JP4289763B2 - テープ研磨装置 - Google Patents

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JP4289763B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープ研磨装置に関し、さらに詳細には砥粒が保持された砥粒面を有する研磨テープと、平面状の被研磨面を有するワークとを前記砥粒面と前記被研磨面とを接触させつつ相対的に運動させると共に、前記研磨テープを長尺方向へ送って前記被研磨面を研磨するテープ研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の高集積化が進むに伴い、その製造工程における高精度な研磨技術が重要になってきている。特に、ウェーハ表面にデバイスを形成する際の堆積形成された層間絶縁膜や金属配線等については、より一層、高精度に研磨することが要求されている。
これに対して、従来のウェーハの研磨装置では、ウェーハの被研磨面を、研磨クロスが定盤に貼付されて形成された研磨面へ、全面的に均等な圧力で押圧できるように、ウェーハを保持する保持部にエアバック機能を備えたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のウェーハの研磨装置では、研磨面が平坦に形成され、柔軟性がない。そのため、デバイスが表面に形成されることでベース材であるシリコンとの熱膨張率の違いなどから、うねりが発生したウェーハの場合、その表面を基準に均一に研磨することは困難であった。すなわち、ウェーハのうねりによって生じる高い部分が、より多く削り取られてしまい、均一に研磨できないという課題があった。
【0004】
また、このウェーハの研磨装置では、研磨を促進させる化学成分と遊離砥粒を含んだ研磨液を用いて研磨するもので、化学成分が堆積形成された層間絶縁膜や金属配線等を所定以上に侵食してしまうという課題があった。
【0005】
なお、これに対しては、ハードディスクの表面テクスチャリングの技術(テープ研磨技術)を応用することが考えられる。例えば、特開昭63−99170号(研磨加工装置)に記載された動圧効果によるテープ浮上に配慮した研磨テープによる加工技術を応用することが考えられる。図13に示すように、ハードディスク14は、中央が開口したドーナツ状であり、円の中央部分15の研磨を必要としない。このため、その開口した中央部分15でスピンドルに固定し、高速で自転させることが可能である。研磨テープ10は、円柱状のバックアップローラ16に巻き回され、供給リール26と巻取リール28とによって送りがなされる。これにより、被研磨面14aと研磨テープ10との相対運動を得ることができ、研磨が可能となっている。
【0006】
しかしながら、半導体装置の製造工程では、円形のウェーハ全面について加工する必要がある。つまり、ウェーハを、その中央を通る軸心を中心に高速で回転させたとしても、外周の周速は速いが、中央の周速はゼロである。従って、その中央付近は、研磨テープとの相対運動の速度が小さくなり、研磨できない。このため、ハードディスクに係る表面テクスチャリングの技術を、半導体装置の製造工程にかかる表面研磨へは、直接応用することができないという課題もあった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、より均一で精度の高い表面基準研磨をすることが可能なテープ研磨装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、本発明は、砥粒が保持された砥粒面を有する研磨テープと、平面状の被研磨面を有するワークとを前記砥粒面と前記被研磨面とを加工液を介して接触させつつ相対的に運動させると共に、前記研磨テープを長尺方向へ送って前記被研磨面を研磨するテープ研磨装置であって、前記研磨テープを該研磨テープの背面から前記被研磨面側へ押圧する加圧パッドを有し、該加圧パッドの押圧面に沿わせて前記研磨テープを送る供給リールと巻取リールが設けられた研磨テープ送り機構を有する研磨ヘッドと、該研磨ヘッドを、前記被研磨面に直交する研磨ヘッドの軸心を中心に回転させる研磨ヘッドの回転機構とを備え、前記加圧パッドの円形の押圧面には、前記研磨ヘッドと前記ワークとの相対的な運動方向に交差する方向に延びる複数の凸部が円周方向等分位置に設けられていることを特徴とする。
これによれば、流体を介して動圧効果(流体潤滑又は弾性流体潤滑)が生じ、研磨テープのテープ本体を被研磨面から僅かに浮上させた状態で、研磨テープとワークとを相対的に運動させ、研磨ヘッドの凸部によって研磨テープの砥粒面を被研磨面へ好適に接触させて研磨することができる。
【0010】
また、前記ワークを保持する保持部を、前記研磨ヘッドの軸心と平行で所定の間隔が離れた軸心を中心に回転させるワークの回転機構を備えることで、ワークの全面を好適に研磨することができる。
また、前記研磨ヘッドの回転角速度が前記ワークの回転角速度に比べて高速であることで、研磨テープの砥粒面を被研磨面へ好適に接触させて精度良く研磨することができる。
また、前記ワークの被研磨面が円形であり、該被研磨面の直径よりも前記押圧面の直径が小さいと共に、前記被研磨面の半径よりも前記押圧面の直径が大きいことで、ワークの全面を効率良く好適に研磨できる。
【0011】
また、前記凸部の前記相対的な運動方向に沿って切断した場合の断面形状が、断面円弧状、テーパフラット型、又はステップ型のいずれかであることで、研磨テープを好適に浮上させることができ、うねりのある被研磨面でも好適に均一に研磨できる。
【0012】
また、前記凸部が、弾性に富む軟質材料で設けられていることで、弾性流体潤滑の効果を好適に利用することができ、研磨テープを好適に浮上させることができ、うねりのある被研磨面でもより好適に均一に研磨できる。
【0013】
また、前記凸部が、放射線状に延びる筋状に形成されていることで、円形の押圧面に凸部を好適に配設することができる。
【0014】
また、前記加圧パッドの押圧面に形成された複数の凸部が、円の中心から径方向外側へ延びる円弧状の線に沿って形成されていることで、自転による周速が小さくて浮上力を得られない内部側へ流体を導いて、内部側の研磨テープの浮上を補助する。これにより、動圧効果を、研磨テープの全面に均一に作用させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るテープ研磨装置の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るテープ研磨装置の内部構造の一実施例を説明する断面図である。また、図2は、図1の状態から研磨ヘッドを90度回転した状態の断面図である。また、図3は、図1の実施例の研磨ヘッドに係る回転状態を説明する平面図である。
【0016】
10は研磨テープであり、砥粒が保持された砥粒面12を有する。この研磨テープ10は、通常、ポリエステル等のベースフィルム上に、研磨砥粒が、バインダ樹脂及び添加剤よりなる塗料を介して分散塗布されたものである。
この研磨テープ10が、平面状の被研磨面31を有するワーク30に対して相対的に運動され、砥粒面12が被研磨面31に接触されつつ研磨がなされる。
【0017】
また、20は研磨ヘッドであり、加圧パッド22を端部(本実施例では下端部)に備え、研磨テープ10を長尺方向へ送る研磨テープ送り機構25を内蔵している。
加圧パッド22は、研磨テープ10を、その研磨テープ10の背面から被研磨面31側へ押圧するものである。また、この加圧パッド22は、加圧手段40及びその調整手段によって押圧される。加圧手段40は、研磨ヘッド20、加圧パッド22全体又はその押圧面23を、往復動、本実施例では上下動させることが可能な機構であればよい。例えば、シリンダ装置、又はモータを駆動源とする上下動機構、或いはエアバック方式による一種の伸縮機構を用いることができる。シリンダ装置やエアバック方式の場合は、圧力室内へ供給する加圧空気の圧力を調整することで、加圧パッド22による研磨テープ10の押圧力を調整できる。なお、本実施例では研磨ヘッド20側から加圧しているが、研磨ヘッド20の上下位置を固定し、被研磨面31(ウェーハ30)側を上下方向に移動可能とし、被研磨面31側から加圧パッド22側へ加圧することも可能である。
【0018】
また、本実施例では、加圧パッド22の押圧面23が円形に形成されている。これによれば、研磨ヘッド20の後述する高速回転に好適に対応して、加圧パッド22及びそれを備える研磨ヘッド20が、安定的したバランスのよい回転運動をすることができる。また、加圧パッド22による押圧力が、研磨テープを介して被研磨面に高い対称性をもって作用し、バランスのよい研磨ができる。
【0019】
研磨テープ送り機構25には、加圧パッド22の押圧面23に沿わせて研磨テープ10を送る供給リール26と巻取リール28が設けられている。加圧パッド22の押圧面23は、被研磨面31に対面(対向)する全体形状としては平面状に形成されている。すなわち、本実施例の押圧面23は平面状に形成されているため、その押圧面23に倣って走行する研磨テープ10の部分も平面状となる。また、この研磨テープ10の送りは、新鮮な砥粒面12を順次供給するためになされるもので、低速度でよい。
【0020】
35はキャプスタン駆動モータである。36はテープ送りキャプスタンであり、ベルト37等を介してキャプスタン駆動モータ35によって駆動される。また、38はピンチローラであり、研磨テープ10をテープ送りキャプスタン36との間で挟み込む。また、巻取リール28は、キャプスタン駆動モータ35が兼用されること、或いは図示しない別の駆動モータによって、研磨テープ10を巻き取るように回転駆動される。そして、供給リール26にはブレーキ機能が付いており、研磨テープが緩まないように、所定の張力を与えることができるように設けられている。これらの機構は、研磨テープ10を一定の速度で送るためのもので公知の技術を用いることができる。
【0021】
39は研磨テープの送り用ガイドであり、加圧パッド22の両側で、押圧面23より被研磨面31から離れた位置にそれぞれ設けられている。本実施例では、被研磨面31が水平に位置されているため、この研磨テープの送り用ガイド39も研磨テープ10を水平に案内すべく、水平方向に延びた状態に配設されている。
この一対の研磨テープの送り用ガイド39、39によって、研磨テープ10が、押圧面23に倣って平面状になるように好適に案内される。
また、研磨テープの送り用ガイド39は、研磨テープ10を滑り良く送るものであればよく、ローラ状に回転自在に設けられていてもよい。
【0022】
45は回転機構であり、研磨ヘッド20を、被研磨面31に直交する研磨ヘッドの軸心21を中心に回転させることで、砥粒面12を被研磨面31に対して高速に自転運動させる。21aは研磨ヘッドの回転軸であり、基体50に対してベアリング46を介して回転自在に設けられている。また、47は研磨ヘッドの駆動モータであり、回転軸21aに固定されたプーリ48、及びベルト49等を介して、研磨ヘッド20を高速に回転駆動させる。これにより、研磨ヘッド20(研磨テープ10)とワーク30との高速な相対運動(相対速度)を好適に得ることができる。この相対速度(本実施例では主に研磨ヘッド20の回転速度)は、後述する動圧効果を好適に得ることができる程度に高速度であればよい。
【0023】
52は先端振れ止めガイド部であり、研磨ヘッド20の先端振れを防止すべく、ワーク側の研磨ヘッドの先端部20aをガイドする。この先端振れ止めガイド部52は基体50の研磨ヘッド20を内包する筒状部55の端部55a(本実施例では下端部)に設けられている。
本実施例の先端振れ止めガイド部52は、図3に示すように円形(円筒状)の研磨ヘッド20の外周に当接する3個以上のローラ状部材53から構成されている。なお、このローラ状部材53は4個以上が配設されていてもよい。このローラ状の部材は、軸受、カムフォロア或いはベアリングと称されるものを適宜用いればよい。これによれば、研磨部分の振れを低減し、研磨ヘッド20の高速な回転にも好適に対応できる。また、研磨テープ10の固定砥粒による高速加工で均一性及び平坦性を向上できるという利点を、効果的に得ることができる。
なお、先端振れ止めガイド部52は、これに限定されず、例えば、研磨ヘッド20の外周を内包するリング状のベアリングを用いることも可能である。
【0024】
次に、供給リール26、巻取リール28及びキャプスタン駆動モータ35の研磨ヘッド20内での位置関係について説明する。
図1に明らかなように、本実施例の研磨ヘッド20では、下側から巻取リール28、供給リール26、キャプスタン駆動モータ35の順で上下に一列に配設されている。
そして、研磨ヘッドの軸心21が、供給リール26及び巻取リール28の中心を通るように設けられている。別言すれば、主要構成である供給リール26及び巻取リール28の重心が研磨ヘッドの軸心21上にあるように配されている。このように、研磨ヘッド20の軸心21と供給リール26及び巻取リール28の重心とを一致されておくことで、安定的な回転を得ることができ、高速回転に好適に対応できる。すなわち、供給リール26から研磨テープ10が繰り出されると、その重量が減少するが、重心が回転中心にあるため、回転のバランスが崩れない。また、巻取リール28が研磨テープを巻き取ると、その重量が増大するが、重心が回転中心にあるため、回転のバランスが崩れない。従って、均一で高精度の研磨を行うことができる。
【0025】
また、研磨ヘッドの軸心21が、研磨テープ送り機構25を駆動するモータの重心を通るように設けられている。本実施例では、キャプスタン駆動モータ35が、巻取リール28の回転駆動装置も兼用しており、その重心を研磨ヘッドの軸心21が通っている。
このように駆動モータ(キャプスタン駆動モータ35)の重心が回転中心にあることで、特別なバランサを装着することを要せずに、回転がアンバランスになることを好適に防止することができる。従って、均一で高精度の研磨を行うことができる。
【0026】
32は保持部であり、ワーク30を保持する。ワーク30を保持する手段としては、例えば真空減圧による真空吸着、水の表面張力を利用して貼付するもの、接着、静電吸着等、公知の技術を用いればよい。
このとき、保持部32上のワーク31の外周部分に、ワークとほぼ同じ厚さのガイドリング32gを設置することにより、ワーク外周部分で研磨テープとワークとの接触力を均一にすることができ、ワーク外周部分ダレを防止することができる。
34はワークの回転機構であり、保持部32を、研磨ヘッドの軸心21と平行で所定の間隔が離れた保持部の軸心33を中心に回転させることで、ワーク30を自転運動させる。例えば、モータの回転駆動を、減速装置を介して所望の回転数とする駆動機構から成る。
なお、41は加工槽であり、研磨用に供給された液体を受ける。
【0027】
このワークの回転機構34によれば、ワーク30の被研磨面31全面について研磨テープ10の砥粒面12が接触できるように、ワーク30の角度位置を変えことができる。つまり、被研磨面31を、その被研磨面に直交する軸心33を中心に回転させ、研磨テープ10の平面状の砥粒面12へ順次送ることができる。このワークの回転機構34によれば、ワーク30が比較的低速で回転(自転)される。本実施例では、少なくとも、研磨ヘッド20の回転角速度が前記ワークの回転角速度に比べて高速であるように設定されている。また、このワークの回転機構34の回転速度を適宜調整することで、研磨速度等を適宜調整できる。例えば、その回転速度の調整によれば、研磨ヘッド20(研磨テープ)の回転速度及び研磨テープ10の押圧力等との関係において、被研磨面31全面をより均一に研磨するように調整することができる。
【0028】
また、本実施例によれば、ワーク30の被研磨面31が円形である。つまり、本実施例のワーク30は、半導体装置を製造するための集積回路形成工程中の基部(ベース)がシリコン等で形成されたウェーハである。薄肉板であると共に、ノッチ部やオリエンテーションフラット部の一部を除いて円形に形成されている。
そして、このワーク30の被研磨面31の直径よりも押圧面23の直径が小さく設定されている。また、被研磨面31の半径よりも押圧面23の直径の方が大きく形成されている。これにより、ワークの回転機構34によってワーク30を回転(自転)させれば、ワーク30の被研磨面31が順次高速で回転する前記砥粒面12へ接触するように供給される。従って、ワーク30の被研磨面31の全面を効率良く好適に研磨できる。
【0029】
なお、ワーク30を送る運動としては、以上のような回転運動の他に、揺動運動、或いは自転しない旋回運動等を用いることも可能である。また、本実施例のようにワーク30の保持部32側を運動させることに限定されず、高速で回転する研磨ヘッド20側を運動させるようにしてもよい。つまり、被研磨面31の全面を均一に研磨するように、ワーク30と研磨テープ10とが相対的に移動する軌跡を設定すればよい。
【0030】
図2に示すように、60は光学的加工終点検出装置であり、研磨ヘッド20の側部に、ワーク30に臨んで設けられている。
光学的加工終点検出装置60としては、ワーク30がウェーハ状の場合、赤外線を発してワーク30の表面からの反射光と、ワーク30を透過して裏面で反射する反射光とを検出し、ワーク30の厚さを検出するものを用いることができる。これによれば、ワーク30の厚さを研磨中にリアルタイムで検出できるため、その検出データをもとに、研磨量(研磨の進行)を制御することができる。
このように、光学的加工終点検出装置60が、ワーク30の被研磨面31を研磨中にも好適にモニタするには、研磨ヘッドの軸心21とワークの回転機構34にかかる保持部32の軸心33とが所定の間隔離れて設定されるか、相互に移動可能に設定と良い。また、図3に示すようにワーク30(被研磨面31)よりも加圧パッド22(押圧面23)が小さいと好適である。これは、研磨ヘッド20とワークの回転機構34にかかる相互の軸心のずれ、又はその相互の軸心の相対的な移動によって、被検出面である被研磨面31が、光学的加工終点検出装置60に対面した状態に好適に露出され易くなるためである。
【0031】
そして、本発明に係るテープ研磨によれば、従来のような遊離砥粒を含んだ不透明の研磨液を用いるものではないため、ワーク30の表面(被研磨面)がきれいに保たれる。本実施例では、純水が加工液として供給され、その純水が後述する動圧効果(流体潤滑又は弾性流体潤滑)、及びクーラントとしての効果を発現する。純水は勿論のことであるが、砥粒を含まない透明な液体である。このため、以上に説明したような反射光を検出する光学的検出装置によって、ワーク30を直接観察して、好適にその厚さを計測し、加工終点を判断できる。
また、別の方法として、可視光を含む光源を用い、表面からの反射光の光量変化により表面状態をモニタし、研磨終点を検出することも可能である。
なお、加工液としては、他の液体、例えば、被研磨面31を腐食させて研磨速度を向上させることができる化学成分を含有させることも可能である。この場合でも砥粒を含まないため、光が透過できる液体とすることができ、光学的加工終点検出装置60を好適に利用できる。これにより、適正な厚さの研磨を行うことができる。
【0032】
24は凸部であり、加圧パッド22の押圧面23に、図4に示すように、研磨ヘッド20とワーク30との相対的な運動方向に交差する方向に延びるように設けられている。この凸部24の相対的な運動方向に沿って切断した場合の断面形状は、研磨ヘッド20のワーク30に対する相対的な運動方向(図5の矢印F参照)とは反対の方向へ向けて徐々に突き出し高さが大きくなって最も突き出た部分まで続くように設けられている。
別言すれば、研磨テープ10背面の加圧パッド22形状及び材質を、研磨テープ10と半導体ウェーハ等のワーク30との間に流体浮上力が発生し、両者間の接触力が微小な状態で研磨テープ10がワーク30の被研磨面31を研削できるように設定する。
【0033】
これによれば、動圧効果、別言すれば流体潤滑又は弾性流体潤滑の効果が生じ、研磨テープ10のテープ本体を被研磨面31から僅かに浮上させた状態で、研磨テープ10とワーク30とを相対的に運動させ、その研磨テープ10の砥粒面12で、被研磨面31へ好適に接触して研磨することができる。
すなわち、研磨テープ10のテープ本体は僅かに浮上した状態であるが、そのテープ本体の表面(砥粒面)に付着して出っ張った状態に固定されている砥粒が、被研磨面31に接触する。別言すれば、研磨テープ10は浮いていて、砥粒が接触している状態にある。そして、その砥粒による研削によって被研磨面31が削られて研磨がなされる。これにより、うねりのある被研磨面31(表面)でも、そのうねりに倣って小さい圧力で接触し、均一で精度の高い表面基準研磨をすることができる。また、その浮上効果によって、研磨テープ10を好適に送ることも可能になる。
また、動圧効果を好適に得るには、研磨テープ10とワーク30との相対速度を、所定以上に高速にすることが必要であることは勿論である。例えば、本実施例では、研磨ヘッド20を高速で回転させることで、流体(加工液)が砥粒面12と被研磨面31との間に引き込まれるように動圧効果が発生する。
【0034】
また、凸部24の相対的な運動方向に沿って切断した場合の断面形状が、図5に示すように、断面円弧状であることで好適に凸面24pが形成され、研磨テープ10を好適に浮上させることができ、うねりのある被研磨面31でも好適に均一に研磨できる。
なお、この断面形状は、本実施例に限定されるものではなく、研磨テープ10の運動に伴って引き込まれた純水等の液体(流体)が、砥粒面12と被研磨面31との間でくさび状に入り込むような状態(図5に示した小さな矢印参照)を具現できる形態であればよい。つまり、研磨テープ表面に流体浮上力を発生させ、テープ接触力を低くできる導入部となる徐々に間隙を小さくできる形状であればよい。従って、凸部24は本実施例のような凸面24pに限定されることはなく、単純な斜面、斜面と平面の組合せ或いは段差付き平面等でもよい。例えば、図6に示すようにテーパ部24tとフラット部24fの組合せによって斜面と平面の組み合わせから成るテーパフラット型の凸部が形成されたものを用いることができる。また、図7に示すようにステップ部24sによって段差付き平面から成るステップ型の凸部が形成されたものを用いることができる。また、図8に示すように、軟質材によって形成され、変形可能な傾斜面24e(軟質材傾斜面部)を持つ凸部を用いることもできる。図8(a)は被加工物であるワーク30に加圧していない状態を示し、図8(b)はワーク30に加圧している状態を示す。図8(b)に示すように、図8(a)の状態の凸部がワーク30に対して研磨テープ10を介して加圧されると、断面三角形の頂点側が変形し、その部分がワーク30の表面とほぼ平行な平面(加圧平坦化部)となり、結果的に図6のテーパフラット型と同様の形状になる。これらによっても動圧効果を好適に得ることができる。
【0035】
また、加圧パッド22の押圧面23の凸部24は、螺旋又は放射線状等の適宜な形状に形成すればよい。
前記図4の実施例では、凸部24が、放射線状に延びる筋状に形成され、複数が円周方向等分位置に設けられている。なお、中央部23aが開口されている。これによれば、円形の押圧面23に凸部24を好適に配設することができる。
また、これにより、高速回転する凸部24に倣って位置する研磨テープ10と、被研磨面31との間に、研磨テープ10を被研磨面31から浮上させる動圧効果(流体潤滑又は弾性流体潤滑)が好適に発生する。そして、その動圧効果が、円形の押圧面23の複数箇所で好適に発生される。このため、被研磨面を効率良く研磨できる。なお、凸部24が、4本形成されているが、これに限定されるものではなく、さらに多い5本以上が設けられていてもよい。
【0036】
また、図9に示すように、凸部24が、円の接線方向に平行な状態に形成され、複数が円周方向等分位置に設けられていてもよい。なお、中央部23aが開口されている。
また、図10に示すように、凸部24Aが、円の中心から径方向外側へ延びる円弧状の線に沿って形成され、複数が円周方向等分位置に設けられていてもよい。なお、中央部23aが開口されている。
このように凸部24の形状を設定して配置することで、自転による周速が小さくて浮上力を得られない内部側へ流体を導いて、内部側の研磨テープの浮上を補助する。これにより、動圧効果を、研磨テープの全面に均一に作用させることができる。
【0037】
また、凸部24、24Aが、弾性に富む軟質材料で設けられていることで、動圧効果のうち弾性流体潤滑の効果を好適に利用することができる。これにより、研磨テープ10を好適に浮上させることができ、うねりのある被研磨面31でもより柔軟に倣うことができ、均一で高精度に研磨できる。つまり、強い押圧力がかかったときには、軟質材料による凸部24、24Aが圧力でへこみ、押圧力を緩衝して被研磨面31に損傷を与えることを抑制できる。
【0038】
また、凸部24、24Aについては、耐候性、摩擦低減のため、及び柔軟性を得るため、フッ素ゴムスポンジ等を用いればよい。
次に、図11及び図12に基づいて、他の形状の凸部について説明する。
図11に示す凸部24Bは、断面円弧状を伏せた形態の凸部24に摩擦低減用の保護シート70が貼付されている。これによれば、弾性流体潤滑の効果を好適に得ることができると共に、研磨テープ10を滑り良く好適に送ることができる。
また、図12に示す凸部24Cは、加圧パッド22の表層側が、凸形状(波形状)金属加工部22aとして設けられている。また、その上の表層が弾性部として、均一膜厚のスポンジシート68で形成されている。そして、さらにその上の最表層部に保護シート70が貼付されている。これによっても、弾性流体潤滑の効果を好適に得ることができると共に、研磨テープ10を滑り良く好適に送ることができる。また、この構造によれば、信頼性のあるものを容易に製造できるという利点もある。
【0039】
また、65はドレッシング部材であり、図1に示すように、研磨テープ10の砥粒面12を研磨部へ供給る前に、その面を予め調整するために設けられている。研磨テープ10の表面である砥粒面12は、初期において凹凸のバラツキが大きい。このため、硬度のある、例えば砥石、石英材等から成るドレッシング部材65を、接触させて初期ドレッシングすれば、必要以上の砥粒の出っ張りを除去できる。従って、砥粒面12の均一性を向上できる。これにより、被研磨面31に損傷を与えることを防止でき、また、研磨の均質性を向上することができる。
【0040】
また、研磨テープ10の送り速度を、適宜調整することで、被研磨面31の研磨量或いは研磨に係る質を調整することができる。送り速度を速くすれば新鮮な砥粒面12が速く供給されるから単位時間当たりの研磨量を増大させることができる。また、送り速度を低速度にすれば、研削効率のよい砥粒が磨耗して減少するため、より面粗さのない平坦な面に仕上げることができる。
また、研磨テープ10を送るとは、断続的に送ることを含めて連続的に送ることを意味し、研磨工程中にその送りを断続的或いは連続的に変更してもよい。例えば、連続的に供給された新鮮な面で研磨した後、送りを止めて仕上げ研磨をするようにしてもよい。
ところで、42は接続電源等であり、例えばキャプスタンモータ電源、ドレッシング用電源、終点検出用電源、検出出力装置、加圧空気供給装置等であり、例えばスリップリング等によって適宜接続されていればよく、説明を省略する。
【0041】
また、以上に説明したテープ研磨装置によれば、本実施例のような半導体装置用ウェーハの他に、被研磨面の平坦化の精度を向上させる他の分野でも好適に応用できる。例えば、ガラス薄板材をベースとする四角い液晶ディスプレイ用の基板、水晶等の硬脆性薄板材の表面も好適に研磨することができる。
以上、本発明の好適な実施例について種々述べてきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内でさらに多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、研磨テープを用いた研磨において、加圧パッドに形成された凸部によって、研磨テープを被研磨面から浮上させるという動圧効果を好適に得ることができる。
従って、本発明によれば、うねりのある表面でも、そのうねりに倣って小さな圧力で接触し、より均一で高精度の表面基準研磨をすることができるいう著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープ研磨装置の内部構造の一実施例を説明する断面図である。
【図2】図1の状態から研磨ヘッドを90度回転した状態の断面図である。
【図3】図1の実施例の研磨ヘッドに係る回転状態を説明する平面図である。
【図4】加圧パッドの押圧面に形成される凸部の一実施例を説明する説明図である。
【図5】図4の実施例にかかる凸部の一断面形状を説明する断面図である。
【図6】凸部の他の断面形状を説明する断面図である。
【図7】凸部の他の断面形状を説明する断面図である。
【図8】凸部の他の断面形状を説明する断面図である。
【図9】加圧パッドの押圧面に形成される凸部の他の実施例を説明する説明図である。
【図10】加圧パッドの押圧面に形成される凸部の他の実施例を説明する説明図である。
【図11】凸部の他の断面形状を説明する説明図である。
【図12】凸部の他の断面形状を説明する説明図である。
【図13】従来の技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 研磨テープ
12 砥粒面
20 研磨ヘッド
21 研磨ヘッドの軸心
22 加圧パッド
23 押圧面
24 凸部
25 研磨テープ送り機構
26 供給リール
28 巻取リール
30 ワーク
31 被研磨面
32 保持部
33 保持部の軸心
34 ワークの回転機構
35 キャプスタン駆動モータ
40 加圧手段
45 回転機構
50 基体
52 先端振れ止めガイド部
60 光学的加工検出装置

Claims (8)

  1. 砥粒が保持された砥粒面を有する研磨テープと、平面状の被研磨面を有するワークとを前記砥粒面と前記被研磨面とを加工液を介して接触させつつ相対的に運動させると共に、前記研磨テープを長尺方向へ送って前記被研磨面を研磨するテープ研磨装置であって
    前記研磨テープを該研磨テープの背面から前記被研磨面側へ押圧する加圧パッドを有し、該加圧パッドの押圧面に沿わせて前記研磨テープを送る供給リールと巻取リールが設けられた研磨テープ送り機構を有する研磨ヘッドと、該研磨ヘッドを、前記被研磨面に直交する研磨ヘッドの軸心を中心に回転させる研磨ヘッドの回転機構とを備え、
    前記加圧パッドの円形の押圧面には、前記研磨ヘッドと前記ワークとの相対的な運動方向に交差する方向に延びる複数の凸部が円周方向等分位置に設けられていることを特徴とするテープ研磨装置。
  2. 前記ワークを保持する保持部を、前記研磨ヘッドの軸心と平行で所定の間隔が離れた軸心を中心に回転させるワークの回転機構を備えることを特徴とする請求項1記載のテープ研磨装置。
  3. 前記研磨ヘッドの回転角速度が前記ワークの回転角速度に比べて高速であることを特徴とする請求項2記載のテープ研磨装置。
  4. 前記ワークの被研磨面が円形であり、該被研磨面の直径よりも前記押圧面の直径が小さいと共に、前記被研磨面の半径よりも前記押圧面の直径が大きいことを特徴とする請求項1、2又は3記載のテープ研磨装置。
  5. 前記凸部の前記相対的な運動方向に沿って切断した場合の断面形状が、断面円弧状、テーパフラット型、又はステップ型のいずれかであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のテープ研磨装置。
  6. 前記凸部が、弾性に富む軟質材料で設けられていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のテープ研磨装置。
  7. 前記凸部が、放射線状に延びる筋状に形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のテープ研磨装置。
  8. 前記加圧パッドの押圧面に形成された複数の凸部が、円の中心から径方向外側へ延びる円弧状の線に沿って形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のテープ研磨装置。
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