JP2000334930A - 印刷安定化の方法 - Google Patents

印刷安定化の方法

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JP2000334930A
JP2000334930A JP11148081A JP14808199A JP2000334930A JP 2000334930 A JP2000334930 A JP 2000334930A JP 11148081 A JP11148081 A JP 11148081A JP 14808199 A JP14808199 A JP 14808199A JP 2000334930 A JP2000334930 A JP 2000334930A
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JP
Japan
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ink
amount
roller
printing
metal
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Pending
Application number
JP11148081A
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English (en)
Inventor
Masao Mogi
雅男 茂木
Norifumi Furuya
憲文 古谷
Toshihiro Ito
智弘 伊藤
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インキと湿し水のバランスの調節を容易にし
て、品質の高い印刷物を安定して製作する印刷の安定化
の方法を提供する。 【解決手段】オフセット印刷機の印刷ユニット内の印刷
版に最も近い金属製インキローラー上のインキ量、湿し
水量あるいはそれらの両方を測定し、得られた情報に基
づいて印刷物の品質を制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセット印刷機
によって印刷される印刷物の色を安定させる印刷安定化
の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷では、水と油の反発性を
利用して印刷版の画線部のみに選択的にインキを付着さ
せているため、印刷の際には、まず印刷版面に湿し水と
呼ばれる特殊な水を供給し、その後油に似た性質を有す
る印刷インキを供給する。この印刷インキの供給につい
ては、印刷版面をいくつかの細長い領域に分割して、そ
の領域内で必要な量に応じてインキ量を分割調節する機
構が備わっている。このため、画線の少ない領域はイン
キ量を少なく供給し、画線の多い部分には多く供給する
ことができ、過剰なインキがローラー上で余りそれが原
因となって印刷障害を起こすといった問題の発生を少な
くしている。
【0003】これに対して湿し水の供給は、数本のロー
ラを介して行われ、印刷版面に対しては均一である。こ
のインキと湿し水のバランスを調整することにより、印
刷物の品質が左右される。
【0004】インキと湿し水のバランスを調整するに
は、印刷オペレータの技術力が要求され、高品質の印刷
物を作成するには、長年の経験から得られた高度なスキ
ルが必要である。
【0005】特開昭61−148061号公報に示され
た一例では、測定対象となるインキローラーが示されて
いない。
【0006】特開昭63−27259号公報に示される
一例では、単に測定対象となるインキローラーの位置が
示されている。該公報で示す測定対象となるインキロー
ラーは、印刷機の種類によってゴム製であったり、金属
製であったりする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、インキと湿し水のバランスの調節を容易に
して、品質の高い印刷物を安定して製作する方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の印刷安定化の方法は、オフセット印刷機
の印刷ユニット内の印刷版に最も近い金属製インキロー
ラー上のインキ量、湿し水量あるいはそれらの両方を測
定し、得られた情報に基づいて印刷物の品質を制御する
ことを特徴とする。ここで、オフセット印刷機の印刷ユ
ニット内の、印刷版にインキを着けるインキ着けローラ
ーに接している金属製インキローラー上で、また、もし
印刷版にインキを着けるインキ着けローラーに接してい
るインキローラーがゴム製である場合には、このインキ
ローラーに接している金属製インキローラー上で、前記
の測定を行なえばよい。
【0009】<作用>オフセット印刷機の印刷ユニット
内の、インキローラー上のインキ量および湿し水量、あ
るいはその両方を測定して、印刷物の品質を制御し、イ
ンキと湿し水のバランスの調節を容易にして、品質の高
い印刷物を安定して製作する方法を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】オフセット印刷機の印刷ユニット
内の、インキローラー上のインキ量および湿し水量、あ
るいはその両方を、赤外光の吸収を利用したセンサーで
測定する。
【0011】測定の対象となるインキローラーは、赤外
光の吸収を利用したセンサーを使用するため、金属製の
ローラーに限定される。印刷ユニットには、10から2
0のインキローラーがあるが、その中で金属製のものは
6個程度である。この中から、印刷版に最も近い金属製
のインキローラーを、測定対象とする。尚、金属製のイ
ンキローラーとは、本明細書では表面と内部とがともに
金属製であるか、または(設計上もし可能であれば)少
なくとも表面は金属製であるインキローラーを指す。
【0012】測定結果は信号変換部を経て、制御装置に
送られる。インキ量は、インキの量をコントロールする
ために使われる。インキと湿し水のバランスは、インキ
量と湿し水量の比率あるいはそれに近い計算結果が代用
特性とされる。この代用特性は含水率と呼ばれることも
あり、その計算式としては、例えば次のような式などが
使われる。 (代用特性)=(湿し水量)/(インキ量) あるいは、 (代用特性)=(湿し水量)/{(湿し水量)+(イン
キ量)}
【0013】この代用特性に基づいて、湿し水量がコン
トロールされる。式からわかるように、この代用特性は
インキ量によっても変化するため、インキ量と湿し水量
のコントロールは、常にペア(対)で行われることにな
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面を参照しながらより具体
的に説明する。
【0015】図1に本実施例で使用した印刷機の印刷ユ
ニット内のローラー配列を示す。インキローラーの中
で、測定可能な金属製ローラーは、4、5、6、7、
8、である。
【0016】本実施例では、印刷版1に最も近い金属製
ローラー5と、ほぼ中間にある金属製ローラー6を測定
対象とし、比較した。
【0017】金属製ローラー5と、ほぼ中間にある金属
製ローラー6を、赤外光の吸収を利用したセンサーで測
定する。おのおのの測定結果は、信号変換部を経て制御
装置に送られる。
【0018】インキ量は、インキの量をコントロールす
る信号に変換し、印刷機のオペレーションスタンドに送
られる。本実施例における印刷機のオペレーションスタ
ンドは、本実施例で使用したインキおよび湿し水の制御
装置と通信できるように、改造を施してある。
【0019】本実施例では当初、インキと湿し水のバラ
ンスの代用特性として、 (代用特性)=(湿し水量)/{(湿し水量)+(イン
キ量)} を採用した。因みに、次の式を使用しても同様の結果を
得られることが分かった。 (代
用特性)=(湿し水量)/(インキ量)
【0020】データ変換部からのインキ調整量と上記代
用特性に基づき、インキ量と湿し水量の調節をしながら
印刷を行った。
【0021】図2に、金属製ローラー5を測定の対象と
した場合の印刷結果を示す。インキ量の推移11と、印
刷物の濃度の推移15との相関が強く、また、代用特性
の推移13も十分なS/Nで得られていることがわか
る。
【0022】図3に、金属製ローラー6を測定の対象と
した場合の印刷結果を示す。インキ量、印刷物の濃度が
非常に安定している状態29では、インキ量の推移21
と、印刷物の濃度の推移25との相関が強ように見える
が、インキ量が急激に変化している状態27では、印刷
物の濃度の推移25との相関が弱くなっていることがわ
かる。また、代用特性の推移13は、S/Nが悪く、制
御に十分な値が得られなかったため、湿し水の制御を行
うことができなかった。
【0023】印刷版からのローラー本数は金属製ローラ
ー5と同じであるが、ゴム製であるゴム製ローラー3を
測定の対象としたところ、ゴム製ローラー3に赤外光が
吸収されてしまい十分な反射光が得られず、インキ量、
湿し水量のデータを得ることができなかった。
【0024】
【発明の効果】本発明による印刷安定化の方法により、
印刷物の品質と相関の強いインキ量のデータと、湿し水
の制御に十分なS/Nを持った、インキ量と湿し水量の
バランスの情報が得られ、湿し水を十分の制御するスキ
ルのない印刷オペレータでも、高品質な印刷物を安定し
て製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷安定化の方法の一実施例におけ
る、印刷機の印刷ユニット内のローラー配列を示す概要
【図2】本発明の印刷安定化の方法の一実施例におけ
る、印刷結果を示すグラフ。(尚、縦軸(左側)はイン
キ量、縦軸(右側)は印刷濃度、そして横軸はインキロ
ーラーの幅方向に沿った測定位置をそれぞれ示す。)
【図3】本発明の印刷安定化の方法の一実施例におけ
る、印刷結果を示すグラフ。(尚、縦軸(左側)はイン
キ量、縦軸(右側)は印刷濃度、そして横軸はインキロ
ーラーの幅方向に沿った測定位置をそれぞれ示す。)
【符号の説明】
1・・・印刷版 2・・・湿し水ローラー群 3・・・ゴム製ローラー 4・・・金属製ローラー 5・・・金属製ローラー 6・・・金属製ローラー 7・・・金属製ローラー 8・・・金属製ローラー 9・・・インキ壷 11・・・インキ量の推移 13・・・代用特性の推移 15・・・印刷物の濃度の推移 21・・・インキ量の推移 23・・・代用特性の推移 25・・・印刷物の濃度の推移 27・・・インキ量が急激に変化している状態 29・・・印刷物の濃度が非常に安定している状態
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C034 AA08 BB31 2C250 DB06 DC04 DC12 EA25 EA29 EB17 EB18 EB20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オフセット印刷機の印刷ユニット内の印刷
    版に最も近い金属製インキローラー上のインキ量、湿し
    水量あるいはそれらの両方を測定し、得られた情報に基
    づいて印刷物の品質を制御することを特徴とする印刷安
    定化の方法。
JP11148081A 1999-05-27 1999-05-27 印刷安定化の方法 Pending JP2000334930A (ja)

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