JP2000334036A - 血液透析装置 - Google Patents

血液透析装置

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JP2000334036A
JP2000334036A JP11145918A JP14591899A JP2000334036A JP 2000334036 A JP2000334036 A JP 2000334036A JP 11145918 A JP11145918 A JP 11145918A JP 14591899 A JP14591899 A JP 14591899A JP 2000334036 A JP2000334036 A JP 2000334036A
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hemodialysis
blood
pressure
differential pressure
flow path
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JP11145918A
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Masami Oda
正美 小田
Yoji Kanayama
洋二 金山
Takenori Yoshizako
武則 吉迫
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Toray Medical Co Ltd
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Toray Medical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別の別装置を用いることなく血液透析装置
自体にて、血液透析中に生じた血圧の低下を、連続的
に、正確にかつ迅速に測定できる血液透析装置を提供す
る。 【解決手段】 患者の体内との間で血液を循環させる血
液流路と透析液流路との間で血液透析を行う血液透析要
素と、血液流路の血液透析要素の上流側に設けられたチ
ューブポンプからなる血液ポンプとを有する血液透析装
置において、血液流路の血液透析要素の上流側の位置
と、血液透析要素の下流側の位置との間の差圧を検出す
る差圧検出手段を設けるとともに、該差圧検出手段によ
って検出される差圧の信号を、血液ポンプのローラがそ
の周回方向において予め定められた一定の位置にきたと
きにのみ出力させるようにしたことを特徴とする血液透
析装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液透析装置に関
し、とくに血液透析中の血圧の変化を正確に測定できる
ようにした血液透析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】血液透析装置は既に広く実用化されてお
り、代表的なものとして、たとえば特公昭56−82号
公報、特公昭61−25382号公報等に記載されたも
のが知られている。血液透析装置では、血液透析を行う
ための血液透析要素として、透析膜を内在させた血液透
析フィルター(ダイアライザー)が用いられ、患者の動
脈側から送られてきた血液中から、血液透析フィルター
内で血液流路側と透析液流路側との間で透析膜を介して
尿成分等が除去され、また、余剰水分が除水されて、透
析後の血液が患者の静脈側へと戻される。この患者の体
内との間の血液の送液・循環には、通常、血液流路中の
血液透析フィルターの上流側に設けられた、チューブポ
ンプからなる血液ポンプが用いられている。
【0003】ところで、血液透析を連続的に行っている
と、患者の血圧が急激に低下することがある。血圧が低
下すると、それを迅速に検知して適切な処置を講じなけ
ればならず、かつ、血圧低下以降、通常、患者をつきっ
きりで看る必要がある。
【0004】この血圧低下は、次のような原因による。
血液透析では、血液中の水分が除水されるので血液透析
を続行していると、血球成分/血液量(つまり、血液中
の固形分の比率で、通常、Hct[ヘマトクリット]と
呼ばれている。)の値が上昇するが、このHctが突然
急上昇することがある。このHctの急上昇は血圧の急
低下に対応していることが知られている。
【0005】たとえば図4に示すように、血液透析の継
続時間とともにHctが徐々に増加するが、ある時点で
Hctがさらに急激に上昇することがある(低下:図4
(A)の101)。このHcTの急上昇101に対応し
て、図4(B)に示すように、血圧が急低下する(低
下:図4(B)の102)。
【0006】このようなHctの急上昇あるいは血圧の
急低下が生じると、血液透析における除水を停止したり
する等の適切な処置を迅速に講じる必要があり、以降患
者を常時監視する必要が生じる。したがって、Hctの
急上昇あるいは血圧の急低下のいずれかについて、正確
にかつ迅速に検知されなければならない。
【0007】Hctの変化を測定する装置は知られてい
るが、この装置では、血液をサンプリングしながら測定
する必要があり、血液透析装置とは別の測定装置と素子
とが必要になるとともに、サンプリングしながらの測定
であるため、Hctの急上昇の検知に時間遅れが生じ、
迅速な検知が難しい。
【0008】一方血圧の測定については、市販されてい
る血圧計で測定可能であるが、通常、血圧値測定までに
時間を要するので、やはり血圧の急低下を迅速に検知す
ることは困難である。また、血圧測定のために、一方の
腕が測定帯により締め付けられて拘束され、他方の腕は
血液透析のために拘束されているので、両腕が拘束され
ることになり、患者に不快感を与えるため患者には極め
て不評である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
Hctの測定装置や一般の血圧計を使用することなく、
血液透析装置自体にて、血液透析中に生じた血圧の低下
を連続的に検出する方法を検討した。
【0010】すなわち、血液透析装置においては、患者
の体内との間で血液を循環させる血液流路は、血液透析
フィルターの上流側が患者の動脈側に、下流側が患者の
静脈側に接続されるので、血液透析フィルターの前後の
差圧は患者の血圧に対応していることに着目した。つま
り、血液透析フィルターの前後の血液流路長は、条件を
変更しない限り一定であるので、血液透析フィルター
は、血液流路中の圧力損失に関していわゆる粘度計と同
じ機能を果たし、その前後の差圧は、そのときの患者の
血圧に対応していることに着目し、この差圧を正確に精
度よく測定できれば、問題となる血圧の急低下も正確に
かつ迅速に測定できることを見出した。
【0011】ところが、単に血液流路中の血液透析フィ
ルターの前後に差圧検出手段を設けて上記差圧を検出す
るだけでは、血液流路中に設けられた血液送給用のチュ
ーブポンプからなる血液ポンプにより大きな脈流が生じ
ているので、差圧検出手段によって検出される圧力が大
きく変動し、検知しようとする差圧、つまり血圧に対応
する差圧値も大きく変動してしまう。この変動が生じる
ため、現実には、血圧の急低下を正確に読み取ることが
困難になっている。
【0012】上記のような変動を、ソフト的に対処する
手法、たとえば移動平均処理を行って変動する検出特性
値を平滑化する手法も考えられるが、移動平均を採るた
めの時間遅れが生じ、やはり迅速な検知は困難になる。
【0013】そこで本発明の課題は、Hctの測定装置
や一般の血圧計を用いることなく、血液透析装置自体に
て、連続的な血液透析中に生じた血圧の低下を、正確に
精度良く、しかも迅速に検知できる血液透析装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の血液透析装置は、患者の体内との間で血液
を循環させる血液流路と透析液流路との間で血液透析を
行う血液透析要素と、血液流路の血液透析要素の上流側
に設けられたチューブポンプからなる血液ポンプとを有
する血液透析装置において、血液流路の血液透析要素の
上流側の位置と、血液透析要素の下流側の位置との間の
差圧を検出する差圧検出手段を設けるとともに、該差圧
検出手段によって検出される差圧の信号を、血液ポンプ
のローラがその周回方向において予め定められた一定の
位置にきたときにのみ出力させるようにしたことを特徴
とするするものからなる。
【0015】上記差圧検出手段は、差圧計、または、血
液透析要素の上下流側にそれぞれ設けられた圧力センサ
を有する手段に構成できる。
【0016】上記差圧検知のための一定の位置として
は、チューブポンプからなる血液ポンプによる脈動の影
響が小さくなる位置、つまり、血液ポンプに設けられた
複数のローラのうちの一のローラがチューブを押圧開始
する位置から押圧終了する位置までの中間位置にあるこ
とが好ましい。なかでも、チューブポンプからなる血液
ポンプによる脈動の影響が最も小さくなる位置、たとえ
ば、一定の位置が、血液ポンプに設けられた一のローラ
がチューブを押圧開始する位置から押圧終了する位置ま
での中点位置またはその直前位置であることが好まし
い。血液ポンプを構成するチューブポンプは、一対のロ
ーラを有するポンプ、3つ、あるいは以上のローラを有
するポンプのいずれであってもよい。
【0017】上記一定の位置においてのみ、差圧検出手
段によって、患者の血圧に対応する差圧信号が出力され
ることになる。この一定の位置の検出手段としては、血
液ポンプのローラ周回駆動用回転部材とそれに対向する
固定側部材とに設けられた、光学的または磁気的素子を
有する手段から構成できる。たとえば、血液ポンプのロ
ーラ周回駆動用回転部材とそれに対向する固定側部材と
の一方に磁石を設け、他方にホール素子を設けた構造に
構成できる。
【0018】血圧に対応する上記差圧信号の特性は、直
接読み取ることも可能であるが、たとえば、差圧信号の
特性の微分値を演算、出力する手段を組み込んでおけ
ば、問題となる血圧急低下に対応する差圧の変化を、よ
り正確かつ迅速に出力することが可能になる。
【0019】上記のような本発明に係る血液透析装置に
おいては、血液透析を連続的に行っている際に、血液透
析要素の上下流側にわたって設けられた差圧検出手段に
より検出された、動脈側、静脈側の圧力の差圧が、患者
の血圧に対応する値として、実質的に連続的に検知され
る。そして、この差圧の検知が、毎回、血液ポンプによ
る脈動の影響の小さい一定の位置にて行われるから、検
知される差圧の変動は極めて小さく抑えられ、正確に精
度良く読み取り可能な、あるいは微分処理可能な特性と
して得ることが可能になる。その結果、患者の血圧に急
低下が生じた場合、その初期の段階にて、該低下が正確
にかつ迅速に検知されることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一
実施態様に係る血液透析装置の概略構成図を示してお
り、図2および図3はその血液ポンプ部を示している。
【0021】図1において、1は、患者の動脈側2から
の血液を血液透析後に静脈側3へと戻すように循環させ
る血液流路を示している。血液流路1中の血液は、チュ
ーブポンプからなる血液ポンプ4によって定量送液さ
れ、血液透析要素としての血液透析フィルター5(ダイ
アライザー)内で、血液流路1と透析液流路6との間で
透析膜7を介して血液透析される。透析膜7は、実際に
は、たとえば多数の中空糸膜からなるが、図1では模式
的に示してある。
【0022】透析液は、たとえば図1に示したように、
調製済透析液供給装置8から供給された透析液を、計量
チャンバ9の一方の室9aから膜10の押圧を介して吐
出し、フィルター11を介して血液透析フィルター5に
供給される。血液透析済みの透析液は、循環ポンプ12
によって計量チャンバ9の他方の室9bに戻されるとと
もに、除水ポンプ13を介して一部が除水される。
【0023】血液流路1の血液透析フィルター5の上流
側の位置、本実施態様では血液ポンプ4と血液透析フィ
ルター5との間の位置には、血液流路1中の圧力を検知
する圧力センサ14が設けられており、血液透析フィル
ター5の下流側の位置には圧力センサ15が設けられて
いる。圧力センサ14は患者の動脈側に対応する圧力を
検知し、圧力センサ15は静脈側に対応する圧力を検知
し、その差圧はそのときの患者の血圧に対応している。
つまり、血液透析フィルター5は、血液流路1中の圧力
損失に関して、いわゆる粘度計と同じ機能を有し、その
ときの血液の状態に対応した圧力損失を生じさせ、その
圧力損失は患者の血圧に対応している。
【0024】本実施態様では、両圧力センサ14、15
による圧力検出信号は制御装置16に送られ、差圧が自
動演算されて出力されるようになっている。また、制御
装置16では、得られた差圧信号の特性が微分処理さ
れ、差圧の変化の度合が連続的に演算、出力される。さ
らに、演算された微分値が、予め定められた一定値以上
になったとき、すなわち、差圧の変化の度合(血圧の変
化の度合)が一定度合以上になったとき、その検知状態
を警告信号として発するようにしてもよい。
【0025】上記差圧信号は、血液ポンプ4に設けられ
た一対のローラ17、17のうちの一方のローラ17
が、その周回方向において予め定められた一定の位置に
きたときにのみ出力される。この一定の位置は、たとえ
ば図2に示すように、一方のローラ17が血液ポンプ4
内のチューブ18を押圧開始する位置19から押圧終了
する位置20までの中間位置、とくに、押圧開始位置1
9から押圧終了位置20までの中点位置21、あるいは
その直前位置に設定されることが好ましい。この位置
は、血液ポンプ4により発生する脈動の影響が最も小さ
い位置である。
【0026】上記一定の位置の設定、あるいはその位置
にきたことの信号は、たとえば光学的または磁気的素子
を有する手段によって得ることが可能である。本実施態
様では、磁気的素子を有する手段、たとえば、磁石22
とホール素子23を備えたものによって得られる。本実
施態様では、図2および図3に示すように、一対のロー
ラ17の周回駆動用回転部材24に磁石22が取り付け
られ、固定側部材25にホール素子23が取り付けられ
ている。磁石22とホール素子23が丁度対向する位置
になったとき信号が得られるから、これら磁石22とホ
ール素子23の取付位置の適切な設定によって、一方の
ローラ17が中点位置21あるいはその直前位置にきた
ときに、上記一定の位置信号を発することができる。
【0027】上記のように構成された血液透析装置にお
いては、患者の血圧に対応する、両圧力センサ14、1
5の差圧信号は、血液ポンプ4のローラ17が一定の位
置にきたときにのみ出力され、該一定の位置は血液ポン
プ4による脈動の影響が最も小さい位置に設定されてい
るから、変動の極めて小さい安定した差圧信号が、実質
的に連続的に、正確に得られることになり、それによっ
て血圧の変化が正確に精度よく、しかも時間遅れなく迅
速に測定されることになる。
【0028】したがって、血圧に急低下が生じた場合に
も、その低下のごく初期の段階で、正確に極めて迅速に
検知される。差圧信号特性を微分処理すれば、問題とな
る血圧低下を一層正確に精度良く自動測定できる。
【0029】この血圧変化(差圧変化)は、前述の如く
Hctの変化にも対応しているので、同時にHctの急
上昇も正確にかつ迅速に検知されることになる。
【0030】このように、変動の極めて小さい状態で血
圧の変化特性を検知することができるため、血圧の急低
下が生じた場合にも適切な処理を迅速に講じることが可
能になる。
【0031】また、この血圧変化の検知は血液透析装置
自身によって行われるものであるから、別装置としての
Hctの測定装置や一般の血圧計は不要であり、装置全
体の構成も簡素である。
【0032】なお、一旦血液透析が開始されその状態で
血液透析が続行されている間は、通常、患者の体内との
間の血液流路1の状態(とくに流路長)は固定され血液
ポンプ4の回転数も固定されるから、上記両圧力センサ
14、15の差圧と患者の血圧との関係は一定の関係に
保たれる。血液ポンプ4の回転数を変更したり、血液流
路長が変更になった場合には、差圧に予め定めた適切な
補正を加えることにより、血圧測定精度は保証される。
血液ポンプ4の回転数は患者の状態をみて変更される場
合があるが、この変更は段階的に調節されるものである
から、上記補正も段階的に行えばよく、連続的に自動調
整する必要はない。
【0033】また、上記実施態様では、差圧検出手段
を、2つの圧力センサ14、15を有するものから構成
した例を示したが、いわゆる差圧計を用い、その両圧力
検出端を血液透析装要素の上下流に接続して、差圧を直
接検出することもできる。その場合にも、上記実施態様
同様、制御装置16等を用いて適宜信号処理を行うこと
が好ましい。
【0034】さらに、上記実施態様では、血液ポンプ4
を一対のローラ17を有するチューブポンプから構成し
たが、3ローラ型、あるいはそれ以上の数のローラを有
するチューブポンプから構成することも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の血液透析
装置によれば、血液透析装置自身によって血液透析中の
患者の血圧の変化を、変動なく極めて正確に精度良く、
しかも極めて迅速に測定することができ、問題となる血
圧低下が生じた場合にも、その初期の段階で迅速に対処
できるようになる。
【0036】また、本発明は、Hctの測定装置のよう
に別処置を設ける必要がなく、簡素な構造で容易にかつ
安価に実施できる。
【0037】さらに、血液透析装置自身で血圧を測定で
きるから、別途患者に血圧測定帯等を付加する必要もな
く、患者に不快感を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る血液透析装置の概略
機器系統図である。
【図2】図1の装置の血液ポンプ部の概略構成図であ
る。
【図3】図2の血液ポンプ部の概略側面図である。
【図4】血液透析中におけるHctの急上昇と血圧の急
低下が生じた場合の一特性図である。
【符号の説明】
1 血液流路 2 動脈側 3 静脈側 4 血液ポンプ 5 血液透析要素としての血液透析フィルター(ダイア
ライザー) 6 透析液流路 7 透析膜 8 調製済透析液供給装置 9 計量チャンバ 10 膜 11 フィルター 12 循環ポンプ 13 除水ポンプ 14、15 圧力センサ 16 制御装置 17 一対のローラ 18 チューブ 19 押圧開始位置 20 押圧終了位置 21 中点位置 22 磁石 23 ホール素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉迫 武則 東京都墨田区錦糸一丁目2番1号 東レ・ メディカル株式会社内 Fターム(参考) 4C077 AA05 BB01 DD07 HH03 HH13 JJ03 JJ14 JJ16 KK23 KK25 KK27 4D006 GA13 HA02 HA19 JA51A JA53A KE06P KE07P KE09P MA01 PB09 PC47

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の体内との間で血液を循環させる血
    液流路と透析液流路との間で血液透析を行う血液透析要
    素と、血液流路の血液透析要素の上流側に設けられたチ
    ューブポンプからなる血液ポンプとを有する血液透析装
    置において、血液流路の血液透析要素の上流側の位置
    と、血液透析要素の下流側の位置との間の差圧を検出す
    る差圧検出手段を設けるとともに、該差圧検出手段によ
    って検出される差圧の信号を、血液ポンプのローラがそ
    の周回方向において予め定められた一定の位置にきたと
    きにのみ出力させるようにしたことを特徴とする血液透
    析装置。
  2. 【請求項2】 差圧検出手段が、差圧計、または、血液
    透析要素の上下流側にそれぞれ設けられた圧力センサを
    有する、請求項1の血液透析装置。
  3. 【請求項3】 一定の位置が、血液ポンプに設けられた
    複数のローラのうちの一のローラがチューブを押圧開始
    する位置から押圧終了する位置までの中間位置にある、
    請求項1または2の血液透析装置。
  4. 【請求項4】 一定の位置の検出手段が、血液ポンプの
    ローラ周回駆動用回転部材とそれに対向する固定側部材
    とに設けられた、光学的または磁気的素子を有する手段
    からなる、請求項1ないし3のいずれかに記載の血液透
    析装置。
  5. 【請求項5】 差圧信号の特性の微分値を演算、出力す
    る手段を有する、請求項1ないし4のいずれかに記載の
    血液透析装置。
JP11145918A 1999-05-26 1999-05-26 血液透析装置 Pending JP2000334036A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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