JP2000333891A - 電気掃除機用吸込具並びに電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機用吸込具並びに電気掃除機

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JP2000333891A JP11177939A JP17793999A JP2000333891A JP 2000333891 A JP2000333891 A JP 2000333891A JP 11177939 A JP11177939 A JP 11177939A JP 17793999 A JP17793999 A JP 17793999A JP 2000333891 A JP2000333891 A JP 2000333891A
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孝一 藤田
Shinichi Hoshiide
真一 星出
Katsutaka Murata
克孝 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機によって回転される回転ブラシを具備
し、吸込具本体に衝撃力が加えられても、確実に回転ブ
ラシを回転させて使い勝手を向上する。 【解決手段】 吸込具本体16の下面に開口させた吸込
口25に臨むように、吸込具本体16内に回転ブラシ1
7を回転自在に設け、回転ブラシ17を電動機29によ
り回転駆動し、吸込具本体16を上下反転したとき安全
装置54により電動機29を停止させる。安全装置54
は、吸込具本体16の被掃除面への接地状態および非接
地状態に応じて動作する検知レバー59によりスイッチ
62のオンオフ制御を直接または間接に行って電動機2
9を制御し、吸込具本体16の上下反転により移動する
移動体61を上下反転時にはスイッチ62をオン制御し
ないように規制する位置に移動させ、吸込具本体16の
上下正常時には邪魔体63により移動体61が上下反転
時の位置へ移動するのを規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機によって回
転される回転ブラシを具備した電気掃除機用吸込具並び
にこの電気掃除機用吸込具を接続する電気掃除機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機用吸込具は、
図9および図10に示すように構成していた。以下、そ
の構成について説明する。
【0003】図9に示すように、吸込具本体1は、底面
に吸込口2を設け、この吸込口2に対向して絨毯などの
被掃除面に付着した塵埃を遊離させるアジテーター3を
回転自在に配設している。このアジテーター3はベルト
4を介して電動機5により回転駆動する。吸込具本体1
の裏面に、回動軸6により上下に回動可能なローラーア
ーム7を設け、ローラーアーム7の先端部にはローラー
8を回転自在に取り付けている。
【0004】つぎに、図10に示すように、スプリング
9はローラーアーム7を吸込具本体1の裏面より突出さ
せる方向に付勢するもので、回動軸6にはスイッチ10
を付勢する付勢部11を設けている。また、回動軸6に
はレバー12を設けており、このレバー12はボールガ
イド13内に回転可能に収容し、ボールガイド13内に
ボール14を配している。規制リブ15はレバー12の
回動方向に直行する方向に突出して設け、この規制リブ
15によりボール14がレバー12内へ侵入するのを阻
止するよう構成している。
【0005】上記構成において、図10(a)に示すよ
うに、吸込具本体1を被掃除面に接地させた上下正常時
では、被掃除面にローラー8が当接して上方に移動し、
同時にローラーアーム7が回動軸6を回転させ、図9
(b)に示すように、回動軸6とともに回動する付勢部
11によりスイッチ10を付勢し、このスイッチ10に
より電動機5に通電し、アジテータ3を回転させる。
【0006】つぎに、吸込具本体1を被掃除面から離し
て空中に浮かすと、図10(c)(d)に示すように、
スプリング9の付勢によりローラーアーム7およびロー
ラー8は吸込具本体1の裏面より突出し、回転軸6が回
動して、付勢部11によりスイッチ10をオフし、電動
機5を停止させ、アジテータ3を停止させる。
【0007】一方、図10(e)(f)に示すように、
吸込具本体1の吸込口2を上方に向けた上下反転時で
は、スプリング9の付勢力によりローラーアーム7が回
動し、ローラー8が吸込具本体1の外方に突出するとと
もに、ローラーアーム7により回動軸6を上述の場合と
は逆方向に回動させるので、ボールガイド13内のレバ
ー12も可動し、ボール14がレバー12より外れ、そ
の自重で下方に落下する。
【0008】この状態で、ローラー8を故意に下方に押
し下げようとすると、レバー12の端部がボール14に
当接し、レバー12の回動が規制され、図10(f)の
実線で示すように、付勢部11が回動せず、その結果、
スイッチ10が動作しないため電動機5に通電されず、
アジテータ3は停止状態のままとなり、アジテータ3が
不用意に回転することがない。
【0009】また、レバー12内へボール14が侵入す
るのを防止する規制リブ15を設けているため、掃除作
業中、吸込具本体1が前後に動作してもレバー12内へ
のボール14の侵入を阻止できるとともに、吸込具本体
1の吸込口2を上方に向けたときは、ボール14は規制
リブ15と点接触であるため摩擦力を低減することがで
き、よりはやくローラーアーム7の回動をロックするこ
とができ、はやく確実にアジテータ3を停止することが
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、吸込具本体1を被掃除面に接地させて掃除を開始
するとき、吸込具本体1の吸込口2を下方に向けた上下
正常状態で、たとえば、吸込具本体1を被掃除面に落と
して、吸込具本体1に衝撃力を加えた場合には、衝撃力
に起因してボール14が上方へはね上がると同時に、レ
バー12が図10(c)に示す状態から図10(a)に
示す状態に移行し始める。
【0011】このため、ボール14がボールガイド13
内の上端に移動したときに、レバー12の端部がボール
14に当接した状態になると、ボール14はレバー12
によりボールガイド13内の上端にロックされる。
【0012】掃除を開始するときは、吸込具本体1を被
掃除面に接地させて、そのまま吸込具本体1を被掃除面
上を前後方向に移動させるため、ボール14がレバー1
2によりボールガイド13内の上端にロックされた状態
で吸込具本体1が被掃除面上を前後方向に移動させるこ
とになる。この状態では、レバー12がボール14によ
りロックされることによりレバー12の回動が規制され
ているため、回動軸6を回転させることができず、付勢
部11によりスイッチ10を付勢できないため、電動機
5に通電することなく、アジテータ3を回転できないと
いう問題を有していた。本発明は上記従来の課題を解決
するもので、吸込具本体に衝撃力が加えられても、確実
に回転ブラシを回転させて使い勝手を向上することを目
的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、吸込具本体の下面に開口させた吸込口に臨
むように、吸込具本体内に回転ブラシを回転自在に設
け、回転ブラシを電動機により回転駆動し、吸込具本体
を上下反転したとき安全装置により電動機を停止させる
よう構成し、安全装置は、吸込具本体の被掃除面への接
地状態および非接地状態に応じて動作する検知レバーに
よりスイッチのオンオフ制御を直接または間接に行って
電動機を制御し、吸込具本体の上下反転により移動する
移動体を上下反転時にはスイッチをオン制御しないよう
に規制する位置に移動させ、吸込具本体の上下正常時に
は邪魔体により移動体が上下反転時の位置へ移動するの
を規制するよう構成したものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】これにより、吸込具本体
に衝撃力が加えられても、確実に回転ブラシを回転させ
ることができ、使い勝手を向上することができる。
【0015】また、内部に塵埃を集塵する集塵室と電動
送風機を備えた電気掃除機本体に、上記電気掃除機用吸
込具と連通するように接続される接続口を備えた電気掃
除機である。
【0016】これにより、吸込具本体に衝撃力が加えら
れても、確実に回転ブラシを回転させて掃除することが
でき、使い勝手を向上することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、下面に吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込
口に臨むように前記吸込具本体内に回転自在に設けた回
転ブラシと、前記回転ブラシを回転駆動する電動機と、
前記吸込具本体を上下反転したとき前記電動機を停止さ
せる安全装置とを備え、前記安全装置は、前記電動機を
オンオフ制御するスイッチと、前記吸込具本体の被掃除
面への接地状態および非接地状態に応じて動作し前記ス
イッチのオンオフ制御を直接または間接に行う検知レバ
ーと、前記吸込具本体の上下反転により移動し上下反転
時には前記スイッチをオン制御しないように規制する位
置に移動する移動体と、前記吸込具本体の上下正常時に
は前記移動体が上下反転時の位置へ移動するのを規制す
る邪魔体とを備えた電気掃除機用吸込具であり、吸込具
本体の上下反転時には、スイッチをオン制御しないため
回転ブラシが回転することがなく、吸込具本体の上下正
常時に吸込具本体に衝撃力が加えられても、確実に回転
ブラシを回転させて掃除することができ、使い勝手を向
上することができる。
【0018】本発明の請求項2に記載の発明は、下面に
吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨むよ
うに前記吸込具本体内に回転自在に設けた回転ブラシ
と、前記回転ブラシを回転駆動する電動機と、前記吸込
具本体を上下反転したとき前記電動機を停止させる安全
装置とを備え、前記安全装置は、前記電動機をオンオフ
制御するスイッチと、前記吸込具本体の被掃除面への接
地状態および非接地状態に応じて動作し前記スイッチの
オンオフ制御を直接または間接に行う検知レバーと、前
記吸込具本体の上下反転により移動し上下反転時には前
記スイッチをオン制御しないように規制する位置に移動
する磁性体から成る移動体と、前記吸込具本体の上下反
転時には、前記移動体が自重によって上下反転時の位置
へ移動し、且つ前記吸込具本体の上下正常時には前記移
動体が上下反転時の位置へ移動するのを磁力によって規
制する磁石体とを備えた電気掃除機用吸込具であり、吸
込具本体の上下反転時には、スイッチをオン制御しない
ため回転ブラシが回転することがなく、吸込具本体の上
下正常時に吸込具本体に衝撃力が加えられても、確実に
回転ブラシを回転させて掃除することができ、使い勝手
を向上することができる。
【0019】請求項3に記載の発明は、下面に吸込口を
開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨むように前記
吸込具本体内に回転自在に設けた回転ブラシと、前記回
転ブラシを回転駆動する電動機と、前記吸込具本体を上
下反転したとき前記電動機を停止させる安全装置とを備
え、前記安全装置は、前記電動機をオンオフ制御するス
イッチと、前記吸込具本体の被掃除面への接地状態およ
び非接地状態に応じて動作する床面接地部と、前記床面
接地部の動きに応じて前記スイッチのオンオフを制御す
る検知レバーと、前記吸込具本体の上下反転により移動
する移動体と、前記移動体を上下方向に移動自在に収容
する移動体収容部と、前記移動体の移動を規制する邪魔
体とを備え、前記検知レバーの一部を前記移動体収容部
内に出没自在とするとともに、前記検知レバーの一部に
より移動体を介して前記スイッチをオン制御するよう構
成し、前記吸込具本体の上下正常時には前記移動体の上
方の移動体収容部内に邪魔体が位置し、前記吸込具本体
の上下反転時には邪魔体による移動体収容部内の移動体
の規制を解除し、前記検知レバーの一部より上下方向に
おいて離れた位置に移動体が移動するよう構成した電気
掃除機用吸込具であり、吸込具本体の上下正常時には移
動体の上方の移動体収容部内に邪魔体が位置しているた
め、吸込具本体に衝撃力が加えられても、確実に回転ブ
ラシを回転させて掃除することができ、使い勝手を向上
することができる。また、吸込具本体の上下反転時には
邪魔体による動体収容部内の移動体の規制を解除し、検
知レバーの一部より上下方向において離れた位置に移動
体が移動することにより、スイッチをオンすることがな
く、回転ブラシが回転しないようにすることができる。
【0020】請求項4に記載の発明は、下面に吸込口を
開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨むように前記
吸込具本体内に回転自在に設けた回転ブラシと、前記回
転ブラシを回転駆動する電動機と、前記吸込具本体を上
下反転したとき前記電動機を停止させる安全装置とを備
え、前記安全装置は、前記電動機をオンオフ制御するス
イッチと、前記吸込具本体の被掃除面への接地状態およ
び非接地状態に応じて動作する床面接地部と、前記床面
接地部の動きに応じて前記スイッチのオンオフを制御す
る検知レバーと、前記吸込具本体の上下反転により移動
する磁性体から成る移動体と、前記移動体を上下方向に
移動自在に収容する移動体収容部と、前記移動体の移動
を規制する磁石体とを備え、前記検知レバーの一部を前
記移動体収容部内に出没自在とするとともに、前記検知
レバーの一部により移動体を介して前記スイッチをオン
制御するよう構成し、前記吸込具本体の上下正常時には
前記移動体の上方への移動は前記磁石体の磁力により規
制され、前記吸込具本体の上下反転時には移動体が自重
により移動体収容部内を移動し、前記検知レバーの一部
より上下方向において離れた位置に移動体が移動するよ
う構成した電気掃除機用吸込具であり、吸込具本体の上
下正常時には磁性体から成る移動体の下方に磁石体が位
置しているため、吸込具本体に衝撃力が加えられても、
確実に回転ブラシを回転させて掃除することができ、使
い勝手を向上することができる。また、吸込具本体の上
下反転時には移動体が自重により動体収容部内を移動
し、検知レバーの一部より上下方向において離れた位置
に移動体が移動することにより、スイッチをオンするこ
とがなく、回転ブラシが回転しないようにすることがで
きる。
【0021】請求項5に記載の発明は、下面に吸込口を
開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨むように前記
吸込具本体内に回転自在に設けた回転ブラシと、前記回
転ブラシを回転駆動する電動機と、前記吸込具本体を上
下反転したとき前記電動機を停止させる安全装置とを備
え、前記安全装置は、前記電動機をオンオフ制御するス
イッチと、前記吸込具本体の被掃除面への接地状態およ
び非接地状態に応じて動作する床面接地部と、前記床面
接地部の動きに応じて前記スイッチのオンオフを制御す
る検知レバーと、前記吸込具本体の上下反転により移動
する移動体と、前記移動体を上下方向に移動自在に収容
する移動体収容部と、前記移動体の移動を規制する邪魔
体とを備え、前記検知レバーの一部を前記移動体収容部
内に出没自在とし、吸込具本体の上下正常時には前記検
知レバーの一部と移動体との間の移動体収容部内に邪魔
体が位置し、前記吸込具本体の上下反転時には邪魔体に
よる移動体収容部内の移動体の規制を解除し、前記検知
レバーの一部に対向する位置に移動体が移動するよう構
成した電気掃除機用吸込具であり、吸込具本体の上下正
常時には検知レバーの一部と移動体との間の移動体収容
部内に邪魔体が位置することにより、吸込具本体に衝撃
力が加えられても、確実に回転ブラシを回転させて掃除
することができ、使い勝手を向上することができる。ま
た、吸込具本体の上下反転時には邪魔体による移動体収
容部内の移動体の規制を解除し、検知レバーの一部に対
向する位置に移動体が移動することにより、検知レバー
が移動体によりロックされて床面接地部を押圧してもス
イッチをオンすることがなく、回転ブラシが回転しない
ようにすることができる。
【0022】請求項6に記載の発明は、下面に吸込口を
開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨むように前記
吸込具本体内に回転自在に設けた回転ブラシと、前記回
転ブラシを回転駆動する電動機と、前記吸込具本体を上
下反転したとき前記電動機を停止させる安全装置とを備
え、前記安全装置は、前記電動機をオンオフ制御するス
イッチと、前記吸込具本体の被掃除面への接地状態およ
び非接地状態に応じて動作する床面接地部と、前記床面
接地部の動きに応じて前記スイッチのオンオフを制御す
る検知レバーと、前記吸込具本体の上下反転により移動
する移動体と、前記移動体を上下方向に移動自在に収容
する移動体収容部と、前記移動体の移動を規制する磁石
体とを備え、前記検知レバーの一部を前記移動体収容部
内に出没自在とし、吸込具本体の上下正常時には前記移
動体の上方への移動は、前記磁石体の磁力により規制さ
れ、前記吸込具本体の上下反転時には移動体が自重によ
り移動体収容部内を移動し、前記検知レバーの一部に対
向する位置に移動体が移動するよう構成した電気掃除機
用吸込具であり、吸込具本体の上下正常時には移動体の
上方への移動が磁石体の磁力により規制されることによ
り、吸込具本体に衝撃力が加えられても、確実に回転ブ
ラシを回転させて掃除することができ、使い勝手を向上
することができる。また、吸込具本体の上下反転時には
移動体が自重により移動体収容部内を移動し、検知レバ
ーの一部に対向する位置に移動体が移動することによ
り、検知レバーが移動体によりロックされて床面接地部
を押圧してもスイッチをオンすることがなく、回転ブラ
シが回転しないようにすることができる。
【0023】請求項7に記載の発明は、上記請求項2ま
たは3に記載の発明において、床面接地部をローラーと
した電気掃除機用吸込具であり、吸込具本体を被掃除面
へ接地したとき、ローラーの動きに応じてスイッチをオ
ンできるとともに、床面接地部がローラーであるため、
掃除作業中、被掃除面を傷つけるのをなくすることがで
きる。
【0024】請求項8に記載の発明は、上記請求項2ま
たは3に記載の発明において、床面接地部を接地する方
向に付勢した電気掃除機用吸込具であり、吸込具本体を
被掃除面へ接地したとき床面接地部を押圧し、吸込具本
体を被掃除面から離したとき床面接地部を突出させるこ
とができ、吸込具本体の被掃除面への接地状態および非
接地状態を確実に判別することができて、吸込具本体が
被掃除面へ接地しているときのみスイッチをオンするこ
とができる。
【0025】請求項9に記載の発明は、上記請求項1〜
5に記載の発明において、邪魔体は、移動体と衝突して
移動体の移動を規制するよう構成した電気掃除機用吸込
具であり、邪魔体と移動体との間に隙間を介在すること
になり、移動体の移動性をよくすることができる。
【0026】請求項10に記載の発明は、上記請求項1
〜6に記載の発明において、邪魔体は、支持体と重量体
とで構成した電気掃除機用吸込具であり、簡単な構成
で、吸込具本体の上下正常時には支持体により邪魔体を
支持し、吸込具本体の上下反転時には重量体に働く重力
により邪魔体を確実に移動させることができ、この邪魔
体の移動により吸込具本体の上下反転時に移動体収容部
内の移動体の規制を解除することができる。
【0027】請求項11に記載の発明は、上記請求項7
に記載の発明において、邪魔体は、上下反転時に重量体
により移動体の移動経路から退くよう構成した電気掃除
機用吸込具であり、吸込具本体の上下反転時に移動体収
容部内の移動体の規制を解除することができ、移動体の
移動性を向上することができる。
【0028】請求項12に記載の発明は、上記請求項8
に記載の発明において、支持体の一端に回動軸を有し、
他端に重量体を設け、上下反転時に前記重量体が回動軸
を支点として鉛直方向に回動し、移動体収容部の移動経
路を開放するよう構成した電気掃除機用吸込具であり、
吸込具本体の上下反転時に重量体に働く重力により回動
軸を中心に回動させて邪魔体を確実に移動体の移動経路
から退かせることができ、吸込具本体の上下反転時に移
動体収容部内の移動体の規制を解除することができ、移
動体の移動性を向上することができる。
【0029】請求項13に記載の発明は、上記請求項8
に記載の発明において、上下正常時に移動経路から離れ
るにしたがって上方に案内する案内部を設け、この案内
部に支持体を移動自在に取り付け、上下反転時に重量体
の鉛直方向の力により支持体が案内部を移動するよう構
成した電気掃除機用吸込具であり、吸込具本体の上下反
転時に重量体に働く重力により案内部に沿って邪魔体を
移動させて確実に移動体の移動経路から退かせることが
でき、吸込具本体の上下反転時に移動体収容部内の移動
体の規制を解除することができる。
【0030】請求項14に記載の発明は、内部に塵埃を
集塵する集塵室と電動送風機を備えた電気掃除機本体
に、請求項1〜10のいずれか1項に記載の電気掃除機
用吸込具と連通するように接続される接続口を備えた電
気掃除機であり、吸込具本体の上下反転時には、スイッ
チをオン制御しないため回転ブラシが回転することがな
く、吸込具本体の上下正常時に吸込具本体に衝撃力が加
えられても、確実に回転ブラシを回転させて掃除するこ
とができ、使い勝手を向上することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0032】(実施例1)図4に示すように、吸込具本
体16は絨毯などの被掃除面に付着した塵埃を遊離させ
る回転ブラシ17(図1参照)を内蔵し、後部に延長管
18と接続される連結体19を回転自在に設けている。
掃除機本体20は、内部に塵埃を集塵する集塵室21と
電動送風機22を備えており、この掃除機本体20に設
けた接続口23に、延長管21に接続したホース24を
接続し、吸込具本体16の連結体19を接続口23に連
通するように構成している。
【0033】ここで、まず、図1および図2を参照しな
がら回転ブラシ17の構成を説明する。
【0034】図1に示すように、回転ブラシ17は、吸
込具本体16の下面に開口した吸込口25に臨むよう
に、吸込具本体16の吸込室26内に回転自在に設けて
いる。この回転ブラシ17は、ABS、ポリスチロー
ル、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂で形成した略筒
状のブラシホルダー27の外周面に塵埃掻き上げ部を構
成する複数のブラシ28を設けている。
【0035】なお、塵埃掻き上げ部は、ブラシ28の
他、薄板状のブレード、拭き効果のある帯状体(例え
ば、布製の帯状体)などであってもよく、さらに、これ
らを適宜組み合わせたものであってもよい。
【0036】このブラシホルダー27の内部に、図2に
示すように、回転ブラシ17を回転駆動する電動機2
9、電動機29の回転数を減速する減速装置30、減速
装置30の出力をブラシホルダー27に伝達するギヤ3
1などを内蔵している。ここで、回転ブラシ17は、電
動機29、減速装置30などを内蔵するとともに、電動
機29のトルクと、外周面のブラシ28の先端での塵埃
の掻き上げ性能から、その直径を26mm〜43mmと
している。
【0037】電動機29は整流子電動機で構成し、商用
電源電圧を整流する整流器、雑音防止器などを実装した
電動機用基板32を設け、この電動機用基板32に連結
体19を通して掃除機本体20に接続したリード線33
を接続し、商用電源電圧を整流した電圧により駆動する
ように構成している。ここで、電動機29の回転数は、
減速装置30を介してブラシホルダー27に回転が伝え
られるため、3000rpm〜15000rpmに設定し
ている。絨毯を掃除するときは、3000rpm〜11
700rpmが好ましい。
【0038】減速装置30は遊星歯車により構成して電
動機29の出力軸34を連結し、電動機29の回転数を
減速する。ここで、減速装置30の減速比は、1/3〜
1/9(好ましくは、1/5〜1/7)としている。遮
音筒35は、減速装置30の外周を覆って遮音するもの
で、アルミニウムダイカスト、またはプラスチック成型
により形成している。この遮音筒35を介して電動機2
9に保持固定し、電動機29と減速装置30とを一体に
連結して構成し、出力軸36にギヤ31を嵌合してい
る。軸受部37は電動機29と一体に連結して構成した
減速装置30をブラシホルダー27に支持するもので、
内輪を減速装置30の径小部38に固定し、外輪をブラ
シホルダー27の軸受支持部39により支持している。
【0039】電動機29の整流子29a側には、内径を
中空とし減速装置30と一体に連結して構成した電動機
29を軸支する中空軸40を固定している。この中空軸
40は、アルミニウム合金、炭素鋼(S45C)、工業
用プラスチックなどの変形しにくい材料で形成し、内径
を13mmとして冷却風をスムーズに導入できるように
構成している。この中空軸40に軸受部41の内輪を固
定し、外輪をブラシホルダー27の端部に固定したキャ
ップ42により支持している。
【0040】ギヤ31は、ポリアセタール、ポリアミド
などの工業用プラスチックで構成し、ブラシホルダー2
7の内面部に形成したギヤ部43と噛み合い、ギヤ部4
3と噛み合う部分に、ゴム、エラストマーなどで形成し
た緩衝材44を介在させ、ゴム、エラストマーなどの弾
力性により、歯形相互間で噛み合い音を緩衝させてい
る。
【0041】ここで、ギヤ部43は、ブラシホルダー2
7の軸方向における略中央部の内面部に形成し、ギヤ3
1をブラシホルダー27の軸方向における略中央部でブ
ラシホルダー27と連結させている。ギヤ部43の外側
に冷却風の通路孔45を設けており、この通路孔45
は、中空軸40から電動機29および減速装置30の外
側を通る冷却風通路46に連通するとともに、ブラシホ
ルダー27の外周面に設けた通気孔47に連通してい
る。
【0042】通気孔47は連結体19に対向する位置に
設け、ブラシホルダー27の内面に防塵フィルター48
を設け、通気孔47からブラシホルダー27の内部に塵
埃が入るのを防止している。ギヤ部43と通気孔47と
の間に隔壁49をブラシホルダー27に一体に設け、通
気孔47側から減速装置30側に塵埃が入るのを防止す
るとともに、減速装置30より発生する騒音、またはギ
ヤ31とギヤ部43との噛み合わせによる騒音が通気孔
47から洩れるのを防止している。
【0043】吸込具本体16の側壁に回転ブラシ17を
軸支する軸支持部50を設け、この軸支持部50に緩衝
部材51を介在させて回転ブラシ17の端部を軸支して
いる。この緩衝部材51は、ゴム、エラストマーなどの
弾力性が優れた材料で形成し、回転ブラシ17の回転に
よる振動、びびりを吸収し、吸込具本体16へ伝えにく
くしている。また、吸込具本体16の中空軸40に対向
する側面に吸気孔52を設け、この吸気孔52と中空軸
40の端面との間にフィルタ53を介在させている。
【0044】安全装置54は、吸込具本体16を上下反
転したとき電動機29を停止させるもので、図3に示す
ように構成している。回動軸55にローラーアーム56
を上下方向に回転可能に取着し、このローラーアーム5
6の先端部に床面接地部を構成するローラー57を回転
可能に軸支している。吸込具本体16を空中に浮かした
とき、スプリング58の付勢によりローラーアーム56
およびローラー57は吸込具本体16の裏面より突出
し、吸込具本体16を被掃除面に接地させたとき、ロー
ラー57が被掃除面に当接し、ローラーアーム56が上
方向に回動するよう構成している。
【0045】また、回転軸55には検知レバー59を回
転自在に取着し、この検知レバー59はローラー57の
動きに応じて動作し、検知レバー59の先端部(検知レ
バー59の一部)を移動体収容部60内に出没自在とす
るとともに、吸込具本体16の上下正常時には検知レバ
ー59の先端部により移動体61を介して、電動機29
をオンオフ制御するスイッチ62をオンオフ制御するよ
う構成している。
【0046】ここで、移動体61は鋼、プラスチックな
どのボールで構成し、移動体収容部60内に上下方向に
移動自在に収容し、吸込具本体16の上下反転により移
動するよう構成し、吸込具本体16の上下反転時には、
スイッチ62をオンしないように規制する位置に移動
し、検知レバー59の動きによりスイッチ62がオンで
きないようにしている。
【0047】邪魔体63は吸込具本体16の上下正常時
に、移動体61の上方の移動体収容部60内に位置し、
移動体61と衝突して移動体61が上下反転時の位置へ
移動するのを規制し、吸込具本体16の上下反転時には
邪魔体63による移動体収容部60内の移動体61の規
制を解除し、検知レバー59の先端部より上下方向に離
れた位置に移動体61が移動するよう構成している。
【0048】すなわち、邪魔体63は、支持体64と重
量体65とで構成し、支持体64の一端に回動軸66を
有し、他端に重量体65を設け、上下反転時に重量体6
5がその重力により回動軸66を支点として鉛直方向に
回動し、邪魔体63を移動体収容部60内の移動体61
の移動経路から退かせて開放するよう構成し、移動体収
容部60内の移動体61の規制を解除するようにしてい
る。
【0049】上記構成において動作を説明すると、吸込
具本体16を被掃除面に接地させると、図3(a)に示
すように、ローラー57が被掃除面に当接し、ローラー
アーム56が上方向に回動することにより回転軸55が
回動し、検知レバー59により移動体61を介してスイ
ッチ62をオンする。
【0050】この状態で吸込具本体16と掃除機本体2
0に通電すると、回転ブラシ17に内蔵した電動機29
が回転し、減速装置30によって減速され、回転トルク
が増大されて回転ブラシ17を回転駆動する。回転ブラ
シ17の回転により、ブラシホルダー27の外周面に設
けたブラシ28により絨毯などに付着した塵埃を掻き上
げとともに、掻き上げた塵埃は延長管18、ホース24
を介して掃除機本体20に吸引される。
【0051】ここで、回転ブラシ17は電動機を内蔵す
ることによって、従来に比べて、その直径が大きくなる
が、直径が大きくなると、回転数を従来と同じとしたと
き、塵埃掻き上げ部の周速が速まり、被掃除面からの塵
埃の掻き上げ性能を向上することができる。
【0052】このとき、吸込具本体16と被掃除面で囲
まれた空間に負圧がかかり、吸込具本体16の外周より
外気が流入し、この気流により被掃除面上の塵埃も連結
体19を通して一緒に吸い込まれていく。そして、連結
体19に対向して設けた通気孔47を通して、回転ブラ
シ17内部の通気孔47の近傍にも負圧が働くため、外
気が吸気孔52より中空軸40の中空部を通って回転ブ
ラシ17の内部に流入する。
【0053】この流入した外気により、電動機29およ
び減速装置30の外側を通る冷却風通路45、ギヤ部4
3の外側に設けた通路孔45を通り、防塵フィルタ48
を介して通気孔47から流出する冷却風が生じ、電動機
29、電動機用基板32などを冷却する。
【0054】つぎに、吸込具本体16を被掃除面から離
して空中に浮かすと、図3(b)に示すように、スプリ
ング58の付勢によりローラーアーム56およびローラ
ー57は吸込具本体16の裏面より突出し、回転軸55
が回動してスイッチ62をオフし、電動機29を停止さ
せ、回転ブラシ17を停止させる。
【0055】ところで、掃除を開始するときは、一般
に、吸込具本体16を被掃除面に接地させて、そのまま
吸込具本体16を被掃除面上を前後方向に移動させる。
このとき、吸込具本体16の吸込口25を下方に向けた
上下正常状態で、たとえば、吸込具本体16を被掃除面
に落として、吸込具本体16に衝撃力を加えた場合に
は、衝撃力に起因して移動体61が移動体収容部60内
で上方向に移動しようとすると同時に、検知レバー59
が図3(b)に示す状態から図3(a)に示す状態に移
行し始める。
【0056】このとき、移動体61は邪魔体63に衝突
し、移動体61の移動を規制され、移動体61が検知レ
バー59から上下方向において離れた位置へ移動するの
を規制される。このため、検知レバー59が図3(b)
に示す状態から図38(a)に示す状態に移行したと
き、移動体61が検知レバー59の先端部の上にのる状
態にはならず、検知レバー59とスイッチ62との間に
介在し、検知レバー59の動作によりスイッチ62をオ
ン制御することができる。
【0057】したがって、吸込具本体16を被掃除面に
接地させたとき、吸込具本体16に衝撃力が加えられて
も、確実に回転ブラシ17を回転させて掃除することが
でき、使い勝手を向上することができる。
【0058】つぎに、吸込具本体16を上下反転させた
ときは、図3(c)に示すように、邪魔体63の重量体
65がその重力により回動軸66を支点として鉛直方向
に回動し、移動体収容部60内の移動体59の移動経路
から退いて開放するため、邪魔体63による移動体収容
部60内の移動体59の規制を解除することができ、検
知レバー59の先端部から上下方向に離れた位置に移動
体61が移動する。このため、ローラー57を押圧して
も、検知レバー59とスイッチ62との間に移動体61
が介在しないため、スイッチ62をオンすることがな
く、回転ブラシ17が回転しないようにすることができ
る。
【0059】ここで、床面接地部をローラー57として
いるので、吸込具本体16を被掃除面へ接地したとき、
ローラー57の動きに応じてスイッチ62をオンできる
とともに、掃除作業中、被掃除面を傷つけるのをなくす
ることができる。
【0060】また、ローラー57をスプリング58によ
り接地する方向に付勢しているので、吸込具本体16を
被掃除面へ接地したときローラー57を押圧し、吸込具
本体16を被掃除面から離したときローラー57を突出
させることができ、吸込具本体16の被掃除面への接地
状態および非接地状態を確実に判別することができて、
吸込具本体16が被掃除面へ接地しているときのみスイ
ッチ62をオンすることができる。
【0061】また、邪魔体63は、吸込具本体16の上
下正常時に、移動体61の上方の移動体収容部60内に
位置し、移動体61と衝突して移動体61の移動を規制
するよう構成しているので、邪魔体63と移動体61と
の間に隙間を介在することになり、検知レバー59によ
りスイッチ62をオン制御するときの移動体61の移動
性をよくすることができる。
【0062】また、邪魔体63は、支持体64と重量体
65とで構成し、支持体64の一端に回動軸66を有
し、他端に重量体65を設け、上下反転時に重量体65
が回動軸66を支点として鉛直方向に回動し、移動体収
容部60の移動経路を開放するよう構成しているので、
簡単な構成で、吸込具本体16の上下正常時には支持体
64により邪魔体63を支持し、吸込具本体16の上下
反転時には重量体65に働く重力により邪魔体63を確
実に移動させることができ、この邪魔体63の移動によ
り吸込具本体16の上下反転時に移動体収容部60内の
移動体61の規制を解除することができ、移動体61の
移動性を向上することができる。
【0063】なお、本実施例では、回転ブラシ17は、
回転ブラシ17に内蔵した電動機29により駆動するよ
うに構成しているが、回転ブラシの外部に設けた電動機
よりベルトを介して回転駆動するように構成してもよ
い。
【0064】(実施例2)つぎに、本発明の実施例2に
ついて、図5を参照しながら説明する。なお、安全装置
以外は上記実施例1と同じであるので説明を省略する。
【0065】図5に示すように、安全装置67は、上記
実施例1と同様に、吸込具本体16を上下反転したとき
電動機29を停止させるもので、回動軸68にローラー
アーム69を上下方向に回転可能に取着し、このローラ
ーアーム69の先端部に床面接地部を構成するローラー
70を回転可能に軸支している。吸込具本体16を空中
に浮かしたとき、スプリング71の付勢によりローラー
アーム69およびローラー70は吸込具本体16の裏面
より突出し、吸込具本体16を被掃除面に接地させたと
き、ローラー70が被掃除面に当接し、ローラーアーム
69が上方向に回動するよう構成している。
【0066】また、回転軸68には検知レバー72を回
転自在に取着し、さらに、電動機29をオンオフ制御す
るスイッチ73を付勢する付勢部74を設け、検知レバ
ー72はローラー70の動きに応じて動作し、検知レバ
ー72の先端部を移動体収容部75内に出没自在とする
とともに、吸込具本体16の上下正常時には付勢部74
により電動機29をオンオフ制御するスイッチ73をオ
ンオフ制御するよう構成している。
【0067】ここで、移動体76は鋼、プラスチックな
どのボールで構成し、移動体収容部75内に上下方向に
移動自在に収容し、吸込具本体16の上下反転により移
動するよう構成し、吸込具本体16の上下反転時には、
スイッチ73をオンしないように規制する位置に移動
し、検知レバー72の動きによりスイッチ73がオンで
きないようにしている。
【0068】邪魔体77は吸込具本体16の上下正常時
に、検知レバー72の先端部と移動体76との間に位置
し、吸込具本体16の上下反転時には邪魔体77による
移動体収容部75内の移動体76の規制を解除し、検知
レバー72の先端部に対向する位置に移動体76が移動
するよう構成している。
【0069】すなわち、邪魔体77は、支持体78と重
量体79とで構成し、支持体78の一端に回動軸80を
有し、他端に重量体79を設け、上下反転時に重量体7
9がその重力により回動軸80を支点として鉛直方向に
回動し、邪魔体77を移動体収容部75内の移動体76
の移動経路から退かせて開放するよう構成し、移動体収
容部75内の移動体76の規制を解除するようにしてい
る。
【0070】上記構成において動作を説明する。なお、
吸込具本体16と掃除機本体20に通電したときの動作
は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略す
る。
【0071】吸込具本体16を被掃除面に接地すると、
図5(a)(b)に示すように、ローラー70が被掃除
面に当接し、ローラーアーム69が上方向に回動するこ
とにより回転軸68が回動し、付勢部74によりスイッ
チ73をオンし、電動機29が回転し、回転駆動する。
【0072】つぎに、吸込具本体16を被掃除面から離
して空中に浮かすと、図5(c)(d)に示すように、
スプリング71の付勢によりローラーアーム69および
ローラー70は吸込具本体16の裏面より突出し、回転
軸68が回動して、付勢部74によりスイッチ73をオ
フし、電動機29を停止させ、回転ブラシ17を停止さ
せる。
【0073】ところで、掃除を開始するときは、一般
に、吸込具本体16を被掃除面に接地させて、そのまま
吸込具本体16を被掃除面上を前後方向に移動させる。
このとき、吸込具本体16の吸込口25を下方に向けた
上下正常状態で、たとえば、吸込具本体16を被掃除面
に落として、吸込具本体16に衝撃力を加えた場合に
は、衝撃力に起因して移動体76が移動体収容部75内
で上方向に移動しようとすると同時に、検知レバー72
が図5(c)に示す状態から図58(a)に示す状態に
移行し始める。
【0074】このとき、移動体76は邪魔体77に衝突
し、移動体76の移動を規制され、移動体76が検知レ
バー72の先端部に対向する位置へ移動するのを規制さ
れる。このため、検知レバー72が図5(c)に示す状
態から図5(a)に示す状態に移行したとき、移動体7
6が検知レバー72の先端部によりロックされる状態に
はならず、検知レバー72の動作により付勢部74を介
してスイッチ73をオン制御することができて回転ブラ
シ17を確実に回転させることができ、使い勝手を向上
することができる。
【0075】つぎに、吸込具本体16を上下反転させた
ときは、図5(e)(f)に示すように、邪魔体77の
重量体79がその重力により回動軸80を支点として鉛
直方向に回動し、移動体収容部75内の移動体76の移
動経路から退いて開放するため、邪魔体77による移動
体収容部75内の移動体76の規制を解除することがで
き、検知レバー72の先端部に対向する位置に移動体7
6が移動する。このため、検知レバー72が移動体76
によりロックされて、ローラー70を押圧してもスイッ
チ73をオンすることがなく、回転ブラシ17が回転し
ないようにすることができる。
【0076】ここで、床面接地部をローラー70として
いるので、吸込具本体16を被掃除面へ接地したとき、
ローラー70の動きに応じてスイッチ73をオンできる
とともに、掃除作業中、被掃除面を傷つけるのをなくす
ることができる。
【0077】また、ローラー70をスプリング71によ
り接地する方向に付勢しているので、吸込具本体16を
被掃除面へ接地したときローラー70を押圧し、吸込具
本体16を被掃除面から離したときローラー70を突出
させることができ、吸込具本体16の被掃除面への接地
状態および非接地状態を確実に判別することができて、
吸込具本体16が被掃除面へ接地しているときのみスイ
ッチ73をオンすることができる。
【0078】また、邪魔体77は、吸込具本体16の上
下正常時に、検知レバー72の先端部と移動体76との
間に位置し、移動体76と衝突して移動体76の移動を
規制するよう構成しているので、邪魔体77と移動体7
6との間に隙間を介在することになり、吸込具本体16
の上下反転時に、邪魔体77の移動性をよくすることが
できる。
【0079】また、邪魔体77は、支持体78と重量体
79とで構成し、支持体78の一端に回動軸80を有
し、他端に重量体79を設け、上下反転時に重量体79
が回動軸80を支点として鉛直方向に回動し、移動体収
容部75の移動経路を開放するよう構成しているので、
簡単な構成で、吸込具本体16の上下正常時には支持体
78により邪魔体77を支持し、吸込具本体16の上下
反転時には重量体79に働く重力により邪魔体77を確
実に移動させることができ、この邪魔体の移動により吸
込具本体16の上下反転時に移動体収容部76内の移動
体の規制を解除することができ、移動体76の移動性を
向上することができる。
【0080】(実施例3)つぎに、本発明の実施例3に
ついて、図6を参照しながら説明する。なお、安全装置
以外は上記実施例1と同じであるので説明を省略する。
【0081】図6に示すように、安全装置81は、上記
実施例1または2と同様に、吸込具本体16を上下反転
したとき電動機29を停止させるもので、回動軸82に
ローラーアーム83を上下方向に回転可能に取着し、こ
のローラーアーム83の先端部に床面接地部を構成する
ローラー84を回転可能に軸支している。
【0082】吸込具本体16を空中に浮かしたとき、ス
プリング85の付勢によりローラーアーム83およびロ
ーラー84は吸込具本体16の裏面より突出し、吸込具
本体16を被掃除面に接地させたとき、ローラー84が
被掃除面に当接し、ローラーアーム83が上方向に回動
するよう構成している。
【0083】また、回転軸82には検知レバー86を回
転自在に取着し、この検知レバー86はローラー84の
動きに応じて動作し、移動体87を介して電動機29を
オンオフ制御するスイッチ88をオンオフ制御する。移
動体87は鋼、プラスチックなどのボールで構成し、移
動体収容部89内に上下に移動自在に収容し、吸込具本
体16の上下反転により移動するよう構成し、吸込具本
体16の上下反転時には検知レバー86の動きによりス
イッチ88がオンできないようにしている。
【0084】邪魔体90は吸込具本体16の上下正常時
に、移動体87と衝突して移動体87の移動を規制し、
移動体87が上下反転時の位置へ移動するのを規制する
もので、重量体91と、この重量体91を案内部92に
支持する支持体93とで構成している。案内部92は支
持体93を移動自在に取り付け、吸込具本体16の上下
正常時に移動経路から離れるにしたがって上方に案内す
るとともに、吸込具本体16の上下反転時に重量体91
の鉛直方向の力により支持体93が案内部92を移動
し、邪魔体90を移動体収容部89内の移動体87の移
動経路から開放するよう構成している。
【0085】また、検知レバー86の先端部を移動体収
容部89内に出没自在とし、吸込具本体16の上下正常
時には検知レバー86の先端部と対向する移動体87に
対向するよう移動体収容部89内に邪魔体90が位置
し、吸込具本体16の上下反転時には邪魔体90による
移動体収容部89内の移動体87の規制を解除し、検知
レバー86の先端部より離れた位置に移動体87が移動
するよう構成している。
【0086】上記構成において動作を説明する。なお、
吸込具本体16と掃除機本体20に通電したときの動作
は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略す
る。
【0087】吸込具本体16を被掃除面に置くと、図6
(a)に示すように、ローラー84が被掃除面に当接
し、ローラーアーム83が上方向に回動することにより
回転軸82が回動し、検知レバー86により移動体87
を介してスイッチ88をオンすることができて回転ブラ
シ17を確実に回転させることができる。
【0088】つぎに、吸込具本体16を被掃除面から離
して空中に浮かすと、図6(b)に示すように、スプリ
ング85の付勢によりローラーアーム83およびローラ
ー84は吸込具本体16の裏面より突出し、回転軸82
が回動してスイッチ88をオフし、電動機29を停止さ
せ、回転ブラシ17を停止させる。
【0089】ところで、掃除を開始するときは、一般
に、吸込具本体16を被掃除面に接地させて、そのまま
吸込具本体16を被掃除面上を前後方向に移動させる。
このとき、吸込具本体16の吸込口25を下方に向けた
上下正常状態で、たとえば、吸込具本体16を被掃除面
に落として、吸込具本体16に衝撃力を加えた場合に
は、衝撃力に起因して移動体87が移動体収容部89内
で上方向に移動しようとすると同時に、検知レバー86
が図6(b)に示す状態から図6(a)に示す状態に移行し始
める。
【0090】このとき、移動体87は邪魔体90に衝突
し、移動体87の移動を規制され、移動体87が検知レ
バー86から上下方向において離れた位置へ移動するの
を規制される。このため、検知レバー86が図6(b)
に示す状態から図6(a)に示す状態に移行したとき、
移動体87が検知レバー86の先端部の上にのる状態に
はならず、検知レバー86とスイッチ88との間に介在
し、検知レバー86の動作によりスイッチ88をオン制
御することができる。
【0091】したがって、吸込具本体16を被掃除面に
接地させたとき、吸込具本体16に衝撃力が加えられて
も、確実に回転ブラシ17を回転させて掃除することが
でき、使い勝手を向上することができる。
【0092】つぎに、吸込具本体16を上下反転させた
ときは、図6(c)に示すように、邪魔体90の重量体
91がその重力により支持体93が案内部92を移動
し、邪魔体90を移動体収容部89内の移動体87の移
動経路から退いて開放するため、邪魔体90による移動
体収容部89内の移動体87の規制を解除することがで
き、検知レバー86の先端部から上下方向に離れた位置
に移動体87が移動する。
【0093】このため、ローラー84を押圧しても、検
知レバー86とスイッチ88との間に移動体87が介在
しないため、スイッチ88をオンすることがなく、回転
ブラシ17が回転しないようにすることができる。
【0094】ここで、床面接地部をローラー84として
いるので、吸込具本体16を被掃除面へ接地したとき、
ローラー84の動きに応じてスイッチ88をオンできる
とともに、掃除作業中、被掃除面を傷つけるのをなくす
ることができる。
【0095】また、ローラー84をスプリング85によ
り接地する方向に付勢しているので、吸込具本体16を
被掃除面へ接地したときローラー84を押圧し、吸込具
本体16を被掃除面から離したときローラー84を突出
させることができ、吸込具本体16の被掃除面への接地
状態および非接地状態を確実に判別することができて、
吸込具本体16が被掃除面へ接地しているときのみスイ
ッチ88をオンすることができる。
【0096】ここで、上下正常時に移動経路から離れる
にしたがって上方に案内する案内部92を設け、この案
内部92に邪魔体90の支持体93を移動自在に取り付
け、上下反転時に重量体91の鉛直方向の力により支持
体93が案内部92を移動するよう構成しているので、
吸込具本体16の上下反転時に重量体91に働く重力に
より案内部92に沿って邪魔体90を移動させて、確実
に移動体87の移動経路から退かせることができ、吸込
具本体16の上下反転時に移動体収容部89内の移動体
87の規制を解除することができる。
【0097】また、案内部92に邪魔体90の支持体9
3を移動自在に取り付けているので、邪魔体90に移動
体87が当たったとき、邪魔体90を動きにくくするこ
とができ、邪魔体90としての機能を果たすことができ
る。
【0098】(実施例4)つぎに、本発明の実施例4に
ついて、図7を参照しながら説明する。なお、安全装置
以外は上記実施例1と同じであるので説明を省略する。
【0099】図7に示すように、安全装置101は、吸
込具本体16を上下反転したとき電動機29を停止させ
るもので、図7に示すように構成している。回動軸55
にローラーアーム56を上下方向に回転可能に取着し、
このローラーアーム56の先端部に床面接地部を構成す
るローラー57を回転可能に軸支している。吸込具本体
16を空中に浮かしたとき、スプリング58の付勢によ
りローラーアーム56およびローラー57は吸込具本体
16の裏面より突出し、吸込具本体16を被掃除面に接
地させたとき、ローラー57が被掃除面に当接し、ロー
ラーアーム56が上方向に回動するよう構成している。
【0100】また、回転軸55には検知レバー59を回
転自在に取着し、この検知レバー59はローラー57の
動きに応じて動作し、検知レバー59の先端部(検知レ
バー59の一部)を移動体収容部60内に出没自在とす
るとともに、吸込具本体16の上下正常時には検知レバ
ー59の先端部により移動体102を介して、電動機2
9をオンオフ制御するスイッチ62をオンオフ制御する
よう構成している。
【0101】ここで、移動体102は鋼などの磁性体か
ら成るボールで構成し、移動体収容部60内に上下方向
に移動自在に収容し、吸込具本体16の上下反転により
移動するよう構成し、吸込具本体16の上下反転時に
は、スイッチ62をオンしないように規制する位置に移
動し、検知レバー59の動きによりスイッチ62がオン
できないようにしている。
【0102】磁石体103は吸込具本体16の上下正常
時に、移動体102の下方に位置するように配設され、
移動体102を磁力によって引きつけ移動体102が上
下反転時の位置へ移動するのを規制し、吸込具本体16
の上下反転時には移動体102が自重により移動体収容
部60内を移動し、検知レバー59の先端部より上下方
向に離れた位置に移動体102が移動するよう構成して
いる。
【0103】すなわち、磁石体103は、移動体102
を磁力によって引きつけ衝撃等で移動体102が上下反
転時の位置へ移動するのを規制し、且つ吸込具本体16
の上下反転時には移動体102が自重により移動体収容
部60内を移動するような磁力に設定してある。つまり
磁石体103の磁力は、移動体102の自重(重力によ
って下方へ引っ張られる力)よりも弱く、移動体102
が衝撃等で自重(重力によって下方へ引っ張られる力)
に反して上方へ移動する力よりも強く磁力によって引き
つけ移動体102が上下反転時の位置へ移動するのを規
制し保持するような磁力に設定している。
【0104】上記構成において動作を説明すると、吸込
具本体16を被掃除面に接地させると、図7(a)に示
すように、ローラー57が被掃除面に当接し、ローラー
アーム56が上方向に回動することにより回転軸55が
回動し、検知レバー59により移動体61を介してスイ
ッチ62をオンする。
【0105】この状態で吸込具本体16と掃除機本体2
0に通電すると、回転ブラシ17に内蔵した電動機29
が回転し、減速装置30によって減速され、回転トルク
が増大されて回転ブラシ17を回転駆動する。回転ブラ
シ17の回転により、ブラシホルダー27の外周面に設
けたブラシ28により絨毯などに付着した塵埃を掻き上
げるとともに、掻き上げた塵埃は延長管18、ホース2
4を介して掃除機本体20に吸引される。
【0106】ここで、回転ブラシ17は電動機を内蔵す
ることによって、従来に比べて、その直径が大きくなる
が、直径が大きくなると、回転数を従来と同じとしたと
き、塵埃掻き上げ部の周速が速まり、被掃除面からの塵
埃の掻き上げ性能を向上することができる。
【0107】このとき、吸込具本体16と被掃除面で囲
まれた空間に負圧がかかり、吸込具本体16の外周より
外気が流入し、この気流により被掃除面上の塵埃も連結
体19を通して一緒に吸い込まれていく。そして、連結
体19に対向して設けた通気孔47を通して、回転ブラ
シ17内部の通気孔47の近傍にも負圧が働くため、外
気が吸気孔52より中空軸40の中空部を通って回転ブ
ラシ17の内部に流入する。
【0108】この流入した外気により、電動機29およ
び減速装置30の外側を通る冷却風通路45、ギヤ部4
3の外側に設けた通路孔45を通り、防塵フィルタ48
を介して通気孔47から流出する冷却風が生じ、電動機
29、電動機用基板32などを冷却する。
【0109】つぎに、吸込具本体16を被掃除面から離
して空中に浮かすと、図7(b)に示すように、スプリ
ング58の付勢によりローラーアーム56およびローラ
ー57は吸込具本体16の裏面より突出し、回転軸55
が回動してスイッチ62をオフし、電動機29を停止さ
せ、回転ブラシ17を停止させる。
【0110】ところで、掃除を開始するときは、一般
に、吸込具本体16を被掃除面に接地させて、そのまま
吸込具本体16を被掃除面上を前後方向に移動させる。
このとき、吸込具本体16の吸込口25を下方に向けた
上下正常状態で、たとえば、吸込具本体16を被掃除面
に落として、吸込具本体16に衝撃力を加えた場合に
は、衝撃力に起因して移動体102が移動体収容部60
内で上方向に移動しようとすると同時に、検知レバー5
9が図7(b)に示す状態から図7(a)に示す状態に
移行し始める。
【0111】このとき、移動体102は磁石体103の
磁力によって引きつけられ、移動体102の移動は規制
され、移動体102が検知レバー59から上下方向にお
いて離れた位置へ移動するのを規制される。このため、
検知レバー59が図7(b)に示す状態から図7(a)
に示す状態に移行したとき、移動体102が検知レバー
59の先端部の上にのる状態にはならず、検知レバー5
9とスイッチ62との間に介在し、検知レバー59の動
作によりスイッチ62をオン制御することができる。
【0112】したがって、吸込具本体16を被掃除面に
接地させたとき、吸込具本体16に衝撃力が加えられて
も、確実に回転ブラシ17を回転させて掃除することが
でき、使い勝手を向上することができる。
【0113】つぎに、吸込具本体16を上下反転させた
ときは、図7(c)に示すように、磁石体103が自重
によって磁石体103の磁力からのがれて移動し、移動
体収容部60内の移動体102の移動経路を落下してい
き、検知レバー59の先端部から上下方向に離れた位置
に移動体102が移動する。このため、ローラー57を
押圧しても、検知レバー59とスイッチ62との間に移
動体102が介在しないため、スイッチ62をオンする
ことがなく、回転ブラシ17が回転しないようにするこ
とができる。
【0114】ここで、床面接地部をローラー57として
いるので、吸込具本体16を被掃除面へ接地したとき、
ローラー57の動きに応じてスイッチ62をオンできる
とともに、掃除作業中、被掃除面を傷つけるのをなくす
ることができる。
【0115】また、ローラー57をスプリング58によ
り接地する方向に付勢しているので、吸込具本体16を
被掃除面へ接地したときローラー57を押圧し、吸込具
本体16を被掃除面から離したときローラー57を突出
させることができ、吸込具本体16の被掃除面への接地
状態および非接地状態を確実に判別することができて、
吸込具本体16が被掃除面へ接地しているときのみスイ
ッチ62をオンすることができる。
【0116】また、本実施例では磁石体103は、移動
体102の下方でスイッチ62を保持したリブ体に配設
されているが、他の部分でも良く、吸込具本体16の上
下正常時に移動体収容部60内で移動体102が上下反
転時の位置とは反対側に磁力によって規制、保持される
位置に磁石体103を配設すればよい。つまり上記移動
体102の位置で移動体102に磁力が影響する位置に
磁石体103を構成すればよい。このように磁石体10
3だけで構成しているので、簡単な構成で、吸込具本体
16の上下正常時には移動体102を保持して移動を規
制し、吸込具本体16の上下反転時には移動体202に
働く重力により移動体102を確実に移動させることが
でき、吸込具本体16の上下反転時に移動体収容部60
内の移動体102の規制を解除することができ、移動体
102の移動性を向上することができる。
【0117】(実施例5)つぎに、本発明の実施例5に
ついて、図8を参照しながら説明する。なお、安全装置
以外は上記実施例2と同じであるので説明を省略する。
【0118】図8に示すように、安全装置201は、上
記実施例4と同様に、吸込具本体16を上下反転したと
き電動機29を停止させるもので、回動軸68にローラ
ーアーム69を上下方向に回転可能に取着し、このロー
ラーアーム69の先端部に床面接地部を構成するローラ
ー70を回転可能に軸支している。吸込具本体16を空
中に浮かしたとき、スプリング71の付勢によりローラ
ーアーム69およびローラー70は吸込具本体16の裏
面より突出し、吸込具本体16を被掃除面に接地させた
とき、ローラー70が被掃除面に当接し、ローラーアー
ム69が上方向に回動するよう構成している。
【0119】また、回転軸68には検知レバー72を回
転自在に取着し、さらに、電動機29をオンオフ制御す
るスイッチ73を付勢する付勢部74を設け、検知レバ
ー72はローラー70の動きに応じて動作し、検知レバ
ー72の先端部を移動体収容部75内に出没自在とする
とともに、吸込具本体16の上下正常時には付勢部74
により電動機29をオンオフ制御するスイッチ73をオ
ンオフ制御するよう構成している。
【0120】ここで、移動体202は鋼などの磁性体か
らなるボールで構成し、移動体収容部75内に上下方向
に移動自在に収容し、吸込具本体16の上下反転により
移動するよう構成し、吸込具本体16の上下反転時に
は、スイッチ73をオンしないように規制する位置に移
動し、検知レバー72の動きによりスイッチ73がオン
できないようにしている。
【0121】磁石体203は吸込具本体16の上下正常
時に、移動体202の上方への移動は、磁石体203の
磁力により規制され、吸込具本体16の上下反転時には
移動体202が自重により移動体収容部75内を移動
し、検知レバー72の先端部に対向する位置に移動体2
02が移動するよう構成している。
【0122】すなわち、磁石体203は、移動体202
を磁力によって引きつけ衝撃等で移動体202が上下反
転時の位置へ移動するのを規制し、且つ吸込具本体16
の上下反転時には移動体202が自重により移動体収容
部75内を移動するような磁力に設定してある。つまり
磁石体203の磁力は、移動体202の自重(重力によ
って下方へ引っ張られる力)よりも弱く、移動体202
が衝撃等で自重(重力によって下方へ引っ張られる力)
に反して上方へ移動する力よりも強く磁力によって引き
つけ移動体202が上下反転時の位置へ移動するのを規
制し保持するような磁力に設定している。
【0123】上記構成において動作を説明する。なお、
吸込具本体16と掃除機本体20に通電したときの動作
は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略す
る。
【0124】吸込具本体16を被掃除面に接地すると、
図8(a)(b)に示すように、ローラー70が被掃除
面に当接し、ローラーアーム69が上方向に回動するこ
とにより回転軸68が回動し、付勢部74によりスイッ
チ73をオンし、電動機29が回転し、回転駆動する。
【0125】つぎに、吸込具本体16を被掃除面から離
して空中に浮かすと、図8(c)(d)に示すように、
スプリング71の付勢によりローラーアーム69および
ローラー70は吸込具本体16の裏面より突出し、回転
軸68が回動して、付勢部74によりスイッチ73をオ
フし、電動機29を停止させ、回転ブラシ17を停止さ
せる。
【0126】ところで、掃除を開始するときは、一般
に、吸込具本体16を被掃除面に接地させて、そのまま
吸込具本体16を被掃除面上を前後方向に移動させる。
このとき、吸込具本体16の吸込口25を下方に向けた
上下正常状態で、たとえば、吸込具本体16を被掃除面
に落として、吸込具本体16に衝撃力を加えた場合に
は、衝撃力に起因して移動体202が移動体収容部75
内で上方向に移動しようとすると同時に、検知レバー7
2が図8(c)に示す状態から図8(a)に示す状態に
移行し始める。
【0127】このとき、移動体202は磁石体203の
磁力によって引きつけられ、移動体202の移動は規制
され、移動体202が検知レバー72の先端部に対向す
る位置へ移動するのを規制される。このため、検知レバ
ー72が図8(c)に示す状態から図8(a)に示す状
態に移行したとき、移動体202が検知レバー72の先
端部によりロックされる状態にはならず、検知レバー7
2の動作により付勢部74を介してスイッチ73をオン
制御することができて回転ブラシ17を確実に回転させ
ることができ、使い勝手を向上することができる。
【0128】つぎに、吸込具本体16を上下反転させた
ときは、図8(e)(f)に示すように、磁石体203
が自重によって磁石体203の磁力からのがれて移動
し、移動体収容部75内の移動体202の移動経路を落
下していき、検知レバー72の先端部に対向する位置に
移動体202が移動する。このため、検知レバー72が
移動体202によりロックされて、ローラー70を押圧
してもスイッチ73をオンすることがなく、回転ブラシ
17が回転しないようにすることができる。
【0129】ここで、床面接地部をローラー70として
いるので、吸込具本体16を被掃除面へ接地したとき、
ローラー70の動きに応じてスイッチ73をオンできる
とともに、掃除作業中、被掃除面を傷つけるのをなくす
ることができる。
【0130】また、ローラー70をスプリング71によ
り接地する方向に付勢しているので、吸込具本体16を
被掃除面へ接地したときローラー70を押圧し、吸込具
本体16を被掃除面から離したときローラー70を突出
させることができ、吸込具本体16の被掃除面への接地
状態および非接地状態を確実に判別することができて、
吸込具本体16が被掃除面へ接地しているときのみスイ
ッチ73をオンすることができる。
【0131】また、磁石体203は、回転軸68の上方
の検知レバー72に配設されているが、他の部分でも良
く、吸込具本体16の上下正常時に移動体収容部75内
で移動体202が上下反転時の位置とは反対側に磁力に
よって規制、保持される位置に磁石体203を配設すれ
ばよい。つまり上記移動体202の位置で移動体202
に磁力が影響する位置に磁石体203を構成すればよ
い。このように磁石体203だけで構成しているので、
簡単な構成で、吸込具本体16の上下正常時には移動体
202を保持し、吸込具本体16の上下反転時には移動
体202に働く重力により移動体202を確実に移動さ
せることができ、吸込具本体16の上下反転時に移動体
収容部75内の移動体202の規制を解除することがで
き、移動体202の移動性を向上することができる。
【0132】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、吸込具本
体に衝撃力が加えられても、確実に回転ブラシを回転さ
せることができ、使い勝手を向上することができる。
【0133】特に、請求項9に記載の発明によれば、移
動体の移動性をよくすることができる。
【0134】また、請求項10に記載の発明によれば、
簡単な構成で、吸込具本体の上下反転時には邪魔体を確
実に移動させ、移動体収容部内の移動体の規制を解除す
ることができる。
【0135】また、請求項11に記載の発明によれば、
移動体の移動性を向上することができる。
【0136】また、請求項12に記載の発明によれば、
吸込具本体の上下反転時に移動体の移動性をよくするこ
とができる。
【0137】また、請求項13に記載の発明によれば、
邪魔体に移動体が当たったとき、邪魔体を動きにくくす
ることができ、邪魔体としての機能を果たすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電気掃除機用吸込具の
断面図
【図2】同電気掃除機用吸込具の要部分解斜視図
【図3】(a)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を接
地した状態の要部断面図 (b)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を空中に離し
た状態の要部断面図 (c)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を上下反転し
た状態の要部断面図
【図4】同電気掃除機用吸込具を備えた電気掃除機の斜
視図
【図5】(a)本発明の第2の実施例の電気掃除機用吸
込具の吸込具本体を接地した状態の要部断面図 (b)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を接地した状
態のスイッチ部の要部断面図 (c)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を空中に離し
た状態の要部断面図 (d)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を空中に離し
た状態のスイッチ部の要部断面図 (e)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を上下反転し
た状態の要部断面図 (f)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を上下反転し
た状態のスイッチ部の要部断面図
【図6】(a)本発明の第3の実施例の電気掃除機用吸
込具の吸込具本体を接地した状態の要部断面図 (b)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を空中に離し
た状態の要部断面図 (c)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を上下反転し
た状態の要部断面図
【図7】(a)本発明の第4の実施例の電気掃除機用吸
込具の吸込具本体を接地した状態の要部断面図 (b)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を空中に離し
た状態の要部断面図 (c)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を上下反転し
た状態の要部断面図
【図8】(a)本発明の第5の実施例の電気掃除機用吸
込具の吸込具本体を接地した状態の要部断面図 (b)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を接地した状
態のスイッチ部の要部断面図 (c)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を空中に離し
た状態の要部断面図 (d)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を空中に離し
た状態のスイッチ部の要部断面図 (e)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を上下反転し
た状態の要部断面図 (f)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を上下反転し
た状態のスイッチ部の要部断面図
【図9】従来の電気掃除機用吸込具の断面図
【図10】(a)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を
接地した状態の要部断面図 (b)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を接地した状
態のスイッチ部の要部断面図 (c)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を空中に離し
た状態の要部断面図 (d)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を空中に離し
た状態のスイッチ部の要部断面図 (e)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を上下反転し
た状態の要部断面図 (f)同電気掃除機用吸込具の吸込具本体を上下反転し
た状態のスイッチ部の要部断面図
【符号の説明】
16 吸込具本体 17 回転ブラシ 25 吸込口 29 電動機 54 安全装置 59 検知レバー 61 移動体 62 スイッチ 63 邪魔体 103 磁石体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 克孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B057 DA08 DA09 DC02 DE01 3B061 AA06 AA12 AA16 AA51 AD05 AE02 AE13

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面に吸込口を開口させた吸込具本体
    と、前記吸込口に臨むように前記吸込具本体内に回転自
    在に設けた回転ブラシと、前記回転ブラシを回転駆動す
    る電動機と、前記吸込具本体を上下反転したとき前記電
    動機を停止させる安全装置とを備え、前記安全装置は、
    前記電動機をオンオフ制御するスイッチと、前記吸込具
    本体の被掃除面への接地状態および非接地状態に応じて
    動作し前記スイッチのオンオフ制御を直接または間接に
    行う検知レバーと、前記吸込具本体の上下反転により移
    動し上下反転時には前記スイッチをオン制御しないよう
    に規制する位置に移動する移動体と、前記吸込具本体の
    上下正常時には前記移動体が上下反転時の位置へ移動す
    るのを規制する邪魔体とを備えた電気掃除機用吸込具。
  2. 【請求項2】 下面に吸込口を開口させた吸込具本体
    と、前記吸込口に臨むように前記吸込具本体内に回転自
    在に設けた回転ブラシと、前記回転ブラシを回転駆動す
    る電動機と、前記吸込具本体を上下反転したとき前記電
    動機を停止させる安全装置とを備え、前記安全装置は、
    前記電動機をオンオフ制御するスイッチと、前記吸込具
    本体の被掃除面への接地状態および非接地状態に応じて
    動作し前記スイッチのオンオフ制御を直接または間接に
    行う検知レバーと、前記吸込具本体の上下反転により移
    動し上下反転時には前記スイッチをオン制御しないよう
    に規制する位置に移動する磁性体から成る移動体と、前
    記吸込具本体の上下反転時には、前記移動体が自重によ
    って上下反転時の位置へ移動し、且つ前記吸込具本体の
    上下正常時には前記移動体が上下反転時の位置へ移動す
    るのを磁力によって規制する磁石体とを備えた電気掃除
    機用吸込具。
  3. 【請求項3】 下面に吸込口を開口させた吸込具本体
    と、前記吸込口に臨むように前記吸込具本体内に回転自
    在に設けた回転ブラシと、前記回転ブラシを回転駆動す
    る電動機と、前記吸込具本体を上下反転したとき前記電
    動機を停止させる安全装置とを備え、前記安全装置は、
    前記電動機をオンオフ制御するスイッチと、前記吸込具
    本体の被掃除面への接地状態および非接地状態に応じて
    動作する床面接地部と、前記床面接地部の動きに応じて
    前記スイッチのオンオフを制御する検知レバーと、前記
    吸込具本体の上下反転により移動する移動体と、前記移
    動体を上下方向に移動自在に収容する移動体収容部と、
    前記移動体の移動を規制する邪魔体とを備え、前記検知
    レバーの一部を前記移動体収容部内に出没自在とすると
    ともに、前記検知レバーの一部により移動体を介して前
    記スイッチをオン制御するよう構成し、前記吸込具本体
    の上下正常時には前記移動体の上方の移動体収容部内に
    邪魔体が位置し、前記吸込具本体の上下反転時には邪魔
    体による移動体収容部内の移動体の規制を解除し、前記
    検知レバーの一部より上下方向において離れた位置に移
    動体が移動するよう構成した電気掃除機用吸込具。
  4. 【請求項4】 下面に吸込口を開口させた吸込具本体
    と、前記吸込口に臨むように前記吸込具本体内に回転自
    在に設けた回転ブラシと、前記回転ブラシを回転駆動す
    る電動機と、前記吸込具本体を上下反転したとき前記電
    動機を停止させる安全装置とを備え、前記安全装置は、
    前記電動機をオンオフ制御するスイッチと、前記吸込具
    本体の被掃除面への接地状態および非接地状態に応じて
    動作する床面接地部と、前記床面接地部の動きに応じて
    前記スイッチのオンオフを制御する検知レバーと、前記
    吸込具本体の上下反転により移動する磁性体から成る移
    動体と、前記移動体を上下方向に移動自在に収容する移
    動体収容部と、前記移動体の移動を規制する磁石体とを
    備え、前記検知レバーの一部を前記移動体収容部内に出
    没自在とするとともに、前記検知レバーの一部により移
    動体を介して前記スイッチをオン制御するよう構成し、
    前記吸込具本体の上下正常時には前記移動体の上方への
    移動は前記磁石体の磁力により規制され、前記吸込具本
    体の上下反転時には移動体が自重により移動体収容部内
    を移動し、前記検知レバーの一部より上下方向において
    離れた位置に移動体が移動するよう構成した電気掃除機
    用吸込具。
  5. 【請求項5】 下面に吸込口を開口させた吸込具本体
    と、前記吸込口に臨むように前記吸込具本体内に回転自
    在に設けた回転ブラシと、前記回転ブラシを回転駆動す
    る電動機と、前記吸込具本体を上下反転したとき前記電
    動機を停止させる安全装置とを備え、前記安全装置は、
    前記電動機をオンオフ制御するスイッチと、前記吸込具
    本体の被掃除面への接地状態および非接地状態に応じて
    動作する床面接地部と、前記床面接地部の動きに応じて
    前記スイッチのオンオフを制御する検知レバーと、前記
    吸込具本体の上下反転により移動する移動体と、前記移
    動体を上下方向に移動自在に収容する移動体収容部と、
    前記移動体の移動を規制する邪魔体とを備え、前記検知
    レバーの一部を前記移動体収容部内に出没自在とし、吸
    込具本体の上下正常時には前記検知レバーの一部と移動
    体との間の移動体収容部内に邪魔体が位置し、前記吸込
    具本体の上下反転時には邪魔体による移動体収容部内の
    移動体の規制を解除し、前記検知レバーの一部に対向す
    る位置に移動体が移動するよう構成した電気掃除機用吸
    込具。
  6. 【請求項6】 下面に吸込口を開口させた吸込具本体
    と、前記吸込口に臨むように前記吸込具本体内に回転自
    在に設けた回転ブラシと、前記回転ブラシを回転駆動す
    る電動機と、前記吸込具本体を上下反転したとき前記電
    動機を停止させる安全装置とを備え、前記安全装置は、
    前記電動機をオンオフ制御するスイッチと、前記吸込具
    本体の被掃除面への接地状態および非接地状態に応じて
    動作する床面接地部と、前記床面接地部の動きに応じて
    前記スイッチのオンオフを制御する検知レバーと、前記
    吸込具本体の上下反転により移動する移動体と、前記移
    動体を上下方向に移動自在に収容する移動体収容部と、
    前記移動体の移動を規制する磁石体とを備え、前記検知
    レバーの一部を前記移動体収容部内に出没自在とし、吸
    込具本体の上下正常時には前記移動体の上方への移動
    は、前記磁石体の磁力により規制され、前記吸込具本体
    の上下反転時には移動体が自重により移動体収容部内を
    移動し、前記検知レバーの一部に対向する位置に移動体
    が移動するよう構成した電気掃除機用吸込具。
  7. 【請求項7】 床面接地部をローラーとした請求項1〜
    6記載の電気掃除機用吸込具。
  8. 【請求項8】 床面接地部を接地する方向に付勢した請
    求項1〜7記載の電気掃除機用吸込具。
  9. 【請求項9】 邪魔体は、移動体と衝突して移動体の移
    動を規制するよう構成した請求項1、3、5、7、8の
    いずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具。
  10. 【請求項10】 邪魔体は、支持体と重量体とで構成し
    た請求項1、3、5、7、8、9のいずれか1項に記載
    の電気掃除機用吸込具。
  11. 【請求項11】 邪魔体は、上下反転時に重量体により
    移動体の移動経路から退くよう構成した請求項10記載
    の電気掃除機用吸込具。
  12. 【請求項12】 支持体の一端に回動軸を有し、他端に
    重量体を設け、上下反転時に前記重量体が回動軸を支点
    として鉛直方向に回動し、移動体収容部の移動経路を開
    放するよう構成した請求項11記載の電気掃除機用吸込
    具。
  13. 【請求項13】 上下正常時に移動経路から離れるにし
    たがって上方に案内する案内部を設け、この案内部に支
    持体を移動自在に取り付け、上下反転時に重量体の鉛直
    方向の力により支持体が案内部を移動するよう構成した
    請求項11記載の電気掃除機用吸込具。
  14. 【請求項14】 内部に塵埃を集塵する集塵室と電動送
    風機を備えた電気掃除機本体に、請求項1〜13のいず
    れか1項に記載の電気掃除機用吸込具と連通するように
    接続される接続口を備えた電気掃除機。
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