JP2000332968A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2000332968A
JP2000332968A JP11140111A JP14011199A JP2000332968A JP 2000332968 A JP2000332968 A JP 2000332968A JP 11140111 A JP11140111 A JP 11140111A JP 14011199 A JP14011199 A JP 14011199A JP 2000332968 A JP2000332968 A JP 2000332968A
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scanning traveling
scanning
vibration
mirror
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Masato Ohashi
理人 大橋
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増加させずに光学系部品の振動に
よる異常画像の発生を防止する。 【解決手段】 少なくとも一部が走査走行体10、11
のみに取り付けられて走査走行体10、11の固有振動
数と異なる固有振動数を有する弾性体23により形成さ
れた振動減衰部材22を設けて、走査走行体10、11
が振動すると振動減衰部材22が走査走行体10、11
の振動数と異なる振動数で振動することにより走査走行
体10、11の振動を打ち消して走査走行体10、11
の振動を減衰し、走査走行体10、11が備える光学系
部品の振動を減衰するようにした。これによって、走査
走行体10、11に振動減衰部材22を取り付けるだけ
の構造で走査走行体10、11に設けられたすべての光
学系部品の振動を減衰することができ、部品点数を増加
させずに光学系部品の振動による異常画像の発生を防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタルス
キャナ、アナログ式複写機等に適用される画像読取装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ランプからコンタクトガラス上に
載置された原稿に向けて照射した光の戻り光を第一ミラ
ー、第二ミラー、第三ミラーで順次反射し、結像レンズ
を通過した反射光をCCDで受光することによって画像
を読み取るようにした画像読取装置がある。
【0003】このような画像読取装置では、ランプ、第
一ミラー、第二ミラーおよび第三ミラー等の光学系部品
が走査走行体に設けられている。走査走行体は、駆動ベ
ルトを介して駆動モータによって駆動され、コンタクト
ガラスの下を所定方向へ走行させることによって画像を
読み取る。また、ファンモータによって駆動されるファ
ンが設けられた画像読取装置もある。このような画像読
取装置では、ファンの送風により駆動モータを冷却す
る。
【0004】しかし、駆動モータやファンモータ等の駆
動による振動が駆動ベルトを介して走査走行体に伝達さ
れることで走査走行体に設けられたミラーが振動し、読
み取った画像の直線部分が歪んだり、拡大時に画像読取
方向に対して斜め方向の直線に段が発生する等の異常画
像が生じてしまう。これを防止するために、光学系部品
の各ミラーに振動を減衰させるための振動減衰体を直接
取り付けた画像読取装置がある。これによって、駆動モ
ータ等による振動をミラー毎に減衰して異常画像の発生
を防止する。また、光学系部品の各ミラーに補強材を取
り付けて制振材とした画像読取装置がある。これによっ
て、ミラー毎に振動を抑制して光学系部品の振動による
異常画像の発生を防止する。
【0005】また、走査走行体の両端に走査走行体と固
有振動数の異なる振動減衰体を設け、この振動減衰体を
駆動ベルトに取り付けることによって走査走行体を走行
するようにした画像読取装置が特開平10−27481
8号公報に開示されている。同公報によれば、駆動ベル
トから伝達される駆動モータ等の振動を振動減衰体によ
って減衰することで走査走行体の振動を減衰して光学系
部品の振動による異常画像の発生を防止する。
【0006】この他に、ダイナミックダンパによって保
持された錘を磁石によって非接触状態として内部に備え
る搬送台の上に走査走行体を設けた画像読取装置が特開
平4−310064号公報に開示されている。同公報に
よれば、錘とダイナミックダンパとによって搬送台の振
動を減衰することで走査走行体の振動を減衰し、光学系
部品の振動による異常画像の発生を防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各ミラーに
振動減衰体を直接取り付けると、部品点数が増加すると
いう問題がある。これによって、組立が煩雑になり作業
効率が低下したり、装置のコストアップという不都合が
生じる。また、部品点数が増加することにより、走査走
行体の重量が増加してしまうという問題もある。これに
よって、走査走行体を駆動あるいは停止するために駆動
モータのトルクアップが必要となり、装置のコストアッ
プという不都合が生じる。さらに、各ミラーに補強材を
取り付けて制振材として作用させるには、補強材自体に
ある程度の大きさを必要とするため、装置が大型化して
しまうという問題もある。特に、第一走査走行体は画像
を読み取る際に結像レンズの上を走行することから、第
一ミラーの裏面に補強材を取り付けると補強材の分だけ
第一走査走行体の寸法が下方に延出する。このため、補
強材が結像レンズに接触しないように第一走査走行体は
従来よりも高い位置を走行しなければならず、第一走査
走行体の走行位置を高くすることにより装置が大型化し
てしまうという問題もある。
【0008】特開平10−274818号公報に開示さ
れている装置では、走査走行体の両側に振動減衰体を取
り付けているため、部品点数が多くなってしまうという
問題がある。また、走査走行体の両端に振動減衰部材が
取り付けられているため、走査走行体の幅が広くなり、
装置が大型化してしまうという問題もある。
【0009】特開平4−310064号公報に開示され
ている装置では、ダイナミックダンパによって保持され
た錘を磁石によって非接触状態として内部に備える搬送
台の上に走査走行体を設けているため、部品点数が増加
し、装置が大型化してしまうという問題がある。また、
同公報によれば、搬送台の振動を減衰するための作用が
明確に示されていない。
【0010】本発明は、部品点数を増加させずに光学系
部品の振動による異常画像の発生を防止することができ
る画像読取装置を得ることを目的とする。
【0011】本発明は、走査走行体の重量を増加させず
に光学系部品の振動による異常画像の発生を防止するこ
とができる画像読取装置を得ることを目的とする。
【0012】本発明は、装置を大型化せずに光学系部品
の振動による異常画像の発生を防止することができる画
像読取装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像読取装置は、画像を読み取る光学系部品を備えた走査
走行体を所定方向に走行させることによって画像を読み
取るようにした画像読取装置において、少なくとも一部
が前記走査走行体のみに取り付けられて前記走査走行体
の固有振動数と異なる固有振動数を有する弾性体により
形成された振動減衰部材を設け、前記走査走行体が振動
すると前記振動減衰部材が前記走査走行体の振動数と異
なる振動数で振動することにより前記走査走行体の振動
を打ち消して前記走査走行体の振動を減衰するようにし
た。
【0014】したがって、振動減衰部材は走査走行体の
みに接触し、走査走行体の固有振動数と異なる固有振動
数を有しているため、走査走行体の振動数と異なる振動
数で振動することにより走査走行体の振動を打ち消して
走査走行体の振動を減衰し、走査走行体が備える光学系
部品の振動を減衰する。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像読取装置において、前記振動減衰部材は前記走査走行
体の走行方向に設けられている。
【0016】したがって、振動減衰部材を走査走行体の
走行方向に延出させることで、走査走行体の寸法が上下
方向に大きくなることを防止して、走査走行体の走行位
置を従来と同じにすることが可能になる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の画像読取装置において、前記振動減衰部材の自由
端側には錘が取り付けられている。
【0018】したがって、振動減衰部材の自由端側に錘
を取り付けるだけの構造で、走査走行体の振動に対して
作用する振動減衰部材による慣性力を大きくして、走査
走行体の振動を減衰する効果がより高くなる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の画像読取装置において、前記振動減衰部材は
前記走査走行体に着脱自在に設けられている。
【0020】したがって、画像読取装置組立後にも走査
走行体の振動状態にあわせて、最適な振動減衰部材を選
択的に取り付けることで走査走行体の振動を容易に減衰
することが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図4に基づいて説明する。本実施の形態は、画像読取
装置として、デジタルスキャナに適用したものである。
【0022】図1は、本実施の形態のデジタルスキャナ
を示す縦断側面図である。デジタルスキャナの本体ケー
ス1の上面には、原稿(図示せず)を載置するためのコン
タクトガラス2が設けられている。コンタクトガラス2
の下方には、ランプ3からコンタクトガラス2上に載置
された原稿に向けて照射した光の戻り光を第一ミラー
4、第二ミラー5、第三ミラー6で順次反射し、結像レ
ンズ7を通過した反射光をCCD8で受光することによ
ってコンタクトガラス2上に載置した原稿画像を読み取
るようにした画像読取機構が設けられている。画像読取
機構のうち、ランプ3、第一ミラー4、第二ミラー5お
よび第三ミラー6の光学系部品は、走査走行体としての
第一走査走行体10および第二走査走行体11に設けら
れている。ランプ3および第一ミラー4は第一走査走査
走行体10に設けられ、第二ミラー5および第三ミラー
6は第二走査走行体11に設けられている。
【0023】図2は、第一走査走行体10および第二走
査走行体11の駆動機構を示す斜視図である。第一走査
走行体10および第二走査走行体11の両側方には、駆
動モータ12によって駆動される駆動ワイヤ13が設け
られている。駆動ワイヤ13は、駆動モータ12の出力
軸14と平行に設けられた駆動軸15の両端付近に固定
された伝動プーリ16と、第一走査走行体10および第
二走査走行体12の走行方向の両端側の定位置に回転自
在に支持された伝動プーリ17と、第二走査走行体11
の両端部に回転自在に支持された伝動プーリ18とに巻
回されている。伝動プーリ18は、相対向する側板(図
示せず)等により支持されている。駆動ワイヤ13の両
端は、支持部材(図示せず)により固定されている。ま
た、駆動ワイヤ13は、第一走査走行体10の両側に止
着部材19により止着されている。駆動モータ12は、
駆動軸15の一端部に固定された伝動プーリ20と出力
軸14とに掛け渡されたエンドレスベルト21を介して
駆動ワイヤ13を駆動する。駆動モータ12の回転を正
回転させて駆動軸15を正回転させた場合には、第一走
査走行体10および第二走査走行体11が原稿画像を読
み取る方向(図中における矢印A方向)に走行し、駆動モ
ータ12を逆回転させて駆動軸15を逆回転させた場合
には、第一走査走行体10および第二走査走行体11が
ホームポジションに向けて(図中における矢印B方向)に
戻るように走行する。
【0024】図3は、第一走査走行体を示す縦断側面図
である。第一走査走行体10には、画像読取時の進行方
向側(図2におけるA側)に、第一走査走行体10の固有
振動数と異なる固有振動数を有する振動減衰部材として
のダイナミックダンパ22が取り付けられている。第二
走査走行体11には、画像読取時の進行方向後方側(図
2におけるB側)に、第二走査走行体11の固有振動数
と異なる固有振動数を有する振動減衰部材としてのダイ
ナミックダンパ22が取り付けられている(図2参照)。
ダイナミックダンパ22は、一端が第一走査走行体10
および第二走査走行体11の所定の位置に両面テープ
(図示せず)によって取り付けられている。ここで、図4
は、ダイナミックダンパを示す斜視図である。ダイナミ
ックダンパ22は、直方体形状の弾性体としてのウレタ
ン発泡材23と、ウレタン発泡材23の一端に取り付け
られた錘としての鉄板24とにより構成されている。鉄
板24は、ウレタン発泡材23の両面テープで第一走査
走行体10および第二走査走行体11に取り付けられて
いる側と反対側に取り付けられている。本実施の形態に
おいては、第一走査走行体10に取り付けられているダ
イナミックダンパ22は、厚さが4mmのウレタン発泡
材23と重さ30gの鉄板24とによって構成され、第
二走査走行体11に取り付けられているダイナミックダ
ンパ22は厚さ3mmのウレタン発泡材23と重さ45
gの鉄板24とによって構成されている。
【0025】このような構成において、画像を読み取る
場合について説明する。まず、駆動モータ12が正回転
して、第一走査走行体10および第二走査走行体11が
図中矢印Aの方向へ走行する。第一走査走行体10およ
び第二走査走行体11の走行に伴って、ランプ3からコ
ンタクトガラス2上に載置された原稿に向けて照射した
光の戻り光を第一ミラー4、第二ミラー5、第三ミラー
6で順次反射し、結像レンズ7を通過した反射光を、C
CD8で受光することによってコンタクトガラス2上に
載置した原稿画像を読み取る。
【0026】この画像読取時には、第一走査走行体10
および第二走査走行体11を走行することで駆動モータ
12を駆動するため、駆動モータ12の駆動による振動
が駆動ワイヤ13を介して第一走査走行体10および第
二走査走行体11に伝達する。この振動は、第一走査走
行体10および第二走査走行体11を介して、ダイナミ
ックダンパ22に伝達される。このとき、ダイナミック
ダンパ22は、第一走査走行体10および第二走査走行
体11の固有振動数と異なる固有振動数を有しているた
め、第一走査走行体10および第二走査走行体11の振
動数と異なる振動数で振動する。本実施の形態では、ウ
レタン発泡材23の弾性力と鉄板24の重量とにより、
ダイナミックダンパ22の鉄板24部分は第一走査走行
体10および第二走査走行体11の振動にやや遅れて追
従する。鉄板24の重量により作用した慣性力をウレタ
ン発泡材23を介して第一走査走行体10および第二走
査走行体11に伝達する。これによって、第一走査走行
体10および第二走査走行体11の振動を減衰して、第
一走査走行体10および第二走査走行体11に設けられ
ている第一ミラー4、第二ミラー5および第三ミラー6
の振動を減衰する。ここで、ダイナミックダンパ22
は、一端が第一走査走行体10および第二走査走行体1
1に取り付けられたウレタン発泡材23の他端に鉄板2
4が取り付けられた構造であるため、ウレタン発泡材2
3に作用する慣性力を大きくして、第一走査走行体10
および第二走査走行体11の振動を減衰する効果がより
高くなる。また、弾性を有するウレタン発泡材23とウ
レタン発泡材23より密度の高い鉄板24とによって振
動減衰部材を構成しているため、格別な機構を設けるこ
となく、第一走査走行体10および第二走査走行体11
の振動を減衰して、第一走査走行体10および第二走査
走行体11に設けられている第一ミラー4、第二ミラー
5および第三ミラー6の振動を減衰することができる。
【0027】次に、上述したダイナミックダンパ22
を、実際の装置に取り付けた際の振動の減衰度合いにつ
いて表1を用いて説明する。表1は、第二走査走行体1
1に、ダイナミックダンパを取り付けた場合と取り付け
ていない場合とにおける、第二ミラー5および第三ミラ
ー6の振動を比較した結果を示すものである。
【0028】
【表1】振動 [G]
【0029】表1に示すように、ダイナミックダンパ2
2を取り付けていない場合と比較して、ダイナミックダ
ンパ22を取り付けた場合、第二ミラー5および第三ミ
ラー6の振動は約86%減衰した。つまり、第二走査走
行体11にダイナミックダンパ22を取り付けただけ
で、第二走査走行体11に設けられた第二ミラー5およ
び第三ミラー6の両方の振動を減衰することができた。
これによって、走査走行体に振動減衰部材を取り付けた
だけの構造で、走査走行体に設けられた光学系の振動を
減衰して、画像を正確に読み取る精度を向上させ、異常
画像の発生を防止することが可能になる。
【0030】本実施の形態においては、ダイナミックダ
ンパ22を第一走査走行体10および第二走査走行体1
1にそれぞれ一つ取り付けるだけの構造で、第一走査走
行体10および第二走査走行体11の振動を減衰して第
一ミラー4、第二ミラー5および第三ミラー6の振動を
減衰することができ、部品点数や第一走査走行体10お
よび第二走査走行体11の重量を増加させずに異常画像
の発生を防止することができる。また、第一走査走行体
10および第二走査走行体11の走行方向に延出するよ
うに、ダイナミックダンパ22を取り付けたことによ
り、第一走査走行体10および第二走査走行体11の走
行位置を変更する必要がない。すなわち、従来と同位置
を走行することができるため、装置を大型化せずに異常
画像の発生を防止することができる。
【0031】本実施の形態においては、ダイナミックダ
ンパ22を両面テープにより第一走査走行体10および
第二走査走行体11に固定したが、これに限るものでは
なく、例えば、振動減衰部材の一部をネジ留めして、こ
のネジを外すこにより振動減衰部材を着脱自在としても
よい。これによって、画像読取装置組立後にも走査走行
体の振動にあわせて最適な振動減衰部材を選択的に取り
付けることができ、容易に走査走行体の振動を減衰し、
光学系部品の振動を減衰する作業が容易になる。
【0032】なお、本実施の形態においては、弾性体を
ウレタン発泡材23により形成したが、これに限るもの
ではなく、ゴム等の弾性を有する他の材質に置きかえて
もよい。
【0033】また、本実施の形態においては、錘を鉄板
24により形成したが、これに限るものではなく、使用
する弾性体よりも密度の高い材質であればよい。例え
ば、鉄よりも密度の高い金属を使用することにより、本
実施の形態の鉄板24よりも体積をより小さくしても錘
としての機能を果たすことができる。
【0034】さらに、本実施の形態においては、振動減
衰部材としてのダイナミックダンパ22を弾性体として
のウレタン発泡材23と錘としての鉄板24とによって
構成したが、これに限るものではなく、弾性体のみによ
って振動減衰部材としてもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像読取装置によ
れば、少なくとも一部が走査走行体のみに取り付けられ
て走査走行体の固有振動数と異なる固有振動数を有する
弾性体により形成された振動減衰部材が、走査走行体が
振動すると走査走行体の振動数と異なる振動数で振動す
ることにより走査走行体の振動を打ち消して走査走行体
の振動を減衰し、走査走行体が備える光学系部品の振動
を減衰するようにしたので、走査走行体に振動減衰部材
を取り付けるだけの構造で走査走行体に設けられたすべ
ての光学系部品の振動を減衰することができ、部品点数
を増加させずに光学系部品の振動による異常画像の発生
を防止することができる。また、走査走行体に振動減衰
部材を取り付けるだけで走査走行体に設けられたすべて
の光学系部品の振動を減衰することができるので、走査
走行体の重量を増加させずに光学系部品の振動による異
常画像の発生を防止することができる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の画像読取装置において、振動減衰部材を走査走行体
の走行方向に設け、振動減衰部材を走査走行体の走行方
向に延出させることで、走査走行体の寸法が上下方向に
大きくなることを防止して、走査走行体の走行位置を従
来と同じにしたので、高さ方向に装置を大型化すること
なく光学系部品の振動による異常画像の発生を防止する
ことができる。
【0037】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の画像読取装置において、振動減衰部材の自
由端側に錘を取り付けるだけの構造で、走査走行体の振
動に対して作用する振動減衰部材による慣性力を大きく
して、走査走行体の振動を減衰する効果がより高くなる
ようにしたので、光学系部品の振動による異常画像の発
生をより効果的に防止することができる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、請求項1、
2または3記載の画像読取装置において、振動減衰部材
を走査走行体に着脱自在に設けて、画像読取装置組立後
にも走査走行体の振動状態にあわせて、最適な振動減衰
部材を選択的に取り付けることで走査走行体の振動を容
易に減衰するようにしたので、画像読取装置組立後に生
じた光学系部品の振動による異常画像の発生を容易に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のデジタルスキャナを示す縦断側
面図である。
【図2】第一走査走行体および第二走査走行体の駆動機
構を示す斜視図である。
【図3】第一走査走行体を示す縦断側面図である。
【図4】ダイナミックダンパを示す斜視図である。
【符号の説明】
3、4、5、6 光学系部品 10、11 走査走行体 22 振動減衰部材 23 弾性体 24 錘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 Fターム(参考) 2H108 AA01 FB22 3J048 BD02 BF01 EA07 5B047 AA01 BA02 BC14 5C062 AA05 AB01 AB33 AD05 AD06 BA08 5C072 AA01 BA17 DA30 MA06 XA01 XA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を読み取る光学系部品を備えた走査
    走行体を所定方向に走行させることによって画像を読み
    取るようにした画像読取装置において、 少なくとも一部が前記走査走行体のみに取り付けられて
    前記走査走行体の固有振動数と異なる固有振動数を有す
    る弾性体により形成された振動減衰部材を設け、 前記走査走行体が振動すると前記振動減衰部材が前記走
    査走行体の振動数と異なる振動数で振動することにより
    前記走査走行体の振動を打ち消して前記走査走行体の振
    動を減衰するようにしたことを特徴とする画像読取装
    置。
  2. 【請求項2】 前記振動減衰部材は前記走査走行体の走
    行方向に設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記振動減衰部材の自由端側には錘が取
    り付けられていることを特徴とする請求項1または2記
    載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記振動減衰部材は前記走査走行体に着
    脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1、2
    または3記載の画像読取装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322610A (ja) * 2005-04-20 2006-11-30 Sony Corp 振動衝撃吸収機構およびコンテンツ再生装置

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JP2006322610A (ja) * 2005-04-20 2006-11-30 Sony Corp 振動衝撃吸収機構およびコンテンツ再生装置

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