線S1と相反方向(反時計回
り)にクロス巻きで前記と同じターン数(巻数)「Ps
2」にて巻き付けてから、前記第6セグメント6に引っ
かける。
【0058】そして、この第6セグメント6に引っかけ
た第2接続線S2を起電力用巻線Kとして、第1ティー
ス21aに同起電力用巻線Kを第1接続線S1と同方向
(時計回り)のオープン巻きで前記と同じターン数(巻
数)「Pk」にて巻き付けた後、同起電力用巻線Kを第
6セグメント6と180度隔てた第1セグメント1に結
線することによって電機子13への巻線の巻装が終了す
る。
【0059】ところで、本実施形態では、各ティース2
1a〜21eに巻き付けた起電力用巻線Kのターン数
(巻数)「Pk」、第1接続線S1のターン数(巻数)
「Ps1」、第2接続線S2のターン数(巻数)「Ps
2」は以下のように設定している。
【0060】本実施形態の直流モータ11は、モータ特
性回転数の増大させるために、本来各ティース21a〜
21eにオープン巻きで巻装される起電力用巻線Kのタ
ーン数(巻数)「PX」から「Pk」に減らしたもので
ある。また、オープン巻きで巻装される第1接続線S1
のターン数(巻数)「Ps1」は、本来のターン数(巻
数)と同じにしている。さらに、クロス巻きで巻装され
る第2接続線S2のターン数(巻数)「Ps2」は、モ
ータ特性回転数の増大させない場合には本来存在しない
接続線である。
【0061】詳述すると、起電力用巻線Kのターン数
(巻数)が「PX」から「Pk」に減らした分だけ巻線
長は短くなって、巻線抵抗は小さくなる。そこで、その
短くなった巻線長分を補償するために、第2接続線S2
を新たに設けて第2接続線S2のターン数(巻数)「P
s2」でこれを補償している。
【0062】つまり、第2接続線S2のターン数(巻
数)「Ps2」は、起電力用巻線Kの「PX」から「P
k」に減った数(PX−Pk)と一致させている。この
とき、起電力用巻線Kとは相反する方向のクロス巻きで
行う。なぜなら、第2接続線S2も誘起電圧に関与する
ため、電流の流れ向きが同じであるならばモータ特性回
転数の増大させることができないからである。
【0063】従って、本実施形態の直流モータ11の巻
線抵抗は、モータ特性回転数の増大させない本来各ティ
ース21a〜21eの巻装される起電力用巻線Kのター
ン数(巻数)が「PX」、第1接続線S1のターン数
(巻数)が「Ps1」の直流モータと同じとなる。ちな
みに、本実施形態の直流モータ11の誘起電圧に関与す
るターン数(巻数)は、見かけ上、モータ特性回転数の
増大させない本来の誘起電圧に関与するターン数(巻
数)より「2Ps1」だけ少ないことになる。
【0064】次に上記した実施形態の特徴を以下に述べ
る。 (1)本実施形態では、直流モータ11において、本来
各ティース21a〜21eに巻装される起電力用巻線K
のターン数(巻数)「PX」から「Pk」に減らすとと
もに、起電力用巻線Kと相反する方向に「PX」から
「Pk」に減らした巻数だけ巻装した第2接続線S2を
新たに設けた。従って、直流モータ11のモータ特性回
転数が増大する。
【0065】詳述すると、起電力用巻線Kのターン数
(巻数)が「PX」、第1接続線S1のターン数(巻
数)が「Ps1」の時のモータ特性回転数を「NX」と
する。そして、起電力用巻線Kのターン数(巻数)が
「Pk」、第1接続線S1のターン数(巻数)が「Ps
1」、第2接続線S2のターン数(巻数)が「Ps2」
の時のモータ特性回転数を「N1」とすると、 となる。
【0066】(2)本実施形態では、起電力用巻線Kの
ターン数(巻数)を「PX」から「Pk」に減った分だ
け短くなった巻線長分(巻線抵抗)を補償するために、
第2接続線S2のターン数(巻数)「Ps2」でこれを
補償している。従って、モータ起動時の起動電流は起電
力用巻線Kのターン数(巻数)が「PX」のときと同じ
となる。その結果、起動電流を増大させないで直流モー
タ11のモータ特性回転数を増大させることができる。
【0067】(3)本実施形態では、起電力用巻線Kの
ターン数(巻数)を減らし、第2接続線S2を新たに巻
装するだけで、直流モータ11におけるモータ特性回転
数の増大調整が行えることから、モータを非常に簡単且
つ安価に製造することができる。
【0068】なお、第2の実施形態は以下のように変更
してもよい。 ○起電力用巻線K及び第1接続線S1を各ティース21
a〜21eに反時計回りに集中巻させ、第2接続線S2
を各ティース21a〜21eに時計回りに集中巻させる
ように実施してもよい。この場合、第2の実施形態の特
徴(1)〜(3)に記載した効果と同様な効果を得るこ
とができる。
【0069】○第2の実施形態では、第1接続線S1及
び第2接続線S2を各ティース21a〜21eに巻装し
てから起電力用巻線Kを各ティース21a〜21eに巻
装して実施したが、起電力用巻線Kを各ティース21a
〜21eに巻装してから第1接続線S1及び第2接続線
S2を各ティース21a〜21eに巻装するように実施
してもよい。この場合、第2の実施形態の特徴(1)〜
(3)に記載した効果と同様な効果を得ることができ
る。
【0070】○第2の実施形態は次のように実施しても
よい。各ティース21a〜21eに巻き付けた起電力用
巻線Kのターン数(巻数)「Pk」を、モータ特性回転
数の増大させない本来各ティース21a〜21eの巻装
される起電力用巻線Kのターン数(巻数)「PX」と同
じに設定する。一方、第2接続線S2を起電力用巻線K
の巻装方向と相反するにターン数(巻数)「Ps2」に
て巻装させるとともに、第1接続線S1を、モータ特性
回転数の増大させない本来各ティース21a〜21eの
巻装される第1接続線S1のターン数(巻数)「Ps
1」から「Ps2」を減らした数(Ps1−Ps2)に
て起電力用巻線Kの巻装方向と同方向に巻装させる。
【0071】従って、起電力用巻線Kのターン数(巻
数)が「PX」、第1接続線S1のターン数(巻数)が
「Ps1」の時のモータ特性回転数を「NX」とする。
そして、起電力用巻線Kのターン数(巻数)が「P
X」、第1接続線S1のターン数(巻数)が(Ps1−
Ps2)、第2接続線S2のターン数(巻数)が「Ps
2」の時のモータ特性回転数を「N1」とすると、 N1={(PX+Ps1)/(PX+Ps1−Ps2−Ps2)}NX ={(PX+Ps1)/(PX+Ps1−2Ps2)}NX となる。
【0072】また、起電力用巻線Kのターン数(巻数)
「Pk」、第1接続線S1のターン数(巻数)(Ps1
−Ps2)、第2接続線S2のターン数(巻数)「Ps
2」の和は、モータ特性回転数の増大させない本来各テ
ィース21a〜21eの巻装される起電力用巻線Kのタ
ーン数(巻数)「PX」と第1接続線S1のターン数
(巻数)「Ps1」の和と同じである。この場合、第2
の実施形態の特徴(1)〜(3)に記載した効果と同様
な効果を得ることができる。
【0073】○また、図4に示すように、各ティース2
1a〜21eに巻き付けた起電力用巻線Kのターン数
(巻数)「Pk」を、モータ特性回転数の増大させない
本来各ティース21a〜21eの巻装される起電力用巻
線Kのターン数(巻数)「PX」と同じ設定させる。接
続線Sを、各ティース21a〜21eに対して起電力用
巻線Kの巻装方向と相反する方向に巻装させるように実
施してもよい。この場合、第2の実施形態の特徴(1)
〜(3)に記載した効果と同様な効果を得ることができ
る。
【0074】○また、上記別例では、図4に示すよう
に、各ティース21a〜21eに巻き付けた起電力用巻
線Kの出入り線が交差しない、つまり、起電力用巻線K
は集中巻のオープン巻きにて巻装され、各ティース21
a〜21eに巻き付けた接続線Sの出入り線が交差す
る、つまり、接続線Sは集中巻のクロス巻きにて巻装さ
れて実施したが、これを、図5に示すように、各ティー
ス21a〜21eに巻き付けた起電力用巻線Kの出入り
線を交差させ、つまり、起電力用巻線Kを集中巻のクロ
ス巻きにて巻装させ、各ティース21a〜21eに巻き
付けた接続線Sの出入り線を交差させない、つまり、接
続線Sを集中巻のオープン巻きにて巻装させて実施して
もよい。この場合、上記別例と同様な効果を得ることが
できる。
【0075】○さらに、第2の実施形態では本発明を回
転軸回りに4個の界磁を有する5スロット、10セグメ
ント直流モータの電機子を集中巻で巻装した電機子に実
施したが、5スロット以外の複数スロットを有する他の
直流モータ例えば7スロット、21セグメント直流モー
タの電機子を集中巻で巻装した電機子に実施してもよ
い。この場合、その巻線図が図6に示され、第2の実施
形態とほぼ同様な効果を得ることができる。
【0076】○また、上記別例では、図6に示すよう
に、各ティース21a〜21eに巻き付けた起電力用巻
線Kの出入り線が交差しない、つまり、起電力用巻線K
は集中巻のオープン巻きにて巻装され、各ティース21
a〜21eに巻き付けた接続線Sの出入り線が交差す
る、つまり、接続線Sは集中巻のクロス巻きにて巻装さ
れて実施したが、これを、図7に示すように、各ティー
ス21a〜21eに巻き付けた起電力用巻線Kの出入り
線を交差させ、つまり、起電力用巻線Kを集中巻のクロ
ス巻きにて巻装させ、各ティース21a〜21eに巻き
付けた接続線Sの出入り線を交差させない、つまり、接
続線Sを集中巻のオープン巻きにて巻装させて実施して
もよい。この場合、上記別例と同様な効果を得ることが
できる。
【0077】○上記各実施形態及び別例では、起電力用
巻線Kの巻数低減による巻線抵抗の低減分と接続線S又
は第2接続線S2の巻数増加による巻線抵抗の増加分と
は同じに設定したが、起電力用巻線Kの巻数低減による
巻線抵抗の低減分と接続線S又は第2接続線S2の巻数
増加による巻線抵抗の増加分との差を所定範囲内に設定
して実施してもよい。この場合、上記各実施形態及び別
例とほぼ同様な効果を得ることができる。
【0078】○上記各実施形態及び別例では、本発明を
直流モータの電機子巻線に具体化したが、永久磁石モー
タ全般の電機子巻線に具体化して実施してもよい。この
場合、上記各実施形態及び別例と同様な効果を得ること
ができる。
【0079】次に、上記実施形態及び別例から把握でき
る請求項に記載した発明以外の技術的思想について、そ
れらの効果と共に以下に記載する。 (1)各ティース(21a〜21e)に集中巻にて起電
力用巻線(K)が巻装され、セグメント(23)間に接
続線(S)が接続され、その起電力用巻線(K)の巻数
を調整し、モータ特性回転数を調整するようにした電機
子の巻線方法において、モータ特性回転数を増大するた
めに起電力用巻線(K)の巻数を低減させたとき、その
巻線(K)の巻数の低減に基づく巻線抵抗の低減分を補
償するために、セグメント(23)間に接続される接続
線(S)の巻数を増加させる増加分でこれを補償するよ
うにしたことを特徴とする電機子の巻線方法。
【0080】従って、起動電流を増大させないでモータ
のモータ特性回転数を増大させることができるととも
に、電機子の巻線は非常に簡単に行うことができる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜6に記
載の発明によれば、起動電流を増大させないでモータの
モータ特性回転数を増大させることができるとともに、
モータを非常に簡単且つ安価に製造することができる。
【0082】請求項7〜9に記載の発明によれば、モー
タ特性回転数の増大調整が行えるモータを非常に簡単且
つ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータの全体図。
【図2】第1の実施形態における4個の界磁を有する5
スロット、10セグメント電機子への起電力用巻線及び
接続線の巻装と等価する巻線接続図。
【図3】第2の実施形態における4個の界磁を有する5
スロット、10セグメント電機子への起電力用巻線及び
接続線の巻装と等価する巻線接続図。
【図4】別例における4個の界磁を有する5スロット、
10セグメント電機子への起電力用巻線及び接続線の巻
装と等価する巻線接続図。
【図5】別例における4個の界磁を有する5スロット、
10セグメント電機子への起電力用巻線及び接続線の巻
装と等価する巻線接続図。
【図6】別例における6個の界磁を有する7スロット、
21セグメント電機子への起電力用巻線及び接続線の巻
装と等価する巻線接続図。
【図7】別例における6個の界磁を有する7スロット、
21セグメント電機子への起電力用巻線及び接続線の巻
装と等価する巻線接続図。
【符号の説明】
11…モータとしての直流モータ、13…電機子、18
…コア、20…スロット、21a〜21e…ティース、
22…コンミテータ、23…セグメント、K…起電力用
巻線、S…接続線、S1,S2…第1及び第2接続線。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H603 AA09 BB01 BB04 BB12 CA02 CA05 CB02 CC11 CC17 CD21 CE01 5H615 AA01 BB01 BB04 BB14 PP01 PP02 PP08 PP10 PP13 PP24 PP25 PP26 QQ02 QQ05 QQ19 TT05 5H623 AA00 AA10 BB07 GG13 GG17 HH04 JJ03 LL13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ティース(21a〜21e)に集中巻
    にて起電力用巻線(K)が巻装され、セグメント(2
    3)間に接続線(S)が接続され、その起電力用巻線
    (K)の巻数を調整し、モータ特性回転数を調整するよ
    うにした集中巻線モータの製造方法において、 モータ特性回転数を増大するために起電力用巻線(K)
    の巻数を低減させたとき、その起電力用巻線(K)の巻
    数の低減に基づく巻線抵抗の低減分を補償するために、
    セグメント(23)間に接続される接続線(S)の巻数
    を増加させるようにしたことを特徴とする集中巻線モー
    タの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の集中巻線モータの製造
    方法において、 前記起電力用巻線(K)の巻数低減による巻線抵抗の低
    減分と前記接続線(S)の巻数増加による巻線抵抗の増
    加分とは同じに設定したことを特徴とする集中巻線モー
    タの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の集中巻線モータ
    の製造方法において、 前記接続線(S)は、コア(18)とコンミテータ(2
    2)間の電機子(13)外周に巻装されるようにしたこ
    とを特徴とする集中巻線モータの製造方法。
  4. 【請求項4】 起電力用巻線(K)及び第1接続線(S
    1)が各ティース(21a〜21e)に集中巻にて巻装
    されてから、セグメント(23)間に接続され、その起
    電力用巻線(K)の巻数を調整し、モータ特性回転数を
    調整するようにした集中巻線モータの製造方法におい
    て、 モータ特性回転数を増大するために起電力用巻線(K)
    の巻数を低減させたとき、その起電力用巻線(K)の巻
    数の低減に基づく巻線抵抗の低減分を補償するために、
    新たに第2接続線(S2)を設け、その第2接続線(S
    2)を、各ティース(21a〜21e)に起電力用巻線
    (K)と相反する方向に巻装するようにしたことを特徴
    とする集中巻線モータの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の集中巻線モータの製造
    方法において、 前記起電力用巻線(K)の巻数低減分と前記第2接続線
    (S2)の巻数とは同じに設定したことを特徴とする集
    中巻線モータの製造方法。
  6. 【請求項6】 各ティース(21a〜21e)に集中巻
    にて起電力用巻線(K)が巻装され、本来各ティース
    (21a〜21e)に集中巻にて起電力用巻線(K)と
    同方向に巻装する接続線(S)の少なくとも一部分を各
    ティース(21a〜21e)に集中巻にて起電力用巻線
    (K)と相反する方向に巻装させることによってモータ
    特性回転数を調整するようにしたことを特徴とする集中
    巻線モータの製造方法。
  7. 【請求項7】 起電力用巻線(K)が各ティース(21
    a〜21e)に集中巻にて巻装されるようにした集中巻
    線モータにおいて、 モータ特性回転数を調整するために、セグメント(2
    3)間に接続される接続線(S)を巻装したことを特徴
    とする集中巻線モータ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の集中巻線モータにおい
    て、 前記接続線(S)は、各ティース(21a〜21e)に
    集中巻にて前記起電力用巻線(K)の巻装方向と相反す
    る方向に巻装されるようにしたことを特徴とする集中巻
    線モータ。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の集中巻線モータにおい
    て、 前記接続線(S)は、コア(18)とコンミテータ(2
    2)間の電機子(13)外周に巻装されるようにしたこ
    とを特徴とする集中巻線モータ。
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