JP2000334643A - 管端部の研磨装置 - Google Patents

管端部の研磨装置

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JP2000334643A
JP2000334643A JP11145346A JP14534699A JP2000334643A JP 2000334643 A JP2000334643 A JP 2000334643A JP 11145346 A JP11145346 A JP 11145346A JP 14534699 A JP14534699 A JP 14534699A JP 2000334643 A JP2000334643 A JP 2000334643A
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pipe
tube
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JP11145346A
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Kyukichi Sugiyama
久吉 杉山
Fujio Ai
富士雄 愛
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Toshiba Plant Construction Corp
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Toshiba Plant Construction Corp
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長い管であっても、その端部外周を無理な姿
勢をとらずに、効率よく且つ均一に研磨できる研磨装置
の提供。 【解決手段】 研磨装置1は、管端部を支持する管支持
体14と管端部の外周を研磨するベルトサンダー35と
を本体2に有し、その本体2が基体3に回動自在に支持
される。操作ハンドル13により本体2を回動させる
と、管支持体14における管の支持軸線が上下方向に旋
回移動する。長い管を研磨するときはその軸線を水平に
して管支持体14に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管を管継手や弁
等に差し込んで溶接接続する際に、管の端部に存在する
塗料や黒皮等の異物を予め除去するために使用される研
磨装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に50A以下の小口径の炭素鋼管等
の管を管継手や弁などに差し込んで溶接する際には、溶
接不良の原因となる管端部の外周に存在する塗料や黒皮
等の異物を研磨により予め除去する必要がある。従来か
ら一般に採用されている研磨方法は、溶接すべき管をチ
ャック手段で固定し、例えばペーパーバフ等を取り付け
たグラインダのような工具により管端部の外周をまんべ
んなく研磨していた。しかし、このような従来の研磨方
法では、管端部の外周を過不足なく均一に研磨するには
かなりの熟練を要し、加工精度にばらつきがあり作業効
率も悪いという問題があった。そこで本出願人はこのよ
うな問題を解決するために、先にベルトサンダーを使用
した研磨装置を提案した。(実用新案第2550702
号公報参照)上記研磨装置は管端部を支持する管支持体
と、その管支持体の支持軸線を中心として対向配置され
た一対のベルトサンダーと、それらベルトサンダーをそ
れぞれ管支持体方向へ付勢する付勢手段とを備え、各ベ
ルトサンダーおよび付勢手段は一体として管支持体に対
して相対回動自在とされ、管端部の外周を効率よく且つ
均一に研磨することを可能としたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記公報に記載
された研磨装置は、装置に固定されている管支持体に対
し管端部を装置上方からのみ差し込めるようになってい
るので、特に長い管の端部を研磨する場合には作業姿勢
に無理を生じ、研磨効率を下げるという問題が残されて
いた。そこで本発明はこのような問題を解決することを
課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1に記載の発明は、研磨すべき管100の端部を支持
する管支持体14と、管支持体14の支持軸線を中心と
して対向配置されて同期的に回動される一対のベルトサ
ンダー35と、各ベルトサンダー35の研磨面をそれぞ
れ管支持体14方向へ付勢する一対の付勢手段43とを
備え、ベルトサンダー35および付勢手段43は一体と
して管支持体14に対して相対回動自在とされている管
端部の研磨装置において、前記管支持体14、ベルトダ
ンダー35および付勢手段43が本体2に設けられ、そ
の本体2が基体3上に水平な軸線回りに回動自在に支持
されて、本体2を回動することにより管支持体14の支
持軸線が上下方向に旋回移動することを特徴とする管端
部の研磨装置である。
【0005】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の研磨装置の実施の形態であって、本体を昇降する
ための昇降手段が基体に設けられていることを特徴とす
るものである。さらに請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の研磨装置における好ましい実
施の形態であって、付勢手段が押圧シリンダーを有し、
その押圧力によりベルトサンダーを付勢するようになさ
れていることを特徴とするものである。請求項4に記載
の発明は、請求項1〜請求項3のいずかに記載の研磨装
置の好ましい実施の形態であって、管支持体が管端面を
受ける受面と管端部に挿入されるガイド芯体を有し、そ
れらが一体として本体に着脱自在とされていることを特
徴とするものである。
【0006】次に請求項5に記載の発明は、請求項1〜
請求項4のいずかに記載の研磨装置の別の好ましい実施
の形態であって、ベルトサンダーおよび付勢手段を制御
する制御装置が設けられ、該制御装置はフットスイッチ
からの操作信号によりベルトサンダーおよび付勢手段を
駆動制御するように構成されていることを特徴とするも
のである。請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の
研磨装置のより好ましい実施の形態であって、制御装置
に研磨回数の設定手段が設けられることを特徴とするも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の研磨装置の一実施例を
示す正面図、図2は図1の左側面図、図3は図1の平面
図である。これらの図において、研磨装置1は本体2と
それを水平軸の回りに回動自在に支持する基体3を備え
ている。基体3はベース4とその上部に設けた昇降手段
5を有し、ベース4の底部には移動用のキャスタ6が取
り付けられる。昇降手段5は例えば油圧式リフター(ま
たは油圧ジャッキ)からなり、操作ペダル7を操作する
ことにより本体2の支持部分を昇降するようになってい
る。
【0008】基部3に研磨装置1を移動する際に使用す
る把手8および制御装置(後述)を収容する制御ボック
ス9が取り付けられ、制御ボックス9から先端に電源プ
ラグ10aを接続する電源ケーブル10と先端にフット
スイッチ11aを接続する制御ケーブル11が延長され
る。本体2の下部両側は一対の軸受12により基部3に
回動自在に支持され、その回動角度は操作ハンドル13
により調整される。さらに本体2の中央部には管支持体
14(図3)が着脱自在に装着される。
【0009】図4は図1の要部縦断面図、図5は図4に
示す管支持体14部分の拡大図、図6は図4のA−A断
面図である。先ず図4において、基体3を構成するフレ
ーム15の上部に一対の軸受12が設けられる。本体2
の下部にベース16が設けられ、そのベース16にボル
ト等により支持部材17が固定され、支持部材17に取
り付けたブラケット18、19により一対の軸受12の
端部がそれぞれ支持され、それら軸受12に軸20、2
1が軸支される。軸20に板状の掛止部材20aが設け
られ、該掛止部材20aには複数の貫通孔が所定間隔で
円弧状に配列されている。またフレーム15に固定孔が
設けられ、その固定孔と掛止部材20aの特定の貫通孔
にボールロックピン20bを挿通することにより、本体
2を所望の角度で基体3にロックすることができる。
【0010】支持部材17の中央部に支持軸22が取り
付けられ、その上部に管支持体14を着脱自在に保持す
るホルダー23が同軸的に連結される。ホルダー23の
頂部から軸線方向へ横断面正方形の装着孔25が設けら
れ、その装着孔25に固定孔26が半径方向から連通し
ている。支持軸22の外周部に軸受29が配置され、軸
受29の上部に大歯車30が固定される。またベース1
6には可逆回転式の減速モ−タ等の回転駆動部31が取
り付けられ、その出力軸に固定された小歯車32が大歯
車30と噛合している。さらに大歯車30の上部には回
転板33が連結され、回転板33の中心部はホルダー2
3の外周部に配置されたスラスト軸受34により回動自
在に支持されている。
【0011】次に図5において、管支持体14は円板状
の基部27を有し、該基部27の上面に管100の端面
を受けるための平坦なリング状の受面27aが形成さ
れ、下側に横断面正方形の装着部27bが突設される。
また基部27における受面27aの内側から上方に円錐
台形状のガイド芯体27cが突出されている。そして装
着部27bを装着孔25に挿入した状態で、固定孔26
より挿入されるボールプランジャー28の先端で装着部
27bの平坦部を押圧することにより、管支持体14が
ホルダー23に装着固定される。なお管支持体14の受
面27aの外径、基部27の厚さの最適値は適用する管
100の口径により異なるので、適用する口径の種類に
応じて種々の寸法のものを複数用意し、その中から選択
して使用する。
【0012】次に図6において、管支持体14を中心と
して、その対称位置で回転板33上に一対のベルトサン
ダー35が設けられる。各ベルトサンダー35は回転板
33の縁部に固定されたエアモータ36のブラケットか
ら中心部に延長された可動アーム37、可動アーム37
の先端部に軸支された従動軸38およびエアモータ36
の出力軸39と従動軸38の間に張架された研磨ベルト
40を備えている。研磨ベルト40は経済上の理由から
汎用品として市販されているものの中から選択して使用
することが好ましい。標準的な研磨ベルト40の幅は通
常30mm以下でありそれ以上は特注品となる。一方、
本発明の研磨装置に適用する管の口径が大きくなると、
それに応じて管端部における適正な研磨位置は、管端面
から管軸方向へ離れていく。しかし研磨ベルト40の取
付位置を可変とすることは装置構造が複雑となるので、
本例では管支持体14を変えて研磨位置を調整するよう
にしている。
【0013】図5に示すように、管支持体14の基部2
7の底面(ホルダー23の上面に接する面)から管10
0の研磨すべき幅の上端までをA、研磨ベルト40の幅
をB、管100の研磨すべき幅をC、管100が管継手
10に挿入される長さをDとすると、基部27の厚さX
はA−C−Dとなる。このAの最適な大きさは管口径に
より異なるので、管口径に応じて受面27aの外径、基
部27の厚さ等の変化に加え、基部27の厚さXを変化
させたものを複数用意してそれらの中から適合したもの
を選択して使用する。
【0014】再び図6において、各ベルトサンダー35
の近傍に湾曲板状の火花受35aがそれぞれ配置され
る。この火花受35aはベルトサンダー35により管端
部を研磨したときに発生する火花が本体2内に飛び散ら
ないように、その発生場所で遮蔽するものである。なお
管100の研磨に際して微細な粉塵が発生する。この粉
塵は本体2内に浮遊し、または底部等に滞留して装置の
トラブルの原因になるので定期的に掃除する必要があ
る。しかし本体2内を隅々まで掃除するには手間と時間
がかかるので、この実施例では本体2内を略気密状態と
して真空掃除機のホースに連結して粉塵を排出管により
外部の回収槽などに排出するようにしている。
【0015】図4に示すように、本体2を略気密状態と
するために本体2の上部開口部は挿入孔50を設けた蓋
体49で閉鎖され、挿入孔50の縁部にゴム材等の弾性
を有するシール部を設けることにより、管100と挿入
孔50との間隙のシールがなされる。なお蓋体49は複
数の蝶ねじ51で本体2に着脱自在とされている。さら
に本体2の底部または下部には内部気体を排出する排出
管52が設けられる。この排出管52は例えば蛇腹管な
どの可撓性管が使用され、本体2にフランジ等の接続部
を設け簡単に着脱できるようにすることが望ましい。な
お内部気体はベルトサンダー35を駆動するエアモータ
36の排気を利用することができるが、補助的に又はそ
れに変えて別途外部から気体を導入してもよい。
【0016】図6に示すように、回転板33上には一対
の付勢手段43が設けられる。これら付勢手段43は各
ベルトサンダー35の研磨面、すなわち各研磨ベルト4
0の研磨面をそれぞれ管支持体14方向へ付勢するもの
で、加圧気体(空気)で駆動される押圧シリンダ44の
出力軸47を伸縮することにより、それに連結される可
動アーム37が移動する。
【0017】図7は前記ベルトサンダー35のエアモー
タ36と研磨ベルト40の付勢手段43を駆動するため
の配管系統図である。空気圧縮機(図示せず)などの加
圧気体源から供給される加圧気体は配管41により装置
内に導入され、電磁弁42を経て各ベルトサンダー35
のエアモータ36に接続される。配管41から配管が分
岐され、それに設けたベルトサンダー押し付弁46を経
て各付勢手段43のエアシリンダー44に接続される。
なおエアシリンダー44への配管には絞弁または減圧弁
等の調整可能な流体抵抗部45が設けられ、エアシリン
ダー44の駆動速度を調整できるようになっている。
【0018】図8は図4のB−B断面図である。支持部
材17上にリミットスイッチ53、54が配置される。
これらは支持部材17上に回動する回転板33の回動位
置を検出するものであり、リミットスイッチ53は回転
板33が原点位置にあるときに開作動し、リミットスイ
ッチ54は回転板33が原点位置から例えば200度回
動したときに開作動する。これらリミットスイッチを作
動させる駆動片は回転板33から下方に突出した状態で
取り付けられ、その取付位置を変えることにより、リミ
ットスイッチ53、54の作動位置を調整するようにな
っている。
【0019】図9はベルトサンダー35および付勢手段
43等を制御する制御装置110の回路図である。この
例で、制御装置110の主要部としてシーケンサ111
を使用しているが、代わりにマイクロコンピュータ等を
使用することもできる。電源ケーブル10から供給され
る交流電源は過電流遮断器112を経て電源ユニット1
13に入力され、そこで制御回路用の直流電源に変換さ
れてシーケンサ111に供給される。過電流遮断器11
2の二次側からはさらに回転板33を駆動する可逆式の
回転駆動部(2相モータ)31への駆動ケーブル114
が分岐される。なお115は2相モータ用の進相コンデ
ンサである。
【0020】シーケンサ111にはそれを収容する制御
ボックス9(図1参照)に設けられる起動スイッチ11
6と、起動スイッチ116に並列接続されるフットスイ
ッチ11a、リミットスイッチ53、54および研磨回
数を3段階に切り換えて選択する例えば選択スイッチか
らなる選択手段117等の信号が入力される。一方、シ
ーケンサ111から回転板33を駆動する回転駆動部3
1、ベルトサンダー35のエアモータ36を駆動する電
磁弁42とベルトサンダー押し付弁46などへの制御信
号が出力される。
【0021】次に図4〜図9を参照して上記研磨装置の
作用を説明する。先ず予め用意した種々の口径用の管支
持体14の中から研磨すべき管100に適合するものを
選択しホルダー23に装着する。この装着は管支持体1
4の装着部27bをホルダー23の装着孔25に挿入す
るだけでよく、ボールプランジャー28の固定作用によ
りワンタッチで装着される。次に研磨装置1を作業位置
に移動し、操作ハンドル13を操作して管支持体14の
支持軸線を作業に適する角度に本体2を傾斜させる。例
えば管100が短い場合は軸線を垂直から水平までの任
意の角度でも作業は可能であるが、管100が長い場合
は軸線を水平にして管100を水平方向から差し込める
ようにすると作業性がよい。さらに管100の長さが中
間的な場合は軸線を斜め上方45度程度としてもよい。
このように設定した本体2の傾斜角度は、その軸20
(図4)に設けた掛止部材20aの貫通孔とフレーム1
5の固定孔にボールロックピン20bを挿通することに
よりロックすることができる。
【0022】次に選択手段117(図9)により研磨回
数を設定する。研磨回数は研磨して除去すべき異物の種
類や厚さ等を考慮して設定する。このように研磨回数を
選択できるようにすると、必要以上の研磨を防止し研磨
ベルト40の消耗を抑制することができる。この例では
研磨回数を所望する研磨程度により1回〜3回の3段階
に設定できる。例えば3回に設定するとシーケンサ11
1は支持部材17が原点を開始点として3往復回動する
ように回転駆動部31を駆動制御する。なお往復回動の
原点と折返点は前記のようにリミットスイッチ53、5
4によって設定される。
【0023】次に研磨すべき管100を蓋体49の挿入
孔50より挿入し、その先端部を管支持体14に支持さ
せる。管100の先端部はガイド芯体27cによりガイ
ドされるので、管100の端面を受面27aに接するま
で容易に挿入することができる。次いでフットスイッチ
11a(図9)を操作すると、シーケンサ111からエ
アモータ36用の電磁弁42と付勢手段43用のベルト
サンダー押し付弁46の開信号が出力され、ベルトサン
ダー35の研磨ベルト40が回転し、付勢手段43の押
圧シリンダー44が駆動して可動アーム37を管支持体
14の軸線方向に移動させ、研磨ベルト40の研磨面が
管100の外周面に押しつけられる。
【0024】それと共にシーケンサ111から回転駆動
部31に正回転の駆動信号が出力され、ベルトサンダー
35と付勢手段43を支持する回転板33が管支持体1
4の支持軸を中心として原点から折り返し点に向かうよ
うに回動する。回転板33が折り返し点に達するとリミ
ットスイッチ53が作動し、その信号によりシーケンサ
111から回転駆動部31に逆回転の駆動信号が出力さ
れ、回転板33は原点に戻るように逆回転する。回転板
33が原点に戻るとリミットスイッチ54が作動し、そ
の信号によりシーケンサ111は再び回転駆動部31に
正回転の駆動信号を出力し、上記操作を設定された回数
(3回)まで繰り返す。
【0025】設定された回数の往復回動が終了すると、
シーケンサ111から回転駆動部31への駆動信号が停
止されると共に、エアモータ36用の電磁弁42および
付勢手段43用のベルトサンダー押し付弁46の閉信号
が出力される。それによってベルトサンダー35の研磨
ベルト40が停止し、可動アーム37が管支持体14か
ら離れた位置に復帰する。なお長い管100を水平状態
で研磨作業する場合は、管100の中間部位をパイプ受
け架台などの適当な支持具で支持させることにより、前
記フットスイッチ11aを操作して一人で研磨作業をす
ることができる。このとき、パイプ受け架台の高さに、
管支持体14の軸線が整合するように昇降手段5を昇降
させる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の研磨装
置は、研磨姿勢を自由に設定することができるので、長
い管でも無理なく端部の研磨を行うことができる。また
請求項2に記載の研磨装置は、管を支持する高さを自由
に設定することができるので、より楽な姿勢で管の端部
の研磨を行うことができ、さらに保管や運搬に際してコ
ンパクト化することができる。さらに請求項3に記載の
研磨装置は、ベルトサンダーを付勢する付勢手段に押圧
シリンダーを使用するので、研磨する管の口径に係わら
ず常に一定の押圧力で研磨ベルトサンダーの研磨面を管
外周面に押しつけることができる。そのため研磨をより
均一に且つ確実に行うことができる。
【0027】請求項4に記載の研磨装置は、管の口径に
応じて最適な研磨範囲を容易に設定できると共に、管の
支持を効率よく且つ確実に行うことができる。次に請求
項5に記載の研磨装置は、フットスイッチによりベルト
サンダーおよび付勢手段の駆動をすることができるの
で、管の研磨を一人の作業者で効率よく行うことができ
る。請求項6に記載の研磨装置は、必要とする研磨量を
設定することができるので、必要以上の研磨を行うこと
を防止し、研磨ベルトの消耗を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨装置の一実施例を示す正面図。
【図2】図1の左側面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図1の要部縦断面図。
【図5】図4に示す管支持体14部分の拡大図。
【図6】図4のA−A断面図。
【図7】図6のベルトサンダー35のエアモータ36お
よび研磨ベルト40の付勢手段43を駆動するための配
管系統図。
【図8】図4のB−B断面図。
【図9】図4のベルトサンダー35および付勢手段43
等を制御する制御装置110の回路図。
【符号の説明】
1 研磨装置 2 本体 3 基体 4 ベース 5 昇降手段 6 キャスタ 7 操作ペダル 8 把手 9 制御ボックス 10 電源ケーブル 10a 電源プラグ 11 制御ケーブル 11a フットスイッチ 12 軸受 13 操作ハンドル 14 管支持体 15 フレーム 16 ベース 17 支持部材 18 ブラケット 19 ブラケット 20 軸 20a 掛止部材 20b ボールロックピン 21 軸 22 支持軸 23 ホルダー 25 装着孔 26 固定孔 27 基部 27a 受面 27b 装着部 27c ガイド芯体 28 ボールプランジャー 29 軸受 30 大歯車 31 回転駆動部 32 小歯車 33 回転板 34 スラスト軸受 35 ベルトサンダー 35a 火花受 36 エアモータ 37 可動アーム 38 回転軸 39 出力軸 40 研磨ベルト 41 配管 42 電磁弁 43 付勢手段 44 押圧シリンダ 45 流体抵抗部 46 ベルトサンダー押し付弁 47 出力軸 49 蓋体 50 挿入孔 51 蝶ねじ 52 排出管 53 リミットスイッチ 54 リミットスイッチ 100 管 101 管継手 110 制御装置 111 シーケンサ 112 過電流遮断器 113 電源ユニット 114 駆動ケーブル 115 進相コンデンサ 116 起動スイッチ 117 選択手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨すべき管100の端部を支持する管
    支持体14と、管支持体14の支持軸線を中心として対
    向配置されて同期的に回動される一対のベルトサンダー
    35と、各ベルトサンダー35の研磨面をそれぞれ管支
    持体14方向へ付勢する一対の付勢手段43とを備え、
    ベルトサンダー35および付勢手段43は一体として管
    支持体14に対して相対回動自在とされている管端部の
    研磨装置において、 前記管支持体14、ベルトダンダー35および付勢手段
    43が本体2に設けられ、その本体2が基体3上に水平
    な軸線回りに回動自在に支持されて、本体2を回動する
    ことにより管支持体14の支持軸線が上下方向に旋回移
    動することを特徴とする管端部の研磨装置。
  2. 【請求項2】 本体2を昇降するための昇降手段5が基
    体3に設けられる請求項1に記載の管端部の研磨装置。
  3. 【請求項3】 付勢手段43が押圧シリンダー44を有
    し、その押圧力によりベルトサンダー35を付勢するよ
    うになされた請求項1または請求項2に記載の管端部の
    研磨装置。
  4. 【請求項4】 管支持体14が管端面を受ける受面27
    aと管端部に挿入されるガイド芯体27cを有し、それ
    らが一体として本体2に着脱自在とされている請求項1
    〜請求項3のいずれかに記載の管端部の研磨装置。
  5. 【請求項5】 ベルトサンダー35および付勢手段43
    を制御する制御装置110が設けられ、該制御装置11
    0はフットスイッチ11aからの操作信号によりベルト
    サンダー35および付勢手段43を駆動制御するように
    構成された請求項1〜請求項4のいずれかに記載の管端
    部の研磨装置。
  6. 【請求項6】 制御装置110に研磨回数の設定手段が
    設けられる請求項5に記載の管端部の研磨装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110103108A (zh) * 2019-06-05 2019-08-09 福州大学 一种绝缘芯棒打磨设备及方法

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