JP2000332514A - 携帯無線機 - Google Patents
携帯無線機Info
- Publication number
- JP2000332514A JP2000332514A JP11137616A JP13761699A JP2000332514A JP 2000332514 A JP2000332514 A JP 2000332514A JP 11137616 A JP11137616 A JP 11137616A JP 13761699 A JP13761699 A JP 13761699A JP 2000332514 A JP2000332514 A JP 2000332514A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- antenna device
- spiral element
- spiral
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンテナ装置が搭載される携帯電話機等の携
帯無線機が薄型化されても、アンテナ装置の人体の影響
による特性劣化の抑制を可能にする。 【解決手段】 少なくとも音声を聞くことを目的とした
スピーカ26を備え、携帯無線機としての携帯電話機2
1に無線端末に接続されて伸長状態と収納状態の二状態
間を移動可能に搭載され、直線状素子31と螺旋状素子
32を有するアンテナ装置28の螺旋状素子32を巻き
径方向に偏平にした形状に形成し、アンテナ装置28の
収納状態で螺旋状素子32を長径方向がスピーカ26の
開口面側とほぼ平行に対応して規定保持するように構成
する。
帯無線機が薄型化されても、アンテナ装置の人体の影響
による特性劣化の抑制を可能にする。 【解決手段】 少なくとも音声を聞くことを目的とした
スピーカ26を備え、携帯無線機としての携帯電話機2
1に無線端末に接続されて伸長状態と収納状態の二状態
間を移動可能に搭載され、直線状素子31と螺旋状素子
32を有するアンテナ装置28の螺旋状素子32を巻き
径方向に偏平にした形状に形成し、アンテナ装置28の
収納状態で螺旋状素子32を長径方向がスピーカ26の
開口面側とほぼ平行に対応して規定保持するように構成
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、携帯電話
機等の携帯無線機に係り、交信通話の際の好適な無線環
境を提供するものである。
機等の携帯無線機に係り、交信通話の際の好適な無線環
境を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な携帯無線機は、少なくとも音声
を聞くことを目的としたスピーカと高周波電波の送受信
を行うためのアンテナ装置が備えられている。
を聞くことを目的としたスピーカと高周波電波の送受信
を行うためのアンテナ装置が備えられている。
【0003】例えば、携帯無線機としての携帯電話機は
図14に示すように、携帯電話機1の外装体2の表面側
に電話番号に対応して指押する0から9までの数字に対
応するプッシュボタン3及び他の記号操作用のプッシュ
ボタン4、電話番号等を表示する表示部(LCD)5が
配置されている。そして、外装体2の内部の表面側上部
にはスピーカ(受話器)6が、表面側下部にマイクロホ
ン(送話器)7がそれぞれ配置され、外装体2の上面側
にアンテナ装置8が備えられている。
図14に示すように、携帯電話機1の外装体2の表面側
に電話番号に対応して指押する0から9までの数字に対
応するプッシュボタン3及び他の記号操作用のプッシュ
ボタン4、電話番号等を表示する表示部(LCD)5が
配置されている。そして、外装体2の内部の表面側上部
にはスピーカ(受話器)6が、表面側下部にマイクロホ
ン(送話器)7がそれぞれ配置され、外装体2の上面側
にアンテナ装置8が備えられている。
【0004】このアンテナ装置8は、図15に示すよう
にポール状線材から成る直線状素子9と巻き径方向が真
円の螺旋状線材から成る螺旋状素子10を有し、この直
線状素子9と螺旋状素子10は導電性のスリーブ11を
介して電気的に接続されて、直線状素子9は、基端部に
導電性のストッパー12が嵌着され、先端側のスリーブ
11とストッパー12の間において合成樹脂材から成る
絶縁チューブ13により被覆されている。また、螺旋状
素子10は、スリーブ11に固定された絶縁性の真円柱
状ボビン14に巻装して基端側においてスリーブ11に
固定して電気的に接続し、先端から外周にかけて絶縁性
カバー15を嵌合し、絶縁被覆してある。
にポール状線材から成る直線状素子9と巻き径方向が真
円の螺旋状線材から成る螺旋状素子10を有し、この直
線状素子9と螺旋状素子10は導電性のスリーブ11を
介して電気的に接続されて、直線状素子9は、基端部に
導電性のストッパー12が嵌着され、先端側のスリーブ
11とストッパー12の間において合成樹脂材から成る
絶縁チューブ13により被覆されている。また、螺旋状
素子10は、スリーブ11に固定された絶縁性の真円柱
状ボビン14に巻装して基端側においてスリーブ11に
固定して電気的に接続し、先端から外周にかけて絶縁性
カバー15を嵌合し、絶縁被覆してある。
【0005】そして、このアンテナ装置8は外装体2の
上面側にねじ込み固定されるホルダ16に直線状素子9
側において軸方向に摺動可能に挿通して外装体2に対し
て取付け保持されており、ホルダ16の内周側には、摺
動ばね17が内装されて、アンテナ装置8の伸長状態、
すなわち上方への摺動状態においては、ストッパー12
をホルダ16内において弾性的に保持し、また、収納状
態すなわち、外装体2の内方への摺動状態においては、
スリーブ11をホルダ16内において弾性的に保持する
ように構成されている。
上面側にねじ込み固定されるホルダ16に直線状素子9
側において軸方向に摺動可能に挿通して外装体2に対し
て取付け保持されており、ホルダ16の内周側には、摺
動ばね17が内装されて、アンテナ装置8の伸長状態、
すなわち上方への摺動状態においては、ストッパー12
をホルダ16内において弾性的に保持し、また、収納状
態すなわち、外装体2の内方への摺動状態においては、
スリーブ11をホルダ16内において弾性的に保持する
ように構成されている。
【0006】このように構成される携帯電話機1は、ア
ンテナ装置8を、通話時は通話時の特性を向上する為
に、外装体2から引き出して伸長状態として直線状素子
9と螺旋状素子10を複合動作させ、また、待ち受け時
間は、携帯性を向上するために、外装体2内に挿入収納
し、螺旋状素子10側のみを突出させて螺旋線状素子1
0を主として動作させる構造となっている。
ンテナ装置8を、通話時は通話時の特性を向上する為
に、外装体2から引き出して伸長状態として直線状素子
9と螺旋状素子10を複合動作させ、また、待ち受け時
間は、携帯性を向上するために、外装体2内に挿入収納
し、螺旋状素子10側のみを突出させて螺旋線状素子1
0を主として動作させる構造となっている。
【0007】また、携帯電話機に備えられるアンテナ装
置としては、直線状素子と螺旋状素子を電気的に分離し
て螺旋状素子を外装体の上面側に突出固定し、直線状素
子を外装体に対して伸長状態と収納状態の移動が可能な
構成としたものもあり、このアンテナ装置においては、
伸長時には、直線状素子が主として動作し、収納時に
は、螺旋状素子が主として動作されるようになってい
る。
置としては、直線状素子と螺旋状素子を電気的に分離し
て螺旋状素子を外装体の上面側に突出固定し、直線状素
子を外装体に対して伸長状態と収納状態の移動が可能な
構成としたものもあり、このアンテナ装置においては、
伸長時には、直線状素子が主として動作し、収納時に
は、螺旋状素子が主として動作されるようになってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯電話機等の
携帯無線機は、小型、薄型化が進みつつある。このよう
な動向の中、携帯無線機としての携帯電話機にはアンテ
ナ装置が、前述のように外装体の上面側に取付けられて
おり、携帯電話機の薄型化が進むにつれ、携帯電話機を
使用するためにスピーカと耳を近接した場合、人体頭部
とアンテナ装置の距離が非常に近づいている現状があ
る。
携帯無線機は、小型、薄型化が進みつつある。このよう
な動向の中、携帯無線機としての携帯電話機にはアンテ
ナ装置が、前述のように外装体の上面側に取付けられて
おり、携帯電話機の薄型化が進むにつれ、携帯電話機を
使用するためにスピーカと耳を近接した場合、人体頭部
とアンテナ装置の距離が非常に近づいている現状があ
る。
【0009】また、本来、携帯電話機は、通話時にアン
テナ装置を伸長して使用する前提で設計されているにも
かかわらず、アンテナ装置を収納したまま通話される頻
度が高い。このような携帯電話機の使用状況で、アンテ
ナ装置と人体頭部が近接する場合、収納状態でのアンテ
ナ装置、すなわち、外装体の上面側に突出状態にある螺
旋状素子から放射される電力が人体頭部に吸収されるこ
とによるアンテナ特性の劣化が大きくなる。また、アン
テナ装置から放射される電磁波が人体に与える影響が大
きくなるおそれがあるという問題がある。
テナ装置を伸長して使用する前提で設計されているにも
かかわらず、アンテナ装置を収納したまま通話される頻
度が高い。このような携帯電話機の使用状況で、アンテ
ナ装置と人体頭部が近接する場合、収納状態でのアンテ
ナ装置、すなわち、外装体の上面側に突出状態にある螺
旋状素子から放射される電力が人体頭部に吸収されるこ
とによるアンテナ特性の劣化が大きくなる。また、アン
テナ装置から放射される電磁波が人体に与える影響が大
きくなるおそれがあるという問題がある。
【0010】一方、前述のように人体頭部によるアンテ
ナ特性の劣化を避けるために、アンテナ装置を携帯電話
機の背面方向へオフセットすると、携帯電話機をスピー
カの開口面が上を向くように、金属板上に放置した場合
にアンテナ装置と金属板の距離が非常に小さくなるため
に、アンテナ装置の収納時のアンテナ特性が著しく劣化
する問題が発生する。
ナ特性の劣化を避けるために、アンテナ装置を携帯電話
機の背面方向へオフセットすると、携帯電話機をスピー
カの開口面が上を向くように、金属板上に放置した場合
にアンテナ装置と金属板の距離が非常に小さくなるため
に、アンテナ装置の収納時のアンテナ特性が著しく劣化
する問題が発生する。
【0011】また、これらの問題を解決するために、ア
ンテナ装置の螺旋状素子の外径を小径化すると、収納時
のアンテナ特性が劣化する問題が発生する。
ンテナ装置の螺旋状素子の外径を小径化すると、収納時
のアンテナ特性が劣化する問題が発生する。
【0012】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、通話する際のアンテナ特性を改善し、好適な無線環
境を作るとともに人体に与えるおそれのある悪影響を低
減できるようにした携帯無線機を提供することを目的と
する。
で、通話する際のアンテナ特性を改善し、好適な無線環
境を作るとともに人体に与えるおそれのある悪影響を低
減できるようにした携帯無線機を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも音声を聞くことを目的とした
スピーカと、無線端末に接続されて伸長状態と収納状態
の二状態間を移動可能で直線状素子と螺旋状素子を有す
るアンテナ装置を搭載して成る携帯無線機であって、ア
ンテナ装置の螺旋状素子を巻き径方向に偏平した形状に
形成したものである。
に、本発明は、少なくとも音声を聞くことを目的とした
スピーカと、無線端末に接続されて伸長状態と収納状態
の二状態間を移動可能で直線状素子と螺旋状素子を有す
るアンテナ装置を搭載して成る携帯無線機であって、ア
ンテナ装置の螺旋状素子を巻き径方向に偏平した形状に
形成したものである。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、上記構成
において、アンテナ装置の収納状態での偏平形状の螺旋
状素子の方向を規定する規定保持部を外装体側に設けた
ものである。
において、アンテナ装置の収納状態での偏平形状の螺旋
状素子の方向を規定する規定保持部を外装体側に設けた
ものである。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、上記構成
において、アンテナ装置の収納状態で偏平形状の螺旋状
素子を長径方向がスピーカの開口面側とほぼ平行に対応
して規定保持されるように構成したものである。
において、アンテナ装置の収納状態で偏平形状の螺旋状
素子を長径方向がスピーカの開口面側とほぼ平行に対応
して規定保持されるように構成したものである。
【0016】さらに、請求項4に記載の発明は、上記構
成において、アンテナ装置の偏平形状の螺旋状素子側と
規定保持部側との間に、アンテナ装置の収納時に偏平形
状の螺旋状素子部が規定保持部に対して所定方向に案内
される案内部を形成して構成したものである。
成において、アンテナ装置の偏平形状の螺旋状素子側と
規定保持部側との間に、アンテナ装置の収納時に偏平形
状の螺旋状素子部が規定保持部に対して所定方向に案内
される案内部を形成して構成したものである。
【0017】以上のように構成される本発明の携帯無線
機は、アンテナ装置の螺旋状素子を巻き径方向に偏平し
た形状に形成したことにより、デザイン上の自由度が増
すことになる。
機は、アンテナ装置の螺旋状素子を巻き径方向に偏平し
た形状に形成したことにより、デザイン上の自由度が増
すことになる。
【0018】また、アンテナ装置の収納状態において偏
平形状の螺旋状素子の向きを規定させることにより、携
帯無線機の外装体のデザインにアンテナ装置のデザイン
を取り込むことができて全体としてのデザインの自由度
が増す。
平形状の螺旋状素子の向きを規定させることにより、携
帯無線機の外装体のデザインにアンテナ装置のデザイン
を取り込むことができて全体としてのデザインの自由度
が増す。
【0019】そして、アンテナ装置の収納状態での偏平
形状の螺旋状素子の長径方向の向きをスピーカの開口面
側とほぼ平行に対応して規定保持させることにより、ア
ンテナ装置の収納状態での使用において、螺旋状素子と
人体頭部との間隔が広くなり、螺旋状素子が人体頭部よ
り遠ざけられるため、人体頭部によるアンテナ特性の悪
影響、高周波電波による人体頭部への影響が低減され
る。また、携帯無線機を金属板上に放置した際に発生す
るアンテナ特性の劣化を抑制することが可能になる。
形状の螺旋状素子の長径方向の向きをスピーカの開口面
側とほぼ平行に対応して規定保持させることにより、ア
ンテナ装置の収納状態での使用において、螺旋状素子と
人体頭部との間隔が広くなり、螺旋状素子が人体頭部よ
り遠ざけられるため、人体頭部によるアンテナ特性の悪
影響、高周波電波による人体頭部への影響が低減され
る。また、携帯無線機を金属板上に放置した際に発生す
るアンテナ特性の劣化を抑制することが可能になる。
【0020】さらに、アンテナ装置の収納時に、偏平形
状の螺旋状素子部を規定保持部に対して案内部により所
定方向に案内させて規定保持させることにより、アンテ
ナ装置の収納が円滑に、かつ迅速に行えることになる。
状の螺旋状素子部を規定保持部に対して案内部により所
定方向に案内させて規定保持させることにより、アンテ
ナ装置の収納が円滑に、かつ迅速に行えることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図13を参照して説明するに、この実施の形態は、本
発明に係る携帯無線機を携帯電話機として構成したもの
である。
〜図13を参照して説明するに、この実施の形態は、本
発明に係る携帯無線機を携帯電話機として構成したもの
である。
【0022】図1〜図5は、第1の実施の形態として、
携帯電話機の一例を示すもので、図1に示すように、携
帯電話機21は前述した図14に示す携帯電話機1と同
様に外装体22の表面側に電話番号に対応して指押する
0から9までの数字に対応するプッシュボタン23及び
他の操作用のプッシュボタン24、電話番号を表示する
表示部(LCD)25が配置されている。そして、外装
体22の内部の表面側上部にはスピーカ(受話器)26
が、表面側下部にはマイクロホン(送話器)27がそれ
ぞれ配置され、また、外装体22の上面側にアンテナ装
置28が備えられている。このアンテナ装置28は図2
〜図5に示すように、外装体22に取付けられて入出力
端子に接続されるホルダ部29とこのホルダ部29に移
動可能、すなわち、伸長及び収納可能に保持されるアン
テナ素子部30とから構成されている。このアンテナ素
子部30は、線材から成る直線状素子31と線材を螺旋
状に形成して成る螺旋状素子32を有し、螺旋状素子3
2は巻き径方向に偏平にした形状、例えば、楕円形状に
形成され、この偏平率は約80%よりも小さいほうが後
述するように効果的で、この実施の形態では、例えば、
長径と短径が4:2の関係で形成されている。
携帯電話機の一例を示すもので、図1に示すように、携
帯電話機21は前述した図14に示す携帯電話機1と同
様に外装体22の表面側に電話番号に対応して指押する
0から9までの数字に対応するプッシュボタン23及び
他の操作用のプッシュボタン24、電話番号を表示する
表示部(LCD)25が配置されている。そして、外装
体22の内部の表面側上部にはスピーカ(受話器)26
が、表面側下部にはマイクロホン(送話器)27がそれ
ぞれ配置され、また、外装体22の上面側にアンテナ装
置28が備えられている。このアンテナ装置28は図2
〜図5に示すように、外装体22に取付けられて入出力
端子に接続されるホルダ部29とこのホルダ部29に移
動可能、すなわち、伸長及び収納可能に保持されるアン
テナ素子部30とから構成されている。このアンテナ素
子部30は、線材から成る直線状素子31と線材を螺旋
状に形成して成る螺旋状素子32を有し、螺旋状素子3
2は巻き径方向に偏平にした形状、例えば、楕円形状に
形成され、この偏平率は約80%よりも小さいほうが後
述するように効果的で、この実施の形態では、例えば、
長径と短径が4:2の関係で形成されている。
【0023】この螺旋状素子32は直線状素子31と導
電性のスリーブ33を介して電気的及び機械的に接続さ
れている。スリーブ33は、螺旋状素子32が、その基
端部側において嵌合固定される上半部の頭部33aと直
線状素子31の先端部を挿入固定する下半部の円筒軸部
33bとから構成されて、上半部の頭部33aは螺旋状
素子32と同様に径方向に偏平にした形状、この実施の
形態では、楕円形状に形成されている。
電性のスリーブ33を介して電気的及び機械的に接続さ
れている。スリーブ33は、螺旋状素子32が、その基
端部側において嵌合固定される上半部の頭部33aと直
線状素子31の先端部を挿入固定する下半部の円筒軸部
33bとから構成されて、上半部の頭部33aは螺旋状
素子32と同様に径方向に偏平にした形状、この実施の
形態では、楕円形状に形成されている。
【0024】このスリーブ33に直線状素子31を先端
部において円筒軸部33bから頭部33aの中心部にか
けて挿入固定し、螺旋状素子32を基端部において頭部
33aの先端部に嵌合固定することにより、この直線状
素子31と螺旋状素子32とは前述のように電気的及び
機械的に接続される。また、直線状素子31には、基端
部に導電性のストッパー34を嵌着し、このストッパー
34とスリーブ33との間を合成樹脂材等から成る絶縁
チューブ35により被覆してある。なお、ストッパー3
4は、直線状素子31の基端部が嵌挿固定される軸部3
4aとその下端部の係止頭部34bとから形成されてい
る。
部において円筒軸部33bから頭部33aの中心部にか
けて挿入固定し、螺旋状素子32を基端部において頭部
33aの先端部に嵌合固定することにより、この直線状
素子31と螺旋状素子32とは前述のように電気的及び
機械的に接続される。また、直線状素子31には、基端
部に導電性のストッパー34を嵌着し、このストッパー
34とスリーブ33との間を合成樹脂材等から成る絶縁
チューブ35により被覆してある。なお、ストッパー3
4は、直線状素子31の基端部が嵌挿固定される軸部3
4aとその下端部の係止頭部34bとから形成されてい
る。
【0025】そして、螺旋状素子32は、スリーブ33
の頭部33aとともに例えば合成樹脂材等から成る絶縁
性のカバー36により嵌合被覆されている。このカバー
36も螺旋状素子32およびスリーブ33の頭部33a
と同様に径方向に偏平にした形状、この実施の形態で
は、楕円形状に形成されている。
の頭部33aとともに例えば合成樹脂材等から成る絶縁
性のカバー36により嵌合被覆されている。このカバー
36も螺旋状素子32およびスリーブ33の頭部33a
と同様に径方向に偏平にした形状、この実施の形態で
は、楕円形状に形成されている。
【0026】一方、ホルダ部29はホルダ本体37を導
電性材により形成し、このホルダ本体37は、上半部に
保持部38が形成され、下半部に円筒状の取付案内部3
9が形成されており、保持部38はアンテナ素子部30
の螺旋状素子32の下部側、すなわち、スリーブ33の
頭部33aを含むカバー36の下側部がやや余裕をもっ
て嵌合保持されるように、径方向に偏平にした形状の周
縁部38aを有する筐状に形成され、また、取付案内部
39はスリーブ33の円筒軸部33b及びストッパー3
4の軸部34aが挿通される通孔39aを有し、外周に
は外装体22に螺合固定するためのねじ部39bが形成
されている。そして、このホルダ本体37の取付案内部
39の通孔39a内には、導電性の摺動ばね40が内蔵
されている。
電性材により形成し、このホルダ本体37は、上半部に
保持部38が形成され、下半部に円筒状の取付案内部3
9が形成されており、保持部38はアンテナ素子部30
の螺旋状素子32の下部側、すなわち、スリーブ33の
頭部33aを含むカバー36の下側部がやや余裕をもっ
て嵌合保持されるように、径方向に偏平にした形状の周
縁部38aを有する筐状に形成され、また、取付案内部
39はスリーブ33の円筒軸部33b及びストッパー3
4の軸部34aが挿通される通孔39aを有し、外周に
は外装体22に螺合固定するためのねじ部39bが形成
されている。そして、このホルダ本体37の取付案内部
39の通孔39a内には、導電性の摺動ばね40が内蔵
されている。
【0027】このように構成されるホルダ部29にアン
テナ素子部30を挿通保持させる。すなわち、ホルダ本
体37の取付案内部39の通孔39aにアンテナ素子部
30の直線状素子31を絶縁チューブ35を介して挿通
する。この直線状素子31の通孔39aへの挿通は、直
線状素子31からストッパー34を取外した状態で行
い、この挿通後、ストッパー34を直線状素子31の基
端部に固定する。このようにして直線状素子31をホル
ダ本体37の通孔39aに挿通することにより、アンテ
ナ素子部30は、ホルダ部29に対して摺動可能とな
り、ストッパー34の軸部34aがホルダ本体37の通
孔39aに嵌挿され、係止頭部34bが取付案内部39
の端面に当接係止された状態で摺動ばね40により弾性
的に押えられて保持される。また、下降状態でスリーブ
33は、頭部33aがカバー36の下側部とともにホル
ダ本体37の保持部38に嵌合された状態で円筒軸部3
3bが通孔39aに嵌挿されて摺動ばね40により弾性
的に押えられる。
テナ素子部30を挿通保持させる。すなわち、ホルダ本
体37の取付案内部39の通孔39aにアンテナ素子部
30の直線状素子31を絶縁チューブ35を介して挿通
する。この直線状素子31の通孔39aへの挿通は、直
線状素子31からストッパー34を取外した状態で行
い、この挿通後、ストッパー34を直線状素子31の基
端部に固定する。このようにして直線状素子31をホル
ダ本体37の通孔39aに挿通することにより、アンテ
ナ素子部30は、ホルダ部29に対して摺動可能とな
り、ストッパー34の軸部34aがホルダ本体37の通
孔39aに嵌挿され、係止頭部34bが取付案内部39
の端面に当接係止された状態で摺動ばね40により弾性
的に押えられて保持される。また、下降状態でスリーブ
33は、頭部33aがカバー36の下側部とともにホル
ダ本体37の保持部38に嵌合された状態で円筒軸部3
3bが通孔39aに嵌挿されて摺動ばね40により弾性
的に押えられる。
【0028】以上のように構成されるアンテナ装置29
は、図3および図5に示すように平面視楕円状に形成さ
れて図1に示すようにホルダ部29において、携帯電話
機21の外装体22の上面側に取付けられる。この取付
けは、ホルダ本体37を外装体22の上面側の所定部位
に、保持部38の長径方向が外装体22の表面側のスピ
ーカ26の開口面側とほぼ平行に対応するように取付案
内部39のねじ部39bにおいて締付け固定する。これ
によりホルダ本体37は外装体22内の入出力端子であ
る無線端末に接続される。
は、図3および図5に示すように平面視楕円状に形成さ
れて図1に示すようにホルダ部29において、携帯電話
機21の外装体22の上面側に取付けられる。この取付
けは、ホルダ本体37を外装体22の上面側の所定部位
に、保持部38の長径方向が外装体22の表面側のスピ
ーカ26の開口面側とほぼ平行に対応するように取付案
内部39のねじ部39bにおいて締付け固定する。これ
によりホルダ本体37は外装体22内の入出力端子であ
る無線端末に接続される。
【0029】以上のように構成されるこの第1の実施の
形態において、携帯電話機21は、使用においてアンテ
ナ装置28のアンテナ素子部30を図1に二点鎖線およ
び図4に示すように、外装体22に対して伸長させるこ
とにより、直線状素子31の基端部のストッパー34
が、その軸部34aにおいてホルダ部29のホルダ本体
37の通孔39aに挿通されて頭部34bにおいて取付
案内部39の端面に当接されて伸長方向に係止される。
この状態でストッパー34の軸部34aに摺動ばね40
が圧接されることにより、直線状素子31は入出力端子
側と電気的に接続されて直線状素子31と螺旋状素子3
2が電気的に直列に接続された状態でアンテナとして動
作する。
形態において、携帯電話機21は、使用においてアンテ
ナ装置28のアンテナ素子部30を図1に二点鎖線およ
び図4に示すように、外装体22に対して伸長させるこ
とにより、直線状素子31の基端部のストッパー34
が、その軸部34aにおいてホルダ部29のホルダ本体
37の通孔39aに挿通されて頭部34bにおいて取付
案内部39の端面に当接されて伸長方向に係止される。
この状態でストッパー34の軸部34aに摺動ばね40
が圧接されることにより、直線状素子31は入出力端子
側と電気的に接続されて直線状素子31と螺旋状素子3
2が電気的に直列に接続された状態でアンテナとして動
作する。
【0030】また、アンテナ装置28のアンテナ素子部
30の収納時は、図2に示すように、螺旋状素子32の
下部側がホルダ部29に嵌挿保持される。すなわち、螺
旋状素子32を固定したスリーブ33の頭部33aがカ
バー36の下部側とともにホルダ本体37の保持部38
に嵌挿され、円筒軸部33bが取付案内部39の通孔3
9aに挿入されて摺動ばね40に圧接されて入出力端子
側と電気的に接続された状態で保持される。
30の収納時は、図2に示すように、螺旋状素子32の
下部側がホルダ部29に嵌挿保持される。すなわち、螺
旋状素子32を固定したスリーブ33の頭部33aがカ
バー36の下部側とともにホルダ本体37の保持部38
に嵌挿され、円筒軸部33bが取付案内部39の通孔3
9aに挿入されて摺動ばね40に圧接されて入出力端子
側と電気的に接続された状態で保持される。
【0031】この状態で、螺旋状素子32は長径方向が
外装体22の表面側のスピーカ26の開口面側とほぼ平
行に対応され、スリーブ33を介して入出力端子側と電
気的に接続されてアンテナ動作する。この状態でも直線
状素子31は螺旋状素子32と直列に接続された状態で
あるため、アンテナとして動作することになるが、外装
体22内に内挿され、内部装置の影響を受けることによ
り放射に寄与しない場合が多い。
外装体22の表面側のスピーカ26の開口面側とほぼ平
行に対応され、スリーブ33を介して入出力端子側と電
気的に接続されてアンテナ動作する。この状態でも直線
状素子31は螺旋状素子32と直列に接続された状態で
あるため、アンテナとして動作することになるが、外装
体22内に内挿され、内部装置の影響を受けることによ
り放射に寄与しない場合が多い。
【0032】そして、この実施の形態の携帯電話機21
はアンテナ装置28の螺旋状素子32及びそのカバー3
6を巻き径方向に偏平形状に形成していることにより、
アンテナ装置28自体のデザイン上の自由度が増すとと
もに、携帯電話機21はアンテナ装置28のアンテナ素
子部30を収納した際の螺旋状素子32の向きを規定す
ることが可能となり、外装体22のデザインにアンテナ
装置28のデザインを取り込むことにより携帯電話機2
1全体としてのデザインの自由度が増すことになる。
はアンテナ装置28の螺旋状素子32及びそのカバー3
6を巻き径方向に偏平形状に形成していることにより、
アンテナ装置28自体のデザイン上の自由度が増すとと
もに、携帯電話機21はアンテナ装置28のアンテナ素
子部30を収納した際の螺旋状素子32の向きを規定す
ることが可能となり、外装体22のデザインにアンテナ
装置28のデザインを取り込むことにより携帯電話機2
1全体としてのデザインの自由度が増すことになる。
【0033】また、この実施の形態にといては、アンテ
ナ装置28のアンテナ素子部30を外装体22に対して
収納した状態では、螺旋状素子32を長径方向がスピー
カ26の開口面側とほぼ平行に対応する向きで保持され
るため、携帯電話機21をアンテナ装置28のアンテナ
表示部30を収納した状態で使用した場合、螺旋状素子
32と人体頭部の距離を遠ざけることが可能となり、人
体頭部によるアンテナ特性への悪影響及びアンテナ装置
から放射される高周波電波による人体頭部への影響を低
減することが可能となる。
ナ装置28のアンテナ素子部30を外装体22に対して
収納した状態では、螺旋状素子32を長径方向がスピー
カ26の開口面側とほぼ平行に対応する向きで保持され
るため、携帯電話機21をアンテナ装置28のアンテナ
表示部30を収納した状態で使用した場合、螺旋状素子
32と人体頭部の距離を遠ざけることが可能となり、人
体頭部によるアンテナ特性への悪影響及びアンテナ装置
から放射される高周波電波による人体頭部への影響を低
減することが可能となる。
【0034】また、このような、アンテナ装置と人体頭
部との干渉を抑制するために、アンテナ装置をスピーカ
とは反対側にオフセットすると、携帯電話機を金属板上
に放置した際に発生することになるアンテナ特性の劣化
を抑制することが可能になる。また、これらの問題を解
決するために、真円状の螺旋状素子の巻径を小径化した
際に発生するアンテナ特性の劣化も抑制することが可能
になる。
部との干渉を抑制するために、アンテナ装置をスピーカ
とは反対側にオフセットすると、携帯電話機を金属板上
に放置した際に発生することになるアンテナ特性の劣化
を抑制することが可能になる。また、これらの問題を解
決するために、真円状の螺旋状素子の巻径を小径化した
際に発生するアンテナ特性の劣化も抑制することが可能
になる。
【0035】次に図6を参照して本発明の第2の実施の
形態について説明するに、形態無線機としての携帯電話
機の本体側は前述した図1に示す携帯電話機21の本体
側と同様に構成されるので、図示および説明を省略し、
アンテナ装置についてのみ図5を参照して説明する。
形態について説明するに、形態無線機としての携帯電話
機の本体側は前述した図1に示す携帯電話機21の本体
側と同様に構成されるので、図示および説明を省略し、
アンテナ装置についてのみ図5を参照して説明する。
【0036】この第2の実施の形態の図5に示すアンテ
ナ装置41も携帯電話機の外装体22に固定されるホル
ダ部42とアンテナ素子部43とから構成されるが、ア
ンテナ素子部43の直線状素子44と螺旋状素子45と
が電気的に分離されている。すなわち、このアンテナ装
置41のアンテナ素子部43は、線材から成る直線状素
子44の先端に非導電性の材料から形成されるジョイン
ト部材46を固定し、このジョイント部材46の上半部
外周側に導電性のスリーブ47を嵌着して、このスリー
ブ47と直線状素子44をジョイント部材46を介して
機械的に接続してある。このスリーブ47の先端部側に
前述した第1の実施の形態のアンテナ素子部30の螺旋
状素子32と同様に巻き径方向に偏平にした形状に形成
した螺旋状素子45を、その基端部側において、嵌合固
定して電気的に接続してある。このスリーブ47は、螺
旋状素子45を固定する頭部47aが螺旋状素子45と
同様に径方向に偏平にした形状に形成され、下半部の円
筒軸部47bがジョイント部材46の軸部46aと同一
周面となる円筒状に形成されている。
ナ装置41も携帯電話機の外装体22に固定されるホル
ダ部42とアンテナ素子部43とから構成されるが、ア
ンテナ素子部43の直線状素子44と螺旋状素子45と
が電気的に分離されている。すなわち、このアンテナ装
置41のアンテナ素子部43は、線材から成る直線状素
子44の先端に非導電性の材料から形成されるジョイン
ト部材46を固定し、このジョイント部材46の上半部
外周側に導電性のスリーブ47を嵌着して、このスリー
ブ47と直線状素子44をジョイント部材46を介して
機械的に接続してある。このスリーブ47の先端部側に
前述した第1の実施の形態のアンテナ素子部30の螺旋
状素子32と同様に巻き径方向に偏平にした形状に形成
した螺旋状素子45を、その基端部側において、嵌合固
定して電気的に接続してある。このスリーブ47は、螺
旋状素子45を固定する頭部47aが螺旋状素子45と
同様に径方向に偏平にした形状に形成され、下半部の円
筒軸部47bがジョイント部材46の軸部46aと同一
周面となる円筒状に形成されている。
【0037】そして、螺旋状素子45は、スリーブ47
の頭部47aとともに例えば合成樹脂材等から成る絶縁
性のカバー48により嵌合被覆されている。このカバー
48も螺旋状素子45と同様に径方向に偏平にした形状
に形成されている。
の頭部47aとともに例えば合成樹脂材等から成る絶縁
性のカバー48により嵌合被覆されている。このカバー
48も螺旋状素子45と同様に径方向に偏平にした形状
に形成されている。
【0038】また、直線状素子44は、合成樹脂材等か
ら成る絶縁チューブ49により被覆され、基端部に導電
性のストッパー50が嵌着されており、このストッパー
50は軸部50aと係止頭部50bとから形成されてい
る。
ら成る絶縁チューブ49により被覆され、基端部に導電
性のストッパー50が嵌着されており、このストッパー
50は軸部50aと係止頭部50bとから形成されてい
る。
【0039】一方、ホルダ部42も前述した第1の実施
の形態と同様に構成されるもので、ホルダ本体51を導
電性材により形成し、このホルダ本体51は、上半部に
保持部52が形成され、下半部に円筒状の取付案内部5
3が形成されており、保持部52はアンテナ素子部43
の螺旋状素子45の下部側、すなわち、スリーブ47の
上半部の頭部47aを含むカバー48の下側部が嵌合保
持されるように径方向に偏平にした形状の周縁部52a
を有する筐状に形成されている。また、取付案内部53
は、ジョイント部材46の軸部46a及びスリーブ47
の円筒軸部47bとストッパー50の軸部50aが挿通
される通孔53aを有し、外周に外装体22に螺合固定
するためのねじ部53bが形成されている。そして、こ
の取付案内部53の通孔53a内には導電性の摺動ばね
54が内蔵されている。
の形態と同様に構成されるもので、ホルダ本体51を導
電性材により形成し、このホルダ本体51は、上半部に
保持部52が形成され、下半部に円筒状の取付案内部5
3が形成されており、保持部52はアンテナ素子部43
の螺旋状素子45の下部側、すなわち、スリーブ47の
上半部の頭部47aを含むカバー48の下側部が嵌合保
持されるように径方向に偏平にした形状の周縁部52a
を有する筐状に形成されている。また、取付案内部53
は、ジョイント部材46の軸部46a及びスリーブ47
の円筒軸部47bとストッパー50の軸部50aが挿通
される通孔53aを有し、外周に外装体22に螺合固定
するためのねじ部53bが形成されている。そして、こ
の取付案内部53の通孔53a内には導電性の摺動ばね
54が内蔵されている。
【0040】このように構成されるホルダ部42にアン
テナ素子部43を挿通保持させる。すなわち、前述した
第1の実施の形態の場合と同様に、ホルダ本体51の取
付案内部53の通孔53aにアンテナ素子部43の直線
状素子44を挿通する。この直線状素子44の通孔53
aへの挿通は、直線状素子44からストッパー50を取
外した状態で行い、この挿通後、ストッパー50を直線
状素子44の基端部に固定する。このようにして直線状
素子44をホルダ本体51の通孔53aに挿通すること
により、アンテナ素子部43はホルダ部42に対して摺
動可能となり、ストッパー50の軸部50aがホルダ本
体51の通孔53aに嵌挿された状態で摺動ばね54に
より弾性的に押えられて保持され、また、スリーブ47
の上半部の連結頭部47aがホルダ本体51の保持部5
2に嵌合された状態では下半部の円筒状軸部47bが通
孔53aに嵌挿されて摺動ばね54により弾性的に押え
られる。
テナ素子部43を挿通保持させる。すなわち、前述した
第1の実施の形態の場合と同様に、ホルダ本体51の取
付案内部53の通孔53aにアンテナ素子部43の直線
状素子44を挿通する。この直線状素子44の通孔53
aへの挿通は、直線状素子44からストッパー50を取
外した状態で行い、この挿通後、ストッパー50を直線
状素子44の基端部に固定する。このようにして直線状
素子44をホルダ本体51の通孔53aに挿通すること
により、アンテナ素子部43はホルダ部42に対して摺
動可能となり、ストッパー50の軸部50aがホルダ本
体51の通孔53aに嵌挿された状態で摺動ばね54に
より弾性的に押えられて保持され、また、スリーブ47
の上半部の連結頭部47aがホルダ本体51の保持部5
2に嵌合された状態では下半部の円筒状軸部47bが通
孔53aに嵌挿されて摺動ばね54により弾性的に押え
られる。
【0041】以上のように構成されるアンテナ装置41
もホルダ部42において、携帯電話機の外装体22の上
面側に取付ける。この取付けは、ホルダ本体51を外装
体22の上面側の所定部位に、保持部52の長径方向が
外装体22の表面側のスピーカの開口面側とほぼ平行に
対応するように取付案内部53のねじ部53bにおいて
締付け固定する。これよりホルダ本体51は外装体22
内の入出力端子と接続される。
もホルダ部42において、携帯電話機の外装体22の上
面側に取付ける。この取付けは、ホルダ本体51を外装
体22の上面側の所定部位に、保持部52の長径方向が
外装体22の表面側のスピーカの開口面側とほぼ平行に
対応するように取付案内部53のねじ部53bにおいて
締付け固定する。これよりホルダ本体51は外装体22
内の入出力端子と接続される。
【0042】以上のように構成されるこの第2の実施の
形態においては、アンテナ装置41のアンテナ素子部4
3を外装体22に対して伸長させることにより、直線状
素子44のストッパー50がその軸部50aにおいてホ
ルダ部42のホルダ本体51の通孔53aに挿通されて
頭部50bにおいて係止され、この状態でストッパー5
0の軸部50aに摺動ばね54が圧接されることによ
り、直線状素子44は入出力端子側と電気的に接続され
てアンテナとして動作する。
形態においては、アンテナ装置41のアンテナ素子部4
3を外装体22に対して伸長させることにより、直線状
素子44のストッパー50がその軸部50aにおいてホ
ルダ部42のホルダ本体51の通孔53aに挿通されて
頭部50bにおいて係止され、この状態でストッパー5
0の軸部50aに摺動ばね54が圧接されることによ
り、直線状素子44は入出力端子側と電気的に接続され
てアンテナとして動作する。
【0043】また、アンテナ装置41のアンテナ素子部
43の収納時は、螺旋状素子45の下部側がホルダ部4
2に嵌挿保持される。すなわち、螺旋状素子45を固定
したスリーブ47がジョイント部材46と一体にホルダ
本体51に、上半部の頭部47aにおいてカバー48の
下部側とともに保持部52に嵌挿され、円筒軸部47b
がジョイント部材46の軸部46aと一体に取付案内部
53の通孔53aに挿入されて摺動ばね54に圧接され
螺旋状素子45は入出力端子側である無線端末と電気的
に接続されてアンテナとして動作する。
43の収納時は、螺旋状素子45の下部側がホルダ部4
2に嵌挿保持される。すなわち、螺旋状素子45を固定
したスリーブ47がジョイント部材46と一体にホルダ
本体51に、上半部の頭部47aにおいてカバー48の
下部側とともに保持部52に嵌挿され、円筒軸部47b
がジョイント部材46の軸部46aと一体に取付案内部
53の通孔53aに挿入されて摺動ばね54に圧接され
螺旋状素子45は入出力端子側である無線端末と電気的
に接続されてアンテナとして動作する。
【0044】以上のように、この第2の実施の形態にお
いては、アンテナ装置41は、外装体22に対する伸長
状態、すなわち、アンテナ素子部43をホルダ部42に
対して引出した状態では、直線状素子44がアンテナと
して動作し、また、アンテナ装置41を外装体22に対
して収納した状態、すなわち、アンテナ素子部43をホ
ルダ部42に対して没入させて螺旋状素子45をホルダ
部42のホルダ本体51の保持部52に嵌挿した状態で
は、螺旋状素子45がアンテナとして動作する。
いては、アンテナ装置41は、外装体22に対する伸長
状態、すなわち、アンテナ素子部43をホルダ部42に
対して引出した状態では、直線状素子44がアンテナと
して動作し、また、アンテナ装置41を外装体22に対
して収納した状態、すなわち、アンテナ素子部43をホ
ルダ部42に対して没入させて螺旋状素子45をホルダ
部42のホルダ本体51の保持部52に嵌挿した状態で
は、螺旋状素子45がアンテナとして動作する。
【0045】そして、このアンテナ装置41においても
前述した第1の実施の形態の場合と同様の効果がある。
前述した第1の実施の形態の場合と同様の効果がある。
【0046】以上説明した、第1、第2の実施の形態に
といて、アンテナ装置28,41のアンテナ素子部3
0,43の螺旋状素子32,45とそのカバー36,4
8、スリーブ33,47の固定方法としては、カバー3
6,48を螺旋状素子32,45及びスリーブ33,4
7と一体成形する方法や螺旋状素子32,45を嵌合固
定したスリーブ33,47に対しカバー36,48を圧
入する方法がある。
といて、アンテナ装置28,41のアンテナ素子部3
0,43の螺旋状素子32,45とそのカバー36,4
8、スリーブ33,47の固定方法としては、カバー3
6,48を螺旋状素子32,45及びスリーブ33,4
7と一体成形する方法や螺旋状素子32,45を嵌合固
定したスリーブ33,47に対しカバー36,48を圧
入する方法がある。
【0047】また、アンテナ素子部30,43のカバー
36,48を含む螺旋状素子32,45側の形状は、平
面視楕円形状のものを説明したが図7のA,Bに示すよ
うに、長方形に近い形状、その他の多角形の形状等の巻
き径方向に偏平にした形状に形成できるもので、前述の
ように偏平率が約80%よりも小さいほうが効果的であ
る。
36,48を含む螺旋状素子32,45側の形状は、平
面視楕円形状のものを説明したが図7のA,Bに示すよ
うに、長方形に近い形状、その他の多角形の形状等の巻
き径方向に偏平にした形状に形成できるもので、前述の
ように偏平率が約80%よりも小さいほうが効果的であ
る。
【0048】また、アンテナ素子部30,43は、図8
のAに示すように、直線状素子31,44側が平面視楕
円形状の螺旋状素子32,45側の中心に位置する形態
を説明したが、図8のB,Cに示すように螺旋状素子3
2,45側の中心位置からオフセットした形態に形成し
ても、中心位置の場合と同様に機能するもので、アンテ
ナ装置28,41の外装体22に対する設置位置により
適宜に変更し得るものである。なお、図8のBは直線状
素子31,44側が螺旋状素子32,45側の中心に対
して1軸ずらせたもので、図8のCは2軸ずらせたもの
である。
のAに示すように、直線状素子31,44側が平面視楕
円形状の螺旋状素子32,45側の中心に位置する形態
を説明したが、図8のB,Cに示すように螺旋状素子3
2,45側の中心位置からオフセットした形態に形成し
ても、中心位置の場合と同様に機能するもので、アンテ
ナ装置28,41の外装体22に対する設置位置により
適宜に変更し得るものである。なお、図8のBは直線状
素子31,44側が螺旋状素子32,45側の中心に対
して1軸ずらせたもので、図8のCは2軸ずらせたもの
である。
【0049】また、アンテナ装置28,41において
は、アンテナ素子部30,43の螺旋状素子32,45
側、すなわち、スリーブ33,47およびカバー36,
48を含む部分をアンテナ装置28,41の収納時に方
向を規定して嵌挿保持されるホルダ部29,42のホル
ダ本体37,51の保持部38,52に、所定の方向以
外で収納した場合にも螺旋状素子32,45側が所定の
方向に回転されて保持部38,52に案内嵌挿されるよ
うに構成できる。
は、アンテナ素子部30,43の螺旋状素子32,45
側、すなわち、スリーブ33,47およびカバー36,
48を含む部分をアンテナ装置28,41の収納時に方
向を規定して嵌挿保持されるホルダ部29,42のホル
ダ本体37,51の保持部38,52に、所定の方向以
外で収納した場合にも螺旋状素子32,45側が所定の
方向に回転されて保持部38,52に案内嵌挿されるよ
うに構成できる。
【0050】すなわち、図9に示すように、アンテナ素
子部30,43の螺旋状素子32,45側の下端部であ
るスリーブ33,47の頭部33a,47aの下端部か
らカバー36,48の下端部にかけて中央から長径方向
の両端側に高く傾斜するガイド面32a,45aを形成
し、一方、ホルダ本体37,51の保持部38,52の
上端部である周縁部38a,52aの上端面に中央から
長径方向の両端側に低く傾斜するガイド面38b,52
bを形成する。
子部30,43の螺旋状素子32,45側の下端部であ
るスリーブ33,47の頭部33a,47aの下端部か
らカバー36,48の下端部にかけて中央から長径方向
の両端側に高く傾斜するガイド面32a,45aを形成
し、一方、ホルダ本体37,51の保持部38,52の
上端部である周縁部38a,52aの上端面に中央から
長径方向の両端側に低く傾斜するガイド面38b,52
bを形成する。
【0051】このように螺旋状素子32,45側の下端
部と保持部38,52側の上端部に互いに逆方向に傾斜
するガイド面36a,48aと38b,52bを形成す
ることにより、アンテナ素子部30,43をホルダ部2
9,42に収納する際、螺旋状素子32,45側をホル
ダ本体37,51の保持部38,52に対して所定の方
向以外の方向、例えば図10のAに示すように方向を約
90°変えた状態で対応させると図10のA′に示すよ
うに、螺旋状素子32,45側は保持部38,52側の
ガイド面38b,52bの中央頂部に載置される状態に
なる。
部と保持部38,52側の上端部に互いに逆方向に傾斜
するガイド面36a,48aと38b,52bを形成す
ることにより、アンテナ素子部30,43をホルダ部2
9,42に収納する際、螺旋状素子32,45側をホル
ダ本体37,51の保持部38,52に対して所定の方
向以外の方向、例えば図10のAに示すように方向を約
90°変えた状態で対応させると図10のA′に示すよ
うに、螺旋状素子32,45側は保持部38,52側の
ガイド面38b,52bの中央頂部に載置される状態に
なる。
【0052】この状態で螺旋状素子32,45側をホル
ダ本体37,51に対して押し込むと、螺旋状素子3
2,45側は、下端部の傾斜ガイド面32a,45aに
おいて保持部38,52側のガイド面38b,52bの
中央頂部から両側の傾斜ガイド面38b,52bに滑る
ように摺接し、この状態では、スリーブ33,47の円
筒状軸部33b,47bがホルダ本体37,51の中心
孔39a,53aに挿入されるため、螺旋状素子32,
45側は保持部38,52側の傾斜ガイド面38b,5
2bに沿って図10のB,Cに示すように回転して図1
0のB′,C′に示すように保持部38,52側に対し
て下降し、図10のDに示すように保持部38,52側
の方向と一致することにより、図10のD′に示すよう
に保持部38,52側に嵌挿収納されて所定の方向で保
持される。
ダ本体37,51に対して押し込むと、螺旋状素子3
2,45側は、下端部の傾斜ガイド面32a,45aに
おいて保持部38,52側のガイド面38b,52bの
中央頂部から両側の傾斜ガイド面38b,52bに滑る
ように摺接し、この状態では、スリーブ33,47の円
筒状軸部33b,47bがホルダ本体37,51の中心
孔39a,53aに挿入されるため、螺旋状素子32,
45側は保持部38,52側の傾斜ガイド面38b,5
2bに沿って図10のB,Cに示すように回転して図1
0のB′,C′に示すように保持部38,52側に対し
て下降し、図10のDに示すように保持部38,52側
の方向と一致することにより、図10のD′に示すよう
に保持部38,52側に嵌挿収納されて所定の方向で保
持される。
【0053】さらに、図11〜図13は本発明の第3の
実施の形態を示すもので、この第3の実施の形態は、携
帯無線機としての携帯電話機の本体側に取付けるアンテ
ナ装置は、アンテナ素子部の螺旋状素子を本体側の外装
体に固定し、直線状素子のみを外装体に対して伸長、収
納させるように構成したものである。
実施の形態を示すもので、この第3の実施の形態は、携
帯無線機としての携帯電話機の本体側に取付けるアンテ
ナ装置は、アンテナ素子部の螺旋状素子を本体側の外装
体に固定し、直線状素子のみを外装体に対して伸長、収
納させるように構成したものである。
【0054】この第3の実施の形態においても携帯無線
機としての携帯電話機の本体側は、前述した図1に示す
携帯電話機の本体側と同様に構成されるので、図示およ
び説明を省略し、アンテナ装置についてのみ図11〜図
13を参照して説明する。
機としての携帯電話機の本体側は、前述した図1に示す
携帯電話機の本体側と同様に構成されるので、図示およ
び説明を省略し、アンテナ装置についてのみ図11〜図
13を参照して説明する。
【0055】この第3の実施の形態の図11〜図13に
示すアンテナ装置61も、外装体22に固定されるホル
ダ部62とアンテナ素子部63とから構成されるが、ア
ンテナ素子部63の直線状素子64と螺旋状素子65と
は電気的にも機械的にも分離されている。すなわち、螺
旋状素子65は、前述した第1、第2の実施の形態の螺
旋状素子32,45と同様に巻き径方向に偏平にした形
状に形成されて、外装体22に固定されるホルダ62の
導電性材により形成され、中心にガイド通孔66aを有
するホルダ本体66の上端部に基端側において嵌合固定
され、このホルダ本体66と電気的にも、機械的にも接
続されている。そしてこの螺旋状素子65は、先端部か
ら基端側が嵌合固定されるホルダ本体66の上端部にか
けて合成樹脂材等からなる絶縁カバー67により被覆さ
れており、この絶縁カバーの上面中心部にはホルダ本体
66のガイド通孔66aと対応して通孔67aが形成さ
れている。
示すアンテナ装置61も、外装体22に固定されるホル
ダ部62とアンテナ素子部63とから構成されるが、ア
ンテナ素子部63の直線状素子64と螺旋状素子65と
は電気的にも機械的にも分離されている。すなわち、螺
旋状素子65は、前述した第1、第2の実施の形態の螺
旋状素子32,45と同様に巻き径方向に偏平にした形
状に形成されて、外装体22に固定されるホルダ62の
導電性材により形成され、中心にガイド通孔66aを有
するホルダ本体66の上端部に基端側において嵌合固定
され、このホルダ本体66と電気的にも、機械的にも接
続されている。そしてこの螺旋状素子65は、先端部か
ら基端側が嵌合固定されるホルダ本体66の上端部にか
けて合成樹脂材等からなる絶縁カバー67により被覆さ
れており、この絶縁カバーの上面中心部にはホルダ本体
66のガイド通孔66aと対応して通孔67aが形成さ
れている。
【0056】一方、アンテナ素子部63の直線状素子6
4は、合成樹脂材等から成る絶縁チューブ68により被
覆され、この絶縁チューブ68は直線状素子64の被覆
部より上方に棒状に延長されてこの棒状部68aの先端
に摘み68bが設けられている。この絶縁チューブ68
により被覆された直線状素子64は、螺旋状素子65側
に挿通、すなわち、絶縁カバー67の上面中心部の通孔
67aから螺旋状素子65内に挿通してホルダ本体66
のガイド通孔66aを貫通させて、絶縁チューブ68の
下端から突出する基端部に導電性材料より形成されるス
トッパー69が嵌着されて、電気的、機械的に接続され
ている。このストッパー69はホルダ本体66のガイド
通孔66aに挿入される円筒部69aとこの円筒部69
aの下端の係止頭部69bとから形成されており、ま
た、ホルダ本体66aのガイド通孔66aの内部には摺
動ばね70が内蔵されている。
4は、合成樹脂材等から成る絶縁チューブ68により被
覆され、この絶縁チューブ68は直線状素子64の被覆
部より上方に棒状に延長されてこの棒状部68aの先端
に摘み68bが設けられている。この絶縁チューブ68
により被覆された直線状素子64は、螺旋状素子65側
に挿通、すなわち、絶縁カバー67の上面中心部の通孔
67aから螺旋状素子65内に挿通してホルダ本体66
のガイド通孔66aを貫通させて、絶縁チューブ68の
下端から突出する基端部に導電性材料より形成されるス
トッパー69が嵌着されて、電気的、機械的に接続され
ている。このストッパー69はホルダ本体66のガイド
通孔66aに挿入される円筒部69aとこの円筒部69
aの下端の係止頭部69bとから形成されており、ま
た、ホルダ本体66aのガイド通孔66aの内部には摺
動ばね70が内蔵されている。
【0057】以上のようにこの第3の実施の形態におい
ては、アンテナ装置61のアンテナ素子部63の収納状
態、すなわち、直線状素子64を収納した状態では、図
11に示すように、この直線状素子64を被覆する絶縁
チューブ68の上方に延長される棒状部68aが、外装
体21にホルダ本体66により固定されている螺旋状素
子65を被覆するカバー67内に没入されて螺旋状素子
65の内周部からホルダ本体66のガイド通孔66aに
かけて挿通位置され、これにより、直線状素子64は螺
旋状素子65およびアンテナ出入力端子との電気的接続
が断たれアンテナ素子として機能しない状態になる。こ
の状態では、ホルダ本体66に固定されている螺旋状素
子65のみがホルダ本体66を介してアンテナ出入力端
子と電気的に接続されてアンテナ素子として機能する。
ては、アンテナ装置61のアンテナ素子部63の収納状
態、すなわち、直線状素子64を収納した状態では、図
11に示すように、この直線状素子64を被覆する絶縁
チューブ68の上方に延長される棒状部68aが、外装
体21にホルダ本体66により固定されている螺旋状素
子65を被覆するカバー67内に没入されて螺旋状素子
65の内周部からホルダ本体66のガイド通孔66aに
かけて挿通位置され、これにより、直線状素子64は螺
旋状素子65およびアンテナ出入力端子との電気的接続
が断たれアンテナ素子として機能しない状態になる。こ
の状態では、ホルダ本体66に固定されている螺旋状素
子65のみがホルダ本体66を介してアンテナ出入力端
子と電気的に接続されてアンテナ素子として機能する。
【0058】また、アンテナ装置61のアンテナ素子部
63の伸長、すなわち、直線状素子部64を伸長させる
には、カバー67の上端面側に突出されている絶縁チュ
ーブ68の先端の摘み68bを挟持して引き上げると、
直線状素子部64は、絶縁チューブ68を介してホルダ
本体66に対して引き上げ摺動されて最上部まで引き上
げられた状態で図13に示すように、下端部のストッパ
ー69の円筒部69aがホルダ本体66のガイド通孔6
6aに嵌挿されるとともに円筒部69aに摺動ばね70
が圧接されて不用意な下降も阻止されて伸長状態で保持
される。
63の伸長、すなわち、直線状素子部64を伸長させる
には、カバー67の上端面側に突出されている絶縁チュ
ーブ68の先端の摘み68bを挟持して引き上げると、
直線状素子部64は、絶縁チューブ68を介してホルダ
本体66に対して引き上げ摺動されて最上部まで引き上
げられた状態で図13に示すように、下端部のストッパ
ー69の円筒部69aがホルダ本体66のガイド通孔6
6aに嵌挿されるとともに円筒部69aに摺動ばね70
が圧接されて不用意な下降も阻止されて伸長状態で保持
される。
【0059】この直線状素子部64は、伸長状態では、
ストッパー69とこれに圧接される摺動ばね70を介し
てホルダ本体66と電的的に接続され、これにより螺旋
状素子65とアンテナ入出力端子とに電気的に接続され
ることになって、螺旋状素子部65とともにアンテナ素
子として機能する。
ストッパー69とこれに圧接される摺動ばね70を介し
てホルダ本体66と電的的に接続され、これにより螺旋
状素子65とアンテナ入出力端子とに電気的に接続され
ることになって、螺旋状素子部65とともにアンテナ素
子として機能する。
【0060】以上のように構成されるこの第3の実施の
形態におけるアンテナ装置61もアンテナ素子部63の
螺旋状素子65は、巻き径方向に偏平にした形状に形成
したことにより、前述した実施の形態と同様にアンテナ
装置61自体のデザイン上の自由度が増すとともに、携
帯無線機としての携帯電話機は、アンテナ装置を収納し
た際の螺旋状素子の向きを規定することが可能となり、
携帯電話機の外装体のデザインにアンテナ装置のデザイ
ンをも取り込み、全体としてのデザインの自由度が増す
ことになる。
形態におけるアンテナ装置61もアンテナ素子部63の
螺旋状素子65は、巻き径方向に偏平にした形状に形成
したことにより、前述した実施の形態と同様にアンテナ
装置61自体のデザイン上の自由度が増すとともに、携
帯無線機としての携帯電話機は、アンテナ装置を収納し
た際の螺旋状素子の向きを規定することが可能となり、
携帯電話機の外装体のデザインにアンテナ装置のデザイ
ンをも取り込み、全体としてのデザインの自由度が増す
ことになる。
【0061】また、アンテナ素子部63の巻き径方向に
偏平にした形状の螺旋状素子65を、長手方向の向きが
携帯電話機に取付けられたスピーカの開口面とほぼ平行
な向きで取付けることにより、螺旋状素子65と人体頭
部の距離を遠ざけることが可能となり、人体頭部による
アンテナ特性への悪影響およびアンテナ装置から放射さ
れる高周波電波による人体頭部への影響を低減すること
が可能となる。
偏平にした形状の螺旋状素子65を、長手方向の向きが
携帯電話機に取付けられたスピーカの開口面とほぼ平行
な向きで取付けることにより、螺旋状素子65と人体頭
部の距離を遠ざけることが可能となり、人体頭部による
アンテナ特性への悪影響およびアンテナ装置から放射さ
れる高周波電波による人体頭部への影響を低減すること
が可能となる。
【0062】また、アンテナ装置を人体頭部との干渉を
抑制するために、スピーカとは反対側にオフセットした
場合に発生するアンテナ特性の劣化を抑制することが可
能となる。
抑制するために、スピーカとは反対側にオフセットした
場合に発生するアンテナ特性の劣化を抑制することが可
能となる。
【0063】また、螺旋状素子の長手方向の巻き径は大
径化されることになりアンテナ特性が向上されることに
なる。
径化されることになりアンテナ特性が向上されることに
なる。
【0064】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるも
のである。
本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるも
のである。
【0065】例えば、携帯無線機としての携帯電話機の
形態等は、任意に変更できるものであり、この携帯無線
機としては携帯電話機に限ることなく、他の携帯無線機
を適用できるものである。
形態等は、任意に変更できるものであり、この携帯無線
機としては携帯電話機に限ることなく、他の携帯無線機
を適用できるものである。
【0066】また、アンテナ装置のアンテナ素子部の直
線状素子は絶縁チューブにより被覆することなく、周面
に絶縁被膜を形成してもよく、また、直線状素子を絶縁
材で覆うことなく、線材が剥き出し状態でもよい。
線状素子は絶縁チューブにより被覆することなく、周面
に絶縁被膜を形成してもよく、また、直線状素子を絶縁
材で覆うことなく、線材が剥き出し状態でもよい。
【0067】そして、アンテナ装置のアンテナ素子部
は、直線状素子および螺旋状素子ともにプリント配線板
により形成することも可能である。
は、直線状素子および螺旋状素子ともにプリント配線板
により形成することも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明は、少なくとも音声
を聞くことを目的としたスピーカと無線端末に接続され
て伸長状態と収納状態の二状態間を移動可能で直線状素
子と螺旋状素子を有するアンテナ装置を搭載して成る携
帯無線機であって、アンテナ装置の螺旋状素子が巻き径
方向に偏平にした形状を有することにより、アンテナ装
置自体のデザイン上の自由度が増すとともに携帯無線機
の外装体に対し螺旋状素子の向きを規定することが可能
となり、外装体のデザインにアンテナ装置のデザインを
取り込み全体としてのデザインの自由度が増加される。
を聞くことを目的としたスピーカと無線端末に接続され
て伸長状態と収納状態の二状態間を移動可能で直線状素
子と螺旋状素子を有するアンテナ装置を搭載して成る携
帯無線機であって、アンテナ装置の螺旋状素子が巻き径
方向に偏平にした形状を有することにより、アンテナ装
置自体のデザイン上の自由度が増すとともに携帯無線機
の外装体に対し螺旋状素子の向きを規定することが可能
となり、外装体のデザインにアンテナ装置のデザインを
取り込み全体としてのデザインの自由度が増加される。
【0069】また、本発明は、アンテナ装置の収納状態
で巻き径方向に偏平形状の螺旋状素子を、長径方向がス
ピーカの開口面側とほぼ平行に対応して規定保持される
ように構成したことにより、携帯無線機をアンテナ装置
を収納した状態で使用した場合、螺旋状素子と使用者の
人体頭部の距離を遠ざけることが可能となり、人体頭部
によるアンテナ特性への悪影響およびアンテナ装置から
放射される高周波電波による人体頭部への影響を低減す
ることが可能になる。
で巻き径方向に偏平形状の螺旋状素子を、長径方向がス
ピーカの開口面側とほぼ平行に対応して規定保持される
ように構成したことにより、携帯無線機をアンテナ装置
を収納した状態で使用した場合、螺旋状素子と使用者の
人体頭部の距離を遠ざけることが可能となり、人体頭部
によるアンテナ特性への悪影響およびアンテナ装置から
放射される高周波電波による人体頭部への影響を低減す
ることが可能になる。
【0070】また、人体頭部との干渉を抑制するため
に、アンテナ装置をスピーカとは反対側にオフセットし
た構成とした場合、携帯無線機を金属板上に放置した際
に発生するアンテナ特性の劣化を抑制することが可能と
なる。
に、アンテナ装置をスピーカとは反対側にオフセットし
た構成とした場合、携帯無線機を金属板上に放置した際
に発生するアンテナ特性の劣化を抑制することが可能と
なる。
【0071】そしてアンテナ装置の螺旋状素子の巻き径
は、人体頭部によるアンテナ特性への悪影響、高周波電
波による人体頭部への影響を低減するためには小径化す
ることになるが、螺旋状素子を偏平形状に形成すること
により巻き径が大径になり、アンテナ特性が向上し、無
線通信の信頼性が向上する。
は、人体頭部によるアンテナ特性への悪影響、高周波電
波による人体頭部への影響を低減するためには小径化す
ることになるが、螺旋状素子を偏平形状に形成すること
により巻き径が大径になり、アンテナ特性が向上し、無
線通信の信頼性が向上する。
【図1】本発明に係る携帯無線機としての一例の携帯電
話機の斜視図である。
話機の斜視図である。
【図2】図1に示す携帯電話機に備える一例のアンテナ
装置の一部省略した収納状態の半切断面図である。
装置の一部省略した収納状態の半切断面図である。
【図3】図2に示すアンテナ装置の平面図である。
【図4】図2に示すアンテナ装置の伸長状態の一部省略
した半切断面図である。
した半切断面図である。
【図5】図2に示すアンテナ装置の要部の分解斜視図で
ある。
ある。
【図6】図1に示す携帯電話機に備える他例のアンテナ
装置の収納状態の一部省略した半切断面図である。
装置の収納状態の一部省略した半切断面図である。
【図7】図2および図5に示すアンテナ装置において、
螺旋状素子の形状例を示す図である。
螺旋状素子の形状例を示す図である。
【図8】図2および図5に示すアンテナ装置において、
直線状素子と螺旋状素子の関係例を示す図である。
直線状素子と螺旋状素子の関係例を示す図である。
【図9】図2および図5に示すアンテナ装置の他例の要
部の分解斜視図である。
部の分解斜視図である。
【図10】図9に示すアンテナ装置の要部における収納
動作を説明する説明図である。
動作を説明する説明図である。
【図11】図1に示す携帯電話機に備えるさらに他例の
アンテナ装置の収納状態の一部省略した半切断面図であ
る。
アンテナ装置の収納状態の一部省略した半切断面図であ
る。
【図12】図11に示すアンテナ装置の平面図である。
【図13】図11に示すアンテナ装置の伸長状態の一部
省略した半切断面図である。
省略した半切断面図である。
【図14】従来の携帯電話機の斜視図である。
【図15】従来のアンテナ装置の半切断面図である。
21‥‥携帯電話機、22‥‥外装体、26‥‥スピー
カ、28‥‥アンテナ装置、29‥‥ホルダ部、30‥
‥アンテナ素子、31‥‥直線状素子、32‥‥螺旋状
素子、33‥‥スリーブ、36‥‥カバー
カ、28‥‥アンテナ装置、29‥‥ホルダ部、30‥
‥アンテナ素子、31‥‥直線状素子、32‥‥螺旋状
素子、33‥‥スリーブ、36‥‥カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/32 H04M 1/02 C H04M 1/02 H04B 7/26 V Fターム(参考) 5J046 AA04 AA12 AB06 AB12 EA02 EA04 EA06 FA08 JA02 JA13 5J047 AA04 AA12 AB06 AB12 BG06 BG08 BG10 FA01 FA07 FA09 FA11 FD01 5K011 AA06 AA07 JA01 JA03 KA00 KA13 5K023 AA07 BB03 BB23 LL05 MM25 PP15 5K067 AA23 BB04 EE02 KK01 KK17
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも音声を聞くことを目的とした
スピーカと、無線端末に接続されて伸長状態と収納状態
の二状態間を移動可能で直線状素子と螺旋状素子を有す
るアンテナ装置を搭載して成る携帯無線機であって、 上記アンテナ装置の螺旋状素子が巻き径方向に偏平にし
た形状を有することを特徴とする携帯無線機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の携帯無線機において、 上記アンテナ装置の収納状態で上記偏平形状の螺旋状素
子の方向を規定する規定保持部を設けたことを特徴とす
る携帯無線機。 - 【請求項3】 請求項1に記載の携帯無線機において、 上記アンテナ装置の収納状態で上記偏平形状の螺旋状素
子を、長径方向が上記スピーカの開口面側とほぼ平行に
対応して規定保持されるように構成したことを特徴とす
る携帯無線機。 - 【請求項4】 請求項2に記載のの携帯無線機におい
て、 上記アンテナ装置の上記偏平形状の螺旋状素子部側と、
上記規定保持部側との間に、上記アンテナ装置の収納時
に上記螺旋状素子部が上記規定保持部に対して所定方向
に案内される案内部を形成したことを特徴とする携帯無
線機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11137616A JP2000332514A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 携帯無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11137616A JP2000332514A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 携帯無線機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000332514A true JP2000332514A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15202851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11137616A Pending JP2000332514A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 携帯無線機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000332514A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100514360B1 (ko) * | 2002-11-27 | 2005-09-13 | 엘지전자 주식회사 | 이동통신 단말기의 안테나 체결구조 |
KR100790162B1 (ko) | 2003-04-17 | 2007-12-31 | 삼성전자주식회사 | 휴대용 무선 단말기의 안테나 장치 |
CN102324948A (zh) * | 2011-07-18 | 2012-01-18 | 中兴通讯股份有限公司 | 终端及终端中天线的位置调整方法 |
-
1999
- 1999-05-18 JP JP11137616A patent/JP2000332514A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100514360B1 (ko) * | 2002-11-27 | 2005-09-13 | 엘지전자 주식회사 | 이동통신 단말기의 안테나 체결구조 |
KR100790162B1 (ko) | 2003-04-17 | 2007-12-31 | 삼성전자주식회사 | 휴대용 무선 단말기의 안테나 장치 |
CN102324948A (zh) * | 2011-07-18 | 2012-01-18 | 中兴通讯股份有限公司 | 终端及终端中天线的位置调整方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3160714B2 (ja) | 携帯無線通信機 | |
CN1770551B (zh) | 具有电视功能的便携终端装置和用作输入笔的电视天线 | |
JPH03245603A (ja) | アンテナと無線機 | |
JP2003338769A (ja) | 携帯無線端末装置 | |
JP3955041B2 (ja) | 携帯電話機 | |
JPH03289201A (ja) | アンテナユニット | |
JP3202690B2 (ja) | 携帯無線機用アンテナ | |
JP2003069441A (ja) | 折り畳み型携帯無線機 | |
JP2000091827A (ja) | セラミック誘電体を用いた携帯通信端末器用ヘリカルアンテナ及びその製造方法 | |
JPH07122917A (ja) | 携帯電話機用の挿脱自在形広帯域アンテナ | |
KR20050002795A (ko) | 휴대 무선 단말기 | |
KR20000017171A (ko) | 안테나 장치 및 휴대용 무선전화기 | |
JP2003087019A (ja) | 携帯無線機 | |
JPH08288725A (ja) | アンテナ装置および携帯無線装置 | |
JP3892685B2 (ja) | ヘリカルアンテナ及び携帯端末装置 | |
JPH10233608A (ja) | 携帯無線機およびアンテナ装置 | |
JP2000332514A (ja) | 携帯無線機 | |
US5699070A (en) | Radio having replaceable and retractable antenna apparatus | |
JP2005117482A (ja) | アンテナ及び移動体通信端末装置 | |
JP3441271B2 (ja) | 無線機 | |
JPH11274840A (ja) | アンテナ装置 | |
JP3989454B2 (ja) | 中間ユニット | |
JPH08340207A (ja) | アンテナ装置および携帯無線装置 | |
JP2004242005A (ja) | 携帯無線機 | |
JPH11330829A (ja) | 伸縮自在なアンテナおよびかかるアンテナを備えたシステム |