JP2000334642A - 奇数溝付き異形管材の外周面精密研磨装置 - Google Patents

奇数溝付き異形管材の外周面精密研磨装置

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JP2000334642A
JP2000334642A JP11145939A JP14593999A JP2000334642A JP 2000334642 A JP2000334642 A JP 2000334642A JP 11145939 A JP11145939 A JP 11145939A JP 14593999 A JP14593999 A JP 14593999A JP 2000334642 A JP2000334642 A JP 2000334642A
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roller
polishing
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pipe
outer peripheral
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JP11145939A
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Inventor
Yukiyoshi Murakami
幸義 村上
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨ローラーと被研磨管材とに常に均一に研
磨圧力を掛け続けて被研磨管材が振れることなく精密に
通し研摩することができる装置を提供する。 【解決手段】 ローラー砥石面1bを有する研磨ローラ
ー1と、その研磨ローラー1の軸1aに対して軸2aを
間隔を置いて段違い交差させて並設した鼓状回転制御ロ
ーラー2と、研磨される奇数溝3付き異形管材4を前記
両ローラー1,2の間に挟み付けて定位置に下側から支
持すべく前記両ローラー1,2間の前記研磨ローラー1
に沿って配設された支持ブレード5と、異形管材4の上
側の回転制御ローラー2寄りに前記異形管材4の別々の
奇数溝3a,3bに対して回転制御ローラー2のローラ
ー支持面2bと先端部の管当接面6aとが同時には当た
らないように配設した振止めブレード6とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、金銭受払い機器や
コンピュータ、プリンターなどの事務用機器などに使用
する精密管材の外周面を高精度に通し研磨するための装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンターなどに使用する精密管
材の外周面を研磨するための装置として、円筒研磨(被
研摩管材の軸を回転させ、砥石を軸方向に移動して全体
を研摩する)、停止研磨(被研摩管材を台に載せてロー
ラー砥石で被研摩管材を挟んで被研摩管材を回転させて
研摩する)、通し研摩(被研摩管材の軸を回転させつつ
軸方向に走らせ全体を研摩する)などの方法や装置があ
る。それらのうち、通し研摩による場合には、溝付き異
形管に対して精密な研摩ができなかった。
【0003】その理由は、図7に示すように、異形管の
溝Yが回転制御ローラーの接触部部分Xに当たると、そ
れまでの異形管の外周面での受けていた押圧状態から一
時的に開放され、その反対側のローラー砥石面に対して
外周面部分Zの押圧がなくなりその面の摩擦が減少乃至
なくなって、研摩されなくなる。このように、複数の溝
Yがあった場合には、その数だけ円周上約180度反対側
では研摩されない部分が発生することになる。
【0004】そして、その溝Yに当たると、図7に示す
ように、その図中の一点鎖線で示すような、その凹溝に
よる管軸の振れ起こり、その振れによってさらに外周面
全体にも研磨ムラが発生し、管材の外周面を精密に研磨
することができない欠点があった。
【0005】ただし、複数の溝Yが中心線に対称の場合
(即ち溝Yの180度部位に別の溝がある場合)には同
時に研摩されない部分となるため、異形管材の外周面は
要求される精密度の程度によっては精密研磨が可能とな
るので、その場合のみ通し研摩を実施することはあっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みてがなされたもので、研磨ローラーを回転させたと
きに、被研磨管材の奇数溝部分が回転制御ローラーに当
たっても、研磨ローラーと被研磨管材とには均一に研磨
圧力が掛り続けられ、また被研磨管材が振れることなく
精密に通し研摩ができる装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ローラー砥石面1bを有する研磨ローラー
1と、その研磨ローラー1の軸1aに対して軸2aを間
隔を置いて段違い交差させて並設した鼓状回転制御ロー
ラー2と、研磨される奇数溝3付き異形管材4を前記両
ローラー1,2の間に挟み付けて定位置に下側から支持
すべく前記両ローラー1,2間の前記研磨ローラー1に
沿って配設された支持ブレード5と、前記異形管材4の
上側の前記回転制御ローラー2寄りに前記異形管材4の
別々の奇数溝3a,3bに対して前記回転制御ローラー
2のローラー支持面2bと先端部の管当接面6aとが同
時には当たらないように配設した振止めブレード6とか
ら成る奇数溝付き異形管の外周面精密研磨装置である。
【0008】また、上記構成において、前記振止めブレ
ード6に、異形管材4に対して管当接面6aの当接位置
を可動調節可能とする、ブレード固定位置調整手段7を
設けて成るものである。
【0009】さらに、上記構成において、前記支持ブレ
ード5の管当接面5a及び/又は振止めブレード6の管
当接面6aが、異形管材4の外周面4aへの接線に対し
て僅かな受角度αを有して成るものである。
【0010】さらにまた、上記構成において、前記支持
ブレード5の管当接面5a,5b及び/又は振止めブレ
ード6の管当接面6a,6bが、二股状を成し、その二
股の両内側を異形管材4の外周面4aへの接線に対する
僅かな受角度βを有して成るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の発明の実施の形態を以下
図で説明する。本発明の密研磨装置は、図1に示すよう
に、ローラー砥石面1bを有する研磨ローラー1と、そ
の研磨ローラー1の軸1aに対して軸2aを間隔を置い
て段違い交差させて並設した中くびれの鼓状回転制御ロ
ーラー2(その裏部分の構造を見せるために図中の2点
鎖線で示す)と、研磨される奇数溝3付き異形管材4を
前記両ローラー1,2の間に挟み付けて定位置に下側か
ら支持すべく前記両ローラー1,2間の前記研磨ローラ
ー1に沿って配設された支持ブレード5と、前記異形管
材4の上側の前記回転制御ローラー2寄りに前記異形管
材4の別々の奇数溝3a,3b(図3に示す)に対して
前記回転制御ローラー2のローラー支持面2bと先端部
の管当接面6a(図3に示す)とが同時には当たらない
ように配設した振止めブレード6とから構成される。
【0012】また、図4に示すように、前記振止めブレ
ード6に、異形管材4に対して管当接面6aの当接位置
を可動調節可能とする、ブレード固定位置調整手段7を
設ける。
【0013】さらに、前記支持ブレード5の管当接面5
a及び/又は振止めブレード6の管当接面6aが、異形
管材4の外周面4aへの接線に対して僅かな受角度αを
有して成る。(図3は支持ブレード5の管当接面5aと
振止めブレード6の管当接面6aとが受角度αを有する
形態を示す)
【0014】また、前記支持ブレード5の管当接面5
a,5b及び/又は振止めブレード6の管当接面6a,
6bが、二股状を成し、その二股の両内側を異形管材4
の外周面4aへの接線に対する僅かな受角度βを有して
成るものである。(図4及び図5は支持ブレード5のみ
二股状とした形態を示す) この形態では、異形管材4に対して二股の内少なくとも
一方では奇数溝3を避けて二点の別位置により接触(二
点同時に奇数溝3に接触することを回避して接触)して
その管材4を支持と良い。
【0015】そして、前記奇数溝3による被研磨異形管
材4の研磨ローラー1に対する加圧むらをなくし、また
振れを防ぎいで、被研磨異形管材4の外周面4aを研磨
ローラー1に対して均一圧力で円滑に回転させることに
よってその外周面4aを精密に研磨できるようにする。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上説明したようで、振止めブ
レード6によって、前記奇数溝3による被研磨異形管材
4の逃げ(軸の横移動)を防ぎ、被研磨異形管材4を振
れなく円滑に回転させることによってその外周面4aを
精密に研磨できる。また、ブレード固定位置調整手段7
を設けて前記振止めブレード6を可動調節可能とするこ
とによって、管当接面6aの当接位置を調整することが
可能となり、その管当接面6aが摩耗した場合には何度
でも最適位置へ調節することできる。また、溝の数の異
なる異形管材4についても、各奇数溝3a,3bに対し
て前記回転制御ローラー2のローラー支持面2bと先端
部の管当接面6aとが同時には当たらないように振止め
ブレード6の位置替え固定することができる。
【0017】さらに、前記支持ブレード5の管当接面5
a及び振止めブレード6の管当接面6aが、異形管材4
の外周面4aへの接線に対して僅かな受角度α(回転外
周面4aの接線に対して回転を受ける管当接面6aが僅
かに外開きで受けられる角度)を有して成る形態では、
外径面4aへ管当接面5a,6aがいずれも各奇数溝3
に当たってもその溝のかど部分に引っかかることなく無
理なく接触できて滑らかな振れのない回転が得られる。
【0018】そして、前記支持ブレード5の管当接面5
a,5b及び振止めブレード6の管当接面6a,6b
が、二股状を成し、その二股の両内側を異形管材4の外
周面4aへの接線に対する僅かな受角度βを有して成る
形態では、被研磨異形管材4を、その各奇数溝3に当た
っても、その溝のかど部分に引っかかることなく無理な
く接触できて滑らかな回転が得られるとともにその管材
4に対して二点の別位置により二股の内、少なくとも一
方では奇数溝3を避けて接触(二点同時に奇数溝3に接
触することを回避して接触)してその管材4を支持する
ことにより、その被研磨管材4の回転をより安定させ、
さらに振れなく円滑に回転させることができる。
【0019】そして、通し研磨による研磨技術において
も、被研磨異形管材4の奇数溝3部分以外の研磨すべき
外周面4aを研磨ローラー1に対して振れなく常に均一
に加圧して回転研磨するとが可能となり、極めて高精度
の異形管材4が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の模式的斜視図。
【図2】本発明装置の縦断側面図。
【図3】図2の要部を示す拡大縦断側面図。
【図4】別の形態の縦断側面図。
【図5】図4の要部を示す拡大縦断側面図。
【図6】従来の装置の模式的斜視図。
【図7】従来の装置の要部を示す拡大縦断側面図。
【符号の説明】
1 研磨ローラー 1a 研磨ローラーの軸 1b 研磨ローラーのローラー砥石面 2 鼓状回転制御ローラー 2a 回転制御ローラーの軸 2b 回転制御ローラーのローラー支持面 3 奇数溝 3a 奇数溝 3b 奇数溝 4 異形管材 4a 異形管材の外周面 5 支持ブレード 5a 支持ブレードの管当接面 5b 支持ブレードの管当接面 6 振止めブレード 6a 振止めブレードの管当接面 7 ブレード固定位置調整手段 θ 交差角 α 受角度 β 受角度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラー砥石面(1b)を有する研磨ロ
    ーラー(1)と、その研磨ローラー(1)の軸(1a)
    に対して軸(2a)を間隔を置いて段違い交差させて並
    設した鼓状回転制御ローラー(2)と、研磨される奇数
    溝(3)付き異形管材(4)を前記両ローラー(1),
    (2)の間に挟み付けて定位置に下側から支持すべく前
    記両ローラー(1),(2)間の前記研磨ローラー
    (1)に沿って配設された支持ブレード(5)と、前記
    異形管材(4)の上側の前記回転制御ローラー(2)寄
    りに前記異形管材(4)の別々の奇数溝(3a),(3
    b)に対して前記回転制御ローラー(2)のローラー支
    持面(2b)と先端部の管当接面(6a)とが同時には
    当たらないように配設した振止めブレード(6)とから
    成る奇数溝付き異形管の外周面精密研磨装置。
  2. 【請求項2】 振止めブレード(6)に、異形管材
    (4)に対して管当接面(6a)の当接位置を可動調節
    可能とする、ブレード固定位置調整手段(7)を設けて
    成る請求項1記載の研磨装置。
  3. 【請求項3】 支持ブレード(5)の管当接面(5a)
    及び/又は振止めブレード(6)の管当接面(6a)
    が、異形管材(4)の外周面(4a)への接線に対して
    僅かな受角度(α)を有して成る請求項1又は2記載の
    研磨装置。
  4. 【請求項4】 支持ブレード(5)の管当接面(5
    a),(5b)及び/又は振止めブレード(6)の管当
    接面(6a),(6b)が、二股状を成し、その二股の
    両内側を異形管材(4)の外周面(4a)への接線に対
    する僅かな受角度(β)を有して成る請求項1乃至3の
    うちいずれか一項記載の研磨装置。
JP11145939A 1999-05-26 1999-05-26 奇数溝付き異形管材の外周面精密研磨装置 Pending JP2000334642A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102092001A (zh) * 2010-12-17 2011-06-15 西比(湖州)通信科技有限公司 陶瓷套管研磨装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102092001A (zh) * 2010-12-17 2011-06-15 西比(湖州)通信科技有限公司 陶瓷套管研磨装置

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