JP2000333723A - 毛染剤塗布用具 - Google Patents

毛染剤塗布用具

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JP2000333723A
JP2000333723A JP11153139A JP15313999A JP2000333723A JP 2000333723 A JP2000333723 A JP 2000333723A JP 11153139 A JP11153139 A JP 11153139A JP 15313999 A JP15313999 A JP 15313999A JP 2000333723 A JP2000333723 A JP 2000333723A
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Japan
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comb
cylinder
piston
container
piston member
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JP11153139A
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English (en)
Inventor
Hideo Kamimura
英夫 上村
Riichi Ogawa
利一 小川
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 それぞれの容器から所要量のクリーム状毛染
剤を櫛体を取着した押出容器内に入れて混合し、毛染剤
をピストン部材を用いて櫛歯の吐出孔から吐出するよう
にした毛染剤塗布用具を提供すること。 【解決手段】 櫛付押出容器とピストン部材とを備えた
塗布用具であって、櫛付押出容器は、シリンダを構成す
る容器本体と該容器本体の頂壁上面に立設されシリンダ
室に連続する吐出孔を穿孔した櫛歯とを具備しているこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛染剤塗布用具、
とくにクリーム状の毛染剤を混合し、押出すようにした
櫛付押出容器を備えた毛染剤塗布用具に関する。
【0002】
【従来の技術】トレイ内で2剤の毛染剤を混合調整し、
混合毛染剤を塗布ブラシ、櫛等を用いて所要個所に塗布
するようにした毛染剤塗布用具は、従来より知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の塗布用具は、二
剤の毛染剤を二つのチューブ容器に別個に収納し、二つ
のチューブ容器から必要とする等量の二剤を、トレーに
入れて混合し、該混合毛染剤を塗布ブラシ等により毛髪
の所要個所につけ、櫛、ヘアブラシ等によって所要範囲
に引き延ばすようにしていた。
【0004】そのため、毛髪の広範囲に塗布する場合に
は、塗布ブラシに混合毛染剤を何度もつけ足し毛髪に塗
布するので、効率よく塗布することができないという問
題があった。また、塗布が間欠的になるので、ヘアブラ
シまたは櫛を使ってなでつけ、所要範囲に引き延ばした
ときにも均一に塗り付けることが容易でなく、塗布むら
が生じるという問題もあった。
【0005】また、トレーと塗布ブラシ、櫛が別個とな
っており、使用中にそれらが散逸するおそれもあった。
【0006】本発明は、上記問題を解決することを課題
として、それぞれの容器から所要量のクリーム状毛染剤
を櫛体を取着した押出容器内に入れて混合し、毛染剤を
ピストン部材を用いて櫛歯の吐出孔から吐出するように
した毛染剤塗布用具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、毛染剤塗布用具として、櫛付押出容器と
ピストン部材とを備えた塗布用具であって、櫛付押出容
器は、シリンダを構成する容器本体と該容器本体の頂壁
上面に立設されシリンダ室に連続する吐出孔を穿孔した
櫛歯とを具備していることを特徴とする構成、または、
容器本体と、容器本体に装着され操作杆を具備したピス
トン部材と、容器本体の上端に取着され、シリンダ室内
に連続する吐出孔を穿孔した櫛歯を立設した櫛付開閉蓋
とを備えていることを特徴とする構成を採用する。
【0008】具体的な毛染剤塗布用具の実施態様とし
て、櫛付押出容器とピストン部材とを備えた塗布用具で
あって、櫛付押出容器は、シリンダを構成する容器本体
と該容器本体の頂壁上面に立設されシリンダ室内に連続
する吐出孔を穿孔した櫛歯を具備しており、ピストン部
材は、ピストンと該ピストンに取着された操作杆とを有
していることを特徴とする構成を採用する。
【0009】他の実施態様として、櫛付押出容器とピス
トン部材とを備えた塗布用具であって、櫛付押出容器
は、シリンダを構成する容器本体と該容器本体の頂壁上
面に立設されシリンダ室内に連続する吐出孔を穿孔した
櫛歯とを具備しており、ピストン部材は、ピストンと該
ピストンに取着されたねじ筒とその下端に設けられた操
作摘みとからなる操作杆を具備しており、容器本体の下
端に、ピストン部材のねじ筒を螺合する螺着筒を具えた
取付蓋が螺着されていることを特徴とする構成を採用す
る。
【0010】さらに他の実施態様として、容器本体と、
容器本体に装着されたピストン部材と、容器本体の上端
に取着されシリンダ室内に連続する吐出孔を穿孔した櫛
歯を立設した櫛付開閉蓋とを備えた毛染剤塗布用具であ
って、容器本体は、上端部外周にネジを螺設した側筒壁
と、中央部に内周にネジを螺設した挿通孔を穿設した底
壁とを具備しており、ピストン部材は、ピストンと、該
ピストンに取着され下端に操作摘みを連接したねじ筒と
を具備しており、前記ねじ筒が、底壁に形成された挿通
孔に螺合され、操作摘みを回動することによってピスト
ン部材が上下動可能としたことを特徴とする構成を採用
する。
【0011】さらに他の実施形態として、容器本体と、
容器本体に装着されたピストン部材と、容器本体の上端
部に螺合する櫛付開閉蓋と、容器本体の下端部に廻動自
在に支持された操作筒とを備えた毛染剤塗布用具であっ
て、ピストン部材は、ピストンと該ピストンに取着され
たねじ杆とを具備しており、前記ねじ杆が操作筒に螺合
され、操作筒を回動することによってピストン部材が上
下動可能としたことを特徴とする構成を採用する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。図1において、Aは櫛
付押出容器、Bはピストン部材、Cは櫛歯カバーであ
り、いずれも合成樹脂を用いて形成されている。
【0013】櫛付押出容器Aは、シリンダを構成する容
器本体A1と櫛体A2とからなっており、容器本体A1
は、頂壁1と側筒壁2とを具えている。図2に示すよう
に、側筒壁2の内周面は、ピストンの摺動面3と下端部
の一定の位置から拡径されたピストンの挿入部4とから
なっており、側筒壁2の下端には、フランジ5が突設さ
れている。
【0014】櫛体A2は、頂壁1の上面に中心線に沿っ
て立設され、中央部に位置し毛染剤を吐出する複数の櫛
歯6と、両端に位置する中実の櫛歯7とからなる櫛歯列
によって形成されている。櫛歯6の内部には、容器本体
A1のシリンダ室2aに通じる吐出孔8が穿設されてお
り、毛染剤は櫛歯の先端の開口9から軸方向に吐出する
ようになっている。
【0015】図3に示すように、ピストン部材Bは、ピ
ストン10と該ピストン10に連接された筒状の操作杆
11とからなり、ピストン10は、ピストンヘッド12
と、該ピストンヘッド12の周縁に段差13を介して連
接され、周面が内方に湾曲したピストンスカート14と
を具えている。ピストンヘッド12の下面中央部には、
取付リング15が垂設され、その内周面には、係合溝1
6が刻設されている。
【0016】操作杆11は、前記取付リング15に嵌挿
される筒体17と底板18とからなり、筒体17の上端
近くには、前記係合溝16に嵌合される膨出環19が突
設されている。底板18は、筒体17の下端を覆うとと
もに底板18の周縁は、筒体17の外周より突出してお
り、操作杆11の押圧部20を形成している。
【0017】ピストン部材Bを容器本体A1内に嵌挿す
るときには、側筒壁2の下端部は拡径された挿入部4と
なっているので、ピストン10のピストンスカート14
は簡単に挿入され、ピストンスカート14が側筒壁2の
摺動面3に挿入されたときには、ピストン部材Bは安定
的に支持され、ピストン10がシリンダ室2aを塞ぎ、
押出作用が生じるようになっている。
【0018】図4に示すように、櫛歯カバーCは、櫛歯
列全体を覆うようほぼ長方形の頂壁21と、側壁22を
具えており、頂壁21の下面には、各櫛歯6の先端に係
合し、櫛歯の開口9を密封する凹部23を穿設した複数
個の栓体24が垂設されている。
【0019】また、本発明の塗布用具として毛染剤を混
合させるためのヘラまたは棒が付いており、さらに付属
品として毛髪の生え際、根元用の塗布ブラシ、手袋等が
添付される(いずれも普通に使用されている周知のもの
であるので図示しない)。
【0020】次に、本実施形態塗布用具の使用態様と作
用効果について説明する。本発明の塗布用具、すなわ
ち、櫛歯カバーCで櫛歯先端を覆い、ピストン部材Bを
取着した櫛付押出容器Aと混合用ヘラまたは棒は、第
1、第2のクリーム状の毛染剤を入れた二つのチューブ
容器、塗布ブラシその他の付属品とともに市販される。
【0021】塗布用具の使用にあたって、まず、容器本
体A1からピストン部材Bを取り外して挿入部4を上と
し、櫛歯カバーCを覆蓋した状態で容器本体A1内に、
第1、第2の毛染剤の必要量を等量入れ、ヘラまたは棒
を用いて混合する。その際、クリーム状の毛染剤の粘度
が大きい場合には、櫛歯6の吐出孔8は細孔であるの
で、櫛歯カバーCがなくても混合毛髪剤は容器本体Aか
ら吐出孔8を通じて流出することがない。
【0022】次にピストン部材Bを容器本体A1に挿入
すると、シリンダ室2a内の空気はピストンスカート1
4とシリンダとなる側筒壁2との間から抜け、ピストン
ヘッド12の押圧面が混合毛染剤に接圧するまで押し込
むことができる。その際、毛染剤は一定の粘度を有する
ので、ピストンスカートとシリンダとの間からは流出し
ない。
【0023】その状態で櫛歯カバーCをとり、櫛歯6を
所望する部分に当て、ピストン10を押圧すると、ピス
トン10の押圧に応じて毛染剤が開口9から吐出され、
毛染剤を毛髪に塗布することができる。その際、親指で
底板18を押さえるようにして片手で容器本体A1を把
持して操作できるので、塗布用具の取扱いは簡単であ
る。押圧を続けながら櫛歯を動かすと、毛染剤を広い範
囲にわたって均一に塗布するとができる。
【0024】また、所要個所に所望量の毛染剤をつけ、
所要範囲に引き延ばすようにしてもよい。その場合に
は、操作杆11から手指を離し、本塗布用具は櫛として
使用できるので、櫛を別に添付する必要はない。また、
毛髪の生え際、根元部の細かい部分に塗布する場合に
は、櫛歯6の開口9から吐出された毛染剤を塗布ブラシ
に付けて塗布する。
【0025】使用後に、ピストン部材Bを櫛付押出容器
Aから取り外し、それぞれを洗滌すると、再び塗布用具
として使用することができる。毛染剤は、必要量だけ櫛
付押出容器A内に入れて使用でき、使い切った場合に
は、チューブ容器を新しい毛染剤を収容した詰め替え用
チューブ容器に変えるだけでよいので、廃棄物の減量、
省資源に役立たせることができる。
【0026】次に、本発明の第2実施形態について、図
面を参照して説明する。本実施形態は、容器本体を開閉
可能にする取付蓋にピストン部材を螺着し、操作摘みを
廻動することによってピストンを上下動させ、混合毛染
剤を吐出するようにしたものである。図5において、A
aは櫛付押出容器、Baはピストン部材、Caは櫛歯カ
バー、Dはピストン部材を螺着した取付蓋である。
【0027】図6に示すように、櫛付押出容器Aaは、
シリンダを構成する容器本体Aa1と櫛体Aa2とから
なっており、容器本体Aa1は、頂壁30と側筒壁31
とを具え、側筒壁31の下端部には、ネジ32が螺設さ
れている。
【0028】櫛体Aa2は、頂壁30の中心線に沿って
立設され、中央部に位置し、毛染剤を吐出する櫛歯33
と、両端に位置する中実の櫛歯34とからなる櫛歯列に
よって形成されている。櫛歯33には、容器本体Aa1
のシリンダ室31aに通じる吐出孔35が穿孔され、そ
の上端は開口36となっている。
【0029】図7に示すように、ピストン部材Baは、
ピストン37と操作杆38とからなっており、ピストン
37は、ピストンヘッド39と該ピストンヘッド39の
周縁に段差40を介して連接され、周面が内方に湾曲し
たピストンスカート41を具えている。ピストンヘッド
39の下面中央部には、取付筒42が垂設され、その内
周面には、係合溝43が刻設されている。操作杆38に
は、その上端部に膨出環44が設けられ、その下方は、
表面にネジを螺設したねじ筒45となっており、その下
端部には表面にローレットを刻設した操作摘み46が連
接されている。
【0030】取付蓋Dは、中央を開口とした蓋板47
と、周縁に立設された側壁48とを備えており、側壁4
8の周面にはローレットが刻設されている。蓋体47の
開口の周縁に沿って螺合筒49が立設され、内周には、
操作杆38のねじ筒45と螺合するネジ50が螺設され
ている。側壁48内周には、容器本体Aa1の側筒壁3
1下端部に螺設されたネジ32に螺合するネジ51が螺
設されている。
【0031】図5に示す櫛歯カバーCaは、前記第1実
施形態のそれと同一であるので説明を省略する。
【0032】次に、櫛付押出容器Aaとピストン部材B
aとの組立について説明する。まず、取付蓋Dの螺合筒
49にピストン部材Baの操作杆38が螺合され、該操
作杆38の上端にピストン37の取付筒42が嵌着され
てピストン部材Baが取付蓋Dに一体となるよう結合さ
れる。次に、取付蓋Dを容器本体Aa1に螺着すると、
ピストン37をシリンダを構成する容器本体Aa1の側
筒壁31内に上下摺動可能に収納される。かくして、本
実施形態の塗布用具の組立が完了する。
【0033】次に、第2実施形態塗布用具の使用態様と
作用効果について説明する。容器本体Aa1よりピスト
ン部材Baを取着した取付蓋Dを取り外し、櫛歯カバー
Caによって櫛歯先端を覆蓋した容器本体Aa1内に二
つのクリーム状の毛染剤を入れ、ヘラまたは棒で混合す
る。次に、ピストン37をシリンダとなる側筒壁31内
に嵌挿して取付蓋Dを螺合閉蓋する。次いで、操作摘み
46を廻動するとピストン37をピストンヘッド39が
混合剤に接圧するまで押し込むことができる。その際、
シリンダ室31a内の空気は、側筒壁31とピストンス
カート41との間からピストンヘッド39の後面に入
り、操作杆38と螺合筒49との間を通って外に出る。
【0034】毛染剤の塗布時には、操作摘み46を廻動
すると櫛歯33から混合毛染剤が押出されるまでピスト
ンヘッド39を押し上げることができる。
【0035】塗布にあたっては、容器本体Aa1を把持
し、櫛歯を所要個所にあて、操作摘み46を廻すとピス
トン37が押し下げられ、櫛歯33から混合毛染剤が吐
出され、操作摘み46を廻動させながら毛髪になでつけ
ていくと、毛染剤を連続的に塗布することができる。
【0036】本実施形態と第1実施形態は、毛染剤の塗
布にあたって、操作杆を押圧するか操作摘みを廻動させ
るという点で相違しているが、その他の点では同様の作
用効果を得ることができる。操作摘み46の廻動にあた
っては、親指を櫛付押出容器Aaの底側に来るように手
のひらで容器本体Aa1を把持し、親指と人差し指で操
作摘み46を廻すことができ、片手で塗布用具を把持し
容易に操作できる。
【0037】次に、本発明の第3実施形態について、図
面を参照して説明する。本実施形態は、櫛体と押出容器
とを別体とし、櫛体を押出容器の開閉蓋に取着した塗布
用具であって、クリーム状の毛染剤だけでなく、液状の
毛染剤にも使用できる塗布用具である。図9において、
Abは押出容器、Bbはピストン部材、Eは櫛体を取着
した櫛付開閉蓋である。
【0038】図10に示すように、押出容器Abは、シ
リンダを構成する側筒壁60と底壁61とからなってお
り、側筒壁60の上端部には取付ネジ62が螺設されて
いる。底壁61の中央には、ピストン部材Bbの挿通孔
63が穿設され、内周にはネジ64が螺設されている。
【0039】図11に示すように、ピストン部材Bb
は、ピストンヘッド65と操作杆66とからなり、ピス
トンヘッド65の側壁67には、環状溝が形成され、ピ
ストンリング68が嵌合されている。ピストンヘッド6
5の底面には、操作杆66の嵌挿孔69が穿設されてお
り、嵌挿孔69の開口部には、拡径段部70が設けら
れ、該拡径段部70には、内方に突出する膨出部71が
設けられている。
【0040】操作杆66は、上端に前記嵌挿孔69に嵌
合する円柱部72が設けられており、該円柱部72に
は、前記拡径段部70に係合する係合環73が設けられ
ている。操作杆66の円柱部72の下方表面には、押出
容器の底壁61の挿通孔63のネジ64に螺合するネジ
74が螺設されており、下端には、周面にローレットを
刻設した操作摘み75が連接されている。
【0041】図12に示すように、櫛付開閉蓋Eは、頂
壁80と側周壁81とからなり、頂壁80には、櫛体8
2が立設されており、側周壁81の内周には、押出容器
Abの上端外周に螺設された取付ネジ62に螺合するネ
ジ83が螺設されている。
【0042】櫛体82は、頂壁80の中心線に沿って立
設され、中央部に位置し毛染剤を両側に吐出する複数の
櫛歯84と、両端に位置し、毛染剤を内方に吐出する櫛
歯85とからなる櫛歯列によって形成されている。櫛歯
84の内部には、押出容器Abのシリンダ室60aに通
じる吐出孔86が穿設されており、櫛歯84の先端部に
は側面に切込み87が形成されている。櫛歯84の先端
は、吐出孔86に交差する封鎖部88となっており、吐
出孔86から側方に開口する吐出口89が形成されてい
る。櫛歯85には、内側面に切込み87と吐出口89が
設けられ、毛染剤はシリンダ室60aに通じる吐出孔8
6より内側のみに吐出されるようになっている。
【0043】次に、塗布用具の使用形態と作用効果につ
いて説明する。使用にあたっては、まず櫛付開閉蓋Eを
取り外して、前記各実施形態と同様に二つのクリーム状
の毛染剤を入れ、ヘラで混合する。次に、櫛付開閉蓋E
を被嵌し、操作摘み75を廻動すると櫛歯84から混合
毛染剤が押出されるまでピストンヘッド65を押し上げ
る。
【0044】毛染剤の塗布にあたっては、押出容器を把
持し櫛歯を所要個所にあて、操作摘みを廻動させながら
毛髪になでつけていくと、前記第2各実施形態と同様に
毛染剤を塗布することができ同等の作用効果を得ること
ができる。操作摘みの廻動にあたっては、親指を押出容
器の底側に来るように手のひらで押出容器を把持し、親
指と人差し指で操作摘みを廻すことができ、片手で塗布
用具を把持し操作できる。
【0045】次に、本発明の第4実施形態について、図
面を参照して説明する。本実施形態は、ピストン部材を
螺合した操作筒を押出容器の底部に廻動自在に取り付
け、操作摘みの操作をさらに容易にしたものである。図
13において、Acは押出容器、Bcはピストン部材、
Eaは櫛付開閉蓋、Fは操作筒である。図14に示すよ
うに、押出容器Acは、シリンダを構成する側筒壁90
と底部91とからなり、側筒壁90の上端外周には、取
付ネジ92が螺設されている。
【0046】底部91は、ピストンのストロークエンド
を決めるため側筒壁90から内方に突出する環状板93
とその下方に形成された係合部とからなっている。係合
部は、外筒94と内筒95と、外筒94と内筒95を連
結する底壁96とを具えており、外筒94の上端部に
は、環状板93の下面に沿って係合溝97が形成されて
いる。
【0047】図15に示すように、ピストン部材Bc
は、ピストンヘッド100とねじ杆101とからなって
おり、ピストンヘッド100の側壁には、環状溝102
が形成され、ピストンリング103が嵌合されている。
ピストンヘッド100の底面には、ねじ杆101の嵌挿
孔104が穿設されており、嵌挿孔104の開口部に
は、拡径段部105が設けられ、該拡径段部105に
は、内方に突出する膨出部106が設けられている。
【0048】ねじ杆101は、上端に前記嵌挿孔104
に嵌合する円柱部107が設けられており、該円柱部1
07には、前記拡径段部105に係合する係合環108
が設けられている。円柱部107の下方のねじ杆101
の周面には、ネジ109が螺設されており、下端には、
外方に膨出する突出環110が形成されている。
【0049】櫛付開閉蓋Eaは、図12に示された第3
実施形態のそれと同一のものであるので、説明を省略
し、次に操作筒Fについて説明する。
【0050】図16に示すように、操作筒Fは、係合筒
111と底板112とからなっており、係合筒111の
上端縁には、内方に突出し、押出容器Acの底部91の
係合溝97に廻動可能に係合される環状の係合板113
が突設されている。底板112の中央部には、ネジ11
4を螺設した挿通孔115が穿設されている。
【0051】次に、本実施形態の組立について説明する
と、操作筒Fをその係合筒111を押出容器Acの底部
91に沿って押し込み、係合板113が係合溝97に嵌
挿されると、操作筒Fは押出容器Acの底部91に廻動
自在に取着される。次いで、ねじ杆101を操作筒Fに
螺合して、上方からピストンヘッド100をねじ杆10
1の上端部に嵌合させると、操作筒Fに螺着されたピス
トン部材Bcを得ることができる。次に、櫛付開閉蓋E
aを押出容器Ac上端に被嵌すると塗布容器の組立が完
成する。
【0052】次に、使用態様と作用効果について説明す
る。本実施形態の塗布用具の使用形態は、前記第3実施
形態と同様であり、詳しい説明を省くが、塗布用具の把
持、操作について述べると、片手で、押出容器Acと共
に、操作筒Fを把持し、親指と人差し指を櫛側に、また
反対に小指側を櫛側にして押出容器Acと操作筒Fを把
持し、親指を櫛側にした場合は薬指で、反対にした場合
には親指で操作筒Fを廻動する。操作筒Fが押出容器A
cの底部91に取着され、押出容器Acと離れていない
ので、塗布用具の操作取扱いがさらに容易となる。
【0053】前記第3、第4実施形態の塗布用具は、い
ずれも櫛付開閉蓋を取り外し、毛染剤を入れ混合するの
で、櫛歯カバーは不要で、前記第1,2実施形態よりさ
らに塗布用具の部品を省略することができる。櫛付開閉
蓋に立設する櫛体として、第1、第2実施形態に示すよ
うな櫛歯としてもよい。すなわち、図17に示すよう
に、櫛付開閉蓋Ebの頂壁120に先端に吐出孔121
と同方向に吐出する開口122を設けた櫛歯123を立
設するようにしてもよい。
【0054】また、第3、第4実施形態の塗布用具は、
その櫛歯を側方の開口から毛染剤を吐出するようにして
いるので、毛染液が櫛歯先端の部分に溜まることにな
り、二液混合タイプの毛染液塗布用具としても利用でき
る。
【0055】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
から、次の効果を奏する。混合毛染剤をピストンを押出
することによって櫛歯より吐出するようにしたから、必
要範囲に連続的に塗布することができ、毛染剤を必要範
囲の毛髪全体にわたって、均一にかつ効果的に付着さ
せ、塗布むらをなくすことが容易にできる。
【0056】また、塗布した毛染剤を塗布用具に取り付
けた櫛体によってなでつけることができるので、櫛を別
添する必要はなく、また、従来のような混合用トレーも
不要であるので、塗布用具としての部品を少なくするこ
とができる。
【0057】塗布後に、塗布用具を洗滌すれば、何度で
も使えるので、毛染剤の塗布用の物品として、二回目か
らは毛染剤の詰め替えチューブ容器を必要とするだけで
あるので、廃棄物の減量、省資源に役立たせることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態塗布用具の組立図である。
【図2】櫛付押出容器の容器本体の説明図で、(a)は
上面図、(b)は一部断面正面図である。
【図3】ピストン部材の一部断面正面図である。
【図4】櫛歯カバーの説明図で、(a)は断面正面図、
(b)は底面図である。
【図5】第2実施形態塗布用具の組立図である。
【図6】容器本体の説明図で、(a)は上面図、(b)
は一部断面正面図である。
【図7】ピストン部材の一部断面正面図である。
【図8】取付蓋の一部断面正面図である。
【図9】第3実施形態塗布用具の組立図である。
【図10】押出容器の一部断面正面図である。
【図11】ピストン部材の一部断面正面図である。
【図12】櫛付開閉蓋の説明図で、(a)は上面図、
(b)は一部断面上面図、(c)は図(a)のA−A線
における櫛歯の断面図である。
【図13】第4実施形態塗布用具の組立図である。
【図14】押出容器の一部断面正面図である。
【図15】ピストン部材の一部断面正面図である。
【図16】操作筒の一部断面正面図である。
【図17】櫛付開閉蓋の変形実施例の説明図である。
【符号の説明】
A、Aa 櫛付押出容器 Ab、Ac 押出容器 A1、Aa1、 容器本体 A2、Aa2 櫛体 B、Ba、Bb、Bc ピストン部材 C、Ca 櫛歯カバー D 取付蓋 E、Ea 櫛付開閉蓋 F 操作筒 1、30 頂壁 2、31、60、90 側筒壁 2a、31a、60a シリンダ室 6、33、85、123 櫛歯 8、35、86 吐出孔 9、36 開口 10、37 ピストン 11、38、66 操作杆 12、39、65、100 ピストンヘッド 14、41 ピストンスカート 61 底壁 63、115 挿通孔 75 操作摘み 89 吐出口 91 底部 101 ネジ杆 111 係合筒

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】櫛付押出容器とピストン部材とを備えた塗
    布用具であって、 櫛付押出容器は、シリンダを構成する容器本体と該容器
    本体の頂壁上面に立設されシリンダ室に連続する吐出孔
    を穿孔した櫛歯とを具備していることを特徴とする毛染
    剤塗布用具。
  2. 【請求項2】 櫛付押出容器とピストン部材とを備えた
    塗布用具であって、 櫛付押出容器は、シリンダを構成する容器本体と該容器
    本体の頂壁上面に立設されシリンダ室内に連続する吐出
    孔を穿孔した櫛歯を具備しており、 ピストン部材は、ピストンと該ピストンに取着された操
    作杆とを有していることを特徴とする毛染剤塗布用具。
  3. 【請求項3】 櫛付押出容器とピストン部材とを備えた
    塗布用具であって、 櫛付押出容器は、シリンダを構成する容器本体と該容器
    本体の頂壁上面に立設されシリンダ室内に連続する吐出
    孔を穿孔した櫛歯とを具備しており、 ピストン部材は、ピストンと該ピストンに取着されたね
    じ筒とその下端に設けられた操作摘みとからなる操作杆
    を具備しており、 容器本体の下端に、ピストン部材のねじ筒を螺合する螺
    着筒を具えた取付蓋が螺着されていることを特徴とする
    毛染剤塗布用具。
  4. 【請求項4】 容器本体と、容器本体に装着され操作杆
    を具備したピストン部材と、容器本体の上端に取着さ
    れ、シリンダ室内に連続する吐出孔を穿孔した櫛歯を立
    設した櫛付開閉蓋とを備えていることを特徴とする毛染
    剤塗布用具。
  5. 【請求項5】 容器本体と、容器本体に装着されたピス
    トン部材と、容器本体の上端に取着されシリンダ室内に
    連続する吐出孔を穿孔した櫛歯を立設した櫛付開閉蓋と
    を備えた毛染剤塗布用具であって、 容器本体は、上端部外周にネジを螺設した側筒壁と、中
    央部に内周にネジを螺設した挿通孔を穿設した底壁とを
    具備しており、 ピストン部材は、ピストンと、該ピストンに取着され下
    端に操作摘みを連接したねじ筒とを具備しており、 前記ねじ筒が、底壁に形成された挿通孔に螺合され、操
    作摘みを回動することによってピストン部材が上下動可
    能としたことを特徴とする毛染剤塗布用具。
  6. 【請求項6】 容器本体と、容器本体に装着されたピス
    トン部材と、容器本体の上端部に螺合する櫛付開閉蓋
    と、容器本体の下端部に廻動自在に支持された操作筒と
    を備えた毛染剤塗布用具であって、 ピストン部材は、ピストンと該ピストンに取着されたね
    じ杆とを具備しており、 前記ねじ杆が操作筒に螺合さ
    れ、操作筒を回動することによってピストン部材が上下
    動可能としたことを特徴とする毛染剤塗布用具。
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