JP2000334053A - レーザ治療装置 - Google Patents

レーザ治療装置

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JP2000334053A
JP2000334053A JP11151032A JP15103299A JP2000334053A JP 2000334053 A JP2000334053 A JP 2000334053A JP 11151032 A JP11151032 A JP 11151032A JP 15103299 A JP15103299 A JP 15103299A JP 2000334053 A JP2000334053 A JP 2000334053A
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Japan
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laser
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irradiation
laser irradiation
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JP11151032A
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English (en)
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Yohei Kamihagi
洋平 上萩
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Nidek Co Ltd
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Nidek Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 術者が意図しない部位や時期でのレーザ光の
照射を防止するレーザ治療装置を提供する。 【解決手段】 治療用レーザ光源からのレーザ光を治療
部位に向けて照射するレーザ照射端部と、レーザ照射端
部の治療部位に対する水平方向への相対的な移動を検知
する移動検知手段と、移動検知手段による検知結果に基
づいて前記レーザ光の照射を制限する照射制限手段とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、治療部位に治療レ
ーザ光を照射して治療を行うレーザ治療装置に関する。
【0002】
【従来技術】レーザ治療装置の中には皮膚にレーザ光を
照射して、脱毛、皺取り、痣取り等を行うものが知られ
ている。一般にこのようなレーザ治療装置を使用する際
には、レーザ光の焦点位置が治療部位上に位置するよう
に、ハンドピース等のレーザ照射部と治療部位との距離
を適切に保ちつつ、レーザ照射時にはレーザ照射部が動
かないように安定させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レーザ
光を照射中に患者が思わず動いた場合などは対応でき
ず、レーザ光が治療部位からずれてしまう。
【0004】また、治療部位上にレーザ照射部を移動し
ていないにも拘わらず、レーザ照射を行なうためのフッ
トスイッチ等のスイッチを誤って押してしまうと、術者
が意図していないときにレーザ光が照射されてしまうこ
とがある。
【0005】本発明は、上記従来装置の欠点に鑑み、術
者が意図しない部位や時期でのレーザ光の照射を防止す
るレーザ治療装置を提供することを技術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
【0007】(1) 治療用レーザ光源からのレーザ光
を治療部位に向けて照射するレーザ照射端部と、該レー
ザ照射端部の治療部位に対する水平方向への相対的な移
動を検知する移動検知手段と、該移動検知手段による検
知結果に基づいて前記レーザ光の照射を制限する照射制
限手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】(2) (1)のレーザ治療装置におい
て、前記レーザ照射端部に設けられレーザ照射端部と治
療部位との距離を略一定に保持するために治療部位近傍
に当接させる距離保持部を備え、前記移動検知手段は前
記距離保持部の当接面に設けられていることを特徴とす
る。
【0009】(3) (1)のレーザ治療装置におい
て、前記レーザ照射端部に設けられレーザ照射端部と治
療部位との距離を略一定に保持するために治療部位近傍
に当接させる距離保持部と、該距離保持部の治療部位近
傍への当接の有無を検知する当接検知手段とを備え、前
記照射制限手段は前記当接検知手段の検知結果に基づい
て前記レーザ光の照射を制限することを特徴とする。
【0010】(4) (1)の移動検知手段は、前記レ
ーザ照射端部の治療部位に対する水平方向への相対的な
移動をX方向とY方向への移動に分解して検知すること
を特徴とする。
【0011】(5) 治療用レーザ光源からのレーザ光
を治療部位に向けて照射するレーザ照射端部と、該レー
ザ照射端部に設けられレーザ照射端部と治療部位との距
離を略一定に保持するために治療部位近傍に当接させる
保持軸と、該保持軸の治療部位近傍への当接の有無を検
知する当接検知手段と、該検知結果に基づいて前記レー
ザ光の照射を制限する照射制限手段と、を備えることを
特徴とする。
【0012】(6) (1)〜(5)の何れかのレーザ
治療装置において、前記レーザ照射端部は術者が手で保
持するハンドピースであることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は皮膚の皺取り治療を行うレー
ザ治療装置の外観略図を示したものであり、図5は装置
の制御系及び光学系の要部図を示したものである。
【0014】1はレーザ装置本体であり、レーザ装置本
体1内には治療用レーザ光源51、エイミング光源5
2、導光光学系、制御部50、スキャナーコントローラ
53等が収納されている。本実施形態の装置では、治療
用レーザ光源51には赤外レーザ光束を出射するCO2
レーザ光源を、エイミング光源52には赤色光束を出射
する半導体レーザを使用している。2は多関節アーム
部、3はスキャニング用ハンドピースユニット、4はハ
ンドピースユニット3内のミラーを駆動制御するための
信号を送信するためのケーブル、5はコネクタ部、6は
信号を受信するためのケーブル、7はレーザ照射条件等
の各種設定条件を入力するためのコントロールパネル、
8はトリガ信号を発信させるためのフットスイッチであ
る。
【0015】多関節アーム部2は数本の剛体管が駆動可
能なように関節部によって連結されており、術者はハン
ドピースユニット3を自由に移動させることができる。
多関節アーム部2の各関節部にはミラーが配置されてお
り、レーザ装置本体1から出射された治療用レーザ光及
びエイミング光を多関節アーム部2内を通過させてハン
ドピースユニット3まで導光する。
【0016】図2はハンドピースユニット3の外観略図
及び部分断面図を示したものである。ハンドピースユニ
ット3はスキャナー部11とハンドピースヘッド部12
とに取り外し可能に分割されている。スキャナー部11
内には、多関節アーム部2内を通過してきた治療用レー
ザ光及びエイミング光を治療部位でXY方向にスキャン
させるための駆動ミラー13a及び13b、それぞれの
駆動モータ14a及び14b、集光レンズ15が備えら
れている。
【0017】駆動モータ14a及び14bはスキャナー
コントローラ53により制御され、駆動ミラー13a、
13bがそれぞれ回転制御される。これによりコントロ
ールパネル7にて設定される照射領域形状、照射領域サ
イズ等の照射条件にしたがってレーザ光を2次元的に走
査して照射することが可能となる。
【0018】ハンドピースヘッド部12は略円錐形状に
形成されており、その側面には軸状の距離保持部9が設
置されている。距離保持部9の先端には治療部位と当接
するための当接部10が設置されており、当接部10を
治療部位周辺(近傍)上に当接することにより、スキャ
ナー部11のレーザ照射口と治療部位との距離を略一定
に保つことができる。これにより集光レンズ15によっ
て集光されるレーザ光の焦点位置を治療部位上に置くこ
とができる。また、当接部10を治療部位周辺に当てる
ことでハンドピースユニット3のぐらつきを軽減し、安
定した状態にて治療用レーザ光を照射することが可能で
ある。
【0019】図3(a)は距離保持部9を図1のA方向
から見たときの図である。距離保持部9の先端に設置さ
れる当接部10の下面にはボール40、マイクロスイッ
チ41が備わっている。ボール40はその一部のみが外
部に突出するようにして、当接部10内で回転自在に保
持されている。マイクロスイッチ41は当接部10の下
面を治療部位周辺に当接したときにスイッチが入るよう
になっている。
【0020】図3(b)は当接部10の内部の詳細を示
した図である。ボール40の側面にはローラー42aと
ローラー42bが直交する方向で回転可能な状態にて接
しており、ボール40が転がることにより、ローラー4
2a、42bはそれぞれ図1に示すX軸、Y軸方向に回
転することとなる。43a、43bは回転板であり、ロ
ーラー42a、42bにそれぞれ軸棒44a、44bを
介して取り付けられている。ローラー42a、42bが
回転することにより、回転板43a、43bも同じ方向
に回転することとなる。
【0021】回転板43a、43bは図3(c)に示す
ように、その円周上にスリット孔が設けられている。4
5a、45bは投光素子と受光素子を備える光センサで
ある。光センサ45a、45bは回転板43a、43b
が投光素子と受光素子の間に位置するようにそれぞれ取
り付けられている。このような機構はパソコン等で使用
されるマウスの移動検知機構とほぼ同様なものである。
【0022】次に、以上のような構成を備えるレーザ治
療装置において、その動作について図5及び図4を使用
して説明する。図4はコントロールパネル7の正面図を
示したものである。
【0023】術者はコントロールパネル7上のスイッチ
20の下にある「STANDBY」文字の点灯表示によりSTAND
BY状態(待機状態)であることを確認したら、ハンドピ
ースユニット3を持ち、距離保持部9の当接部10を患
者治療部位(治療部位周辺)の皮膚に当接させる。当接
部10が皮膚に当接するとマイクロスイッチ41が押さ
れ、信号がケーブル6を通して制御部50へ送られる。
制御部50はマイクロスイッチ41からの信号が受信さ
れない間は、治療用レーザ光を出射させるためのトリガ
信号を受けても、レーザ光源51からの治療用レーザ光
の出射は行なわないように制御(インターロック)す
る。すなわち、レーザ照射可能な状態とするときは、術
者はスイッチ20によりSTANDBY状態からREADY状態に切
換えを行うが、このREADY状態ではフットスイッチが踏
まれても、マイクロスイッチ41からの信号を制御部5
0が受信していないとインターロックがかかり、レーザ
光源51からの治療用レーザ光が出射されない。このた
め、意図しないときの不用意な治療用レーザ光の照射が
防止される。
【0024】ハンドピースユニット3からはエイミング
光源52によるエイミング光が照射されるので、術者は
エイミング光の照射位置を確認しながらコントロールパ
ネル7のスイッチ21〜29を操作し、治療内容に応じ
た照射パターン、照射領域形状、照射領域サイズ等の照
射条件の設定を行う。これらの設定に伴い、スキャナー
に関する情報はディスプレイ35に表示され、マシン状
態やエラーメッセージの情報はディスプレイ36に表示
される。
【0025】設定された各照射条件の信号は制御部50
を介してスキャナーコントローラ53に送られる。スキ
ャナーコントローラ53は設定された各照射条件にした
がって駆動モータ14a、14bを駆動制御する。これ
によりエイミング光が治療部位上で走査されので、術者
はレーザ照射位置を確認できる。
【0026】術者はエイミング光の観察による照射部位
への位置合わせができたら、スイッチ20を押してSTAN
DBY状態からREADY状態に切換えた後、レーザ照射を行う
ためにフットスイッチ8によりトリガ信号を発振させ
る。トリガ信号を受信した制御部50は、マイクロスイ
ッチ41からの信号を受信していることを確認し、レー
ザ光源51を駆動制御して治療用レーザ光を出射させ
る。レーザ光源51を出射した治療用レーザ光は、ミラ
ー54、ダイクロイックミラー55によって反射された
後、エイミング光源52より出射されているエイミング
光と同軸にされ、多関節アーム部2に入射する。多関節
アーム部2内に入射した治療用レーザ光(及びエイミン
グ光)は各間接部に設けられたミラーによって反射され
ながらハンドピースユニット3に導光され、治療部位に
照射される。
【0027】この治療用レーザ光の照射途中にハンドピ
ースユニット3若しくは患者が動いてしまい、治療部位
から当接部10が離れてしまうと、マイクロスイッチ4
1が解除され、信号が発信されなくなる。制御部50は
マイクロスイッチ41からの信号入力が無くなると、レ
ーザ光源51からのレーザ光の出射を停止し、ハンドピ
ースユニット3からのレーザ光の照射を制限するインタ
ーロックを掛ける。
【0028】さらに、当接部10が治療部位から離れな
くても治療部位に対して水平方向に動いた場合には、当
接部10のボール40がその移動量に応じて転がること
とによりインターロックが掛かるようになっている。ボ
ール40の転がりによりローラー42a、42bが回転
し、その回転は回転板43a、43bに伝達される。回
転板43a、43bの回転状態はそれぞれ光センサ45
a、45bに検出され、その検出信号は制御部50に入
力される。制御部50はフットスイッチ8からのトリガ
信号の入力時を基準にして、入力された検出信号から当
接部10(すなわち、ハンドピースユニット3)が治療
部位に対して相対的に移動したことを検出する。制御部
50は当接部10の移動量(回転板43a、43bの回
転により、光センサ45a、45bがそれぞれ持つ投光
素子からの光束がパルス化されて受光素子に受光される
ので、このパルス数から移動量を知ることができる)が
所定量を超えるとインターロックを行ない、治療用レー
ザ光の出射を止める。このような制御を行なうことによ
り、患者若しくはハンドピースユニット3等が不用意に
動いたとしても、インターロックが掛かり治療用レーザ
光の出射が止められるため、意図する場所以外へのレー
ザ光の照射を防ぐことができる。
【0029】なお、インターロックが掛かった場合に
は、STANDBY状態に戻るため、コントロールパネル7に
て再びREADY状態にすることで、引き続きレーザ照射が
可能となる。
【0030】以上説明した実施形態では、インターロッ
クが掛かるとレーザ光源からの治療用レーザ光の出射を
制御することによりその出射を停止させるものとした
が、これに限るものではなく、例えば導光光学系の光路
中にシャッタを設け、インターロックが掛かると治療用
レーザ光の光路中にこのシャッタを挿入することによ
り、治療用レーザ光の照射を止めるようにしてもよい。
【0031】また、横方向の移動を検知するものは、今
回はボール40の動きにて行なうものとしたが、X軸方
向用のローラー、Y軸方向用のローラーを直接治療部位
に当接するような機構にすることにより動きの検知を行
なうこともできる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
患者の治療部位が動いたり、レーザ照射端と治療部位と
の距離が適正状態から外れた場合には、レーザ照射が行
われないように制限されるので、術者が意図しない部位
や時期でのレーザ光の照射を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の外観を表す図である。
【図2】ハンドピースユニットの詳細を示す図である。
【図3】当接部周辺の詳細を示す図である。
【図4】コントロールパネルの詳細を示す図である。
【図5】光学系と制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 多関節アーム部 3 ハンドピースユニット 6 ケーブル 7 コントロールパネル 8 フットスイッチ 9 距離保持部 10 当接部 40 ボール 41 マイクロスイッチ 50 制御部 51 治療用レーザ光源 52 エイミング光源 53 スキャナーコントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療用レーザ光源からのレーザ光を治療
    部位に向けて照射するレーザ照射端部と、該レーザ照射
    端部の治療部位に対する水平方向への相対的な移動を検
    知する移動検知手段と、該移動検知手段による検知結果
    に基づいて前記レーザ光の照射を制限する照射制限手段
    と、を備えることを特徴とするレーザ治療装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のレーザ治療装置において、前
    記レーザ照射端部に設けられレーザ照射端部と治療部位
    との距離を略一定に保持するために治療部位近傍に当接
    させる距離保持部を備え、前記移動検知手段は前記距離
    保持部の当接面に設けられていることを特徴とするレー
    ザ治療装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のレーザ治療装置において、前
    記レーザ照射端部に設けられレーザ照射端部と治療部位
    との距離を略一定に保持するために治療部位近傍に当接
    させる距離保持部と、該距離保持部の治療部位近傍への
    当接の有無を検知する当接検知手段とを備え、前記照射
    制限手段は前記当接検知手段の検知結果に基づいて前記
    レーザ光の照射を制限することを特徴とするレーザ治療
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の移動検知手段は、前記レーザ
    照射端部の治療部位に対する水平方向への相対的な移動
    をX方向とY方向への移動に分解して検知することを特
    徴とするレーザ治療装置。
  5. 【請求項5】 治療用レーザ光源からのレーザ光を治療
    部位に向けて照射するレーザ照射端部と、該レーザ照射
    端部に設けられレーザ照射端部と治療部位との距離を略
    一定に保持するために治療部位近傍に当接させる保持軸
    と、該保持軸の治療部位近傍への当接の有無を検知する
    当接検知手段と、該検知結果に基づいて前記レーザ光の
    照射を制限する照射制限手段と、を備えることを特徴と
    するレーザ治療装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかのレーザ治療装置
    において、前記レーザ照射端部は術者が手で保持するハ
    ンドピースであることを特徴とするレーザ治療装置。
JP11151032A 1999-05-31 1999-05-31 レーザ治療装置 Withdrawn JP2000334053A (ja)

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US09/774,592 US6733492B2 (en) 1999-05-31 2001-02-01 Laser treatment apparatus

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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