JP3911396B2 - 自動通報装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線に接続されて、非常事態の発生時等に、所定の通報先に発呼をして、予め用意されている通報情報を送出するようにする自動通報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動通報装置は、例えば、盗難、火災等の非常事態が発生した場合に、押ボタンスイッチやセンサにより起動されて、予め設定された通報先の電話番号を、電話回線を通じて送出し、通報先の相手が応答すると、予め記憶されている住所や通報内容などからなる通報音声情報(以下、音声ガイダンスという)などを送出するように構成されている。
【0003】
この場合、通報の緊急性から、通報先の相手が、音声ガイダンスを、その冒頭から聴取できるようにすることが重要である。応答した相手が音声ガイダンスを途中から聴取したために伝達しなければならない情報が不完全な場合には、応答した相手は次の通報情報送出サイクルまで待つことになり、一刻を争う非常事態への対応が遅れることになるためである。
【0004】
通報先の相手が、音声ガイダンスを冒頭から聴取できるようにするためには、通報先の相手の応答を検出し、応答があったことを確認した後に音声ガイダンスを送出するようにすればよい。
【0005】
自動通報装置が接続されている電話回線がISDN回線である場合には、通報先で自動通報装置からの通報の着信に対して応答があると、電話局の交換機から相手応答に基づくメッセージ「CONN」が、自動通報装置に送られてくるので、自動通報装置は、この応答メッセージ「CONN」の受信を確認することにより、音声ガイダンスの送出を行なうようにすることができる。
【0006】
図6は、この通報動作時の自動通報装置と、通報先とのISDN回線を通じてのやり取りを説明するためのシーケンス図である。
【0007】
すなわち、ボタン操作やセンサによって、自動通報装置に起動がかかると、自動通報装置は、オフフック処理して回線を捕捉した後、通報先としての通報相手装置宛てにダイヤル送出を行い、呼設定メッセージ「SET UP」を、ISDN回線を通じて通報相手装置に送信する。
【0008】
すると、通報相手装置からは、この呼設定メッセージ「SET UP」に対する応答メッセージ「CALL PROC」がISDN回線を通じて送られる。そして、通報相手装置では、着信をオペレータに知らせるリンガーが鳴動すると共に、通報相手装置からは、呼出中を示すメッセージ「ALERT」が、ISDN回線を通じて自動通報装置側に送られる。
【0009】
そして、通報先で、リンガーの鳴動に対してオペレータが応答操作(オフフック操作)をすると、着信応答を示すメッセージ「CONN」がISDN回線を通じて電話局に送られて、ISDN回線のBチャンネルの接続が行なわれる。そして、着信応答を示す応答メッセージ「CONN」が電話局からISDN回線を通じて自動通報装置に送られる。
【0010】
自動通報装置では、この応答メッセージ「CONN」を検出することにより、通報先応答を検出する。そして、この応答メッセージに対する確認メッセージ「CONN ACK」をISDN回線および電話局(交換機)を介して通報相手装置に送った後、自動通報装置は、記憶している音声ガイダンスをISDN回線に送出する。したがって、通報先のオペレータは、この音声ガイダンスを聴取する。
【0011】
自動通報装置は、音声ガイダンスの送出を終了すると、終話処理(オンフック処理)して、終話メッセージ「DISC」を送出する。通報相手装置は、この終話メッセージ「DISC」を受けて、回線切断(オンフック)を検知し、回線解放メッセージ「REL」を送出する。自動通報装置は、この回線解放メッセージ「REL」を受け取ると、回線解放完了メッセージ「REL COMP」を送出する。以上で、通報動作が完了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通報先の通報相手装置の中には、通報の着信に対してオペレータが実際に応答する前に自動応答するものがある。これは、通報数が非常に多い場合、通報先でのオペレータの数の制約から、すべての通報に対してオペレータが着信応答操作することは困難であることに対処するための方策である。
【0013】
この場合、通報が自動通報装置からのみではなく、通報者によるものであることを考慮して、自動応答してBチャンネルが接続された後には、相手通報装置は、当該Bチャンネルを通じて、疑似リングバックトーンを送って、通報者に対しては、あたかもオペレータの呼出中であるかの状態であるようにしておく。
【0014】
しかしながら、このような自動応答を行なう通報相手装置に対して、自動通報装置からの上述のような通報動作が行なわれると、自動通報装置は、通報相手装置の自動応答による応答メッセージ「CONN」を受信することにより、通報先が応答したと判断して、音声ガイダンスの送出を開始してしまう。
【0015】
図7は、この場合の通報動作のシーケンスを示すものである。
【0016】
すなわち、この場合には、自動通報装置は、通報相手装置の自動応答による応答メッセージ「CONN」を受信すると、この応答メッセージに対する確認メッセージ「CONN ACK」をISDN回線および電話局(交換機)を介して通報相手装置に送った後、音声ガイダンスをISDN回線に送出する。
【0017】
しかし、この場合には、この時点で、通報先において、オペレータが実際に対応していない状態になっていることがあり、その場合には、オペレータは、音声ガイダンスを全く聞き逃してしまったり、音声ガイダンスによる音声メッセージの先頭部分を聞き逃してしまったりする事態が生じる問題がある。
【0018】
この発明は、以上の点にかんがみ、上述のような問題点を回避できる自動通報装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明による自動通報装置においては、
起動イベントが発生したかどうかを監視する入力監視手段と、
前記入力監視手段で前記起動イベントの発生を検出したときに、ISDN回線を通じて予め設定された電話番号を送出する自動ダイヤル手段と、
予め用意された通報情報を、前記ISDN回線を通じて送出する通報情報送出手段と、
前記電話番号を送出した後、通報先の応答を判定し、通報先が応答したと判別したときに、前記通報情報の送出を開始するように通報情報送出手段を制御する応答判定制御手段と、
を備え、
前記応答判定制御手段は、
前記ISDN回線を通じて送られてくる応答メッセージを確認する第1の検出手段と、
前記応答メッセージの確認に基づいて前記通報先との間で前記ISDNのBチャンネルの接続後、前記通報先からの音声の有無あるいは疑似リングバックトーンの有無を検出する第2の検出手段と、
前記第1の検出手段の検出結果と、前記第2の検出手段の検出結果とから前記通報先の応答の判定を行なうものであって、前記第2の検出手段で疑似リングバックトーンを検出したときには、当該疑似リングバンクトーンの停止後の、前記通報先からの音声無しが所定時間続いたことを検出することにより、前記通報先の応答の判定を行なう応答判定手段と
を備えることを特徴とする。
【0020】
【作用】
上述のように構成したこの発明によれば、通報相手装置が自動応答したとしても、その自動応答に対応して受信される応答メッセージ「CONN」のみによって通報先が応答したと判断するのではなく、応答メッセージ「CONN」を受信した後に、Bチャンネルを通じて送られてくる疑似リングバックトーンや、音声の有無の検出を行なって、通報先の応答を判別する。
【0021】
自動応答の後、オペレータが受話器を取って対応する状態になると、疑似リングバックトーンが消滅する。オペレータはその後、自動通報装置からの音声ガイダンスなどの音声情報の受信を待つために,Bチャンネルは無音になる。あるいは、オペレータの声がBチャンネルを通じて発声することにより、音声が自動通報装置に供給される。自動応答せずに、オペレータが直接応答したときにも、自動通報装置からの音声ガイダンスなどの音声情報の受信を待つために,Bチャンネルは無音になる。あるいは、オペレータの声がBチャンネルを通じて発声することにより、音声が自動通報装置に供給される。
【0022】
したがって、応答判定制御手段で、疑似リングバックトーンの有無の検出を行なうと共に、Bチャンネルの音声の有無を検出することにより、この発明によれば、オペレータが応答する状態になった後に、音声ガイダンスを通報情報として通報相手装置に送ることができ、音声ガイダンスの聞き逃しや、いわゆる頭切れの状態を回避することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明による自動通報装置の一実施の形態を図を参照しながら説明する。
【0024】
図2は、この実施の形態の自動通報装置が用いられる通報システムの全体の概要を示す図である。自動通報装置1には、盗難、火災等の非常事態が発生した場合に、使用者により操作される押ボタンスイッチ2と、盗難、火災等を検知するセンサ3が接続されている。そして、自動通報装置1は、ISDN回線4を通じて電話局5(交換機)に接続されている。電話局5には、通報相手先装置6が接続されている。
【0025】
前述したように、押ボタンスイッチ2やセンサ3により自動通報装置1が起動されると、自動通報装置1は、予め設定された通報先である通報相手装置6の電話回線の電話番号を、ISDN電話回線4を通じて送出し、通報相手装置6で、オペレータが応答すると、予め記憶されている住所や通報内容などからなる通報音声情報としての音声ガイダンスを送出する。
【0026】
この実施の形態の自動通報装置1は、図1に示すように構成されている。
【0027】
すなわち、この実施の形態の自動通報装置1は、装置全体を制御するマイクロコンピュータを搭載して構成される制御部11と、ISDN回線4に接続されるDSU(Digital Service Unit;回線終端装置)12と、S/T点インターフェース13と、ISDNメッセージ検出部14と、コーデック部15と、音声ガイダンス送出部16と、アンプ17および18と、トーンおよび音声検出部19と、ダイヤル送出部20と、入力監視部21とを備えて構成されている。
【0028】
ISDNメッセージ検出部14は、ISDN回線4を通じて送られてくる応答メッセージ「CONN」などの種々のメッセージを検出するもので、その検出結果は、制御部11に供給する。
【0029】
コーデック部15は、音声ガイダンス送出部16からの音声ガイダンスを、アンプ17を介して受け取り、ISDN回線4に送出するデジタル信号に符号化し、S/T点インターフェース13およびDSU12を通じてISDN回線4に送出する。また、コーデック部15は、DSU12およびS/T点インターフェース13を通じてISDN回線4から受信したデータを復号化し、その復号結果を、アンプ18を通じてトーンおよび音声検出部19に供給する。
【0030】
音声ガイダンス送出部16は、予め、通報音声メッセージとしての音声ガイダンスの情報を磁気テープや音声合成回路のメモリ等により保持しており、制御部11からの指示により、その音声ガイダンスを読み出してISDN回線4に送出する。
【0031】
トーンおよび音声検出部19は、ISDN回線4を通じて送られてくるリングバックトーンなどのトーン信号を検出すると共に、音声帯域の信号の有無を検出する。そして、その検出結果を制御部11に供給する。
【0032】
ダイヤル送出部20は、予め通報先の電話番号を保持しており、制御部11からの指示により、当該通報先の電話番号を、S/T点インターフェース13およびDSU12を通じてISDN回線4に送出する。
【0033】
入力監視部21は、押ボタンスイッチ2の操作入力またはセンサ3の出力を監視して、押ボタンスイッチ2が押されたとき、また、センサ3から所定の出力が得られたとき、それを緊急事態の発生として認識し、制御部11に起動信号を与える。
【0034】
制御部11は、入力監視部21からの起動信号を受けると、S/T点インターフェース13に制御信号を送る。S/T点インターフェース13は、これに応じてISDN回線4を捕捉する。制御部11は、ISDN回線4を捕捉したことを確認した後に、ダイヤル送出部20にダイヤル送出指示を与える。
【0035】
ダイヤル送出部20は、制御部11からのダイヤル送出指示に応じて、通報先の電話番号を、S/T点インターフェース13を通じてISDN回線4に送出する。S/T点インターフェース13は、以上のようにしてダイヤル送出をした後、ISDN回線4から到来する呼設定のためのメッセージをISDNメッセージ検出部14に入力するようにする。
【0036】
制御部11は、前記ダイヤル送出後に、ISDNメッセージ検出部14の検出出力信号を取り込む。そして、通報先の自動応答を含む着信応答に応じて送られてくる応答メッセージ「CONN」を検知し、ISDN回線のBチャンネルを接続した後、トーンおよび音声検出部19の検出出力信号を取り込む。そして、後で詳述するような応答判定制御処理を行い、通報先の相手の応答を確認した後、音声ガイダンス送出部16に音声ガイダンスの送出指示を送る。
【0037】
音声ガイダンス送出部16は、この指示により保持している音声ガイダンスを、アンプ17、コーデック部15、S/T点インターフェース13、DSU12を通じて、ISDN回線4に送出する。
【0038】
制御部11は、また、応答判定制御処理において、通報相手装置が自動応答機能を備えていない場合において通報先の相手が一定時間応答しなかった場合や、相手が話し中で、ビジーである場合には、自動通報動作を、回線捕捉動作からやり直すようにする処理も行なう。
【0039】
制御部11で実行される、前述の応答判定制御処理を含む通報動作を説明するためのフローチャートを、図3およびその続きである図4に示す。
【0040】
すなわち、制御部11は、起動信号が入力監視部21から到来するかを監視しており(ステップS101)、起動信号が到来したことを判別したときには、ダイヤル送出部20に番号送出指示を送る。ダイヤル送出部20は、この番号送出指示に応じて、S/T点インターフェース13を通じて、通報先である通報相手装置の電話番号を送出して、自動発呼動作をする(ステップS102)。
【0041】
この自動発呼動作に対して通報先でビジーである場合には、ISDN回線4を通じて、その旨のメッセージが送られてくるので、制御部11は、ISDNメッセージ検出部14を通じてビジーである旨のメッセージを検出したか否か判別し(ステップS103)、ビジーであると判別したときには、回線を切断する(ステップS106)。そして、ステップS102に戻り、通報動作をやり直す。
【0042】
一方、ステップS102での自動発呼に対して、通報先がビジーではなく、通報先で自動応答あるいはオペレータがオフフックして応答すると、通報先からは応答メッセージ「CONN」が送られてくる。一方、通報先でオペレータが応答せず、また、自動応答機能が通報先にないときには、前記応答メッセージ「CONN」が送られてこない。
【0043】
そこで、制御部11は、ISDNメッセージ検出部14からの応答メッセージ「CONN」の検出出力を待つ(ステップS104)。そして、応答メッセージ「CONN」の検出出力が得られない状態が、予め定められたタイマー時間、継続したか否か判別し(ステップS105)、前記タイマー時間が経過したと判別したときには、接続していたISDN回線4を切断し(ステップS106)、その後、ステップS102に戻り、通報動作を繰り返すようにする。
【0044】
また、ステップS104で、応答メッセージ「CONN」を受信したことが検知されたときには、ISDN回線4のBチャンネルが接続されることになるので、制御部11は、Bチャンネルを通じて送られてくる信号の検出出力、つまり、トーンおよび音声検出部19の検出出力を監視する(ステップS107)。
【0045】
そして、前述したように、通報先が自動応答する場合に、疑似リングバックトーン(リングバックトーンは図4ではRBTと記載した)が送られてくることがあるので、トーンおよび音声検出部19の検出出力を監視することにより、前記疑似リングバックトーンを受信したか否か判別する(ステップS111)。
【0046】
ステップS111で、疑似リングバックトーンを検出したときには、予め定められたタイマー時間経過したか否か判別し(ステップS112)、未だ、経過していなければ、ステップS111に戻り、前記疑似リングバックトーン有りの監視を継続する。ステップS112で、前記タイマー時間が経過したと判別したときには、接続していたISDN回線4を切断し(ステップS113)、その後、ステップS102に戻り、通報動作を繰り返すようにする。
【0047】
また、ステップS111で、前記タイマー時間が経過する前に疑似リングバックトーンが検出できなくなった(疑似リングバックトーンが停止した)と検出したときには、音声有りの状態になったか、つまり、オペレータが受話器を取り上げる動作をしたかを判別する(ステップS114)。
【0048】
そして、ステップS114で、音声を検出できなかったと判別したとき、つまり、無音の状態であったときには、その無音状態が、例えば3秒以上続いたかどうか判別する(ステップS115)。ステップS115で、無音状態の継続時間が3秒以下であると判別したときには、ステップS114に戻り、音声の検出動作を行なう。
【0049】
そして、ステップS114で音声有りを検出したとき、あるいは、ステップS115で、無音状態が3秒以上継続したと判別したときには、制御部11は、音声ガイダンス送出部16に音声ガイダンスの送出指示を送り、音声ガイダンスを送出させるようにする(ステップS116)。そして、音声ガイダンスの送出終了を待って(ステップS117)、終話処理を行なう(ステップS118)。
【0050】
また、ステップS104で、応答メッセージ「CONN」を受信したことを検知した後、ステップS111で、疑似リングバックトーンを検出しなかったときには、ステップS114以降に進み、上述したように、音声有りを検出したとき、あるいは、ステップS115で、無音状態が3秒以上継続したと判別したときに、音声ガイダンスを送出させ(ステップS116)、その音声ガイダンスの送出終了を待って(ステップS117)、終話処理を行なう(ステップS118)。
【0051】
以上のように、この実施の形態においては、応答メッセージ「CONN」のみにより、通報先の応答を検知するのではなく、応答メッセージ「CONN」の後の疑似リングバックトーンおよびオペレータが応答することによる音声有りの状態または無音の状態を検出することにより、通報先の応答を検出するようにしたので、音声ガイダンスを送出する時点では、オペレータが音声ガイダンスを聴取できる状態にある。
【0052】
したがって、従来のように、自動応答のために、音声ガイダンスを通報先のオペレータが聞き逃したり、音声ガイダンスが頭切れの状態でオペレータに聴取されてしまったりする事態を回避することができる。
【0053】
図5は、この実施の形態において、通報相手装置が自動応答するときのシーケンスを示す図である。
【0054】
すなわち、前述と同様に、ボタン操作やセンサによって、自動通報装置1に起動がかかると、自動通報装置1は、前述したようにしてオフフック処理して回線を捕捉した後、通報先としての通報相手装置6宛てにダイヤル送出を行い、呼設定メッセージ「SET UP」を、ISDN回線を通じて通報相手装置6に送信する。
【0055】
すると、通報相手装置6からは、この呼設定メッセージ「SET UP」に対する応答メッセージ「CALL PROC」がISDN回線4を通じて送られる。そして、通報相手装置6では、着信をオペレータに知らせるリンガーが鳴動すると共に、通報相手装置6からは、呼出中を示すメッセージ「ALERT」が、ISDN回線を通じて自動通報装置1に送られる。
【0056】
この場合、通報相手装置6では、自動応答するので、メッセージ「ALERT」に続いて、着信応答を示すメッセージ「CONN」がISDN回線を通じて電話局5に送られて、ISDN回線のBチャンネルの接続が行なわれる。そして、着信応答を示す応答メッセージ「CONN」が電話局5からISDN回線4を通じて自動通報装置1に送られる。
【0057】
自動通報装置では、この応答メッセージ「CONN」を検出するが、ここでは、通報先が応答したとは判定せずに、オペレータ(対応者)が不在あるいは対応不可のときに、自動応答に引き続いて送られてくる疑似リングバックトーンを検出する。
【0058】
そして、その後、オペレータ(対応者)が応答すると、疑似リングバックトーンが停止し、「もしもし」などのオペレータの音声が送られたり、疑似リングバックトーン停止による無音状態になったりするので、自動通報装置1は、それらの音声有りや、無音状態を検出することにより、オペレータが応答したと検知する。
【0059】
そして、オペレータが応答したと検知すると、自動通報装置1は、音声ガイダンスの送出を開始する。このため、オペレータは、音声ガイダンスの最初から聴取をすることができる。
【0060】
そして、音声ガイダンスの送出が終了すると、自動通報装置は、終話処理(オンフック処理)して、終話メッセージ「DISC」を送出する。通報相手装置6は、この終話メッセージ「DISC」を受けて、回線切断(オンフック)を検知し、回線解放メッセージ「REL」を送出する。自動通報装置は、この回線解放メッセージ「REL」を受け取ると、回線解放完了メッセージ「REL COMP」を送出する。以上で、通報動作が完了する。
【0061】
なお、以上の実施の形態の説明では、疑似リングバックトーンが停止した後の音声有りの状態あるいは無音の状態を検出することにより、通報先の相手応答を判定するようにしたが、疑似リングバックトーンが停止するときには、通報先のオペレータ(対応者)が応答している状態とすることができるので、疑似リングバックトーンの停止により、通報先の相手応答を判定するようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、電話回線がISDN回線であって、かつ、通報相手装置が自動応答機能を備える場合であっても、通報情報である音声ガイダンスを確実に通報先のオペレータ(対応者)に、頭切れを生じることなく伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による自動通報装置の実施の形態のブロック図である。
【図2】実施の形態の自動通報装置が用いられる通報システムの構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態の自動通報装置の通報処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。
【図4】実施の形態の自動通報装置の通報処理動作を説明するためのフローチャートの一部である。
【図5】実施の形態の自動通報装置による通報時のシーケンスの例を示す図である。
【図6】従来の自動通報装置における通報時のシーケンスの例を示す図である。
【図7】従来の自動通報装置における通報時のシーケンスの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 自動通報装置
4 ISDN回線
6 通報相手装置
11 制御部
14 ISDNメッセージ検出部
16 音声ガイダンス送出部
19 トーンおよび音声検出部
20 ダイヤル送出部
21 入力監視部

Claims (2)

  1. 起動イベントが発生したかどうかを監視する入力監視手段と、
    前記入力監視手段で前記起動イベントの発生を検出したときに、ISDN回線を通じて予め設定された電話番号を送出する自動ダイヤル手段と、
    予め用意された通報情報を、前記ISDN回線を通じて送出する通報情報送出手段と、
    前記電話番号を送出した後、通報先の応答を判定し、通報先が応答したと判別したときに、前記通報情報の送出を開始するように通報情報送出手段を制御する応答判定制御手段と、
    を備え、
    前記応答判定制御手段は、
    前記ISDN回線を通じて送られてくる応答メッセージを確認する第1の検出手段と、
    前記応答メッセージの確認に基づいて前記通報先との間で前記ISDNのBチャンネルの接続後、前記通報先からの音声の有無あるいは疑似リングバックトーンの有無を検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段の検出結果と、前記第2の検出手段の検出結果とから前記通報先の応答の判定を行なうものであって、前記第2の検出手段で疑似リングバックトーンを検出したときには、当該疑似リングバンクトーンの停止後の、前記通報先からの音声無しが所定時間続いたことを検出することにより、前記通報先の応答の判定を行なう応答判定手段と
    を備えることを特徴とする自動通報装置。
  2. 起動イベントが発生したかどうかを監視する入力監視手段と、
    前記入力監視手段で前記起動イベントの発生を検出したときに、ISDN回線を通じて予め設定された電話番号を送出する自動ダイヤル手段と、
    予め用意された通報情報を、前記ISDN回線を通じて送出する通報情報送出手段と、
    前記電話番号を送出した後、通報先の応答を判定し、通報先が応答したと判別したときに、前記通報情報の送出を開始するように通報情報送出手段を制御する応答判定制御手段と、
    を備え、
    前記応答判定制御手段は、
    前記ISDN回線を通じて送られてくる応答メッセージの確認に基づいて前記通報先との間で前記ISDNのBチャンネルの接続後、前記通報先から送られてくる疑似リングバックトーンの有無を検出し、疑似リングバックトーンを検出したときには、当該疑似リングバンクトーンの停止後の、前記通報先からの音声無しが所定時間続いたことを検出することにより、前記通報先の応答の判定を行なう
    ことを特徴とする自動通報装置。
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JP7330105B2 (ja) 2017-11-01 2023-08-21 住友精化株式会社 フレキシブルコンテナ

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