JP2000337036A - 窓固定装置 - Google Patents

窓固定装置

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JP2000337036A
JP2000337036A JP11148182A JP14818299A JP2000337036A JP 2000337036 A JP2000337036 A JP 2000337036A JP 11148182 A JP11148182 A JP 11148182A JP 14818299 A JP14818299 A JP 14818299A JP 2000337036 A JP2000337036 A JP 2000337036A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所定形状の枠体に窓を容易に固定できる窓固定
装置を提供する。 【解決手段】窓固定装置50の押付部60の先端部分
に、操作部52に並行に広がる押付面62を形成した。
この押付面62は、無負荷の状態では固定部56よりも
操作部52に近い側に位置している。また、押付面62
は、表側(操作部52とは反対側)から押される力を押
し戻すと共に、裏側(操作部52の側)から押されるこ
とにより固定部56とほぼ同じ位置かもしくはこの固定
部よりもボディ14にやや近い位置に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枠体に窓を固定す
る窓固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばパワーショベルなどの建設機械の
運転室(キャブ)では、通常、透明な前面窓が配置され
ている。この前面窓について図8、図9、及び図10を
参照して説明する。
【0003】図8は、建設機械のキャブを示す斜視図で
あり、図9は、下窓を固定する構造を示す分解図であ
る。図10は下窓を固定する固定装置を示す斜視図であ
る。
【0004】図8に示すように、キャブ10の前面窓2
0は、通常、上側に位置する大きな上窓22と、下側に
位置する小さな下窓24とに分割されている。上窓22
は、キャブ10の天井12の下方までスライドするよう
に構成されていることが多い。一方、下窓24は、キャ
ブ10のボディ14に固定されている(実用新案登録公
報第2539121号参照)。
【0005】図9に示すように、ボディ14のうち下窓
24を固定する部分には、下窓24を固定するために、
下窓24の形状に合う鋼製の窓枠26が固定されてい
る。この窓枠26は、溝26aが形成された横断面がL
字状のものである。溝26aには、溝28aが形成され
た横断面がS字状のゴム製のゴム枠28が嵌め込まれて
いる。
【0006】S字状の窓枠26の2つの上端部それぞれ
には、窓固定装置30(図9では、一方のものだけを示
す。)のラッチ部32が固定されている。窓固定装置3
0の差込部34はボディ14に固定されている。ラッチ
部32のピン32aが差込部34の孔34aに差し込ま
れる。また、U字状の窓枠26の底部には、2つのピン
26b(図9では1つだけ示す。)が形成されており、
このピン26bは、ボディ14に固定された位置決めブ
ッシュ16に差し込まれる。
【0007】下窓24をボディ14に固定する際には、
下窓24の周縁部をゴム枠28の溝28aに上方から差
し込み、ピン26bを位置決めブッシュ16に差し込
む。これにより下窓24の固定位置が決められる。その
後、ラッチ部32のピン32aを差込部34の孔34a
に差し込み、下窓24を窓枠26とボディ14に固定す
る。また、水切用シール材18が窓枠26の2つの上端
部それぞれに固定される。なお、1つの窓固定装置30
は、一般に、両手で操作される。従って、2つの窓固定
装置30を操作するためには、2回の動作が必要であ
る。
【0008】上記した窓固定装置30の他、下窓24を
ボディ14に固定する技術としては、ボディ14にガイ
ドフレームを形成しておき、このガイドフレームに下窓
24を案内させながらスライドさせて、下窓24をボデ
ィ14に固定する技術が知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した窓固定装置3
0を使って下窓24をボディ14に固定する技術では、
上述したように、窓24を固定するためには2回の動作
が必要である。このため、その分だけ時間がかかり、面
倒な固定作業となる。また、ラッチ部32と差込部34
の取付位置が整合していない場合、ラッチ部32のピン
32aと差込部34の孔34aのに差し込む際に、ピン
32aが孔34aの周囲を擦って塗膜が剥げて錆びが発
生するおそれがある。さらに、ラッチ部32が下窓24
の一部に飛び出ているので、見栄えが悪い。同様に、下
窓24を取り外したときにラッチ部32が飛び出ている
ので、全体の見栄えが悪い。さらにまた、窓枠26、ゴ
ム枠28、及び、ラッチ部32と差込部34などの多数
の部品が必要であるため、部品点数が多くなり、それだ
け操作性や作業性が悪くなる。
【0010】また、上記したボディ14にガイドフレー
ムを形成しておく技術では、下窓24をガイドフレーム
にスライドさせながら差し込むので、作業性が悪い。ま
た、下窓14の一部がガイドフレームで覆われ、さら
に、ラッチ部32が突出しているので、機械操作時の有
効視界が減少する。さらに、窓固定装置30と同様に、
見栄えの悪さや操作性・作業性が悪いという問題もあ
る。
【0011】このように、従来のような窓固定技術で
は、窓を固定する際に手間がかかって操作性や作業性が
悪いという問題がある。
【0012】本発明は、上記事情に鑑み、枠体に窓を容
易に固定できる窓固定装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の窓固定装置は、所定形状の枠体に窓を
固定する窓固定装置において、(1)表側から押される
力を押し戻すと共に裏側から押されることにより所定の
避難位置に移動する押付面を備え、(2)上記枠体に固
定されることを特徴とするものである。
【0014】ここで、上記の窓固定装置は、(3)上記
枠体に固定される固定部と、(4)この固定部に隣接す
る、上記押付面が形成された押付部とを備えてもよい。
【0015】また、(5)上記固定部は、所定間隔離れ
て2つ並んだものであり、(6)上記押付部は、上記2
つの固定部の間に位置するものであってもよい。
【0016】さらに、(7)上記の窓固定装置は、上記
押付面の裏側でこの押付面に並行に広がる、上記押付面
と共に移動する板状の操作部を備え、(8)上記固定部
は、上記操作部に略直交する位置に配置された板状のも
のであってもよい。
【0017】さらにまた、(9)上記押付面の裏側でこ
の押付面に並行に広がる、上記押付面と共に移動する板
状の操作部を備え、(10)上記固定部は、上記操作部
に略平行な位置に配置された板状のものであってもよ
い。
【0018】さらにまた、(11)上記固定部と上記操
作部とは、弾性的に変形する弾性部によってつながって
いるものであり、(12)上記押付部と上記操作部と
は、剛性を有する剛性部によってつながっているもので
あってもよい。
【0019】さらにまた、上記の窓固定装置は、(1
3)上記枠体に固定される窓の下端部を所定の位置で受
け止める、上記枠体に固定された位置決め部材を備えて
もよい。
【0020】また、上記目的を達成するための本発明の
第2の窓固定装置は、所定形状の枠体に窓を固定する窓
固定装置において、(14)矩形で板状の操作部と、
(15)この操作部のいずれかの辺の両端部それぞれか
らこの辺に略直交する方向に湾曲しながら延びる、弾性
的に変形する弾性部と、(16)この弾性部につながっ
てその先端側に形成された、上記枠体に固定される固定
部と、(17)上記辺の中央部からこの辺に略直交する
方向に湾曲しながら延びる、剛性を有する剛性部と、
(18)上記剛性部につながってその先端側に形成され
た、上記操作部と共に移動する押付部とを備え、(1
9)この押付部は、表側から押される力を押し戻すと共
に裏側から押されることにより所定の避難位置に移動す
る、上記操作部に並行に広がる押付面が形成されたもの
であることを特徴とするものである。
【0021】さらにまた、上記の窓固定装置は、(2
0)窓の角部に嵌め込まれて外部からの水分の侵入を防
止するシール材を備えてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の窓
固定装置の実施形態を説明する。
【0023】図1から図3までを参照して、窓固定装置
の一実施形態を説明する。ここでは、上記の従来技術で
説明した下窓24(図8〜図10参照)をキャブ10の
ボディ14に固定する窓固定装置を例に挙げて説明する
が、本発明の窓固定装置は他の車両や住宅用窓など、様
々な窓を固定する際に使用できる。また、ガラス窓だけ
でなく樹脂性の窓を固定する際にも使用できる。
【0024】図1は、下窓を固定する構造を示す分解図
であり、図2は、窓を固定している窓固定装置を示す斜
視図である。図3は、窓固定装置を示す、(a)は表側
から視た斜視図であり、(b)は裏側から視た斜視図で
ある。これらの図では、図8から図10までに示す構成
要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
【0025】図1や図2に示すように、ボディ14のう
ち下窓24の周縁部が接触する部分には、水や風などの
侵入を防止するためにゴム製のウエザーストリップ40
が取り付けられている。このウエザーストリップ40に
ついては図4を参照して後述する。このウエザーストリ
ップ40に下窓24の周縁部を押し付けて固定するため
に、下窓24の幅方向両端部24a(図1では一端部の
み示す。)を窓固定装置50でウエザーストリップ40
に押し付ける。また、下窓24の下端部24bの2か所
((図1では一か所のみ示す。)は、ゴム製の位置決め
部材70に押し付けられる。なお、下窓24の角部24
cには、外部からの水(水分)などの侵入を防止するた
めに水切用のシール材80が嵌め込まれる。
【0026】窓固定装置50は、周知の射出成型によっ
て樹脂から一体構造で製造される。また、窓固定装置5
0は、下窓24を装着するためにボディ14に形成され
た開口の周縁部に固定される。通常は、この開口の周縁
部のうち下窓24の幅方向両端部24a(図1参照)に
対応する2か所に窓固定装置50を固定しておけばよ
い。ここでは、ボディ14が、本発明にいう所定形状の
枠体の一例である。
【0027】窓固定装置50には、図3に示すように、
長方形(矩形の一例である。)で板状の操作部(解除レ
バー)52が形成されている。この操作部52は、ボデ
ィ14(図1参照)に固定された下窓24を取り外すと
きに操作される。この逆に、ボディ14に下窓24を固
定するときは操作部52には触れない。
【0028】操作部52の2つの長辺のうちの一方の長
辺(本発明にいう操作部のいずれかの辺の一例であ
る。)52aの両端部それぞれからは、この長辺52a
に直交する方向に湾曲しながら延びる弾性部54が形成
されている。これら2つの弾性部54の最小厚さは2m
m程度であり、2つの弾性部54は、後述する押付部の
動きに伴って弾性的に変形する。
【0029】2つの弾性部54それぞれの先端側(長辺
52aとは反対側)には、ボディ14に固定するための
ボルト孔56aが形成された固定部56が形成されてい
る。このボルト孔56aにボルトを差し込んでボディ1
4に固定部56を固定することにより、窓固定装置50
がボディ14に固定される。固定部56の最大厚さは1
0mm程度であり、固定部56は剛性を有するものであ
る。
【0030】上記した2つの弾性部54は互いに40m
m程度離れており、この間に、剛性部58が形成されて
いる。剛性部58は、長辺52aの中央部からこの長辺
52aに直交する方向に湾曲しながら延びており、最大
厚さは4〜5mm程度である。従って、剛性部58は剛
性を有し、ほとんど変形しない。
【0031】上記した2つの固定部56は互いに25m
m程度離れており、この間に、押付部60が形成されて
いる。押付部60は、剛性部58につながっており、こ
の剛性部58の先端側(長辺52aとは反対側)から操
作部52に向けてやや湾曲して形成されている。押付部
60の最大厚さは5mm程度あり、ほとんど変形しな
い。
【0032】押付部60の先端部分には、操作部52に
並行に広がる押付面62が形成されている。押付面62
は、無負荷の状態では固定部56よりも操作部52に近
い側に位置している。この押付面62は、表側(操作部
52とは反対側)から押される力を押し戻すと共に、裏
側(操作部52の側)から押されることにより固定部5
6とほぼ同じ位置かもしくはこの固定部よりもボディ1
4にやや近い位置(本発明にいう避難位置の一例であ
る)に移動する。
【0033】図4から図7までを参照して、上記の窓固
定装置50及び位置決め部材70を用いて窓を固定する
手順を説明する。
【0034】図4は、窓固定装置のセット位置に下窓を
差し込んだ状態を示す上面図であり、図5は、操作面6
2が裏側から押されて避難位置に位置した状態を示す上
面図である。図6は、窓固定装置によって固定された下
窓を示す上面図である。図7は、下窓の下端部と位置決
め部材70の位置関係を示す側面図である。これらの図
では、図1から図3までに示す構成要素と同一の構成要
素には同一の符号が付されている。また、図4から図6
までは、窓固定装置50の固定部56を省略している。
【0035】窓固定装置50はボディ14のインナーパ
ネル14aに固定される。インナーパネル14aには、
下窓24を取り付けるための開口25が形成されてお
り、この開口25の周縁部には、上述したように、ゴム
製のウエザーストリップ40が取り付けられている。ウ
エザーストリップ40は、インナーパネル14aとアウ
ターパネル14bの接合部に固定されてこの接合部を覆
うフィニッシャ42と、下窓24によって変形して押し
潰される変形部44から構成される。変形部44はフィ
ニッシャ42に固定されている。
【0036】窓固定装置50をインナーパネル14aに
固定するに当っては、図6に示すように下窓24が固定
されたときに変形部44が下窓24で押し潰される位置
に下窓24が位置するように、固定部56(図3参照)
のボルト孔56aにボルト(図示せず)を通してこの固
定部56をインナーパネル14aに固定する。また、位
置決め部材70をインナーパネル14aに固定するに当
っては、位置決め部材70の係止部70aをインナーパ
ネル14aの孔14cに差し込む。
【0037】下窓24をインナーパネル14aに固定す
るに当っては、先ず、図4に示すように、操作部52を
ガイドにしてこの操作部52と押付部60との間に下窓
24の周縁部が位置するように下窓24を上から挿入す
る。このとき、下窓24の下端部24bを位置決め部材
70の凹部70bに嵌め込む。続いて、下窓24のうち
窓固定装置50の周縁部もしくはその近傍部分を押付面
62の裏側から表側に向けて(矢印A方向に)押す。こ
の押す力によって、図5に示すように、操作部52が矢
印A方向にやや傾くと共に弾性部54が弾性変形して押
付面62が避難位置に移動する。さらに下窓24を押し
続けると、下窓24が押付面62の先端62aを乗り越
えて押付面62の表側に移動する。これによりウエザー
ストリップ40の変形部44が下窓24によって押し潰
され、変形部44と下窓24の周縁部が互いに密着して
水や風の侵入を防止できる。
【0038】下窓24が押付面62の表側に移動し終る
と、弾性変形している弾性部54が元の形に戻ろうとす
るが、変形部44からの反発力などによって押付面62
がその表側から押されることとなる。しかし、押付面6
2はその押される力を押し戻すので、下窓24の周縁部
がインナーパネル14aに押し付けられる。この場合、
押付部60と操作部52とが剛性部58でつながってい
るので、インナーパネル14aに固定されている下窓2
4によって押付面62がその表側から押されても、操作
部52を操作しない限り押付部60は移動しにくく、下
窓24がインナーパネル14aにいっそう強固に固定さ
れる。
【0039】また、下窓24がインナーパネル14aに
固定されると下窓24は矢印A方向にやや傾くので、そ
の下端部24bは位置決め部材70の凹部70bに嵌り
込んだままウエザーストリップ40の変形部44に押し
付けられる。この結果、変形部44が下端部24bに押
し潰されて変形部44と下端部24bが互いに密着して
水や風の侵入を防止できる。
【0040】上述のように、下窓24を押付面62の裏
側に配置して、この裏側から表側に向けて下窓24を押
すだけで下窓24がインナーパネル14aに固定される
こととなり、いわゆるワンタッチの操作で下窓24をイ
ンナーパネル14aに容易に固定できる。また、インナ
ーパネル14aに固定された下窓24を取り外すとき
は、操作部52と押付面62とが剛体部58を介して共
に移動するので、押付面62が避難位置に移動するよう
に操作部58を矢印A方向に押す。これによりインナー
パネル14aから下窓24を容易に取り外せる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の窓固
定装置では、枠体と押付面との距離が窓の厚さよりもや
や短くなるように窓固定装置を枠体に固定しておき、窓
の周縁部が押付面の裏側に位置するように窓を置く。こ
の状態で、窓の周縁部もしくはその近傍部分を押付面の
裏側から表側に向けて押す。この押す力によって押付面
が避難位置に移動し、窓の周縁部が押付面の表側に移動
できる。押付面と枠体との距離は窓の厚さよりもやや短
いので、押付面はその表側から押されることとなる。押
付面が表側から押されると、押付面はその押す力を押し
戻すので、窓の周縁部が枠体に押し付けられる。この結
果、窓の周縁部が枠体にしっかりと固定され、窓が枠体
に固定されることとなる。即ち、窓を押付面の裏側に配
置して、この裏側から表側に向けて窓を押すだけで窓が
枠体に固定されることとなり、いわゆるワンタッチの操
作で窓を枠体に容易に固定できる。なお、窓の周縁部の
複数箇所それぞれを窓固定装置で枠体に固定すると、枠
体に窓がいっそう強く固定されることとなる。
【0042】ここで、上記枠体に固定される固定部と、
この固定部に隣接する、上記押付面が形成された押付部
とを備えた場合は、固定部と押付部が隣接しているの
で、サイズが小型で設置スペースの少なくて済む窓固定
装置が得られる。
【0043】また、上記固定部は、所定間隔離れて2つ
並んだものであり、上記押付部は、上記2つの固定部の
間に位置するものである場合は、2つの固定部によって
窓固定装置を枠体にいっそう強固に固定できる。
【0044】さらに、上記押付面の裏側でこの押付面に
並行に広がる、上記押付面と共に移動する板状の操作部
を備え、上記固定部は、上記操作部に略直交する位置に
配置された板状のものである場合は、窓固定装置によっ
て枠体に窓が固定されている場合、操作部が押付面と共
に移動するので、押付面が避難位置に移動するように操
作部を操作することにより窓を容易に取り外せる。ま
た、枠体に窓を固定するに当っては、操作部が押付面の
裏側に位置するので、操作部と押付面の間に窓の端部を
位置させてこの端部を押付面に向けて押すことにより、
窓が枠体に容易に固定される。
【0045】さらにまた、上記押付面の裏側でこの押付
面に並行に広がる、上記押付面と共に移動する板状の操
作部を備え、上記固定部は、上記操作部に略平行な位置
に配置された板状のものである場合は、固定部と操作部
がほぼ一平面上に位置することとなるので、固定部が視
界を遮らずに視界が良好になる。
【0046】さらにまた、上記固定部と上記操作部と
は、弾性的に変形する弾性部によってつながっているも
のであり、上記押付部と上記操作部とは、剛性を有する
剛性部によってつながっているものである場合は、固定
部と操作部とが弾性部によってつながっているので操作
部を操作し易い。また、押付部と操作部とが剛性部でつ
ながっているので、枠体に固定されている窓によって押
付面が表側から押されても、操作部を操作しない限り押
付部は移動しにくく、窓が枠体にいっそう強固に固定さ
れる。
【0047】さらにまた、上記枠体に固定される窓の下
端部を所定の位置で受け止める、上記枠体に固定された
位置決め部材を備えた場合は、窓の下端部が所定の位置
で受け止められるので、正確な位置に窓を固定できる。
【0048】また、本発明の第2の窓固定装置では、窓
を枠体に固定するに当っては、先ず、窓の周縁部が窓固
定装置で固定されるように固定部を枠体に固定する。こ
のとき、枠体と押付面との距離が窓の厚さよりもやや短
くなるように窓固定装置を枠体に固定する。次に、操作
部と押付部との間に窓の周縁部が位置するように窓を配
置し、この周縁部もしくはその近傍部分を押付面の裏側
から表側に向けて押す。この押す力によって弾性部が弾
性変形すると共に押付面が避難位置に移動し、窓が押付
面の表側に移動する。窓が押付面の表側に移動し終る
と、弾性変形している弾性部が元の形に戻る。また、押
付面と枠体との距離は窓の厚さよりもやや短いので、押
付面はその表側から押されることとなる。押付面が表側
から押されると、押付面はその押す力を押し戻すので、
窓の周縁部が枠体に押し付けられる。この場合、押付部
と操作部とが剛性部でつながっているので、枠体に固定
されている窓によって押付面が表側から押されても、操
作部を操作しない限り押付部は移動しにくく、窓が枠体
にいっそう強固に固定される。このようにして、窓の周
縁部が枠体にしっかりと固定され、窓が枠体に固定され
ることとなる。即ち、窓を押付面の裏側に配置して、こ
の裏側から表側に向けて窓を押すだけで窓が枠体に固定
されることとなり、いわゆるワンタッチの操作で窓を枠
体に容易に固定できる。また、枠体に固定された窓を取
り外すときは、操作部と押付面とが剛体部を介して共に
移動するので、押付面が避難位置に移動するように操作
部を操作する。これにより枠体から窓を容易に取り外せ
る。なお、窓の周縁部の複数箇所それぞれを窓固定装置
で枠体に固定すると、枠体に窓がいっそう強く固定され
ることとなる。
【0049】また、上記の窓固定装置が、窓の角部に嵌
め込まれて外部からの水分の侵入を防止するシール材を
備えた場合は、外部からの水や水分の侵入を確実に防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】下窓を固定する構造を示す分解図である。
【図2】下窓を固定している窓固定装置を示す斜視図で
ある。
【図3】窓固定装置を示す、(a)は表側から視た斜視
図であり、(b)は裏側から視た斜視図である。
【図4】窓固定装置のセット位置に下窓を差し込んだ状
態を示す上面図である。
【図5】操作面が裏側から押されて避難位置に位置した
状態を示す上面図である。
【図6】窓固定装置によって固定された下窓を示す上面
図である。
【図7】下窓の下端部と位置決め部材の位置関係を示す
側面図である。
【図8】建設機械のキャブを示す斜視図である。
【図9】図8のキャブの下窓を固定する構造を示す分解
図である。
【図10】図8のキャブの下窓を固定する固定装置を示
す斜視図である。
【符号の説明】
14 ボディ 24 下窓 50 窓固定装置 52 操作部 52a 操作部の一辺 54 弾性部 56 固定部 58 剛性部 60 押付部 62 押付面 70 位置決め部材 80 シール材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状の枠体に窓を固定する窓固定装
    置において、 表側から押される力を押し戻すと共に裏側から押される
    ことにより所定の避難位置に移動する押付面を備え、 前記枠体に固定されることを特徴とする窓固定装置。
  2. 【請求項2】 前記枠体に固定される固定部と、 該固定部に隣接する、前記押付面が形成された押付部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の窓固定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記固定部は、所定間隔離れて2つ並ん
    だものであり、 前記押付部は、前記2つの固定部の間に位置するもので
    あることを特徴とする請求項2に記載の窓固定装置。
  4. 【請求項4】 前記押付面の裏側で該押付面に並行に広
    がる、前記押付面と共に移動する板状の操作部を備え、 前記固定部は、前記操作部に略直交する位置に配置され
    た板状のものであることを特徴とする請求項2又は3に
    記載の窓固定装置。
  5. 【請求項5】 前記押付面の裏側で該押付面に並行に広
    がる、前記押付面と共に移動する板状の操作部を備え、 前記固定部は、前記操作部に略平行な位置に配置された
    板状のものであることを特徴とする請求項2又は3に記
    載の窓固定装置。
  6. 【請求項6】 前記固定部と前記操作部とは、弾性的に
    変形する弾性部によってつながっているものであり、 前記押付部と前記操作部とは、剛性を有する剛性部によ
    ってつながっているものであることを特徴とする請求項
    4又は5に記載の窓固定装置。
  7. 【請求項7】 前記枠体に固定される窓の下端部を所定
    の位置で受け止める、前記枠体に固定された位置決め部
    材を備えたことを特徴とする請求項1から6までのうち
    のいずれか一項に記載の窓固定装置。
  8. 【請求項8】 所定形状の枠体に窓を固定する窓固定装
    置において、 矩形で板状の操作部と、 該操作部のいずれかの辺の両端部それぞれから該辺に略
    直交する方向に湾曲しながら延びる、弾性的に変形する
    弾性部と、 該弾性部につながってその先端側に形成された、前記枠
    体に固定される固定部と、 前記辺の中央部から該辺に略直交する方向に湾曲しなが
    ら延びる、剛性を有する剛性部と、 前記剛性部につながってその先端側に形成された、前記
    操作部と共に移動する押付部とを備え、 該押付部は、 表側から押される力を押し戻すと共に裏側から押される
    ことにより所定の避難位置に移動する、前記操作部に並
    行に広がる押付面が形成されたものであることを特徴と
    する窓固定装置。
  9. 【請求項9】 窓の角部に嵌め込まれて外部からの水分
    の侵入を防止するシール材を備えたことを特徴とする請
    求項1から8までのうちのいずれか一項に記載の窓固定
    装置。
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WO2024004818A1 (ja) * 2022-06-30 2024-01-04 株式会社クボタ キャビン及び作業機

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