JP2000336998A - U字型盗難防止装置 - Google Patents

U字型盗難防止装置

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JP2000336998A
JP2000336998A JP14666399A JP14666399A JP2000336998A JP 2000336998 A JP2000336998 A JP 2000336998A JP 14666399 A JP14666399 A JP 14666399A JP 14666399 A JP14666399 A JP 14666399A JP 2000336998 A JP2000336998 A JP 2000336998A
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rod
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Hiroshi Yamaoka
博 山岡
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    • E05B67/06Shackles; Arrangement of the shackle
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H5/00Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H5/00Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles
    • B62H2005/008Arrangements or adaptations for supporting U-locks on cycles
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
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    • E05B67/24Padlocks with sliding shackles, with or without rotary or pivotal movement with built- in cylinder locks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】部品の加工性、組付性の向上により低価格化が
可能になり、厚さを薄くしたU字型盗難防止装置の提
供。 【解決手段】両端部に係止凹部4aを有するU字状のア
ーム部材3と、アーム部材の両端部が挿入される一対の
挿入孔8と、前記係止凹部に係脱されるロッド部材20
を摺動可能に収容するロッド孔9及びシリンダ錠13を
挿通支持する錠孔10を、それらの軸線が同一平面内に
位置するよう形成して成るバー部材2と、ロッド孔内に
設けられ、ロッドを後退方向に付勢するスプリング21
と、ロッド孔内でバー部材に連結されて、スプリングを
支持する支持部材とを備えるU字型盗難防止装置におい
て、バー部材に形成された挿入孔とロッド孔及び錠孔の
各軸線が位置する平面内の支持部材とバー部材との境界
部にテーパピン12を、平面に対し垂直に打ちこんで両
部材を連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の盗難防止に
用いられるU字型盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等の盗難を防ぐためのU字型
盗難防止装置は、ロッド部材やシリンダ錠を内蔵して成
るバー部材とこれに対して着脱されるアーム部材とで構
成され、アーム部材の両端部をバー部材の一対の挿入孔
に差し込み、差し込まれたアーム部材の両端部に形成さ
れた係止凹部に前記ロッド部材を係合させてアーム部材
とバー部材との連結をロックして所期の目的を達成する
ものである。
【0003】而して、斯かるU字型盗難防止装置は、そ
の機能からハンマー等による強い衝撃や鋸等による切断
に対して耐え得る強度を備える必要があるが、基本レイ
アウトを工夫することによって、必要強度を確保しつつ
厚さを薄くして自動二輪車等への搭載性を向上させる提
案がなされている(特開平9−112108号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のU字
型盗難防止装置にあっては、ロッド部材を摺動可能に支
持する支持部材がバー部材に形成されたロッド孔に螺着
され或は圧入されていた。
【0005】しかしながら、支持部材をロッド孔に螺着
する方式では、支持部材の外周面に雄ネジを形成し、ロ
ッド孔の内周面に雌ネジをそれぞれ形成する必要がある
だけでなく、支持部材やスプリング等の付勢部材をロッ
ド孔に組み付けにくいために組付工数が増大してコスト
アップを招くという問題があった。そして、支持部材の
外周面に雄ネジを形成するため、支持部材の外壁が厚く
なり、延ては装置の厚さも厚くなって当該盗難防止装置
の車両への搭載性が悪化するという問題もあった。
【0006】又、支持部材をロッド孔に圧入する方式で
は、ロッド孔の内径寸法と支持部材の外径寸法を厳密に
管理する必要があり、コストアップが避けられないとい
う問題があった。そして、支持部材の強度を確保する必
要があり、支持部材が大型化し、装置の厚さが厚くなる
という問題もあった。
【0007】一方、加工性を高めるためにアルミニアム
ダイキャスト製の内部部材と強度の高い鉄パイプ製の外
部部材とでバー部材を構成する提案もなされている(特
開平9−112108号公報参照)が、この構成ではバ
ー部材の厚さがアーム部材に対して厚くなって当該U字
型盗難防止装置の車両への搭載性に改善の余地が残って
いた。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、部品の加工性及び組付性の向
上によってコストダウンを図ることができるとともに、
厚さを薄くして車両への搭載性を高めることができるU
字型盗難防止装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、両端部に係止凹部を有する
U字状のアーム部材と、該アーム部材の両端部が挿入さ
れる一対の挿入孔と、同アーム部材の前記係止凹部に係
脱されるロッド部材を摺動可能に収容するロッド孔及び
シリンダ錠を挿通支持する錠孔をそれらの軸線が同一平
面内に位置するよう形成して成るバー部材と、前記ロッ
ド孔内に設けられ、前記ロッド部材を後退方向に付勢す
る付勢部材と、前記ロッド孔内で前記バー部材に連結さ
れて前記付勢部材を支持する支持部材と、を備えるU字
型盗難防止装置において、前記バー部材に形成された挿
入孔とロッド孔及び錠孔の各軸線が位置する平面内の前
記支持部材とバー部材との境界部にピン部材を前記平面
に対して垂直に打ち込んで両部材を連結したことを特徴
とする。
【0010】請求項2記載の発明は、両端部に係止凹部
を有するU字状のアーム部材と、該アーム部材の両端部
が挿入される一対の挿入孔と、同アーム部材の前記係止
凹部に係脱されるロッド部材を摺動可能に支持する支持
部材が挿入支持されるロッド孔及びシリンダ錠を挿通支
持する錠孔をそれらの軸線が同一平面内に位置するよう
形成して成るバー部材を備えるU字型盗難防止装置にお
いて、前記バー部材に形成された挿入孔とロッド孔及び
錠孔の各軸線が位置する平面内の前記シリンダ錠とバー
部材との境界部にピン部材を前記平面に対して垂直に打
ち込んで両部材を連結したことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、両端部に係止凹部
を有するU字状のアーム部材と、該アーム部材の両端部
が挿入される一対の挿入孔と、同アーム部材の前記係止
凹部に係脱されるロッド部材を摺動可能に収容するロッ
ド孔及びシリンダ錠を挿通支持する錠孔をそれらの軸線
が同一平面内に位置するよう形成して成るバー部材と、
前記ロッド孔内に設けられ、前記ロッド部材を後退方向
に付勢する付勢部材と、前記ロッド孔内で前記バー部材
に連結されて前記付勢部材を支持する支持部材と、を備
えるU字型盗難防止装置において、前記バー部材に形成
された挿入孔とロッド孔及び錠孔の各軸線が位置する平
面内の前記支持部材とバー部材との境界部及び前記シリ
ンダ錠とバー部材との境界部にピン部材を前記平面に対
して垂直にそれぞれ打ち込んで各部材同士を連結したこ
とを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1又は3記
載の発明において、前記支持部材の長さを前記ロッド部
材と略同じ長さに設定し、該支持部材の内部の前記ロッ
ド部材との間に形成される空間に前記付勢部材を収納し
たことを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1〜3又は
4記載の発明において、前記バー部材を鉄製の1ピース
の鍛造部品として構成したことを特徴とする。
【0014】従って、請求項1〜3記載の発明によれ
ば、支持部材又はシリンダ錠或は両者のバー部材に対す
る連結がピン部材の打ち込みによってなされるため、支
持部材又はシリンダ錠或は両者の外径寸法とロッド孔又
は錠孔或は両者の内径寸法の厳密な管理が不要となり、
しかも、ネジ加工等を要しないため、各部品の加工と組
み付けが容易となって加工工数及び組付工数が削減さ
れ、これによってU字型盗難防止装置のコストダウンが
実現される。又、バー部材に形成された挿入孔とロッド
孔及び錠孔の各軸線が位置する平面内の支持部材又はシ
リンダ錠或は両者とバー部材との境界部にピン部材を前
記平面に対して垂直に打ち込んで支持部材とバー部材及
び/又はシリンダ錠とバー部材を連結したため、支持部
材又はシリンダ錠或は両者とピン部材との間に大きな接
触面積を確保することができ、その分だけ支持部材又は
シリンダ錠或は両者の径を小さくして装置の厚さを薄く
することができ、これによって当該U字型盗難防止装置
の車両への搭載性を高めることができる。
【0015】請求項4記載の発明によれば、支持部材と
ロッド部材との間に形成される空間に付勢部材を収納し
た状態で支持部材とロッド部材を予め組み付けておくこ
とができるため、各部品の組み付けが更に容易化して組
付工数を更に削減することができる。
【0016】請求項5記載の発明によれば、バー部材を
鉄製の1ピースの鍛造部品として構成したため、該バー
部材の必要強度を確保しつつ、その厚さを薄くすること
ができ、当該U字型盗難防止装置の車両への搭載性を高
めるとともに、部品点数の削減及び軽量化を図ることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明に係るU字型盗難防止装置の
斜視図、図2は同盗難防止装置のバー部材の内部構成を
示す部分断面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は
図2のB−B線断面図、図5は図2のC−C線断面図で
ある。
【0019】図1に示すU字型盗難防止装置1は自動二
輪車用であって、これは矩形ブロック状のバー部材2と
該バー部材2に対して着脱(抜き差し)されるU字状の
アーム部材3とで構成されている。
【0020】上記アーム部材3は、図2に示すように、
U字状に屈曲成形された金属製のシャックルアーム4の
両端部を除く部分を樹脂製のプロテクタ5で被覆して構
成されており、シャックルアーム4の両端部の相対向す
る内面には係止凹部4aがそれぞれ形成されている。
【0021】他方、前記バー部材2は鉄製の1ピースの
鍛造部品である略矩形ブロック状のボディ6の外面を上
下に2分割された樹脂製のカバー7で覆って構成されて
おり、ボディ6の長さ方向両端部には前記アーム部材3
のシャックルアーム4の両端部が挿入される挿入孔8が
上下方向に形成されている。又、ボディ6には前記挿入
孔8に直交するロッド孔9が横方向に貫設されており、
同ボディ6の中央部には前記ロッド孔9に開口する錠孔
10が貫設されている。尚、ボディ6に形成された挿入
孔8とロッド孔9及び錠孔10はそれらの軸線が同一平
面内に位置するよう形成されている。
【0022】ところで、バー部材2を構成するボディ6
に形成された前記ロッド孔9の挿入孔8よりも内側の部
分には略円筒状の左右一対の支持部材11が挿入されて
おり、各支持部材11はこれとボディ6との境界部に図
2の紙面垂直方向(挿入孔8とロッド孔9及び錠孔10
の各軸線が位置する平面に対して垂直方向)に打ち込ま
れたテーパピン12によって位置決めされてボディ6に
連結されている。即ち、図2及び図3に示すように、支
持部材11の外周面には凹溝11aが全周に亘って形成
され、ボディ6の前記凹溝11aに対応する部分には断
面半円形のテーパ孔6aが形成されており、テーパピン
12が凹溝11aとテーパ孔6aに打ち込まれることに
よって支持部材11が前述のように位置決めされてボデ
ィ6に連結される。
【0023】又、図2、図4及び図5に示すように、ボ
ディ6に形成された前記錠孔10にはシリンダ錠13が
挿入され、このシリンダ錠13はこれとボディ6との境
界部に図2の紙面垂直方向(挿入孔8とロッド孔9及び
錠孔10の各軸線が位置する平面に対して垂直方向)に
打ち込まれた2本のテーパピン14によって位置決めさ
れてボディ6に連結されている。即ち、シリンダ錠13
の外周面の2箇所には凹溝13aが形成され、ボディ6
の前記凹溝13aに対応する位置には凹溝13aとで断
面円形のテーパ孔を形成する断面切欠円状のテーパ孔6
bがそれぞれ形成されており、前記各テーパピン14が
凹溝13aとテーパ孔6bとで形成される断面円形のテ
ーパ孔に打ち込まれることによってシリンダ錠13が前
述のように位置決めされてボディ6に連結される。
【0024】ところで、上記シリンダ錠13の軸心部に
回動可能に設けられたシャフト15の前記ロッド孔9に
臨む上端部には略楕円柱状(図7及び図9参照)のカム
16がピン17によって連結されており、シリンダ錠1
3の下端はボディ6と同材質のリング状のプラグ18を
介して前記カバー7によって受けられている。そして、
シリンダ錠13の下面の前記プラグ18によって囲まれ
る部位には不図示のキー溝が開口しており、このキー溝
はカバー7にスライド自在に支持されたキャップ19に
よって開閉される。
【0025】一方、図2に示すように、前記各支持部材
11の軸心部には大小異径の円孔11b,11cが穿設
されており、支持部材11にはロッド部材であるプッシ
ュロッド20が摺動自在に支持されている。即ち、プッ
シュロッド20の一部には大径のフランジ部20aが一
体に形成されており、このフランジ部20aが支持部材
11の大径側の円孔11bに摺動自在に支持され、同プ
ッシュロッド20の長い小径部20が支持部材11の小
径側の円孔11cに摺動自在に支持されている。
【0026】ここで、各支持部材11の長さはプッシュ
ロッド20と略同じ長さに設定され、該支持部材11の
大径側の円孔11bにはプッシュロッド20のフランジ
部20aによって円筒状の空間が画成され、この空間に
は付勢部材であるスプリング21が縮装されている。こ
のスプリング21の一端は支持部材11の大径側の円孔
11bと小径側の円孔11cの段差部に当接し、他端は
プッシュロッド20のフランジ部20aに当接してい
る。従って、プッシュロッド20はスプリング21によ
って後退方向(アーム部材3に形成された前記係止凹部
4aから離脱する方向(アンロック方向)に付勢されて
おり、その内端部は図示のように前記カム16の外周面
に当接している。
【0027】次に、以上の構成を有するU字型盗難防止
装置1の作用を図6〜図9に基づいて説明する。尚、図
6はロック状態のU字型盗難防止装置の部分断面図、図
7は同平断面図、図8はアンロック状態のU字型盗難防
止装置の部分断面図、図9は同平断面図である。
【0028】本発明に係るU字型盗難防止装置1は図1
に示すロック状態(即ち、アーム部材3の両端部がバー
部材2に差し込まれて両部材2,3の連結がロックされ
た状態)で自動二輪車に搭載されている。このU字型盗
難防止装置1がロック状態にあるときにはカム16が図
6及び図7に示す状態にあって、両プッシュロッド20
はスプリング21の付勢力に抗して外方へ押し出され、
その端部は、バー部材2の挿入孔8に挿入されたアーム
部材3の両端部に形成された係止凹部4aに係合してア
ーム部材3のバー部材2からの抜けを阻止し、これによ
って当該U字型盗難防止装置1はロック状態に保持して
いる。
【0029】而して、自動二輪車の駐車時にU字型盗難
防止装置1を使用する場合には、図8に示すようにシリ
ンダ錠13の下面に開口する不図示のキー溝にキー22
を差し込んでこれを90°回すと、シリンダ錠13のシ
ャフト15と共にカム16が同角度だけ回動して図8及
び図9に示すように各プッシュロッド20がカム16の
平坦部に当接してスプリング21の付勢力によって後退
してアーム部材3の両端部に形成された係止凹部4aか
ら離脱する。この結果、アーム部材3のバー部材2に対
するロック状態が解除されてアンロック状態となり、図
8に示すようにアーム部材3をバー部材2から抜いてこ
れを取り外すことができる。
【0030】そして、バー部材2から取り外したアーム
部材3を自動二輪車の車輪のリム或は車体の一部と地上
の固定物に通し、アーム部材3の両端部をバー部材2の
挿入孔8に差し込み、キー22を操作してカム16を図
6及び図7に示す状態に戻せば、両プッシュロッド20
はカム16によって外方へ押し出され、その端部がアー
ム部材3の両端部に形成された係止凹部4aに係合して
アーム部材3のバー部材2からの抜けを阻止するため、
U字型盗難防止装置1は再びロック状態となって自動二
輪車の車輪の回転が阻止され、或は自動二輪車を地上の
固定物に固定されて該自動二輪車の盗難が防がれる。
【0031】以上において、本実施の形態に係るU字型
盗難防止装置1においては、支持部材11及びシリンダ
錠13のバー部材2のボディ6に対する位置決め固定を
テーパピン12,14の打ち込みによって行うようにし
たため、支持部材11及びシリンダ錠13の外径寸法と
ロッド孔9及び錠孔10の内径寸法の厳密な管理が不要
となり、しかも、ネジ加工等を要しないため、支持部材
11、シリンダ錠13、ボディ6等の部品の加工と組み
付けが容易となって加工工数及び組付工数が削減され、
これによってU字型盗難防止装置1のコストダウンが実
現される。そして、バー部材2に形成された挿入孔8と
ロッド孔9及び錠孔10の各軸線が位置する平面内の支
持部材11とボディ6及びシリンダ錠13とボディ6と
の境界部にテーパピン12,14を前記平面に対してそ
れぞれ垂直に打ち込んで支持部材11とボディ6及びシ
リンダ錠13とボディ6を連結したため、支持部材11
とテーパピン12及びシリンダ錠13とテーパピン14
との間に大きな接触面積を確保することができ、その分
だけ支持部材11及びシリンダ錠13の径を小さくして
装置1の厚さを薄くすることができ、これによって当該
U字型盗難防止装置1の自動二輪車への搭載性を高める
ことができる。
【0032】又、本実施の形態によれば、支持部材11
とプッシュロッド20との間に形成される空間にスプリ
ング21を組み込んだ状態で支持部材11とプッシュロ
ッド20を予め組み付けておくことができるため、これ
らの部品の組み付けが更に容易化して組付工数を更に削
減することができる。
【0033】更に、本実施の形態に係るU字型盗難防止
装置1においては、バー部材2のボディ6を鉄製の1ピ
ースの鍛造部品として構成したため、該バー部材2の必
要強度を確保しつつ、その厚さを薄くすることができ、
当該U字型盗難防止装置1の自動二輪車への搭載性が高
められるとともに、部品点数の削減と軽量化が実現され
る。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
〜3記載の発明によれば、支持部材又はシリンダ錠或は
両者のバー部材に対する連結がピン部材の打ち込みによ
ってなされるため、支持部材又はシリンダ錠或は両者の
外径寸法とロッド孔又は錠孔或は両者の内径寸法の厳密
な管理が不要となり、しかも、ネジ加工等を要しないた
め、各部品の加工と組み付けが容易となって加工工数及
び組付工数が削減され、これによってU字型盗難防止装
置のコストダウンが実現されるという効果が得られる。
又、バー部材に形成された挿入孔とロッド孔及び錠孔の
各軸線が位置する平面内の支持部材又はシリンダ錠或は
両者とバー部材との境界部にピン部材を前記平面に対し
て垂直に打ち込んで支持部材とバー部材及び/又はシリ
ンダ錠とバー部材を連結したため、支持部材又はシリン
ダ錠或は両者とピン部材との間に大きな接触面積を確保
することができ、その分だけ支持部材又はシリンダ錠或
は両者の径を小さくして装置の厚さを薄くすることがで
き、これによって当該U字型盗難防止装置の車両への搭
載性を高めることができるという効果が得られる。
【0035】請求項4記載の発明によれば、支持部材と
ロッド部材との間に形成される空間に付勢部材を収納し
た状態で支持部材とロッド部材を予め組み付けておくこ
とができるため、各部品の組み付けが更に容易化して組
付工数を更に削減することができるという効果が得られ
る。
【0036】請求項5記載の発明によれば、バー部材を
鉄製の1ピースの鍛造部品として構成したため、該バー
部材の必要強度を確保しつつ、その厚さを薄くすること
ができ、当該U字型盗難防止装置の車両への搭載性が高
められるとともに、部品点数の削減と軽量化が図られる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るU字型盗難防止装置の斜視図であ
る。
【図2】本発明に係るU字型盗難防止装置のバー部材の
内部構成を示す部分断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【図6】本発明に係るU字型盗難防止装置のロック状態
を示す部分断面図である。
【図7】本発明に係るU字型盗難防止装置のロック状態
を示す平断面図である。
【図8】本発明に係るU字型盗難防止装置のアンロック
状態を示す部分断面図である。
【図9】本発明に係るU字型盗難防止装置のアンロック
状態を示す平断面図である。
【符号の説明】
1 U字型盗難防止装置 2 バー部材 3 アーム部材 4 シャックルアーム 4a 係止凹部 6 ボディ 8 挿入孔 9 ロッド孔 10 錠孔 11 支持部材 12 テーパピン(ピン部材) 13 シリンダ錠 14 テーパピン(ピン部材) 20 プッシュロッド(ロッド部材) 21 スプリング(付勢部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に係止凹部を有するU字状のアー
    ム部材と、 該アーム部材の両端部が挿入される一対の挿入孔と、同
    アーム部材の前記係止凹部に係脱されるロッド部材を摺
    動可能に収容するロッド孔及びシリンダ錠を挿通支持す
    る錠孔をそれらの軸線が同一平面内に位置するよう形成
    して成るバー部材と、 前記ロッド孔内に設けられ、前記ロッド部材を後退方向
    に付勢する付勢部材と、 前記ロッド孔内で前記バー部材に連結されて前記付勢部
    材を支持する支持部材と、を備えるU字型盗難防止装置
    において、 前記バー部材に形成された挿入孔とロッド孔及び錠孔の
    各軸線が位置する平面内の前記支持部材とバー部材との
    境界部にピン部材を前記平面に対して垂直に打ち込んで
    両部材を連結したことを特徴とするU字型盗難防止装
    置。
  2. 【請求項2】 両端部に係止凹部を有するU字状のアー
    ム部材と、 該アーム部材の両端部が挿入される一対の挿入孔と、同
    アーム部材の前記係止凹部に係脱されるロッド部材を摺
    動可能に収容するロッド孔及びシリンダ錠を挿通支持す
    る錠孔をそれらの軸線が同一平面内に位置するよう形成
    して成るバー部材と、 前記ロッド孔内に設けられ、前記ロッド部材を後退方向
    に付勢する付勢部材と、 前記ロッド孔内で前記バー部材に連結されて前記付勢部
    材を支持する支持部材と、を備えるU字型盗難防止装置
    において、 前記バー部材に形成された挿入孔とロッド孔及び錠孔の
    各軸線が位置する平面内の前記シリンダ錠とバー部材と
    の境界部にピン部材を前記平面に対して垂直に打ち込ん
    で両部材を連結したことを特徴とするU字型盗難防止装
    置。
  3. 【請求項3】 両端部に係止凹部を有するU字状のアー
    ム部材と、 該アーム部材の両端部が挿入される一対の挿入孔と、同
    アーム部材の前記係止凹部に係脱されるロッド部材を摺
    動可能に支持する支持部材が挿入支持されるロッド孔及
    びシリンダ錠を挿通支持する錠孔をそれらの軸線が同一
    平面内に位置するよう形成して成るバー部材と、 前記ロッド部材を後退方向に付勢する付勢部材と、を備
    えるU字型盗難防止装置において、 前記バー部材に形成された挿入孔とロッド孔及び錠孔の
    各軸線が位置する平面内の前記支持部材とバー部材との
    境界部及び前記シリンダ錠とバー部材との境界部にピン
    部材を前記平面に対して垂直にそれぞれ打ち込んで各部
    材同士を連結したことを特徴とするU字型盗難防止装
    置。
  4. 【請求項4】 前記支持部材の長さを前記ロッド部材と
    略同じ長さに設定し、該支持部材の内部の前記ロッド部
    材との間に形成される空間に前記付勢部材を収納したこ
    とを特徴とする請求項1又は3記載のU字型盗難防止装
    置。
  5. 【請求項5】 前記バー部材を鉄製の1ピースの鍛造部
    品として構成したことを特徴とする請求項1〜3又は4
    記載のU字型盗難防止装置。
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