JP2006170322A - 懸架装置 - Google Patents

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Hiroaki Kawasaki
裕章 川崎
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【課題】エアスプリング14のバルーン26の損傷が抑制される懸架装置2の提供。
【解決手段】懸架装置2は、エアスプリング14を備えている。エアスプリング14は、上台座22、下台座24、バルーン26及び小型スプリング28を備えている。上台座22は、上板30と、この上板30から下向けに突出する上突出部32とを備えている。上突出部32は環状であり、上傾斜面34を備えている。下台座24は、下板36と、この下板36から上向けに突出する下突出部38とを備えている。下突出部38は環状であり、下傾斜面42を備えている。通気孔40からエアが排出されることで、エアスプリング14は収縮する。通気孔40からエアが供給されることで、エアスプリング14は伸張する。上突出部32及び下突出部38は、上板30の下板36に対するせん断方向の移動を規制する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のための懸架装置に関する。詳細には、本発明は、エアスプリングを備えた懸架装置に関する。
自動車の一般的な懸架装置は、コイルスプリングとショックアブソーバとを備えている。自動車の車高は、コイルスプリングの長さとバネ定数とに依存する。自動車メーカーは、適切な車高と乗り心地とが得られるように、コイルスプリングを選定している。
特開2001−121936公報には、コイルスプリングとともにエアスプリングを備えた懸架装置が開示されている。この懸架装置では、エアスプリングはコイルスプリングと直列に配置されている。このエアスプリングは、エアの充填により伸張し、エアの排出により収縮する。この懸架装置を備えた自動車では、エアスプリングの伸張又は収縮によって車高が変更されうる。同様の懸架装置は、特開2004−17769公報にも開示されている。
一般的なエアスプリングは、上台座、下台座及びバルーンを備えている。バルーンはゴム製であり、上台座と下台座とに挟まれている。エアスプリングには、自動車の荷重がかかる。力の方向は、主として軸方向である。エアスプリングが伸張した状態では、この力とエアの圧力とがつり合う。エアスプリングが収縮した状態では、上台座と下台座との当接により、力が伝達される。
特開2001−121936公報 特開2004−17769公報
懸架装置には、軸方向の力のみならず、軸方向と垂直な方向(すなわちせん断方向)の力や、曲げ方向の力がかかる。せん断力は、バルーンにもかかる。エアスプリングが収縮した状態でバルーンに大きなせん断力がかかると、バルーンに損傷が生じるおそれがある。
ショックアブソーバがバルーンを貫通するタイプの懸架装置では、このショックアブソーバによって、バルーンのせん断方向への動きが規制される。一方、ショックアブソーバがバルーンの外部に位置するタイプの懸架装置では、バルーンのせん断方向への動きが規制されない。ショックアブソーバがバルーンの外部に位置するタイプの懸架装置において、バルーンの損傷が懸念される。
本発明の目的は、エアスプリングのバルーンの損傷が抑制される懸架装置の提供にある。
本発明に係る懸架装置は、ショックアブソーバ、コイルスプリング及びエアスプリングを備える。このエアスプリングは、上板、下板、この上板と下板との間に位置するバルーン及び規制手段を備える。この規制手段は、下板に対する上板のせん断方向への相対的移動を規制しうるように構成されている。
好ましくは、規制手段はバルーンの内部に位置する。好ましくは、規制手段は、上板から下向きに突出する上突出部と、下板から上向きに突出する下突出部とを備える。下突出部は、上突出部と嵌合しうる。好ましくは、エアスプリングが伸張した状態では上突出部と下突出部とが嵌合せずエアスプリングが収縮した状態では上突出部と下突出部とが嵌合するように、規制手段が構成される。好ましくは、上突出部は軸方向に対して傾斜した上傾斜面を備え、下突出部は上傾斜面と同一方向に傾斜した下傾斜面を備える。上傾斜面と下傾斜面との当接により、上突出部と下突出部との嵌合が達成される。
好ましくは、エアスプリングは、バルーンの内部に弾性体を備える。この弾性体は、上板が下板から遠ざかる方向に上板を付勢する。
このエアスプリングは、ショックアブソーバがバルーンの外部に位置する懸架装置に、特に適している。
この懸架装置では、バルーンにせん断力がかかることを規制手段が阻止する。この懸架装置では、バルーンの損傷が抑制される。この懸架装置は、長持ちする。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る懸架装置2が示された正面図である。この図1には、車輪4、サスペンションアーム6及び車体8も示されている。この懸架装置2は、ショックアブソーバ10、コイルスプリング12及びエアスプリング14を備えている。エアスプリング14は、コイルスプリング12とは直列に配置されている。ショックアブソーバ10は、コイルスプリング12とは並列に配置されている。ショックアブソーバ10はまた、エアスプリング14とも並列に配置されている。
ショックアブソーバ10は、シリンダ16とピストン18とを備えている。シリンダ16の下端は、サスペンションアーム6に軸着されている。ピストン18の上端は、車体8に軸着されている。
コイルスプリング12の下端は、サスペンションアーム6のスタンド20と当接している。コイルスプリング12の上端は、エアスプリング14と当接している。このコイルスプリング12は、圧縮バネである。コイルスプリング12は、エアスプリング14を上向きに付勢している。
図2は、図1の懸架装置2の一部が示された拡大断面図である。この図2には、コイルスプリング12とエアスプリング14とが示されている。エアスプリング14は、上台座22、下台座24、バルーン26及び小型スプリング28を備えている。図2には、伸張状態にあるエアスプリング14が示されている。
上台座22は、硬質材料からなる。典型的には上台座22は、金属又は合成樹脂からなる。上台座22は、上板30と、この上板30から下向けに突出する上突出部32とを備えている。上板30と上突出部32とは、一体的に形成されている。上突出部32は、環状である。上突出部32の内周面は、上傾斜面34である。上傾斜面34は、軸方向(図2における上下方向)に対して傾斜している。上突出部32は、下端に向かって先細り形状である。
下台座24は、硬質材料からなる。典型的には下台座24は、金属又は合成樹脂からなる。下台座24は、下板36と、この下板36から上向けに突出する下突出部38とを備えている。下板36と下突出部38とは、一体的に形成されている。下板36は、通気孔40を備えている。通気孔40は、下板36を貫通している。下突出部38は、環状である。下突出部38の外周面は、下傾斜面42である。下傾斜面42は、軸方向に対して傾斜している。傾斜角度は、上傾斜面34の傾斜角度と実質的に同一である。下突出部38は、上端に向かって先細り形状である。
バルーン26は、筒状である。バルーン26の上側及び下側は、開口している。バルーン26の上端は、図示されない手段により上台座22に固定されている。この固定により、上台座22がバルーン26の上側の開口を塞いでいる。バルーン26の下端は、図示されない手段により下台座24に固定されている。この固定により、下台座24がバルーン26の下側の開口を塞いでいる。このエアスプリング14は、気密である。バルーン26は、架橋されたゴム又は軟質合成樹脂からなる。バルーン26は、可撓性を備える。バルーン26の強度は、上台座22及び下台座24の強度よりも低い。
小型スプリング28の下端は、下台座24に固定されている。小型スプリング28の上端は、上台座22に固定されている。小型スプリング28は、圧縮バネである。小型スプリング28は、上板30を上向きに付勢している。
図3は、図1の懸架装置2が示された拡大断面図である。この図3には、収縮状態にあるエアスプリング14が示されている。この図3では、上突出部32の下端44は下台座24と当接しており、下突出部38の上端46は上台座22と当接している。上台座22と下台座24との距離は、短い。バルーン26は、半径方向に膨出している。小型スプリング28は、収縮している。
図2に示された状態においてエアが通気孔40から排出されると、エアスプリング14の内部のエアが減少する。上台座22には車体8の荷重がかかっているので、エアの減少に伴って上台座22が徐々に下降し、やがて図3に示された状態へと移行する。図3に示された状態では、車高は低い。図3に示された状態においてエアが通気孔40から供給されると、エアスプリング14の内圧が上昇する。この内圧上昇により、上台座22が上方へと押し上げられ、やがて図2に示された状態へと移行する。図2に示された状態では、車高は高い。このエアスプリング14では、図2に示された状態における車高から図3に示された状態における車高までの間で、任意の車高が達成されうる。
図2に示された状態では、上突出部32と下突出部38とは離間している。エアスプリング14にせん断力がかかったときは、上台座22が下台座24に対してせん断方向に移動しうる。エアスプリング14には圧縮空気が充填されているので、上台座22の移動は軽微である。下突出部38の上端46は上突出部32の下端44よりも内側に位置しているので、エアスプリング14が収縮することにより上突出部32と下突出部38とが確実に嵌合される。
図3に示された状態では、上突出部32と下突出部38とが完全に嵌合している。エアスプリング14にせん断力がかかっても、上台座22が下台座24に対して移動しない。従って、ショックアブソーバ10(図1参照)がバルーン26の外部に位置しているにもかかわらず、バルーン26にせん断力が伝達されない。このエアスプリング14では、バルーン26の損傷が抑制される。上突出部32及び下突出部38は、規制手段を構成する。
前述のように、小型スプリング28は上板30が下板36から遠ざかる方向に上板30を付勢している。何らかの事情で車輪4が地面から浮き上がった場合、エアスプリング14にエアが充填されていなくても、小型スプリング28がエアスプリング14を伸張させる。この伸張により、懸架装置2のがたつきが防止される。懸架装置2が、小型スプリング28以外の弾性体を備えてもよい。
図2及び図3から明らかなように、規制手段(すなわち上突出部32及び下突出部38)はバルーン26の内部に位置している。バルーン26の内部に位置する規制手段は、車体8、サスペンションアーム6又は車軸(図示されず)と干渉しない。規制手段がバルーン26の内部に位置する懸架装置2は、コンパクトである。この懸架装置2では、複雑な機構は必要ない。この懸架装置2は、低コストで得られうる。もちろん、規制手段がバルーン26の外部に位置してもよい。
本発明に係る懸架装置は、乗用車、トラック、バス等の種々の自動車に適用されうる。本発明に係る懸架装置は、自動車以外の車両にも適用されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る懸架装置が示された正面図である。 図2は、図1の懸架装置の一部が示された拡大断面図である。 図3は、図1の懸架装置の一部が示された拡大断面図である。
符号の説明
2・・・懸架装置
10・・・ショックアブソーバ
12・・・コイルスプリング
14・・・エアスプリング
22・・・上台座
24・・・下台座
26・・・バルーン
28・・・小型スプリング
30・・・上板
32・・・上突出部
34・・・上傾斜面
36・・・下板
38・・・下突出部
40・・・通気孔
42・・・下傾斜面

Claims (7)

  1. ショックアブソーバ、コイルスプリング及びエアスプリングを備えており、
    このエアスプリングが、上板、下板、この上板と下板との間に位置するバルーン及び規制手段を備えており、
    この規制手段が、下板に対する上板のせん断方向への相対的移動を規制しうるように構成された懸架装置。
  2. 上記規制手段がバルーンの内部に位置している請求項1に記載の懸架装置。
  3. 上記規制手段が、上板から下向きに突出する上突出部と、下板から上向きに突出し上突出部と嵌合しうる下突出部とからなる請求項2に記載の懸架装置。
  4. 上記規制手段が、エアスプリングが伸張した状態において上突出部と下突出部とが嵌合せずエアスプリングが収縮した状態において上突出部と下突出部とが嵌合するように構成された請求項3に記載の懸架装置。
  5. 上記上突出部が軸方向に対して傾斜した上傾斜面を備えており、下突出部が上傾斜面と同一方向に傾斜した下傾斜面を備えており、上傾斜面と下傾斜面との当接によって上突出部と下突出部との嵌合が達成されるように規制手段が構成された請求項4に記載の懸架装置。
  6. 上記エアスプリングがバルーンの内部に弾性体を備えており、この弾性体が上板が下板から遠ざかる方向に上板を付勢する請求項1から5のいずれかに記載の懸架装置。
  7. 上記ショックアブソーバがバルーンの外部に位置している請求項1から6のいずれかに記載の懸架装置。
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CN116279373A (zh) * 2023-03-17 2023-06-23 徐州淮海新能源汽车有限公司 一种汽车abs执行单元安装支架

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