JP2000340680A - マスクromのメモリセル、マスクrom及びその製造方法 - Google Patents

マスクromのメモリセル、マスクrom及びその製造方法

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JP2000340680A
JP2000340680A JP11152123A JP15212399A JP2000340680A JP 2000340680 A JP2000340680 A JP 2000340680A JP 11152123 A JP11152123 A JP 11152123A JP 15212399 A JP15212399 A JP 15212399A JP 2000340680 A JP2000340680 A JP 2000340680A
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semiconductor layer
memory cell
mask rom
conductivity type
trench
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JP11152123A
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Kenji Nagasawa
賢二 長沢
Takashi Hayashi
敬司 林
Taro Abe
太朗 安部
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細化、高集積化を可能とするマスクロムの
メモリセル、それを用いたマスクROM及びそれらの製
造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 第1導電型の第1半導体層、第2導電型
の第2半導体層及び第1導電型の第3半導体層がこの順
で積層され、前記第2半導体層が、その不純物濃度に対
応したデータを保持してなるマスクROMのメモリセ
ル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はマスクROMのメ
モリセル、マスクROM及びその製造方法に関し、より
詳細には、微細化を可能とするマスクROMのメモリセ
ル、マスクROM及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般の
半導体メモリ装置では、素子分離領域とコンタクトホー
ルとが各メモリセルのかなりの面積を占有しており、こ
れらの面積を減少させることで、メモリセルの微細化が
可能となる。これを実現したのがフラットセル(プレー
ナセル)型メモリセルからなるマスクROMである。
【0003】フラットセル型メモリセルでは、複数個の
トランジスタがソース/ドレイン領域を共有しているの
で、トランジスタ数個〜数十個に対して1つのコンタク
トホールを設ければよく、また素子分離注入により隣接
するメモリセルの分離を行っているので、選択酸化によ
るバーズピークのシフトがないことから、コンタクトホ
ールの面積と素子分離領域を小さくでき、メモリセルの
微細化が可能になる。しかし、フラットセル型メモリセ
ルでは微細化が進むにしたがって、トランジスタの短チ
ャンネル効果の影響が問題となってくる。すなわち、フ
ラットセル型メモリセルでは、ビットラインとなるソー
ス/ドレイン領域を構成する不純物が横方向(基板表面
と平行な方向)へも熱拡散してしまうため、実効チャン
ネル長Lが小さくなり、短チャンネル効果の影響で安定
したトランジスタ特性が得られなくなる。
【0004】このような問題に対して、ソース/ドレイ
ン領域を構成する不純物が熱拡散するのを考慮して、チ
ャンネル領域を広げることによって、短チャンネル効果
の影響を回避する方法が考えられているが、このような
メモリセルは、結果的にビットラインピッチを大きくす
ることとなり、メモリセルの微細化を妨げてしまう。そ
こで、例えば、図4(a)及び(b)に示すメモリセル
が提案されている(特開平4−25070号参照)。こ
のメモリセルによれば、フラットセルにトレンチ22を
設けて、トレンチ22の底部及び側面下方においてチャ
ネル領域21を形成するとともに、トレンチ22間の半
導体基板20表面にソース/ドレイン領域23を形成す
る。これによって、ソース/ドレイン領域23における
不純物の横方向の熱拡散を防止することができ、所定の
チャネル長Lを確保しながら、従来のフラットセル型の
メモリセルに比べてセル面積を小さくすることができ、
微細化、高集積化が可能となる。このようなメモリセル
は、以下の方法によって形成することができる。
【0005】まず、図5(a)に示すように、P型シリ
コン基板20にメモリセルと周辺回路を分離するための
フィールド酸化膜25及びチャンネルストッパ層26を
形成する。その後、P型シリコン基板18上に、互いに
平行な複数の開口を有するレジストパターン27を形成
し、このレジストパターン27をマスクとして用いて、
ヒ素をイオン注入することにより、ビットラインとなる
ソース/ドレイン領域23を形成する。
【0006】次いで、図5(b)に示すように、ソース
/ドレイン領域23に平行な複数の開口を有するレジス
トパターン28を形成し、このレジストパターン28を
マスクとして用いて、ドライエッチングすることによ
り、所望の深さをゆするトレンチ22を形成する。
【0007】続いて、図5(c)に示すように、レジス
トパターン28を除去した後、シリコン基板20上全面
にゲート酸化膜29を介して、ソース/ドレイン領域2
3に直交するように、多結晶シリコン膜によって、ワー
ドラインを兼ねるゲート電極24を形成する。これによ
り、トレンチ22の底部及び側面下方においてチャネル
領域21を形成するとともに、トレンチ22間の半導体
基板20表面にソース/ドレイン領域23を形成し、各
メモリセルを形成する。
【0008】次いで、ゲート電極24上にCVD酸化膜
による層間絶縁膜30形成して、表面平坦化を行う。そ
の後、所望のメモリセル上に開口を有するレジストパタ
ーン31を形成し、このレジストパターン31をマスク
として用いて、ボロン32をイオン注入する。これによ
り、ボロンが注入されないメモリセルcはしきい値電圧
が低いため、メモリセルcは読み出し信号(動作電圧)
では導通状態となるのに対し、ボロンが注入されたメモ
リセルdはしきい値電圧が高くなるため、読み出し信号
では非導通状態となる。よって、しきい値電圧の異なる
2種類のメモリセルにより、ROMデータを書き込むこ
とができる。
【0009】しかし、このようなメモリセルでも、依然
としてMOSトランジスタ構造を用いているため、さら
なる微細化により、短チャンネル効果の影響を回避する
ことはできず、微細化に限界があるという問題がある。
また、このようなメモリセルでは、実効チャンネル長L
がトレンチの深さによって決まることから、トレンチの
エッチングには精密な制御が求められるが、このエッチ
ングを深さ方向に対して精密に制御することは非常に困
難であり、トレンチ形成時の僅かなエッチング量のバラ
ツキによって、トランジスタ特性が変動するという問題
が生じる。
【0010】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、メモリセルの微細化に対して最も問題となっていた
短チャンネル効果の影響を受けずに、さらなるメモリセ
ルの微細化、高集積化を実現することができるマスクR
OMのメモリセル、マスクROM及びその製造方法を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1導
電型の第1半導体層、第2導電型の第2半導体層及び第
1導電型の第3半導体層がこの順で積層され、前記第2
半導体層が、その不純物濃度に対応したデータを保持し
てなるマスクROMのメモリセルが提供される。
【0012】また、本発明によれば、上記メモリセルが
複数個マトリクス状に配列し、前記第1半導体層がワー
ドライン又はビットラインを構成し、かつ、前記第3半
導体層がビットライン又はワードラインを構成してなる
マスクROMが提供される。さらに、本発明によれば、
(a)第1導電型の第1半導体層、第2導電型の第2半
導体層及び第1導電型の第3半導体層をこの順に形成
し、(b)第1半導体層に達し、かつX方向に延設され
る第1トレンチを形成し、(c)第1半導体層の下方に
まで達し、かつY方向に延設される第2のトレンチを形
成することからなるマクスROMの製造方法が提供され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のマスクROMのメモリセ
ルは、主として、第1導電型の第1半導体層、第2導電
型の第2半導体層及び第1導電型の第3半導体層がこの
順で積層されて構成され、つまり、NPN接合型のメモ
リセル又はPNP接合型のメモリセルとして構成され、
また、本発明のマスクROMは、このようなメモリセル
が複数個マトリクス状に配列して構成される。
【0014】本発明のメモリセル及びマスクROMは、
半導体基板中又は半導体基板上に形成されることが好ま
しい。ここで、本発明において使用することができる半
導体基板とは、通常半導体装置を形成する場合に使用す
ることができるものであれば特に限定されるものではな
く、例えば、シリコン、ゲルマニウム等の半導体、Ga
P、GaAs等の化合物半導体等の公知のものを使用す
ることができる。なかでも、シリコン基板が好ましい。
このような半導体基板は、第1導電型又は第2導電型の不
純物がドーピングされていることが好ましく、また、半
導体基板の表面層に1個又は複数個の第1導電型又は第2
導電型の不純物拡散層(ウェル)が形成されていてもよ
い。ここで、第1導電型とは、N型又はP型を意味し、
第2導電型とは、第1導電型とは異なる導電型、つまりP
型又はN型を意味する。また、半導体基板上には、トラ
ンジスタ、キャパシタ、抵抗等による回路、配線層、絶
縁層、他の記憶装置等が単独又は組み合わされて形成さ
れていてもよい。
【0015】本発明のマスクROMのメモリセルの第1
〜第3半導体層はいずれも、上記の半導体基板中に形成
されていてもよいし、そのうちの1層又は2層が半導体
基板中に形成され、残りの2層又は1層が、半導体基板
上に一体的に形成された半導体層に形成されていてもよ
いし、第1〜第3半導体層のいずれもが、上記の半導体基
板上に一体的に形成された半導体層に形成されていても
よい。なかでも、第1〜第3半導体層はいずれもが半導体
基板中に形成されることが好ましい。
【0016】第1導電型の第1半導体層は、半導体基板
の最も深い位置又は半導体基板の直上に位置する半導体
層にN型又はP型の不純物がドーピングされてなる。N
型不純物としては、例えば、リン、砒素等が挙げられ、
P型不純物としては、ボロン、BF等が挙げらる。第1
半導体層の不純物濃度は、例えば、1×1019〜1×1
20cm-3程度が挙げられる。この第1半導体層は、最
終的に得られるメモリセルの表面から2.0〜0.5μ
m程度の深さの範囲に、例えば、0.7〜1.5μm程
度の膜厚で形成され得る。
【0017】第2導電型の第2半導体層は、第1半導体
層の直上に位置する半導体層にP型又はN型の不純物が
ドーピングされてなる。P型又はN型の不純物の種類は
第1半導体層において挙げられたものの中から適宜選択
することができる。不純物濃度は、各メモリセルごと
に、所望のデータが保持することができるように調整さ
れている。つまり、最終的に得られるメモリセルが、第
1−第3半導体層間に所定の動作電圧が印加された場合
に導通するか又は導通しないように、あるいは第1−第
3半導体層間で検出される電流に大小が生じるように、
第2半導体層の不純物濃度が調整されている。さらに詳
細に説明すると、第2半導体層の不純物濃度が上昇する
にしたがって、最終的に得られるメモリセルのNPN又
はPNP接合におけるパンチスルー耐圧が高くなる。よ
って、第2半導体層が、不純物濃度に応じたパンチスル
ー耐圧に設定されることにより、第1−第3半導体層間
で電流の有無又は大小を生じることとなる。したがっ
て、本発明においては、このような現象を実現すること
ができるように、第2半導体層の不純物濃度が調整され
て形成されている。
【0018】これにより、このメモリセルを複数個マト
リクス状に配置してマスクROMを構成する場合には、
2値又は3値以上の所定のデータに対応したプログラミ
ングができることとなる。ここで、第2半導体層の不純
物濃度は、メモリセル又はマスクROMの動作電圧、第
2半導体層の膜厚、第1及び第3半導体層の膜厚及び不純
物濃度等によって、適宜調整することができるが、例え
ば、1×1016〜1×1018cm-3程度の範囲のなか
で、パンチスルー耐圧が異なるように調整することがで
きる。具体的には、102オーダ程度の濃度差を有する
ように設定することが好ましい。この第2半導体層は、
最終的に得られるメモリセルの表面から0.5〜0.2
μm程度の範囲の深さに、例えば、0.1〜0.3μm
程度の膜厚で形成され得る。
【0019】第1導電型の第3半導体層は、第2半導体
層の直上に位置する半導体層にP型又はN型の不純物が
ドーピングされてなる。P型又はN型の不純物の種類は
第1半導体層において挙げられたものの中から適宜選択
することができる。第3半導体層の不純物濃度は、例え
ば、1×1019〜1×1020cm-3程度が挙げられる。
この第3半導体層は、最終的に得られるメモリセルの表
面から0.2〜0μm程度の範囲の深さに、例えば、
0.1〜0.2μm程度の膜厚で形成され得る。
【0020】上記のメモリセルは、第1及び第3半導体
層が、それぞれ電圧印加手段に接続されており、第1−
第3半導体層間に電圧を印加することができる。ここ
で、第1及び第3半導体層に電圧を印加するための手段
としては、ワードライン及びビットライン、又はこれら
ワードライン及びビットラインに接続された電圧印加の
ための回路等が挙げられる。
【0021】上記メモリセルが複数個マトリクス状に配
置してマスクROMを構成する場合は、第1半導体層
は、ワードライン又はビットラインを構成し、第3半導
体層は、ビットライン又はワードラインを構成して、X
方向又はY方向に配置するメモリセルが、それぞれ、互
いに接続される。また、Y方向又はX方向において、ワ
ードライン又はビットラインによって、互いに接続され
ないメモリセル間は、トレンチによって分離されてい
る。例えば、メモリセルが、第1半導体層によってX方
向又はY方向に接続されている場合には、接続されてい
るメモリセル間には、第1半導体層に達し、第1半導体層
を貫通しないトレンチが形成されることにより、各メモ
リセルの第2及び第3半導体層が、それぞれ分離されて
いる。この際のトレンチは、例えば、深さ0.3〜1.
0μm程度の範囲で、トレンチ底部が第2半導体層の底
面から0.1〜0.5μm程度下方に位置するように形
成することができ、幅は、0.2〜0.5μm程度、ト
レンチ間の距離を0.3〜0.5μm程度で形成するこ
とができる。
【0022】一方、接続されていないY方向又はX方向
に隣接するメモリセル間には、第1半導体層を貫通し、
第1半導体層下方に達するトレンチが形成されることに
より各メモリセルを完全に分離することができる。この
際のトレンチは、例えば、深さ2.5〜1.5μm程度
の範囲で、トレンチ底部が第1半導体層の底面から0.
1〜0.5μm程度下方に位置するように形成すること
ができ、幅は、0.2〜0.5μm程度、トレンチ間の
距離を0.3〜0.5μm程度で形成することができ
る。ただし、Y方向又はX方向に隣接し、互いに完全に
分離されたメモリセルは、各第3半導体層を導電層等で
接続することにより、互いにY方向又はX方向において
電気的に接続されている。
【0023】このように、本発明のマスクROMは、第
1半導体層と、第3半導体層との間に所定の電圧を印加
することにより、第2半導体層の不純物濃度に対応し
て、第1−第3半導体層間に流れる電流の有無、大小、
大中小等を生じさせることができ、これによって、マス
クROMに書き込まれたデータを読み出すことができ
る。本発明のマスクROMは、以下の方法により形成す
ることができる。工程(a)において、第1〜第3半導
体層を形成する。第1半導体層は、半導体基板中に、そ
れぞれ、N型又はP型の不純物、例えば、リンの場合、
加速エネルギー400〜800keV程度、ドーズ1×
1015〜3×1015cm-2程度、第2半導体層は、P型
又はN型の不純物、例えば、ボロンの場合、加速エネル
ギー60〜100keV程度、ドーズ5×1012〜1×
1013cm-2程度、第3半導体層は、半導体基板中に、
それぞれ、N型又はP型の不純物、例えば、砒素の場
合、加速エネルギー20〜40keV程度、ドーズ2×
1015〜4×1015cm-2程度で注入することにより形
成することができる。
【0024】また、イオン注入の他に、例えば、半導体
基板上に、所望の不純物を上記のドーズでドーピングし
ながら、半導体のエピタキシャル層を成長させたり、C
VD法等により半導体層を積層させること等によって形
成することができる。また、半導体のエピタキシャル層
の成長やCVD法による堆積とイオン注入を組み合わせ
て形成してもよい。
【0025】さらに、工程(a)の前に、あらかじめ、
半導体基板上に、メモリセル領域と周辺回路領域とを分
離するために、フィールド酸化膜、トレンチ等による素
子分離領域及びチャネルストッパ層等を形成してもよい
し、素子、回路、他のメモリ等を形成してもよい。
【0026】工程(b)において、第1トレンチを形成
する。第1トレンチは、X方向に複数本、互いに平行に
形成することが好ましく、その深さは、第1半導体層に
達することが必要であるが、Y方向に隣接する各メモリ
セルの第1半導体層を完全に分離せずに、接続させてお
くために、第1半導体層を貫通しない深さであることを
要する。第1トレンチの形成方法は、特に限定されるも
のではなく、公知の方法、例えば、フォトリソグラフィ
及びエッチング工程により、第3半導体層上に第1トレ
ンチを形成しようとする領域に開口を有するレジストパ
ターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして
用いて、RIE法、CVD法、スパッタリング法等のド
ライエッチング法又はウェットエッチング法等により形
成することができる。
【0027】工程(c)において、第2トレンチを形成
する。第2トレンチは、Y方向に複数本、互いに平行に
形成することが好ましく、その深さは、X方向に隣接す
る各メモリセルを完全に分離するために、第1半導体層
を貫通し、第1半導体層の下方にまで達することが必要
である。第2トレンチの形成方法は、第1トレンチの形
成方法と同様の方法で形成することができる。なお、第
1トレンチと第2トレンチとは、いずれを先に形成して
もよい。
【0028】本発明のマスクROMの製造方法において
は、各メモリセルを形成し、分離した後に、各メモリ
セル上全面に、公知の方法により、CVD酸化膜、シリ
コン窒化膜、SOG等の層間絶縁膜を積層する工程、
この層間絶縁膜の表面を、公知の方法、例えば全面エッ
チバック、CMP法等により平坦化する工程、この層
間絶縁膜であって、各メモリセル(第3半導体層)上
に、例えばフォトリソグラフィ及びエッチング技術等に
より、複数のコンタクトホールを形成する工程、この
コンタクトホールを含む各メモリセル上全面に、蒸着
法、スパッタリング法、CVD法により、タングステ
ン、タンタル、チタン等の高融点金属、アルミニウム、
銅、金、銀、白金等の導電膜、ポリシリコン、シリサイ
ド、ポリサイド等の単層、積層層、合金層等を形成し、
所望の形状にパターニングすることにより、各メモリセ
ルの第3半導体層を電気的に接続することにより、ワー
ドライン又はビットラインを形成する工程、各メモリ
セルで電気的に接続されている第1半導体層に対して、
例えば、メモリセル領域の端部で、引き出し用の電極を
形成する工程、得られたマスクROMの表面に絶縁
膜、保護膜、パッシベーション膜等を形成する工程等を
任意に行うことが好ましい。なお、上記及びの工程
に代えて、例えば、層間絶縁膜の平坦化の際に、第3半
導体層の表面が露出するためエッチバック等を行い、こ
の露出した第3半導体層上にと同様の導電層のパター
ニングを行ってもよい。また、上記及びの工程は、
同じ導電層によって、同時に形成してもよい。
【0029】さらに、得られたマスクROMの所望のメ
モリセルにおいて、第2半導体層の不純物濃度を、他の
メモリセルの不純物濃度よりも高く設定する。この際の
不純物濃度の設定は、例えば、イオン注入によって行う
ことができる。具体的には、フォトリソグラフィ及びエ
ッチング技術により、所望のメモリセル上にのみ開口を
有するレジストパターンを形成し、このレジストパター
ンをマスクとして用いて、第2導電型の不純物を第2半
導体層にイオン注入する。この際の加速エネルギー及び
ドーズは、第2半導体層、第3半導体層の膜厚、層間絶
縁膜の膜厚等によって適宜調整することができ、例え
ば、ボロンを50〜100keV程度で注入することが
できる。また、ドーズは、第2半導体層の膜厚、イオン
注入前の不純物濃度、マスクROMの動作電圧等により
適宜調整することができ、例えば、2×1011〜1×1
13cm-2程度が挙げられる。
【0030】なお、この際の不純物濃度の設定は、例え
ば、イオン注入前の第2半導体層の第2導電型不純物濃
度が高めに設定されている場合には、第2半導体層の不
純物濃度を高く設定するメモリセル以外のメモリセル上
に開口を有するレジストパターンを形成し、このレジス
トパターンをマスクとして用いて、第1導電型の不純
物、例えばリン、砒素等を第2半導体層にイオン注入す
ることによっても実現することができる。この場合の条
件は、上記第2導電型不純物のイオン注入に準じて調整
することができる。
【0031】また、マスクROMが3値以上のデータを
保持する場合には、第2半導体層の不純物濃度を、他の
メモリセルの不純物濃度と異なるように、中濃度/高濃
度のように2種以上の不純物濃度に設定してもよい。こ
の発明をさらに具体的にするため、以下に本発明のマス
クROMのメモリセル、マスクROM及びその製造方法
の実施例を図面を用いて説明する。本発明のマスクRO
Mを、図1(a)〜(c)に示す。ここで、図1(b)
は図1(a)におけるX−X’線断面図、図1(c)は
図1(a)におけるY−Y’線断面図である。
【0032】このマスクROMは、シリコン基板1中に
形成された第1半導体層(N+)4、その上に形成され
た第2半導体層(P-)5、さらにその上に形成された
第3半導体層(N+)6からなる複数のメモリセルがマ
トリクス状の配設されて構成される。X方向には、複数
本、互いに平行で、かつ第1半導体層4に達する第1ト
レンチAが形成されており、Y方向には、複数本、互い
に平行で、かつ第1半導体層4を貫通し、その下方にま
で達する第2トレンチBが形成されている。これら第1
トレンチA及び第2トレンチBにより、各メモリセルが
X方向においては互いに完全に分離するとともに、Y方
向においては、ビットライン10として機能する第1半
導体層4により、電気的に接続される。さらに、各メモ
リセルを構成する第3半導体層6上には、Y方向におい
ては分離されるが、X方向においては隣接するメモリセ
ルと接続されるワードライン16として機能するメタル
配線17aが形成されている。
【0033】さらに、マスクROMにおける所望のメモ
リセル9において、第2半導体層の第2導電型の不純物
が高濃度で含有されるメモリセルが形成されており、こ
の不純物濃度の差異により、データの書き込みが行われ
ている。以下に、上記マスクROMの製造方法を図2
(a)〜(f)に基づいて説明する。ここで、図2
(a)、(c)、(d)、(e)は図1(a)における
X−X’線断面を示し、図2(b)、(f)は図1
(a)におけるY−Y’線断面を示す。
【0034】図2(a)に示すように、P型シリコン基
板1をメモリセル領域と周辺回路領域に分離するため
に、LOCOS法でフィールド酸化膜2とチャンネルス
トッパ層3を形成する。次いで、シリコン基板1のメモ
リセル領域の全面において、深い領域(深さ:約1.5
0〜約0.30μm)に第1半導体層(N+)4を、少
し深い領域(深さ:約0.30〜約0.15μm)に第
2半導体層(P-)5を、最も浅い領域(深さ:約0.
15〜0μm)に第3半導体層(N+)6を、それぞれ
イオン注入にて形成する。この際、例えば、深い第1半
導体層(N+)4は、リンを不純物とし、加速エネルギ
ーを700KeV程度、ドーズを2.0×1015cm-2
とし、第2半導体層(P-)5は、ボロンを不純物と
し、加速エネルギーを80KeV程度、ドーズを8.0
×1012cm-2とし、第3半導体層(N+)6は、ヒ素
を不純物とし、加速エネルギーを30KeV程度、ドー
ズを3.0×1015cm-2としてイオン注入する。これ
により、シリコン基板1中に、N+/P-/N+/P-(基
板)の半導体層が形成される。
【0035】次に、図2(b)に示すように、シリコン
基板1のメモリセル領域上に、X方向に互いに平行に延
設された開口を複数個有するレジストパターン7を形成
し、このレジストパターンをマスクとして用いて、ドラ
イエッチングで第1半導体層(N+)4に達するまでエ
ッチングし、第1トレンチAを形成する。この際の第1
トレンチAは、第1半導体層(N+)4が比較的厚膜で
形成されているため(膜厚:約1.2μm)、その深さ
を容易に制御することができる。ここでは、第1トレン
チAの深さを1.0μm程度、幅を0.25μm程度、
第1トレンチA間の幅を0.35μm程度とした。
【0036】続いて、図2(c)に示すように、X方向
に直交するY方向に互いに平行に延設された開口を複数
個有するレジストパターン8を形成し、このレジストパ
ターンをマスクとして用いて、ドライエッチングで第1
半導体層(N+)4を貫通し、その下方に達するまでエ
ッチングし、第2トレンチBを形成する。この際の第2
トレンチBは、深さ2.0μm程度、幅0.25μm程
度、第2トレンチB間の幅を0.35μm程度とした。
【0037】これら第1トレンチAと第2トレンチBと
を形成することにより、シリコン基板1のメモリセル領
域に、互いに分離されたメモリセル9を形成することが
できる。なお、Y方向に隣接するメモリセルの第1半導
体層(N+)4は、完全に分離されていないため、この
第1半導体層(N+)4により、Y方向に延設されるビ
ットライン10が形成される。
【0038】次いで、図2(d)に示すように、得られ
たシリコン基板1上全面にCVD酸化膜による層間絶縁
膜11を0.5μm程度形成し、エッチバックやCMP
等の公知の方法で表面の平坦化を行う。その後、層間絶
縁膜11上に、所望のメモリセル9に開口を有するレジ
ストパターン12を形成し、このレジストパターン12
をマスクとして、ボロン13を第2半導体層(P-)5
にイオン注入する。この際、ボロン13は、加速エネル
ギー80keV程度、ドーズ4.0×1012cm-2程度
で注入した。これにより、ボロンが注入されていないメ
モリセルaと、ボロンの注入によりパンチスルー耐圧が
上昇したメモリセルbとが形成され、データの書き込み
が行われることとなる。
【0039】続いて、図2(e)及び(f)に示したよ
うに、層間絶縁膜11に、格子状に残った各第3半導体
層(N+)6に達するコンタクトホール14を形成する
とともに、メモリセル領域の端部で、ビットライン10
となる第1半導体層(N+)4に達するコンタクトホー
ル15を形成する。その後、得られたシリコン基板1上
全面に、例えばAl膜を形成し、所望の形状にパターニ
ングすることにより、X方向にワードライン16となる
メタル配線17aと、ビットライン10に接続されたメ
タル配線17bとを形成する。最後に、得られたシリコ
ン基板1上全面にパッシベーション膜(図示せず)を形
成する。このようにして得られたNPN接合からなるマ
スクROMの単位メモリセルのパンチスルー耐圧特性を
測定した。その結果を図3に示す。
【0040】図3によれば、ボロンが注入されていない
メモリセルaでは、パンチスルー耐圧が低く、メモリの
読み出し信号(例えば、動作電圧=3V)で導通状態と
することができるのに対し、ボロンが注入されたメモリ
セルbでは、パンチスルー耐圧が約4〜5Vに上昇し、
メモリの読み出し信号で非導通状態とすることができ
る。このようにボロン注入の有無で、NPN接合のパン
チスルー耐圧に差異をもたせることにより、メモリセル
にROMデータを保持させることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、第1導電型の第1半導
体層、第2導電型の第2半導体層及び第1導電型の第3
半導体層がこの順で積層されてなる構造を有しているた
め、MOSトランジスタ構造メモリセルのように、短チ
ャネル効果の影響を受けることがないメモリセルを提供
することができる。また、第1半導体層及び第3半導体
層をワードライン及びビットラインとして、互いに隣接
するメモリセル間で接続することができるため、よりシ
ンプルな構造でのマスクROMを実現することができ
る。
【0042】さらに、各メモリセル間を第1及び第2ト
レンチにより分離するために、完全に分離する必要があ
るメモリセル間では完全な分離を実現することができる
一方、第1半導体層の接続のみをとるように各メモリセ
ル間を分離することができ、さらにシンプルな構造での
マスクROMを実現することができる。
【0043】また、本発明のマスクROMの製造方法に
よれば、従来のマスクROMの製造工程における熱処理
等によって各メモリセルの微細化の妨げや短チャネル効
果の影響を防止することができ、加工可能な最小寸法で
のメモリセルを実現することができ、さらなるマスクR
OMの微細化、高集積化を実現することができるととも
に、従来のマスクROMに比較して、よりシンプルな構
造のマスクROMを提供することができるため、より一
層の短納期化を実現することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマスクROMのメモリセル及びマスク
ROMを示す(a)平面図、(b)平面図におけるX−
X’線断面図、(c)平面図におけるY−Y’線断面図
である。
【図2】本発明のマスクROMの製造工程を説明するた
めの要部の概略断面工程図である。
【図3】本発明のメモリセルを構成するNPN接合構造
におけるパンチスルー耐圧特性を示す図である。
【図4】従来のマスクROMのメモリセルを示す(a)
平面図及び(b)平面図におけるX−X’線断面図であ
る。
【図5】図4のメモリセルの製造工程を説明するための
要部の概略断面工程図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 フィールド酸化膜 3 チャンネルストッパ層 4 第1半導体層(N+) 5 第2半導体層(P-) 6 第3半導体層(N+) 7、8、12 フォトレジスト 9 メモリセル 10 ビットライン 11 層間絶縁膜 13 ボロン 14、15 コンタクトホール 16 ワードライン 17a、17b メタル配線 L 実効チャンネル長 A 第1トレンチ B 第2トレンチ a ボロン注入を行っていないメモリ素子 b ボロン注入を行ったメモリ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安部 太朗 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5F083 CR02 KA05 NA02 PR03 PR05 PR21 PR36 PR40

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の第1半導体層、第2導電型
    の第2半導体層及び第1導電型の第3半導体層がこの順
    で積層され、 前記第2半導体層が、その不純物濃度に対応したデータ
    を保持し、かつ第1半導体層及び第3半導体層が、それ
    ぞれ電圧印加手段に接続されてなるマスクROMのメモ
    リセル。
  2. 【請求項2】 第1導電型の第1半導体層、第2導電型
    の第2半導体層及び第1導電型の第3半導体層がこの順
    で積層され、前記第2導電型の第2半導体層における不
    純物濃度に対応したデータが記憶されてなるマスクRO
    Mのメモリセルが複数個マトリクス状に配列し、 前記第1半導体層がワードライン又はビットラインを構
    成し、かつ、前記第3半導体層がビットライン又はワー
    ドラインを構成してなるマスクROM。
  3. 【請求項3】 各メモリセルが、第1半導体層に達し、
    かつX方向に延設される第1トレンチと、前記第1半導
    体層を貫通し、かつ前記X方向に直行するY方向に延設
    される第2のトレンチとにより隣接するメモリセルと分
    離されてなる請求項2に記載のマスクROM。
  4. 【請求項4】 第1半導体層と第3半導体層との間に所
    定の電圧を印加し、第2半導体層における不純物濃度に
    対応した電流を検出することによってデータが読み出さ
    れる請求項2又は3に記載のマスクROM。
  5. 【請求項5】 (a)第1導電型の第1半導体層、第2
    導電型の第2半導体層及び第1導電型の第3半導体層を
    この順に形成し、 (b)第1半導体層に達し、かつX方向に延設される第
    1トレンチを形成し、 (c)第1半導体層の下方にまで達し、かつY方向に延
    設される第2のトレンチを形成することからなる請求項
    3記載のマクスROMの製造方法。
  6. 【請求項6】 所定のメモリセルにおいて、第2半導体
    層の不純物濃度を他のメモリセルの不純物濃度よりも高
    く設定する請求項5記載のマクスROMの製造方法。
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