JP2000341029A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JP2000341029A
JP2000341029A JP11146747A JP14674799A JP2000341029A JP 2000341029 A JP2000341029 A JP 2000341029A JP 11146747 A JP11146747 A JP 11146747A JP 14674799 A JP14674799 A JP 14674799A JP 2000341029 A JP2000341029 A JP 2000341029A
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section
receiver
housing
antenna
unit
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Withdrawn
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JP11146747A
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English (en)
Inventor
Hideki Oka
英樹 岡
Koji Yamamoto
宏司 山本
Seiji Nagatome
征二 永留
Suketaka Nishimoto
祐貴 西本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 GPS受信機に好適に適用され、簡単な構成
で電磁波ノイズの影響を効果的に抑制し、一層の小型化
を達成すると共に作製の手間を削減することができる受
信装置を提供する。 【解決手段】 電磁波ノイズの発生源となる受信機回路
を金属製のハウジング7に内装して受信機部2を形成す
る。アンテナ5を受信機部2の外部に設ける。受信機回
路と受信機部2外部との間及びアンテナ5と受信機回路
との間をハウジング7にて電磁遮蔽する。受信機部2の
ハウジング7が、電磁シールド材としての機能を兼ね備
え、ハウジング7とシールド材とを別途に設ける必要が
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や船舶等の
移動体に搭載し、あるいは携帯して信号電波又は通信電
波を受信するための受信装置に係り、特に、GPS(G
lobal Positioning System)
を用いたGPS受信機又は位置検出システムに好適な受
信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地球を周回するGPS衛星は二十数基あ
り、これらのGPS衛星のうち、GPS受信装置で捕捉
することができる衛星を例えば4基選択し、この4基の
GPS衛星から送信されるGPS信号によって側位する
ことができる。近年、GPSを用いた車載用GPS受信
カーナビゲーション装置あるいは携帯ハンディ型のGP
S受信機が安価に実用化され広く利用されている。
【0003】このGPS受信機には、電磁波ノイズ、特
に高周波ノイズの発生源であるアナログ部や信号処理部
にて構成される受信機回路が設けられており、これらの
アナログ部や信号処理部は、互いのノイズや外来のノイ
ズにより誤作動を起こすおそれがある。またGPS信号
を受信するアンテナも、アナログ部や信号処理部から発
生するノイズにより、受信感度が低下するおそれがあ
る。そのため従来、GPS受信機においてアナログ部や
信号処理部を電磁遮蔽する工夫がなされてきた。例えば
図8に示すGPS受信装置は、アナログ部と信号処理部
が形成された基板6上のアナログ部を金属製の部分シー
ルドケース28にて電磁遮蔽し、この基板6全体を上ケ
ース29と下ケース30からなる金属製の全体シールド
ケースにて電磁遮蔽したものである。そして更にこの全
体シールドケースを樹脂製の上ハウジング31と下ハウ
ジング32からなるハウジングで外装したものである。
この樹脂製のハウジングはGPS受信機を取り付けたり
あるいは装飾を施したりするために設けられる。アンテ
ナは図示はされていないがこのハウジングの外部に設け
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
構成される従来のGPS受信機では、アナログ部や信号
処理部が設けられた基板の周囲に複数のシールドケース
やハウジングを設ける多重構造となり、構造が複雑化し
て小型化が困難となり、また作製に手間がかかるもので
あった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、GPS受信機に好適に適用され、簡単な構成で電
磁波ノイズの影響を効果的に抑制し、一層の小型化を達
成すると共に作製の手間を削減することができる受信装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
受信装置1は、電磁波ノイズの発生源となる受信機回路
を金属製のハウジング7に内装して受信機部2を形成す
ると共にアンテナ5を受信機部2の外部に設けて成るこ
とを特徴とするものである。
【0007】また本発明の請求項2に係る受信装置1
は、電磁波ノイズの発生源となる受信機回路を金属めっ
きを施したハウジング7に内装して受信機部2を形成す
ると共にアンテナ5を受信機部2の外部に設けて成るこ
とを特徴とするものである。
【0008】また本発明の請求項3に係る受信装置は、
請求項1又は2の構成に加えて、アンテナ5を受信機部
2のハウジング7の外面に設けて成ることを特徴とする
ものである。
【0009】また本発明の請求項4に係る受信装置は、
請求項1又は2の構成に加えて、受信機回路及びアンテ
ナ5を同一の基板6に形成して成ることを特徴とするも
のである。
【0010】また本発明の請求項5に係る受信装置は、
請求項4の構成に加えて、アンテナ5を受信機部2に対
して回動自在に設けて成ることを特徴とするものであ
る。
【0011】また本発明の請求項6に係る受信装置は、
請求項4の構成に加えて、基板6のアンテナ5が形成さ
れるアンテナ形成部6cの裏面側にアンプ部3aを形成
して成ることを特徴とするものである。
【0012】また本発明の請求項7に係る受信装置は、
請求項1乃至6のいずれかの構成に加えて、受信機部2
のハウジング7にアンプ部3a及びRF部3bからなる
アナログ部3と信号処理部4との間を電磁遮蔽する内部
シールド11Bを一体に設けて成ることを特徴とするも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0014】図7に本願の受信装置1における回路のブ
ロック図を例示する。アンテナ5は、GPS衛星からG
PS電波を受信するものである。受信機回路はアンテナ
5にて受信されたGPS電波を処理して位置データを算
出するものであり、アナログ部3及び信号処理部4にて
構成される。アナログ部3は、アンプ部3a及びRF部
3bからなり、アンプ部3aはアンテナ5から入力され
たGPS電波を増幅し、RF部3bは、アンテナ5で受
信した高周波(RF:Radio Frequency)のGPS電波
を同調受信するとともに数十から数百MHzの中間周波
信号に変換し、更にこの中間周波信号をデジタルデータ
に変換する。ここでRF部3bには水晶振動子等を設け
たサンプリングパルス発振手段が設けられ、中間周波信
号のデジタルデータへの変換はこのサンプリングパルス
を元にして行われる。信号処理部4はRF部3bから入
力されたデジタルデータを解読して演算処理し、位置情
報を導出する。また外部インターフェース19は信号処
理部4に接続されて設けられており、カーナビゲーショ
ンシステム等の外部機器と接続された際に、通信処理部
にて導出された位置情報を外部機器に送信するものであ
る。
【0015】本発明に係る受信装置1は、電磁波ノイズ
の発生源となる受信機回路がハウジング7に内装されて
受信機部2が構成されるものであるが、この受信機部2
のハウジング7に電磁シールド材としての機能を付与
し、受信装置1の構造を簡略化して受信装置1の小型化
を達成すると共に、受信装置1を作製するにあたっての
手間を削減することができるものである。以下、具体的
な実施の形態を説明する。
【0016】図1、2に示す受信装置1は、アナログ部
3及び信号処理部4からなる受信機回路が形成された基
板6が金属製の上ケース7aと下ケース7bとからなる
ハウジング7に内装されて、受信機部2が構成されてい
る。この上ケース7a及び下ケース7bは例えばダイキ
ャストにて一体成形される。基板6は通常、回路形成さ
れた多層プリント配線板にて形成され、種々の回路素子
が搭載されることにより受信機回路が形成される。基板
6におけるアナログ部3が形成される領域をアナログ部
形成部6b、信号処理部4が形成される領域を信号処理
部形成部6aとする。尚、この図1及び本明細書中で以
下に示す図面中では、アナログ部3及び信号処理部4を
構成する回路素子は図示を省略している。
【0017】上ケース7aには下方に開口する収納凹部
9aが、下ケース7bには上方に開口する収納凹部9b
がそれぞれ設けられ、この上ケース7aと下ケース7b
の収納凹部9a、9bの開口同士を合わせて重ねること
により受信機部2のハウジング7が形成され、このハウ
ジング7内部に収納凹部9a、9b同士が連通した収納
部9が形成される。基板6はこの収納部9内に配置さ
れ、受信機回路が収納部9内に配置されることとなる。
ここで上ケース7a及び下ケース7bには、それぞれ収
納凹部9a、9b内を仕切る内部シールド材11a、1
1bが一体に形成されており、各収納凹部9a、9b内
の、内部シールド材11a、11bに仕切られた一方の
領域がアナログ部収納凹部13a、13b、他方が信号
制御部収納凹部12a、12bとして形成される。そし
て上ケース7aと下ケース7bを重ねてハウジング7が
形成される際に、上ケース7aと下ケース7bの各内部
シールド材11a、11bの先端同士が位置合わせされ
て、収納部9内が、上ケース7aと下ケース7bの信号
処理部収納凹部12a、12b同士にて形成される信号
処理部収納部12と、アナログ部収納凹部13a、13
b同士にて形成される領域がアナログ部収納部13とに
分割され、この一対の内部シールド材11a、11bに
て内部シールド11Bが形成される。このとき内部シー
ルド11Bには、上ケース7aと下ケース7bの各内部
シールド材11a、11bの先端同士の間に、基板6が
挿通される内部空隙21が形成されている。基板6は収
納部9内において、この内部空隙21に挿通された状態
で信号処理部収納部12とアナログ部収納部13とに亘
って配置され、基板6の信号処理部形成部6aが信号処
理部収納部12に、アナログ処理部形成部がアナログ部
収納部13にそれぞれ配置されている。この上ケース7
a及び下ケース7bは四隅にビス等の固着具16が挿通
される固着孔14が形成されており、上ケース7a及び
下ケース7bの固着孔14を位置合わせした状態でこの
固着孔14に固着具16を挿通すると共に固着すること
により、上ケース7aと下ケース7bが一体化されてハ
ウジング7が形成される。ここで基板6上にも固着孔1
5が形成されているものであり、上ケース7aの固着孔
14と下ケース7bの固着孔14の間に基板6の固着孔
15を配置した状態でこれらの固着孔14、15に固着
具16を挿通することにより、上ケース7aと下ケース
7bが一体化されると共に基板6がハウジング7内に固
定される。また外部インターフェース19は基板6上に
設けられ、上ケース7aの側面開口20から外部に露出
されている。
【0018】また基板6にはアンプ部3aとアンテナ5
とを電気的に接続する接続ケーブル17が接続されてい
る。この接続ケーブル17は受信機部2のハウジング7
外部に導出され、受信機部2とは別体のアンテナ部24
に接続される。このアンテナ部24は樹脂等の非導電性
材料からなるハウジング8内にアンテナ5が内装されて
形成されている。
【0019】上記のように構成される受信装置1の受信
機部2は、信号処理部4及びアナログ部3が金属製のハ
ウジング7にて受信機部2の外部と電磁遮蔽されてお
り、受信機回路の信号処理部4及びアナログ部3から発
せられる電磁波ノイズがアンテナ5にて受信されること
を防ぎ、受信感度が向上されている。また受信基部の外
部から電磁波ノイズが信号処理部4及びアナログ部3に
達することも防止され、信号処理部4及びアナログ部3
の外来のノイズによる誤作動も防止されている。しかも
受信機部2のハウジング7は、電磁シールド材としての
機能を兼ね備えているものであり、そのためハウジング
7とシールド材とを別途に設ける必要がなく、受信装置
1の構造を簡略化することができるものであり、従って
受信装置1の小型化を達成すると共に、受信装置1を作
製するにあたっての手間を削減することができるもので
ある。また信号処理部4とアナログ部3との間が内部シ
ールド11Bにより電磁遮蔽され、信号処理部4がアナ
ログ部3から発生するノイズにて誤作動を起こすことが
防止されると共にアナログ部3が信号処理部4から発生
するノイズにて誤作動を起こすことが防止されるもので
ある。しかも内部シールド11Bが受信機部2のハウジ
ング7と一体に形成されていることにより、ハウジング
7と内部シールド11Bとを別途に設ける必要がなく、
受信装置1の構造を更に簡略化することができるもので
あり、従って受信装置1の小型化を更に達成すると共
に、受信装置1を作製するにあたっての手間を更に削減
することができるものである。
【0020】また上記の受信装置1において、受信機部
2のハウジング7を樹脂等の非導電性材料で形成すると
共に、このハウジング7の内面に金属めっきを施すこと
もできる。すなわち上ケース7a及び下ケース7bを樹
脂にて形成すると共に、上ケース7a及び下ケース7b
の収納凹部9a、9bの内面に金属めっきを施すもので
ある。この場合も受信機部2のハウジング7は、電磁遮
蔽の機能を兼ね備えているものであり、そのためハウジ
ング7とシールド材とを別途に設ける必要がなく、受信
装置1の構造を簡略化することができるものであり、従
って受信装置1の小型化を達成すると共に、受信装置1
を作製するにあたっての手間を削減することができるも
のである。
【0021】図3に示される受信装置1は、図1、2に
示される受信装置と同様に、上ケース7aと下ケース7
bとからなるハウジング7に内部シールド11Bにて仕
切られたアナログ部収納部13と信号処理部収納部12
が形成され、基板6のアナログ部形成部6bがアナログ
部収納部13に、信号処理部形成部6aが信号処理部収
納部12にそれぞれ配置されたものであるが、アンテナ
部24がアナログ部3及び信号処理部4からなる受信機
回路が形成された基板6の、受信機部2のハウジング7
を介した上方において、このハウジング7の外面に設け
られたものである。アンテナ部24のハウジング8は樹
脂等の非導電性材料にて形成された下方が開口するアン
テナ収納凹部10aが形成されたハウジングケース8c
を受信機部2のハウジング7の上ケース7aの上面に、
アンテナ収納凹部10aの開口が受信機部2のハウジン
グ7の上ケース7aの上面にて閉塞されるように設けて
形成されるものであり、内部にアンテナ収納部10が形
成されている。またアンテナ部24のアンテナ収納部1
0に内装されたアンテナ5は、受信機部2のハウジング
7の上ケース7aの上面に設けられている。アンテナ5
と受信機回路のアナログ部3との電気的な接続は、一端
が受信機部2内の基板6のアナログ部形成部6bに電気
的に接続されると共に他端がアンテナ5に電気的に接続
された導線18にてなされているものであり、この導線
18は受信機部2のハウジング7の上ケース7aを貫通
させてアナログ部収納部13とアンテナ収納部10に亘
って配置されている。
【0022】このようにして構成される図3に示される
受信装置1では、受信機部2に対してアンテナ5がコン
パクトに配置され、受信装置1の一層の小型化が達成さ
れると共に、アナログ部3及び信号処理部4とアンテナ
5とが簡易な構成で電磁的にシールドされ、作製の手間
が削減されるものである。
【0023】図4に示す受信装置1は、図1、2に示さ
れる受信装置と同様に、上ケース7aと下ケース7bと
からなるハウジング7に内部シールド11Bにて仕切ら
れたアナログ部収納部13と信号処理部収納部12が形
成され、基板6のアナログ部形成部6bがアナログ部収
納部13に、信号処理部形成部6aが信号処理部収納部
12にそれぞれ配置されたものであるが、アナログ部3
及び信号処理部4からなる受信機回路とアンテナ5とが
同一の基板6に形成されている。基板6上のアンテナ5
が形成される領域をアンテナ形成部6cとする。ここで
基板6には、一側から順に、信号処理部形成部6a、ア
ナログ部形成部6b、アンテナ形成部6cが形成されて
いる。また受信機部2のハウジング7の外面にはアナロ
グ部収納部13と受信機部2外部とを連通する外部空隙
22が設けられる。この外部空隙22はハウジング7の
上ケース7aの側面下端部と下ケース7bの側面上端部
の間に形成される。基板6は収納部9内において、内部
空隙21に挿通された状態で信号処理部収納部12とア
ナログ部収納部13とに亘って配置され、基板6の信号
処理部形成部6aが信号処理部収納部12に、アナログ
部形成部6bアナログ部収納部13にそれぞれ配置され
ている。基板6のアンテナ形成部6cは外部空隙22を
通じてアナログ部収納部13から受信機部2の外部に突
出されており、このアンテナ形成部6cが樹脂等の非導
電性材料からなるハウジング8に内装されて、アンテナ
部24が形成されている。このアンテナ部24のハウジ
ング8は上ケース8aと下ケース8bとで構成される。
アンテナ部24のハウジング8の上ケース8aには下方
に開口するアンテナ収納凹部10aが、下ケース8bに
は上方に開口するアンテナ収納凹部10bがそれぞれ設
けられ、この上ケース8a及び下ケース8bの各アンテ
ナ収納凹部10a、10bの開口同士を合わせて重ねる
ことによりアンテナ部24のハウジング8が形成され、
このハウジング8内部にアンテナ収納凹部10a、10
b同士が連通したアンテナ収納部10が形成される。こ
のアンテナ部24のハウジング8には、アンテナ収納部
10とアンテナ部24の外部とを連通する外部空隙23
が設けられており、この外部空隙23はハウジング8の
上ケース8aの側面下端部と下ケース7bの側面上端部
の間に形成される。基板6のアンテナ形成部6cはこの
アンテナ部24のハウジング8の外部空隙23から受信
機部2の外部に突出され、アンテナ収納部10内に配置
される。
【0024】このように構成される図4に示す受信装置
1では、受信機部2とアンテナ部24が連設されて形成
されると共に、信号処理部4とアナログ部3からなる受
信機回路及びアンテナ5が同一基板6上に形成され、こ
の基板6が受信機部2のハウジング7及びアンテナ部2
4のハウジング8に内装された簡易な構造にて形成され
るものであり、作製の手間が更に削減されるものであ
る。
【0025】図5に示される受信装置1は、受信機部2
のハウジング7とアンテナ部24のハウジング8の間に
回動部25が設けられたものであり、他の構成は図4に
示すものと同様である。ここで受信機部2内の収納部
9、回動部25の内部及びアンテナ部24内のアンテナ
収納部10は、連通して形成されており、基板6は受信
機部2の収納部9、回動部25の内部及びアンテナ部2
4のアンテナ収納部10に亘って配置される。アンテナ
部24はこの回動部25にて受信機部2に対して回動自
在に設けられている。このとき基板6の少なくとも回動
部25に配置される部分はフレキシブルな材質にて形成
されるものであり、基板6はアンテナ部24が受信機部
2に対して回動された際に追随して変形される。
【0026】このようにして形成される受信装置1で
は、受信機部2を固定した状態で受信機部2に対してア
ンテナ部24を回動させることにより、アンテナ5を受
信機部2に対して回動させて、アンテナ5の配置状態を
受信状態が良好な角度に調整することができるものであ
り、特に設置型の受信装置1として好適なものである。
【0027】図6に示す受信装置1は、図1,2に示さ
れる受信装置と同様に、上ケース7aと下ケース7bと
からなるハウジング7に内部シールド11Bにて仕切ら
れたアナログ部収納部13と信号処理部収納部12が形
成され、基板6のアナログ部形成部6bがアナログ部収
納部13に、信号処理部形成部6aが信号処理部収納部
12にそれぞれ配置されたものであるが、更に基板6に
アンテナ5を形成すると共に、アンテナ5が形成される
アンテナ形成部6cの裏面側にアンプ部3aが形成され
るアンプ部形成部6dを配置し、またこのアンプ部6c
と、アンプ部6cを除く受信機回路とを電磁遮蔽する内
部シールド11Aを受信機部2のハウジング7と一体に
設けたものである。
【0028】基板6にはアナログ部3及び信号処理部4
からなる受信機回路とアンテナ5とが同一の基板6に形
成されている。基板6のアナログ部3が形成されるアナ
ログ部形成部6bのうち、アンプ部3aが形成される領
域をアンプ部形成部6d、RF部3bが形成される領域
をRF部形成部6eとする。ここで基板6には、一側か
ら順に、信号処理部形成部6a、RF部形成部6e、上
面側にアンテナ形成部6cが配置されると共にその裏面
側にアンプ部形成部6dが配置される領域が配置されて
いる。ここで基板6のアンプ部形成部6dとアンテナ形
成部6cが配置される領域の内層には導電体の層が設け
られることが好ましく、この場合アンプ部3aとアンテ
ナ5が基板6を介して電磁遮蔽される。受信機部2のハ
ウジング7の上ケース7aは、基板6の上面側において
信号処理部形成部6aとRF部形成部6eを覆うように
配置され、アナログ部収納凹部13aはRF部形成部6
eの上面側のみに配置されるRF部収納凹部27aとし
て形成されている。また受信機部2のハウジング7の下
ケース7aは、基板6の下面側において、信号処理部形
成部6a、RF部形成部6e、アンプ部形成部6dの全
面に亘って配置されている。またこの下ケース7bに
は、アナログ部収納凹部13bを仕切る内部シールド材
11cが一体に形成されており、アナログ部収納凹部1
3b内のこの内部シールド材11cにて仕切られた一方
の領域がRF部収納凹部27b、他方の領域がアンプ部
収納凹部26aとして形成される。そして上ケース7a
と下ケース7bを重ねてハウジング7が形成される際
に、上ケース7aと下ケース7bの各内部シールド材1
1a、11bの先端同士が位置合わせされて、収納部9
内が、上ケース7aと下ケース7bの信号処理部収納凹
部12a、12b同士が連通して形成される信号制御部
収納部12と、アナログ部収納凹部13a、13b同士
が連通して形成されるアナログ部収納部13とに分割さ
れ、この一対の内部シールド材11a、11bにて内部
シールド11Bが形成される。このとき内部シールド1
1Bには、上ケース7aと下ケース7bの各内部シール
ド材11a、11bの先端同士の間に基板6が挿通され
る内部空隙21が形成されている。また上ケース7aの
側面と下ケース7bのアナログ部収納凹部13b内の内
部シールド材11cの先端同士が位置合わせされ、この
内部シールド材11cにて形成される内部シールド11
Aにて、アナログ部収納部13内が上ケース7aのRF
部収納凹部27a、27b同士が連通して形成されるR
F部収納部27と、下ケース7bのアンプ部収納凹部2
6aにて形成されるアンプ部収納部26に分割される。
このとき上ケース7aの側面と下ケース7bのアナログ
部収納凹部13b内の内部シールド材11cの先端同士
の間には基板6が挿通される外部空隙22が形成されて
いる。基板6はこの内部空隙21及び外部空隙22に挿
通された状態で信号処理部収納部12とアナログ部収納
部13とに亘って配置され、基板6の信号処理部形成部
6aが信号処理部収納部12に、RF部形成部6eがR
F部収納部27に、アンプ部形成部6dがアンプ部収納
部26にそれぞれ配置されるものであり、またアンテナ
形成部6cは受信機部2の外部に露出される。アンテナ
部24のハウジング8は樹脂等の非導電性材料にて形成
された下方が開口するアンテナ収納凹部10aが形成さ
れたハウジングケース8cを基板6のアンテナ形成部6
cの上面を覆うように設けて形成されるものであり、内
部にアンテナ5が配置されるアンテナ収納部10が形成
されている。
【0029】このようにして構成される受信装置は、基
板6に受信機回路とアンテナ5とがコンパクトに配置さ
れ、受信装置1の一層の小型化が達成されるものであ
る。また受信機回路とアンテナ5とは受信機部7のハウ
ジング7にて電磁遮蔽され、受信機回路から発生する電
磁波ノイズがアンテナに達することが防止されてアンテ
ナ5の受信感度が向上されたものであり、特に基板6の
アンプ部形成部6dとアンテナ形成部6cが配置される
領域の内層に導電体の層が設けられている場合は、受信
機回路のアンプ部3aとが完全に電磁遮蔽されて、アン
テナ5の受信感度が一層向上されるものである。またア
ンプ部3aとアンプ部3aを除く受信機回路とが内部シ
ールド11Aによって電磁遮蔽され、アンプ部3aから
発生する電磁波ノイズによるアンプ部3aを除く受信機
回路の誤作動を防止すると共に、アンプ部3aを除く受
信機回路から発生する電磁波ノイズによるアンプ部3a
の誤作動を防止することができるものであり、しかも受
信機部2のハウジング7は、電磁シールド材としての機
能を兼ね備えているものであり、ハウジング7とシール
ド材とを別途に設ける必要がなく、受信装置1の構造を
簡略化することができるものであり、従って受信装置1
の小型化を達成すると共に、受信装置1を作製するにあ
たっての手間を削減することができるものである。
【0030】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る受
信装置は、電磁波ノイズの発生源となる受信機回路を金
属製のハウジング内に内装して受信機部を形成すると共
にアンテナを受信機部の外部に設けたものであり、受信
機回路と受信機部外部とを電磁遮蔽して受信機回路の外
来のノイズによる誤作動を防止すると共に、アンテナと
受信機回路とを電磁遮蔽して受信回路から発生するノイ
ズがアンテナにて受信されることを防止して受信感度を
向上することができるものであり、しかも受信機部のハ
ウジングは、電磁シールド材としての機能を兼ね備えて
いるものであり、ハウジングとシールド材とを別途に設
ける必要がなく、受信装置の構造を簡略化することがで
きるものであり、従って受信装置の小型化を達成すると
共に、受信装置を作製するにあたっての手間を削減する
ことができるものである。
【0031】また本発明の請求項2に係る受信装置は、
電磁波ノイズの発生源となる受信機回路を金属めっきを
施したハウジング内に内装して受信機部を形成すると共
にアンテナを受信機部の外部に設けたものであり、受信
機回路と受信機部外部とを電磁遮蔽して受信機回路の外
来のノイズによる誤作動を防止すると共に、アンテナと
受信機回路とを電磁遮蔽して受信回路から発生するノイ
ズがアンテナにて受信されることを防止して受信感度を
向上することができるものであり、しかも受信機部のハ
ウジングは、電磁シールド材としての機能を兼ね備えて
いるものであり、そのためハウジングとシールド材とを
別途に設ける必要がなく、受信装置の構造を簡略化する
ことができるものであり、従って受信装置の小型化を達
成すると共に、受信装置を作製するにあたっての手間を
削減することができるものである。
【0032】また本発明の請求項3に係る受信装置は、
請求項1又は2の構成に加えて、アンテナを受信機部の
ハウジングの外面に設けたものであり、受信機部に対し
てアンテナをコンパクトに配置することができ、受信装
置の更なる小型化を達成することができるものである。
【0033】また本発明の請求項4に係る受信装置は、
請求項1又は2の構成に加えて、受信機回路及びアンテ
ナを同一の基板に形成したものであり、受信装置の構造
を更に簡略化することができ、受信装置の小型化を達成
すると共に、受信装置を作製するにあたっての手間を削
減することができるものである。
【0034】また本発明の請求項5に係る受信装置は、
請求項4の構成に加えて、アンテナを受信機部に対して
回動自在に設けたものであり、アンテナを回動させるこ
とにより、アンテナの配置状態を受信感度な良好な状態
に調整することがでるものである。
【0035】また本発明の請求項6に係る受信装置は、
請求項4の構成に加えて、基板のアンテナが形成される
アンテナ形成部の裏面側にアンプ部を形成したものであ
り、基板に受信機回路とアンテナとがコンパクトに配置
され、受信装置の一層の小型化が達成されるものであ
る。
【0036】また本発明の請求項7に係る受信装置は、
請求項1乃至6のいずれかの構成に加えて、受信機部の
ハウジングにアンプ部及びRF部からなるアナログ部と
信号処理部との間を電磁遮蔽する内部シールドを一体に
設けたものであり、アナログ部にて発生するノイズによ
る信号処理部の誤作動を防止すると共に信号処理部にて
発生するノイズによるアナログ部の誤作動を防止するこ
とができるものであり、しかも受信機部のハウジングは
内部シールドとしての機能を兼ね備えているものであ
り、ハウジングと内部シールドとを別途に設ける必要が
なく、受信装置の構造を更に簡略化することができるも
のであり、従って受信装置の小型化を達成すると共に、
受信装置を作製するにあたっての手間を削減することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す分解斜視図で
ある。
【図2】同上の実施の形態における受信機部を示す断面
図である。
【図3】本発明の実施の形態の他例を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の更に他例を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態の更に他例を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態の更に他例を示す断面図で
ある。
【図7】本発明に係る受信機部における回路構成の一例
を模式的に示すブロック図である。
【図8】従来技術の一例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 受信装置 2 受信機部 3 アナログ部 3a アンプ部 3b RF部 4 信号処理部 5 アンテナ 6 基板 6c アンテナ形成部 7 ハウジング 8 ハウジング 11A 内部シールド 11B 内部シールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永留 征二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西本 祐貴 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5E321 AA02 AA22 GG05 5J020 BC02 BD01 EA05 EA09 5J062 BB01 BB02 BB05 CC07 DD00 GG02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波ノイズの発生源となる受信機回路
    を金属製のハウジングに内装して受信機部を形成すると
    共にアンテナを受信機部の外部に設けて成ることを特徴
    とする受信装置。
  2. 【請求項2】 電磁波ノイズの発生源となる受信機回路
    を金属めっきを施したハウジングに内装して受信機部を
    形成すると共にアンテナを受信機部の外部に設けて成る
    ことを特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】 アンテナを受信機部のハウジングの外面
    に設けて成ることを特徴とする請求項1又は2のいずれ
    かに記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 受信機回路及びアンテナを同一の基板に
    形成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    受信装置。
  5. 【請求項5】 アンテナを受信機部に対して回動自在に
    設けて成ることを特徴とする請求項4に記載の受信装
    置。
  6. 【請求項6】 基板のアンテナが形成されるアンテナ形
    成部の裏面側にアンプ部を形成して成ることを特徴とす
    る請求項4に記載の受信装置。
  7. 【請求項7】 受信機部のハウジングにアンプ部及びR
    F部とからなるアナログ部と信号処理部との間を電磁遮
    蔽する内部シールドを一体に設けて成ることを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれかに記載の受信装置。
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