JP2000342494A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2000342494A
JP2000342494A JP11160869A JP16086999A JP2000342494A JP 2000342494 A JP2000342494 A JP 2000342494A JP 11160869 A JP11160869 A JP 11160869A JP 16086999 A JP16086999 A JP 16086999A JP 2000342494 A JP2000342494 A JP 2000342494A
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JP
Japan
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suction port
rotating
cleaning
suction
wheel
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JP11160869A
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English (en)
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Masamichi Une
正道 宇根
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、吸込口体の走行方向に関係なく
掃除状態を検知して電動送風機を制御して、掃除効率を
向上させるとともに省電力化を図った電気掃除機を提供
することにある。 【解決手段】 吸込口体50に床面上の走行に伴って回
転する回転体(車輪73)の動作状態を検知手段(ホー
ル素子77a〜77h)によって検知し、制御手段によ
って回転体が回転状態であるとき電動送風機を駆動し、
非回転状態であるとき停止させるようにした電気掃除機
において、前記回転体を吸込口体50の走行方向に追従
させる回転円板71(追従手段)を設け、掃除中の吸込
口体50の走行方向に回転体の回転方向を一致ささえる
ように追従させ、吸込口体50の走行方向に関係なく掃
除中は電動送風機は駆動し、非掃除中は停止させること
により省電力化と掃除効率を向上させた電気掃除機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気掃除機に係
り、特には省電力化と掃除の際の操作性を向上させた電
気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気掃除機は、掃除機本体の吸込
口に一端側を接続した吸込ホースの他端側に複数の管か
らなる延長管を接続し、この延長管の先端部に床ブラシ
などの吸込口体(以下床ブラシという)を接続して掃除
をするようにしたものが多く使用されている。
【0003】そして、掃除をする際は前記延長管に接続
した床ブラシを被掃除面に沿わせて前後方向あるいは左
右方向に移動つまり走行させて、被掃除面に存在する塵
埃を吸込気流とともに吸引して、塵埃を集塵装置によっ
て除去して、塵埃が除去された吸込気流を排気風として
外部に排気するようになっている。
【0004】ところで、掃除中においても常に連続して
掃除を行うことは少なく、例えば掃除する場所などを変
えるあるいは片付けをしながら掃除をする場合などのよ
うに掃除を中断することが発生することは一般的であ
る。
【0005】そして、掃除中において掃除が中断された
場合にも電動送風機は駆動されていることから無駄な電
力消費がなされるという問題がある。この掃除の中断中
に無駄な電力が消費されるという問題を解決した技術
が、特許第2658415号公報に「電気掃除機の制御
装置」として記載されている。
【0006】すなわち、前記公報は床ノズルに被掃除面
上の移動を容易にするための車輪を設け、また、床ノズ
ル内に状態検出手段を設け、この状態検出手段により前
記車輪の回転をこの車輪と連係したプーリの回転により
検出し、この出力信号を延長管およびホースに埋設した
リード線を介して掃除機本体内に設けた制御手段に送
り、この制御手段によってファンモータの回転・停止を
行うようにしているものである。
【0007】つまり、掃除作業が行われているとき前記
車論が回転するとこの車輪と連係した前記プーリが回転
し、状態検知手段はプーリの回転信号を出力し、この出
力を受けて制御手段はファンモータに所定電力を入力し
駆動させ、また、床ノズルの移動を止めると車輪は停止
しプーリも停止し、状態検知手段は停止信号を制御手段
に出力する。これにより制御手段はファンモータを停止
させるものである。
【0008】したがって、床ノズルが停止つまり掃除作
業が中断したときはファンモータを停止させるものであ
ることから、無駄な電力の消費を防止できるようになっ
ている。
【0009】しかし、上記公報の記載のものは、第1図
に示されているように掃除作業中(以下掃除中ともい
う)車輪は床ノズルを前後方向(車輪の軸の軸心と直交
する方向)に移動させるときは前記移動に伴って回転す
るが、左右方向(車輪の軸の軸心方向)に移動させると
きは車輪は回転しないものである。
【0010】一方、掃除中には床ノズルは前後方向だけ
ではなく左右方向にも移動させることは頻繁になされる
ものであるが、このように床ノズルを左右方向に移動さ
せた場合は、上記公報記載のものは上述のように車輪は
回転することなく停止状態に維持されることからプーリ
も停止状態に維持され、状態検知手段は掃除中であるに
もかかわらず停止信号を制御手段に出力することにな
り、制御手段はファンモータを停止させることになる。
したがって、吸引作用が生起されないことから掃除がで
きなくなるという問題が生じるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように上記公報
の記載のものは、掃除中に床ノズルを前後方向に移動さ
せるときは前記車輪の回転をプーリを介して状態検知手
段によって検知し、この検知信号に基いて制御手段はフ
ァンモータを駆動することから掃除をすることができる
が、床ノズルを左右方向に移動させた場合は、車輪は停
止状態に維持されることからプーリも停止状態に維持さ
れ、状態検知手段は掃除中であるにもかかわらず停止信
号を制御手段に出力することになり、制御手段はファン
モータを停止させるため掃除ができなくなり、掃除の操
作性が悪くまた効率的に掃除ができなくなるという問題
がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、請求項1記載の発明は、吸込口と
連通するとともに集塵装置を収納する集塵室およびこの
集塵室の下流側に設けられ電動送風機を収納する送風機
室を有する掃除機本体と、吸込口本体とこの吸込口本体
に取り付けられた接続管とからなり、この接続管を介し
て前記吸込口に連通される吸込口体と、この吸込口体に
被掃除面と対向して配設され被検知部が設けられ吸込口
体の床面上の移動に伴って回転する回転体と、この回転
体を吸込口体の移動方向に追従させる追従手段と、前記
被検知部の動作を検知して前記回転体の状態を検知する
検知手段と、この検知手段からの検知信号が回転体が回
転状態であるとき前記電動送風機を駆動し、非回転状態
であるとき前記電動送風機に供給する入力を減少または
停止させるように制御する制御手段を備えた電気掃除機
としたものである。
【0013】このように請求項1記載の発明は、吸込口
と連通するとともに集塵装置を収納する集塵室およびこ
の集塵室の下流側に設けられ電動送風機を収納する送風
機室を有する掃除機本体と、吸込口本体とこの吸込口本
体に取り付けられた接続管とからなり、この接続管を介
して前記吸込口に連通される吸込口体と、この吸込口体
に被掃除面と対向して配設され被検知部が設けられ吸込
口体の床面上の移動に伴って回転する回転体と、この回
転体を吸込口体の移動方向に追従させる追従手段と、前
記被検知部の動作を検知して前記回転体の状態を検知す
る検知手段を設け、制御手段によって前記検知手段から
の検知信号が回転体が回転状態であるとき前記電動送風
機を駆動し、非回転状態であるとき前記電動送風機に供
給する入力を減少または停止させるように制御すること
から、掃除中に吸込口体の移動方向が変わったとして
も、この移動方向に前記回転体は追従して回転すること
から吸込口体の移動方向に関係なく掃除中は電動送風機
は駆動されて掃除をすることができ、吸込口体の移動が
停止したときは電動送風機に供給する入力を減少または
停止することから無駄な電力の消費を確実に防止できる
という作用を有するものである。
【0014】また、請求項2記載の発明は、吸込口と連
通するとともに集塵装置を収納する集塵室およびこの集
塵室の下流側に設けられ電動送風機を収納する送風機室
を有する掃除機本体と、吸込口本体とこの吸込口本体に
取り付けられた接続管とからなり、この接続管を介して
前記吸込口に連通されるとともに前記吸込口本体内に設
けられた電動機とこの電動機によって駆動される回転清
掃体を有する吸込口体と、この吸込口体に被掃除面と対
向して配設され被検出部が設けられ吸込口体の床面上の
移動に伴って回転する回転体と、この回転体を吸込口体
の移動方向に追従させる追従手段と、前記被検知部の動
作を検知して前記回転体の状態を検知する検知手段と、
この検知手段からの検知信号が回転体が回転状態である
とき前記電動機を駆動し、非回転状態であるとき前記電
動機に供給する入力を減少または停止させるように制御
する制御手段を備えた電気掃除機としたものである。
【0015】このように請求項2記載の発明は、吸込口
と連通するとともに集塵装置を収納する集塵室およびこ
の集塵室の下流側に設けられ電動送風機を収納する送風
機室を有する掃除機本体と、吸込口本体とこの吸込口本
体に取り付けられた接続管とからなり、この接続管を介
して前記吸込口に連通されるとともに前記吸込口本体内
に設けられた電動機とこの電動機によって駆動される回
転清掃体を有する吸込口体と、この吸込口体に被掃除面
と対向して配設され被検出部が設けられ吸込口体の床面
上の移動に伴って回転する回転体と、この回転体を吸込
口体の移動方向に追従させる追従手段と、前記被検知部
の動作を検知して前記回転体の状態を検知する検知手段
を設け、制御手段によって前記検知手段からの検知信号
が回転体が回転状態であるとき前記電動機を駆動し、非
回転状態であるとき前記電動機に供給する入力を減少ま
たは停止させるように制御するようにしたことから、掃
除中に吸込口体の移動方向が変わったとしても、この移
動方向に前記回転体は追従して回転することから吸込口
体の移動方向に関係なく掃除中は電動機を駆動して回転
清掃体を回転させる掃除をすることができ、吸込口体の
移動が停止したときは電動機に供給する入力を減少また
は停止することから無駄な電力の消費を確実に防止でき
るという作用を有するものである。
【0016】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明において、回転体を車輪によっ
て構成するとともに、追従手段を吸込口体の底壁にこの
底壁と平行な面内を回転するとともにその回転中心から
変位した位置に前記車輪を取り付けた回転円板により構
成し、被検知部を前記車輪の側面に設けた複数の永久磁
石によって構成するとともに、検知手段を前記車輪の周
囲に位置させて前記底壁に配設した複数のホール素子に
よって構成した電気掃除機としたものである。
【0017】このように請求項3記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の発明において、回転体を車輪に
よって構成するとともに、追従手段を吸込口体の底壁に
この底壁と平行な面内を回転するとともにその回転中心
から変位した位置に前記車輪を取り付けた回転円板によ
り構成し、被検知部を前記車輪の側面に設けた複数の永
久磁石によって構成するとともに、検知手段を前記車輪
の周囲に位置させて前記底壁に配設した複数のホール素
子によって構成したことから、請求項1または請求項2
記載の発明の作用に加えて、検知手段はホール素子であ
ることから塵埃などが付着しても検知性能は低下するこ
とがないため、確実に掃除中には電動送風機または回転
清掃体を駆動する電動機を駆動させ、また、非掃除中に
は停止させることができるという作用を有するものであ
る。
【0018】また、請求項4記載に発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明において、回転体と追従手段と
を吸込口体の底壁にこの底壁より被掃除面側にその一部
を露出させて回転可能に設けられた球体によって構成
し、被検知部を前記球体に周面に設けた永久磁石によっ
て構成するとともに、検知手段を前記球体の周囲に位置
させて前記底壁に配設した複数のホール素子によって構
成した電気掃除機としたものである。
【0019】このように請求項4記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の発明において、回転体と追従手
段とを吸込口体の底壁にこの底壁より被掃除面側にその
一部を露出させて回転可能に設けられた球体によって構
成し、被検知部を前記球体に周面に設けた永久磁石によ
って構成するとともに、検知手段を前記球体の周囲に位
置させて前記底壁に配設した複数のホール素子によって
構成したことから、請求項1または請求項2記載の発明
の作用に加えて、検知手段はホール素子であることか
ら、塵埃などが付着しても検知性能は低下することがな
いため、確実に掃除中には電動送風機または回転清掃体
を駆動する電動機を駆動させ、また、非掃除中には停止
させることができ、また、回転体と追従手段とを一つの
球体によって構成することができることら構成を簡単と
することができるという作用を有するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明をいわゆるキャ
ニスタータイプの電気掃除機に適用した場合の実施の形
態を図1ないし図9に基いて説明する。
【0021】図1において、符号1は電気掃除機(以下
単位掃除機という)であり、この掃除機1は掃除機本体
10、この掃除機本体10に一端側を接続される吸込ホ
ース30、この吸込ホース30の他端側に接続される延
長管40、この延長管40に接続される吸込口体として
の床ブラシ50から構成されている。
【0022】そして、前記掃除機本体10は、内部に集
塵室12、この集塵室12の下流側に設けられた送風機
室13および図示しないリール室が形成された本体ケー
ス11、前記集塵室12に着脱可能に収納される集塵装
置としての集塵袋20、前記送風機室13に収納された
電動送風機21および前記図示しないリール室に収納さ
れた同じく図示しないコードリールなどから構成されて
いる。
【0023】また、前記本体ケース11にはその前部に
前記集塵室12に連通する吸込口14が設けられてお
り、この吸込口14には後に詳述する前記吸込ホース3
0の一端側に設けた接続体32が着脱可能に接続される
ようになっている。
【0024】また、前記本体ケース11の前側上部には
前記集塵室12の開口(不図示)を開閉する開閉蓋15
が図示しないヒンジ手段によって回動可能にして設けら
れている。また、本体ケース11の前記送風機室13の
上部に位置する部位には制御室が設けられており、この
制御室にはマイクロコンピュータなどから構成された制
御手段22が収納されている。
【0025】また、本体ケース11の両側壁後部には走
行車輪17が設けられ、また、底壁前部には旋回輪(不
図示)が設けられている。
【0026】つぎに、前記吸込ホース30は、蛇腹状の
ホース31、このホース31の一端側に接続された前記
接続体32およびホース31の他端側に設けられた把手
部32とから構成されている。そして、前記把手部32
はく字状に形成された接続管33とこの接続管33に一
体に設けられた把手34とから構成されており、また、
前記把手34の前側部には各種制御スイッチ35が設け
られており、これら制御スイッチ35からの制御信号は
後に詳述する前記接続管33の溝および前記ホース31
に埋設された信号線を介して前記制御手段22に送ら
れ、制御手段22はこの制御信号に基いて前記電動送風
機21の駆動・停止および供給電力の制御などのを制御
するようになっている。
【0027】また、ホース31には、後述する吸込口体
50に設けた電動機56に給電する給電線が埋設されて
いる。また、前記接続管33の管壁に形成した前記溝内
には前記ホース31に埋設した信号線および給電線に接
続された信号線(不図示)および給電線が配線されてお
り、この信号線および給電線は接続管33の先端部の設
けられた信号線用および給電線用のコネクタ(不図示)
に接続されている。
【0028】つぎに、前記延長管40は第一の管41と
この第一の管41内を軸方向に沿って摺動する第二の管
42とから構成されており、また、第一の管41の先端
部には締付リング43が取り付けられており、この締付
リング43を回動して締め付けることにより、第一の管
41に対して第二の管42を固定でき、また、緩めるこ
とによって第一の管41に対して第二の管42をその軸
方向に沿って移動できるようになっている。このことに
よって延長管40はその全長を調節できるようになって
いる。
【0029】そして、前記第一の管41の基端部は前記
把手部32の接続管33に着脱可能に嵌合して接続でき
るようになており、また、第二の管42の先端部には後
に詳述する床ブラシ50の接続管60が接続されるよう
なっている。
【0030】また、前記延長管40の第一の管41の基
端側には前記接続管33に設けた図示しない二つのコネ
クターつまり信号線用および給電線用のそれぞれに接続
される接続ピン(不図示)が設けられており、また、前
記第二の管42の先端部には同様に二つ(信号線用およ
び給電線用)のコネクター(不図示)が設けられてい
る。そして、第一の管41および第二の管42の管壁に
は軸方向に沿って収納溝(不図示)が形成されており、
この収納溝内には前記図示しないそれぞれの接続ピンと
コネクタを接続する信号線および給電線が収納されて配
線されている。
【0031】なお、第一の管41と第二の管42とに配
線された信号線および給電線は図示しないが第二の管4
2を第一の管41内の軸方向に移動させてとき、この移
動に追従する導線(例えばコイル状の導線)によって接
続されているものである。
【0032】つぎに、床ブラシ50について説明する。
この床ブラシ50は図2および図3に示すように、吸込
口本体51とこの吸込口本体51に接続された接続管6
0とから構成されており、そじて、前記吸込口本体51
は、下部ケース52aと上部ケース52bとからなる本
体ケース52、この本体ケース52内に形成された吸込
室53内に回転自在に配設された回転清掃体54などか
ら構成されている。
【0033】そして、前記回転清掃体54は、軸体54
a、この軸体54aに軸方向に沿って螺旋状に設けられ
た軟質の薄板部材からなる複数のブレード54bとから
構成されており、前記軸体54aの両端部は前記本体ケ
ース52の左右両端部に設けた図示しない軸受に軸支さ
れて前記吸込室53内に回転自在に配設されているもの
である。また、前記軸体54aの一端側(図2において
左側)には、図2に示すようにプーリー55が取り付け
られている。
【0034】また、前記本体ケース52の図2において
左側の上部には電動機56が収納されており、この電動
機56には前記プーリー55よりも小径のプーリー56
aが取り付けられており、また、このプーリー56aと
プーリー55にはベルト56bが掛けられており、前記
回転清掃体54は前記電動機56によって駆動されるよ
うになっている。
【0035】また、前記電動機56には前記吸込ホース
30、延長管40に設けられた前記図示しない給電およ
び後に詳述する前記接続管60内に設けられた給電線
(不図示)を介して給電されるようになっている。
【0036】また、前記本体ケース52の下面つまり被
掃除面と対向する底壁52cには吸込口体50を前記被
掃除面である床面上を移動つまり走行させ易いようにす
るために車輪57が設けられている。また、この車輪5
7の接地面となる外周面には板の間などの床面を滑りや
くするための摩擦係数の小さい部材が設けられており、
このことによって床ブラシ50を図2において左右方向
つまり車輪57の車軸方向に移動させる際にもスムーズ
に移動させることができるようになっている。
【0037】なお、以降の説明において吸込口体50の
長手方向(図2における左右方向)を左右方向と、ま
た、長手方向と直交する方向を前後方向ということとす
る。
【0038】また、前記本体ケース52の下部ケース5
2aの底壁52cの後部側でかつ右側の部位には、図5
に示すように円形の貫通孔58が形成されており、この
貫通孔58の周囲には図5、図6に示すようにこの貫通
孔58と同心ととして形成された環状凹部58aが形成
されており、この環状凹部58aには同様に前記貫通孔
58と同心として形成された軸受凹部58bが形成され
ている。
【0039】また、前記環状凹部58aには中央部に前
記貫通孔58と同心とするとともに同一径の貫通孔59
aが形成された円形の嵌合板59が図示しないネジによ
って取り付けられるようになっており、この嵌合板59
を前記環状凹部58aに嵌合して取り付けることによっ
て前記軸受凹部58bとこの軸受凹部58bの上部を覆
う嵌合板59とによって環状溝からなる軸受58cが形
成されるようになっている。なお、前記嵌合板59は本
体ケース52の底壁52cの一部を構成するものであ
る。
【0040】そして、前記底壁52cに形成した前記貫
通孔58には、この貫通孔58の直径よりも僅かに小さ
い直径に形成されるとともに、その外周に前記軸受58
cに回転可能に支持される鍔部からなる軸71aが形成
された回転円板71が、前記軸71aを前記軸受58c
に嵌合つまり軸支されて取り付けられている。
【0041】また、この回転円板71には図4に示すよ
うに回転中心Oから偏位した部位に方形状に形成した車
輪取付孔72が形成されており、この車輪取付孔72に
は回転体としての車輪73が前記車輪取付孔72の両側
壁にその両端を取り付けられた軸74に回転自在に軸支
されて取り付けられており、この車輪73の略半分は前
記車輪取付孔72から本体ケース52の内部つまり図
5、図6において底壁52cよりも上方に突出してい
る。
【0042】また、前記車輪73の両側面には、180
度離間させて挟角を約90度とした扇状に形成した被検
知部としての永久磁石75が取り付けられており、この
永久磁石75の外周領域も前記底壁52cよりも上方に
突出している。
【0043】そして、前記底壁52cの貫通孔58に回
転可能に回転円板71を配置し、また、この回転円板7
1にその回転中心Oから偏位した部位に回転体としての
車輪73を取り付けたことから、吸込口体50を任意の
方向に向けて移動つまり走行させるように操作すると、
走行操作の際に車輪73に加わる力によって車輪73の
回転方向と前記走行方向とを一致させるようにつまり車
輪73の軸74の軸心を前記走行方向と直交させる方向
に前記回転円板71は回転する。
【0044】つまり、前記回転円板71は、吸込口体5
0を任意方向に走行させると車輪73の回転方向を走行
方向に一致させるつまり走行方向に追従させるものであ
り、この回転円板71は追従手段を構成しているもので
ある。
【0045】また、前記底壁52cの一部を構成してい
る嵌合板59には、図4に示すように、前記回転円板7
1の外周近傍に8個の検知手段としてのホール素子77
aないし77hが周方向に8等配されて配設されてい
る。このホール素子77aないし77hは、後に詳述す
る前記接続管60、延長管40および吸込ホース30に
配線された前記図示しない信号線を介して前記制御手段
22に接続され検知信号を送るようになっている。
【0046】そして、前記ホール素子77aないし77
hは、前記車輪73に取り付けられた永久磁石75が接
近したときこの永久磁石75からの磁気作用によって動
作するようになっている。
【0047】例えば、吸込口体50が走行させられたと
き走行方向と回転方向が一致した車輪73が図4に示す
ようにその外周がホール素子77aと一致するように位
置したときは、ホール素子77aとこのホール素子77
aの両側に位置するホール素子77bおよび77hが前
記車輪73が走行によって車輪とともに回転する永久磁
石75の磁気作用によって動作し、そして、検知信号
(出力)を前記信号線を介して前記制御手段22に送ら
るようになっている。
【0048】つまり、吸込口体50が掃除のために被掃
除面上を走行操作されると、前記車輪73がこの走行に
伴って回転することから永久磁石75も回転し、この回
転に伴って永久磁石からの磁気作用が車輪73に近接し
たホール素子に作用し、このホール素子は車輪73が動
作すなわち回転していることを検知し、この検知信号を
前記制御手段22に送るものである。
【0049】そして、制御手段22は前記信号つまり車
輪73が回転していることの信号を受けると、掃除中で
あると判断して電動送風機21を駆動するように制御す
る。また、制御手段22は回転清掃体54を回転させる
電動機56を駆動させるように電力を供給するように制
御する。
【0050】また、吸込口体50が走行されないで停止
しているときつまり掃除がされないときは、前記車輪7
3は停止していることから、各ホール素子77aないし
77hのいずれも動作しないことから制御手段22には
検知信号が送られないことから、制御手段22は吸込口
体50が停止状態つまり非掃除状態であるとして、電動
送風機21および電動機56を停止させるように制御す
るようになっている。また、後述するようにホール素子
から継続した一定値の検知信号が送られたときも、制御
手段22は吸込口体50が停止状態であると判断し、電
動送風機21および電動機56を停止させるように制御
するようになっているものである。
【0051】つぎに、前記吸込口本体51つまり本体ケ
ース52に接続される接続管60は、前記延長管40の
第二の管42に着脱可能に接続される管体61とこの管
体61を前後方向に回動可能に取り付ける回転管62と
から構成されており、そして、前記回転管62の先端部
は図2に示すように本体ケース52に設けた接続管部5
2dに回転可能に嵌合して接続されている。
【0052】このことによって、接続管60は図1、図
7に示すように管体61を延長管40とともにその軸心
を左右方向と直交する方向とするとともに被掃除面側に
起倒させて吸込口体50の走行方向を前後方向として操
作できる態様とすることも、また、図8に示すように管
体61を延長管40とともに立てるとともに左右方向の
いずれか一方側に倒して吸込口体50の走行方向を左右
方向として操作できる態様とすることもできるものであ
る。
【0053】また、前記管部61の後端部には前記延長
管40の第二の管42の先端部に設けた図示しないそれ
ぞれのコネクターに接続される信号線用および給電線用
の接続ピン(不図示)が設けられており、また、管部6
1と回転管62の管壁には図示しない収納溝が形成さ
れ、この収納溝には前記ホール素子77aないし77h
と前記それぞれの接続ピンに接続された信号線(不図
示)および電動機56の給電線が収納されている。
【0054】そして、前述したようにホール素子77a
ないし77hは前記信号線を介して前記制御手段22に
接続されており、また、前記電動機56は前記給電線に
よって給電されるようになっている。
【0055】つぎに、掃除機1の制御構成を図9の制御
ブロック図に基いて説明する。図9に示すように制御手
段22には、把手部33に設けられた制御スイッチ35
からの制御信号およびホール素子77ないし77hから
の検知信号が入力されるようになっている。また、制御
手段22は、前記制御信号および検知信号に基いて掃除
機本体10に設けた電動送風機21および吸込口体50
に設けた電動機56を制御するようになっている。
【0056】なお、前記検ホール素子77aないし77
hは前記車輪73の回転に伴って永久磁石75が接近し
たとき検知信号を出力し遠ざかったときは出力しないも
のであり、したがって、吸込口体50が走行操作され車
輪73が回転しているときにホール素子77aないし7
7hから制御手段22に送られる検知信号は断続的な信
号となっていものであり、また、吸込口体50が走行操
作されていないときは車輪73は停止いるため、ホール
素子77aないし77hが永久磁石75から遠ざかって
いるときは検知信号は制御手段22には送られず、ま
た、接近しているときは制御手段22に送られる検知信
号は断続的ではなく継続した一定値として送られる。
【0057】そして、制御手段22はホール素子77a
ないし77hからの検知信号が断続的な状態で送られて
きたとき、吸込口体50は走行操作されているつまり掃
除中であると判断し、また、検知信号が送られてこない
とき、または、継続した一定値であるときは、吸込口体
50は走行操作されていないつまり掃除中でないと判断
するものである。
【0058】そして、制御手段22は、制御スイッチ3
5からの制御信号を受けた状態で、前記ホール素子77
aないし77hからの検知信号が断続的な状態で送られ
てくると、前記電動送風機21および電動機56を駆動
するように制御し、また、ホール素子77aないし77
hから検知信号が送られてこないとき、あるいは、送ら
れてきた検知信号が継続した一定値であるときは電動送
風機21および電動機56を停止させるように制御する
ものである。
【0059】つぎに、上記のように構成した掃除機1に
よって掃除をする場合の動作について説明する。まず、
掃除をする場合は図1に示すように、吸込口体50を延
長管40および吸込ホース30を介して掃除機本体1に
接続し、制御スイッチ35のうち掃除をする状況に応じ
て所望の制御スイッチを閉成操作する。この閉成操作に
より制御信号は制御手段22に送られる。ついで、把手
34を把持して吸込口体50を走行操作すると、前記回
転円板71は車輪73の回転方向を走行方向に一致させ
るように回転する。
【0060】そして、掃除のために吸込口体50を例え
ば図1、図7に示すように前後方向に走行させるとこの
走行に応じて車輪73が回転し、この回転に伴って回転
するホール素子77aないし77hのうち車輪73に接
近しているホール素子から、断続的な検知信号が制御手
段22に送られることから、制御手段22は電動送風機
21および電動機56を駆動させる。
【0061】このことによって、回転清掃体54は回転
し被掃除面に存在する塵埃は叩き出され、あるいは掻き
揚げられ、これらの塵埃は吸込室53から吸込まれる吸
込気流とともに、延長管40および吸込ホース30を経
て集塵室12内に吸込まれ塵埃は集塵袋20によって除
去され吸込気流は排気風として外部に排気され掃除がな
される。
【0062】そして、掃除中には吸込口体50の走行方
向を掃除場所の状況に応じて変えることがしばしば生じ
る。例えば、広い場所の掃除から狭い場所の掃除に切り
換えるときは、吸込口体50を狭い場所中を走行させる
ため前後方向の走行操作から図8に示すように左右方向
の走行操作に切り換えて掃除をなすものである。そし
て、このように走行方向が切り換えられると、回転円板
71は車輪73の回転方向を走行方向と一致させるよう
に回転することから、車輪73は走行操作がされるとき
は常に回転することになり、この回転によってホール素
子77aないし77hのうちのいずれかから断続的な検
知信号が制御手段22に送られ、この検知信号によって
制御手段22は電動送風機21おとび電動機56を駆動
させるように制御することから、走行方向が変わったと
しても電動送風機21および電動機56が停止すること
はないものである。
【0063】そして、このことは吸込口体50が掃除中
に走行方向が任意の方向に切り換えられた場合も、回転
円板71は車輪73の回転方向を走行方向と一致させる
ように回転し、車輪73は走行操作がされるときは常に
回転し、したがってホール素子77aないし77hから
制御手段22には断続的な検知信号が送られことから走
行方向の変化に関係なく、走行操作がされているときは
確実に電動送風機21おとび電動機56は駆動されるこ
とから、効率よく掃除ができるものである。
【0064】そして、掃除中に片付けなどのために掃除
を中断すると、車輪73は停止するため、ホール素子7
7aないし77hからの検知信号は制御手段22に送ら
れないかあるいは送られたたとしてもこの検知信号は継
続的な一定値であることから、制御手段22は吸込口体
50は走行操作されていない判断して、電動送風機21
および電動機56を停止させるように制御する。したが
って、掃除の中断中に電動送風機21および電動機56
が駆動されることによる無駄な電力の消費を確実に防止
できるものである。
【0065】このように、掃除中に回転円板71によっ
て車輪73の回転方向を吸込口体50の移動方向つまり
走行方向に追従させるようにしたことから、掃除中に吸
込口体50の走行方向が変わったとしても、この走行方
向に前記車輪73は追従して回転し、この回転をホール
素子77aないし77hに検知しこの検知信号よって電
動送風機21および電動機56を制御するようしたこと
から、掃除中は吸込口体50の走行方向に関係なく掃除
中は電動送風機21および電動機56は駆動されことか
ら効率よく掃除をすることができ、また、吸込口体50
の移動が停止されたときは電動送風機21および電動機
56は停止することから無駄な電力の消費を確実に防止
できるものである。
【0066】また、検知手段はホール素子77aないし
77aによって構成したことから、検知性能は塵埃など
によって阻害されることがないため、確実に掃除中には
電動送風機56または回転清掃体54を駆動する電動機
56を駆動させ、また、非掃除中つまり掃除がされてい
ないときは停止させることができるものである。
【0067】なお、上記実施の形態においては、吸込口
体50の回転清掃体54を設ける構成としたが、これは
設けない構成することもできるものである。この場合は
電動機56も設ける必要はないものである。
【0068】つぎに、回転体および追従手段の他の実施
の形態を図10ないし図12に基いて説明する。なお、
回転体および追従手段以外の構成は上記実施の形態と同
一であることから、同一構成部分は同一符号付して説明
することとする。
【0069】図10に示すように、吸込口体50の底壁
52cには、貫通孔150が形成されており、この貫通
孔150の開口の外周近傍には、検知手段としての6個
のホール素子77aないし77fが周方向に沿って6等
配されて設けられている。また、前記貫通孔150には
この貫通孔150の直径よりも大きい直径の回転体とし
ての非磁性材料からなり比重の大きい球体160が、下
部ケース52aの内側から載置して配置されている。そ
して、前記球体160の周面には図11に示すように十
文字状の帯状の永久磁石161が設けられている。
【0070】また、前記下部ケース52cには覆い板1
55が図示しないネジによって取り付けられており、こ
の覆い板155には図10に示すように前記球体160
の直径よりも大きい直径の球面壁156が形成され、こ
の球面壁156と前記球体160の外周面との間には所
定の間隙が形成されている。つまり、下部ケース52a
の内側には、底壁52cと前記覆い板155の球面壁1
56によって形成された収納空間157が形成され、こ
の収納空間157内に前記球体160がその一部を前記
底壁52cに形成した貫通孔150から露出させるとと
もに回転自在に配置されているものである。
【0071】そして、吸込口体50を被掃除面に沿って
走行させるときは、前記球体160の貫通孔150から
露出している部分は自重によって被掃除面と摩擦するこ
とから、走行操作に伴って走行方向に沿って回転するよ
うになっている。そして、この球体150は、その形状
が球であることから吸込口体50の操作方向が変わると
この変わった走行方向に追従して回転するものであり、
したがって、この球体160は回転体として機能すると
ともに同時に追従手段を構成するものである。
【0072】また、前記球面壁156の裏面側には、回
転清掃体54を駆動させる電動機56の給電線(不図
示)の一方に直列に接続されたスイッチ165が設けら
れており、このスイッチ165の作動突子166の先端
端部は前記球状壁156に設けた貫通孔156aから突
出させて配置されており、この作動突子166は常時は
図示しない付勢手段によって付勢されて突出しており、
突出状態ではスイッチ165は閉成状態となり、作動突
子166が没入したときは開成状態となるように構成さ
れているものである。
【0073】そして、前記作動突子166は、吸込口体
50が下面を上側に向けた状態とされたときは、球体1
60は自重により図12に示すように二点鎖線で示す位
置から実線で示す位置に移動し、その結果作動突子16
6は球体160によって押圧されて没入し開成状態とな
り、電動機56に接続されている一方の給電線は開放さ
れ電動機56への給電は断たれ駆動されないことから回
転清掃体54は回転することはない。
【0074】したがって、例えば、掃除中に回転清掃体
54に糸屑など異物が巻き付きくなどした際に、これを
取り除くため制御スイッチ35を閉成したまま吸込口体
50が下面を上側に向けた状態にして前記異物の取り除
き作業中に前記球体160に触れて球体160が回転
し、制御手段22によって電動機56が駆動されるよう
に制御されことが生じたとしても、前記スイッチ165
は開成状態となっていることから電動機56は駆動され
ず、したがって回転清掃体54も駆動されることがな
く、前記取り除き作業中に回転清掃体54の回転に起因
する怪我などを確実に防止できるものである。
【0075】上述のように、この他の実施の形態におい
ては、検知手段をホール素子77aないし77fによっ
て構成したことから、検知性能は塵埃などによって阻害
されることがないため、確実に掃除中には電動送風機2
1または回転清掃体54を駆動する電動機56を駆動さ
せ、また、非掃除中には停止させることができるもので
あり、また、回転体と追従手段とを一つの球体160に
よって構成することができることら構成を簡単とするこ
とができるものである。
【0076】なお、上記実施の形態では検知手段をホー
ル素子によって構成したが、これは検知手段を発光素子
と受光素子とから構成し、また、車輪のホイール部に貫
通孔(被検知部)を設け、この貫通孔の両側に前記発光
素子と受光素子を配置し受光素子の信号を検知信号とし
て制御手段に送るようにしてもよいものである。なお、
発光素子と受光素子とによって検知手段を構成する場合
は、発光素子、受光素子が塵埃などによって汚れないよ
うに防塵手段を講ずることが検知性能を低下させない点
から望ましい。
【0077】また、上記実施の形態においては、吸込口
本体51に接続管60を回動可能に設ける構成とした
が、これは固定的に設ける構成としてもよいものであ
る。
【0078】また、上記各実施の形態においては、回転
体つまり車輪73または球体160が非回転状態である
とき、電動送風機21または電動機56を停止させるよ
うにしたが、これは停止させないで供給する入力を減少
させるようにしてもよく、このようにした場合も無駄な
電力の消費を防止できるものである。
【0079】また、上記説明ではこの発明をキャニスタ
ータイプの電気掃除機に適用した場合について説明した
が、これは他のタイプ例えばアップライトタイプの電気
掃除機にも適用できるものであり、この場合は吸込口体
は吸込ホースなどを介することなく直接掃除機本体の吸
込口に接続すれものである。
【0080】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明は、吸
込口と連通するとともに集塵装置を収納する集塵室およ
びこの集塵室の下流側に設けられ電動送風機を収納する
送風機室を有する掃除機本体と、吸込口本体とこの吸込
口本体に取り付けられた接続管とからなり、この接続管
を介して前記吸込口に連通される吸込口体と、この吸込
口体に被掃除面と対向して配設され被検知部が設けられ
吸込口体の床面上の移動に伴って回転する回転体と、こ
の回転体を吸込口体の移動方向に追従させる追従手段
と、前記被検知部の動作を検知して前記回転体の状態を
検知する検知手段を設け、制御手段によって前記検知手
段からの検知信号が回転体が回転状態であるとき前記電
動送風機を駆動し、非回転状態であるとき前記電動送風
機に供給する入力を減少または停止させるように制御す
ることから、掃除中に吸込口体の移動方向が変わったと
しても、この移動方向に前記回転体は追従して回転する
ことから吸込口体の移動方向に関係なく掃除中は電動送
風機は駆動されて掃除をすることができ、吸込口体の移
動が停止したときは電動送風機に供給する入力は減少ま
たは停止することから無駄な電力の消費を確実に防止で
きるという効果を有するものである。
【0081】また、請求項2記載の発明は、吸込口と連
通するとともに集塵装置を収納する集塵室およびこの集
塵室の下流側に設けられ電動送風機を収納する送風機室
を有する掃除機本体と、吸込口本体とこの吸込口本体に
取り付けられた接続管とからなり、この接続管を介して
前記吸込口に連通されるとともに前記吸込口本体内に設
けられた電動機とこの電動機によって駆動される回転清
掃体を有する吸込口体と、この吸込口体に被掃除面と対
向して配設され被検出部が設けられ吸込口体の床面上の
移動に伴って回転する回転体と、この回転体を吸込口体
の移動方向に追従させる追従手段と、前記被検知部の動
作を検知して前記回転体の状態を検知する検知手段を設
け、制御手段によって前記検知手段からの検知信号が回
転体が回転状態であるとき前記電動機を駆動し、非回転
状態であるとき前記電動機に供給する入力を減少または
停止させるように制御するようにしたことから、掃除中
に吸込口体の移動方向が変わったとしても、この移動方
向に前記回転体は追従して回転することから吸込口体の
移動方向に関係なく掃除中は電動機を駆動して回転清掃
体を回転させる掃除をすることができ、吸込口体の移動
が停止したときは電動機に供給する入力を減少または停
止することから無駄な電力の消費を確実に防止できると
いう効果を有するものである。
【0082】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明において、回転体を車輪によっ
て構成するとともに、追従手段を吸込口体の底壁にこの
底壁と平行な面内を回転するとともにその回転中心から
変位した位置に前記車輪を取り付けた回転円板により構
成し、被検知部を前記車輪の側面に設けた複数の永久磁
石によって構成するとともに、検知手段を前記車輪の周
囲に位置させて前記底壁に配設した複数のホール素子に
よって構成したことから、請求項1または請求項2記載
の発明の効果に加えて、検知手段はホール素子であるこ
とから塵埃などが付着しても検知性能は低下することが
ないため、確実に掃除中には電動送風機または回転清掃
体を駆動する電動機を駆動させ、また、非掃除中には停
止させることができるという効果を有するものである。
【0083】また、請求項4記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明において、回転体と追従手段と
を吸込口体の底壁にこの底壁より被掃除面側にその一部
を露出させて回転可能に設けられた球体によって構成
し、被検知部を前記球体に周面に設けた永久磁石によっ
て構成するとともに、検知手段を前記球体の周囲に位置
させて前記底壁に配設した複数のホール素子によって構
成したことから、請求項1または請求項2記載の発明の
効果に加えて、検知手段はホール素子であることから、
塵埃などが付着しても検知性能は低下することがないた
め、確実に掃除中には電動送風機または回転清掃体を駆
動する電動機を駆動させ、また、非掃除中には停止させ
ることができ、また、回転体と追従手段とを一つの球体
によって構成することができることら構成を簡単とする
ことができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をキャニスタータイプの電気掃除機に適
用した場合の斜視図。
【図2】上記電気掃除機の吸込口体の斜視図。
【図3】上記電気掃除機の吸込口体を下面側から見た斜
視図。
【図4】上記吸込口体に設けた検知手段および追従手段
を示す平面図。
【図5】上記吸込口体に設けた検知手段および追従手段
を示す断面図(図4におけるA−A線での断面図)。
【図6】上記吸込口体に設けた検知手段および追従手段
を示す断面図(図4におけるB−B線での断面図)。
【図7】上記吸込口体を前後方向に走行操作させる状態
を示す斜視図。
【図8】上記吸込口体を左右方向に走行操作させる状態
を示す斜視図。
【図9】上記電気掃除機の制御ブロック図。
【図10】上記電気掃除機の検知手段と追従手段の他の
実施の形態を示す断面図。
【図11】上記検知手段と追従手段の他の実施の平面
図。
【図12】上記他の実施の形態としたときの吸込口体を
裏返しにしたときの検知手段(球体)の状態を示す断面
図。
【符号の説明】 1 電気掃除機 10 掃除機本体 12 集塵室 13 送風気室 14 掃除機本体の吸込口 20 集塵袋(集塵装置) 21 電動送風機 22 制御手段 50 吸込口体 51 吸込口本体 60 接続管 71 回転板(追従手段) 73 車輪(回転体) 75 永久磁石(被検知部) 77a〜77f ホール素子(検知手段) 160 球体(回転体、追従手段) 161 永久磁石(被検知部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口と連通するとともに集塵装置を収
    納する集塵室およびこの集塵室の下流側に設けられ電動
    送風機を収納する送風機室を有する掃除機本体と、吸込
    口本体とこの吸込口本体に取り付けられた接続管とから
    なり、この接続管を介して前記吸込口に連通される吸込
    口体と、この吸込口体に被掃除面と対向して配設され被
    検知部が設けられ吸込口体の床面上の移動に伴って回転
    する回転体と、この回転体を吸込口体の移動方向に追従
    させる追従手段と、前記被検知部の動作を検知して前記
    回転体の状態を検知する検知手段と、この検知手段から
    の検知信号が回転体が回転状態であるとき前記電動送風
    機を駆動し、非回転状態であるとき前記電動送風機に供
    給する入力を減少または停止させるように制御する制御
    手段を備えたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 吸込口と連通するとともに集塵装置を収
    納する集塵室およびこの集塵室の下流側に設けられ電動
    送風機を収納する送風機室を有する掃除機本体と、吸込
    口本体とこの吸込口本体に取り付けられた接続管とから
    なり、この接続管を介して前記吸込口に連通されるとと
    もに前記吸込口本体内に設けられた電動機とこの電動機
    によって駆動される回転清掃体を有する吸込口体と、こ
    の吸込口体に被掃除面と対向して配設され被検出部が設
    けられ吸込口体の床面上の移動に伴って回転する回転体
    と、この回転体を吸込口体の移動方向に追従させる追従
    手段と、前記被検知部の動作を検知して前記回転体の状
    態を検知する検知手段と、この検知手段からの検知信号
    が回転体が回転状態であるとき前記電動機を駆動し、非
    回転状態であるとき前記電動機に供給する入力を減少ま
    たは停止させるように制御する制御手段を備えたことを
    特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の発明にお
    いて、回転体を車輪によって構成するとともに、追従手
    段を吸込口体の底壁にこの底壁と平行な面内を回転する
    とともにその回転中心から変位した位置に前記車輪を取
    り付けた回転円板により構成し、被検知部を前記車輪の
    側面に設けた複数の永久磁石によって構成するととも
    に、検知手段を前記車輪の周囲に位置させて前記底壁に
    配設した複数のホール素子によって構成したことを特徴
    とする電気掃除機。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の発明にお
    いて、回転体と追従手段とを吸込口体の底壁にこの底壁
    より被掃除面側にその一部を露出させて回転可能に設け
    られた球体によって構成し、被検知部を前記球体に周面
    に設けた永久磁石によって構成するとともに、検知手段
    を前記球体の周囲に位置させて前記底壁に配設した複数
    のホール素子によって構成したことを特徴とする電気掃
    除機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007313101A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Toshiba Corp 吸込口体及びこれを備える電気掃除機
JP2016195917A (ja) * 2016-08-30 2016-11-24 シャープ株式会社 吸込口体およびそれを備えた電気掃除機

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