JP2000341244A - 同期プリアンブル構造、送信装置及び同期方法 - Google Patents
同期プリアンブル構造、送信装置及び同期方法Info
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Abstract
を提供する。 【解決手段】 直交周波数分割多重により変調された信
号を受信する受信装置の同期に用いられ、フレームのお
おまかな検出及び/又は自動利得制御に供される少なく
とも一つのAフィールドと、Aフィールドに時間領域で
後続し、同期及び周波数同期に用いられる少なくとも一
つのBフィールドとを有し、Aフィールド及びBフィー
ルドは、逆高速フーリエ変換を施された周波数領域にお
ける複素シンボルの列を含み、周波数領域におけるAフ
ィールドは、時間領域の出力波形の同期効率が最適化さ
れるように、Bフィールドの列に依存する。
Description
構造、送信装置及び同期方法に関し、特に、直交周波数
分割多重(orthogonal frequency division multiplex;
OFDM)伝送システムにおける受信装置の同期に用いら
れる同期プリアンブル構造、OFDM伝送システムにお
ける送信装置、及びOFDM伝送システムにおける受信
装置の同期をとる同期方法に関する。
方式として、直交周波数分割多重(orthogonal freque
ncy division multiplex: 以下、OFDMという)が提供さ
れている。OFDMは、互いに直交する副搬送波に、映
像信号や音声信号などの情報を分割して多重化するもの
である。
においては、報知制御チャネル(broadcast control ch
annel)内の図9に示すような同期プリアンブル構造を
用いて同期を確立している。従来知られたこの同期プリ
アンブル構造は、時間順序でAフィールド、Bフィール
ド及びCフィールドから構成されている。
ボルA16,RA16,A16,RA16及びIA16
から構成され、Bフィールドは時間順序でシンボルB1
6,B16,B16,B16及びIB16から構成され
ている。
ルドは、受信側においてそれぞれ最適化された特定の機
能を有するようになされている。すなわち、Aフィール
ドは、例えばフレームのおおまかな検出及び自動利得制
御(automatic gain control; AGC)に供される。Bフ
ィールドは、周波数のおおまかなオフセット設定及び同
期に供される。Cフィールドは、チャネル推定及び精密
な同期に供される。
は、ソニーインターナショナル(ヨーロッパ)GmbH
の名義で欧州特許出願EP-99 103 379.6に提示されてい
る。この特許出願は、EPCの第54(3)条による
と、先行技術とみなされる。Bフィールド及び一般に図
9に示したような時間領域の同期プリアンブル構造の生
成の詳細については、上記未公開の出願が参照される。
は、周波数領域で次のように定義される。
1,1,1,1,1,-1,-1,1,1,-1,1,-1,1,1,1,1,0,1,-1,-1,1,1,
-1,1,-1,1,-1,-1,-1,-1,-1,1,1,-1,-1,1,-1,1,-1,1,1,
1,1} BフィールドのシンボルB16は、短いOFDMシンボ
ルであり、副搬送波+-4,+-8,+-12,+-16,+-20,+-24が変
調される。周波数領域でのシンボルB16は、上述した
欧州特許出願EP-99 103 379.6に記載した内容と同様で
あり、次のように定義することができる。なお、sqrt
(2)は、√2を意味し、正規化のために導入されてい
る。
j,0,0,0,-1-j,0,0,0,1-j,0,0,0,-1-j,0,0,0,1-j,0,0,0,
0,0,0,0,1-j,0,0,0,-1-j,0,0,0,1-j,0,0,0,-1-j,0,0,0,
-1+j,0,0,0,1+j,0,0} なお、時間領域でのBフィールドの最後のシンボルIB
16は、上記シンボルB16の符号を反転されたもので
ある。シンボルB16を生成する副搬送波にマッピング
されたシンボル列は、ピーク対平均電力比(peak-to-av
erage-power-ratio; PAPR)及びダイナミックレンジを
低減させるという利点を有する。
ンボルA16は短いOFDMシンボルであって、副搬送
波+-2,+-6,+-10,+-14,+-18,+-22は、64点逆離散コサ
イン変換(inverse discrete Fourier transform; IDF
T)又は64点逆高速フーリエ変換(inverse fast Fouri
er transform; IFFT)により変調される。周波数領域で
のシンボルA16は、次のように定義することができ
る。
0,-1+j,0,0,0,-1-j,0,0,0,+1-j,0,0,0,+1+j,0,0,0,+1-
j,0,0,0,+1+j,0,0,0,+1-j,0,0,0,+1+j,0,0,0,+1-j,0,0,
0,-1-j,0,0,0,-1+j,0,0,0,0} Aフィールドの時間領域での1個おきのシンボルRA1
6は、シンボルA16の符号が反転したものである。こ
の符号の反転は、特定の副搬送波をロードすることによ
り自動的に達成される。時間領域でのAフィールドの最
後の反復IA16は、前のRA16と同じである。
おいては、受信した信号の同期を取る必要がある。この
ためには、例えば自己相関特性を有する同期列が望まれ
る。
ものであって、自己相関特性を有する同期プリアンブル
構造、送信装置及び同期方法を提供することを目的とす
る。
めに、本発明にかかる同期プリアンブル構造は、直交周
波数分割多重(orthogonal frequency division multip
lex; OFDM)により変調された信号を受信する受信装置
の同期に用いられる同期プリアンブル構造において、フ
レームのおおまかな検出及び/又は自動利得制御に供さ
れる少なくとも一つの第1の部分(Aフィールド)と、
上記第1の部分に時間領域で後続し、同期及び周波数同
期に用いられる少なくとも一つの第2の部分(Bフィー
ルド)とを有し、上記第1の部分及び上記第2の部分
は、逆高速フーリエ変換を施された周波数領域における
複素シンボルの列を含み、周波数領域における上記第1
の部分の列は、時間領域の出力波形の同期効率が最適化
されるように、上記第2の部分の列に依存するものであ
る。
された信号を受信するOFDM伝送システムにおける受
信装置の同期に用いられる同期プリアンブル構造を提供
する。この同期プリアンブル構造は、少なくとも一つの
第1の部分と少なくとも一つの第2の部分から構成され
る。
フレームのおおまかな検出及び/又は自動利得制御(au
tomatic gain control; AGC)制御のために供される。
時間領域で少なくとも一つの第一の領域に後続する少な
くとも一つの第2の部分は、同期及び周波数同期のため
に供される。
も一つの第2の部分は、逆高速フーリエ変換された周波
数領域での複素シンボルの列を含んでいる。
プリアンブル構造の少なくとも一つの第2の部分の列
に、同期の効率が最適化されるように依存するようにな
されている。したがって、最初に同期プリアンブル構造
の第1の部分の列を変更することにより、同期プリアン
ブル構造の第2の部分を改善するように影響を与えるこ
とができる。
ンブル構造の少なくとも一つの第2の部分の列により生
成される自己相関ピークの質は、プリアンブル構造の少
なくとも一つの第1の部分のこの列を最適化することに
より改善され得る。
容を、Bフィールドの時間領域の波形に関して、時間領
域の出力波形の同期の特性を改善するようになされたも
のである。なお、受信装置では、自己相関や相互相関の
ような異なった同期技術を採用できることができる。
での列は、主として少なくとも一つの第2の部分によっ
て生成される第2の相関のピークが最適化されるよう
に、少なくとも一つの第2の部分の周波数領域の列に依
存するようにできる。
は、12個の複素シンボルを残りの値を0として64点
逆高速フーリエ変換(inverse fast Fourier transfor
m; IFFT)係数にマッピングすることにより生成するこ
とができる。ここで、少なくとも一つの第1の部分の列
の最後の6個の複素シンボルは、少なくとも一つの第2
の部分の列の最後の6個の複素シンボルと同一とするこ
とができる。
一つの第1の部分の列の最初の6個の複素シンボルは、
同期プリアンブル構造の少なくとも一つの第2の部分の
列の最初の6個の複素シンボルとそれぞれ異なるものと
することができる。
初又は最後の6個の複素シンボルの間の関係は、両方が
成立してもどちらか一方が成立してもよい。
ド)の周波数領域での列は、次のように与えることがで
きる。
-i),(1-i),(-1-i),(1-i),(-1-i),(-1+i),(1+i) また、少なくとも一つの第2の部分(Bフィールド)の
周波数領域での列は、次のように与えることができる。
-i),(1-i),(-1-i),(1-i),(-1-i),(-1+i),(1+i) 次に、本発明にかかる送信装置は、直交周波数分割多重
により変調された信号を送信する送信装置から送られた
信号を受信する受信装置の同期に同期プリアンブル構造
を用い、上記同期プリアンブル構造は、フレームのおお
まかな検出及び/又は自動利得制御に供される少なくと
も一つの第1の部分(Aフィールド)と、時間領域にお
いて上記第1の部分に時間領域で後続し、同期及び周波
数同期に用いられる少なくとも一つの第2の部分(Bフ
ィールド)とを有し、上記第1の部分及び上記第2の部
分は、逆高速フーリエ変換を施された複素シンボルの周
波数領域の列を含み、周波数領域における上記第1の部
分の列は、時間領域における出力波形の同期効率が最適
化されるように、上記第2の部分の列に依存するもので
ある。
ンブル構造を用い、OFDMの報知制御チャネル(broa
dcast control channel; BCCH)による信号を送信する
OFDM伝送システムにおける送信装置を提供する。
波数受信多重により変調された信号を同期プリアンブル
構造により同期する同期方法において、フレームのおお
まかな検出及び/又は自動利得制御に供される少なくと
も一つの第1の部分(Aフィールド)と、上記第1の部
分に時間領域で後続し、同期及び周波数同期に用いられ
る少なくとも一つの第2の部分(Bフィールド)とを有
する同期プリアンブル構造を用い、上記第2の部分を同
期及び周波数検出に用い、上記第1の部分及び上記第2
の部分は、逆高速フーリエ変換を施された複素シンボル
の周波数領域の列を含み、周波数領域における上記第1
の部分の列は、時間領域における出力波形の同期効率が
最適化されるように、上記第2の部分の列に依存するも
のである。
ムの受信装置の同期のための同期方法を提供する。同期
に用いられる同期プリアンブル構造は、少なくとも一つ
の第1の部分及び少なくとも一つの第2の部分の少なく
とも二つの部分によって構成される。
なフレームの検出及び/又はAGC制御に供される。少
なくとも一つの第2の部分は、同期及び周波数同期に供
される。一つの第1の部分及び少なくとも一つの第2の
部分は、逆高速フーリエ変換(IFFT)された周波数
領域での複素シンボルの列を含んでいる。
第1の部分の列は、同期の効率が最適化されるように、
少なくとも一つの第2の部分の列に依存するようになさ
れている。
て、図面を参照して詳細に説明する。
al frequency division multiplex;OFDM)方式の報知制
御チャネル(broadcast control channel; BCCH)にお
いて、自己相関特性が改善された同期プリアンブル構造
を提供するものである。すなわち、本発明は、改善され
た自己相関特性を用いることにより、OFDM伝送シス
テムにおける受信信号の同期精度を向上させるものであ
る。
構造について、図1を参照して説明する。
プリアンブル構造と同様の一般構造を有している。すな
わち、同期プリアンブル構造は、図1に示すように、時
間順序でAフィールド、Bフィールド及びCフィールド
から構成される。
6,RA16,A16,RA16及びIA16から構成
される。ここで、シンボルRA16はシンボルA16の
符号を反転させたものであり、シンボルIA16は前の
シンボルRA16と同じである。
6,B16,B16,B16及びIB16から構成され
る。ここで、シンボルIB16は、シンボルB16の符
号を反転させたものである。
定義される。
1,1,1,1,1,-1,-1,1,1,-1,1,-1,1,1,1,1,0,1,-1,-1,1,1,
-1,1,-1,1,-1,-1,-1,-1,-1,1,1,-1,-1,1,-1,1,-1,1,1,
1,1} なお、本発明ではCフィールドは重要でないので、Cフ
ィールドについてはこれ以上言及しない。
関の性質を向上させるために従来のAフィールドの列か
ら変更されている。
A16は、短いOFDMシンボルであり、副搬送波+-2、
+-6、+-10、+-14、+-18、+-22が変調される。この列を用い
たAフィールドの周波数領域での列の内容は、次のよう
に定義することができる。なお、sqrt(2)は、√2を意味
し、正規化のために導入されたものである。
0,+1+j,0,0,0,-1+j,0,0,0,-1-j,0,0,0,+1-j,0,0,0,-1-
j,0,0,0,+1-j,0,0,0,-1-j,0,0,0,+1-j,0,0,0,-1-j,0,0,
0,-1+j,0,0,0,+1+j,0,0,0,0} 12個の変調された副搬送波から構成される短いOFD
Mシンボルは、シンボルアルファベットS=√2(±1±
j)の要素によって位相変調される。
ようになる。なお、√2は、正規化のために導入された
ものである。
0,0,0,S3,0,0,0,S4,0,0,0,S5,0,0,0,S6,0,0,0,S7,0,0,
0,S8,0,0,0,S9,0,0,0,S10,0,0,0,S11,0,0,0,S12,0,0,0,
0}*(-1) 残った15個の値を0として、ベクトルSに対して64
点逆高速フーリエ変換(IFFT)を適用することによ
り、4個の短いトレーニング(training)シンボルを生
成することができる。IFFTの出力は、短いシンボル
の寄与した数にサイクリックに拡張される。
列の具体例は、次のようになる。
j),(-1-j),(1-j),(-1-j),(1-j),(-1-j),(-1+j),(1+j) なお、従来技術によるAフィールドの列は、次のように
なる。
j),(1-j),(1+j),(1-j),(1+j),(1-j),(-1-j),(-1+j) 本発明では、Aフィールドの列は、自己相関の性質に関
して従来技術よりも改善されている。すなわち、Bフィ
ールドが固定されている場合には、Aフィールドの列
は、Aフィールド及びBフィールドの列により生成され
る自己相関のピークが改善されるように、固定されたB
フィールドの列に依存するようになされて最適化され
る。
波形の同期の性質が改善されるように、Aフィールドの
周波数領域の内容を定める。なお、受信装置の側では、
自己相関の他にも相互相関を用いることができる。
しい、すなわち同数の短いシンボルを有することは有益
である。
の自己相関関数のピークが、平坦部及びサイドローブを
小さくするように変更される。換言すると、本発明によ
って、Aフィールドの列を最適化することにより、Bフ
ィールドの自己相関ピークが最適化される。
を改善する技術を与えるが、さらに次のような利益を与
える。
列の最後の6個の複素シンボルは、Bフィールドの列の
最後の6個の複素シンボルと同一である。
素シンボルは、Bフィールドの列の最初の6個の複素列
とそれぞれ異なる。
は、次のようになる。なお、√2は、正規化のために導
入されたものである。
0,S3,0,0,0,S4,0,0,0,S5,0,0,0,S6,0,0,0,0,0,0,0,S7,
0,0,0,S8,0,0,0,S9,0,0,0,S10,0,0,0,S11,0,0,0,S12,0,
0} 残った15の値を0に設定し、ベクトルSに64点IF
FTを適用すると、4個の短いトレーニングシンボルを
生成することができる。IFFTの出力は、短いシンボ
ルの寄与した数に応じて、サイクリックに拡張される。
ようになる。
j),(1-j),(1-j),(-1-j),(1-j),(-1-j),(-1+j),(1+j) 次に、OFDMにより変調された信号を受信するOFD
M伝送システムの受信装置において、受信信号の同期を
取るために用いられる自己相関を算出する部分を説明す
る。この部分は、上述した同期プリアンブル構造を用い
た自己相関により受信信号の同期を取るものである。
から抽出されたデータサンプルを遅延する遅延部1と、
遅延されたデータサンプルの共役複素数を求める共役演
算部2と、データサンプルの共役複素数とデータサンプ
ルを乗算する乗算部3と、連続する複数の乗算値の平均
値を求める第1の移動平均計算部4と、データサンプル
を自乗する自乗部5と、連続する複数の自乗値の平均値
を求める第2の移動平均部6と、第1の移動平均部4か
らの平均値を第2の移動平均部6からの平均値で割り算
する除算部7と、除算結果の絶対値を求める絶対値部8
とを備える。
延係数Dac分順次遅延して、共役演算部2に供給する。
共役演算部2は、遅延されたデータサンプルの共役複素
値を求めて、得られる共役複素数データサンプルを乗算
部3に供給する。乗算部3は、共役複素数データサンプ
ルと、データサンプル、すなわち遅延されていないデー
タサンプルとを乗算して、乗算結果(積)を第1の移動
平均部4に供給する。ここで、例えば、遅延部1がデー
タサンプルを1サンプル分遅延するときは、乗算部3
は、1サンプル前のデータサンプルの共役複素値と現在
のデータサンプルとを乗算する。第1の移動平均部4
は、大きさがWのウィンドウを有し、このウィンドウ内
に含まれる連続した複数の乗算結果の平均値x(i)を
順次求め、平均値x(i)を除算部7に供給する。一
方、自乗部5は、データサンプルを順次自乗して、得ら
れる自乗値を第2の移動平均部6に供給する。第2の移
動平均部6は、同じく大きさがWのウィンドウを有し、
このウィンドウ内に含まれる連続した複数の自乗値の平
均値y(i)を順次求め、平均値y(i)を除算部7に
供給する。
均値x(i)を第2の移動平均部6からの平均値y
(i)で割って正規化された値x(i)/y(i)を求
め、絶対値部8に供給する。絶対値部8は、正規化され
た値x(i)/y(i)の絶対値を求め、自己相関結果
R(i)として出力する。
ピークを検出するために、閾値と比較されたり、又はそ
の最大値が検出される。すなわち、自己相関結果R
(i)は、例えばトレーニング列の最後において、自動
相関結果のピークを示しており、この自己相関結果R
(i)を用いて正確なタイミングを検出し、OFDM伝
送システムの信号に同期する。
めに、シミュレーションを実行した。以下の図3から図
8までは、このシミュレーションの結果を示すものであ
る。
リアンブル構造による、Aフィールドの列を用いた自己
相関の振幅及び位相を示すものである。
定、AGCの調整、そして同期及び周波数同期に用いら
れる。特に、Bフィールドは、後段における同期及び周
波数同期の処理に供される。
フィールドの自己相関振幅のピークの前に平坦部が見ら
れるが、同期をできるだけ正確に行うことは重要であ
る。
影響は顕著である。平坦部は別にすると、ピーク自体が
良好で形状の良い性質は生じさせない。
アンブル構造による、Aフィールドを用いた自己相関の
振幅及び位相を示す。
サイドローブによる効果により同期の精度が低減される
が、本発明のAフィールドの列を用いることによりこの
効果を防止することができる。
ールド及びBフィールドの間で最適化されたマッチング
が達成されると、同期の精度が向上する。これは、基本
的に特定の時間領域の同期プリアンブル構造により達成
される。
来技術による列が用いられた場合を示すものである。こ
の場合には、BCCHの同期プリアンブル構造により2
個の明瞭な単一の自己相関振幅ピークが特定される。
図8を参照して説明する。
用い、8倍オーバーサンプリングを行った場合の出力波
形を示す。すなわち、図5のAには時間領域の出力波形
の実部を、図5のBには時間領域の出力波形の虚部を示
す。
用い、8倍オーバーサンプリングを行った場合におけ
る、出力波形の包絡線をdBで示す。この包絡線は、時
間領域での電力を示す。ここで、8倍オーバーサンプリ
ングは、64点IFFTを用いてピークを正確に取得す
るために採用した。
いては、信号の包絡線の揺動は重要な問題である。この
揺動は、ピーク対平均電力比(peak-to-average-power-
ratio; PAPR)によって表される。
化や、例えばA/B変換器におけるダイナミックレンジ
の制限などの影響により、PAPRの値は大きくなる。
の基準信号値の調整を迅速に行うために、同期列のPA
PR及びダイナミックレンジは低いことが望ましい。
ジは、A/B変換器によって、オーバーフローやアンダ
ーフローがないような精度によって変換される必要があ
る。8倍オーバーサンプリングによる出力のPAPRは
2.13dBであり、ダイナミックレンジは6.13d
Bである。
を用い、8倍オーバーサンプリングを行った場合の出力
波形を示す。すなわち、図7のAには時間領域の出力波
形の実部が、図7のBには時間領域の出力波形の虚部が
示されている。
を用い、8倍オーバーサンプリングを行った場合におけ
る、出力波形の包絡線をdBで示す。この包絡線は、時
間領域での電力を示す。
4点IFFTを用いてピークを正確に得ることを保証す
るために採用した。8倍オーバーサンプリングによる出
力のPAPRは、2.13dBであり、ダイナミックレ
ンジは6.13dBである。
術の場合と比較すると、PAPR及びダイナミックレン
ジを低減させるものではないことが分かる。
Mに用いられる最適化された同期シンボル構造を提供す
る。同期シンボル構造は、OFDMに最適化された列に
よって変調された副搬送波にマッピングされる。この結
果、同期シンボルは、時間領域でのいくつかの反復から
構成される。
る同期シンボルは、同期及び周波数同期に対して高い精
度を与える。また、同期シンボルは、受信機の構造を簡
単にし、PAPR及びダイナミックレンジを低減するた
めに最適化される。特に、本発明のAフィールドの列
は、全ての他の同期シンボルに対して最適化される。
ブル構造に基づいている。最適化された列は、64点I
FFTにより、列をOFDMシンボルの適当な副搬送波
にマッピングすることにより、プリアンブルやフィール
ドを生成することに適している。本発明によると、Bフ
ィールドの自己相関結果が同期のために用いられる場合
に、時間精度を改善することができる。また、本発明の
同期プリアンブル構造は、従来技術の同期プリアンブル
構造と同様であり、従来技術に比較して複雑にならな
い。
thogonal frequency division multiplex; OFDM)に基
づいて、自己相関特性を有する同期プリアンブル構造を
提供するものである。
よる同期プリアンブル構造を用いた同期と比較すると、
時間精度が改善する。
の所定の同期プリアンブル構造を変更しない。
較して複雑にならない。
ロック図である。
の理想的な結果を示す図である。
理想的な結果を示す図である。
Aフィールドの列を用いた時間領域での出力信号の実部
及び虚部を示す図である。
Aフィールドの列を用いた時間領域の電力を示す図であ
る。
によるAフィールドの列を用いた時間領域での出力信号
の実部及び虚部を示す図である。
によるAフィールドの列を用いた時間領域の電力を示す
図である。
の移動平均部、5 自乗部、6 第2の移動平均部、7
除算部、8 絶対値部
Claims (14)
- 【請求項1】 直交周波数分割多重により変調された信
号を受信する受信装置の同期に用いられる同期プリアン
ブル構造において、 フレームのおおまかな検出及び/又は自動利得制御に供
される少なくとも一つの第1の部分と、 上記第1の部分に時間領域で後続し、同期及び周波数同
期に用いられる少なくとも一つの第2の部分とを有し、 上記第1の部分及び上記第2の部分は、逆高速フーリエ
変換を施された周波数領域における複素シンボルの列を
含み、 周波数領域における上記第1の部分の列は、時間領域の
出力波形の同期効率が最適化されるように、上記第2の
部分の列に依存することを特徴とする同期プリアンブル
構造。 - 【請求項2】 周波数領域における上記第1の部分の列
は、主として上記第2の部分によって生成される第2の
自己相関のピークが最適化されるように、周波数領域に
おける上記第2の部分の列に依存することを特徴とする
請求項1記載の同期プリアンブル構造。 - 【請求項3】 時間領域における上記出力波形は、周波
数領域における12個の複素シンボルの列を64点逆高
速フーリエ変換係数にマッピングすることにより生成さ
れ、上記第1の部分の最後の6個の複素シンボルは、上
記第2の部分の最後の6個の複素シンボルと同一である
ことを特徴とする請求項2記載の同期プリアンブル構
造。 - 【請求項4】 上記逆高速フーリエ変換の際には、上記
12個の複素シンボルの列以外の値は0として、上記6
4点逆高速フーリエ変換係数にマッピングすることを特
徴とする請求項3記載の同期プリアンブル構造。 - 【請求項5】 上記少なくとも一つの第2の部分の列の
最初の6個の複素シンボルは、上記第2の部分の列の最
初の6個の列の複素シンボルとは、それぞれ異なること
を特徴とする請求項4記載の同期プリアンブル構造。 - 【請求項6】 上記第1の部分の周波数領域の列は、 SA=(1-i),(1+i),(-1+i),(-1-i),(1-i),(-1-i),(1-i),(-
1-i),(1-i),(-1-i),(-1+i),(1+i) であり、上記第2の部分の周波数領域の列は、 SB=(1+i),(-1+i),(-1-i),(1-i),(-1-i),(1-i),(1-i),(-
1-i),(1-i),(-1-i),(-1+i),(1+i) であることを特徴とする請求項2記載の同期プリアンブ
ル構造。 - 【請求項7】 直交周波数分割多重により変調された信
号を送信する送信装置から送られた信号を受信する受信
装置の同期に同期プリアンブル構造を用い、上記同期プ
リアンブル構造は、 フレームのおおまかな検出及び/又は自動利得制御に供
される少なくとも一つの第1の部分と、 時間領域において上記第1の部分に時間領域で後続し、
同期及び周波数同期に用いられる少なくとも一つの第2
の部分とを有し、 上記第1の部分及び上記第2の部分は、逆高速フーリエ
変換を施された複素シンボルの周波数領域の列を含み、 周波数領域における上記第1の部分の列は、時間領域に
おける出力波形の同期効率が最適化されるように、上記
第2の部分の列に依存することを特徴とする送信装置。 - 【請求項8】 周波数領域における上記第1の部分の列
は、主として上記第2の部分によって生成される第2の
自己相関のピークが最適化されるように、周波数領域に
おける上記第2の部分の列に依存することを特徴とする
請求項7記載の送信装置。 - 【請求項9】 直交周波数受信多重により変調された信
号を同期プリアンブル構造により同期する同期方法にお
いて、 フレームのおおまかな検出及び/又は自動利得制御に供
される少なくとも一つの第1の部分と、上記第1の部分
に時間領域で後続し、同期及び周波数同期に用いられる
少なくとも一つの第2の部分とを有する同期プリアンブ
ル構造を用い、 上記第2の部分を同期及び周波数検出に用い、 上記第1の部分及び上記第2の部分は、逆高速フーリエ
変換を施された複素シンボルの周波数領域の列を含み、 周波数領域における上記第1の部分の列は、時間領域に
おける出力波形の同期効率が最適化されるように、上記
第2の部分の列に依存することを特徴とする同期方法。 - 【請求項10】 周波数領域における上記第1の部分の
列は、主として上記第2の部分によって生成される第2
の自己相関のピークが最適化されるように、周波数領域
における上記第2の部分の列に依存することを特徴とす
る請求項9記載の同期方法。 - 【請求項11】 時間領域における上記出力波形は、周
波数領域における12個の複素シンボルの列を64点逆
高速フーリエ変換係数にマッピングすることにより生成
され、上記第1の部分の最後の6個の複素シンボルは、
上記第2の部分の最後の6個の複素シンボルと同一であ
ることを特徴とする請求項10記載の同期方法。 - 【請求項12】 上記逆高速フーリエ変換の際には、上
記12個の複素シンボルの列以外の値は0として、上記
64点逆高速フーリエ変換係数にマッピングすることを
特徴とする請求項11記載の同期方法。 - 【請求項13】 上記少なくとも一つの第2の部分の列
の最初の6個の複素シンボルは、上記第2の部分の列の
最初の6個の列の複素シンボルとは、それぞれ異なるこ
とを特徴とする請求項12記載の同期方法。 - 【請求項14】 周波数領域における上記第1の部分の
列は、 SA=(1-i),(1+i),(-1+i),(-1-i),(1-i),(-1-i),(1-i),(-
1-i),(1-i),(-1-i),(-1+i),(1+i) であり、周波数領域における上記第2の部分の列は、 SB=(1+i),(-1+i),(-1-i),(1-i),(-1-i),(1-i),(1-i),(-
1-i),(1-i),(-1-i),(-1+i),(1+i) であることを特徴とする請求項13記載の同期方法。
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