JPH0936623A - Ｇｐｓ受信アンテナ - Google Patents
Ｇｐｓ受信アンテナInfo
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- JPH0936623A JPH0936623A JP18900095A JP18900095A JPH0936623A JP H0936623 A JPH0936623 A JP H0936623A JP 18900095 A JP18900095 A JP 18900095A JP 18900095 A JP18900095 A JP 18900095A JP H0936623 A JPH0936623 A JP H0936623A
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- Japan
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- waterproof packing
- cabinet
- receiving antenna
- gps receiving
- hollow portion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のＧＰＳ受信アンテナの防水構造では、
ＧＰＳ受信アンテナ用回路部品が収納された中空部に水
や粉塵が侵入することを完全に防止することができなか
った。 【課題解決手段】 自動車の屋根等にに取り付けられる
ものであって、上キャビ５ａと下キャビ５ｂとを備え該
両キャビ５ａ，５ｂを組み合わせることにより内部に中
空部６が形成されてなるキャビネット５と、前記中空部
６に収納されるＧＰＳ受信アンテナ用回路部品と、前記
中空部６を囲うように配置され前記キャビネット５の上
キャビ５ａと下キャビ５ｂとによって挟持される環状の
防水パッキン１９とを有してなるＧＰＳ受信アンテナに
おいて、前記キャビネット５に前記防水パッキン１９を
挟持する複数の挟持手段８ａ，２０ａ、８ｂ，２０ｂ、
８ｃ，７を備えてなることを特徴とする。
ＧＰＳ受信アンテナ用回路部品が収納された中空部に水
や粉塵が侵入することを完全に防止することができなか
った。 【課題解決手段】 自動車の屋根等にに取り付けられる
ものであって、上キャビ５ａと下キャビ５ｂとを備え該
両キャビ５ａ，５ｂを組み合わせることにより内部に中
空部６が形成されてなるキャビネット５と、前記中空部
６に収納されるＧＰＳ受信アンテナ用回路部品と、前記
中空部６を囲うように配置され前記キャビネット５の上
キャビ５ａと下キャビ５ｂとによって挟持される環状の
防水パッキン１９とを有してなるＧＰＳ受信アンテナに
おいて、前記キャビネット５に前記防水パッキン１９を
挟持する複数の挟持手段８ａ，２０ａ、８ｂ，２０ｂ、
８ｃ，７を備えてなることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶，自動車等の
移動物体の自然環境下に取り付けられ、ＧＰＳ（グロー
バル・ポジショニング・システム）衛星より発する１．
５ＧＨｚの電波を受信するＧＰＳ受信アンテナの防水構
造に関するものである。
移動物体の自然環境下に取り付けられ、ＧＰＳ（グロー
バル・ポジショニング・システム）衛星より発する１．
５ＧＨｚの電波を受信するＧＰＳ受信アンテナの防水構
造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のＧＰＳ受信アンテナを図６にした
がって説明する。図６は該ＧＰＳ受信アンテナの内部構
造を示す断面図である。
がって説明する。図６は該ＧＰＳ受信アンテナの内部構
造を示す断面図である。
【０００３】該ＧＰＳ受信アンテナは、船舶，自動車等
の移動物体の自然環境下（例えば、自動車の屋根等）に
取り付けられるものであって、ＧＰＳ衛星からの電波を
受信するアンテナ素子１がアースプレート２の表面側に
取り付けられ、抵抗，コンデンサ，ヘムト，ＩＣ等のＧ
ＰＳ受信アンテナ用回路部品（図示せず）を実装してな
る誘電体基板３が前記アースプレート２の裏面側に取り
付けられ、前記誘電体基板３は外部に導くための同軸ケ
ーブル４と接続されてなり、前記アンテナ素子１，アー
スプレート２，誘電体基板３及び同軸ケーブル４の誘電
体基板接続側の一部がキャビネット５にて被覆され収納
されてなる構造である。図中、１１は前記誘電体基板３
を被覆するシールドケースである。 該キャビネット５は上キャビ５ａと下キャビ５ｂとから
構成され、該上キャビ５ａと下キャビ５ｂとを組み合わ
せることによって内部に中空部６が形成され、例えばア
ースプレート２を下キャビ５ｂにて保持することにより
該中空部６に前記アンテナ素子１，アースプレート２，
誘電体基板３，及び同軸ケーブル４の誘電体基板接続側
の一部が配置され収納される。
の移動物体の自然環境下（例えば、自動車の屋根等）に
取り付けられるものであって、ＧＰＳ衛星からの電波を
受信するアンテナ素子１がアースプレート２の表面側に
取り付けられ、抵抗，コンデンサ，ヘムト，ＩＣ等のＧ
ＰＳ受信アンテナ用回路部品（図示せず）を実装してな
る誘電体基板３が前記アースプレート２の裏面側に取り
付けられ、前記誘電体基板３は外部に導くための同軸ケ
ーブル４と接続されてなり、前記アンテナ素子１，アー
スプレート２，誘電体基板３及び同軸ケーブル４の誘電
体基板接続側の一部がキャビネット５にて被覆され収納
されてなる構造である。図中、１１は前記誘電体基板３
を被覆するシールドケースである。 該キャビネット５は上キャビ５ａと下キャビ５ｂとから
構成され、該上キャビ５ａと下キャビ５ｂとを組み合わ
せることによって内部に中空部６が形成され、例えばア
ースプレート２を下キャビ５ｂにて保持することにより
該中空部６に前記アンテナ素子１，アースプレート２，
誘電体基板３，及び同軸ケーブル４の誘電体基板接続側
の一部が配置され収納される。
【０００４】該ＧＰＳ受信アンテナの防水構造は、前記
下キャビ５ｂの上部に凹部７を、前記上キャビ５ａの下
部の前記凹部７に対応する位置にリブ８をそれぞれ前記
中空部６を囲うように全周に設け、前記凹部７に環状の
防水パッキン９を挿入し、上キャビ５ａを取り付け、下
キャビ５ｂの裏面よりネジ１０で上キャビ５ａと下キャ
ビ５ｂとを固定すると同時に上キャビ５ａに設けたリブ
８が防水パッキン９に圧力を加え、防水パッキン９を押
さえ付けて上キャビ５ａと下キャビ５ｂとの間に隙間が
発生しないようにすることにより水や粉塵の侵入を防止
してなる。
下キャビ５ｂの上部に凹部７を、前記上キャビ５ａの下
部の前記凹部７に対応する位置にリブ８をそれぞれ前記
中空部６を囲うように全周に設け、前記凹部７に環状の
防水パッキン９を挿入し、上キャビ５ａを取り付け、下
キャビ５ｂの裏面よりネジ１０で上キャビ５ａと下キャ
ビ５ｂとを固定すると同時に上キャビ５ａに設けたリブ
８が防水パッキン９に圧力を加え、防水パッキン９を押
さえ付けて上キャビ５ａと下キャビ５ｂとの間に隙間が
発生しないようにすることにより水や粉塵の侵入を防止
してなる。
【０００５】次に、従来の他のＧＰＳ受信アンテナを図
７にしたがって説明する。図７は該ＧＰＳ受信アンテナ
の内部構造を示す断面図である。本従来例について、上
記従来例と相違する点のみ説明する。
７にしたがって説明する。図７は該ＧＰＳ受信アンテナ
の内部構造を示す断面図である。本従来例について、上
記従来例と相違する点のみ説明する。
【０００６】該ＧＰＳ受信アンテナは、防水構造が上記
従来例と異なり、本従来例の防水構造は、下キャビ５ｂ
の上部に平面部１２を、上キャビ５ａの下部の前記平面
部１２に対応する位置に位置決め及びズレ防止用の凸部
１３をそれぞれ中空部６を囲うように全周に設け、前記
平面部１２に防水パッキン９を置き、上キャビ５ａを取
り付け、下キャビ５ｂの裏面よりネジ１０で上キャビ５
ａと下キャビ５ｂとを固定すると同時に上キャビ５ａに
設けた凸部１３が防水パッキン９に圧力を加え、防水パ
ッキン９を押さえ付けて上キャビ５ａと下キャビ５ｂと
の間に隙間が発生しないようにすることにより水や粉塵
の侵入を防止してなる。
従来例と異なり、本従来例の防水構造は、下キャビ５ｂ
の上部に平面部１２を、上キャビ５ａの下部の前記平面
部１２に対応する位置に位置決め及びズレ防止用の凸部
１３をそれぞれ中空部６を囲うように全周に設け、前記
平面部１２に防水パッキン９を置き、上キャビ５ａを取
り付け、下キャビ５ｂの裏面よりネジ１０で上キャビ５
ａと下キャビ５ｂとを固定すると同時に上キャビ５ａに
設けた凸部１３が防水パッキン９に圧力を加え、防水パ
ッキン９を押さえ付けて上キャビ５ａと下キャビ５ｂと
の間に隙間が発生しないようにすることにより水や粉塵
の侵入を防止してなる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のＧＰＳ受信アンテナの防水構造では水や粉塵の
侵入を１００パーセント完全に防ぐことは不可能であっ
た。
た従来のＧＰＳ受信アンテナの防水構造では水や粉塵の
侵入を１００パーセント完全に防ぐことは不可能であっ
た。
【０００８】なぜならば、防水構造が物と物との重ね合
わせによって構成されているため、必ず隙間があり、ま
た防水パッキン９を押える上キャビ５ａのリブ８及び凸
部１３も１周囲、１ポイントのため、水や粉塵のもって
いる特性上から、わずかな隙間があればその隙間から水
や粉塵が侵入するからである。
わせによって構成されているため、必ず隙間があり、ま
た防水パッキン９を押える上キャビ５ａのリブ８及び凸
部１３も１周囲、１ポイントのため、水や粉塵のもって
いる特性上から、わずかな隙間があればその隙間から水
や粉塵が侵入するからである。
【０００９】該水や粉塵の侵入により、中空部６に配置
された誘電体基板３に実装されたＧＰＳ受信アンテナ用
回路部品がショートし受信不能状態となったり、また受
信された電波が減衰し受信不備な状態になったりして、
船舶，自動車等の移動物体の現在位置や進行方向がモニ
ター上になくなるといった問題が発生した。
された誘電体基板３に実装されたＧＰＳ受信アンテナ用
回路部品がショートし受信不能状態となったり、また受
信された電波が減衰し受信不備な状態になったりして、
船舶，自動車等の移動物体の現在位置や進行方向がモニ
ター上になくなるといった問題が発生した。
【００１０】本発明は、上記課題に鑑み、中空部へ水や
粉塵が侵入することのない防水構造を備えてなるＧＰＳ
受信アンテナを提供することを目的とするものである。
粉塵が侵入することのない防水構造を備えてなるＧＰＳ
受信アンテナを提供することを目的とするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
ＧＰＳ受信アンテナは、移動物体の自然環境下に取り付
けられるものであって、上蓋と下蓋とを備え該両蓋を組
み合わせることにより内部に中空部が形成されてなる収
納体と、前記中空部に収納されるＧＰＳ受信アンテナ用
回路部品と、前記中空部を囲うように配置され前記収納
体の上蓋と下蓋とによって挟持される環状の防水パッキ
ンとを有してなるＧＰＳ受信アンテナにおいて、複数箇
所で前記防水パッキンを前記上蓋と下蓋とによって挟持
してなることを特徴とするものである。
ＧＰＳ受信アンテナは、移動物体の自然環境下に取り付
けられるものであって、上蓋と下蓋とを備え該両蓋を組
み合わせることにより内部に中空部が形成されてなる収
納体と、前記中空部に収納されるＧＰＳ受信アンテナ用
回路部品と、前記中空部を囲うように配置され前記収納
体の上蓋と下蓋とによって挟持される環状の防水パッキ
ンとを有してなるＧＰＳ受信アンテナにおいて、複数箇
所で前記防水パッキンを前記上蓋と下蓋とによって挟持
してなることを特徴とするものである。
【００１２】また、本発明の請求項２記載のＧＰＳアン
テナは、３箇所以上で前記防水パッキンを前記上蓋と下
蓋とによって挟持してなることを特徴とするものであ
る。
テナは、３箇所以上で前記防水パッキンを前記上蓋と下
蓋とによって挟持してなることを特徴とするものであ
る。
【００１３】さらに、本発明の請求項３記載のＧＰＳ受
信アンテナは、複数箇所で挟持される前記防水パッキン
が一体化された共通の防水パッキンからなることを特徴
とするものである。
信アンテナは、複数箇所で挟持される前記防水パッキン
が一体化された共通の防水パッキンからなることを特徴
とするものである。
【００１４】加えて、本発明の請求項４記載のＧＰＳ受
信アンテナは、前記中空部に近い側の防水パッキンを挟
持する位置が前記中空部に遠い側の防水パッキンを挟持
する位置よりも高い位置に設定されてなることを特徴と
するものである。
信アンテナは、前記中空部に近い側の防水パッキンを挟
持する位置が前記中空部に遠い側の防水パッキンを挟持
する位置よりも高い位置に設定されてなることを特徴と
するものである。
【００１５】該構成によれば、本発明の請求項１記載の
ＧＰＳ受信アンテナは、複数箇所で前記防水パッキンを
前記上蓋と下蓋とによって挟持してなる構成なので、防
水パッキンが両蓋にて挟持されてなる複数の関所が設け
られることとなり、外部から上蓋と下蓋との境界を通っ
て侵入する水や粉塵の中空部への侵入を前記関所によっ
て防止することができる。即ち、水や粉塵が侵入する侵
入口に近い側の関所を水や粉塵が通過（挟持手段と防水
パッキンとの隙間を通過）したとしても次の関所により
内部への侵入を防止することができ、ＧＰＳ受信アンテ
ナ用回路部品を収納した中空部まで水や粉塵が侵入する
ことが防止される。
ＧＰＳ受信アンテナは、複数箇所で前記防水パッキンを
前記上蓋と下蓋とによって挟持してなる構成なので、防
水パッキンが両蓋にて挟持されてなる複数の関所が設け
られることとなり、外部から上蓋と下蓋との境界を通っ
て侵入する水や粉塵の中空部への侵入を前記関所によっ
て防止することができる。即ち、水や粉塵が侵入する侵
入口に近い側の関所を水や粉塵が通過（挟持手段と防水
パッキンとの隙間を通過）したとしても次の関所により
内部への侵入を防止することができ、ＧＰＳ受信アンテ
ナ用回路部品を収納した中空部まで水や粉塵が侵入する
ことが防止される。
【００１６】また、本発明の請求項２記載のＧＰＳ受信
アンテナは、３箇所以上で前記防水パッキンを前記上蓋
と下蓋とによって挟持してなる構成なので、水や粉塵が
第１の関所を通過しても第２の関所，第３の関所にて侵
入を防止することができ、前記中空部への侵入が完全に
防止される。
アンテナは、３箇所以上で前記防水パッキンを前記上蓋
と下蓋とによって挟持してなる構成なので、水や粉塵が
第１の関所を通過しても第２の関所，第３の関所にて侵
入を防止することができ、前記中空部への侵入が完全に
防止される。
【００１７】さらに、本発明の請求項３記載のＧＰＳ受
信アンテナは、複数箇所で挟持される前記防水パッキン
が一体化された共通の防水パッキンからなる構成なの
で、収納体への位置決め、取り付けが容易である。
信アンテナは、複数箇所で挟持される前記防水パッキン
が一体化された共通の防水パッキンからなる構成なの
で、収納体への位置決め、取り付けが容易である。
【００１８】加えて、本発明の請求項４記載のＧＰＳ受
信アンテナは、前記中空部に近い側の防水パッキンを挟
持する位置が前記中空部に遠い側の防水パッキンを挟持
する位置よりも高い位置に設定されてなる構成なので、
高さの違いから水や粉塵が中空部に遠い側の関所を通過
しても中空部に近い側の関所までたどりつきにくくな
り、これによって前記中空部への侵入がさらに防止でき
る。
信アンテナは、前記中空部に近い側の防水パッキンを挟
持する位置が前記中空部に遠い側の防水パッキンを挟持
する位置よりも高い位置に設定されてなる構成なので、
高さの違いから水や粉塵が中空部に遠い側の関所を通過
しても中空部に近い側の関所までたどりつきにくくな
り、これによって前記中空部への侵入がさらに防止でき
る。
【００１９】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例よりなるＧＰＳ
受信アンテナを図１乃至図５にしたがって説明する。図
１はＧＰＳ受信アンテナの内部構造を示す断面図であ
り、図２はＧＰＳ受信アンテナの外観斜視図であり、図
３はＧＰＳ受信アンテナを自動車に取り付けた状態を示
す図であり、図４は図１に示すキャビネットの構造を示
す断面図であり、図５は図１に示す防水パッキンの構造
を示す図である。
受信アンテナを図１乃至図５にしたがって説明する。図
１はＧＰＳ受信アンテナの内部構造を示す断面図であ
り、図２はＧＰＳ受信アンテナの外観斜視図であり、図
３はＧＰＳ受信アンテナを自動車に取り付けた状態を示
す図であり、図４は図１に示すキャビネットの構造を示
す断面図であり、図５は図１に示す防水パッキンの構造
を示す図である。
【００２０】該ＧＰＳ受信アンテナは、図１乃至図３に
示すように、船舶，自動車等の移動物体の自然環境下
（例えば、自動車の屋根等）に取り付けられるものであ
って、ＧＰＳ衛星からの電波を受信するアンテナ素子１
がアースプレート２の表面側に取り付けられ、抵抗，コ
ンデンサ，ヘムト，ＩＣ等のＧＰＳ受信アンテナ用回路
部品（図示せず）を実装してなる誘電体基板３が前記ア
ースプレート２の裏面側に取り付けられ、前記誘電体基
板３は外部に導くための同軸ケーブル４と接続されてな
り、前記アンテナ素子１，アースプレート２，誘電体基
板３及び同軸ケーブル４の誘電体基板接続側の一部がキ
ャビネット５にて被覆され収納されてなる構造である。
図１中、１１は前記誘電体基板３を被覆するシールドケ
ースである。該キャビネット５は、図１及び図４に示す
ように、上キャビ５ａと下キャビ５ｂとから構成され、
該上キャビ５ａと下キャビ５ｂとを組み合わせることに
よって内部に中空部６が形成され、例えばアースプレー
ト２を下キャビ５ｂにて保持することにより該中空部６
に前記アンテナ素子１，アースプレート２，誘電体基板
３，及び同軸ケーブル４の誘電体基板接続側の一部が配
置されて収納される。図４中、（ａ）は上キャビ５ａを
示す図であり、（ｂ）は下キャビ５ｂを示す図である。
示すように、船舶，自動車等の移動物体の自然環境下
（例えば、自動車の屋根等）に取り付けられるものであ
って、ＧＰＳ衛星からの電波を受信するアンテナ素子１
がアースプレート２の表面側に取り付けられ、抵抗，コ
ンデンサ，ヘムト，ＩＣ等のＧＰＳ受信アンテナ用回路
部品（図示せず）を実装してなる誘電体基板３が前記ア
ースプレート２の裏面側に取り付けられ、前記誘電体基
板３は外部に導くための同軸ケーブル４と接続されてな
り、前記アンテナ素子１，アースプレート２，誘電体基
板３及び同軸ケーブル４の誘電体基板接続側の一部がキ
ャビネット５にて被覆され収納されてなる構造である。
図１中、１１は前記誘電体基板３を被覆するシールドケ
ースである。該キャビネット５は、図１及び図４に示す
ように、上キャビ５ａと下キャビ５ｂとから構成され、
該上キャビ５ａと下キャビ５ｂとを組み合わせることに
よって内部に中空部６が形成され、例えばアースプレー
ト２を下キャビ５ｂにて保持することにより該中空部６
に前記アンテナ素子１，アースプレート２，誘電体基板
３，及び同軸ケーブル４の誘電体基板接続側の一部が配
置されて収納される。図４中、（ａ）は上キャビ５ａを
示す図であり、（ｂ）は下キャビ５ｂを示す図である。
【００２１】該ＧＰＳ受信アンテナの防水構造は、前記
下キャビ５ｂ上部に凹部７を、前記上キャビ５ａ下部の
前記凹部７近傍２０ａ，２０ｂに対応する位置にリブ８
ａ，８ｂを、該上キャビ５ａ下部の前記凹部７に対応す
る位置にリブ８ｃをそれぞれ前記中空部６を囲うように
全周に設け、前記凹部７に環状の防水パッキン１９の一
部を挿入して該凹部７及びその近傍２０ａ，２０ｂに該
防水パッキン１９を配置し、前記上キャビ５ａを取り付
け、下キャビ５ｂの裏面よりネジ１０で上キャビ５ａと
下キャビ５ｂとを固定すると同時に上キャビ５ａに設け
たリブ８ａ，８ｂ，８ｃが防水パッキン１９に圧力を加
え、防水パッキン１９を押さえ付けて上キャビ５ａと下
キャビ５ｂとの間に隙間が発生しないようにすることに
より水や粉塵の侵入を防止してなる。
下キャビ５ｂ上部に凹部７を、前記上キャビ５ａ下部の
前記凹部７近傍２０ａ，２０ｂに対応する位置にリブ８
ａ，８ｂを、該上キャビ５ａ下部の前記凹部７に対応す
る位置にリブ８ｃをそれぞれ前記中空部６を囲うように
全周に設け、前記凹部７に環状の防水パッキン１９の一
部を挿入して該凹部７及びその近傍２０ａ，２０ｂに該
防水パッキン１９を配置し、前記上キャビ５ａを取り付
け、下キャビ５ｂの裏面よりネジ１０で上キャビ５ａと
下キャビ５ｂとを固定すると同時に上キャビ５ａに設け
たリブ８ａ，８ｂ，８ｃが防水パッキン１９に圧力を加
え、防水パッキン１９を押さえ付けて上キャビ５ａと下
キャビ５ｂとの間に隙間が発生しないようにすることに
より水や粉塵の侵入を防止してなる。
【００２２】前記防水パッキン１９は、図１及び図５に
示すように、断面視略鍵状に一体的に形成されてなり、
前記凹部７に挿入される部分の略々中心に溝部１９ａを
備えてなる。図５中、（ａ）は平面図であり、（ｂ）は
断面図である。
示すように、断面視略鍵状に一体的に形成されてなり、
前記凹部７に挿入される部分の略々中心に溝部１９ａを
備えてなる。図５中、（ａ）は平面図であり、（ｂ）は
断面図である。
【００２３】また、前記リブ８ｃは、前記溝部１９ａに
嵌合するように設けられてなる。
嵌合するように設けられてなる。
【００２４】このようにして、防水パッキン１９の外周
側端部が下キャビ５ｂの凹部７の外周側近傍２０ａと上
キャビ５ａのリブ８ａとによって挟持されることにより
第１の関所Ａが構成され、また防水パッキン１９の溝部
１９ａが前記凹部７の底面と上キャビ５ｂのリブ８ｃと
によって挟持されることにより第２の関所Ｂが構成さ
れ、さらに防水パッキン１９の内周側端部が前記凹部７
の内周側近傍２０ｂと上キャビ５ａのリブ８ｂとによっ
て挟持されることにより第３の関所Ｃが構成される。
側端部が下キャビ５ｂの凹部７の外周側近傍２０ａと上
キャビ５ａのリブ８ａとによって挟持されることにより
第１の関所Ａが構成され、また防水パッキン１９の溝部
１９ａが前記凹部７の底面と上キャビ５ｂのリブ８ｃと
によって挟持されることにより第２の関所Ｂが構成さ
れ、さらに防水パッキン１９の内周側端部が前記凹部７
の内周側近傍２０ｂと上キャビ５ａのリブ８ｂとによっ
て挟持されることにより第３の関所Ｃが構成される。
【００２５】したがって、上キャビ５ａと下キャビ５ｂ
との間を水や粉塵が侵入してきても、第１の関所Ａにて
内部への侵入が防止され、該第１の関所Ａの隙間より水
や粉塵が通過したとしても第２の関所Ｂにより内部への
侵入を防止することができ、ＧＰＳ受信アンテナ用回路
部品を収納した中空部６まで水や粉塵が侵入することが
防止される。
との間を水や粉塵が侵入してきても、第１の関所Ａにて
内部への侵入が防止され、該第１の関所Ａの隙間より水
や粉塵が通過したとしても第２の関所Ｂにより内部への
侵入を防止することができ、ＧＰＳ受信アンテナ用回路
部品を収納した中空部６まで水や粉塵が侵入することが
防止される。
【００２６】また、本実施例では、関所を３つ以上設け
ているので、水や粉塵が第１の関所Ａを通過しても第２
の関所Ｂ，第３の関所Ｃにて侵入を防止することがで
き、前記中空部６への侵入が完全に防止される。
ているので、水や粉塵が第１の関所Ａを通過しても第２
の関所Ｂ，第３の関所Ｃにて侵入を防止することがで
き、前記中空部６への侵入が完全に防止される。
【００２７】さらに、前記防水パッキンが一体化された
共通の防水パッキン１９からなる構成なので、下キャビ
５ｂへの取り付けが容易である。
共通の防水パッキン１９からなる構成なので、下キャビ
５ｂへの取り付けが容易である。
【００２８】加えて、前記中空部６に近い側の関所Ｃが
前記中空部６に遠い側の関所Ｂよりも高い位置に設定し
てなる構成、即ち前記中空部６に近い側の挟持手段（凹
部７の内周側近傍２０ｂと上キャビ５ａのリブ８ｂ）が
前記中空部６に遠い側の挟持手段（凹部７の底面と上キ
ャビ５ｂのリブ８ｃ）よりも高い位置にて前記防水パッ
キン１９を挟持してなる構成なので、高さの違いから水
や粉塵が中空部６に遠い側の関所Ｂを通過しても中空部
６に近い側の関所Ｃまでたどりつきにくくなり、これに
よって前記中空部６への侵入がさらに防止できる。
前記中空部６に遠い側の関所Ｂよりも高い位置に設定し
てなる構成、即ち前記中空部６に近い側の挟持手段（凹
部７の内周側近傍２０ｂと上キャビ５ａのリブ８ｂ）が
前記中空部６に遠い側の挟持手段（凹部７の底面と上キ
ャビ５ｂのリブ８ｃ）よりも高い位置にて前記防水パッ
キン１９を挟持してなる構成なので、高さの違いから水
や粉塵が中空部６に遠い側の関所Ｂを通過しても中空部
６に近い側の関所Ｃまでたどりつきにくくなり、これに
よって前記中空部６への侵入がさらに防止できる。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
記載のＧＰＳ受信アンテナによれば、上蓋と下蓋との境
界より侵入する水や粉塵がＧＰＳ受信アンテナ用回路部
品を収納した中空部まで侵入することが防止される。
記載のＧＰＳ受信アンテナによれば、上蓋と下蓋との境
界より侵入する水や粉塵がＧＰＳ受信アンテナ用回路部
品を収納した中空部まで侵入することが防止される。
【００３０】これによって、水や粉塵の侵入により前記
ＧＰＳ受信アンテナ用回路部品がショートし受信不能状
態になったり、また受信された電波が減衰し受信不備な
状態になり、船舶，自動車等の移動物体の現在位置や進
行方向がモニター上でなくなるといった問題が解決され
る。
ＧＰＳ受信アンテナ用回路部品がショートし受信不能状
態になったり、また受信された電波が減衰し受信不備な
状態になり、船舶，自動車等の移動物体の現在位置や進
行方向がモニター上でなくなるといった問題が解決され
る。
【００３１】また、本発明の請求項２記載のＧＰＳ受信
アンテナによれば、前記中空部への侵入が完全に防止さ
れる。
アンテナによれば、前記中空部への侵入が完全に防止さ
れる。
【００３２】さらに、本発明の請求項３記載のＧＰＳ受
信アンテナによれば、防水パッキンの収納体への位置決
め、取り付けが容易となる。
信アンテナによれば、防水パッキンの収納体への位置決
め、取り付けが容易となる。
【００３３】加えて、本発明の請求項４記載のＧＰＳ受
信アンテナによれば、高さの違いから水や粉塵が中空部
に遠い側の関所（防水パッキンを挟持した部分）を通過
しても中空部に近い側の関所までたどりつきにくくな
り、これによって前記中空部への侵入がさらに防止され
る。
信アンテナによれば、高さの違いから水や粉塵が中空部
に遠い側の関所（防水パッキンを挟持した部分）を通過
しても中空部に近い側の関所までたどりつきにくくな
り、これによって前記中空部への侵入がさらに防止され
る。
【図１】本発明の一実施例よりなるＧＰＳ受信アンテナ
の内部構造を示す断面図である。
の内部構造を示す断面図である。
【図２】ＧＰＳ受信アンテナの外観斜視図である。
【図３】ＧＰＳ受信アンテナを自動車に取り付けた状態
を示す図である。
を示す図である。
【図４】図１に示すキャビネットの構造を示す断面図で
あり、（ａ）は上キャビを示す図であり、（ｂ）は下キ
ャビを示す図である。
あり、（ａ）は上キャビを示す図であり、（ｂ）は下キ
ャビを示す図である。
【図５】図１に示す防水パッキンの構造を示す図であ
り、（ａ）は平面図であり、（ｂ）は断面図である。
り、（ａ）は平面図であり、（ｂ）は断面図である。
【図６】従来のＧＰＳ受信アンテナの内部構造を示す断
面図である。
面図である。
【図７】従来の他のＧＰＳ受信アンテナの内部構造を示
す断面図である。
す断面図である。
１ アンテナ素子 ２ アースプレート ３ 誘電体基板 ４ 同軸ケーブル ５ キャビネット（保持体） ５ａ 上キャビ（上蓋） ５ｂ 下キャビ（下蓋） ６ 中空部 ７ 凹部 ８ａ，８ｂ，８ｃ リブ １１ シールドケース １９ 防水パッキン １９ａ 溝部 ２０ａ，２０ｂ 凹部近傍 Ａ 第１の関所 Ｂ 第２の関所 Ｃ 第３の関所
Claims (4)
- 【請求項１】 移動物体の自然環境下に取り付けられる
ものであって、上蓋と下蓋とを備え該両蓋を組み合わせ
ることにより内部に中空部が形成されてなる収納体と、
前記中空部に収納されるＧＰＳ受信アンテナ用回路部品
と、前記中空部を囲うように配置され前記収納体の上蓋
と下蓋とによって挟持される環状の防水パッキンとを有
してなるＧＰＳ受信アンテナにおいて、 複数箇所で前記防水パッキンを前記上蓋と下蓋とによっ
て挟持してなることを特徴とするＧＰＳ受信アンテナ。 - 【請求項２】 ３箇所以上で前記防水パッキンを前記上
蓋と下蓋とによって挟持してなることを特徴とする請求
項１記載のＧＰＳ受信アンテナ。 - 【請求項３】 複数箇所で挟持される前記防水パッキン
は一体化された共通の防水パッキンからなることを特徴
とする請求項１又は２記載のＧＰＳ受信アンテナ。 - 【請求項４】 前記中空部に近い側の防水パッキンを挟
持する位置は前記中空部に遠い側の防水パッキンを挟持
する位置よりも高い位置に設定されてなることを特徴と
する請求項１乃至３記載のＧＰＳ受信アンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18900095A JPH0936623A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | Ｇｐｓ受信アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18900095A JPH0936623A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | Ｇｐｓ受信アンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0936623A true JPH0936623A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16233626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18900095A Pending JPH0936623A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | Ｇｐｓ受信アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0936623A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002325005A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Alps Electric Co Ltd | アンテナの防水構造 |
| JP2005109688A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Mitsumi Electric Co Ltd | アンテナ装置 |
| JP2007194767A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Mitsumi Electric Co Ltd | アンテナ装置 |
| CN102496770A (zh) * | 2011-11-24 | 2012-06-13 | 蒋小平 | 汽车顶置天线安装底座密封装置 |
| JP2020118582A (ja) * | 2019-01-25 | 2020-08-06 | リズム時計工業株式会社 | 時計 |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP18900095A patent/JPH0936623A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002325005A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Alps Electric Co Ltd | アンテナの防水構造 |
| JP2005109688A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Mitsumi Electric Co Ltd | アンテナ装置 |
| JP2007194767A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Mitsumi Electric Co Ltd | アンテナ装置 |
| CN102496770A (zh) * | 2011-11-24 | 2012-06-13 | 蒋小平 | 汽车顶置天线安装底座密封装置 |
| JP2020118582A (ja) * | 2019-01-25 | 2020-08-06 | リズム時計工業株式会社 | 時計 |
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