JP2000336657A - 型枠装置 - Google Patents

型枠装置

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JP2000336657A
JP2000336657A JP11154613A JP15461399A JP2000336657A JP 2000336657 A JP2000336657 A JP 2000336657A JP 11154613 A JP11154613 A JP 11154613A JP 15461399 A JP15461399 A JP 15461399A JP 2000336657 A JP2000336657 A JP 2000336657A
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separator
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hole
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JP11154613A
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Inventor
Yukihiro Takemura
幸宏 竹村
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Takemura Kogyo KK
Original Assignee
Takemura Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】予め、相対して配置された型枠12の内壁
面12cに当接或いは実質的に当接するように調整され
た一対の内側位置規制部材15b’と一対の移動可能な
外側位置規制部材15b”とが配設されたネジ棒15a
からなるセパレーター15及び前記位置規制部材が挿通
可能な孔部12b’と該孔部の下部で該孔部に連通する
前記ネジ棒が挿入可能なスリット部12b”とからなる
セパレーター係止孔12bが穿設された型枠とを有する
型枠装置に関するものである。 【効果】セパレーターを、型枠の外側から型枠に配設す
るとともに、外側位置規制部材のみを移動させて、内側
位置規制部材と外側位置規制部材とにより、型枠を挟持
するようにしたので、セパレーターの取り付け作業の作
業性が向上するとともに、セパレーターの取り付け作業
時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生コンクリート
を、所定の間隔をおいて配設された型枠間に形成された
空間部に充填する際に使用される型枠装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、図12及び図13に示されている
ように、土台や捨てコンクリート或いは土間コンクリー
ト等の基礎部材1上に、適当な鉄筋部材2を挟んで、所
定の間隔を置いて配置された型枠3に穿設された水平孔
3aに、ネジ溝4aが刻設されたネジ部材4を挿通する
とともに、ネジ溝4aに螺合されたナット4bにより、
型枠3を挟持するようにして構成された型枠装置が知ら
れている。そして、所定の間隔を置いて配置された型枠
3間に形成された空間部に、生コンクリートCを、型枠
3の途中まで充填し、生コンクリートCが固まった後、
ナット4bを取り外すとともに、型枠3を外して、布基
礎や外壁等を形成していた。
【0003】また、図14に示されているように、所定
の間隔を置いて配置された型枠3の上部角部付近に上部
固定ブロック5を挿着するとともに、ネジや釘6等によ
り、上部固定ブロック5を型枠3に取着して構成された
部材を、図15に示されているように、型枠3により鉄
筋部材2を挟むように、上部固定ブロック5により連結
された型枠3を上から降ろして、基礎部材1上に載置
し、次いで、下部に下部固定ブロック7を挿着するとと
もに、ネジや釘6等により、下部固定ブロック7を型枠
3に取着するようにして構成された型枠装置が知られて
いる。そして、所定の間隔を置いて配置された型枠3間
に形成された空間部に、生コンクリートCを、型枠3の
途中まで充填し、生コンクリートCが固まった後、上部
固定ブロック5を取り外すとともに、型枠3を外して、
布基礎や外壁等を形成していた。鉄筋部材2は、縦鉄筋
2aに取着された水平方向に延びる横鉄筋2bを有して
いるので、予め、型枠3に、下部固定ブロック7を取着
しておくと、上部固定ブロック5により連結された型枠
3を上方から降ろした際に、下部固定ブロック7が、横
鉄筋2bに当たり、型枠装置を、基礎部材1上に載置す
ることができないので、下部固定ブロック7は、上述し
たように、上部固定ブロック5により連結された型枠3
を、基礎部材1上に載置した後に、取り付けることにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の型枠装
置においては、中央部付近に2個のナット4bが螺合さ
れたネジ部材4の両端部を、上記2個のナット4bが型
枠3間に位置するように、型枠3間に形成された空間部
側から、型枠3に穿設された水平孔3aに挿入し、次い
で、型枠3に穿設された水平孔3aに挿入され、型枠3
の外側から突出しているネジ部材4の両端部に、ナット
4bを螺合させるとともに、型枠3の内側に位置するナ
ット4bを回転させて、型枠3の内側に位置するナット
4bと型枠3の外側に位置するナット4bとにより、型
枠3を挟持して、型枠3の間隔を所定の間隔に維持する
とともに、型枠3間に生コンクリートを充填した際に、
充填された生コンクリートの圧力により、型枠3が外側
方向に移動しないようにしているが、このような、型枠
3へのネジ部材4の取り付けに時間がかかるという問題
があった。
【0005】また、上述した、型枠3間に形成された空
間部の下部に、下部固定ブロック7を挿着するととも
に、ネジや釘6等により、下部固定ブロック7を型枠3
に取着する作業は、型枠3間には鉄筋部材2が配置され
ているとともに、型枠3の間隔も狭いので、下部固定ブ
ロック7の取り付け作業の作業性が悪いとともに、下部
固定ブロック7の取り付けに時間がかかるという問題が
あった。
【0006】本発明の目的は、上述した従来の型枠装置
が有する課題を解決するとともに、作業性の向上した型
枠装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、型枠装置が、予め、相対
して配置された型枠の内壁面に当接或いは実質的に当接
するように調整された一対の内側位置規制部材と一対の
移動可能な外側位置規制部材とが配設されたネジ棒から
なるセパレーター及び前記位置規制部材が挿通可能な孔
部と該孔部の下部で該孔部に連通する前記ネジ棒が挿入
可能なスリット部とからなるセパレーター係止孔が穿設
された型枠とにより構成されているものであり、第2に
は、内側位置規制部材と外側位置規制部材とを、ネジ棒
に螺合されたナットとしたものであり、第3には、内側
位置規制部材を、ネジ棒に固着したものである。
【0008】
【実施例】以下に、図1〜図7を用いて、本発明の実施
例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何
ら、本実施例に限定されるものではない。
【0009】10は、型枠固定ブロックであり、型枠固
定ブロック10には、所定の間隔を置いて2つの縦孔状
のネジ孔10aが形成されている。型枠固定ブロック1
0は、木材、金属、合成樹脂等種々の材料で形成するこ
とができる。型枠固定ブロック10に、直に、ネジ孔1
0aを形成することもできるが、図2(a)に示されて
いるように、金属や硬質合成樹脂製の筒体10bの内周
面に、ネジ溝10b’を刻設し、内周面にネジ溝10
b’が刻設された筒体10bを、型枠固定ブロック10
に穿設された縦孔10cに嵌着して、型枠固定ブロック
10にネジ孔10aを形成することもできる。また、図
2(b)に示されているように、型枠固定ブロック10
に形成された縦孔10cに、内周面にネジ溝10d’が
刻設された、縦孔10cの内径より大きな外径を有する
ナット10dを嵌着して、型枠固定ブロック10にネジ
孔10aを形成することもできる。なお、ナット10d
は、後述するように、型枠固定ブロック10に下方に向
かう荷重が加わった場合に、ナット10dが縦孔10c
から抜けないように、縦孔10cの下部に嵌着されるこ
とが好ましい。
【0010】11は、型枠固定ブロック10に形成され
た縦孔状のネジ孔10aに螺合可能なネジ部を有する棒
状のネジ部材である。ネジ部材11には、図1や図2に
示されているように、全長に亘たってネジ部が形成され
ていてもよく、或いは、型枠固定ブロック10が螺合さ
れる所定の長さに亘たってネジ部が形成されていてもよ
い。
【0011】ネジ部材11の頂部11aには、マイナス
ドライバーが挿入可能なマイナス溝11bが形成されて
いる。勿論、プラスドライバーが挿入可能なプラス溝を
形成することも、また、六角ドライバー等の多角形ドラ
イバーが挿入可能な六角孔等の多角形孔を形成すること
もできる。更には、ネジ部材11の上端部に、スパナや
眼鏡レンチに挿着される多角形状部を形成することもで
きる。上記のように、ネジ部材11に、マイナス溝11
bやプラス溝や六角孔等の多角形孔や多角形状部等のネ
ジ部材回転手段を配設するとともに、ネジ部材回転手段
に、ネジ部材回転手段に係合するマイナスドライバーや
プラスドライバー等のネジ部材回転工具を取り付けて、
ネジ部材11を回転させることができるように構成され
てる。なお、ネジ部材11に、上記のようなネジ部材回
転手段を配設する配設することなく、ペンチや適当なネ
ジ部材回転工具により、ネジ部材11を回転させること
もできる。
【0012】12は、板状の型枠であり、所定の間隔を
置いて配置された2枚の型枠12の上部両端角部或いは
上部両端角部付近に、型枠固定ブロック10を挿入する
とともに、釘やネジ13等の適当な固着具により、型枠
固定ブロック10に型枠12を取着する。この際、型枠
固定ブロック10に取着される2枚の型枠12の上端面
12aは、いずれも、型枠固定ブロック10の上面10
eからの距離が同じになるように取着される。
【0013】2は、上述した一例としての公知の鉄筋部
材であり、鉄筋部材2は、逆T形の鉄筋材2cを所定の
間隔で配置するとともに、逆T形の鉄筋材2cの垂直部
2aを構成する縦鉄筋2aに、適当な段数に横鉄筋2b
を取り付けて構成されており、このような鉄筋部材2
を、石やコンクリートブロック2dを介して、基礎部材
の上に配設する。勿論、鉄筋部材としては、このような
構成の鉄筋部材に限定されることなく、公知の種々の鉄
筋部材を使用することができる。
【0014】14は、一対の分割型枠固定ブロックであ
り、分割型枠固定ブロック14には、ネジ部材11が挿
通可能なバカ孔14aが穿設されている。分割型枠固定
ブロック14は、所定の間隔を置いて配置された2枚の
型枠12の下部両端角部或いは下部両端角部付近に、上
述した型枠固定ブロック10と同様に、ネジ13等によ
り固定するが、分割型枠固定ブロック14間には、鉄筋
部材2の横鉄筋2aが通過可能な間隙dが形成されてい
る。なお、鉄筋部材2の縦部分2bが、分割型枠固定ブ
ロック14間に形成された間隙dを通過する場合もあ
る。
【0015】12bは、型枠12の下部両端角部付近等
に穿設された、大きな丸孔等の孔部12b’と大きな孔
部12b’の底面から下方に延びる縦長のスリット部1
2b”とからなる鍵孔状のセパレーター係止孔である。
このような鍵孔状のセパレーター係止孔12bは、所定
の間隔を置いて配置された相対する2枚の型枠12の同
じ位置に穿設されている。なお、鍵孔状のセパレーター
係止孔12bは、必要に応じて、型枠12の下部両端角
部付近以外の場所にも穿設することができる。
【0016】15は、セパレーターであり、15aは、
上述したセパレーター係止孔12bのスリット部12
b”に挿入可能な太さを有する、少なくとも、両端部に
ネジ溝が刻設されたネジ棒である。15bは、ネジ棒1
5aに螺合されるナットであり、ナット15bは、セパ
レーター係止孔12bの大きな孔部12b’には、挿入
可能であるが、スリット部12b”の横幅よりは大き
く、スリット部12b”を通過できないように構成され
ている。セパレーター15は、ネジ棒15aとネジ棒1
5aの両端部に螺合された、それぞれ、2枚ずつ、即
ち、4個のナット15bにより構成されている。セパレ
ーター15は、所定の間隔を置いて配置された型枠12
の間隔を所定の間隔に維持するとともに、型枠12間に
形成された空間部に生コンクリートを充填した際に、充
填された生コンクリートの圧力により、型枠12が外側
に移動することを防止する等の機能を有するものであ
る。
【0017】次に、土台や捨てコンクリート或いは土間
コンクリート等の基礎部材16上への型枠装置の設置に
ついて説明する。
【0018】所定の間隔を置いて配置された2枚の型枠
12の上部両端角部或いは上部両端角部付近に、上述し
たように、型枠固定ブロック10を取着するとともに、
下部両端角部或いは下部両端角部付近に、分割型枠固定
ブロック14を取着する。次いで、型枠固定ブロック1
0に穿設された2つのネジ孔10aに、それぞれ、ネジ
部材11を螺合させるとともに、ネジ部材11を分割型
枠固定ブロック14に穿設されたバカ孔14aに挿通す
る。このようにして組み立てられた型枠部材を、鉄筋部
材2の上方から、鉄筋部材2が、型枠12間に位置する
ように下降させると、下方に位置する分割型枠固定ブロ
ック14間には、鉄筋部材2の横鉄筋2bが通過可能な
間隙dが形成されているので、型枠部材を、横鉄筋2b
が、分割型枠固定ブロック14間に形成された間隙dを
通過するように下降させることにより、型枠部材を、基
礎部材16に載置することができる。上記のように、分
割型枠固定ブロック14に穿設されたバカ孔14aに、
ネジ部材11を挿通することにより、ネジ部材11を略
垂直に維持することができるとともに、ネジ部材11が
横方向の外力を受けて、曲がったりするようなことを防
止することができる。
【0019】次いで、型枠12の上端面12aに、水準
器等の適当なレベル設定器を置いたり、また、相対する
型枠12を跨ぐようにレベル設定器を置いたりするとと
もに、型枠固定ブロック10のネジ孔10aに螺合され
ているネジ部材11の上述したネジ部材回転手段に、ネ
ジ部材回転工具を取り付けて、ネジ部材回転手段に係合
されたネジ部材回転工具を回転させることにより、ネジ
部材11を回転させる。このネジ部材11の回転によ
り、型枠12が取着された型枠固定ブロック10をネジ
部材11に対して上下動させて、相対する型枠12の上
下位置を、それぞれ調整し、相対する型枠12の上端面
12aの水平レベルが一致するように、レベル出し作業
を行う。
【0020】次いで、ネジ棒15aとネジ棒15aの両
端部に螺合された、それぞれ、2枚ずつ、即ち、4個の
ナット15bにより構成されているセパレーター15の
ナット15bを、型枠12の外壁面12d側から、型枠
12のセパレーター係止孔12bの孔部12b’に挿入
することにより、セパレーター15を型枠12に挿通す
る。この際、内側に位置する2個のナット15b’は、
予め、相対する型枠12の内壁面12cに当接或いは実
質的に当接するように調整しておく。また、外側に位置
する2個のナット15b”は、型枠12の外壁面12d
付近に位置するように、その位置を調節しておくことが
好ましい。そして、内側に位置するナット15b’と外
側に位置するナット15b”との間に、型枠12が位置
した後に、セパレーター15を下降させることにより、
内側に位置するナット15b’と外側に位置するナット
15b”との間に位置するネジ棒15aを、セパレータ
ー係止孔12bのスリット部12b”に挿入する。次い
で、スパナ等の適当な工具を用いて、外側に位置するナ
ット15b”を回転させ、型枠12方向に移動させて、
内側に位置するナット15b’と外側に位置するナット
15b”により、型枠12を挟持するように締め付け
る。上記のように、内側に位置する2個のナット15
b’は、予め、相対する型枠12の内壁面12cに当接
或いは実質的に当接するよう調整されているので、スパ
ナ等の適当な工具を用いて回転させる必要がないので、
型枠12の外側に位置するナット15b”のみを回転さ
せて、内側に位置するナット15b’と外側に位置する
ナット15b”により、型枠12を挟持する。
【0021】セパレーター15は、上述したように、所
定の間隔を置いて配置された型枠12の間隔を所定の間
隔に維持するとともに、型枠12間に形成された空間部
に生コンクリートを充填した際に、充填された生コンク
リートの圧力により、型枠12が外側に移動することを
防止する等の機能を有するものであるが、上記空間部内
に位置する内側の2個のナット15b’は、相対する型
枠12が、互いに、接近する方向に移動することを防止
する内側位置規制部材として機能するものであり、そし
て、上記空間部の外側に位置する2個のナット15b”
は、空間部に充填された生コンクリートの圧力により、
型枠12が外側に移動することを防止する外側位置規制
部材としての機能を有するものである。
【0022】上述したようにして、型枠固定ブロック1
0に取着された型枠12の水平面のレベル出し及びセパ
レーター15の配設が終了した後、相対する型枠12間
に形成された空間部に、生コンクリートCを、レベル出
しが終了した型枠12の上端面12aまで充填する。そ
して、生コンクリートCが固まった後は、型枠12を取
り外すことにより、布基礎が形成されることになるが、
型枠12を取り外すことなく、型枠12が取り付けたま
まの状態のものを、布基礎として利用することもでき
る。
【0023】上述したように、ネジ部材11を回転させ
て、型枠固定ブロック10に取着された型枠12の水平
面のレベル出しを行った後、相対する型枠12間に形成
された空間部に、生コンクリートCを、レベル出しが終
了した型枠12の上端面12aまで充填するように構成
することにより、敷設付設される布基礎の上面が水平と
なり、型枠の途中迄充填された生コンクリートの上面を
平に均す従来の布基礎の敷設に比べに、生コンクリート
の水平面のレベル出しの精度が向上するとともに、熟練
者によらずとも、精度の良い生コンクリートの水平面の
レベル出しを行うことができる。
【0024】17は、隣接して配置された2つの型枠装
置を連結するために使用される板状或いは柱状の連結部
材であり、型枠固定ブロック10に取着された型枠12
の内幅と略同じ幅を有している。上述したように、所定
の間隔を置いて配置された2枚の型枠12を型枠固定ブ
ロック10により連結するとともに、型枠固定ブロック
10及び分割型枠固定ブロック14に挿通されたネジ部
材11により構成された型枠部材を、鉄筋部材2の上方
から、横鉄筋2bが、分割型枠固定ブロック14間に形
成された間隙dを通過するように下降させることによ
り、型枠部材を、基礎部材16に載置する。このように
して、複数の型枠部材を、隣接する型枠部材の型枠12
の垂直端面12eが接触するように配置する。次いで、
複数の型枠部材の型枠12の上端面12aの水平レベル
出し作業を行い、この水平レベル出し作業が終了した
後、隣接する型枠部材の型枠12間に、連結部材17の
略半分を、それぞれ、嵌着し、その後、ネジ13等の適
当な固着具により、連結部材17を、型枠12に取り付
けることにより、図6及び図7に示されているように、
複数の型枠部材を連結する。
【0025】連結部材17の取着の前後に、上述したよ
うに、セパレーター15のナット15bを、型枠12の
外壁面12d側から、型枠12のセパレーター係止孔1
2bの孔部12b’に挿入することにより、セパレータ
ー15を、型枠12に挿通するとともに、セパレーター
15を下降させることにより、内側に位置するナット1
5b’と外側に位置するナット15b”との間に位置す
るネジ棒15aを、セパレーター係止孔12bのスリッ
ト部12b”に挿入し、次いで、スパナ等の適当な工具
を用いて、外側に位置するナット15b”を型枠12方
向に移動させて、内側に位置するナット15b’と外側
に位置するナット15b”により、型枠12を挟持する
ように締め付ける。このように、型枠12の下部両端角
部付近等に穿設されたセパレーター係止孔12bにセパ
レーター15を挿着して、内側に位置するナット15
b’と外側に位置するナット15b”により、型枠12
を挟持するように構成したので、所定の間隔を置いて配
置された型枠12の間隔を所定の間隔に維持することが
できるとともに、型枠12間に形成された空間部に生コ
ンクリートCを充填した際に、充填された生コンクリー
トCの圧力により、型枠12が外側に移動するようなこ
とが防止できる。
【0026】従来は、基礎部材16上に載置された型枠
部材の型枠12の上部開口から、連結部材17と同様の
セパレーターを挿入して、分割型枠固定ブロック14付
近に配置し、その後、型枠12内の配置されたセパレー
ターに、ネジや釘等を打ち込むことにより、型枠12に
セパレーターを取り付けていたので、セパレーターの取
り付け作業に時間がかかるとともに、型枠12間には鉄
筋部材2の縦鉄筋2aや横鉄筋2bが存在するために、
セパレーターの取り付け作業が困難であった。しかしな
がら、上述したように、本発明においては、所定の間隔
を置いて配置された2枚の型枠12を型枠固定ブロック
10により連結するとともに、型枠固定ブロック10及
び分割型枠固定ブロック14に挿通されたネジ部材11
により構成された型枠部材を、基礎部材17上に載置し
た後に、型枠12の外側から、型枠12にセパレーター
15を装着することができるので、セパレーターの取り
付け作業の作業性が向上するとともに、セパレーターの
取り付け作業時間が短縮化できる。
【0027】次に、図8及び図9を用いて、本発明の別
の実施例について説明する。
【0028】所定の間隔を置いて配置された型枠12の
上部角部付近に上部固定ブロック18を挿着するととも
に、ネジや釘13等の適当な固着具により、上部固定ブ
ロック18を型枠12に取着して構成された型枠部材
を、型枠12により、図示されていない、上述したよう
な鉄筋部材2を挟むように、上部固定ブロック18で連
結された型枠12を上から降ろして、基礎部材16上に
載置する。次いで、上述したと同様に、セパレーター1
5のナット15bを、型枠12の外壁面12d側から、
型枠12のセパレーター係止孔12bの孔部12b’に
挿入することにより、セパレーター15を、型枠12に
挿通するとともに、セパレーター15を下降させること
により、内側に位置するナット15b’と外側に位置す
るナット15b”との間に位置するネジ棒15aを、セ
パレーター係止孔12bのスリット部12b”に挿入
し、次いで、スパナ等の適当な工具を用いて、外側に位
置するナット15b”を型枠12方向に移動させて、内
側に位置するナット15b’と外側に位置するナット1
5b”により、型枠12を挟持するように締め付ける。
このようにして、型枠12へのセパレーター15の取り
付けが終了する。
【0029】次いで、相対する型枠12間に形成された
空間部に、型枠12の所定の高さ迄、生コンクリートC
を充填する。そして、生コンクリートCが固まった後
は、型枠12を取り外すことにより、布基礎が形成され
る。
【0030】次に、図10及び図11を用いて、本発明
の更に別の実施例について説明する。
【0031】適当な箇所に複数の鍵孔状のセパレーター
係止孔12bが穿設された型枠12を、所定の間隔を置
いて基礎部材16上に垂直に配置する。型枠12間には、
公知のように、図示されていない鉄筋部材が配置されて
いる。上述したと同様に、セパレーター15のナット1
5bを、型枠12の外壁面12d側から、型枠12のセ
パレーター係止孔12bの孔部12b’に挿入すること
により、セパレーター15を、型枠12に挿通するとと
もに、セパレーター15を下降させることにより、内側
に位置するナット15b’と外側に位置するナット15
b”との間に位置するネジ棒15aを、セパレーター係
止孔12bのスリット部12b”に挿入し、次いで、ス
パナ等の適当な工具を用いて、外側に位置するナット1
5b”を型枠12方向に移動させて、内側に位置するナ
ット15b’と外側に位置するナット15b”により、
型枠12を挟持するように締め付ける。次いで、相対す
る型枠12間に形成された空間部に、型枠12の所定の
高さ迄、生コンクリートCを充填する。そして、生コン
クリートCが固まった後は、型枠12を取り外すことに
より、外壁が形成される。なお、相対する型枠12間
に、型枠12の上端面12aまで生コンクリートCを充
填し、生コンクリートCが固まった後も型枠12を取り
外すことなく、型枠12を、そのまま、外壁として使用
することもできる。
【0032】本発明は、所定の間隔を置いて相対して配
置された型枠12に穿設されたセパレーター係止孔12
bの孔部12b’に、内側に位置する2個のナット15
b’が、予め、相対する型枠12の内壁面12cに当接
或いは実質的に当接するように調整されたセパレーター
15のナット15bを、型枠12の外壁面12d側から
挿入することにより、セパレーター15を型枠12に挿
通する。そして、内側に位置するナット15b’と外側
に位置するナット15b”との間に、型枠12が位置し
た後に、セパレーター15を下降させることにより、内
側に位置するナット15b’と外側に位置するナット1
5b”との間に位置するネジ棒15aを、セパレーター
係止孔12bのスリット部12b”に挿入する。次い
で、スパナ等の適当な工具を用いて、外側に位置するナ
ット15b”を回転させて、型枠12方向に移動させ、
内側に位置するナット15b’と外側に位置するナット
15b”により、型枠12を挟持するように締め付け
る。このようにして、本発明の型枠装置が構成されるこ
とになる。
【0033】上述したように、内側に位置する2個のナ
ット15b’が、予め、相対する型枠12の内壁面12
cに当接或いは実質的に当接するように調整されたセパ
レーター15を、所定の間隔を置いて相対して配置され
た型枠12の外壁面12d側から、型枠12に穿設され
たセパレーター係止孔12bに挿通し、配設するように
構成したので、相対して配置された型枠により形成され
た空間部の上部開口から、型枠の空間部内にセパレータ
ーを配設するようにした従来のものに比べ、セパレータ
ーの取り付け作業の作業性が向上するとともに、セパレ
ーターの取り付け作業時間を短縮することができる。
【0034】相対して配置された型枠により形成された
空間部に、鉄筋部材が配置された例を用いて、実施例を
説明したが、鉄筋部材が配置されていない場合にも、本
発明を適用することができるものである。
【0035】また、所定の間隔を置いて配置された型枠
12の間隔を所定の間隔に維持するとともに、型枠12
間に形成された空間部に生コンクリートCを充填した際
に、充填された生コンクリートCの圧力により、型枠1
2が外側に移動することを防止する機能を有するセパレ
ーター15の上記空間部内に位置する内側位置規制部材
としての内側の2個のナット15b’を、相対して配置
された型枠12の間隔の異なる種々の型枠装置に対応で
きるように、ネジ棒15aに対して移動可能なように構
成することが好ましいが、相対して配置された型枠12
の間隔が一定の場合には、内側位置規制部材としての2
個のナット15b’或いは該ナット15b’に相当する
ワッシャー等の部材を、ネジ棒15aに、溶接や鑞付け
等の適当な固着手段により、固定するように構成するこ
ともできる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成を有してい
るので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0037】セパレーターを、型枠の外側から型枠に配
設するとともに、外側位置規制部材のみを移動させて、
内側位置規制部材と外側位置規制部材とにより、型枠を
挟持するようにしたので、セパレーターの取り付け作業
の作業性が向上するとともに、セパレーターの取り付け
作業時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一例としての型枠装置の斜視図
である。
【図2】図2は図1の型枠装置に使用される型枠固定ブ
ロック及びネジ部材の一部垂直断面を含む正面図であ
る。
【図3】図3は図1の型枠装置の一部拡大斜視図であ
る。
【図4】図4は図1の型枠装置に使用されるセパレータ
ーの斜視図である。
【図5】図5は図1の型枠装置を用いて形成された布基
礎の垂直断面図である。
【図6】図6は図1の型枠装置を複数個連結した状態の
正面図である。
【図7】図7は図1の型枠装置を複数個連結した状態の
平面図である。
【図8】図8は本発明の別の実施例の型枠装置の斜視図
である。
【図9】図9は図8の型枠装置を用いて形成された布基
礎の垂直断面図である。
【図10】図10は本発明の更に別の実施例の型枠装置
の斜視図である。
【図11】図11は図10の型枠装置を用いて形成され
た外壁の垂直断面図である。
【図12】図12は従来の型枠装置の一例を示す斜視図
である。
【図13】図13は図12の型枠装置を用いて形成され
た布基礎の垂直断面図である。
【図14】図14は従来の型枠装置の他の例を示す斜視
図である。
【図15】図15は図14の型枠装置を用いて形成され
た布基礎の垂直断面図である。
【符号の説明】
C・・・・・・・・・・・生コンクリート 11・・・・・・・・・・ネジ部材 12・・・・・・・・・・型枠 12b・・・・・・・・・セパレーター係止孔 15・・・・・・・・・・セパレーター 15a・・・・・・・・・ネジ棒 15b・・・・・・・・・ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め、相対して配置された型枠の内壁面に
    当接或いは実質的に当接するように調整された一対の内
    側位置規制部材と一対の移動可能な外側位置規制部材と
    が配設されたネジ棒からなるセパレーター及び前記位置
    規制部材が挿通可能な孔部と該孔部の下部で該孔部に連
    通する前記ネジ棒が挿入可能なスリット部とからなるセ
    パレーター係止孔が穿設された型枠とを有することを特
    徴とする型枠装置。
  2. 【請求項2】内側位置規制部材と外側位置規制部材と
    が、ネジ棒に螺合されたナットであることを特徴とする
    請求項1に記載の型枠装置。
  3. 【請求項3】内側位置規制部材が、ネジ棒に固着されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の型枠装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7959126B2 (en) * 2006-11-09 2011-06-14 Lee Jen-Hsin Moldboard positioning assembly and use thereof
KR101558992B1 (ko) 2015-06-30 2015-10-13 (주) 영탑엔지니어링건축사사무소 건축구조물용 거푸집 보강 시설물

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