JP2000336913A - 防音床材およびその製造方法 - Google Patents

防音床材およびその製造方法

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JP2000336913A
JP2000336913A JP11148001A JP14800199A JP2000336913A JP 2000336913 A JP2000336913 A JP 2000336913A JP 11148001 A JP11148001 A JP 11148001A JP 14800199 A JP14800199 A JP 14800199A JP 2000336913 A JP2000336913 A JP 2000336913A
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JP
Japan
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flooring
formaldehyde
bonding
flooring material
catcher agent
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JP11148001A
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English (en)
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Morio Hayashi
守男 林
Sunao Furuichi
直 古市
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低いホルムアルデヒド放散量の防音床材を簡
単、かつ、安価に得ることができる防音床材およびその
製造方法を提供することにある。 【解決手段】 木質床材(1)の裏面にクッション材
(4)が貼り付けられた防音床材において、上記クッシ
ョン材(4)にホルムアルデヒドの吸着性を有するホル
マリンキャッチャー剤(5)が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音床材およびそ
の製造方法に関し、具体的には、住宅などの建物の床面
に敷設されるのに有用な防音床材およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、住宅などの建物において室内
の防音性を保つために、防音性能の高い床材が求められ
ていたものであった。この種の防音床材としては、例え
ば、木質床材の裏面にクッション材が貼り付けられてな
るものが知られており、このクッション材にて防音性能
が高められていたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな防音床材においては、木質床材自体が作られる際、
あるいは、同木質床材の裏面にクッション材が貼り付け
られる際に、ホルムアルデヒドを含有した接着剤が用い
られるために、同防音床材が敷設されてから、室内に接
着剤中のホルムアルデヒドが木質床材自体や木質床材と
クッション材との接着部から放散されて、しばしば問題
となっているものであった。
【0004】そこで、低いホルムアルデヒド放散量の防
音床材を作ることが考えられ、木質床材自体を低いホル
ムアルデヒド放散量のものにして、例えば、F1(JA
Sの規格により、ホルムアルデヒド放散量が水中濃度の
平均値で0.5mg/l以下、同水中濃度の最大値で
0.7mg/l以下)レベル程度の低いホルムアルデヒ
ド放散量の木質床材を採用しようとしたが、簡単に製造
することができないとともに、このような木質床材は高
価なものであった。
【0005】本発明は、上述の事実に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、低いホルムアル
デヒド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得ること
ができる防音床材およびその製造方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
防音床材は、木質床材(1)の裏面にクッション材
(4)が貼り付けられた防音床材において、上記クッシ
ョン材(4)にホルムアルデヒドの吸着性を有するホル
マリンキャッチャー剤(5)が設けられていることを特
徴とする。
【0007】本発明の請求項2に係る防音床材は、上記
ホルマリンキャッチャー剤(5)が、尿素を主成分とし
てなる混合製品であることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に係る防音床材は、上記
クッション材(4)が、不織布のもの、ウレタン連泡の
発泡体のもの、ポリエチレン連泡の発泡体のもののう
ち、少なくともいずれか1種であることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項4に係る防音床材の製造方
法は、木質床材(1)の裏面にクッション材(4)を接
着にて貼り付けて得られる防音床材の製造方法におい
て、上記クッション材(4)にホルムアルデヒドの吸着
性を有するホルマリンキャッチャー剤(5)が上記接着
前に上記木質床材(1)との接着面側で塗布され、乾燥
されることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項5に係る防音床材の製造方
法は、木質床材(1)の裏面にクッション材(4)を接
着にて貼り付けて得られる防音床材の製造方法におい
て、上記クッション材(4)が、ホルムアルデヒドの吸
着性を有するホルマリンキャッチャー剤(5)の溶液に
上記接着前に浸漬され、乾燥されることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項6に係る防音床材の製造方
法は、木質床材(1)の裏面にクッション材(4)を接
着にて貼り付けて得られる防音床材の製造方法におい
て、上記接着後にホルムアルデヒドの吸着性を有するホ
ルマリンキャッチャー剤(5)が上記クッション材
(4)の裏面側で塗布され、乾燥されることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に係る図
面に基いて詳しく説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態に係る防音床
材を示した側面図である。図2は、本発明の他の一実施
形態に係る防音床材を示した側面図である。
【0014】本発明の防音床材は、図1および図2に示
すごとく、木質床材(1)の裏面にクッション材(4)
が貼り付けられた防音床材において、上記クッション材
(4)にホルムアルデヒドの吸着性を有するホルマリン
キャッチャー剤(5)が設けられているものである。
【0015】上記木質床材(1)は、木製の合板などが
用いられるものである。この木質床材(1)の材質とし
ては、木質のものであれば特に制限されることなく様々
なものを採用することができるものである。例えば、木
質床材(1)として、従来のような高価なF1(JAS
の規格により、ホルムアルデヒド放散量が水中濃度の平
均値で0.5mg/l以下、同水中濃度の最大値で0.
7mg/l以下)レベル程度のものを採用する代わり
に、安価なF2(JASの規格により、ホルムアルデヒ
ド放散量が水中濃度の平均値で5.0mg/l以下、同
水中濃度の最大値で7.0mg/l以下)レベル程度の
ものを採用してもかまわないものである。
【0016】なお、図1に示すごとき本実施形態のよう
に木質床材(1)の裏面側に凹部(3)を適宜設けた凹
凸形状となしたものであると、この木質床材(1)の裏
面に均質なクッション材(4)が圧接貼着されて好まし
いものである。この凹部(3)は、例えば、木質床材
(1)の長手方向に沿って複数本形成されているもので
ある。この凹部(3)は、一般に木質床材(1)に加工
して形成されているものであり、同木質床材(1)の柔
軟性を付与するとともに、防音性能を確実に上げるため
にも寄与しているものである。
【0017】上記クッション材(4)は、図1および図
2に示すごとく、上記木質床材(1)の裏面に貼り付け
られたものである。このクッション材(4)としては、
クッション性を有しているものであれば、様々なものを
採用することができるものである。具体的には、不織布
付きのものやウレタン発泡体やポリエチレン発泡体や発
泡ゴムなどを採用することができるものである。
【0018】上記ホルマリンキャッチャー剤(5)は、
ホルムアルデヒドの吸着性を有しているものであり、図
1および図2に示すごとく、上記クッション材(4)に
設けられているものである。このホルマリンキャッチャ
ー剤(5)としては、ホルムアルデヒドの吸着性を有し
ていれば、様々なものを採用することができるものであ
る。そして、本発明では、上記ホルマリンと上記ホルム
アルデヒドとは、実質的には同一の意味で使用されてい
るものであり、互いに言い換えることができるものとす
る。
【0019】なお、上記ホルマリンキャッチャー剤
(5)は、水と配合されているものであり、、水:ホル
マリンキャッチャー剤(5)の比が、例えば、100:
10〜100:30のものである。
【0020】なお、図1および図2に示すごとく、上記
木質床材(1)の表面を化粧するなどの目的により、必
要に応じて、同木質床材(1)の表面に単板(2)が貼
り付けられていてもかまわないものである。
【0021】本発明は、このような構成をとることによ
って、木質床材(1)の裏面にクッション材(4)が貼
り付けられた際や得られた防音床材が建物の室内などに
敷設された際に、ホルムアルデヒドを含有した接着剤や
木質床材(1)から同ホルムアルデヒドが室内に放散さ
れようとしても、クッション材(4)に設けられている
ホルムアルデヒドの吸着性を有するホルマリンキャッチ
ャー剤(5)で効果的に捕捉することができるようにな
り、その結果、低いホルムアルデヒド放散量の防音床材
を簡単、かつ、安価に得ることができるものとなる。
【0022】また、このようなクッション材(4)の存
在により、木質床材(1)自体も高価で低いホルムアル
デヒド放散量の、例えば、F1レベル程度の木質床材
(1)をわざわざ採用しなくても、ある程度安価なF2
レベル程度の木質床材(1)を使用しても、低いホルム
アルデヒド放散量の防音床材とすることができるもので
ある。
【0023】すなわち、本発明は、低いホルムアルデヒ
ド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得ることがで
きるものである。
【0024】また、図1および図2に示すごとく、上記
ホルマリンキャッチャー剤(5)が、尿素を主成分とし
てなる混合製品であると、この尿素を主成分としてなる
混合製品のホルマリンキャッチャー剤(5)にて放散し
ようとするホルムアルデヒドをより一層効果的にクッシ
ョン材(4)で捕捉することができるようになり、その
結果、低いホルムアルデヒド放散量の防音床材をより一
層簡単、かつ、より一層安価に得ることができるものと
なる。
【0025】なお、一実施形態として、上記尿素を主成
分としてなる混合製品を挙げると、pH調整用に亜リン
酸ナトリウムなどを配合したものがあり、具体的には、
FK−150(泉陽開発株社製)、XX−111(松栄
化学株社製)、XZ−505(松栄化学株社製)などが
あるものである。
【0026】さらに、上記クッション材(4)が、不織
布のもの、ウレタン連泡の発泡体のもの、ポリエチレン
連泡の発泡体のもののうち、少なくともいずれか1種で
あると、このようなクッション材(4)にて放散しよう
とするホルムアルデヒドをより一層効果的に捕捉するこ
とができるようになり、その結果、低いホルムアルデヒ
ド放散量の防音床材をより一層簡単、かつ、より一層安
価に得ることができるものとなる。
【0027】具体的には、上記クッション材(4)が不
織布のものであると、不織布の繊維間にホルマリンキャ
ッチャー剤(5)が効果的に付着し、この付着したホル
マリンキャッチャー剤(5)にて放散しようとするホル
ムアルデヒドをより一層効果的にクッション材(4)で
捕捉することができるようになり、その結果、低いホル
ムアルデヒド放散量の防音床材をより一層簡単、かつ、
より一層安価に得ることができるものとなる。
【0028】また、上記クッション材(4)がウレタン
連泡の発泡体のものやポリエチレン連泡の発泡体のもの
であると、この連泡の空隙にホルマリンキャッチャー剤
(5)が効果的に残って付着し、この付着したホルマリ
ンキャッチャー剤(5)にて放散しようとするホルムア
ルデヒドをより一層効果的にクッション材(4)で捕捉
することができるようになり、その結果、低いホルムア
ルデヒド放散量の防音床材をより一層簡単、かつ、より
一層安価に得ることができるものとなる。
【0029】次に、本発明の防音床材の製造方法は、木
質床材(1)の裏面にクッション材(4)を接着にて貼
り付けて得られる防音床材の製造方法において、上記ク
ッション材(4)にホルムアルデヒドの吸着性を有する
ホルマリンキャッチャー剤(5)が上記接着前に上記木
質床材(1)との接着面側で塗布され、乾燥されている
ものである。
【0030】本発明は、このような製造方法をとること
によって、木質床材(1)の裏面にクッション材(4)
が貼り付けられた際や得られた防音床材が建物の室内な
どに敷設された際に、ホルムアルデヒドを含有した接着
剤や木質床材(1)から同ホルムアルデヒドが室内に放
散されようとしても、クッション材(4)に接着前に塗
布にて設けられているホルムアルデヒドの吸着性を有す
るホルマリンキャッチャー剤(5)で効果的に捕捉する
ことができるようになり、その結果、低いホルムアルデ
ヒド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得ることが
できるものとなる。
【0031】また、このようなクッション材(4)の存
在により、木質床材(1)自体も高価で低いホルムアル
デヒド放散量の、例えば、F1レベル程度の木質床材
(1)をわざわざ採用しなくても、ある程度安価なF2
レベル程度の木質床材(1)を使用しても、低いホルム
アルデヒド放散量の防音床材とすることができるもので
ある。
【0032】すなわち、本発明の製造方法は、低いホル
ムアルデヒド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得
ることができるものである。
【0033】この場合、上記ホルマリンキャッチャー剤
(5)は、上述したように水と配合して水溶液にして、
1〜5g/尺2 塗布され、乾燥されているものである。
そして、塗布の方法としては、例えば、ゴムやスポンジ
などのロールによる塗布やスプレーによる塗布が採用さ
れているものである。
【0034】また、本発明の防音床材の製造方法は、木
質床材(1)の裏面にクッション材(4)を接着にて貼
り付けて得られる防音床材の製造方法において、上記ク
ッション材(4)が、ホルムアルデヒドの吸着性を有す
るホルマリンキャッチャー剤(5)の溶液に上記接着前
に浸漬され、乾燥されるものであってもかまわないもの
である。
【0035】本発明は、このような製造方法をとること
によって、木質床材(1)の裏面にクッション材(4)
が貼り付けられた際や得られた防音床材が建物の室内な
どに敷設された際に、ホルムアルデヒドを含有した接着
剤や木質床材(1)から同ホルムアルデヒドが室内に放
散されようとしても、クッション材(4)に接着前に浸
漬にて設けられているホルムアルデヒドの吸着性を有す
るホルマリンキャッチャー剤(5)で効果的に捕捉する
ことができるようになり、その結果、低いホルムアルデ
ヒド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得ることが
できるものとなる。
【0036】また、このようなクッション材(4)の存
在により、木質床材(1)自体も高価で低いホルムアル
デヒド放散量の、例えば、F1レベル程度の木質床材
(1)をわざわざ採用しなくても、ある程度安価なF2
レベル程度の木質床材(1)を使用しても、低いホルム
アルデヒド放散量の防音床材とすることができるもので
ある。
【0037】すなわち、本発明の製造方法は、低いホル
ムアルデヒド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得
ることができるものである。
【0038】この場合、上記ホルマリンキャッチャー剤
(5)は、上述したように水と配合して水溶液にして、
このホルマリンキャッチャー剤(5)の溶液に浸漬さ
れ、乾燥されているものである。
【0039】さらに、本発明の防音床材の製造方法は、
木質床材(1)の裏面にクッション材(4)を接着にて
貼り付けて得られる防音床材の製造方法において、上記
接着後にホルムアルデヒドの吸着性を有するホルマリン
キャッチャー剤(5)が上記クッション材(4)の裏面
側で塗布され、乾燥されるものであってもかまわないも
のである。
【0040】本発明は、このような製造方法をとること
によって、木質床材(1)の裏面にクッション材(4)
が貼り付けられた際や得られた防音床材が建物の室内な
どに敷設された際に、ホルムアルデヒドを含有した接着
剤や木質床材(1)から同ホルムアルデヒドが室内に放
散されようとしても、クッション材(4)に接着後に塗
布にて設けられているホルムアルデヒドの吸着性を有す
るホルマリンキャッチャー剤(5)で効果的に捕捉する
ことができるようになり、その結果、低いホルムアルデ
ヒド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得ることが
できるものとなる。
【0041】また、このようなクッション材(4)の存
在により、木質床材(1)自体も高価で低いホルムアル
デヒド放散量の、例えば、F1レベル程度の木質床材
(1)をわざわざ採用しなくても、ある程度安価なF2
レベル程度の木質床材(1)を使用しても、低いホルム
アルデヒド放散量の防音床材とすることができるもので
ある。
【0042】すなわち、本発明の製造方法は、低いホル
ムアルデヒド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得
ることができるものである。
【0043】この場合、上記ホルマリンキャッチャー剤
(5)は、上述したように水と配合して水溶液にして、
1〜5g/尺2 塗布され、乾燥されているものである。
そして、塗布の方法としては、例えば、ゴムやスポンジ
などのロールによる塗布やスプレーによる塗布が採用さ
れているものである。
【0044】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る防音床材による
と、木質床材(1)の裏面にクッション材(4)が貼り
付けられた際や得られた防音床材が建物の室内などに敷
設された際に、ホルムアルデヒドを含有した接着剤や木
質床材(1)から同ホルムアルデヒドが室内に放散され
ようとしても、クッション材(4)に設けられているホ
ルムアルデヒドの吸着性を有するホルマリンキャッチャ
ー剤(5)で効果的に捕捉することができるようにな
り、その結果、低いホルムアルデヒド放散量の防音床材
を簡単、かつ、安価に得ることができるものとなる。
【0045】また、このようなクッション材(4)の存
在により、木質床材(1)自体も高価で低いホルムアル
デヒド放散量の、例えば、F1レベル程度の木質床材
(1)をわざわざ採用しなくても、ある程度安価なF2
レベル程度の木質床材(1)を使用しても、低いホルム
アルデヒド放散量の防音床材とすることができるもので
ある。
【0046】すなわち、本発明は、低いホルムアルデヒ
ド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得ることがで
きるものである。
【0047】本発明の請求項2に係る防音床材による
と、請求項1記載の場合に加えて、この尿素を主成分と
してなる混合製品のホルマリンキャッチャー剤(5)に
て放散しようとするホルムアルデヒドをより一層効果的
にクッション材(4)で捕捉することができるようにな
り、その結果、低いホルムアルデヒド放散量の防音床材
をより一層簡単、かつ、より一層安価に得ることができ
るものとなる。
【0048】本発明の請求項3に係る防音床材による
と、請求項1または請求項2記載の場合に加えて、この
ようなクッション材(4)にて放散しようとするホルム
アルデヒドをより一層効果的に捕捉することができるよ
うになり、その結果、低いホルムアルデヒド放散量の防
音床材をより一層簡単、かつ、より一層安価に得ること
ができるものとなる。
【0049】本発明の請求項4に係る防音床材の製造方
法によると、木質床材(1)の裏面にクッション材
(4)が貼り付けられた際や得られた防音床材が建物の
室内などに敷設された際に、ホルムアルデヒドを含有し
た接着剤や木質床材(1)から同ホルムアルデヒドが室
内に放散されようとしても、クッション材(4)に接着
前に塗布にて設けられているホルムアルデヒドの吸着性
を有するホルマリンキャッチャー剤(5)で効果的に捕
捉することができるようになり、その結果、低いホルム
アルデヒド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得る
ことができるものとなる。
【0050】また、このようなクッション材(4)の存
在により、木質床材(1)自体も高価で低いホルムアル
デヒド放散量の、例えば、F1レベル程度の木質床材
(1)をわざわざ採用しなくても、ある程度安価なF2
レベル程度の木質床材(1)を使用しても、低いホルム
アルデヒド放散量の防音床材とすることができるもので
ある。
【0051】すなわち、本発明の製造方法は、低いホル
ムアルデヒド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得
ることができるものである。
【0052】本発明の請求項5に係る防音床材の製造方
法によると、木質床材(1)の裏面にクッション材
(4)が貼り付けられた際や得られた防音床材が建物の
室内などに敷設された際に、ホルムアルデヒドを含有し
た接着剤や木質床材(1)から同ホルムアルデヒドが室
内に放散されようとしても、クッション材(4)に接着
前に浸漬にて設けられているホルムアルデヒドの吸着性
を有するホルマリンキャッチャー剤(5)で効果的に捕
捉することができるようになり、その結果、低いホルム
アルデヒド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得る
ことができるものとなる。
【0053】また、このようなクッション材(4)の存
在により、木質床材(1)自体も高価で低いホルムアル
デヒド放散量の、例えば、F1レベル程度の木質床材
(1)をわざわざ採用しなくても、ある程度安価なF2
レベル程度の木質床材(1)を使用しても、低いホルム
アルデヒド放散量の防音床材とすることができるもので
ある。
【0054】すなわち、本発明の製造方法は、低いホル
ムアルデヒド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得
ることができるものである。
【0055】本発明の請求項6に係る防音床材の製造方
法によると、木質床材(1)の裏面にクッション材
(4)が貼り付けられた際や得られた防音床材が建物の
室内などに敷設された際に、ホルムアルデヒドを含有し
た接着剤や木質床材(1)から同ホルムアルデヒドが室
内に放散されようとしても、クッション材(4)に接着
後に塗布にて設けられているホルムアルデヒドの吸着性
を有するホルマリンキャッチャー剤(5)で効果的に捕
捉することができるようになり、その結果、低いホルム
アルデヒド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得る
ことができるものとなる。
【0056】また、このようなクッション材(4)の存
在により、木質床材(1)自体も高価で低いホルムアル
デヒド放散量の、例えば、F1レベル程度の木質床材
(1)をわざわざ採用しなくても、ある程度安価なF2
レベル程度の木質床材(1)を使用しても、低いホルム
アルデヒド放散量の防音床材とすることができるもので
ある。
【0057】すなわち、本発明の製造方法は、低いホル
ムアルデヒド放散量の防音床材を簡単、かつ、安価に得
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る防音床材を示した側
面図である。
【図2】本発明の他の一実施形態に係る防音床材を示し
た側面図である。
【符号の説明】
1 木質床材 4 クッション材 5 ホルマリンキャッチャー剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B01D 53/44 B01D 53/34 117A 53/81 Fターム(参考) 4D002 AA32 AC10 BA04 CA07 CA20 DA57 GA01 GA02 GB02 GB08 GB20 HA03 4F100 AH02B AH02C AH02H AH03B AH03C AH03H AK04B AK51B AP00A AP01 AP02 AR00B BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B CA30B CA30C DD01 DG15B DJ03B EC182 EH461 EH463 EJ821 EJ861 EJ863 GB08 JD14B JD14C JD14H JH01 JK11B JL00 4G066 AB10B AC13C AC24C AD11B BA02 CA52 DA03 FA11 FA21 FA28 FA37

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質床材の裏面にクッション材が貼り付
    けられた防音床材において、上記クッション材にホルム
    アルデヒドの吸着性を有するホルマリンキャッチャー剤
    が設けられていることを特徴とする防音床材。
  2. 【請求項2】 上記ホルマリンキャッチャー剤が、尿素
    を主成分としてなる混合製品であることを特徴とする請
    求項1記載の防音床材。
  3. 【請求項3】 上記クッション材が、不織布のもの、ウ
    レタン連泡の発泡体のもの、ポリエチレン連泡の発泡体
    のもののうち、少なくともいずれか1種であることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の防音床材。
  4. 【請求項4】 木質床材の裏面にクッション材を接着に
    て貼り付けて得られる防音床材の製造方法において、上
    記クッション材にホルムアルデヒドの吸着性を有するホ
    ルマリンキャッチャー剤が上記接着前に上記木質床材と
    の接着面側で塗布され、乾燥されることを特徴とする防
    音床材の製造方法。
  5. 【請求項5】 木質床材の裏面にクッション材を接着に
    て貼り付けて得られる防音床材の製造方法において、上
    記クッション材が、ホルムアルデヒドの吸着性を有する
    ホルマリンキャッチャー剤の溶液に上記接着前に浸漬さ
    れ、乾燥されることを特徴とする防音床材の製造方法。
  6. 【請求項6】 木質床材の裏面にクッション材を接着に
    て貼り付けて得られる防音床材の製造方法において、上
    記接着後にホルムアルデヒドの吸着性を有するホルマリ
    ンキャッチャー剤が上記クッション材の裏面側で塗布さ
    れ、乾燥されることを特徴とする防音床材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004535320A (ja) * 2001-07-26 2004-11-25 バーゼル、ポリオレフィン、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング 層状複合材料およびその製造方法
JP2005009290A (ja) * 2003-05-26 2005-01-13 Asahi Woodtec Corp 床材およびその製造方法

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