JP4397605B2 - 注出具付きの液体容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、染髪剤や整髪剤等の溶液を収容した中空容器の口頸部に櫛歯やブラシ等の塗布具を装着した液体塗布容器に係わるもので、更に詳細には、染髪剤や整髪剤等の頭髪化粧溶液を収容した容器から注出して塗布する櫛歯やブラシ等の塗布具を、口径が異なる各種の塗布容器に着脱自在に装着可能に形成すると共に、前記塗布具を交換可能に形成して、従来から用いられている塗布具を共用可能に形成されてなる蓋体を容器本体の口頸部に装着してなる注出式の塗布具付き頭髪化粧用容器に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来から染髪剤や整髪剤等を用いて頭髪を化粧する場合には、容器から少量づつ染髪剤等を掌に取って、指先で延ばすようにして頭髪に揉み込んで塗布するか、塗布専用の櫛歯やブラシを具えた塗布具に少量の染髪剤を付着させてから、塗布しようとする頭髪部分に塗り込んで塗布してから、櫛やブラシで頭髪を丹念に梳いて整髪していた。
しかし、このような頭髪の化粧方法にあっては、染髪剤で手先や頭皮が汚れるばかりか、衣服を汚すこともあり、また、薬液を頭髪に均一になるように確実に塗布するのが困難であり、化粧むらが出たりすることから、手先や衣服等を汚すことなしに、もう少し簡単で確実に整髪、化粧ができるようにした化粧用塗布容器の出現が望まれる。
【0003】
その結果、染髪剤や整髪剤等の化粧料を収容した容器の口頸部に、内部の化粧溶液を頭部に塗布するための櫛やブラシ等の塗布具を装着して、化粧料を直接容器から塗布具に自動的に供給することができて、手先を汚さずに塗布できるようにした塗布容器が色々と開発されている。
そうした中で、化粧料を収容した容器に塗布具を装着したものとして、特開昭61−240904号や特開平11−9330号公報等に見るように、染髪剤等の化粧料を収容した胴壁部を押圧変形可能な中空容器の口頸部に櫛歯を装着した絞り出し形式のものが、従来から一般に広く用いられている。
【0004】
上記した絞り出し形式のものは、図3に示すように、胴壁部が押圧変形可能な中空容器31の口頸部32にノズル部33を有する肩カバー部33aを螺着して、前記ノズル部の先端に櫛部35の支持体34を嵌合、固定して、前記中空容器内の染髪剤等の化粧料を塗布可能に構成したものである。
そして、染髪剤等の化粧料を収容した前記中空容器31の本体の胴壁31a部分を手中に持って胴壁を押圧変形させると、前記容器31内に収容された染髪剤等の化粧料はノズル先端の開口部33aから櫛部35の支持体34内部に形成された導出路35aへ吐出されて、排出口35bを通して櫛歯36に設けられた吐出路36aを経て吐出口36bから櫛歯36の間に排出されるので、頭髪に櫛歯36を当てて梳くことにより染髪剤を頭髪に塗布することができる。
【0005】
このような絞り出し形式の容器を用いたものは、染髪剤等の化粧料を充分な量だけ櫛歯部分に供給しつつ、手先や頭皮への付着や周囲への飛散もなしに、広い範囲の頭髪に対して塗布操作を行うことができて便利である。
しかし、このような櫛歯を設けた塗布容器は、ノズル部に注出される化粧料を調整する弁体がないので、胴壁を押圧変形させる際に強く押圧し過ぎると、化粧料が余分に出過ぎて、頭髪がべとついて困る場合があり、また、内溶液の減少により内部が減圧状となることから、容器の外形が変形したり、容器内に外気が流入するので、内溶液が変質する欠点がある。
そして、上記の塗布容器に装着して使用する櫛歯は、用いる容器によって異なることから、容器の大きさや形状または種類により別々のものを準備しなければならないので、上記のような塗布具を具えた塗布容器は製造コストが嵩むことになり、改良の余地がある。
【0006】
上記したような櫛歯やブラシ等の塗布具を装着した塗布容器に於いて、塗布操作による内溶液の減少による内部の減圧化に伴って、容器の外形が変形したり、容器内に外気が流入するのを防止したものとして、特開平4−339759号や特開平9−23922号公報に見るように、ナイロンやエチレンビニルアルコール樹脂等からなる柔軟なフィルムからなる剥離可能に袋状の内層を設けた二層構造の容器からなるものが知られている。
【0007】
そのような中で、櫛歯やブラシ等の塗布具を装着する中空容器として、容器本体の胴壁層(外層)の内側に柔軟なフィルム層からなる内層を剥離可能に形成した容器を用いて、内容液が変質するのを防止した塗布容器を、出願人は既に、特開2000−41727号や特開平4−339759号公報に提案している。
上記発明の塗布容器は、図4に示すように、内部剥離層を有する2層構造をした中空容器(デラミネート容器、通称デラミ容器)41に染髪剤等の化粧料を収容して、前記中空容器の口頸部41aの螺着筒部41bに櫛支持筒部42を立設した接合キャップ43を螺着して、前記接合キャップ43の櫛支持筒部42に櫛体45の取付け筒部44を嵌着して櫛歯付きの塗布容器を構成して、染髪剤等の化粧料を塗布可能としたものである。
【0008】
しかし、上記した塗布容器は、容器の口頸部から外気を導入する構造にしたものであるから、その構造がやや複雑になって、また、中空容器をブロー成形する際に吸気孔を形成しなければならないので、成形金型も複雑になる。
更に、上記櫛歯付きの塗布容器は、用いる中空容器の口頸部に合わせた螺着筒部を有する接合キャップ43を前記螺着筒部41bに嵌合する中栓46を用意して、前記接合キャップ43の櫛支持筒部42に嵌着可能に形成した櫛体45を用いなければならず、従って、用いる中空容器の種類ごとに異なる接合キャップや中栓、櫛体を製造しなければならず、生産コストを低減することが難しい。
そこで、剥離可能な内層と外層を設けた2層構造の中空容器を用いた塗布具付きの塗布容器を、汎用部品を使用可能にした共通性を持たせて、構造をできるだけ簡単にして、安価に製造可能な塗布容器の出現が望まれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は、上記したような種々の問題を解決せんとして創案されたもので、胴壁部を押圧変形が可能な中空容器に収容された染髪剤等の化粧料を、前記中空容器の口頸部に装着された櫛歯やブラシ等の塗布具に注出せしめて、頭髪部に綺麗に満遍なく塗布できるような構造をした塗布容器に於いて、用いる中空容器をできるだけ簡単な構造に形成して、また、中空容器の口頸部に装着される櫛歯やブラシ等の塗布具は、容器の種類や大きさ、形状が異なる容器であっても、従来から用いられている既成の塗布具を使用することができるように形成すると共に、前記櫛歯やブラシ等の塗布具には一定圧力の液流が送られて、櫛歯から吐出されるように形成して、更に、前記中空容器は内溶液の減少に伴う外気の流入がないようにして、容器内の溶液の変質を極力防止できるような構造に形成した化粧用中空容器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するために、染髪剤等の化粧料を収容する中空容器を、容器本体の外層壁内に容易に変形可能な薄い内層部を設けた2層構造に形成して、該容器の底壁部に外気導入孔を形成して容器内への外気の流入を防止して、また、前記中空容器の胴壁部を押圧変形可能に形成すると共に、前記中空容器の口頸部に塗布具が着脱可能に形成された結合用の蓋体を螺着可能に形成する。
そして、前記中空容器の口頸部に装着される櫛歯やブラシ等の塗布具は、口径の大きさが異なる中空容器の口頸部に螺着可能に形成した結合用の蓋体に、接合用のネジ蓋を螺着、結合せしめて、該ネジ蓋に既成の櫛歯やブラシ等を着脱自在に接合できるように構成することにより、塗布具付きの塗布容器の製造コストを低減可能にすると共に、前記蓋体に内容液の吐出開閉弁を設けて、内容液の注出量を調整可能に形成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
熱可塑性合成樹脂を射出成形により筒状の中空容器を成形して、該容器の底壁部に吸気弁を設けると共に、該容器の内部に変形自在なフィルム状の内袋を設けた2層構造の容器に形成して、前記内袋に染髪剤や整髪剤等の液体化粧料を収容して塗布容器の容器本体1を形成する。
また、同じように射出成形して、一端部を中空容器の口頸部1aに螺合可能に形成すると共に他端部に塗布具を接合するネジ蓋が螺合可能に形成された結合用の蓋体2を成形して、前記蓋体2を液体化粧料が収容された前記塗布容器の容器本体1の口頸部1aに螺着すると共に、前記蓋体2に吐出弁3を開閉可能に嵌着してから、前記蓋体2に塗布具等5が接合可能に形成されたネジ蓋4を螺合、固定する。
【0012】
そして、上記容器本体1の口頸部の蓋体2に螺合された前記ネジ蓋4に、既成品の櫛歯やブラシ等の塗布具5を着脱可能に嵌合、接続せしめて、染髪剤や整髪剤等の液体化粧料を注出塗布可能にした塗布具付きの塗布容器を構成する。
上記のように構成された塗布具付きの塗布容器を使用するには、2層構造をした塗布容器の胴部を手中に持って、その胴壁部を押圧することにより内圧が上昇して前記蓋体の吐出弁3が開いて、容器内から注出された内容物は塗布具内の液通路を通って各櫛歯やブラシ等に送られて、吐出口から櫛歯等の面に吐出されて、頭髪部に塗布される。
【0013】
【実施例】
本願の発明について、最適な一つの実施例に基づいて、図面を参照しつつ以下に説明する。
本願の発明は、図1に示したように、底壁部に吸気弁を設けた中空容器の外層1d内に変形可能な薄い内層1eを設けて2層構造に形成した押圧変形が可能な中空容器内に、染髪剤や整髪剤等の液体化粧料を収容した容器本体1となして、該容器の口頸部1aに結合用の蓋体2を螺合、固定すると共に、前記蓋体2に吐出弁3を嵌着して、前記蓋体2に接合用のねじ蓋4を螺合、結合して、前記ねじ蓋4に櫛歯やブラシ等の塗布具5を着脱可能に嵌合、接合して、染髪剤や整髪剤等の液体化粧料を容器本体から注出可能となした注出式の塗布具付きの塗布容器を構成したものである。
【0014】
上記のような構成をした塗布具付きの塗布容器を形成するには、先ず、熱可塑性合成樹脂を用いた通常の射出成形あるいはブロー成形等の成形手段により筒状の容器を成形して、底壁部に吸気弁6を装着可能な外気導入孔1cを形成すると共に、口頸部1aに結合用の蓋体2を螺合可能なネジ部1bを形成して中空容器を成形する。
そして、前記中空容器の底壁部1fの外気導入孔1cの周縁に形成した円筒部1gに開閉可能な吸気弁6を嵌着してから、前記中空容器の内部に、ナイロンやポリビニルアルコール等の柔軟性を有する合成樹脂から形成したフィルム状の変形自在な袋状の内容器を挿入、固定して、染髪剤や整髪剤等の液体化粧料を収容可能にした、図1に示すような2層構造をした中空の容器本体1を形成する。
【0015】
また、熱可塑性合成樹脂を射出成形して、図2に示すように、容器の口頸部に合致した大径部とネジ蓋に合致した小径部とを有する円筒体からなる接合用の蓋体2を成形して、該蓋体の下端大径部2gには、内周面に前記容器本体1の口頸部1aが螺合可能なネジ部2aを形成すると共に、前記袋状の内容器の開口端を挟着可能にした内筒壁2fを形成する。
そして、前記蓋体の上端小径部2hには、外周面に塗布具5を接合する接合用のネジ蓋4が螺合可能なネジ部2bを形成すると共に、内周面に吐出口2eを設けた環状のフランジ部2cを形成して、該フランジ部に吐出弁3を嵌着、固定可能にした円筒部2dを突設して互換性があるものにする。(図2(c)参照)
【0016】
同じように熱可塑性合成樹脂を射出成形して、前記結合用の蓋体2に設けられた吐出口2eを開閉可能にする円板状をした吐出弁3を成形する。
そして、前記吐出弁3は、前記蓋体2のフランジ部2cに突設した円筒部2dの内周面に密着するように形成された肉厚の環状片3aに一部が連結されて、他の部分が円形状に切り離された薄肉の開閉可能な弁部3bを設けた円板状に形成して、前記蓋体2の上端小径部に設けられたフランジ部に突設した円筒部2dに嵌合して固定可能な円板状をした吐出弁3を成形する。(図2(b)参照)
【0017】
同じように熱可塑性合成樹脂を射出成形して、前記蓋体2に螺着可能な大径筒部4aと塗布具5を嵌着可能な小径筒部4bからなる円筒体状をした接合用のネジ蓋4を成形する。
即ち、前記ネジ蓋4の下端大径筒部4aには、内周面に前記蓋体2の上端部のネジ部2bに螺合可能なネジ部4cを形成すると共に、蓋体2の開口端の内周面に密着可能な環状片4fを垂設して、また、前記ネジ蓋4の上端小径筒部4bには、大径筒部4aの上部から湾曲状に絞るようにして縮径した先端内周面に櫛歯やブラシ等の塗布具5の後端部の接合筒部5aを嵌合可能な嵌合凹部4dを形成して、塗布具を接合可能にしたネジ蓋4を成形する。(図2(a)参照)
【0018】
上記のように形成された本願発明の各構成部材は、2層構造をした中空の容器本体1内に染髪剤や整髪剤等の液体化粧料を収容して、前記結合用の蓋体2の下端大径部2gのネジ部2aを容器本体の口頸部1aに螺合して、袋状の内容器を口頸部に密着せしめるように固定する。
そして、前記蓋体2の上端小径部2hのフランジ部の円筒部2d内に前記吐出弁3を嵌着、固定してから、前記ネジ蓋4の下端大径筒部4aを前記蓋体2の上端小径部2hに被着せしめてネジ部2bに螺着して、前記ネジ蓋4に塗布具5を嵌着せしめて接合可能に形成する。
【0019】
このようにして、塗布具5を着脱自在に互換装着するのを可能にしたネジ蓋4が螺合、固定された容器本体に対して、従来から用いられている既成品である櫛歯やブラシ等の塗布具5の後端の接合筒部5aを、前記蓋体4の小径筒部4bの先端部の内周面に設けられた嵌合凹部4dに嵌合せしめて、図1に示すような塗布具付きの塗布容器を形成する。
【0020】
上記のようにして形成された塗布具付きの塗布容器は、容器本体1の胴部を手中に持って胴壁部を押圧すると、内部の圧力が上昇して吐出弁3の弁部3bが液圧により押し広げられるので、容器内部の溶液は口頸部から注出されて、櫛歯やブラシ等の塗布具5の液流路5bを通って、塗布具5の先端に設けられた流出孔から流出して塗布可能になる。
そして、容器本体1の胴壁部の押圧力が解除されると、容器の胴壁部が復元して容器内が減圧状態となり、前記吐出弁3の弁部3bが閉じると同時に、容器本体1の底壁部1fの吸気弁6が開いて、底壁部の外気導入孔1cから外気が容器本体1内へと吸引される。(前記吸気弁6は上記した吐出弁3と同じ構造の弁を使用することが可能である。)
【0021】
このようにして、底壁部の吸気弁6が開いて外気導入孔1cから容器本体1内へと吸引された外気は、前記容器の外層1dと内層1eとの間に導入される結果、内部の溶液が減少した分だけ減圧状態になった前記内層1eを押圧、収縮させるので、内溶液が収容された内層内に外気が流入することもなくて、容器本体内の溶液が酸化したりして変質するようなことはない。
【0022】
尚、上記した実施例に於いては、各種の塗布具等を接続可能にするために、塗布具5を着脱自在に接続可能に形成したネジ蓋4と容器本体との間に、大径筒部と小径筒部とを有する蓋体2を設けたことにより、種々の櫛歯やブラシ等の塗布具5、特に汎用品として使用されている塗布具を互換して使用可能な構造にしたが、本願発明は、このような構造に限定されるものでなくて、ネジ蓋と蓋体との間に別の適当な中間接続部材を設けて、同様な効果をもたらすように構成することが可能である。
また、上記した実施例に於いては、蓋体に連結したネジ蓋に接合して使用するのに櫛歯やブラシ等の塗布具を用いたが、本願発明はこのような塗布具の使用に限定されるものではなくて、容器の口頸部に装着して内容液を注出可能な各種の注出ノズルや吐出具その他を装着して使用することも可能である。
【0023】
【発明の効果】
上記のように形成された本願発明の塗布具付き塗布容器は、容器本体の口頸部とネジ蓋との間に大径筒部と小径筒部とを有する本願発明の結合用の蓋体を設けることにより、容器本体の口径が異なる容器であっても、既成部材の櫛歯やブラシ等の塗布具をネジ蓋に着脱可能に互換して接合できるように構成したので、汎用されている色々な既成の櫛歯やブラシ等の塗布具と塗布容器を用いて塗布具付き塗布容器を形成することができることから、塗布容器の生産コストを低減することができる。
【0024】
また、本願発明は、内容液を収容した中空容器の口頸部に装着する塗布具として、従来から既に使用されている櫛歯やブラシ等の部材、および、塗布容器本体を用いたものであるから、注出される内溶液が飛び散ったり、漏れたりする点については解決済みであるから、新しい塗布具付きの容器を製造しても、人肌その他を汚すような恐れは生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明である塗布具付き塗布容器を示す断面図である。
【図2】図1に示す塗布容器に用いる結合部材等の分解斜視図である。
【図3】従来の塗布具付き塗布容器を示す断面図である。。
【図4】本願発明の先行例の塗布具付き塗布容器を示す断面図である。。
【符号の説明】
1. 容器本体
1a.口頸部
1c.外気導入孔
1d.外層
1e.内層
2. 接合用の蓋体
2a.ネジ部
2b.ネジ部
3. 吐出弁
3b.弁部
4. 接合用のネジ蓋
4c.ネジ部
4d.嵌合凹部
4e.開口部
5. 塗布具
5a.接合筒部
5b.液流路
6. 吸気弁

Claims (6)

  1. 底壁部に吸気弁を設けた中空容器内に容易に変形可能な薄い内層を設けた2層構造をした押圧変形可能な中空容器の口頸部に塗布具あるいは注出ノズル等の注出形式の塗布具を設けてなる液体容器に於いて、
    吐出弁を上端部に設けた結合用の蓋体を前記口頸部に螺着して、前記蓋体に塗布具を嵌合可能に形成されたネジ蓋を螺合すると共に、
    該ネジ蓋の上端部に塗布具が着脱自在で互換装着が可能に形成されてなることを特徴とする注出式塗布具付きの液体容器。
  2. 底壁部に吸気弁を設けた中空容器内に容易に変形可能な薄い内層を設けた2層構造をした押圧変形可能な中空容器の口頸部に塗布具あるいは注出ノズル等の注出形式の塗布具を設けてなる液体容器に於いて、
    円筒状をした結合用の蓋体を螺合、固定すると共に、前記蓋体の上端部内壁の吐出口を形成したフランジ部に立設した円筒部に吐出弁を嵌合、固定して、前記蓋体の上端部に塗布具を嵌合、固定可能な嵌合凹部を形成したネジ蓋を螺着して、前記ネジ蓋の嵌合凹部に塗布具が着脱自在に嵌着、固定されてなることを特徴とする注出式塗布具付きの液体容器。
  3. 前記蓋体は、中空容器の口頸部に螺合可能に形成された大径筒部と、ネジ蓋を螺合可能に形成された小径筒部とからなる円筒体状に形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載する注出式塗布具付きの液体容器
  4. 前記蓋体は、円筒体の小径部の内周面に設けられたフランジ部に、吐出弁を嵌着可能な円筒部と吐出口が形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載する注出塗布具付きの液体容器
  5. 「前記ネジ蓋は、前記蓋体の上端部に螺合可能に形成された大径筒部と、塗布具の後端の接合筒部を嵌着可能に形成された小径筒部からなる円筒体状に形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載する注出式塗布具付きの液体容器
  6. 前記ネジ蓋は、大径筒部の上部から湾曲状に絞るようにして縮径した小径筒部の先端内周面に櫛歯やブラシ等の塗布具の後端部の接合筒部を着脱自在に嵌合可能な嵌合凹部が形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載する注出式塗布具付きの液体容器
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