JPH0461803A

JPH0461803A - 染毛剤の塗布用具

Info

Publication number: JPH0461803A
Application number: JP17373690A
Authority: JP
Inventors: Toshihiro Tomino; 冨野　俊寛; Hideaki Naka; 奈加　英昭
Original assignee: Hoyu Co Ltd
Current assignee: Hoyu Co Ltd
Priority date: 1990-06-29
Filing date: 1990-06-29
Publication date: 1992-02-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１本発明は容器に収納された染毛剤がスポンジ体を介して
吐出さね　そのスポンジ体の先端には櫛歯を備えた染毛
剤の塗布用具に関する。

［従来の技術］従来、容器に収納された整髪剤がスポンジ体を介して吐
出され、　そのスポンジ体の先端に櫛歯を備えた塗布用
具として、櫛歯を有する櫛歯部材内部に整髪剤の液通路
を設け、この液通路の先端にスポンジ体と櫛歯を一体的
に備えた実公平１−２８７２１号に示されたものが知ら
れている。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、従来の塗布用具を粘性の大きい染毛剤に
使用した場合には、狭い液通路からスポンジ体に染毛剤
を吐出させるので、液通路の容器側と先端側で染毛剤の
供給量が不均一となり、櫛体の容器側と先端側で染毛剤
の吐出量が異なってしまう。また、使用した後に染毛剤
が液通路やスポンジ体に残ったまま空気に触れて固まっ
たりすると、次に使用する時に、染毛剤が液通路に詰ま
ったり、スポンジ体から染毛剤かにじみ出ない。

このような場合、従来の塗布具で（よ分解して掃除、交
換したりすることができず、使いづらいものであった。

そこで、本発明は上記の課題を解決することを目的とし
、粘性の大きい染毛剤であっても均一に塗布でき、使用
後の手入れも容易な使い易い染毛剤の塗布用具を提供す
ることにある。

［課題を解決するための手段］かかる目的を解決すべく、本発明は課題を解決するため
の手段として次の構成をとつん即ち、押圧により弾性変
形可能で、染毛剤が収納される筒状の容器と、該容器に
係合し、容器内の染毛剤が流れ出る吐出通路を有する吐
出部材と、該吐出部材の吐出通路から染毛剤が供給され
るスポンジ体と、該スポンジ体の先端に設けた櫛歯を備
えてなる染毛剤の塗布用具において、前記スポンジ体（よ染毛剤が表面ににじみ出る気孔径と
厚さに形成され、前記吐出部材の吐出通路の終端に、容器の軸方向に対し
て、所定の傾斜角度方向にスリット状に開口形成された
吐出口と、前記櫛歯及び前記吐出口側に吐出口１こ沿ってスポンジ
体を収納・取量可能な、前記吐出部材に着脱可能ｌ二係
合する収納部を備えた櫛体を有することを特徴とする染
毛剤の塗布用具の構成がそれである。

［作用］染毛剤を収納した容器が、手指による押圧によって内部
の染毛剤を吐出部材に押し出し、吐出部材の吐出通路に
流れ吊させる。吐出通路の終端で、容器の軸方向に対し
て、所定の傾斜角度方向にスリット状に開口形成された
吐出口が、染毛剤の吐出を紋って染毛剤を均一に吐出す
る。櫛体の収納部に吐出口に沿って収納されたスポンジ
体が吐出口から吐出された染毛剤を吸収する。このよう
な状態で、塗布用具の櫛歯を頭髪に接触させると、スポ
ンジ体が、頭髪に接触して染毛剤を供給し、その先端の
櫛歯が頭髪を整髪する。しかも、スポンジ体が頭皮に接
触しないように、櫛歯は長くしであるので、頭皮を染着
する恐れがない。特に、酸性染毛料のように地肌に染着
しやすい染毛剤を用いる場合は有用である。

また、櫛体が吐出部材から外ね　スポンジ体が櫛体から
取出せるので、吐出部材と櫛体を、櫛体とスポンジ体を
分解でき、それらの掃除、交換が容易である。

［実施例］第１図乃至第７図が示す本発明の実施例について説明す
ると、染毛剤を収納する容器］０は、押圧によって染毛
剤を押し出せるよう弾性変形可能な材質、例えばポリエ
チレス　ポリプロピレン、ビニール、ナイロン等の合成
樹脂で形成されている。また、容器１０（よ　第１図乃
至第４図に示すように、手指で握った際に、滑らないよ
う底］１に向かって径を太くした筒状に形成され、染毛
剤を押し出せるよう開口した口部１２を備えている。

この口部］２には、容器１０より径を細く、しかも直線
状とした頚部１５に螺条］７が形成されている。

この螺条１７に螺溝２２が螺合することによって、容器
］０に係合する係合部２１を有する吐出部材２０の内部
は中空に形成されて染毛剤が通過できる吐出通路２５と
されている。この吐出通路２５の終端に（上　第１図及
び第５図に示すように、吐出通路２５の断面積よりも紋
って、染毛剤の吐出の抵抗を増し、染毛剤を均一に吐出
させるため、スリット状（二開ロ形成された吐出口２７
が設けられている。また、吐出口２７は、腕を自然に折
曲げた際、頭の方を向くよう容器１０の軸方向に対して
、所定の傾斜角度方向に設けられている。本実施例で（
よ吐出口２７の傾斜角度は約７５度に形成されているが
、この傾斜角度は６０〜８０度の間であることが好まし
い。この吐出口２７に連接し、外に向かって開口した、
本実施例では矩形のガイド孔２８が設けられている。吐
出部材２０に（よ　ガイド孔２８の回りに、ガイド孔２
８の開口方向に向かって伸ばした外枠２９が設けられて
いる。ガイド孔２８の中間に（よ染毛剤を均等に振分け
るための壁３９が設けられている。また、壁３９がスポ
ンジ体３０を圧縮することにより、染毛剤は中央部に集
りやすくなっている。

そして、このガイド孔２８の断面とほぼ同じ断面を有し
、ガイド孔２８に挿入できる収納部３２を備えた櫛体３
５を有している。この収納部３２は中空で、しかも収納
孔３１が形成されており、ガイド孔２８に挿入された際
に、ガイド孔２８と連通するようにされている。また、
収納部３２に（上前記吐出部材２０の外枠２９に着脱可
能に係合する保合部３２ａが形成されている。

前記収納孔３１（よ染毛剤が表面ににじみ出る気孔径と
厚さに形成されたスポンジ体３０が取り呂すことができ
るようにして収納された際に、スポンジ体３０が前記吐
出口２７に沿って配置されるように形成されている。こ
の気孔径と厚さ（よ染毛剤の粘度に応じて適宜決定すれ
ばよく、本実施例では気孔径［ｉ　　０，５〜５ｍｍ、
厚さは５〜５０ｍｍに形成されている。

更に、収納部３２に（瓢前記吐出口２７の傾斜に沿って
並べられた多数の櫛歯３４が立設されており、櫛歯３４
の間から前記収納孔３１が開口するように配置されてい
る。また、各櫛歯３４（表収納部３２から収納孔３１に
沿ってその両側に横壁４０．４１により結ばれている。

そして、櫛歯３４を頭髪に当てた際に、スポンジ体３０
が頭髪に接触するようにされている。

以上のように構成された染毛剤の塗布用具の作動につい
て説明する。まず、染毛剤が収納された容器１０の外周
を手指によって押圧すると、容器］０が弾性変形する。

すると、容器１０内の染毛剤は口部１２から吐出部材２
０の吐出通路２５に押し畠され、吐出口２７から吐出さ
れる。この際、吐出口２７によりその流れが絞られるの
で、吐出通路２５内での染毛剤の圧力が高くなる。よっ
て、吐出通路２５に対して、吐土口２７が所定の傾斜角
度で設けられていても、染毛剤は圧力の低い方に流れて
いくので、吐出口２７の全面から均一に同量の染毛剤が
吐出される。この際、染毛剤が櫛歯３４の間から溢れ呂
るのを、横壁４０．４］が防止する。さらに、壁２９に
よって櫛体３５の容器１０側と先端側に均等に振り分け
られて吐出口２７に沿って備えられたスポンジ体３ｏに
供給される。このスポンジ体３０に供給された染毛剤（
よスポンジ体３０の中を通り、櫛歯３４の間に露出して
いる表面ににじみ呂る。この際にも、吐出口２７から均
一に染毛剤が吐出されるので、スポンジ体３０にも、吐
出口２７に沿ってむらなく均一に供給される。よって、
染毛剤（上　スポンジ体３０の表面にむらなく均一にに
じみ出る。

この状態で、櫛歯３４を頭髪に向けると、容器１０を握
った腕を少し曲げるだけで、頭髪に楽に接触させること
ができる。そして、櫛歯３４を頭髪に沿って移動して、
髪をとくことにより、整髪されると共に、櫛歯３４の間
から露出しているスポンジ体３０の表面ににじみ出てい
る染毛剤が、頭髪に塗布される。

このスポンジ体３０の表面に（よ染毛剤がむらなく均一
ににじみ出ているので、頭髪にもむらなく均一に塗布さ
れる。

そして、頭髪の場所′を変えて、次々と髪をとくことに
より、染毛剤が頭髪に塗布される。また、容器１０を押
圧することにより、吐出通路２５、吐出口２７を通り、
スポンジ体３０の表面に、むらなく均一に染毛剤が供給
され、連続して頭髪に塗布される。

このように、本実施例で１上吐出口２７をスリット状に
開口したので、染毛剤が吐出口２７から均一に吐出され
る。また、櫛体３５は吐出部材２０から、スポンジ体３
０は櫛体３５から取出しができる。

従って、スポンジ体３０の表面に染毛剤が、むらなく均
一ににじみ出るので、頭髪に均一に塗布することができ
、容器１０を押圧することにより連続して塗布すること
ができるので非常に使い易い。また、使用後に、吐出部
材２０を容器１０から外し、吐出部材２０から櫛体３５
を外し、櫛体３５からスポンジ体３０を外して、それぞ
れ吐出部材２０、櫛体３５、スポンジ体３０を水洗い等
により容易に掃除することができるので、染毛剤が固化
するのを未然に防止することが容易で、非常に使い易い
。また容器１０内の染毛剤の固化を防止するために、容
器１００頚部１５に図示しないキャップを嵌めておく。

尚、使用後に掃除を忘れて、前に使用した染毛剤が吐出
通路２５や吐出口２７の一部に固まって吐出が不均一と
なったり、スポンジ体３０に固まって吐出しなくなって
いた時には、使用する前に前述のように各部材を分解し
て、掃除、交換をすることにより容易に使用に供するこ
とができる。

尚、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で、種々なる改
良は自由である。

［発明の効果］本発明では、染毛剤が吐出口から均一１こ吐出されるの
で、頭髪に均一に塗布でき、各部材は分解可能であるか
ら、分解して掃除、交換が容易であり、非常１こ使い易
い。

さらに、吐出口は、所定の傾斜角度に設けられているの
で、染毛剤の頭髪への供給、頭髪の整髪が容易で、しか
もスポンジ体は、染毛剤かにじみ出る程度に形成されて
いるので、染毛剤が垂れ落ちることもなく、非常に使い
易い。また、頭皮を染着する恐れもない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は塗布用具
の断面図、第２図は塗布具の斜視は　第３図は塗布用具
の正面図、第４図は容器の正面図、第５図は吐出部材の
側面図、第６図は櫛体の正面図、第７図は第６図におけ
るＡ−Ａ断面図である。

Claims

【特許請求の範囲】　押圧により弾性変形可能で、染毛剤が収納される筒状
の容器と、該容器に係合し、容器内の染毛剤が流れ出る
吐出通路を有する吐出部材と、該吐出部材の吐出通路か
ら染毛剤が供給されるスポンジ体と、該スポンジ体の先
端に設けた櫛歯を備えてなる染毛剤の塗布用具において
、前記スポンジ体は、染毛剤が表面ににじみ出る気孔径と
厚さに形成され、前記吐出部材の吐出通路の終端に、容器の軸方向に対し
て、所定の傾斜角度方向にスリット状に開口形成された
吐出口と、前記櫛歯及び前記吐出口側に吐出口に沿つてスポンジ体
を収納・取出可能な、前記吐出部材に着脱可能に係合す
る収納部を備えた櫛体とを有することを特徴とする染毛
剤の塗布用具。