JPH1170120A - レーザ治療装置 - Google Patents

レーザ治療装置

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JPH1170120A
JPH1170120A JP9249397A JP24939797A JPH1170120A JP H1170120 A JPH1170120 A JP H1170120A JP 9249397 A JP9249397 A JP 9249397A JP 24939797 A JP24939797 A JP 24939797A JP H1170120 A JPH1170120 A JP H1170120A
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JP
Japan
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laser
scanning
affected part
laser light
switch
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JP9249397A
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Hideo Mukai
秀雄 迎
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Nidek Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 治療用レーザ光のスキャニング領域あるいは
患部をハンドピース部を移動させることなく観察するこ
とができ、術者の負担を軽減する。 【解決手段】 治療用レーザ光源からのレーザ光を多関
節アームによって所定の位置に導光し、多関節アームに
取り付けられたハンドピースにより導光されたレーザ光
を患部上にて走査させて照射するレーザ治療装置におい
て、ハンドピースに撮像手段を設け、レーザ光の走査可
能領域を光電的に撮像し、撮像した像を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は患者の治療部位(患
部)にレーザ光を照射して治療を行うレーザ治療装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりレーザ光を患者の治療部位(患
部)に照射することにより治療を行うレーザ治療装置が
知られている。これらのレーザ治療装置は、照射するレ
ーザ光の波長の種類に基づいて様々な治療に使用されて
いる。
【0003】近年では、患者のシワ、アザ、シミ等を除
去する形成治療において、赤外域に波長を持つCO2
ーザ(炭酸ガスレーザ)を使用したレーザ治療装置が注
目されている。このレーザ治療装置では、治療用レーザ
光を治療部位上でスキャン(走査)させるためのスキャ
ニング機構がハンドピース部に設けられており、レーザ
光源からの治療用レーザ光をハンドピース部に導光し、
設定されたスキャニング領域内をスキャニング機構によ
りスキャンさせながらレーザ照射して形成治療をおこな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スキャ
ニング機構が設けられているハンドピース部は、ある程
度の大きさを持つため、ハンドピース部を配置したまま
では患部(照射位置)の観察が行いにくい。このため、
術者は患部を観察するたびにハンドピース部を患部から
外す必要があり、術者にとって手間と負担が掛かる。
【0005】本発明は、上記問題点を鑑み、ハンドピー
ス部を移動させることなく患部の観察が容易に行えるレ
ーザ治療装置を提供することを技術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は以下のような構成を備えることを特徴と
する。
【0007】(1) 治療用レーザ光源からのレーザ光
を患部に照射するレーザ治療装置において、前記レーザ
光を所定の位置に導光する多関節アームと、該多関節ア
ームに取り付けられ導光されたレーザ光を患部上にて走
査させるレーザ光走査手段を持つハンドピースと、該ハ
ンドピースに取り付けられ前記レーザ光走査手段による
走査可能な領域を光電的に撮像する撮像手段と、該撮像
手段により撮像された像を表示する表示手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0008】(2) (1)のレーザ治療装置におい
て、前記撮像手段により得られた像に基づいて患部を検
出する患部検出手段と、該患部検出手段による検出情報
に基づいて前記レーザ光走査手段によるレーザ走査領域
を決定する走査領域決定手段と、該走査領域決定手段よ
って決定されたレーザ走査領域の情報に基づいて形成さ
れるレーザ走査領域の図形を前記表示手段上に表示され
る像に重ね合わせて表示する表示制御手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0009】(3) (2)のレーザ治療装置は、さら
に前記走査領域決定手段よって決定された走査領域の情
報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された走査
領域の情報に基づいて前記レーザ光走査手段の動作を制
御する走査制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】(4) (1)のレーザ治療装置におい
て、前記レーザ光走査手段により走査されるレーザ光を
患部に向けて反射するための反射ミラーと、該反射ミラ
ーを前記撮像手段の撮像光路上から退避させる位置とレ
ーザ光を患部に向けて反射する位置との間で切換える切
換え手段と、レーザ光を照射するためのトリガ信号を発
生する信号発生手段と、該トリガ信号に基づいて前記切
換え手段の動作を制御する切換え制御手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明を説明する。図
1は本実施例であるレーザ治療装置の外観略図、図2は
制御系の要部図を示す。
【0012】1はレーザ装置本体であり、レーザ装置本
体1内には後述する制御部20、治療用レーザ光源2
1、エイミング光源22、スキャナーコントローラ2
3、導光光学系等が収納されている。本実施例では、治
療用レーザ光源21として赤外レーザ光束を出射するC
2 レーザ光源を、エイミング光源22として赤色光を
出射する半導体レーザを使用する。2は多関節アーム
部、3はスキャニング用ハンドピースユニット、4はケ
ーブル、5はコネクタ部、6はエアチューブ、7はレー
ザ照射条件等の各種設定条件の入力や患部の観察を行っ
たりするためのコントロールパネル、8はトリガ信号を
発信させるためのフットスイッチである。
【0013】多関節アーム部2は数本の剛体管が駆動可
能なように関節部によって連結されており、術者はハン
ドピースユニット3を自由に移動させることができる。
多関節アーム部2の各関節部にはミラーが配置されてお
り、レーザ装置本体1内で同軸にされた治療用レーザ光
及びエイミング光を多関節アーム部2内を通過させてハ
ンドピースユニット3まで導光する。ハンドピースユニ
ット3は、目的、使用法により種々のものに取換え可能
であるが、本実施例では治療用レーザ光をスキャン(走
査)させて治療を行うスキャナーヘッドを備えるスキャ
ニング用ハンドピースユニット3を例にとって説明す
る。
【0014】図3はスキャニング用のハンドピースユニ
ット3の要部構成略図を示す。ハンドピースユニット3
はスキャナー部10とハンドピースヘッド部11から構
成され、両者は取り外し可能である。
【0015】スキャナー部10内には、多関節アーム部
2内を通過してきた治療用レーザ光及びエイミング光を
治療部位でXY方向にスキャンさせるための駆動ミラー
12a、12b、それぞれの駆動モータ17a、17b
が設けられ、駆動ミラー12a、12bによって反射さ
れた光束は、さらに駆動ミラー13により反射された
後、集光レンズ15を介して患部に照射される。14は
駆動ミラー13の駆動モータ、16は可視域に感度を持
つ2次元CCDカメラである。駆動ミラー13は回転軸
AXMIを軸に回動し、レーザ照射中は実線PEMの位置に
配置され、レーザ光を患部に導くとともに、患部からの
レーザ反射光がCCDカメラ16に入射しないように保
護する。レーザ照射時以外の場合には駆動ミラー13は
点線PESの位置に配置され、CCDカメラ16で患部の
像を撮像することができる。集光レンズ15はレーザ光
が患部上で焦点を結ぶように設置されており、駆動モー
タ17a、17bはレーザ装置本体1内に設けられたス
キャナーコントローラ23により制御される。スキャナ
ーコントローラ23からの制御信号は、コネクタ部5、
ケーブル4を介してスキャナー部10に送信され、駆動
モータ17a及び17bに伝えられる。
【0016】ハンドピースヘッド部11には金属製の支
持柱18が設けられている。支持柱18はハンドピース
ユニット3を安定させるために3本が設けられており、
その高さは集光レンズ15によりレーザ光が患部上で集
光するように設定されている。また、ハンドピースヘッ
ド部11の上部には、レーザ照射中に治療部位から発生
する煙を患部上から排除するための空気噴出口19が設
けられている。煙の排除は、レーザ装置本体1内に設け
られたエアパージポンプ24から噴出される空気をコネ
クタ部5、エアチューブ6を介して空気噴出口19から
空気を噴出させることによって行い、また、空気の噴出
によりは集光レンズ15に汚れが付着することも防止す
る。
【0017】図4にコントロールパネル7の正面図を示
す。コントロールパネル7はLCD(液晶)表示画面で
あり、LCDに表示されるスイッチ(あるいはアイコ
ン)に術者が触れることによって機能の選択を行うLC
Dタッチパネルを使用している。
【0018】コントロールパネル7は、照射準備(EMISS
ION)スイッチ30、モード(MODE)設定スイッチ群31、
照射パターン(PATTERN) 設定スイッチ群32、照射パワ
ー(POWER) 設定スイッチ33、照射時間(ON TIME) 設定
スイッチ34、休止時間(OFFTIME)設定スイッチ35、
アライメント(ALIGNMENT) スイッチ36、照射密度(DEN
SITY) 設定スイッチ37、照射形状(SHAPE) 設定スイッ
チ38、照射サイズ(SIZE)設定スイッチ39、パルス間
隔(PULSE SHOT)設定スイッチ40、等の各種スイッチ、
及びハンドピースユニット3内のCCDカメラ16によ
って撮像した患部像を表示するモニタ(MONITOR) 部4
1、エラーメッセージやマシン状態の情報等の各種メッ
セージを表示するためのメッセージ(MESSAGE) ディスプ
レイ42から構成されている。以下に、SCANおよびMEMO
RYモード時に使用する主なスイッチを簡単に説明する。
【0019】照射準備スイッチ30は、術者がREADY 状
態(レーザ照射可能状態)とSTANDBY 状態(待機状態)
の切り換えを行うためのスイッチである。READY 状態と
は、フットスイッチ8からのトリガ信号に基づいてレー
ザ照射が可能な状態であり、STANDBY 状態とは、設定条
件入力時等においてトリガ信号の誤入力によるレーザ照
射を防止するためにトリガ信号の入力に対してロックが
掛けられている状態である。READY 状態とSTANDBY 状態
の術者への報知は、各設定スイッチの表示文字を反転表
示することによって行っている。
【0020】モード設定スイッチ群31は、術者が手術
条件に基づいて、CW(連続発振)モード、PULSE (パ
ルス発振)モード、SCAN(走査)モード、MEMORY(記
憶)モードを切り換えるためのスイッチ群であり、各モ
ード切換スイッチによりモード設定がなされると、照射
準備スイッチの場合と同様に、設定されたモード切換ス
イッチの表示文字が反転表示され、術者に現状の設定モ
ードを報知する。
【0021】照射パワー設定スイッチ33は治療用レー
ザ光の照射出力の設定を行う。UP(上向矢印)及びD
OWN(下向矢印)スイッチを操作することによって設
定でき、設定された照射出力はUP及びDOWNスイッ
チの上側に設けられた表示部に表示される。
【0022】SCANモード時には、照射位置の微調整を行
うアライメントスイッチ36、レーザ光の照射密度を設
定するスイッチ37、メモリ25に記憶されているレー
ザ照射のスキャニング形状(四角形や六角形等の固定形
状の他、MEMORYモードで記憶させた形状)を設定するス
イッチ38、レーザ光の照射領域サイズを設定するスイ
ッチ39を使用することができる。また、照射形状設定
スイッチ38はMEMORYモード時においても使用し、NE
XTあるいはBACKスイッチを操作することによっ
て、メモリ25に設けられた複数の記憶先(ファイル)
から、患部の形状に応じて設定したスキャニング領域を
記憶したファイルを選択することができる。
【0023】モニタ部41にはCCDカメラ16によっ
て撮像された患部の像が表示される。また、モニタ部4
1には、スイッチ38により設定された固定形状のスキ
ャニング形状や、MEMORYモードで設定されたスキャニン
グ形状が電子的に形成され、これと患部像と合成して表
示するようになっており、エイミング光を使用しなくて
も(駆動ミラー13を退避位置に置いたときにも)、患
部に対するスキャニング領域の状態を確認することがで
きるようになっている。なお、電子的に形成されたスキ
ャニング形状は、各設定スイッチが操作されるたびに設
定領域に対応して変化するため、術者はスキャニング領
域を変化させたときの状態もモニタ部41上で確認する
ことができる。
【0024】さらに、モニタ部41にはMEMORYモード時
に使用する入力(INPUT) スイッチ41aと、読取り(REA
D)スイッチ41bが設けられている。入力スイッチ41
aを設定した場合には、図示なきタッチペン等によりモ
ニタ部41に表示される患部外縁を囲むことにより、術
者が所望する任意形状のスキャニング領域を特定し、メ
モリ25に記憶させることができる。読取りスイッチ4
1bを設定した場合には、CCDカメラ16で撮像した
像に基づいて患部を検出し、自動的にスキャナーコント
ローラ23は患部外縁を囲むようなスキャニング領域を
形成し、メモリ25に記憶する。
【0025】メッセージディスプレイ42には、設定さ
れているモードやパターン等の情報、操作手順や指示、
エラーメッセージ等の各種情報を表示することにより術
者に装置の状態を報知する。
【0026】以上のような構成を備えるレーザ治療装置
において、MEMORYモードにより自動的に任意形状を作成
した後、レーザ照射を行う場合について、以下にその動
作について説明する。
【0027】電源を投入すると、制御部20は各部のチ
ェックを行い、チェックが完了すると自動的にSTANDBY
状態へ移行して、STANDBY 状態であることをディスプレ
イ42に表示すると共にコントロールパネル7上のSTAN
DBY の表示文字を反転表示させる。さらに、制御部20
はスキャナーコントローラ23を介して駆動モータ14
を制御し、駆動ミラー13を退避位置PESに位置させ
る。このとき、治療用レーザ光及びエイミング光は制御
部20に制御された図示なきシャッタによって遮光され
ている。
【0028】術者はハンドピースユニット3の支持柱1
8の下端部を照射領域のほぼ中央に患部が位置するよう
に当接させる。モニタ部41にはCCDカメラ16によ
って撮像された患部の像が表示されるので、術者はハン
ドピースユニット3を患部周辺に当接させたままの状態
で患部の観察を行いながら、容易に位置決めを行うこと
ができる。また、3本の支持柱18を当接させることに
より、ハンドピースユニット3が安定するため、後述す
るスキャニング領域作成作業を安定して行うことができ
る。
【0029】術者はスキャニング領域作成を開始するた
めに、コントロールパネル7上のMEMORYモード切換スイ
ッチ31aを押してMEMORYモードに移行する。MEMORYモ
ード切換スイッチ31aからの信号が制御部20に入力
されると、制御部20はコントロールパネル7上のMEMO
RYの表示文字を反転表示させると共に、表示部38aに
記憶先のファイル名や照射形状等のファイル情報を表示
する。この際、照射形状設定スイッチ38のNEXTあ
るいはBACKスイッチを操作することにより記憶先の
ファイルを選択することができる。
【0030】術者はMEMORYモードに移行したのを確認し
た後、術者自身でタッチペン等によりスキャニング領域
を入力する際には入力スイッチ41aを選択し、CCD
カメラ16の画像データに基づいて自動的にスキャニン
グ領域を作成する際には読取りスイッチ41bを選択す
る。本実施例では読取りスイッチ41bを選択し、自動
的にスキャニング領域を形成する場合の動作について、
図5の読取り時のモニタ表示例に基づいて説明する。
【0031】読取りスイッチ41bを選択すると、実行
(START) スイッチ60、キャンセル(CANCEL)スイッチ6
1、設定スイッチ(SET) 62が表示される。実行スイッ
チ60を選択すると、スキャナーコントローラ23はC
CDカメラ16で撮像された像の各画素(ピクセル)の
輝度に基づいて患部領域を検出し、レーザ照射を行うス
キャニング領域を形成する。患部領域の検出方法は種々
の画像処理技術を利用することが可能であるが、例え
ば、患部領域は基本的に周囲の正常な皮膚に対して輝度
が低いことから、空間微分、2値化、輪郭抽出の各処理
によるエッジ検出を行うことによって患部の外縁を特定
することができる。この場合、2値化処理の際の閾値の
設定を設定スイッチ62により変更することができる。
なお、患部領域の輝度と患部以外の輝度に差が少ないと
きは、患部領域部(患部の縁部)に反射輝度の差を持た
すためのマーキングを施すようにしても良い。
【0032】レーザ照射を行うスキャニング領域の作成
ができると、モニタ部41にはスキャニング領域の情報
に基づいて形成されるスキャニング領域の輪郭表示51
がCCDカメラ16による患部像50と重ね合わせて表
示される。また、その画面上には、確定(OK)スイッチ6
3及び取消し(NG)スイッチ64が表示される。術者はス
キャニング領域がOKかNGかを判断し、確定スイッチ
63あるいは取消しスイッチ64を選択する。確定スイ
ッチ63が選択されるとスキャナーコントローラ23は
スキャニング領域の情報をメモリ25に記憶する。モニ
タ部41の画面上は、実行スイッチ60等の表示が消さ
れて初期画面の状態に戻るが、輪郭表示51の表示は患
部像50と重ね合わせて残っている。取消しスイッチ6
4を選択した場合には、再び、実行スイッチ60、キャ
ンセルスイッチ61、設定スイッチ62が入力可能な状
態となり、キャンセルスイッチ61を選択するとMEMORY
モードの初期画面に戻る。
【0033】スキャニング領域の作成が完了すると、術
者はSCANモード切換スイッチ31bを押してSCANモード
へ移行する。SCANモードに移行した後、術者は照射条件
等の設定やアライメントスイッチ36による照射位置の
微調整を行う。この照射位置の微調整に際しても、ハン
ドピースユニット3を患部周辺に当接させたままの状態
でモニタ部41上に表示される患部像50と輪郭表示5
1を観察できるので、その調整を容易に行うことができ
る。
【0034】術者は照射条件の設定と照射部位の特定が
できたら、READY /STANDBY スイッチ30を押してレー
ザ治療装置をREADY 状態にする。その後、フットスイッ
チ8を踏み込むことによりトリガ信号を発信させる。ト
リガ信号を受信した制御部20はレーザ光源21を制御
し、コントロールパネル7の設定に基づいて治療用レー
ザ光を出射させると共に、エアパージポンプ24を作動
させる。また、フットスイッチ8からのトリガ信号は制
御部20を介してスキャナーコントローラ23に入力さ
れ、トリガ信号を受信したスキャナーコントローラ23
は駆動モータ14を駆動制御して駆動ミラー13を照射
位置PEMに位置させると共に、設定条件に基づき駆動モ
ータ17a、17bを介して駆動ミラー12a、12b
を駆動制御する。
【0035】レーザ光源21を出射した治療レーザ光は
多関節アーム部2に入射した後、多関節アーム部2の各
関節部に設けられたミラーによって反射されてハンドピ
ースユニット3に導光される。レーザ光は設定されたス
キャニング領域に基づき駆動ミラー12a、12bによ
ってスキャンされた後、駆動ミラー13で反射して治療
部位に照射される。レーザ光照射中に発生する煙は、空
気噴出口19から噴出される空気によって攪拌排除され
る。
【0036】1スキャンが終了すると、制御部20及び
スキャナーコントローラ23はハンドピースユニット3
からのフィードバック信号に基づき1スキャン終了を検
知する。スキャン終了信号に基いて、制御回路20はレ
ーザ光源11からのレーザ出射を停止させ(図示なき安
全シャッタを駆動制御して、レーザ光を遮断する)、ス
キャナーコントローラ23は駆動モータ14を駆動制御
し、駆動ミラー13を退避位置PESに退避させる。レー
ザ照射後の患部の状態はCCDカメラ16によって撮像
され、その像がモニタ部41に表示される。術者はモニ
タ部41の画面を観察することにより、ハンドピースユ
ニット3を患部から移動させることなく、レーザ照射後
の状態を照射前の同一の視点(実施例では真上)より即
座に確認することができ、レーザ照射による患部の変化
の観察を容易に行うことが可能である。これにより、繰
り返しのレーザ照射が必要な場合にも、患部とレーザ照
射領域の位置合わせを手間を取ることなく容易に行うこ
とができる。
【0037】本実施例ではハンドピースヘッド部に金属
製の3本の支持柱を設けたものを挙げて説明したが、硬
化プラスティック等の樹脂製のものを利用することや、
支持柱の数を多く、あるいは少なくすることも可能であ
り、ハンドピースヘッド部の形状についても円錐形状等
の種々の形を利用することができる。
【0038】また、本実施例ではレーザ照射時にミラー
13を駆動させ、これをCCDカメラ16の光路上に置
くことにより、ミラー13がシャッタの代わりをするよ
うにしたが、治療レーザ光と可視光を反射及び透過する
ビームスプリッタと治療レーザ光をカットするフィルタ
を使用することによって、CCDカメラ16で患部と患
部上に投光されたエイミング光を同時に撮像することも
可能である。
【0039】さらに、モニタ部41に表示される患部の
像は、画像処理技術によりその拡大、縮小を行うことは
容易に可能であるが、CCDカメラ16の光軸上にズー
ム光学系を配置することによって、患部像を光学的に拡
大あるいは縮小して表示するようにしても良い。
【0040】さらにまた、本実施例においてはコントロ
ールパネルに各種スイッチ類をまとめて表示して説明し
たが、術者の選択したスイッチに基づいて、順次必要な
スイッチを表示するようにしたウィンドウ形式や、メニ
ュー形式とすることも可能である。
【0041】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、治療用
レーザ光のスキャニング領域あるいは患部をハンドピー
ス部を移動させることなく観察することができ、術者の
負担を軽減して適切なレーザ照射を容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例であるレーザ治療装置の外観略図であ
る。
【図2】実施例であるレーザ治療装置の制御系要部図で
ある。
【図3】実施例であるハンドピースユニットの要部構成
略図である。
【図4】実施例であるレーザ治療装置のコントロールパ
ネルの正面図である。
【図5】スキャニング領域読取り時にモニタ部に表示さ
れる表示例の一例である。
【符号の説明】
1 レーザ装置本体 3 ハンドピースユニット 7 コントロールパネル 10 スキャナー部 12a,12b,13 駆動ミラー 14,17a,17b 駆動モータ 16 CCDカメラ 20 制御部 23 スキャナーコントローラ 41 モニタ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療用レーザ光源からのレーザ光を患部
    に照射するレーザ治療装置において、前記レーザ光を所
    定の位置に導光する多関節アームと、該多関節アームに
    取り付けられ導光されたレーザ光を患部上にて走査させ
    るレーザ光走査手段を持つハンドピースと、該ハンドピ
    ースに取り付けられ前記レーザ光走査手段による走査可
    能な領域を光電的に撮像する撮像手段と、該撮像手段に
    より撮像された像を表示する表示手段と、を備えること
    を特徴とするレーザ治療装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のレーザ治療装置において、前
    記撮像手段により得られた像に基づいて患部を検出する
    患部検出手段と、該患部検出手段による検出情報に基づ
    いて前記レーザ光走査手段によるレーザ走査領域を決定
    する走査領域決定手段と、該走査領域決定手段よって決
    定されたレーザ走査領域の情報に基づいて形成されるレ
    ーザ走査領域の図形を前記表示手段上に表示される像に
    重ね合わせて表示する表示制御手段と、を備えることを
    特徴とするレーザ治療装置。
  3. 【請求項3】 請求項2のレーザ治療装置は、さらに前
    記走査領域決定手段よって決定された走査領域の情報を
    記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された走査領域
    の情報に基づいて前記レーザ光走査手段の動作を制御す
    る走査制御手段と、を備えることを特徴とするレーザ治
    療装置。
  4. 【請求項4】 請求項1のレーザ治療装置において、前
    記レーザ光走査手段により走査されるレーザ光を患部に
    向けて反射するための反射ミラーと、該反射ミラーを前
    記撮像手段の撮像光路上から退避させる位置とレーザ光
    を患部に向けて反射する位置との間で切換える切換え手
    段と、レーザ光を照射するためのトリガ信号を発生する
    信号発生手段と、該トリガ信号に基づいて前記切換え手
    段の動作を制御する切換え制御手段と、を備えることを
    特徴とするレーザ治療装置。
JP9249397A 1997-05-30 1997-08-29 レーザ治療装置 Withdrawn JPH1170120A (ja)

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JP9249397A JPH1170120A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 レーザ治療装置
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DE69803004T DE69803004T2 (de) 1997-05-30 1998-05-29 Laserbehandlungsvorrichtung

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JP2010528824A (ja) * 2007-06-12 2010-08-26 メラ サイエンシズ インコーポレイテッド 医療行為を提供するシステム及び方法並びに医療装置を制御するシステム及び方法
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