JP2000337417A - 空気ばね - Google Patents

空気ばね

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JP2000337417A
JP2000337417A JP14505299A JP14505299A JP2000337417A JP 2000337417 A JP2000337417 A JP 2000337417A JP 14505299 A JP14505299 A JP 14505299A JP 14505299 A JP14505299 A JP 14505299A JP 2000337417 A JP2000337417 A JP 2000337417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air spring
metal fitting
load
elastic body
fitting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14505299A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Hayasaka
善広 早坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd filed Critical Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
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  • Springs (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空車と積車との荷重差が大きい商用車
で、サスペンション配置の余裕が非常に厳しい場合に適
用できるようにした、乗り心地がよく積み荷を痛めない
小型の空気ばねを提供する。 【解決手段】 上部金具1と、上部金具1の下方に位置
する下部金具9と、上部金具1と下部金具9との間の空
間4を密閉するゴム膜3と、下部金具9を上方に付勢す
る弾性体15とを備え、空車時には空気ばねの空気圧の
みが荷重を負担し、積車で大荷重時には上部金具1が弾
性体15を圧縮するようになって、弾性体15も荷重を
負担する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に装着され
る空気ばねに関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気ばねは、自動車、鉄道車両、機械等
の懸架装置および防振装置の部品として、一般的に古く
から広く使われている。
【0003】図3は、ローリングロープ式空気ばねと呼
ばれて主にトラック、バス、トレーラー等の商用車の懸
架装置に従来から使用されている空気ばねの縦断面図を
示すもので、1は、ほぼ平板状の上部金具、2は、上部
金具1の下方に位置している中空函体状の下部金具であ
り、環状のゴム膜3の上縁を上部金具1の下面周縁に、
ゴム膜3の下縁を下部金具2の上面側にそれぞれ密着固
定し、上部金具1と下部金具2との間の空間4をゴム膜
3で密閉し、密閉した空間4に上部金具1の空気給排口
5から圧縮空気を供給するようになっている。
【0004】そして上部金具1の下面中央には、下部金
具2の上面と対峙するようにストッパ6を取り付け、上
部金具1の上面と下部金具2の下面とにはそれぞれ取付
ボルト7,8を固着して、車体側部材と車輪側部材とに
結合することができるようにしている。
【0005】このような空気ばねの荷重特性(ばね定
数)は、空間4に供給する圧縮空気の圧力、空気ばねの
有効受圧面積、下部金具2の形状、密閉した空間4の内
容積からほぼ決定される。そして上記のパラメーターの
組み合わせから種々の荷重特性を選定することができ、
しかも荷重特性が可変であることから、空車・積車での
固有振動数が一定になるように荷重特性を設定すれば非
常に乗り心地のよい車両になり、固有振動数を低減でき
るため積み荷の保護にもなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、空気ばねの
強度を決定するゴム膜3には、おのずと空間4に供給す
る圧縮空気の使用最大圧力の限界があり、例えば重荷重
の大型の商用車では、圧縮空気の使用最大圧力の限界か
ら大きい直径の空気ばねを使用することになり、車両の
サスペンションを設計する際の空気ばねの配置が隘路に
なり、空気ばねそのものだけでなく周辺部品までも高価
で且つ重い懸架装置になってしまう問題があった。
【0007】本発明はこのような実情に鑑み、空車と積
車との荷重差が大きい商用車で、サスペンション配置の
余裕が非常に厳しい場合に適用できるようにした、乗り
心地がよく積み荷を痛めない小型の空気ばねを提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上部
金具と、該上部金具の下方に位置する下部金具と、前記
上部金具と下部金具との間の空間を密閉するゴム膜と、
前記下部金具を上方に付勢する弾性体と、を備えたこと
を特徴とする空気ばねに係るもので、空車時には空気ば
ねの空気圧のみが荷重を負担し、積車で大荷重時には空
気ばねの空気圧と共に弾性体も荷重を負担するようにな
る。
【0009】請求項2の発明は、下部金具が固定部と該
固定部に摺動可能に保持され上部金具と対峙する可動部
とを備え、該固定部と可動部との間に弾性体を介在させ
たことを特徴とする請求項1に記載の空気ばねに係るも
ので、空車時には空気ばねのみが荷重を負担し、積車で
大荷重時には空気ばねが撓んで上部金具と可動部とが当
接し、固定部と可動部との間に介在されている弾性体も
荷重を負担するようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の実施形態の一例を示す縦断
面図であって、図3と同一部分には同一符号を付してあ
る。
【0012】図1の空気ばねにおいては、上部金具1は
図3で説明したものと同じ構成になっているが、上部金
具1の下方に位置している下部金具9は、固定部10と
可動部11とによって構成されている。
【0013】下部金具9の固定部10は、上部中央に開
口を有する函体状になっていて、開口の周囲にゴム膜3
の下縁が密着固定されている。
【0014】下部金具9の可動部11は、上述した固定
部10の開口に上下方向に摺動可能に保持されている筒
状のもので、可動部11の上端は空気流通孔12が穿設
されている平板13で塞がれており、この平板13が上
部金具1の下面中央に取り付けてあるストッパ6と対峙
するようになっている。また、可動部11の下端には外
方に張り出したフランジ14が形成されていて、この可
動部11下端のフランジ14と固定部10の底面との間
にはコイルスプリング等の弾性体15が介在され、下部
金具9の可動部11を常時上方に付勢している。
【0015】次に、上述した図1に示す空気ばねの作用
を説明する。
【0016】図1は、上部金具1に軽荷重16が負荷さ
れている状態を示しており、図示しない圧力調整弁を介
して負荷に応じた圧力の圧縮空気が上部金具1の空気給
排口5から密閉した空間4に供給されており、その空気
圧によってゴム膜3は上方へ伸張した状態になり、スト
ッパ6は平板13に対して上方へ離れた位置にあって、
空間4に供給されて空気圧による柔らかい荷重特性が得
られる。従って振動が低減され、非常に乗り心地がよ
く、積み荷も振動による損傷から保護されることにな
る。
【0017】図2は、上部金具1に重荷重17が負荷さ
れている状態を示しており、空間4に供給されている空
気圧は圧力調整弁の上限圧力となり、しかもゴム膜3は
重荷重17の力で下方へ撓み、上部金具1の下面中央に
取り付けられているストッパ6は、下部金具9の上端を
塞いでいる平板13を下方へ押圧する状態になってい
る。
【0018】このため下部金具9の可動部11は下方へ
摺動変位して弾性体15を圧縮するようになり、弾性体
15の反力は、下部金具9、平板13、ストッパ6を介
して上部金具1に作用し、空間4内の空気圧と共に弾性
体15も荷重を負担するようになる。従って、圧縮空気
の使用最大圧力を高くしたり環状のゴム膜3の直径を大
きくしたりすることなく、小型の空気ばねで重荷重を支
持することができることになる。
【0019】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明は、軽荷重
が負荷されている状態の時には空気ばねの空気圧だけで
荷重を負担し、乗り心地がよく、積み荷も振動による損
傷から保護されることになり、重荷重が負荷されている
状態の時には空気ばねの空気圧と共に弾性体も荷重を負
担するので、空気ばねを大型にすることなく小型のまま
で重荷重を支持することができ、車両のサスペンション
を設計する際の空気ばねの配置が楽になり、周辺部品へ
の影響もなく、サスペンション全体も安価で軽量なもの
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1の空気ばねに重荷重が負荷した状態を示す
縦断面図である。
【図3】従来の空気ばねの一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 上部金具 3 ゴム膜 4 空間 9 下部金具 10 固定部 11 可動部 15 弾性体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部金具と、該上部金具の下方に位置す
    る下部金具と、前記上部金具と下部金具との間の空間を
    密閉するゴム膜と、前記下部金具を上方に付勢する弾性
    体と、を備えたことを特徴とする空気ばね。
  2. 【請求項2】 下部金具が固定部と該固定部に摺動可能
    に保持され上部金具と対峙する可動部とを備え、該固定
    部と可動部との間に弾性体を介在させたことを特徴とす
    る請求項1に記載の空気ばね。
JP14505299A 1999-05-25 1999-05-25 空気ばね Withdrawn JP2000337417A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2253009A1 (es) * 2003-01-22 2006-05-16 Jose Luis Guerrero Prieto Suspension regulable para vehiculos.
JP2008032104A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Fujikura Rubber Ltd 除振装置
CN102330789A (zh) * 2011-07-17 2012-01-25 贺劼 一种内置螺旋弹簧加填充和辅助气室的复合空气弹簧
CN102330791A (zh) * 2011-07-17 2012-01-25 贺劼 一种内置螺旋弹簧加辅助气室减冲的复合空气弹簧
CN102330769A (zh) * 2011-07-12 2012-01-25 杨洁 一种容积调静刚度和辅助气室调动刚度的空气弹簧
CN104696411A (zh) * 2013-12-06 2015-06-10 中国飞机强度研究所 一种定频式空气阻尼隔振器
CN105179549A (zh) * 2015-09-15 2015-12-23 广德高斯特车辆部件有限公司 车辆用防震橡胶空气弹簧
CN108302154A (zh) * 2017-12-25 2018-07-20 株洲时代新材料科技股份有限公司 组合型空气弹簧组件

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Effective date: 20060801