JP2000341710A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2000341710A
JP2000341710A JP11152205A JP15220599A JP2000341710A JP 2000341710 A JP2000341710 A JP 2000341710A JP 11152205 A JP11152205 A JP 11152205A JP 15220599 A JP15220599 A JP 15220599A JP 2000341710 A JP2000341710 A JP 2000341710A
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Japan
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signal
solid
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state imaging
frequency
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JP11152205A
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Seiji Yoshida
政二 吉田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用の全画素読み出し方式の固体撮像素子を
用いて4倍の画素数を有する撮像装置を提供する。 【解決手段】 水平方向、垂直方向、もしくは水平垂直
方向に画素ピッチの1/2だけずらして配置されたVG
A対応の全画素読み出し方式の固体撮像素子3、4a、
4b、5より出力される各色信号および補間信号より高
周波輝度信号と各色の低周波信号とを生成し、この高周
波輝度信号と各色の低周波信号とより映像信号を生成す
るよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はNTSC、PAL等
の従来の標準テレビジョン方式、あるいは、コンピュー
タのビデオフォーマットであるVGA等に対応した通常
画素数の固体撮像素子を4枚使用して、固体撮像素子の
画素数の4倍の画素数に相当する高精細度の画像信号を
出力することができる撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルスチルカメラとして10
0万画素を越える有効画素数を持つデジタルスチルカメ
ラが商品化されている。このような高精細度の画像信号
の撮影が容易になり、その利用も急速に進んでいる。ま
た、特開平6−217332号公報には、4板式の撮像
装置において、緑用のCCD素子4aの画素間の水平方
向のピッチをPx、垂直方向のピッチをPyとしたと
き、緑用のCCD素子4bの空間位置をCCD4bの空
間位置に対して垂直方向に1/2Pyずらして配置し、
赤用のCCD素子3の空間位置を緑用のCCD4bの空
間位置に対して水平方向に1/2Pxずらして配置し、
青用のCCD素子5の空間位置を緑用のCCD4bの空
間位置に対して水平方向に1/2Px、垂直方向に1/
2Pyずらして配置し、これらの固体撮像素子からの出
力信号を補間した信号に基づいて低域輝度信号および高
域輝度信号を生成し、この低域輝度信号と高域輝度信号
とから輝度信号を合成することにより、固体撮像素子の
解像度を2倍以上にすることができる撮像装置が提案さ
れている。このような撮像装置では汎用の固体撮像素子
を利用して高解像度の映像信号を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に、
パソコン(PC)用の高精細度ディスプレィモニタへの
表示に適した高精細度プログレッシブスキャン(順次走
査)方式の撮像装置を実現する場合は、上述した100
万画素を越える固体撮像素子は静止画撮影用であり、最
大でも1秒あたり15フレーム以下の出力であり、動画
の出力は不可能であった。また、有効画素数が100万
画素以上の動画撮影装置としてはHDTV(ハイビジョ
ン)方式の撮像装置が実用化されているが、HDTVの
場合は、出力信号がインターレース(飛び越し走査)で
あり、垂直高周波成分が存在する画像の場合はラインフ
リッカーによるちらつきが見えるたり、パソコン(P
C)用ディスプレィモニターとして普及してきている液
晶ディスプレィモニターへの表示には適さないという問
題点を有していた。さらに、特開平6−217332号
公報に開示されている撮像装置は低域輝度信号の各画素
の通過帯域特性が大きく異なっていることと、高域輝度
信号に低域輝度信号成分が含まれているため、低域輝度
信号と高域輝度信号とから広帯域輝度信号を生成する際
に、図6に示されるように高域輝度信号生成部(yh)
より出力される高域輝度信号、低域輝度信号生成部(y
H)より出力される低域輝度信号をさらにローパスフィ
ルタ(LPF)L1、L2をそれぞれ通過させることに
より、yhより出力された高域輝度信号からローパスフ
ィルタL1の出力信号を減算した信号と、ローパスフィ
ルタL2の出力信号とを加算するという複雑な信号処理
が必要となり、回路規模のコスト増大の要因となるとい
う問題点も有していた。
【0004】本発明はこの点に着目してなされたもので
あり、現在安価に入手可能な汎用のVGA対応の全画素
読み出し方式の固体撮像素子を4枚使用することによ
り、VGAの4倍の画素数に相当する高精細度なプログ
レッシブスキャン(順次走査)方式のパソコン(PC)
用の液晶ディスプレィへの表示に適した動画の撮像がで
きる撮像装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明にかかる撮像装置は、入射光を色分解して
第1の緑(G1)、第2の緑(G2)、赤(R)、青
(B)の各色光を得る色分解光学系と、全画素読み出し
方式の前記第1の緑(G1)光を受光し光電変換してG
信号を出力する第1の固体撮像素子と、全画素読み出し
方式の前記第2の緑(G2)光を受光し光電変換してG
信号を出力する第2の固体撮像素子と、全画素読み出し
方式の前記赤(R)光を受光し光電変換してR信号を出
力する第3の固体撮像素子と、全画素読み出し方式の前
記青(B)画像を受光し光電変換してB信号を出力する
第4の固体撮像素子とを備え、前記第1の固体撮像素子
の空間位置に対して前記第2の固体撮像素子を水平方
向、垂直方向、または水平垂直方向いずれかの方向に、
それぞれ前記固体撮像素子の画素ピッチの1/2倍の距
離だけずらした位置に配置し、前記第1の固体撮像素
子、前記第2の固体撮像素子、前記第3の固体撮像素子
および前記第4の固体撮像素子からそれぞれ出力された
各色の信号より生成した低周波信号と、前記各色の信号
を補間して生成した補間低周波信号とを合成して前記第
1の固体撮像素子、前記第2の固体撮像素子、前記第3
の固体撮像素子および前記第4の固体撮像素子のそれぞ
れの有効画素の4倍の各色の低周波信号を生成する第1
の信号処理部と、前記第1の固体撮像素子、前記第2の
固体撮像素子、前記第3の固体撮像素子および前記第4
の固体撮像素子からそれぞれ出力された各色の信号より
生成した高周波信号と、前記高周波信号を補間して生成
した補間高周波信号とを合成して前記第1の固体撮像素
子、前記第2の固体撮像素子、前記第3の固体撮像素子
および前記第4の固体撮像素子のそれぞれの有効画素の
4倍の高周波輝度信号を生成する第2の信号処理部と、
前記第1の信号処理部の出力信号と、前記第2の信号処
理部の出力信号とから高精細度映像信号を生成する生成
手段とを有するように構成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の撮像装置の実施例
を示す図である。図1において、1はレンズ、2は入射
光をR、G1、G2、B各色に色分解するプリズム、
3、4a、4b、5はそれぞれR用の固体撮像素子、G
1用の固体撮像素子、G2用の固体撮像素子、B用の固
体撮像素子、6はアナログ信号処理回路部、301、4
01a、401b、501は相関二重サンプリング部
(CDS)、302、402a、402b、502はC
DS301、401a、402b、501の出力信号の
レベルを調整するAGC回路、303、403a、40
3b、503はAD変換器、7はデジタル信号処理部、
304、404a、404b、504はガンマ(γ)補
正部、305、405a、405b、505は各色の低
周波信号生成部(RL生成部、GL生成部、BL生成
部)、701は高周波輝度信号生成部(YH生成部)、
702は輝度信号処理部(Y処理部)、306、40
6、506はDA変換器、703は低周波輝度信号生成
部(YL生成部)、704は色差信号処理部、8は出力
回路部、307、407、507はローパスフィルタ
(LPF)、308、408、508は75Ωドライバ
部、509は輝度信号出力端子(Y)、309、409
はコンポーネント形式の色信号出力端子(PR、PB)
である。
【0007】入射光はレンズ1を通過した後、プリズム
2にてR、G1、G2Bの4色に分離され、撮像素子
3、4a、4b、5に入射する。固体撮像素子3、4
a、4b、5は、例えば、全画素をそのままノンインタ
ーレース走査で読み出す、全画素独立読み出しが可能
な、例えば、VGA対応(水平有効画素数640画素、
垂直有効画素数480画素)のものである。
【0008】VGA対応の固体撮像素子は安価であるが
画素数が少ないため、4つの固体撮像素子3、4a、4
b、5を空間画素ずらしを行ない解像度を向上させる。
一実施例として、図2(a)に示すようにG1の固体撮
像素子4aの画素ピッチをPx、垂直方向の画素ピッチ
をPyとした場合に、R用の固体撮像素子3の空間位置
をG1用の固体撮像素子4aの空間位置に対して水平方
向に1/2Px(図2(a))にずらし、B用の固体撮
像素子5の空間位置をG1用の固体撮像素子4aの空間
位置に対して垂直方向に1/2Py(図2(b))だけ
ずらし、G2用の固体撮像素子4bの空間位置をG1用
の固体撮像素子4aの空間位置に対して水平方向に1/
2Px、垂直方向に1/2Py(図2(c))だけずら
して配置する。
【0009】光の3原色である緑(G)、赤(R)、青
(B)から輝度信号を生成する場合、Gの寄与する割合
が最も大きい(例えば、NTSC方式では0.59、ハ
イビジョン方式では0.72)ので、Gを2分割してG
1とG2とし、主にG1とG2とにより解像度の向上を
実現する。G1用の固体撮像素子4aの各画素に対して
G2用の固体撮像素子4bの各画素を水平方向に1/2
Px、垂直方向に1/2Pyずらして配置する。これに
より水平方向および垂直方向それぞれ2倍に拡大して全
体としてほぼ4倍の画素数となるような所定の信号処理
を行うことによで解像度の向上を実現できる。
【0010】しかしこれだけでは斜め方向の解像度向上
が不十分であるため、例えば、R用の固体撮像素子3の
各画素をG1用の固体撮像素子4aの各画素に対して水
平方向に1/2Pxずらし、B用の固体撮像素子5の各
画素をG1用の固体撮像素子4aの各画素に対して垂直
方向に1/2Pxずらして配置し所定の信号処理を行う
ことで、斜め方向の解像度も向上できる。上述のG1、
G2、R、B用の各固体撮像素子の空間画素ずらし配置
は一実施例であり、他の配置によっても解像度の向上は
実現される。例えば、上述のR用の固体撮像素子の配置
とB用の固体撮像素子との配置を入れ替えて配置しても
よい。
【0011】上述したそれぞれの固体撮像素子の画素数
の4倍の画素数に当てはめた場合、R、G1、G2、B
それぞれの色の画素が実際に存在するそれぞれの画素を
示したのが図3(a)(b)(c)(d)で、これらを
合成した画素を示したのが、図3(e)である。
【0012】以下に、実在する画素を用いての補間につ
いて説明する。プリズム2で色分解されたR、G1、G
2、B各色の光線は撮像素子3、4a、4b、5にてそ
れぞれ光電変換されR、G1、G2、B信号としてアナ
ログ信号処理部6にそれぞれ入力される。アナログ信号
処理部6ではR、G1、G2、B信号はそれぞれCDS
301、401a、401b、501にて相関二重サン
プリング処理によりS/Nが改善され、その後AGC回
路302、402a、402b、502にて所定のレベ
ルに調整され、図示せぬホワイトバランス処理部にてホ
ワイトバランスに関する処理が施された後、AD変換器
303、403a、403b、503に入力されてそれ
ぞれデジタル信号に変換されたR、G1、G2、B信号
はそれぞれデジタル信号処理部7に入力される。
【0013】上述したホワイトバランスに関する信号処
理については、後述するデジタル信号処理部にて行うこ
とも可能である。
【0014】デジタル信号処理部7ではガンマ(γ)補
正部304、404、504にて、固体撮像素子3、
4、5の光電変換特性による階調(色調)の非直線性を
改善するための係数を各色信号に乗算するガンマ補正を
施された後、垂直有効画素数480画素(実際の画素数
は494画素程度)の各色信号はそれぞれ、RL生成部
305、GL生成部405、BL生成部505にそれぞ
れ入力されて、以下に示す式(1)〜(12)に従っ
て、Rの低周波信号RL、Gの低周波信号GL、および
Bの低周波信号BLが生成される。 GL(2,2)=(4G1(2,2)+G2(1,1)+G2(3,1)+G2(1,3)+G2(3,3))/8 (1) GL(3,2)=(G2(3,1)+G1(2,2)+G1(4,2)+G2(3,3))/4 (2) GL(2,3)=(G1(2,2)+G2(1,3)+G2(3,3)+G1(2,4))/4 (3) GL(3,3)=(4G2(3,3)+G1(2,2)+G1(4,2)+G1(2,4)+G1(4,4))/8 (4) RL(2,2)=(R(1,0)+R(3,0)+2R(1,2)+2R(3,2)+R(1,4)+R(3,4))/8 (5) RL(3,2)=(R(3,0)+R(1,2)+4R(3,2)+R(5,2)+R(3,4))/8 (6) RL(2,3)=(R(1,2)+R(3,2)+R(1,4)+R(3,4))/4 (7) RL(3,3)=(R(1,2)+2R(3,2)+R(5,2)+R(1,4)+2R(3,4)+R(5,4))/8 (8) BL(2,2)=(B(0,1)+2B(2,1)+B(4,1)+B(0,3)+2B(2,3)+B(4,3))/8 (9) BL(3,2)=(B(2,1)+B(4,1)+B(2,3)+B(4,3))/4 (10) BL(2,3)=(B(2,1)+B(0,3)+4B(2,3)+B(4,3)+B(2,5))/8 (11) BL(3,3)=(B(2,1)+B(4,1)+2B(2,3)+2B(4,3)+B(2,5)+B(4,5))/8 (12)
【0015】ここで式(1)(4)(6)(11)は画
像が実在する位置での低周波信号の生成を示す低周波信
号生成式であり、残りの式は画素が実在しない位置での
低周波信号の生成、つまり、実在する周囲の画素を用い
た補間による生成を示す式である。式(1)〜(12)
に従って、低周波信号を生成することにより画素が実在
する位置と画素が実在しない位置とにおいて、ほぼ等し
い周波数の低周波数信号が生成される。
【0016】次に、色差信号について説明する。まず、
RL生成部305、GL生成部405、BL生成部50
5より出力される各信号は低周波輝度信号生成部(YL
生成部)703に入力され、式(13)に従って輝度低
周波信号(YL)信号が生成される。式(13)はHD
TVスタジオ規格のITU−R勧告709に示されてい
る輝度・色差信号方程式である。 YL=0.7154GL+0.0721BL+0.2125RL (13)
【0017】γ補正部304、404a、404b、5
04にてγ補正されたR、G1、G2、B信号は高周波
輝度信号生成部(YH生成部)701にそれぞれ入力さ
れて、以下に示す式(14)〜(22)に従って高周波
輝度信号YHが生成される。YHHは水平高周波輝度信
号を示し、YVHは垂直高周波輝度信号を示し、高周波
輝度信号YHは式(14)に示されるようにYHHとY
VHとの加算により求められる。式(15)(16)
(21)(22)はG1またはG2の画素が実在する位
置での高周波輝度信号生成式であり、(17)〜(2
0)はG1あるいはG2のどちらの画素も実在しない位
置での高周波輝度信号生成式であり、RまたはBの画素
の高周波信号より生成している。 YH(x,y)=(YHH(x,y)+YVH(x,y))/2 (14) YHH(2,2)=(2G1(2,2)-G1(0,2)-G1(4,2))/4 (15) YVH(2,2)=(2G1(2,2)-G1(2,0)-G1(2,4))/4 (16) YHH(3,2)=(2R(3,2)-R(1,2)-R(5,2))/4 (17) YVH(3,2)=(2R(3,2)-R(3,0)-R(3,4))/4 (18) YHH(2,3)=(2B(2,3)-B(0,3)-B(4,3))/4 (19) YVH(2,3)=(2B(2,3)-B(2,1)-B(2,5))/4 (20) YHH(3,3)=(2G2(3,3)-G2(1,3)-G2(5,3))/4 (21) YVH(3,3)=(2G2(3,3)-G2(3,1)-G2(3,5))/4 (22)
【0018】また、式(17)から(20)は、以下に
示す式(23)から(26)で生成することも可能であ
る。式(23)から(26)はRまたはBの画素の高周
波信号と隣接するG1またはG2の画素が実在する位置
での高周波信号を補間した信号を加算して生成してい
る。 YHH(3,2)=(YHH(3,1)+YHH(3,3))/4+(2R(3,2)-R(1,2)-R(5,2))/8 (23) YHH(3,2)=(YVH(2,2)+YVH(4,2))/4+(2R(3,2)-R(3,0)-R(3,4))/8 (24) YHH(3,2)=(YHH(2,2)+YHH(2,4))/4+(2B(2,3)-B(0,3)-B(4,3))/8 (25) YHH(3,2)=(YVH(1,3)+YVH(3,3))/4+(2B(2,3)-B(2,1)-B(2,5))/8 (26)
【0019】次に高周波輝度信号生成部(YH生成部)
701の出力信号と低周波輝度信号生成部(YL生成
部)703の出力信号とが輝度信号処理部(Y処理部)
702に供給され、輝度信号処理部(Y処理部)702
では式(27)に従って広帯域(高精細)輝度信号YW
を生成する。Y処理部702の一例を図5に示す。 YW=YL+k1YH (27) 式(23)の係数k1は通常1以上の数値であり、k1
が大きいほど高周波成分が強調されシャープな画像が得
られる。但しk1を大きくしすぎると高周波のノイズも
強調されることになるので、ユーザの好みに応じて可変
できるように構成することも可能である。また、ノイズ
は信号レベルが小さいほど目立つ特徴を有しているの
で、k1を信号のレベルに応じて可変できるように構成
してもよい。
【0020】次に、低周波輝度信号生成部(YL生成
部)703より出力される低周波輝度信号YLは、RL
生成部305より出力されるRの低周波信号RL、およ
びBL生成部505より出力されるBの低周波信号BL
と共に色差信号処理部704にも供給される。色差信号
処理部704では BL−YL、 RL−YL、 の演算により色差信号BL−YLおよびRL−YLが生
成される。
【0021】上述した広帯域(高精細)輝度信号(YW
信号)、色差信号(BL−YL信号、RL−YL信号)
はD/Aコンバータ506、406、306にそれぞれ
入力され、それぞれアナログ信号にデジタル/アナログ
変換された後に、出力回路部8に供給される。
【0022】出力回路部8では、ローパスフィルタ(L
PF)307、407、507により信号帯域外の高周
波ノイズを除去した後、75Ωドライバ308、40
8、508にて出力インピーダンスの整合やレベル調整
を行った後、出力端子309、409、509より図示
しない表示装置や記録装置に出力される。
【0023】通常、出力回路部8に入力されるBL−Y
L信号、RL−YL信号は図示しないレベル調整回路に
おいて、式(24)(25)に従って、PB信号、PR
信号に変換される。 PB=0.5389(BL−YL) (28) PR=0.6349(RL−YL) (29)
【0024】なお、BL−YL信号、RL−YL信号よ
りPB信号、PR信号への変換は、必ずしも出力回路部
8にて行う必要はなく、例えば、デジタル信号処理部7
において変換処理を実行してもよい。
【0025】また通常、出力回路部8の出力端子50
9、409、309より出力されるY信号、PB信号、
PR信号には図示しない同期信号発生回路において生成
された同期信号が画像信号のブランキング期間に付加さ
れて出力される。この際に付加される同期信号は順次走
査に対応したものである。結果としてγ補正部304、
404a、404b、504からそれぞれ読み出された
水平有効画素数640画素、垂直有効画素数480画素
のそれぞれ水平方向2倍の画素数、垂直方向2倍の画素
数である水平有効画素数1280画素、垂直有効画素数
960画素の信号の映像信号が出力される。図1に示し
た撮像装置では、Y信号、PB信号、PR信号がアナロ
グ信号の形式で出力されるように構成された例を説明し
たが、デジタル信号形態で適当なデジタルインターフェ
ース規格に準じた形態の信号に変換して出力することも
可能である。
【0026】図4は本発明になる撮像装置の他の実施例
を示す図で、図4に示した撮像装置はG1信号、G2信
号、R信号、B信号を出力信号として出力する場合のブ
ロック図である。図4において、デジタル信号処理部7
1への入力までの構成や動作については図1と同一であ
るので、その説明を省略する。また、図4において図1
との部分については同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0027】図4においてデジタル信号処理部71に入
力されたR、G1、G2、B信号は、γ補正部304、
404、504にてガンマ補正された垂直有効画素48
0(通常は494画素程度)の信号はRL生成部30
5、GL生成部405、BL生成部505および高周波
輝度信号生成部(YH生成部)701にそれぞれ入力さ
れる。この際には図1で説明した場合と同様に生成式
(1)から(12)および式(14)から(22)に従
ってYH生成部701より高周波輝度信号、およびGL
生成部405、RL生成部305、BL生成部505よ
りそれぞれRの低周波信号RL、Gの低周波信号GL、
およびBの低周波信号BLが出力される。高周波輝度信
号と各色の低周波信号とは、それぞれ図4に示すように
Rの広帯域(高精細)信号生成部(RW生成部)31
0、Gの広帯域(高精細)信号生成部(GW生成部)4
10、Bの広帯域(高精細)信号生成部(BW生成部)
510にそれぞれ供給されて式(30)から(32)に
従って各色の広帯域(高精細)色信号GW、BW、RW
が生成される。 GW=GL+k2YH (30) BW=BL+k2YH (31) RW=RL+k2YH (32) 上式のk2に関しては式(27)のk1と同様に決定さ
れる。
【0028】このようにして生成されたGW、RW、B
W信号はDA変換器306、406、506それぞれに
おいてデジタル・アナログ変換された後、出力回路部8
を介して図示しない表示装置や記録装置等に出力され
る。また、図示していない同期信号発生回路部にて生成
された同期信号(HD、VD)も同時に出力される。
【0029】図4に示した撮像装置では、各色の広帯域
信号RW、GW、BWがアナログ信号の形式で出力され
るように構成された例を説明したが、デジタル信号形態
で適当なデジタルインターフェース規格に準じた形態の
信号に変換して出力することも可能である。
【0030】動画出力を実現するためには映画が毎秒2
4コマであることから、通常は毎秒24コマ以上に対応
するフレーム数が必要とされる。一方、上述したように
現在安価に入手可能な動画撮像用の全画素読み出し固体
撮像素子は、水平有効画素数640、垂直有効画素数4
80のVGA対応の固体撮像素子であり、このVGA対
応の固体撮像素子は通常余裕を持つように設計されてお
り、水平659,垂直494位の画素を有している。従
って、通常のVGA対応の固体撮像素子を使用して本発
明になる撮像装置のを構成すると、最大水平有効画素数
1318、最大有効垂直画素数988となる。この画素
数をパソコン(PC)のビデオ仕様と対比した場合、最
も近い画素数のものとしては水平有効画素数1280、
垂直有効画素数1024のSXGAがある。
【0031】SXGAには数種類のバリエーションがあ
るので、このうちから適当なものを選択してその同期信
号に基づいて撮像した画像信号を出力するように構成す
ることで、SXGA対応の液晶ディスプレィモニターに
最適な動画の画質を得ることができる。SXGAの有効
垂直画素数に対して表示信号の画素数が足りない場合
は、画面上部あるいは下部に日付、時間。コメント等の
各種情報を出力表示するように構成することも可能であ
る。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明になる撮像装
置は、現在安価に入手可能な汎用の解像度の全画素読み
出し方式の固体撮像素子を4枚使用して、汎用の解像度
の固体撮像素子の4倍の画素数に相当する高精細度な信
号を撮像して出力可能であり、液晶ディスプレィ等への
表示に適した順次走査の動画像を撮像出力できるという
利点を有する。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の撮像装置の実施例を示す図であ
る。
【図2】図2は図1に示した撮像装置に使用される固体
撮像素子の画素ずらし配置の一例を示す図である。
【図3】図3は図1に示した撮像装置に使用される固体
撮像素子の画素配置の一例を示す図である。
【図4】図4は本発明の撮像装置の他の実施例を示す図
である。
【図5】図5は本発明の撮像装置の輝度信号処理部(Y
処理部)の一例を示す図である。
【図6】図6は従来の撮像装置の輝度信号処理部を示す
図である。
【符号の説明】
1…レンズ、 2…プリズム、 3、4a、4b、5…固体撮像素子 6…アナログ信号処理部、 7、71…デジタル信号処理部、 8…出力回路部 301、401a、401b、501…CDS(相関二
重サンプリング部)、 302、402a、402b、502…AGC回路、 303、403a、403b、503…AD変換器、 304、404a、404b、504…γ補正部、 305、405、505…低周波信号生成部(RL生成
部、GL生成部、BL生成部)、 306、406、506…DA変換器、 307、407、507、311,411…ローパスフ
ィルタ(LPF)、 308、408、508…75オームドライバ部、 309、409…色差信号出力端子 509…輝度信号出力端子、 310,410,510…広帯域(高精細)信号生成部
(RW生成部、GW生成部、BW生成部)、 701…高周波輝度信号生成部(YH生成部)、 702…輝度信号処理部(Y処理部)、 703…低周波輝度信号生成部(YL生成部)、 704…色差信号処理部、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射光を色分解して第1の緑(G1)、第
    2の緑(G2)、赤(R)、青(B)の各色光を得る色
    分解光学系と、 全画素読み出し方式の前記第1の緑(G1)光を受光し
    光電変換してG信号を出力する第1の固体撮像素子と、 全画素読み出し方式の前記第2の緑(G2)光を受光し
    光電変換してG信号を出力する第2の固体撮像素子と、 全画素読み出し方式の前記赤(R)光を受光し光電変換
    してR信号を出力する第3の固体撮像素子と、 全画素読み出し方式の前記青(B)画像を受光し光電変
    換してB信号を出力する第4の固体撮像素子とを備え、 前記第1の固体撮像素子の空間位置に対して前記第2の
    固体撮像素子を水平方向、垂直方向、または水平垂直方
    向いずれかの方向に、それぞれ前記固体撮像素子の画素
    ピッチの1/2倍の距離だけずらした位置に配置し、 前記第1の固体撮像素子、前記第2の固体撮像素子、前
    記第3の固体撮像素子および前記第4の固体撮像素子か
    らそれぞれ出力された各色の信号より生成した低周波信
    号と、前記各色の信号を補間して生成した補間低周波信
    号とを合成して前記第1の固体撮像素子、前記第2の固
    体撮像素子、前記第3の固体撮像素子および前記第4の
    固体撮像素子のそれぞれの有効画素の4倍の各色の低周
    波信号を生成する第1の信号処理部と、 前記第1の固体撮像素子、前記第2の固体撮像素子、前
    記第3の固体撮像素子および前記第4の固体撮像素子か
    らそれぞれ出力された各色の信号より生成した高周波信
    号と、前記高周波信号を補間して生成した補間高周波信
    号とを合成して前記第1の固体撮像素子、前記第2の固
    体撮像素子、前記第3の固体撮像素子および前記第4の
    固体撮像素子のそれぞれの有効画素の4倍の高周波輝度
    信号を生成する第2の信号処理部と前記第1の信号処理
    部の出力信号と、前記第2の信号処理部の出力信号とか
    ら高精細度映像信号を生成する生成手段とを有する撮像
    装置。
  2. 【請求項2】前記生成手段は前記第1の信号生成部より
    出力される前記各色の低周波信号を所定の比率で加算し
    て低周波輝度信号を生成し、前記第2の信号生成部から
    出力される前記高周波輝度信号と前記低周波輝度信号と
    を加算して広帯域輝度信号を生成する請求項1項記載の
    撮像装置。
  3. 【請求項3】前記生成手段は前記第1の信号生成部から
    出力される前記各色の低周波信号に前記第2の信号生成
    部から出力される前記高周波輝度信号加算して広帯域色
    信号を生成する請求項1項記載の撮像装置。
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