JP2000339632A - スピンバルブ型磁気センサ - Google Patents

スピンバルブ型磁気センサ

Info

Publication number
JP2000339632A
JP2000339632A JP11145335A JP14533599A JP2000339632A JP 2000339632 A JP2000339632 A JP 2000339632A JP 11145335 A JP11145335 A JP 11145335A JP 14533599 A JP14533599 A JP 14533599A JP 2000339632 A JP2000339632 A JP 2000339632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
ferromagnetic layer
ferromagnetic
magnetic sensor
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11145335A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunari Tajima
康成 田島
Koichi Nishioka
浩一 西岡
Keishi Shigematsu
恵嗣 重松
Takao Imagawa
尊雄 今川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11145335A priority Critical patent/JP2000339632A/ja
Publication of JP2000339632A publication Critical patent/JP2000339632A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるNiFe膜厚のスピンバルブ型磁気セ
ンサにおいても、容易に自由層の磁歪を小さく保ち、ノ
イズを少なくすること。 【解決手段】 外部磁界によって磁化の方向が変化する
NiFeを主成分とする第1の強磁性体層と、磁化方向
が第1の強磁性体層の磁化方向に対して所定の角度をな
す第2の強磁性体層と、第1と第2の強磁性体層を分離
する非磁性体のスペーサ層と、第2の強磁性体層の磁化
方向を所望の方向に維持する反強磁性体層と、を備えた
スピンバルブ型磁気センサであって、第1の強磁性体層
のスペーサ層対向側にTaを主成分とした下地層60を
設け、第1の強磁性体層68と下地層との間に第1の強
磁性体層の磁歪の大きさを制御する磁歪制御層61を設
けること。磁歪制御層はPdを主成分とする層であるこ
と。Pdの膜の厚さによってNiFeを主成分とする第
1の強磁性体層の厚さが変更できるものであること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンバルブ効果
に基づいて磁界を感知する磁気抵抗効果型磁気センサに
関するものであり、さらに詳しくは磁歪制御によってノ
イズの発生を抑制したスピンバルブ型磁気センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年の磁気ディスク装置は、記録密度の
向上のために、データ記録用の誘導型薄膜磁気ヘッド素
子と再生用の磁気ヘッド素子を備えている。面記録密度
の向上のために線記録密度の向上及びトラック密度の向
上が要望されており、再生用の磁気ヘッド素子にはスピ
ンバルブ型磁気センサを用いることが提案されている。
【0003】例えば、スピンバルブ型磁気センサを用い
た磁気ヘッドは、図6示すごとく、再生用磁気ヘッド素
子81と誘導型薄膜磁気ヘッド素子80とを磁気シール
ド90により分離かつ積層して構成している。
【0004】前記再生用磁気ヘッド素子81は、磁気シ
ールド90にはさまれ信号磁界をセンス(検出)するス
ピンバルブ型磁気センサからなるセンサ部70と、該セ
ンサ部にセンス電流を流すための一対の電極91と、ス
ピンバルブ型磁気センサのバルクハウゼンノイズを低減
するための一対の磁区制御膜92とを備え、一対の電極
91からセンス電流をセンサ部に印加した状態で磁気デ
ィスク上の磁界上を移動することにより前記センサ部に
印加したセンス電流の抵抗値の変化を検出することによ
って微小な磁界の変化を検知してデータの再生を行うよ
うに設計されている。
【0005】このセンサ部70は、図7に示すごとく外
部磁界によって磁化の方向が変化する第1の強磁性体層
68と、ゼロ印加磁界のときに磁化方向が該第1の強磁
性体層の磁化方向に対してある角度をなす第2の強磁性
体層65と、該第1の強磁性体層と第2の強磁性体層を
分離する非磁性体のスペーサ層64と、該第2の強磁性
体層の磁化方向を所望の方向に維持するための反強磁性
体層66と、該第1の強磁性体層下部のTaを主成分と
した下地層60からなる。Taを主成分とした下地層を
用いるのは、スピンバルブ型磁気センサを構成する各層
を結晶配向させ易くするためである。
【0006】このスピンバルブ型磁気センサは、前記第
1の強磁性体層(以下、自由層)と前記第2の強磁性体
層(以下、固定層)の磁化のなす角度の余弦に比例した
抵抗変化を示す特性を持ち、線形な出力を得るために、
前記固定層の磁化をFeMn等の反強磁性体層と隣接さ
せて固定し、前記自由層の磁化をバイアス状態で固定層
の磁化と直交させる必要がある。前記自由層は、磁気デ
ィスクからの信号磁界に応答して磁化が回転し出力を得
るため優れた軟磁気特性である必要がある。このためス
ピンバルブ型磁気センサの自由層としてはCo,Fe,
Niの合金層、なかでも軟磁気特性の優れたNiFe層
が広く用いられており、前記した理由からTaの下地層
も同時に用いられている。
【0007】ここで、前記自由層は、NiFe単層に限
られるものではなく、強磁性体のNiFe層上に同じく
強磁性体のCoFe層を積層した2層構造のものも提案
されている。また、前記固定層も単層に限られるもので
はなく、2つの強磁性体層とそれらを分離しかつ反強磁
性的に結合させる層をもつ構造のものも提案されてい
る。
【0008】このスピンバルブ型磁気センサは、自由層
と固定層の磁化を直交させるため、スピンバルブ型磁気
センサを搭載した磁気ヘッドの製造プロセス中に少なく
とも以下の熱処理を行う必要がある。1つは固定層を着
磁するための熱処理であり、この際の外部磁場は自由層
の磁化容易軸方向と直交方向に設定される。もう1つは
自由層を着磁するための熱処理であり、この際の外部磁
場は自由層の磁化容易軸方向に設定される。
【0009】このようにスピンバルブ型磁気センサの自
由層は磁化容易軸方向及びその直行方向に外部磁界を印
加した熱処理をうける。ノイズの少ないスピンバルブ型
磁気センサを搭載した磁気ヘッドを得るためには、この
異なる磁界方向の熱処理を経た後に自由層の磁歪を小さ
く保つ必要がある。
【0010】このように構成されたスピンバルブ型磁気
センサは、高感度化のために自由層を極力薄くする必要
がある。この自由層の厚みとして2〜5nmのNiFe
膜が検討されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く従来技術に
よるスピンバルブ型磁気センサは、自由層を薄膜化する
ことが検討されてはいるものの(前記薄膜化することで
センサ出力を大きくすることができる)、Ta下地膜上
の10nm以下のNiFe層が熱処理によりNiFeと
Taの間で原子の拡散が起こり、素子工程中の熱処理プ
ロセスにより磁歪が大きくなりノイズが増大するという
不具合を招いていた。その為従来はNiFe組成を調整
することで磁歪を小さく保ってきた。
【0012】しかしながら、高感度化に伴いNiFe膜
厚が5nm以下となり、NiFe組成だけで磁歪を小さ
く保つことが困難になってきていた。
【0013】図8は磁歪とNiFe膜厚依存性を示す図
である。下地膜としてTa膜15Å、第1の強磁性層は
NiFeとCoFeの2層構造でNi86Fe14、Co90
Fe10で5Åとした。図8から明らかなようにNiFe
組成を軟磁気特性の悪化するNi86Fe14という非常に
Niリッチな組成にして磁歪を小さく抑えているにもか
かわらず(例えば、Ni82Fe18という組成の方が磁気
特性は良いが磁歪は大きくなるものに比べて)、熱処理
後の磁歪はNiFe膜厚30Åで26×10-7、NiF
e膜厚50Åで10×10-7と大きくなっており、Ni
Fe膜の膜厚の大きさによっても磁歪の大きさが異なる
ことがわかる。
【0014】図8において、縦軸の磁歪の大きさは磁気
ヘッドの実際の使用時に磁気媒体から磁化によって受け
る物理的な歪みを表しており、as−depo(膜形成
直後)の状態と固定層及び自由層への着磁のための熱処
理後の状態での磁歪を示しており、熱処理後の方が磁歪
が大きくなり、したがってノイズも大となる。
【0015】このように、磁歪が大きいとノイズが生
じ、これは再生時にエラーの原因となる。この為、磁歪
は5×10-7以下にすることが望ましい。
【0016】さらにNiFe膜厚(NiFe組成)によ
って異なるターゲットを用意する必要があり、生産上も
大きな問題となっていた。
【0017】本発明の目的は、前記従来技術による不具
合を除去することであり、異なるNiFe膜厚のスピン
バルブ型磁気センサにおいてもNiFe組成をかえるこ
となく容易に自由層の磁歪を小さく保ち、ノイズが少な
いスピンバルブ型磁気センサを提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は主として次のような構成を採用する。
【0019】外部磁界によって磁化の方向が変化するN
iFeを主成分とする第1の強磁性体層と、ゼロ印加磁
界のときに磁化方向が前記第1の強磁性体層の磁化方向
に対して所定の角度をなす第2の強磁性体層と、前記第
1の強磁性体層と第2の強磁性体層を分離する非磁性体
のスペーサ層と、前記第2の強磁性体層の磁化方向を所
望の方向に維持するための反強磁性体層と、を備えたス
ピンバルブ型磁気センサであって、前記第1の強磁性体
層の前記スペーサ層対向側にTaを主成分とした下地層
を設け、前記第1の強磁性体層と前記下地層との間に前
記第1の強磁性体層の磁歪の大きさを制御する磁歪制御
層を設けるスピンバルブ型磁気センサ。
【0020】また、前記スピンバルブ型磁気センサにお
いて、前記磁歪制御層はPdを主成分とする層であるス
ピンバルブ型磁気センサ。
【0021】また、前記スピンバルブ型磁気センサにお
いて、前記Pdの膜の厚さによってNiFeを主成分と
する第1の強磁性体層の磁歪の大きさが変更するもので
あるスピンバルブ型磁気センサ。
【0022】また、スピンバルブ型磁気センサにおい
て、前記Pdの膜の厚さによってNiFeを主成分とす
る第1の強磁性体層の厚さが変更できるものであるスピ
ンバルブ型磁気センサ。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係るスピンバ
ルブ型磁気センサについて、図1〜図5を用いて以下説
明する。図1は、本実施形態のスピンバルブ型磁気セン
サの構造を媒体対向面からみた概略図である。ここで、
60は下地層、61は磁歪制御層、62はNiFe、6
3はCoFe、64は非磁性体のスペーサ層、65は第
2強磁性体層、66は反強磁性体層、67は保護膜、6
8は第1強磁性体層、70はセンサ部、91は電極、9
3は電流源、94は検知手段、をそれぞれ表す。
【0024】スパッタリング法により、10〜50Å
(1〜5nm)のTa膜を下地層60として形成し、そ
の上に2.5〜15ÅのPd膜を磁歪制御層61として
形成する。次に磁化方向が媒体から受ける磁界と直交方
向になるように、外部磁界を印加した状態で、20〜5
0ÅのNiFe膜62と0〜10ÅのCoFe膜63を
第1の強磁性層68として形成する。
【0025】次に非磁性体のスペーサ層64としてCu
膜を18〜30Å形成する。次に磁化方向が 第1の強
磁性層の磁化方向と直交方向になるように、外部磁界を
印加した状態で、10〜30ÅのCo90Fe10膜を第2
の強磁性層65として形成する。次に反強磁性体層66
として75〜200ÅのMnPt膜を形成する。最後に
保護膜67として10〜30ÅのTa膜を形成し、スピ
ンバルブ型磁気センサの作製を完了する。
【0026】本実施形態のセンサは磁気ヘッド製造工程
中で3回の熱処理を行う。自由層の磁化困難軸方向に固
定層が十分飽和する磁界、例えば3000(Oe)の磁
界を印加して行う250℃6時間の熱処理1回と、自由
層の磁化容易軸方向(前記熱処理とは直交方向)に自由
層が十分飽和する磁界、例えば1000(Oe)の磁界
を印加して行う250℃3時間の熱処理2回と、の計3
回の熱処理である。
【0027】本実施形態の自由層の、磁歪の磁歪制御層
膜厚依存性を図2、図3に示す。
【0028】図2は下地膜としてTa膜15Å、磁歪制
御層としてPd、第1の強磁性層はNiFeとCoFe
の2層構造でNi86Fe14で40Å(4nm)とCo90
Fe10で5Åとした場合のPd膜厚依存性を示す図であ
る。すなわち、磁歪制御層をPdの厚さが零から10Å
まで変化させた場合における自由層の磁歪の大きさを実
験で求めたものである。
【0029】図3は下地膜としてTa膜15Å、磁歪制
御層としてPd、第1の強磁性層はNiFeとCoFe
の2層構造でNi86Fe14で35Å(3.5nm)とC
90Fe10で5Åとした場合のPd膜厚依存性を示す図
である。
【0030】図2及び図3から明らかなように、ノイズ
を小さく抑えることができる自由層の磁歪5×10-7
下とするには、図2の場合でPd7.5Å、図3の場合
でPd10Åあれば十分であることがわかる。
【0031】すなわち、本実施形態による磁気センサ
は、異なるNiFe膜厚の自由層に対して磁歪制御膜で
あるPdの膜厚をかえるだけで容易に、磁歪を小さく保
つことができる。なお、磁歪制御膜はPdを主成分とし
て、例えばTi,V,Cr,Mn,Cu,Zr,Nb,
Mo,Tc,Ru,Rh,Ag,Hf,Ta,W,R
e,Os,Ir,Pt,Auから選ばれる少なくとも一
種が添加されていてもよい。
【0032】本実施形態のスピンバルブ型磁気センサの
抵抗変化dRの磁歪制御層膜厚依存性を図4と図5に示
す。図において縦軸のdRは、磁気センサの抵抗変化を
示しその数値が大きいほど磁気センサの性能は良いこと
を表す。
【0033】図4は下地膜としてTa膜15Å、磁歪制
御層としてPd、第1の強磁性層はNiFeとCoFe
の2層構造でNi86Fe14で40ÅとCo90Fe10で5
Å、非磁性体のスペーサ層としてCu膜を23Å、第2
の強磁性層として20ÅのCo90Fe10、反強磁性体層
として150ÅのMnPt、保護膜として20ÅのTa
とした場合のPd膜厚依存性を示す図である。
【0034】図5は下地膜としてTa膜15Å、磁歪制
御層としてPd、第1の強磁性層はNiFeとCoFe
の2層構造でNi86Fe14で35ÅとCo90Fe10で5
Å、非磁性体のスペーサ層としてCu膜を23Å、第2
の強磁性層として20ÅのCo90Fe10、反強磁性体層
として150ÅのMnPt、保護膜として20ÅのTa
とした場合のPd膜厚依存性を示す図である。
【0035】図4及び図5からわかるように、自由層の
磁歪を制御し(Pdを介在させてその膜厚を適宜の厚さ
にする)ノイズの少ないスピンバルブ型磁気センサが、
磁歪を制御せず(Pdの膜厚が例えば零)ノイズが大き
いスピンバルブ型磁気センサの抵抗変化と比較してわず
か1割減で実現できることがわかる。
【0036】換言すると、図4でPdの膜厚が零の場合
(すなわち、磁歪制御層を設けないもの)のdRは略
1.70であり、図2における(Ni86Fe14の膜厚が
40Åであって図4のそれと同一)ノイズ抑制のための
Pd膜厚7.5Åでの図4のdRは略1.60であっ
て、1.70から1.60に(略1割減))dRが低下
する程度で済むのである。磁歪制御層Pdの膜厚を厚く
すると磁歪すなわちノイズは小さくなって好都合である
が、逆に抵抗変化dRは小さくなって好ましくはない
が、そのdRの減小程度が小さく済みのである。
【0037】以上説明した実施形態では、第1の強磁性
層はNiFeとCoFeの2層構造でNi86Fe14を4
0Å、Co90Fe10を5Å又はNi86Fe14を35Å、
Co90Fe10を5Åとした時のものであるが、第1の強
磁性層の構成がNiFe膜単層膜の場合、NiFeの組
成及び膜厚が異なる場合、CoFeの組成及び膜厚が異
なる場合においても同様に適当な膜厚をもつPdを主成
分とし磁歪制御層を設けることで磁歪を小さく保つこと
ができる。、また、固定層が単層に限られるものでな
く、前記固定層、即ち第2の強磁性体層が、互いに反強
磁性結合された第1及び第2の強磁性体膜と、第1及び
第2の強磁性体膜を分離し反強磁性的に結合させる膜例
えばRuと、からなるものにおいても、本実施形態にお
ける磁歪制御層を設けることで自由層の磁歪を小さくす
るという作用、機能を奏するものである。
【0038】また、反強磁性体層として150ÅのMn
Ptを用いたが、MnPtに代えてCrMnPtでも良
い。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、スピンバルブ型磁気セ
ンサにおいて、NiFeを主成分とする第1の強磁性体
層とTaを主成分とする下地層の間に、Pdを主成分と
する磁歪制御膜を設けたことにより、NiFe膜厚が5
nm以下でも熱処理後の磁歪を小さく保つことができ、
ノイズが少ないスピンバルブ型磁気センサを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスピンバルブ型磁気セ
ンサの構成を示す図である。
【図2】本実施形態に係るスピンバルブ型磁気センサに
おける自由層磁歪の磁歪制御膜Pd膜厚依存性を示す図
である。
【図3】本実施形態に係るスピンバルブ型磁気センサに
おける自由層磁歪の磁歪制御膜Pd膜厚依存性を示す図
である。
【図4】本実施形態に係るスピンバルブ型磁気センサに
おける抵抗変化の磁歪制御膜Pd膜厚依存性を示す図で
ある。
【図5】本実施形態に係るスピンバルブ型磁気センサに
おける抵抗変化の磁歪制御膜Pd膜厚依存性を示す図で
ある。
【図6】スピンバルブ型磁気センサを用いた磁気ヘッド
の概略図である。
【図7】従来技術によるスピンバルブ型磁気センサの構
成を示す図である。
【図8】従来技術における自由層磁歪のNiFe膜厚依
存性を示す図である。
【符号の説明】
60 下地層 61 磁歪制御層 62 NiFe 63 CoFe 64 非磁性体のスペーサ層 65 第2強磁性体層 66 反強磁性体層 67 保護膜 68 第1強磁性体層 80 誘導型薄膜磁気ヘッド素子 81 再生用磁気ヘッド素子 90 磁気シールド 91 電極 92 磁区制御膜 93 電流源 94 検知手段 95 下部ギャップ膜 96 コイル 100 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重松 恵嗣 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 今川 尊雄 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 Fターム(参考) 5D034 BA03 BA05 BA18 BB02 CA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部磁界によって磁化の方向が変化する
    NiFeを主成分とする第1の強磁性体層と、ゼロ印加
    磁界のときに磁化方向が前記第1の強磁性体層の磁化方
    向に対して所定の角度をなす第2の強磁性体層と、前記
    第1の強磁性体層と第2の強磁性体層を分離する非磁性
    体のスペーサ層と、前記第2の強磁性体層の磁化方向を
    所望の方向に維持するための反強磁性体層と、を備えた
    スピンバルブ型磁気センサであって、 前記第1の強磁性体層の前記スペーサ層対向側にTaを
    主成分とした下地層を設け、 前記第1の強磁性体層と前記下地層との間に前記第1の
    強磁性体層の磁歪の大きさを制御する磁歪制御層を設け
    ることを特徴とするスピンバルブ型磁気センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスピンバルブ型磁気セ
    ンサにおいて、 前記磁歪制御層はPdを主成分とする層であることを特
    徴とするスピンバルブ型磁気センサ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のスピンバルブ型磁気セ
    ンサにおいて、 前記Pdの膜の厚さによってNiFeを主成分とする第
    1の強磁性体層の磁歪の大きさが変更するものであるこ
    とを特徴とするスピンバルブ型磁気センサ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のスピンバルブ型磁気セ
    ンサにおいて、 前記Pdの膜の厚さによってNiFeを主成分とする第
    1の強磁性体層の厚さが変更できるものであることを特
    徴とするスピンバルブ型磁気センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のスピンバルブ型磁気セ
    ンサにおいて、 前記第1の強磁性体層は、NiFe膜と、CoFe膜
    と、からなることを特徴とするスピンバルブ型磁気セン
    サ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のスピンバルブ型磁気セ
    ンサにおいて、 前記第2の強磁性体層は、互いに反強磁性結合された第
    1及び第2の強磁性体膜と、前記第1及び第2の強磁性
    体膜を分離し反強磁性的に結合させる膜と、からなるこ
    とを特徴とするスピンバルブ型磁気センサ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1つの請求
    項に記載のスピンバルブ型磁気センサにおいて、 前記反強磁性体層は、MnPt又はCrMnPtである
    ことを特徴とするスピンバルブ型磁気センサ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1つの請求
    項に記載のスピンバルブ型磁気センサを再生用磁気ヘッ
    ド素子として用いる磁気ディスク装置。
JP11145335A 1999-05-25 1999-05-25 スピンバルブ型磁気センサ Pending JP2000339632A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11145335A JP2000339632A (ja) 1999-05-25 1999-05-25 スピンバルブ型磁気センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11145335A JP2000339632A (ja) 1999-05-25 1999-05-25 スピンバルブ型磁気センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000339632A true JP2000339632A (ja) 2000-12-08

Family

ID=15382802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11145335A Pending JP2000339632A (ja) 1999-05-25 1999-05-25 スピンバルブ型磁気センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000339632A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080096051A1 (en) * 2004-05-14 2008-04-24 Headway Technologies, Inc. Free layer for CPP GMR enhancement

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080096051A1 (en) * 2004-05-14 2008-04-24 Headway Technologies, Inc. Free layer for CPP GMR enhancement

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3253556B2 (ja) 磁気抵抗効果素子とそれを用いた磁気ヘッドおよび磁気記憶装置
US6985338B2 (en) Insulative in-stack hard bias for GMR sensor stabilization
JP2001126219A (ja) スピンバルブ型磁気抵抗センサ及び薄膜磁気ヘッド
US20070035886A1 (en) Magneto-resistive element, tunneling magneto-resistive element and method for manufacturing the same
JP2005044490A (ja) Cpp型巨大磁気抵抗効果ヘッド
JP2002025013A (ja) 磁気トンネル接合積層型ヘッド及びその製法
JPH10312512A (ja) 磁気抵抗効果ヘッド
JP3253557B2 (ja) 磁気抵抗効果素子とそれを用いた磁気ヘッドおよび磁気記憶装置
JP2001068760A (ja) 強磁性トンネル接合素子
JP4204385B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド
JP2001351209A (ja) スピンバルブヘッド及びその製造方法ならびに磁気ディスク装置
US6278595B1 (en) Magnetoresistive sensor having a hard-biasing material and a cubic-titanium-tungsten underlayer
US7599153B2 (en) Method and apparatus providing a stabilized top shield in read head for magnetic recording
JP2001307308A (ja) 磁気抵抗効果型ヘッドおよび情報再生装置
JPH10124823A (ja) 磁気抵抗効果素子と、それを用いた磁気ヘッド、磁気記録再生ヘッドおよび磁気記憶装置
JP2009064528A (ja) 磁気抵抗効果ヘッド及びその製造方法
JP2002232035A (ja) 磁気抵抗効果素子、磁気再生ヘッド、磁気再生装置、磁気記憶装置、及び磁気抵抗効果膜の抵抗検知方法
JP2001256619A (ja) 磁気抵抗効果型ヘッド及びそれを用いた磁気記録再生装置
JPH0936455A (ja) 磁気抵抗効果素子
JP2000339632A (ja) スピンバルブ型磁気センサ
JPH1131312A (ja) 二重スピンバルブセンサ
JP2907805B1 (ja) 磁気抵抗効果素子、磁気抵抗効果型ヘッドおよび磁気記録再生装置
JPH1186237A (ja) 磁気抵抗効果ヘッドおよび磁気記憶装置
JP2002230717A (ja) Gmrヘッド
JPH08241506A (ja) 多層磁気抵抗効果膜および磁気ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041228