JP2000341440A - Isdn回線中継装置 - Google Patents
Isdn回線中継装置Info
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Abstract
線に接続するためのISDN回線中継装置において、非
常通報装置からの通報メッセージ送出後の、通報先から
の逆信を、ISDN用端末や、他のアナログ回線用端末
からの回線捕捉動作があっても優先して確実に受けられ
るようにする。 【解決手段】 非常通報装置での逆信待機状態を検知す
ると、制御回路24は、回線強制切断回路部200を制
御して、ターミナルアダプタ部100とISDN回線網
との間の接続は保ちつつ、ISDN回線網とISDN用
端末との間の切断する。また、逆信待機中にアナログ回
線用端末による回線捕捉が回路部TAnの回線捕捉検出
手段18で検出されたときには、制御回路24は、アナ
ログ回線用端末にビジートーンを送出するように回路部
TAnを制御する。
Description
の非常事態の発生時に、電話回線を通じて、消防署など
の所定の通報先に通報メッセージを送出するようにする
アナログ回線用の通報装置を、ISDN回線に対して接
続することができるようにするターミナルアダプタ機能
を備えるISDN回線中継装置に関する。
した場合に、非常用押ボタンスイッチやセンサにより起
動されて、警察署や消防署などの予め設定された通報先
のダイヤル番号を電話回線を通じて送出し、通報先の相
手が応答すると、予め記憶されている通報メッセージを
送出するようにする非常通報装置が知られている(例え
ば特公昭63−37549号公報等参照)。
ログ回線用のものが主として用いられている。このアナ
ログ回線用の非常通報装置の通報処理時の動作の概略
は、次のようになる。
た、あるいは火災センサにより火災が検知されると、通
報の起動信号が発生する。この起動信号の発生に応じ
て、非常通報装置は、回線(アナログ回線)を捕捉し、
記憶している「110番」や「119番」のダイヤル番
号のダイヤル送出を行う。そして、通報先である警察署
や消防署の応答を確認した後、記憶部に記憶している所
定の通報メッセージを、警察署や消防署に送る。これに
より、警察署や消防署には、迅速に、かつ、確実に非常
事態が伝達される。
話端末と回線を共有する使用態様となっている場合が多
く、このため、非常事態が発生したときに、通報に用い
ようとする電話回線が話中であったり、丁度、着信中で
あった場合には、当該回線が解放されるまで、通報が遅
れる問題がある。
話回線が話中などで使用中となっているときに、当該ア
ナログ回線を強制的に開放する回線開放手段をアナログ
回線用非常通報装置に設け、迅速に非常通報ができるよ
うにする方策が種々提案されている。
して、高速のデータ通信が可能なため、デジタル回線で
あるISDN回線が普及しつつある。そして、従来のア
ナログ回線用の電話端末装置は、ターミナルアダプタを
ISDN回線との間に介在させることで、このISDN
回線に対しても接続することができる。
通報装置をISDN回線に接続できるターミナルアダプ
タがあれば、ISDN回線用の非常通報装置を、新たに
購入しなくても、ISDN回線に対して接続して使用す
ることができる。
置を、ターミナルアダプタを介してISDN回線に接続
するシステム構成の場合には、アナログ回線を強制的に
開放する回線開放手段がアナログ回線用非常通報装置に
存在しても、それは、まったく無意味である。
1111号として、ISDN回線網とISDN用端末と
の間の接続/切断を制御する接続/切断切換回路を設け
て、ISDN用端末が使用中であってISDN回線の2
個のBチャネルが塞がっている場合にも、接続/切断切
換回路を強制切断して、アナログ回線用の非常通報装置
から警察署や消防署などの通報先への非常通報が迅速に
行なえるようにしたISDN回線中継装置を提案した。
強制的に回線開放にして通報メッセージを通報先に送る
ことができても、非常通報の通報先である警察署や消防
署からの逆信時の問題が残る。
は、非常通報装置から通報メッセージを通報先に送った
後、非常通報装置は、回線を一旦開放して、通報先であ
る警察署や消防署からの逆信を待つ逆信待機状態にな
る。そして、通報先から逆信があると、それを非常電話
機で受け、通報先と通話を行なうようにする。
端末などの非常通報装置以外の端末から回線捕捉要求が
発生した場合に、その回線捕捉要求に応じて回線を使用
してしまうと、回線が塞がって、通報先からの逆信を迅
速には受信できなくなってしまう場合が生じる。
用の非常通報装置をISDN回線に接続した場合の逆信
待機中の上記の問題点を解決できるISDN回線中継装
置を提供することを目的とする。
め、請求項1の発明は、ISDN回線網と後段のISD
N用端末との間に設けられ、起動信号に応じて回線を捕
捉し予め設定された通報先のダイヤル番号送出をした
後、通報メッセージを送出するアナログ回線用通報装置
を前記ISDN回線網に接続するための装置であって、
前記通報装置を前記ISDN回線網に接続するための処
理を行うターミナルアダプタ部と、前記ターミナルアダ
プタ部と前記ISDN回線網との間の接続は保ちつつ、
前記ISDN回線網とISDN用端末との間の接続/切
断を制御する回線強制切断回路部とを備え、前記ターミ
ナルアダプタ部は、前記通報装置の回線捕捉を検出する
回線捕捉検出手段と、前記回線捕捉検出手段で前記回線
捕捉が検出された後に、前記通報装置から送出される前
記通報先のダイヤル番号を識別し、前記ISDN回線を
通じて、前記通報先に発呼を行う発呼手段と、前記通報
装置からの通報メッセージを前記ISDN回線網用の信
号に変換して送出する手段と、前記通報装置の回線開放
動作と、前記通報装置からの通報中出力信号とから前記
通報先からの逆信を待つ逆信待機を検知し、前記回線強
制切断回路部を制御して、前記ISDN用端末を前記I
SDN回線網から切断すると共に、捕捉していた回線を
開放するように制御する制御手段と、を備えることを特
徴とするISDN回線中継装置を提供する。
と後段のISDN用端末との間に設けられ、起動信号に
応じて回線を捕捉し予め設定された通報先のダイヤル番
号送出をした後、通報メッセージを送出するアナログ回
線用通報装置を前記ISDN回線網に接続するための装
置であって、前記通報装置を前記ISDN回線網に接続
するための処理を行うと共に、アナログポートとして、
前記通報装置用の他に、他のアナログ回線用端末用のポ
ートを有するターミナルアダプタ部を備え、前記ターミ
ナルアダプタ部は、前記通報装置の回線捕捉を検出する
第1の回線捕捉検出手段と、前記他のアナログ回線用端
末の回線捕捉を検出する第2の回線捕捉検出手段と、前
記第1の回線捕捉検出手段で回線捕捉が検出された後
に、前記通報装置から送出される前記通報先のダイヤル
番号を識別し、前記ISDN回線を通じて、前記通報先
に発呼を行う発呼手段と、前記通報装置からの通報メッ
セージを前記ISDN回線網用の信号に変換して送出す
る手段と、前記通報装置の回線開放動作と、前記通報装
置からの通報中出力信号とから前記通報先からの逆信を
待つ逆信待機を検知し、捕捉していた回線を開放して逆
信待機状態とし、この逆信待機状態においては、前記他
のアナログ回線用端末による回線捕捉が前記第2の回線
捕捉検出手段で検出されたときには、前記他のアナログ
回線用端末にビジートーンを送出するように制御する制
御手段と、を備えることを特徴とするISDN回線中継
装置を提供する。
継装置においては、通報装置が起動されて、回線捕捉動
作をすると、それを検出し、続いて送られてくる通報先
のダイヤル番号を識別して、通報先に、ISDNの発呼
手順に従い発呼動作をする。そして、通報先との間でI
SDN回線が接続されると、通報装置からの通報メッセ
ージはターミナルアダプタを通じ、ISDN回線を通じ
て、通報先に送出される。
開放動作をするので、ISDN回線中継装置は、それを
検出する。そして、ISDN回線中継装置の制御手段
は、回線強制切断回路部を制御して、ターミナルアダプ
タ部とISDN回線網との間の接続は保ちつつ、ISD
N回線網とISDN用端末との間を切断し、逆信待機状
態とする。そして、通報先からの逆信の着信があると、
通報装置側での応答により通話状態に移行する。
は、逆信待機状態においては、ISDN用端末は、IS
DN回線網から切断されているので、逆信待機中のこれ
らISDN用端末からの回線捕捉は無効となり、通報先
からの逆信を確実に受けることができる。
プタ部がアナログポートとして、前記通報装置用の他
に、他のアナログ回線用端末用のポートを有する場合で
ある。この請求項3の発明の場合には、逆信待機状態に
おいて前記の他のアナログ回線用端末から回線捕捉が発
生する場合に、これを生かすと逆信を受けられなくなる
おそれがある。
中に前記他のアナログ回線用端末による回線捕捉があっ
たときには、ターミナルアダプタ部の制御手段は当該他
のアナログ回線用端末にビジートーンを送出して、当該
他のアナログ回線用端末による回線捕捉を受け付けない
ようにしている。したがって、通報先からの逆信を確実
に受けることができる。
線中継装置の実施の形態を、非常通報装置用のアナログ
ポートの他に、1つの他のアナログ回線用端末用のポー
トを備える場合について、図を参照しながら説明する。
の形態のISDN回線中継装置や、非常通報装置、さら
には他のISDN用端末の接続態様を示すものである。
すなわち、ISDN回線1は、DSU(回線終端装置)
2を通じて加入者宅内ネットワーク3に接続される。加
入者宅内ネットワーク3の、最もDSU2側には、この
実施の形態のISDN回線中継装置10が接続される。
そして、ISDN回線中継装置10に接続される加入者
宅内ネットワーク3には、他のISDN用端末として、
デジタル回線用端末6や7が接続されている。
加入者宅内ネットワーク3との間に設けられる回線強制
切断回路200と、非常通報装置4およびアナログ回線
用端末5をISDN回線網に対して接続するためのター
ミナルアダプタ部100とを備える。
うに、ターミナルアダプタ部100とISDN回線網と
の間の接続は保ちつつ、ISDN回線網とISDN用端
末としてのデジタル回線用端末6や7が接続される加入
者宅内ネットワーク3部分との間を強制切断することが
できる切換回路を備える。
は、非常通報動作を行っているときには、通報中出力信
号を発生する機能を備えるもので、アナログ電話回線に
接続すべき端子4aと、非常通報動作中の前記通報動作
中信号を出力する端子4bと、逆信を受信して、通報先
と通話をするための非常用電話機8を接続するための端
子4cとを備える。
ーミナルアダプタ部100の非常通報装置用アナログポ
ートとなるISDN回線中継装置10の端子10aに接
続される。また、非常通報装置4の端子4bは、ターミ
ナルアダプタ部100の通報中出力入力端子に接続され
ているISDN回線中継装置10の端子10bに接続さ
れ、非常通報装置4からの通報中出力信号はこの端子1
0bを通じてターミナルアダプタ部100に入力され
る。
話回線に接続すべき端子が、ターミナルアダプタ部10
0の他のアナログ回線用端末用のアナログポートとなる
ISDN回線中継装置10の端子10gに接続される。
非常事態の発生に応じた起動信号の発生に応じて、図3
のフローチャートに示すような動作を実行する。
や火災センサなどの監視の結果としての起動信号の発生
を監視する。そして、起動信号の発生を検知すると、図
3のフローチャートを実行する。
作を行う。次に、ステップ102において、捕捉した回
線において、トーン検出回路21によりダイヤルトーン
を検出し、交換機側のダイヤル受入れ準備ができている
か否かを検出する。または、このステップ102で回線
捕捉した後、3秒以上の経過を待つ。
交換機側のダイヤル受入れ準備ができていることを確認
した後、予め設定されている通報先、つまり、「110
番」や「119番」に自動ダイヤルを行う。次に、ステ
ップ104に進み、通報先の応答があるか否かを通報先
からの応答音声が検出されたかどうかにより判別する。
通話先の応答がなければ、ステップ105に進み、相手
不応答を確認する。この相手不応答の確認は、例えば一
定時間以上の相手不応答の検出やビジートーンの検出に
より行うものである。
と、ステップ106に進み、一旦回線を開放し、次のス
テップ107で4秒以上待機する。この4秒以上の時間
は、回線を完全に開放するための時間である。ステップ
107で4秒以上の時間の経過を検出すると、ステップ
101に戻り、通報動作をやり直す。
と、ステップ108に進み、非常通報装置のメモリに予
め格納されている通報メッセージを、通報先に送出す
る。そして、通報メッセージの送出後、ステップ109
に進み、捕捉していた回線を一旦開放し、その後、5秒
間の逆信信号の待機を行う。すなわち、ステップ110
で、逆信を検出(逆信の着呼を検出)したか否か判別
し、逆信を検出しないときには、ステップ111で5秒
間の経過を判別し、逆信待ちの状態で5秒間経過してい
ないときには、ステップ110に戻って、逆信待ちを継
続する。
間、逆信が検出できなかったと判別されたときには、ス
テップ112に進み、開放していた回線を捕捉して、ス
テップ108に戻り、通報メッセージの再送を行う。前
述したように、このとき、110番や119番の通報先
は回線を保持しているので、この通報先へのダイヤル送
出は行わない。
と、ステップ113に進み、非常通報装置に接続されて
いる非常用電話機8のベルを鳴動させ、次のステップ1
14で非常用電話機8でのオフフックによる応答を待
つ。そして、非常用電話機8でのオフフックを検出する
と、ステップ115に進み、通報先との相互通話を行
い、ステップ116での非常用電話機8のオンフックの
確認により、通報処理終了となる。
装置10について説明する。この実施の形態のISDN
回線中継装置10は、図1に示すように構成される。
回路部200においては、ISDN回線網に接続されて
いるDSU2と接続されるISDN回線中継装置10の
端子10c,10dと、ターミナルアダプタ部100と
の間は、常時、接続されている。
/切断切換回路を構成するリレーRAおよびそのリレー
接点ra,raを備える。このリレーRAのリレー接点
ra,raは、ターミナルアダプタ部100と端子10
c,10dとの接続点と、後段のISDN用端末である
デジタル回線用端末6、7が接続されている加入者宅内
ネットワーク3が接続されるISDN回線中継装置10
の端子10e,10fとの間に設けられる。
れ、その接点ra,raは、図示のように、ターミナル
アダプタ部100と端子10c,10dとの接続点と、
端子10e,10fとを接続する状態にあり、ISDN
回線1がターミナルアダプタ部100のみならず、後段
のISDN用端末6、7にも接続されている状態となっ
ている。
プタ部100の制御回路24により、リレーRAがオン
とされると、リレー接点ra,raが切り替わり、後段
のISDN用端末6、7側がISDN回線1に対して強
制開放されるとともに、ターミナルアダプタ部100
は、リレー接点ra,raを通じて終端抵抗201に接
続される状態になる。
00は、ターミナルアダプタ部100とISDN回線網
との間の接続は保ちつつ、ISDN回線網とISDN用
端末6や7との間の接続/切断を制御することができる
ように構成されている。
0においては、ターミナルアダプタ部100は、非常通
報装置用のアナログポート10a用の回路部TAsと、
他のアナログ回線用端末用の回路部TAnとを備える構
成となっている。
SDN回線1側の端部には、ISDNインターフェース
11が設けられ、このISDNインタフェース11と、
アナログポート10aおよびアナログポート10gのそ
れぞれとの間に、回路部TAsおよび回路部TAnがそ
れぞれ接続される。
2を介して接続されるISDN回線1とのインターフェ
ース処理を行うもので、後述する制御回路24は、この
インターフェース11を通じて、ISDN回線1を通じ
ての着呼時のデータを取得して解析し、例えば相手の発
番号などを検知したり、発呼時に発番号の情報を呼設定
メッセージ(SET UP)に加えて送出したりする。
を備えるもので、それぞれコーデック回路12、アンプ
13および14、2線/4線変換回路15、給電回路1
6、極性反転回路17、回線捕捉検出回路18、PBレ
シーバ19、回線捕捉監視回路20、トーン発生回路2
1を備え、各回路は制御回路24からの必要な制御を受
けるように構成されている。図1では、簡単のため、回
路部TAsの内部のみを示したが、回路部TAnも、全
く同様のブロック構成となっている。
アナログポート10aおよび10gに接続されるアナロ
グ回線用端末に共通の呼出信号発生回路22と、非常通
報装置4からの通報中出力信号を受ける通報中検出回路
23と、制御回路24とを備えると共に、リレーRBを
備える。
電回路16と極性反転回路17との間のスイッチ接点r
bは、リレーRBの接点である。このリレーRBは、非
常通報装置4が通報メッセージを送出後に回線を開放し
て逆信待機の状態のときに、通報先からの逆信をターミ
ナルアダプタ10が検知したときにオンとされ、その接
点rbが、給電回路16側から回線捕捉監視回路20側
に切り替えられる。
御を受けて、ISDN回線1に送出するデータをコーデ
ィング(符号化)し、また、ISDN回線1からの受信
データをデコード(復号化)する。
端子10aおよび10gに接続される非常通報装置4お
よび他のアナログ回線用端末5に直流電圧を給電する。
極性反転回路17は、非常通報装置4や他のアナログ回
線用端末5からの発呼に応じて、ISDN回線1を通じ
た相手先から応答があったときに、直流電圧の極性を反
転して、非常通報装置4や他のアナログ回線用端末5に
相手応答を伝達するためのものである。
で通報メッセージを発する時の回線捕捉や他のアナログ
回線用端末5による回線捕捉を検出するためのもので、
その検出出力を制御回路24に出力する。PBレシーバ
19は、非常通報装置4や他のアナログ回線用端末5か
らダイヤル番号送出があったとき、そのダイヤル番号情
報(電話番号)を識別するためのもので、識別したダイ
ヤル番号情報を制御回路24に出力する。
が、通報先からの逆信に対して応答したときや、他のア
ナログ回線用端末5が着信に対する応答をしたときに、
その応答による回線捕捉を監視するためのものである。
この回線捕捉監視回路20の検出出力は、制御回路24
に供給される。
の他のトーン信号を発生する。後述するように、ターミ
ナルアダプタ部100が、非常通報装置4からの回線捕
捉に続くダイヤル番号送出を受けてISDN網への発呼
手順を実行したとき、ISDN回線が塞がっていた場合
には、制御回路24は、このトーン発生回路21からビ
ジートーンを非常通報装置4に送るように制御する。ま
た、非常通報装置4における逆信待機中に、他のアナロ
グ回線用端末5による回線捕捉があったときには、その
回線捕捉を受け付けないようにするために、制御回路2
4は、このトーン発生回路21からビジートーンを他の
アナログ回線用端末5に送るように制御する。
や他のアナログ回線用端末5に対する着信があったとき
に、それらのアナログ端末に16Hzの呼出信号を送出
するためのものである。非常通報装置4の場合には、逆
信待機中に、通報先から逆信があったときに、16Hz
の呼出信号が送出される。
通報動作中に出力する通報中出力信号を端子10bを通
じて受けて検出し、その検出出力を制御回路24に供給
するためのものである。この検出出力により、制御回路
24は、非常通報装置4での非常通報動作中を検知す
る。
を経由した非常通報装置4からのISDN回線1を用い
た通報動作について、図4〜図7を参照しながら説明す
る。図4および図5は、この通報動作におけるISDN
回線中継装置10での動作を説明するためのフローチャ
ートである。このフローチャートの処理は、主として、
制御回路24で行われるものである。
線中継装置10を経由した非常通報装置4からのISD
N回線1を用いた通報動作のシーケンスの一例を示すも
のである。この図6および図7のシーケンス図は、非常
通報装置4から通報メッセージを行おうとしたが、デジ
タル回線用端末6および7(通話中)の使用中により、
ISDN回線の2つのBチャネルの両方ともが塞がって
いる場合の動作シーケンス例を示すものである。
火災センサに基づく通報の起動が発生すると、非常通報
装置4は、通報中出力信号を端子4bから出力すると共
に、回線捕捉動作を行う。
0bを通じて入力された通報中出力信号を通報中検出回
路23が検出し、その検出出力を制御回路24に送る。
これにより、ターミナルアダプタ部100の制御回路2
4は、非常通報装置4が通報動作中になったことを認識
する。そして、図4、図5のフローチャートをスタート
させる。
部TAsでは、非常通報装置4の回線捕捉動作を回線捕
捉検出回路18で検出し、その検出出力を制御回路24
に送る。制御回路24は、これにより、非常通報装置4
による回線捕捉を検出し(図4のステップ201)、こ
の回線捕捉の検出に応じて、トーン発生回路21を制御
して、ダイヤルトーン信号を発生させる。このダイヤル
トーン信号は、アンプ13−2線/4線変換回路15−
給電回路16−極性反転回路17−アナログポート10
aを通じて非常通報装置4に供給される(ステップ20
2)。
号を検出した後、通報先へダイヤル番号送出をする。タ
ーミナルアダプタ部100では、このダイヤル番号情報
がPBレシーバ19で識別され、制御回路24に送られ
る。制御回路24は、このダイヤル番号情報に基づいて
ISDN回線1への発呼動作を行う。すなわち、呼設定
メッセージ(SET UP)を回線1に送出する(ステ
ップ203)。そして、ISDN回線1がビジーである
か否か判別する(ステップ204)。
側は、ISDN回線1が塞がっていなければ、この呼設
定メッセージを受け付けるが、図6のように、ISDN
回線1を他のISDN用端末6、7が使用中で回線が塞
がっている場合には、この呼設定メッセージを受け付け
ることなく、解放完了メッセージ(REL COMP)
を送出する。ISDN回線中継装置10の制御回路24
は、この解放完了メッセージを受けて、回線使用中を認
識し、トーン発生回路21を制御して、ビジートーンを
発生させ、これを非常通報装置4に送る(ステップ20
5)。
は、前述した図3のステップ105において相手不応答
を認識して、回線を開放し、待機状態になる。そして、
その後、この例では、4秒経過すると、再び、図3のス
テップ101〜104を行い、そのときも相手不応答で
あればステップ105〜107を行い、ステップ101
に戻る。つまり、非常通報装置4は、回線捕捉、ダイヤ
ル番号送出を含む図6のAの処理を繰り返す。
非常通報装置4にビジートーンを送出した後、リレーR
Aをオンとして、ISDN回線中継装置10に対するI
SDN回線1の接続を維持したまま、ISDN回線1
と、後段の他のISDN用端末側との間を切断する。す
なわち、後段の他のISDN用端末が捕捉しているIS
DN回線を強制開放する(ステップ206)。そして、
例えば4秒程度待機する(ステップ207)。この待機
時間は、回線を完全に開放するための時間である。
た後、TEI(端末終端点識別子)チェックの応答処理
を行なう(ステップ208)。すなわち、ISDN回線
網は、以上のようにして、加入者側でISDN回線が強
制開放させられた後には、復旧のため、レイヤ1同期確
立を行った後、TEI(端末終端点識別子)チェックを
行う。このTEIチェックは、ISDN用端末6、7に
割り当てられたIDが加入者側から送られてくるか否か
により行うもので、ISDN網では、IDチェック要求
を送出し、それに対するISDN用端末側のIDチェッ
ク応答を受け取り、IDチェックを行うものである。
は、後段のISDN用端末6、7がISDN回線に接続
されるので、ISDN用端末6、7がIDチェック応答
を送る。しかし、このときには、ISDN回線の接続が
復旧されても後段のISDN用端末側は切断されたまま
であるため、デジタル回線用端末6、7がIDチェック
応答をすることはない。
6、7に代わってISDN回線中継装置10がIDチェ
ック応答を行う。すなわち、ターミナルアダプタ部10
0の制御回路24は、ISDN回線網からIDチェック
要求が到来したとき、このIDチェック要求に含まれる
TEI(端末終端点識別子)の値を、IDチェック応答
に含めて送り返す機能を有する。なお、図6において、
IDチェック要求およびIDチェック応答に付加されて
いる(Ai)は、TEI値(Ai=TEI値)を示して
いる。
にして、TEIチェックがISDN回線中継装置10と
ISDN回線網との間で行われ、復旧された回線が正常
であると認識すると、ISDN回線網からは切断メッセ
ージ(DISC)が送出される。
4は、この切断メッセージを受け取ると、解放メッセー
ジ(REL)を送出する。ISDN回線網側は、この解
放メッセージを受け取ると、解放完了メッセージ(RE
L COMP)を送出する。ISDN回線中継装置10
のターミナルアダプタ部100では、この解放完了メッ
セージにより、回線が初期状態に戻った(回線が復旧し
た)ことを検知する(ステップ209)。このレイヤ1
同期確立およびTEIチェックから解放完了メッセージ
送出までの時間は、10秒程度かかる。
Iチェックの後のISDN回線網からの解放完了メッセ
ージを受ける前は、つまり、回線復旧前は、非常通報装
置4から回線捕捉があっても、それを受け付けず、通報
メッセージを送出するためのその後の発呼動作も行わな
い。この実施の形態の場合、非常通報装置4は、相手不
応答のときには、回線開放後、4秒待機して、回線捕捉
動作から回線開放までの動作(図6の動作A)を繰り返
すので、前記TEIチェックから開放完了までの間に2
回程度、動作Aがなされるが、これはターミナルアダプ
タ部100では受け付けられず、ターミナルアダプタ部
100は、上述したようにTEIチェック動作を行う。
0での回線捕捉検出動作および非常通報装置4へのダイ
ヤルトーン送出動作は、図4のフローチャートでは省略
した。
前記の解放完了メッセージを取得してISDN回線1の
復旧を確認した後の、非常通報装置4からの回線捕捉を
回線捕捉検出回路18で検出すると(ステップ21
0)、それを受け付ける。そして、制御回路24は、ト
ーン発生回路21を制御して、ダイヤルトーンを発生さ
せ、非常通報装置4に送るようにする(ステップ21
1)。
号を検出した後、通報先へダイヤル番号送出をする。タ
ーミナルアダプタ部100では、このダイヤル番号情報
がPBレシーバ19で識別され、制御回路24に送られ
る。制御回路24は、このダイヤル番号情報に基づいて
ISDN回線1への発呼動作を行う(ステップ21
2)。すなわち、呼設定メッセージ(SET UP)を
ISDN回線1に送出する。
装置4で通報動作が起動されたときに、ISDN回線1
が使用中でない場合と同様となり、通報先の応答を待つ
(ステップ213)。
使用中ではないので、図6に示すように、ISDN回線
網側では、通報先の呼出を行うと共に、呼設定受付メッ
セージ(CALL PROC)を送出後、呼出メッセー
ジ(ALERT)をターミナルアダプタ部100に送っ
てくる。ターミナルアダプタ部100の制御回路24
は、この呼出メッセージを受け取ると、トーン発生回路
21を制御して、リングバックトーンを発生させ、これ
を非常通報装置4に送る。
らは、応答メッセージ(CONNECT)が送られてく
るので、ターミナルアダプタ部100の制御回路24
は、これを検知して(ステップ213)、トーン発生回
路21を制御し、リングバックトーンの発生を停止し、
以下のように通報動作を行う(ステップ214)。
4は、通報先からの応答音声を検出した後、通報メッセ
ージを送出する。この通報メッセージは、ターミナルア
ダプタ部100の回路部TAsのコーデック回路12で
符号化されてISDN回線1に送出され、通報先に送ら
れる。
態になり、回線を一旦開放する。ターミナルアダプタ部
100では、この回線開放を回線捕捉検出回路18で検
出し、その検出出力を制御回路24に供給する。制御回
路24は、この検出出力を受けると(ステップ21
5)、これと通報中出力信号とから非常通報装置4の逆
信待機状態を認識する(ステップ216)。
回路24は、リレーRAがオンであって、後段のISD
N用端末側、この例では、デジタル回線用端末6、7が
ISDN回線1に対して既に切断されているか否か検知
し(図5のステップ217)、切断済みでなければ、リ
レーRAをオンにして後段のデジタル回線用端末6、7
とISDN回線1との間を切断した後、回線を開放し、
逆信待機状態になる(ステップ218)。また、切断済
みであれば、回線を開放し、逆信待機状態になる(ステ
ップ219)。
端末6、7とISDN回線1との間を切断するようにす
るのは、逆信待機中のデジタル回線用端末6、7からの
回線捕捉を排除できるようにして、確実な逆信を行なう
ことができるようにするためである。
るかどうかをチェックするのは、上述したように、通報
起動時にISDN回線1がビジーであったときには、リ
レーRAをオンにして、デジタル回線用端末6、7側を
ISDN回線1から既に切り離しているからである。し
たがって、図7の例の場合では、実際には、リレーRA
のオンによるISDN用端末側の強制切断の動作は存在
しないので、図7では、その動作を括弧を囲んで示し
た。
部100がISDN回線網の交換機と接続されているた
め、ISDN回線網側では回線切断とは検知しないの
で、TEIチェックによる復旧動作は不要である。
示すようにして行われる。すなわち、回線開放の検出出
力に応じて、制御回路24は、回線切断メッセージ(D
ISC)をISDN回線網側に送出する。その後、ター
ミナルアダプタ部100と、ISDN回線網側とで、解
放メッセージ(REL)、解放完了メッセージ(REL
COMP)のやり取りが行なわれ、回線が開放され
る。
は、通報先からの逆信を監視する状態になる(ステップ
220)が、通報先からの逆信が検出されるまでの待機
中においては、他のアナログ回線用端末5からの回線捕
捉があるか否か監視する(ステップ221)。
捕捉がなされたときには、ターミナルアダプタ部100
の回路部TAnの回線捕捉検出回路18でその回線捕捉
を検出し、その検出出力を制御回路24に供給する。制
御回路24は、当該他のアナログ回線用端末5による回
線捕捉を検知すると、回路部TAnのトーン発生回路2
1を制御して、ビジートーンを他のアナログ回線用端末
5に送出する(ステップ222)。このため、他のアナ
ログ回線用端末5の使用者は、回線が塞がっているとし
てオンフックをするので、回線は開放される。
線用端末5で回線捕捉があったとしても、その回線捕捉
は拒否されるので、非常通報装置4では、通報先からの
逆信を優先的に確実に受けることができるものである。
を行うと、その発呼時の呼設定メッセージ(SET U
P)をターミナルアダプタ部100は、ISDN回線網
側から受け取る。このとき、制御回路24は、呼設定メ
ッセージに含まれる発番号により、発呼してきた相手が
通報先の「110番」または「119番」であるか否か
検出する(ステップ220)。
4は、この通報先からの逆信による着呼を検出すると、
リレーRBをオンとする。すると、その接点rbは、給
電回路16側から回線捕捉監視回路20側に切り替わる
(ステップ223)。
23の検出出力により、非常通報装置4が通報中である
ことを確認したときには、アナログポート10a用の非
常通報4用の回路TAsの呼出信号発生回路22からの
み呼出信号を発生させ、その呼出信号を、回路部TAs
の回線捕捉監視回路20、極性反転回路17を通じて非
常通報装置4に送る(ステップ224)。これにより、
非常通報装置4に接続された非常用電話機8のベルが鳴
動し、ターミナルアダプタ部100の他のアナログポー
ト10gに接続されたアナログ回線用端末5のベルは鳴
動しない。
ッセージに含まれる発番号により、発呼してきた相手が
通報先の「110番」または「119番」であることを
検出すると、非常用電話機8のオフフックによる応答を
待たずに、回線接続の応答メッセージ「CONNEC
T」を送出して、通報先からの逆信の着呼に対して応答
する。そして、制御回路24は、トーン発生回路21を
制御して、擬似リングバックトーンを発生させ、これを
逆信をしてきた通報先に送るようにする。
る応答がなされると、この応答による回線捕捉が、ター
ミナルアダプタ部100の回線捕捉監視回路20で検出
される。制御回路24は、この回線捕捉監視回路20か
らの回線捕捉検出出力を受けると(ステップ225)、
トーン発生回路21を制御して、擬似リングバックトー
ンの発生を停止させ、また、呼出信号発生回路22を制
御して、呼出信号の発生を停止させると共に、リレーR
Bをオフにして、接点rbを給電回路16側に戻すよう
に制御する(ステップ226)。これにより、非常用電
話機8と通報先とは、ISDN回線1を通じての相互通
話の状態になる(ステップ227)。
電話機のオンフックがなされると、それがターミナルア
ダプタ部100の回路部TAsの回線捕捉検出回路18
を通じて制御回路24で終話が検出され(ステップ22
8)、回線切断のためのメッセージの交換がなされ、非
常通報装置4と通報先との間の回線が切断される(ステ
ップ229)。以上で、通報動作は終了となる。
24は、リレーRAをオフにして、他のISDN用端末
6、7と、ISDN回線網1とを接続させ、通常使用状
態に復旧させる(ステップ230)。
置4は、起動信号を受けたときに回線が使用中であると
きには、通報メッセージが送出されるまで、回線開放
後、所定時間待った後、再び回線捕捉をする動作Aを、
繰り返すようにする。そして、上述の説明では、回線開
放後、再び回線捕捉するまでの所定時間は、4秒とした
ため、前述したTEIチェックから解放完了までの間に
動作Aが2回程、非常通報装置で行われる。しかし、回
線開放後、再び回線捕捉するまでの所定時間が10秒以
上であれば、前述したTEIチェックから解放完了まで
の間に、非常通報装置4からの回線捕捉が到来せずに、
2回目の回線捕捉のときが、解放完了後であるような場
合もある。
たとき、給電状態を確認し、給電がなければ待機状態と
する構成を有する場合には、ターミナルアダプタ部10
0は、ビジートーンを送出した後に、回路部TAsの給
電回路16を制御して、非常通報装置4への給電を停止
し、TEIチェックの後の解放完了後に、給電を再開す
るようにしてもよい。
いては、ISDN回線中継装置10のターミナルアダプ
タ部100は、IDチェック要求に対するIDチェック
応答を行う機能手段を備えているが、このIDチェック
要求に対するIDチェック応答を行う機能手段を備えな
くても、ISDN回線の切断開放後の再度の通報動作を
実行させるように構成することもできる。
クに対してIDチェック応答がない場合であっても、所
定時間、例えば10秒程度経過すると、ISDN回線を
初期状態に復帰させるようにする。
放したISDN回線網側を、TEIチェックに対する応
答は行うことなく、前記初期状態に復帰するまでの時間
を見込んだ時間だけ待機する。そして、当該待機時間が
経過した後の非常通報装置からの回線捕捉を受け付け、
ISDN手順にしたがった発呼、通報動作を実行するよ
うにする。
ダプタ部100の構成を、簡単にすることができるメリ
ットがある。
SDN回線中継装置によれば、アナログ回線用の通報装
置を用いて、ISDN回線を通じた通報を行う場合にお
いて、逆信待機中におけるISDN回線用のデジタル端
末やアナログ回線用端末での回線捕捉を無効にする、あ
るいは拒否することにより、通報先からの逆信を、アナ
ログ回線用の非常通報装置が優先して確実に受けること
ができる。
形態のブロック図である。
様を説明するための図である。
である。
常通報時の動作を説明するためのフローチャートの一部
である。
常通報時の動作を説明するためのフローチャートの続き
である。
非常通報制御処理の流れを説明するためのシーケンス図
の一部である。
非常通報制御処理の流れを説明するためのシーケンス図
の続きである。
Claims (5)
- 【請求項1】ISDN回線網と後段のISDN用端末と
の間に設けられ、起動信号に応じて回線を捕捉し予め設
定された通報先のダイヤル番号送出をした後、通報メッ
セージを送出するアナログ回線用通報装置を前記ISD
N回線網に接続するための装置であって、 前記通報装置を前記ISDN回線網に接続するための処
理を行うターミナルアダプタ部と、 前記ターミナルアダプタ部と前記ISDN回線網との間
の接続は保ちつつ、前記ISDN回線網とISDN用端
末との間の接続/切断を制御する回線強制切断回路部と
を備え、 前記ターミナルアダプタ部は、 前記通報装置の回線捕捉を検出する回線捕捉検出手段
と、 前記回線捕捉検出手段で前記回線捕捉が検出された後
に、前記通報装置から送出される前記通報先のダイヤル
番号を識別し、前記ISDN回線を通じて、前記通報先
に発呼を行う発呼手段と、 前記通報装置からの通報メッセージを前記ISDN回線
網用の信号に変換して送出する手段と、 前記通報装置の回線開放動作と、前記通報装置からの通
報中出力信号とから前記通報先からの逆信を待つ逆信待
機を検知し、前記回線強制切断回路部を制御して、前記
ISDN用端末を前記ISDN回線網から切断すると共
に、捕捉していた回線を開放するように制御する制御手
段と、 を備えることを特徴とするISDN回線中継装置。 - 【請求項2】ISDN回線網と後段のISDN用端末と
の間に設けられ、起動信号に応じて回線を捕捉し予め設
定された通報先のダイヤル番号送出をした後、通報メッ
セージを送出するアナログ回線用通報装置を前記ISD
N回線網に接続するための装置であって、 前記通報装置を前記ISDN回線網に接続するための処
理を行うターミナルアダプタ部と、 前記ターミナルアダプタ部と前記ISDN回線網との間
の接続は保ちつつ、前記ISDN回線網とISDN用端
末との間の接続/切断を制御する回線強制切断回路部と
を備え、 前記ターミナルアダプタ部は、 前記通報装置の回線捕捉を検出する回線捕捉検出手段
と、 前記回線捕捉検出手段で前記回線捕捉が検出された後
に、前記通報装置から送出される前記通報先のダイヤル
番号を識別し、前記ISDN回線を通じて、前記通報先
に発呼を行う発呼手段と、 前記通報装置からの通報メッセージを前記ISDN回線
網用の信号に変換して送出する手段と、 前記発呼に対して前記ISDN回線網から解放完了メッ
セージを受けたときに、その旨を前記通報装置に報知し
た後に、前記回線強制切断回路部を制御して、前記IS
DN用端末を前記ISDN回線網から切断し、前記IS
DN回線網との接続の復旧後の前記通報装置の回線捕捉
を前記回線捕捉検出手段で検出したときに、前記発呼手
段による前記通報先への再度の発呼およびその後の通報
メッセージの送出を実行するように制御すると共に、 前記通報装置の回線開放動作と、前記通報装置からの通
報中出力信号とから前記通報先からの逆信を待つ逆信待
機を検知し、前記ISDN用端末が前記ISDN回線網
から切断されていないときには、前記回線強制切断回路
部を制御して、前記ISDN用端末を前記ISDN回線
網から切断すると共に、捕捉していた回線を開放するよ
うに制御する制御手段と、 を備えることを特徴とするISDN回線中継装置。 - 【請求項3】ISDN回線網と後段のISDN用端末と
の間に設けられ、起動信号に応じて回線を捕捉し予め設
定された通報先のダイヤル番号送出をした後、通報メッ
セージを送出するアナログ回線用通報装置を前記ISD
N回線網に接続するための装置であって、 前記通報装置を前記ISDN回線網に接続するための処
理を行うと共に、アナログポートとして、前記通報装置
用の他に、他のアナログ回線用端末用のポートを有する
ターミナルアダプタ部を備え、 前記ターミナルアダプタ部は、 前記通報装置の回線捕捉を検出する第1の回線捕捉検出
手段と、 前記他のアナログ回線用端末の回線捕捉を検出する第2
の回線捕捉検出手段と、 前記第1の回線捕捉検出手段で前記回線捕捉が検出され
た後に、前記通報装置から送出される前記通報先のダイ
ヤル番号を識別し、前記ISDN回線を通じて、前記通
報先に発呼を行う発呼手段と、 前記通報装置からの通報メッセージを前記ISDN回線
網用の信号に変換して送出する手段と、 前記通報装置の回線開放動作と、前記通報装置からの通
報中出力信号とから前記通報先からの逆信を待つ逆信待
機を検知して、捕捉していた回線を開放して逆信待機状
態とし、この逆信待機状態において、前記他のアナログ
回線用端末による回線捕捉が前記第2の回線捕捉検出手
段で検出されたときには、前記他のアナログ回線用端末
にビジートーンを送出するように制御する制御手段と、 を備えることを特徴とするISDN回線中継装置。 - 【請求項4】ISDN回線網と後段のISDN用端末と
の間に設けられ、起動信号に応じて回線を捕捉し予め設
定された通報先のダイヤル番号送出をした後、通報メッ
セージを送出するアナログ回線用通報装置を前記ISD
N回線網に接続するための装置であって、 前記通報装置を前記ISDN回線網に接続するための処
理を行うと共に、アナログポートとして、前記通報装置
用の他に、他のアナログ回線用端末用のポートを有する
ターミナルアダプタ部と、 前記ターミナルアダプタ部と前記ISDN回線網との間
の接続は保ちつつ、前記ISDN回線網とISDN用端
末との間の接続/切断を制御する回線強制切断回路部と
を備え、 前記ターミナルアダプタ部は、 前記通報装置の回線捕捉を検出する第1の回線捕捉検出
手段と、 前記他のアナログ回線用端末の回線捕捉を検出する第2
の回線捕捉検出手段と、 前記第1の回線捕捉検出手段で前記回線捕捉が検出され
た後に、前記通報装置から送出される前記通報先のダイ
ヤル番号を識別し、前記ISDN回線を通じて、前記通
報先に発呼を行う発呼手段と、 前記通報装置からの通報メッセージを前記ISDN回線
網用の信号に変換して送出する手段と、 前記通報装置の回線開放動作と、前記通報装置からの通
報中出力信号とから前記通報先からの逆信を待つ逆信待
機を検知し、前記回線強制切断回路部を制御して、前記
ISDN用端末を前記ISDN回線網から切断すると共
に、捕捉していた回線を開放して逆信待機状態とし、さ
らに、この逆信待機状態においては、前記他のアナログ
回線用端末による回線捕捉が前記第2の回線捕捉検出手
段で検出されたときには、前記他のアナログ回線用端末
にビジートーンを送出するように制御する制御手段と、 を備えることを特徴とするISDN回線中継装置。 - 【請求項5】ISDN回線網と後段のISDN用端末と
の間に設けられ、起動信号に応じて回線を捕捉し予め設
定された通報先のダイヤル番号送出をした後、通報メッ
セージを送出するアナログ回線用通報装置を前記ISD
N回線網に接続するための装置であって、 前記通報装置を前記ISDN回線網に接続するための処
理を行うと共に、アナログポートとして、前記通報装置
用の他に、他のアナログ回線用端末用のポートを有する
ターミナルアダプタ部と、 前記ターミナルアダプタ部と前記ISDN回線網との間
の接続は保ちつつ、前記ISDN回線網とISDN用端
末との間の接続/切断を制御する回線強制切断回路部と
を備え、 前記ターミナルアダプタ部は、 前記通報装置の回線捕捉を検出する第1の回線捕捉検出
手段と、 前記他のアナログ回線用端末の回線捕捉を検出する第2
の回線捕捉検出手段と、 前記第1の回線捕捉検出手段で前記回線捕捉が検出され
た後に、前記通報装置から送出される前記通報先のダイ
ヤル番号を識別し、前記ISDN回線を通じて、前記通
報先に発呼を行う発呼手段と、 前記通報装置からの通報メッセージを前記ISDN回線
網用の信号に変換して送出する手段と、 前記発呼に対して前記ISDN回線網から解放完了メッ
セージを受けたときに、その旨を前記通報装置に報知し
た後に、前記回線強制切断回路部を制御して、前記IS
DN用端末を前記ISDN回線網から切断し、前記IS
DN回線網との接続の復旧後の前記通報装置の回線捕捉
を前記第1の回線捕捉検出手段で検出したときに、前記
発呼手段による前記通報先への再度の発呼およびその後
の通報メッセージの送出を実行するように制御すると共
に、 前記通報装置の回線開放動作と、前記通報装置からの通
報中出力信号とから前記通報先からの逆信を待つ逆信待
機を検知し、前記ISDN用端末が前記ISDN回線網
から切断されていないときには、前記回線強制切断回路
部を制御して、前記ISDN用端末を前記ISDN回線
網から切断すると共に、捕捉していた回線を開放して逆
信待機状態とし、さらに、この逆信待機状態において
は、前記他のアナログ回線用端末による回線捕捉が前記
第2の回線捕捉検出手段で検出されたときには、前記他
のアナログ回線用端末にビジートーンを送出するように
制御する制御手段と、 を備えることを特徴とするISDN回線中継装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15280499A JP4007722B2 (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | Isdn回線中継装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15280499A JP4007722B2 (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | Isdn回線中継装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000341440A true JP2000341440A (ja) | 2000-12-08 |
JP4007722B2 JP4007722B2 (ja) | 2007-11-14 |
Family
ID=15548528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15280499A Expired - Fee Related JP4007722B2 (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | Isdn回線中継装置 |
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JP (1) | JP4007722B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012080189A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Nec Infrontia Corp | 通信システム及びその制御方法 |
-
1999
- 1999-05-31 JP JP15280499A patent/JP4007722B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012080189A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Nec Infrontia Corp | 通信システム及びその制御方法 |
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JP4007722B2 (ja) | 2007-11-14 |
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