JP2002065338A - 塗布具付きの頭髪化粧用中空容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 染髪剤等の化粧料を収容した中空容器に装着
する塗布具を、化粧料等が周辺に飛散したり、垂れ落ち
たりすることなしに広い範囲に満遍なく塗布できる構造
に形成すると共に、塗布具に付着した化粧料が乾燥して
固化しても簡単に洗浄することができるように形成す
る。 【解決手段】 中空容器１の口頸部２に螺着する蓋体３
の頂壁部３ａに、内部に化粧料を注出する通路を設けた
複数の櫛歯５を直列状に立設すると共に該櫛歯の先端部
の側壁面に化粧料を吐出する吐出孔５ａを設けて櫛歯付
きの蓋体３Ａを形成して、該蓋体３Ａを頭髪化粧料を収
容した中空容器１の口頸部２に着脱可能に螺着して化粧
料入り容器を構成すると共に、前記複数の櫛歯５が挿通
されて櫛歯付きの蓋体３Ａに被着可能に形成されてなる
ブラシ基体６にブラシ毛を植毛して形成してブラシ体６
Ａを構成して、該ブラシ体６Ａを前記櫛歯付きの蓋体３
Ａに着脱自在に被着せしめて化粧料を塗布可能にした塗
布具付きの頭髪化粧用中空容器を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本願発明は、塗布用のブラシ
を設けた染髪剤または整髪剤等を収容した中空容器に係
わるもので、更に詳しくは、手指や衣服等を汚すことな
く綺麗に、且つ、満遍なく頭髪に染髪剤や整髪剤、養毛
剤等の薬液を塗布することができるようにしたブラシを
有する塗布具を、前記染髪剤や整髪剤等を収容した容器
の開口端部に設けた中空容器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従前に於いては、染髪剤で頭髪を化粧す
る場合には、容器から少量づつ染髪剤を掌に取って、指
先で延ばすようにして頭髪に揉み込んで塗布するか、塗
布専用の小さなブラシに少量の染髪剤を付着させて塗布
しようとする部分の頭髪に塗り込んで塗布するかしか
ら、櫛やブラシで頭髪を丹念に梳いて整髪していた。し
かし、このような頭髪の化粧方法にあっては、染髪剤で
手先や頭皮が汚れるばかりか、衣服を汚すこともあり、
また、薬液を頭髪に均一になるように確実に塗布させる
ことは困難で、化粧むらが出たりするので、手先等を汚
さずに、もう少し簡単で確実に整髪できるような用具の
出現が望まれるようになった。

【０００３】その結果、染髪剤や整髪剤等の化粧剤を収
容した容器に、これら化粧剤を頭部に塗布するための櫛
やブラシ等の塗布具を装着して、化粧剤を容器から塗布
具に自動的に供給することにより手先を汚さずに塗布で
きるようにした形式のものが色々と開発された。そし
て、化粧剤を収容した容器に塗布具を装着したものとし
て従来から使用されているものには、特開昭６１−２４
０９０４号や特開平１１−９３３０号公報等に見られる
ように、染髪剤等の化粧剤を収容した押圧変形が可能な
中空容器本体の口頸部に櫛部を設けた絞り出し形式のも
のと、実開昭５−５１７８６号や特開平８−１３１２３
５号公報等に見られるように、染髪剤等の化粧剤を収容
した加圧ガス中空容器に着脱自在に設けた装着体に櫛部
を設けた泡状エアゾール形式のものとに大別される。

【０００４】前者の絞り出し形式のものは、図３に示す
ように、中空容器３１の口頸部３２にノズル部３３の肩
カバー部３３ａを螺着して、該ノズル部の先端に櫛部の
支持体３４を嵌合、固定して構成したもので、容器３１
の本体部を手中に持って胴部を押圧変形させると、容器
内に収容された染髪剤等の化粧料はノズル先端３３ｂか
ら櫛部の支持体３４の内部に形成された導出孔３５へ吐
出され、排出口３５ａを通して櫛歯３６に形成した排出
路３６ａを経て注出口３６ｂから櫛歯３６の間に排出さ
れるので、頭髪に櫛歯３６を当てて梳くことにより染髪
剤を頭髪に塗布することができる。

【０００５】このような絞り出し形式の容器を用いたも
のは、染髪剤等の化粧料を充分な量だけ櫛歯部分に供給
しつつ、手先や頭皮への付着や周囲への飛散もなしに、
広い範囲の頭髪に対して染毛等の操作を行うことができ
るが、しかし、染髪剤等が櫛歯により直接に塗布される
ので、頭髪の生え際等の狭い部分に対して行う場合に
は、櫛歯から注出される染髪剤等が不必要な部分や顔面
等に付着することがあり、使い勝手の点で未だ改良の余
地がある。

【０００６】後者の泡状エアゾール形式のものは、図４
に示すように、毛髪用化粧料を収容したエアゾール容器
４１の上端部に吐出ノズル４３を押圧可能に装着部材４
２に装着して、該装着部材の先端部に嵌合した細長い第
１櫛歯部４４ａを有するブラシ本体４４と、該第１櫛歯
部に着脱自在に装着された第２櫛歯部４４ｂとから塗布
具４８を構成されたたものである。そして、容器本体４
１を手中に持って装着部４２の肩部に突設した押しボタ
ン４２ａを押圧すると、スプリング部材４５を介して吐
出ノズル４６が押し下げられて、容器内の化粧料が気泡
剤と共にブラシ本体４４に形成された案内通路４７を経
て第１櫛歯４４の注出孔４４ｃから泡状に吐出されて、
櫛歯の間に満遍なく満たすように保持されるので、頭髪
に櫛歯を当てて梳くことにより染髪剤を頭髪に塗布する
ことができる。

【０００７】このようなエアゾール容器を用いた泡状塗
布式のものは、手に持った容器を傾けてから噴射ステム
を押し下げると、染髪剤等の内容物が泡状に噴射するこ
とから便利ではあるが、しかし、櫛歯間での泡状染髪剤
等の保持力が不充分であるので、長い髪や広い部分に塗
布する場合には、一度で塗布できる充分な量を保持する
ことができないので、繰り返し噴出させねばならず塗布
操作が煩雑であり、そして、噴射ステムを押し過ぎると
染髪剤等が飛散することがある。また、櫛歯による泡の
保持力が弱いために塗布中に染髪剤等が櫛歯から落下し
易くて、皮膚や衣服に等に付着することがあるので、塗
布操作には細心の注意を必要とする場合があり、改善す
る余地が認められる。

【０００８】従って、前記したような従来の発明にあっ
ては、毛髪用化粧料等を収容した容器に設けられた塗布
具は、いずれも上記したように、櫛歯だけが並列された
ものであるから、容器本体から注出された化粧料は、櫛
歯の間に付着された状態で頭髪に塗布されるものである
から、狭い部分に塗布する場合には染髪剤等が不必要な
部分に付着したり、塗布中に染髪剤等が櫛歯から落下し
たり、飛び散ったりして、皮膚や衣服に等に付着するこ
とがあるので、このような不都合な事態が発生するのを
防ぐような塗布具の出現が望まれる。

【０００９】そして、上記のような不都合を解消するた
めに、容器本体から櫛歯の間に注出された化粧料が、櫛
歯から落下しないように保持するようにしたものとし
て、特開平１１−３３２６３５号公報に見るように、合
成樹脂繊維やウレタン等の多孔性材料からなる化粧料の
吸蔵体を櫛歯の基部に設けたものが知られているが、し
かし、このような構造をした塗布具を備えたものは、化
粧料を塗布した後に、吸蔵体に残留している化粧料が乾
燥して固化する場合があり、吸蔵体を有する塗布具を洗
浄する必要があるが、このような塗布具は洗浄がやや面
倒である。

【００１０】そこで、染髪剤等の化粧料を塗布する手段
として、上記したような櫛歯に代えて毛ブラシを用いて
化粧料が落下しないように保持すると共に、化粧料が付
着して乾燥したブラシの毛を容易に洗浄することができ
るよう考案した、図５に示したようにブラシを着脱可能
にした塗布具が、実用新案登録第３０５８２８６号とし
て提案されている。

【００１１】上記考案の塗布具は、図５に示したよう
に、化粧料を収容した中空容器５１の口頸部５２の先端
のノズル部５３にブラシ体５４を着脱自在に装着して構
成をしたもので、前記ブラシ体は、中空容器５１の口頸
部５２に螺着したノズル部５３に係止可能に形成した筒
状のブラシ保持部材５４ａにブラシ毛５５を植毛して形
成したもので、前記保持部材５４ａの中央開口部５４ｂ
に注出ノズル５３の先端を挿通せしめて、該ノズル基部
の係止部５３ａに保持部材の内面に設けた係合部５４ｃ
を係止して塗布具を構成したものである。しかし、この
ような注出ノズル塗布手段は、前記した櫛歯を用いたも
のに比べて、化粧料が飛散したり、落下するのをなくし
て、広い部分に塗布することができるが、頭髪を毛ブラ
シだけで梳くものであるから、塗布効率の点がやや劣
る。

【００１２】

【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記した
ような問題を解決せんとするもので、染髪剤等の化粧料
を収容した中空容器から塗布具に注出される化粧料が、
周辺に飛散したり、垂れ落ちたりすることがなくて、且
つ、広い範囲に満遍なく塗布することができるような構
造をした塗布具を形成すると共に、化粧料を塗布した後
で該塗布具に付着した化粧料が乾燥して固化しても簡単
に洗浄することができ構造に塗布具を形成して、該塗布
具を着脱自在に装着した染髪剤等の化粧料を収容してな
る化粧用中空容器を提供することを目的とする。

【００１３】

【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、中空容器の口頸部に螺着可能に成形した蓋
体の頂壁部に櫛歯支持部を突設して、該櫛歯支持部に複
数の櫛歯を立設すると共に該櫛歯の先端側面に化粧料吐
出孔を設けて櫛歯を形成して、該櫛歯の間には、前記櫛
歯支持部に着脱可能に形成した櫛歯よりも長い丈の吸着
性を有するブラシ体を装着して、櫛歯とブラシからなる
塗布具を構成することにより、中空容器から注出される
染髪剤等の化粧料が、周辺に飛び散らしたり、人肌等に
垂れ落ちたりすることがないように塗布具に付着させて
保持することができて、化粧料を頭髪の広い範囲に満遍
なく塗布することができるにすると共に、塗布具を使用
した後には、ブラシ体を塗布具から着脱して簡単に洗浄
できるように構成する。

【００１４】

【発明の実施の形態】合成樹脂をブロー成形により成形
した中空容器の口頸部に嵌着可能な蓋体の頂壁部に櫛歯
支持部を突設して、該櫛歯支持部に頭髪を梳く複数の櫛
歯を立設すると共に、該櫛歯の先端側面に容器内の化粧
料を注出せしめる吐出孔を設けてなる櫛歯付きの蓋体を
形成する。また、前記櫛歯よりも長い丈の吸着性を有す
るブラシを各櫛歯間に立設可能に形成してなるブラシ体
を前記櫛歯支持部に着脱可能に形成する。そして、染髪
剤等の化粧料を収容した中空容器に前記櫛歯付きの蓋体
を嵌着してなる容器本体に上記ブラシ体を装着せしめ
て、頭髪に化粧料を塗布可能にした塗布具を形成してな
る化粧料入り中空容器を構成する。

【００１５】

【実施例】本願の発明について、最適な一つの実施例に
基づいて、図面を参照しつつ以下に説明する。熱可塑性
剛性樹脂を射出成形して中空容器１の口頸部２に嵌着可
能な蓋体３を成形するに際して、図１（ａ）に示すよう
に、該蓋体３の頂壁３ａ中央部に櫛歯５を設けるための
櫛歯支持部４を突出せしめて形成して、該櫛歯支持部４
の上面４ａ部に頭髪に化粧料を供給する供給通路を形成
した多数の櫛歯５を一列になるように立設すると共に、
該櫛歯５先端部の両面に容器内から化粧料を注出せしめ
る吐出孔５ａを設けた櫛歯付きの蓋体３Ａを一体に成形
する。

【００１６】また、図１（ｂ）に示すように、前記蓋体
３Ａの頂壁部３ａに密着するように形成した底壁部６ａ
の上面に前記櫛歯支持部４に嵌合するブラシ保持部７を
突設して、該ブラシ保持部の上面部に前記櫛歯５が挿通
されて突出する開口部７ａと植毛用の孔７ｂとを設けた
塗布用のブラシ基体６を熱可塑性剛性樹脂の射出成形に
より成形して、前記ブラシ基体６の櫛歯５を挿通する開
口部７ａの間に設けた植毛用の孔７ｂには、櫛歯５の高
さよりも長いブラシ毛８を植毛して、前記櫛歯付きの蓋
体に着脱自在に被着可能にした塗布用のブラシ体６Ａを
形成する。

【００１７】次に、上記のようにして形成された化粧料
塗布用のブラシ体６Ａを、図２に示すように、染髪剤等
の化粧料を収容してなる合成樹脂をブロー成形した中空
容器１の口頸部２に嵌着した前記櫛歯付きの蓋体３Ａ
に、開口部７ａから櫛歯５が突出するようにして被着せ
しめると共に、前記櫛歯５の先端の吐出口５ａが櫛歯の
間に立設するように植毛したブラシ毛８の中程に位置す
るように構成して、容器１の胴壁部を押圧して前記吐出
口５ａから注出した染髪剤等の化粧料を、ブラシ毛８の
間に吸着して保持された状態にして、頭髪に塗布するよ
うにした塗布具９を備えた頭髪化粧用容器１Ａを形成す
る。

【００１８】上記のように構成された本願発明の塗布具
９付きの頭髪化粧用容器１Ａは、使用するに当たって、
中空容器１の先端に被着された保護キャップを外した
後、容器本体部を手の中に把持して胴壁部を押圧する
と、容器内に収容された染髪剤等の化粧料は押圧力によ
り口頸部側へ押されて、口頸部２に嵌着された蓋体３に
立設する櫛歯５の内部に形成された供給通路５ｂを経て
櫛歯５先端の側面の吐出口５ａから吐出される。

【００１９】そして、吐出口５ａから吐出した染髪剤等
の化粧料は、塗布具９のブラシ毛８の隙間に毛細管の作
用により吸着されて、塗布可能な状態に保持される。こ
のようにしてブラシに保持された状態になった染髪剤
は、手中の持った容器１の塗布具９の先端部を頭髪に当
てて髪を梳くことにより、ブラシから毛髪に塗布されて
頭髪面に付着して髪が染められる。髪を梳く操作を繰り
返し行って、塗布具９のブラシ毛８に染髪剤がなくなっ
てくると、手に持った容器の胴壁部を再び押圧すること
により毛ブラシへ染髪剤が供給されるので、毛髪への塗
布を継続して行うことができる。

【００２０】上記したような構成にした本願発明の塗布
具９は、染髪剤等の化粧料を注出する櫛歯５先端の吐出
口５ａをブラシ毛８の中間部分に開口せしめたことによ
り、吐出した化粧料をブラシ毛８の隙間に吸着せしめて
保持するようにしたものであるから、容器１Ａから注出
した化粧料が周辺に飛び散らしたり、人肌等に落ちて汚
すようなことがなく、頭髪の広い範囲に満遍なく化粧料
を塗布することができるようにして、また、塗布具９を
使用した後には、ブラシ体６Ａを塗布具９から脱着して
簡単に洗浄することができるようにしたものである。

【００２１】

【発明の効果】本願発明は、染髪剤等の化粧料を収容し
た中空容器の口頸部に嵌着した櫛歯付きの蓋体にブラシ
体を着脱自在に被着して塗布具を構成すると共に、前記
櫛歯の先端に設けた吐出口がブラシの中程に開口するよ
うに構成したことにより、櫛歯の先端から吐出した化粧
料をブラシ毛の隙間に吸着せしめて保持した状態で頭髪
に塗布するようにしたので、注出した化粧料が飛び散っ
たり、落ちたりして人肌を汚すようなことがない。

【００２２】そして、塗布作業を行った後には、塗布具
からブラシ体のみを取り外して簡単に洗浄することがで
きて、また、用途に応じてブラシ体を交換して塗布する
ことにより、広範囲の塗布操作を行うことができて、塗
布作業も効率良く行うことができる。更に、容器内の化
粧料を使い終えた後には、塗布具を容器から簡単に取り
外して、内容物を補充すると再び使用することができる
ので、使用済みの容器を廃棄することもなくて、社会環
境的にも優しい容器であるといえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願発明に用いるブラシ体の斜視図（ａ）と櫛
歯付きの蓋体３Ａを螺着した中空容器を示す斜視図
（ｂ）である。

【図２】図１に示すブラシ体を中空容器のの口頸部に装
着した平面図（ａ）とその部分断面図（ｂ）である。

【図３】絞り出し容器に従来の塗布具を装着した断面図
である。

【図４】エアゾール形式の容器に従来の塗布具を装着し
た部分断面図である。

【図５】本願発明の先行例である着脱可能なブラシ体を
示す断面図である。

【符号の説明】

１． 中空容器 ２． 口頸部 ３． 蓋体 ３Ａ．蓋体 ３ａ．頂壁部 ４． 櫛歯支持部 ５． 櫛歯 ６． ブラシ基体 ６Ａ．ブラシ体 ６ａ．底壁部 ７． ブラシ保持部 ７ａ．開口部 ７ｂ．植毛孔 ８． ブラシ毛 ９． 塗布具

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 中空容器の口頸部に螺着可能に形成した
   蓋体の頂壁部に、内部に化粧料を注出する通路を設けた
   複数の櫛歯を直列状に立設すると共に該櫛歯の先端部の
   側壁面に化粧料を吐出する吐出孔を設けて形成してなる
   櫛歯付きの蓋体を、頭髪化粧料収容した中空容器の口頸
   部に着脱可能に螺着して化粧料入り容器を構成して、更
   に、前記複数の櫛歯を挿通せしめて櫛歯付きの蓋体に被
   着可能に形成してなるブラシ基体にブラシ毛を植毛して
   形成してなるブラシ体を構成して、該ブラシ体を前記櫛
   歯付きの蓋体に着脱自在に被着せしめて化粧料を塗布す
   る塗布具を構成してなることを特徴とする塗布具付きの
   頭髪化粧用中空容器。
2. 【請求項２】 前記櫛歯付きの蓋体は、蓋体の頂壁中央
   部に縦長の櫛歯支持部が突設されて、該支持部の上面に
   多数の櫛歯が直列に立設されてなることを特徴とする請
   求項１に記載する塗布具付きの頭髪化粧用中空容器。
3. 【請求項３】 前記ブラシ体は、前記櫛歯付き蓋体の頂
   壁中央部に突設した櫛歯支持部と嵌合するようにブラシ
   保持部を形成して、該ブラシ保持部の上面に前記櫛歯支
   持部に設けた櫛歯を挿通する開口部を形成すると共に、
   該開口部の間にブラシ毛を植毛する孔を形成したブラシ
   基体に、前記櫛歯の先端よりも長くブラシ毛を植毛して
   なることを特徴とする請求項１に記載する塗布具付きの
   頭髪化粧用中空容器。
4. 【請求項４】 前記塗布具は、蓋体の頂壁中央部に突設
   した櫛歯支持部の上面に多数の櫛歯を列設した前記櫛歯
   付きの蓋体に、前記櫛歯支持部に嵌合するように形成し
   たブラシ保持部の上面に前記櫛歯を挿通する開口部を設
   けたブラシ基体の開口部の間にブラシ毛を植毛してなる
   ブラシ体を、開口部から突出した櫛歯先端の吐出口がブ
   ラシの中程に位置するように被着せしめて、吐出口から
   注出した化粧料をブラシに吸着、保持して塗布するよう
   に構成してなることを特徴とする請求項１に記載する塗
   布具付きの頭髪化粧用中空容器。