JP2000337631A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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Abstract
ンテナンスが必要な時期がきたことを、簡単な構成で且
つ的確に検出してこれを使用者に知らせることができ、
よって使用者にメンテナンスを促すことができ、或いは
更にメンテナンス動作を自動的に行うことができる燃焼
装置の提供を課題とする。 【解決手段】 燃焼熱量と燃焼時間との積が所定の基準
値に達すると、装置の構成部材にメンテナンスの時期が
きたことを知らせ、或いは構成部材のメンテナンス動作
を自動的に行わせるコントローラを備えたことを特徴と
する。
Description
潜熱を回収するようにした給湯装置等の燃焼装置では、
これに伴い発生する強酸性ドレンを中和させて排出して
いたが、中和剤が寿命に達してしまうと、もはや中和し
きれなくなり、強酸性ドレンがそのまま排出されるとい
う問題があった。また潜熱回収を行う給湯装置等の燃焼
装置では、二次熱交換器は凝結水の付着によりウエット
な状態になり、その凝結水に燃焼排気中のNOxやSO
x等が溶け込んで酸性の凝結水となり、これが二次熱交
換器を腐食させるという問題点を有していた。
来における不都合を解消し、中和剤の寿命がきたらその
旨を知らせることで、強酸性ドレンの排出防止を可能と
し、また二次熱交換器を洗浄すべき時期がきたらその旨
を知らせることで、二次熱交換器の腐食低減による耐久
性の向上を可能とする等、燃焼装置において該燃焼装置
の構成部材にメンテナンスが必要な時期がきたことを、
簡単な構成で且つ的確に検出してこれを使用者に知らせ
ることができ、よって使用者にメンテナンスを促すこと
ができ、或いは更にメンテナンス動作を自動的に行うこ
とができる燃焼装置の提供を課題とする。
め、本発明の燃焼装置は、燃焼熱量と燃焼時間との積が
所定の基準値に達すると、装置の構成部材にメンテナン
スの時期がきたことを知らせ、或いは構成部材のメンテ
ナンス動作を自動的に行わせるコントローラを備えたこ
とを特徴としている。
よって、燃焼熱量と燃焼時間との積が予め定められ、記
憶されている所定の基準値と比較、監視され、前記積が
所定の基準値に達した時点で、装置のある構成部材にメ
ンテナンスの時期がきたことがリモコン等の表示部に表
示されること等で使用者に知らされる。よって使用者は
その表示をみて、対象となる構成部材のメンテナンスを
行うべき時期がきたことを知ることができ、その構成部
材についてのメンテナンスを的確な時期に効率よく行う
ことが可能となる。更にまた、燃焼熱量と燃焼時間との
積が所定の基準値に達すると、コントローラによって対
象となる構成部材のメンテナンスが自動的に行われる。
よって構成部材に必要なメンテナンスを的確な時期に、
使用者による行動を待つことなく、確実に行うことがで
きる。上記において、対象となる装置の構成部材は1部
材に限らない。メンテナンスが必要な複数の構成部材を
対象として、その部材毎にそれぞれ対応する基準値が予
め設定されることで、その各基準値に達する毎に対象と
なる構成部材のメンテナンス時期がきたことが知らさ
れ、或いは各基準値に達する毎に対象となる構成部材の
メンテナンスが自動的に行われるようにすることができ
る。
を参照しながら説明する。図1は本発明の燃焼装置を組
み込んだ給湯器の概略図、図2は図1に示す給湯器の一
部詳細図、図3は熱交換器の例を示す一部断面図であ
る。
内にバーナ20と、該バーナ20の上方空間に熱交換器
30として、顕熱回収用としての第1熱交換器31と潜
熱回収用としての第2熱交換器32とを有している。ま
た前記燃焼室10に対して燃焼用の送風を行う送風器4
0と、前記熱交換器30で発生したドレンを回収するド
レン受け部50と、該ドレン受け部50からのドレンを
受け入れて中和処理を行う中和槽60とを外装ケース7
0内に設備している。前記燃焼室10、バーナ20、熱
交換器30、送風器40、ドレン受け部50、中和槽6
0は燃焼装置を構成する。前記外装ケース70には給湯
のための入水管路80と、熱交換加熱された温水の給湯
管路90と、前記バーナ20への燃料供給管路100と
が接続されている。
は装置各部に設けられたセンサによる検出データを取り
入れ、制御プログラムに沿って装置各部の制御を指令す
るコントローラ110が設備され、また外装ケース70
外には前記コントローラ110に対して使用者による操
作指令を入力し、また装置の運転状況や、その他の情報
を使用者に知らせるための表示部、或いは前記表示部に
加えて音声による報知機能を備えたリモコン120が設
けられている。
接続される前記外装ケース70内の入水管路80には入
水温度センサ81、入水流量センサ82が設けられてお
り、それら入水温度センサ81、入水流量センサ82を
経た入水管路80は第1熱交換器31、第2熱交換器3
2へと接続される。そして第2熱交換器32から出湯さ
れる湯は、外装ケース70内の給湯回路90を経て外装
ケース70外の給湯回路90へと接続される。前記第2
熱交換器32からの出湯される温水の温度は、外装ケー
ス70内の給湯回路90に設けられる給湯温度センサ9
1により検出される。
の例を説明する。このガスバーナ20には、通常におい
て、能力を複数に切替えることができるように設けられ
た数個の端末開閉弁21、その手前の通路に設けられる
ガス比例弁22、更に手前に設けられる元開閉弁23が
設けられる。燃料源から供給されてくるガスは元開閉弁
23、ガス比例弁22、端末開閉弁21を通って燃焼に
供される。
による送風が開始され、燃料が供給されて燃焼が開始さ
れる。燃焼排ガスは第1熱交換器31、第2熱交換器3
2を通過する間に自己が保有する顕熱、潜熱を熱交換器
31、32に与え、これによって熱交換器31、32内
を通る水が加熱され、温水となって給湯管路90に出湯
する。前記第2熱交換器32を経た排ガスは排気口71
から外部に排気される。前記第2熱交換器32で発生し
たドレンは、中和槽60に導かれて中和処理された後、
外装ケース70外へ排出される。
れる都度、その燃焼熱量と燃焼時間との積を積算して行
き、この積算値が前記中和槽60のメンテナンス時期、
即ち具体的には、中和剤の交換時期として予め定められ
且つ記憶されている所定の基準値S1に達すると、その
時点で前記中和槽60の中和剤の交換の時期である旨を
リモコン120の表示部に表示し、或いは音声などの他
の方法で知らせる。勿論、前記コントローラ110は中
和剤の交換時期である旨を知らせる他に、燃焼能力のカ
ットや燃焼の停止等、燃焼運転の運転条件の変更を伴う
動作、或いはその動作と共に、又は別に警告を行わせて
行うようにしてもよい。使用者は前記の知らせにより中
和剤の交換の時期であることを知り、またその交換を促
されることになる。勿論、中和剤の交換の代わりに補充
等であってもよく、中和槽60のメンテナンスの具体的
方法は特に限定されない。
することから、積算燃焼熱量によりドレン生成量が予測
できる。また中和に必要な中和剤の量とドレン量とは比
例することから、燃焼熱量と燃焼時間の積を積算するこ
とで中和剤の消費量が予測でき、中和剤の寿命も予測可
能となる。本実施形態のように構成することで、即ち燃
焼熱量と燃焼時間の積を積算して装置の構成部材のメン
テナンスの時期を管理するように構成することで、特別
な専用部材を追加することなく、簡単な構成で且つ確実
にメンテナンスが必要な時期を使用者に知らせることが
できる。
明する。燃焼室10の上部に第1熱交換器31が配置さ
れ、その更に上方に第2熱交換器32が設けられてい
る。燃焼室10で発生した排ガスは、矢符で示すように
流れ、第2熱交換器32の管群間をすり抜けて流れて行
く間にその潜熱を第2熱交換器32与える。と同時に、
温度が低くなった排ガスは第2熱交換器32の付近でド
レンを発生させる。本実施形態では、洗浄ノズル130
を第2熱交換器32の付近に配置する構成としている。
そしてコントローラ110は、装置が燃焼運転される都
度、その燃焼熱量と燃焼時間との積を積算する構成と
し、この積算値が第2熱交換器32のメンテナンス時
期、即ち具体的には第2熱交換器32を洗浄することで
該第2熱交換器32に付着しているドレン等を洗い流す
べき時期として予め定められ且つ記憶されている所定の
基準値S2に達すると、その時点で前記洗浄ノズル13
0から自動的に洗浄液を噴出させるよう指令する構成と
されている。
ル130から洗浄液を噴出させる具体的なタイミング
は、燃焼熱量と燃焼時間との積が基準値S2に達した後
の非燃焼時に行うようにすることができる。また燃焼熱
量と燃焼時間との積が基準値S2に達した後、一定時間
経過後の非燃焼時に洗浄を開始するようにしてもよい。
一方、焼熱量と燃焼時間との積が基準値S2に達した後
も燃焼が終了しない場合は、一定時間が経過すると燃焼
中でも洗浄を開始するようにしてもよい。その他、洗浄
液噴出のタイミングは、一定の燃焼時間の経過後の非燃
焼時としてもよい。或いは単に一定時間経過後の非燃焼
時としてもよい。前記洗浄ノズル130は複数個を適所
に配置してもよい。所定の基準値S2に達する毎に、洗
浄ノズル130から洗浄液を噴出して第2熱交換器32
を洗浄することで、該第2熱交換器32に発生したドレ
ンが濃縮することなく洗い流される。要するに、第2熱
交換器32の管群がドレンによって腐食されるのを軽減
することができ、第2熱交換器32の寿命を延ばすこと
ができる。なお、洗浄液としては通常の水道水、或いは
中和用のアルカリ性水溶液などが考えられるが、水道水
の場合は入水管路80から分岐させることで容易に得ら
れるため、装置の簡略化、或いはメンテナンスの簡略化
が可能となる。
スバーナによる場合は、燃焼熱量の検知はガス比例弁2
2の駆動電流値から求めることができる。同様に燃焼装
置がオイルバーナによる場合には、オイル制御弁の駆動
電流値から求めることができる。また燃焼熱量の検知
は、給湯器の場合には、給湯温度センサ91の検出温度
と入水温度センサ81の検出温度との差(加熱温度)に
入水流量センサ82の検出流量を掛け算し、予め判って
いる熱効率で除することで求めることができる。また燃
焼熱量の検知は、燃料流量センサの検出値から求めるこ
とができる。ガス燃料の場合は、ガス流量センサを配す
ることで行うことができる。この場合、ガス種によって
補正係数を変更することになる。またオイル燃料の場合
は、定流量ポンプであれば駆動周波数、オンタイム制御
であればオンタイム幅、バイパスノズル方式ではバイパ
ス流量センサを用いることで、或いはバイパス量制御弁
の駆動パルスや電圧等から求めることができる。使用者
に知らせ、或いは警告する方法は、リモコン120や装
置本体での音、音声、文字表示、ランプ点滅、点灯等で
行ってもよい。前記メンテナンスの種類としては、前記
中和剤の交換、補充、第2熱交換器32の洗浄の他、第
2熱交換器32の清掃、バーナ20の清掃等、特に限定
されることはない。本発明の燃焼装置が組み合わされる
装置としては、上記の給湯器の他、風呂釜装置、温水暖
房装置、FF温風暖房機等とすることができるが、これ
らに限定されるものではない。また既述したように、基
準値はメンテナンスを行う各構成部材にそれぞれ対応し
て複数定めてもよく、またメンテナンスを行う構成部材
に応じてメンテナンス時期がきたことを知らせる通知或
いは警報だけを行うようにしたものや、更に自動的にメ
ンテナンスも行うようにしたものが混在する構成であっ
てもよい。
求項1に記載の燃焼装置によれば、燃焼熱量と燃焼時間
との積が所定の基準値に達すると、装置の構成部材にメ
ンテナンスの時期がきたことを知らせ、或いは構成部材
のメンテナンス動作を自動的に行わせるコントローラを
備えたので、燃焼装置において該燃焼装置の構成部材に
メンテナンスが必要な時期がきたことを、簡単な構成で
且つ的確に検出してこれを使用者に知らせることができ
る。よって使用者は容易に対象となる構成部材のメンテ
ナンスを行うべき時期がきたことを確実に知ることがで
き、その構成部材についてのメンテナンスを的確な時期
に効率よく行うことが可能となる。また、燃焼熱量と燃
焼時間との積が所定の基準値に達すると、コントローラ
によって対象となる構成部材のメンテナンスを自動的に
行うことができるので、構成部材に必要なメンテナンス
を的確な時期に、且つ使用者による行動を待つことな
く、確実に行うことができる。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 燃焼熱量と燃焼時間との積が所定の基準
値に達すると、装置の構成部材にメンテナンスの時期が
きたことを知らせ、或いは構成部材のメンテナンス動作
を自動的に行わせるコントローラを備えたことを特徴と
する燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14473399A JP3675225B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14473399A JP3675225B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 燃焼装置 |
Publications (2)
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JP2000337631A true JP2000337631A (ja) | 2000-12-08 |
JP3675225B2 JP3675225B2 (ja) | 2005-07-27 |
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ID=15369085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP14473399A Expired - Fee Related JP3675225B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 燃焼装置 |
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1999
- 1999-05-25 JP JP14473399A patent/JP3675225B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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JP3675225B2 (ja) | 2005-07-27 |
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