JP2000336978A - エアドーム,仮設テント等に於けるエア中空状の出入口ユニット - Google Patents
エアドーム,仮設テント等に於けるエア中空状の出入口ユニットInfo
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- JP2000336978A JP2000336978A JP11154547A JP15454799A JP2000336978A JP 2000336978 A JP2000336978 A JP 2000336978A JP 11154547 A JP11154547 A JP 11154547A JP 15454799 A JP15454799 A JP 15454799A JP 2000336978 A JP2000336978 A JP 2000336978A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアドームの出入口の気密性を高め、ドーム
本体の形状保持を安定的に行えるようにする。 【解決手段】 エアドームの出入口に付設される、エア
中空状の本体と適宜気密性を有するドアにより1部屋以
上の連続する小室を有する出入口ユニットを提供する。 【効果】 本発明の出入口ユニットにより、入退場者が
連続してもドーム内の気圧が急激に低下することなく、
ドーム形状の保持が安定的に行える。また、テント類を
用いた仮設構造物の出入口に設置すれば、冷暖房効率を
高めることができる。
本体の形状保持を安定的に行えるようにする。 【解決手段】 エアドームの出入口に付設される、エア
中空状の本体と適宜気密性を有するドアにより1部屋以
上の連続する小室を有する出入口ユニットを提供する。 【効果】 本発明の出入口ユニットにより、入退場者が
連続してもドーム内の気圧が急激に低下することなく、
ドーム形状の保持が安定的に行える。また、テント類を
用いた仮設構造物の出入口に設置すれば、冷暖房効率を
高めることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学繊維等を素材
とし、送風機等により送り込まれる空気によりその形状
を保持する構造を有するエアドーム、あるいは送風機を
有しない仮設テント等において、該エアドーム,仮設テ
ント等の出入口に付設され、1部屋以上の連続する小室
を形成するエア中空状の出入口ユニットの開口部及び各
小室間に、適宜気密性を有しエア中空状の出入口ユニッ
トの中空本体の中空部と連通する中空部を有するドアを
形成したことを特徴とするエアドーム,仮設テント等に
於けるエア中空状の出入口ユニットに関する。
とし、送風機等により送り込まれる空気によりその形状
を保持する構造を有するエアドーム、あるいは送風機を
有しない仮設テント等において、該エアドーム,仮設テ
ント等の出入口に付設され、1部屋以上の連続する小室
を形成するエア中空状の出入口ユニットの開口部及び各
小室間に、適宜気密性を有しエア中空状の出入口ユニッ
トの中空本体の中空部と連通する中空部を有するドアを
形成したことを特徴とするエアドーム,仮設テント等に
於けるエア中空状の出入口ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】屋外や屋内で行われるイベントや展示会
などの催事においては、化学繊維等を素材とし、送風機
等により送り込まれる空気によりその形状を保持する構
造を有するエアドームが出願人によって特許出願されて
いる(特願平11−10218)。該エアドームの出入
口は単なる開口部であり、カーテン等により内部の空気
を外部に逃がさない構造となっていた。
などの催事においては、化学繊維等を素材とし、送風機
等により送り込まれる空気によりその形状を保持する構
造を有するエアドームが出願人によって特許出願されて
いる(特願平11−10218)。該エアドームの出入
口は単なる開口部であり、カーテン等により内部の空気
を外部に逃がさない構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のエアドームは、
その出入口の開口部にカーテン等を設けることにより、
該エアドーム全体の入出風量のバランスを取る構造とな
っていた。したがって、該構造は、ドームへの入退場者
が一定数以下の場合は1〜2台の送風機を継続運転する
ことによりエアドームの形状が十分に保持されるが、入
退場者が連続して、頻繁に出入りするようになると、出
入口のカーテンが常時開放状態になり、ドーム内の空気
圧が急激に下がることになり、しいては送風機の運転台
数を増やさねばならない課題があった。また逆に、入退
場者が少なく、エアドームの出入口のカーテンの開閉回
数が減少すると、ドーム内の空気圧が上がるので、必然
的に送風機の運転台数を減らさねばならなかった。この
ように、出入口の開口部をカーテンで遮蔽する構造の上
記のエアドームでは、入退場者の増減によりドーム形状
を保持するために、送風機の運転台数にて調整せねばな
らない課題があった。
その出入口の開口部にカーテン等を設けることにより、
該エアドーム全体の入出風量のバランスを取る構造とな
っていた。したがって、該構造は、ドームへの入退場者
が一定数以下の場合は1〜2台の送風機を継続運転する
ことによりエアドームの形状が十分に保持されるが、入
退場者が連続して、頻繁に出入りするようになると、出
入口のカーテンが常時開放状態になり、ドーム内の空気
圧が急激に下がることになり、しいては送風機の運転台
数を増やさねばならない課題があった。また逆に、入退
場者が少なく、エアドームの出入口のカーテンの開閉回
数が減少すると、ドーム内の空気圧が上がるので、必然
的に送風機の運転台数を減らさねばならなかった。この
ように、出入口の開口部をカーテンで遮蔽する構造の上
記のエアドームでは、入退場者の増減によりドーム形状
を保持するために、送風機の運転台数にて調整せねばな
らない課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、その要旨とするとこ
ろは、化学繊維等を素材とし、送風機等により送り込ま
れる空気によりその形状を保持する構造を有するエアド
ームにおいてあるいは送風機を有しない仮設テント等に
おいて、該エアドーム,仮設テント等の出入口に、1部
屋以上の連続する小室を形成するエア中空状の出入口ユ
ニットの開口部及び各小室間に、適宜気密性を有しエア
中空状の出入口ユニットの中空本体の中空部と連通する
中空部を有するドアを有することを特徴とするエアドー
ム,仮設テント等に於けるエア中空状の出入口ユニット
を提供する。
するためになされたものであって、その要旨とするとこ
ろは、化学繊維等を素材とし、送風機等により送り込ま
れる空気によりその形状を保持する構造を有するエアド
ームにおいてあるいは送風機を有しない仮設テント等に
おいて、該エアドーム,仮設テント等の出入口に、1部
屋以上の連続する小室を形成するエア中空状の出入口ユ
ニットの開口部及び各小室間に、適宜気密性を有しエア
中空状の出入口ユニットの中空本体の中空部と連通する
中空部を有するドアを有することを特徴とするエアドー
ム,仮設テント等に於けるエア中空状の出入口ユニット
を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を、図面を参照
しながら詳細に説明する。図1〜図3に、本発明のエア
ドーム,仮設テント等に於けるエア中空状の出入口ユニ
ットの、入口専用タイプの実施例を示す。左右両側は、
化学繊維のシート14により形成された中空部15を有
する中空本体3、3′より成り、左右の中空本体3、
3′は上部にて内向きに90゜折曲されて互いに結合さ
れ、連通する中空部15を有する天井10を形成する。
また、地面2に接する部分には、中空部を有しない床4
が敷設され、床4上に中空本体3、3′が載設される。
中空本体3、3′の下部と床4の間は、マジックテープ
(登録商標)等で定着される。
しながら詳細に説明する。図1〜図3に、本発明のエア
ドーム,仮設テント等に於けるエア中空状の出入口ユニ
ットの、入口専用タイプの実施例を示す。左右両側は、
化学繊維のシート14により形成された中空部15を有
する中空本体3、3′より成り、左右の中空本体3、
3′は上部にて内向きに90゜折曲されて互いに結合さ
れ、連通する中空部15を有する天井10を形成する。
また、地面2に接する部分には、中空部を有しない床4
が敷設され、床4上に中空本体3、3′が載設される。
中空本体3、3′の下部と床4の間は、マジックテープ
(登録商標)等で定着される。
【0006】中空本体3、3′からは、中空本体3、
3′を形成するシート14と同一のシート14により連
続的に形成され、中空本体3、3′の中空部15と連通
する中空部15を有するドア5a、5b、5cが突設さ
れ、左右の中空本体3、3′に囲繞された空間を前室6
と後室7に区切っている。ドア5aは外部と前室6を区
切り、ドア5bは前室6と後室7を区切り、ドア5cは
エアドーム1の出入口13に接するように配置され、後
室7とエアドーム1内の空間を区切っている。ドア5
a、5b、5cが中空本体3、3′に接する部分には、
くびれ部8が形成してある。
3′を形成するシート14と同一のシート14により連
続的に形成され、中空本体3、3′の中空部15と連通
する中空部15を有するドア5a、5b、5cが突設さ
れ、左右の中空本体3、3′に囲繞された空間を前室6
と後室7に区切っている。ドア5aは外部と前室6を区
切り、ドア5bは前室6と後室7を区切り、ドア5cは
エアドーム1の出入口13に接するように配置され、後
室7とエアドーム1内の空間を区切っている。ドア5
a、5b、5cが中空本体3、3′に接する部分には、
くびれ部8が形成してある。
【0007】エアドーム1の側壁11と、中空本体3、
3′を形成するシート14は、マジックテープあるいは
ハトメのような着脱自在の連結部材12により定着され
る。中空本体3,3′の両側には送風機9が地面2上に
設置され、中空本体3、3′内の中空部15に連結さ
れ、中空部15に空気を送り込み、送り込まれた空気の
圧力により、中空本体3、3′及びドア5a,5b,5
cはその形状を保持する。
3′を形成するシート14は、マジックテープあるいは
ハトメのような着脱自在の連結部材12により定着され
る。中空本体3,3′の両側には送風機9が地面2上に
設置され、中空本体3、3′内の中空部15に連結さ
れ、中空部15に空気を送り込み、送り込まれた空気の
圧力により、中空本体3、3′及びドア5a,5b,5
cはその形状を保持する。
【0008】該実施例の作用を、図面を参照しながら詳
細に説明する。外部からの入場者は、ドア5aをB方向
へ押し開き、前室6へ入室する。このとき、図4a,b
に見るように、ドア5aのくびれ部8においては、入場
者側のシート16は伸び、反対側のシート17は縮み、
その結果、ドア5aはB方向へ開かれる。入場者の通過
後、ドア5aは、中空部15の空気圧により、自動的に
図4aの位置に戻る。
細に説明する。外部からの入場者は、ドア5aをB方向
へ押し開き、前室6へ入室する。このとき、図4a,b
に見るように、ドア5aのくびれ部8においては、入場
者側のシート16は伸び、反対側のシート17は縮み、
その結果、ドア5aはB方向へ開かれる。入場者の通過
後、ドア5aは、中空部15の空気圧により、自動的に
図4aの位置に戻る。
【0009】次に入場者は、ドア5bをC方向へ押し開
き、後室7へ入室する。この際、ドア5bはドア5aと
同様、くびれ部8により、入場者の通過後、原位置に戻
る。さらに、入場者は、ドア5cをD方向へ押し開き、
エアドーム1の出入口13を通過してエアドーム1の内
部に進入する。ドア5cもやはりドア5aと同様、くび
れ部8により、入場者の通過後、原位置に戻る。
き、後室7へ入室する。この際、ドア5bはドア5aと
同様、くびれ部8により、入場者の通過後、原位置に戻
る。さらに、入場者は、ドア5cをD方向へ押し開き、
エアドーム1の出入口13を通過してエアドーム1の内
部に進入する。ドア5cもやはりドア5aと同様、くび
れ部8により、入場者の通過後、原位置に戻る。
【0010】以上のプロセスにより、入場者は外部より
ドア5a,5b,5cを次々に押し開いてエアドーム1
の内部に進入する。ドア5a,5b,5cは、原理的に
は、B,C,D方向にも、またその逆方向にも開くこと
は可能であるが、図3に見るように、逆方向に開こうと
すると中空本体3、3′とドア5a,5b,5cの摩擦
が大きくなり、開きにくくなるように中空本体3、3′
の配置を構成してある。
ドア5a,5b,5cを次々に押し開いてエアドーム1
の内部に進入する。ドア5a,5b,5cは、原理的に
は、B,C,D方向にも、またその逆方向にも開くこと
は可能であるが、図3に見るように、逆方向に開こうと
すると中空本体3、3′とドア5a,5b,5cの摩擦
が大きくなり、開きにくくなるように中空本体3、3′
の配置を構成してある。
【0011】また、中空本体3、3′、及びドア5a,
5b,5cは、送風機9により中空部15に送られる空
気の圧力により膨張気味に形成されているので、ドア5
a,5b,5cの先端部は空気圧により中空本体3、
3′に押しつけられ、その結果、前室6及び後室7は適
宜気密性の高い空間として保持される。従って、入場者
のないときには、出入口13よりのエアドーム1内の空
気の漏れは最小限に押さえられ、また、入場者があると
きも、入場者は、適宜気密性のある前室6、後室7を通
過して後エアドーム1内に進入するので、出入口13か
らの急激な空気の漏れは押さえられる。
5b,5cは、送風機9により中空部15に送られる空
気の圧力により膨張気味に形成されているので、ドア5
a,5b,5cの先端部は空気圧により中空本体3、
3′に押しつけられ、その結果、前室6及び後室7は適
宜気密性の高い空間として保持される。従って、入場者
のないときには、出入口13よりのエアドーム1内の空
気の漏れは最小限に押さえられ、また、入場者があると
きも、入場者は、適宜気密性のある前室6、後室7を通
過して後エアドーム1内に進入するので、出入口13か
らの急激な空気の漏れは押さえられる。
【0012】さらに、入場者が連続する場合も、出入口
13がカーテン等で遮蔽されただけの従来のエアドーム
では、恒常的にカーテンが開かれた状態となり、ドーム
内の空気圧が急激に低下するが、本発明においては、前
室6及び後室7に入場者が小人数づつ一時的に待機させ
られることとなるので、エアドーム1内の空気と外部の
空気が恒常的に連通することがなくなり、出入口13が
カーテンだけの場合に比して、エアドーム1内の空気の
漏れははるかに少ない。
13がカーテン等で遮蔽されただけの従来のエアドーム
では、恒常的にカーテンが開かれた状態となり、ドーム
内の空気圧が急激に低下するが、本発明においては、前
室6及び後室7に入場者が小人数づつ一時的に待機させ
られることとなるので、エアドーム1内の空気と外部の
空気が恒常的に連通することがなくなり、出入口13が
カーテンだけの場合に比して、エアドーム1内の空気の
漏れははるかに少ない。
【0013】図5には、本発明のエアドーム,仮設テン
ト等に於けるエア中空状の出入口ユニットの、出口専用
タイプの一実施例を示す。該実施例においては、ドア1
8a,18b,18cはE,F,G方向には開きやすい
が、逆方向には開きにくいように構成されている。ま
た、図6は、本発明のエアドーム,仮設テント等に於け
るエア中空状の出入口ユニットの入口出口兼用タイプの
一実施例で、ドア19a,19b,19cは、それぞれ
H,I,J,K,L,Mの両方向に開くように構成され
ている。
ト等に於けるエア中空状の出入口ユニットの、出口専用
タイプの一実施例を示す。該実施例においては、ドア1
8a,18b,18cはE,F,G方向には開きやすい
が、逆方向には開きにくいように構成されている。ま
た、図6は、本発明のエアドーム,仮設テント等に於け
るエア中空状の出入口ユニットの入口出口兼用タイプの
一実施例で、ドア19a,19b,19cは、それぞれ
H,I,J,K,L,Mの両方向に開くように構成され
ている。
【0014】図7には、本発明のエアドーム,仮設テン
ト等に於けるエア中空状の出入口ユニットの入口専用タ
イプと出口専用タイプが併設された一実施例を示す。該
実施例においては、ドア20a,20b,20cはN,
O、P方向には開きやすく、逆方向には開きにくいよう
に、また、ドア21a、21b、21cはQ,R,S方
向には開きやすく、逆方向には開きにくいように構成さ
れている。また、図7にては、左右の中空本体22、2
3には送風機9が付設され、中央の中空本体24には送
風機が付設されていないが、中空本体22,23,24
は天井(図7は横断面図のため図示せず)にて連通され
ているので、中空本体24には送風機の付設は必要な
い。
ト等に於けるエア中空状の出入口ユニットの入口専用タ
イプと出口専用タイプが併設された一実施例を示す。該
実施例においては、ドア20a,20b,20cはN,
O、P方向には開きやすく、逆方向には開きにくいよう
に、また、ドア21a、21b、21cはQ,R,S方
向には開きやすく、逆方向には開きにくいように構成さ
れている。また、図7にては、左右の中空本体22、2
3には送風機9が付設され、中央の中空本体24には送
風機が付設されていないが、中空本体22,23,24
は天井(図7は横断面図のため図示せず)にて連通され
ているので、中空本体24には送風機の付設は必要な
い。
【0015】図8には、本発明のエアドーム,仮設テン
ト等に於けるエア中空状の出入口ユニットの、ドア25
a、25b、25cを、木、プラスチック、軽金属等の
硬質の素材で形成した一実施例を示す。該実施例におい
ては、ドア25a、25b、25cは、蝶番部26によ
り中空本体3、3′に、T,U,V方向にのみ開くよう
に付設されている。
ト等に於けるエア中空状の出入口ユニットの、ドア25
a、25b、25cを、木、プラスチック、軽金属等の
硬質の素材で形成した一実施例を示す。該実施例におい
ては、ドア25a、25b、25cは、蝶番部26によ
り中空本体3、3′に、T,U,V方向にのみ開くよう
に付設されている。
【0016】図9には、本発明のエアドーム,仮設テン
ト等に於けるエア中空状の出入口ユニットを、回転ドア
にて構成した一実施例を示す。中空本体29,30は化
学繊維等により形成され、中空部15には、送風機9に
より空気が送り込まれてその形状を保持する。中央部に
は、硬質の素材よりなる4枚のドア27a、27b、2
7c、27dが設置され、中心軸28の周囲をW方向に
のみ回転できるように構成されている。また、各ドアの
先端部は、中空本体29、30の内壁に接し、空気の漏
れを少なくする構造となっている。該実施例にては、入
場者は、外部より進入してドア27bをW方向へ回転さ
せ、出入口13よりエアドーム1内に入場する。また、
退場者は、出入口13よりドア27dをW方向へ回転さ
せて、外部へ退場する。
ト等に於けるエア中空状の出入口ユニットを、回転ドア
にて構成した一実施例を示す。中空本体29,30は化
学繊維等により形成され、中空部15には、送風機9に
より空気が送り込まれてその形状を保持する。中央部に
は、硬質の素材よりなる4枚のドア27a、27b、2
7c、27dが設置され、中心軸28の周囲をW方向に
のみ回転できるように構成されている。また、各ドアの
先端部は、中空本体29、30の内壁に接し、空気の漏
れを少なくする構造となっている。該実施例にては、入
場者は、外部より進入してドア27bをW方向へ回転さ
せ、出入口13よりエアドーム1内に入場する。また、
退場者は、出入口13よりドア27dをW方向へ回転さ
せて、外部へ退場する。
【0017】図10には、回転ドアタイプの実施例を、
2ユニット分連結させた実施例を示す。ユニットa33
は、X方向にのみ回転する4枚のドア31a、31b、
31c、31dを有し、ユニットb34はY方向にのみ
回転する4枚のドア32a、32b、32c、32dを
有する。ユニットa33とユニットb34は、マジック
テープ等の連結部材12により連結される。連結部分に
は、ドア31c、31d、32a、32bにより形成さ
れる空間35が生ずる。
2ユニット分連結させた実施例を示す。ユニットa33
は、X方向にのみ回転する4枚のドア31a、31b、
31c、31dを有し、ユニットb34はY方向にのみ
回転する4枚のドア32a、32b、32c、32dを
有する。ユニットa33とユニットb34は、マジック
テープ等の連結部材12により連結される。連結部分に
は、ドア31c、31d、32a、32bにより形成さ
れる空間35が生ずる。
【0018】該実施例にては、入場者は、外部よりドア
31bをX方向に回転させて、ユニットa33とユニッ
トb34の連結部に生ずる空間35に進入する。さら
に、ドア32bをY方向に回転させて、出入口13より
エアドーム1内部へ入場する。退場者は、出入口13よ
りドア32dをY方向に回転させて空間35に進入し、
さらにドア31dをX方向に回転させて外部へ退場す
る。
31bをX方向に回転させて、ユニットa33とユニッ
トb34の連結部に生ずる空間35に進入する。さら
に、ドア32bをY方向に回転させて、出入口13より
エアドーム1内部へ入場する。退場者は、出入口13よ
りドア32dをY方向に回転させて空間35に進入し、
さらにドア31dをX方向に回転させて外部へ退場す
る。
【0019】該実施例は、回転ドアタイプの実施例を2
ユニット分連結させてあるので、エアドーム1内の空気
の漏れは、図9に示す1ユニットの場合よりもさらに少
なくなる。この回転ドアタイプの実施例は、3ユニット
以上を連結して構成することも可能であり、ユニットの
数が増加すれば気密性がさらに良好となるほか、通過時
に迷路的な遊戯性も加わる。なお、ドアの回転方向は、
それぞれのユニットで同一にしておけば、右回りでも左
回りでも良い。
ユニット分連結させてあるので、エアドーム1内の空気
の漏れは、図9に示す1ユニットの場合よりもさらに少
なくなる。この回転ドアタイプの実施例は、3ユニット
以上を連結して構成することも可能であり、ユニットの
数が増加すれば気密性がさらに良好となるほか、通過時
に迷路的な遊戯性も加わる。なお、ドアの回転方向は、
それぞれのユニットで同一にしておけば、右回りでも左
回りでも良い。
【0020】図11は、図1〜図3に示す実施例の全体
を、エアドーム1側から外部側へ向かって低くなる適度
の傾斜を持った屋根を有する掩体36で蔽った実施例で
ある。これにより、本発明のエアドーム,仮設テント等
に於けるエア中空状の出入口ユニットの天井部分に雨水
がたまり、結果として全体の形状が保持し難くなるのを
防止することができる。この掩体36は、本発明のエア
ドーム,仮設テント等に於けるエア中空状の出入口ユニ
ットのいかなる実施例にも適用可能である。
を、エアドーム1側から外部側へ向かって低くなる適度
の傾斜を持った屋根を有する掩体36で蔽った実施例で
ある。これにより、本発明のエアドーム,仮設テント等
に於けるエア中空状の出入口ユニットの天井部分に雨水
がたまり、結果として全体の形状が保持し難くなるのを
防止することができる。この掩体36は、本発明のエア
ドーム,仮設テント等に於けるエア中空状の出入口ユニ
ットのいかなる実施例にも適用可能である。
【0021】上記の実施例の諸形態に見るように、本発
明のエアドーム,仮設テント等に於けるエア中空状の出
入口ユニットにおいては、入退場者が連続する場合で
も、1部屋以上の連続する小室と適宜気密性を有するド
アの作用により、入退場者をコントロールでき、エアド
ーム内の空気圧の急激な低下を齎すことがなく、常時1
〜2台の送風機を継続運転することにより、エアドーム
の形状を常に一定に保つことができる。
明のエアドーム,仮設テント等に於けるエア中空状の出
入口ユニットにおいては、入退場者が連続する場合で
も、1部屋以上の連続する小室と適宜気密性を有するド
アの作用により、入退場者をコントロールでき、エアド
ーム内の空気圧の急激な低下を齎すことがなく、常時1
〜2台の送風機を継続運転することにより、エアドーム
の形状を常に一定に保つことができる。
【0022】本発明のエアドーム,仮設テント等に於け
るエア中空状の出入口ユニットは、特許申請中のエアド
ーム(特願平11−10218)の出入口として使用さ
れるのみならず、一般に多用されているテント類を用い
た仮設構造物の出入口ユニットとしても、幅広く用いる
ことができる。とくに、テント類を用いた架設構造物
は、一般建築物に比して冷暖房効率が悪く、快適な内部
環境を保ち難いが、従来はほとんど遮蔽のなかった出入
口部分に本発明の出入口ユニットを用いることにより、
仮設構造物内部の気密性は格段に向上し、冷暖房効率の
大幅な向上が期待できる。
るエア中空状の出入口ユニットは、特許申請中のエアド
ーム(特願平11−10218)の出入口として使用さ
れるのみならず、一般に多用されているテント類を用い
た仮設構造物の出入口ユニットとしても、幅広く用いる
ことができる。とくに、テント類を用いた架設構造物
は、一般建築物に比して冷暖房効率が悪く、快適な内部
環境を保ち難いが、従来はほとんど遮蔽のなかった出入
口部分に本発明の出入口ユニットを用いることにより、
仮設構造物内部の気密性は格段に向上し、冷暖房効率の
大幅な向上が期待できる。
【図1】本発明のエアドーム,仮設テント等に於けるエ
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の外観斜視図であ
る。
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の外観斜視図であ
る。
【図2】本発明のエアドーム,仮設テント等に於けるエ
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の正面図である。
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の正面図である。
【図3】本発明のエアドーム,仮設テント等に於けるエ
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の、図2における
A−A横断面図である。
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の、図2における
A−A横断面図である。
【図4】a.本発明のエアドーム,仮設テント等に於け
るエア中空状の出入口ユニットの一実施例のドアの横断
面図である。 b,本発明のエアドーム,仮設テント等に於けるエア中
空状の出入口ユニット の一実施例のドアの横断面
図である。
るエア中空状の出入口ユニットの一実施例のドアの横断
面図である。 b,本発明のエアドーム,仮設テント等に於けるエア中
空状の出入口ユニット の一実施例のドアの横断面
図である。
【図5】本発明のエアドーム,仮設テント等に於けるエ
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の横断面図であ
る。
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の横断面図であ
る。
【図6】本発明のエアドーム,仮設テント等に於けるエ
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の横断面図であ
る。
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の横断面図であ
る。
【図7】本発明のエアドーム,仮設テント等に於けるエ
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の横断面図であ
る。
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の横断面図であ
る。
【図8】本発明のエアドーム,仮設テント等に於けるエ
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の横断面図であ
る。
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の横断面図であ
る。
【図9】本発明のエアドーム,仮設テント等に於けるエ
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の横断面図であ
る。
ア中空状の出入口ユニットの一実施例の横断面図であ
る。
【図10】本発明のエアドーム,仮設テント等に於ける
エア中空状の出入口ユニットの一実施例の横断面図であ
る。
エア中空状の出入口ユニットの一実施例の横断面図であ
る。
【図11】本発明のエアドーム,仮設テント等に於ける
エア中空状の出入口ユニットの、掩体を有する一実施例
の外観斜視図である。
エア中空状の出入口ユニットの、掩体を有する一実施例
の外観斜視図である。
1 エアドーム 2 地面 3 中空本体 3′中空本体 4 床 5a〜5c ドア 6 前室 7 後室 8 くびれ部 9 送風機 10 天井 11 側壁 12 連結部材 13出入口 14シート 15中空部 16シート 17シート 18a〜18c ドア 19a〜19c ドア 20a〜20c ドア 21a〜21c ドア 22中空本体 23中空本体 24中空本体 25a〜25c ドア 26 蝶番部 27a〜27d ドア 28 中心軸 29 中空本体 30 中空本体 31a〜31d ドア 32a〜32d ドア 33ユニットa 34ユニットb 35空間 36掩体
Claims (3)
- 【請求項1】 化学繊維等を素材とし、送風機等により
送り込まれる空気によりその形状を保持する構造を有す
るエアドーム、あるいは送風機を有しない仮設テント等
において、該エアドーム,仮設テント等の出入口に付設
され、1部屋以上の連続する小室を形成するエア中空状
の出入口ユニットの開口部及び各小室間に、適宜気密性
を有しエア中空状の出入口ユニットの中空本体の中空部
と連通する中空部を有するドアを形成したを特徴とする
エアドーム,仮設テント等に於けるエア中空状の出入口
ユニット。 - 【請求項2】 請求項1のエアドーム,仮設テント等に
於けるエア中空状の出入口ユニットにおいて、開口部及
び各小室間のドアを、通常の硬質素材(木、プラスチッ
ク、軽金属等)にて形成したエアドーム,仮設テント等
に於けるエア中空状の出入口ユニット。 - 【請求項3】 請求項1及び2のエアドーム,仮設テン
ト等の出入口において、全体を適度の傾斜を有する掩体
で覆ったエアドーム,仮設テント等に於けるエア中空状
の出入口ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11154547A JP2000336978A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | エアドーム,仮設テント等に於けるエア中空状の出入口ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11154547A JP2000336978A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | エアドーム,仮設テント等に於けるエア中空状の出入口ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000336978A true JP2000336978A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15586647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11154547A Pending JP2000336978A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | エアドーム,仮設テント等に於けるエア中空状の出入口ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000336978A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014084686A (ja) * | 2012-10-26 | 2014-05-12 | Ohira Giken:Kk | 仮設シアタードーム |
KR101751437B1 (ko) * | 2017-02-07 | 2017-06-28 | 주식회사 금문산업 | 산업용 에어 튜브 스윙 도어 |
KR102368639B1 (ko) * | 2021-11-30 | 2022-02-28 | 천수길 | 에어돔용 차량 출입장치 |
KR102494535B1 (ko) * | 2022-07-25 | 2023-02-06 | 주식회사 타이가 | 다중 개폐도어를 갖는 에어돔건축물 |
-
1999
- 1999-06-02 JP JP11154547A patent/JP2000336978A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014084686A (ja) * | 2012-10-26 | 2014-05-12 | Ohira Giken:Kk | 仮設シアタードーム |
KR101751437B1 (ko) * | 2017-02-07 | 2017-06-28 | 주식회사 금문산업 | 산업용 에어 튜브 스윙 도어 |
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