JP2000332412A - ビルトアップ多層プリント配線板とその製造方法 - Google Patents
ビルトアップ多層プリント配線板とその製造方法Info
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- JP2000332412A JP2000332412A JP13678099A JP13678099A JP2000332412A JP 2000332412 A JP2000332412 A JP 2000332412A JP 13678099 A JP13678099 A JP 13678099A JP 13678099 A JP13678099 A JP 13678099A JP 2000332412 A JP2000332412 A JP 2000332412A
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Abstract
以下に設定することを可能とし、それによって、配線の
狭ピッチ化に効果的に対応することが可能なピルトアッ
プ多層プリント配線板とその製造方法を提供すること。 【解決手段】 バイヤホールを備えた絶縁層と、上記絶
縁層の下方に設けられたアンダーコートと、上記アンダ
ーコートにおいて上記バイヤホールに対応する位置に設
けられその径が上記バイヤホールの径に対して同径以下
に設定されたランドと、を具備したものである。
Description
リント配線板とその製造方法に係り、特に、バイヤホー
ルが形成されている絶縁層の裏側にアンダーコートを設
け、該アンダーコートにランドを配置することにより、
ランドの径をバイヤホールの径に対して同径以下に設定
することを可能とし、それによって、配線の狭ピッチ化
に対応することができるように工夫したものに関する。
は、例えば、図4に示すような構成になっている。ま
ず、絶縁層101、103、105が積層されている。
上記絶縁層101にはバイヤホール107が形成されて
いる。同様に、絶縁層105にもバイヤホール109が
形成されている。又、上記絶縁層103の図4中上側面
にはランド111が設けられていて、このランド111
は上記バイヤホール107に対応する位置に配置されて
いて、バイヤホール107の径に対してより大きな径を
もって設置されている。
もランド113が設けられている。このランド113
は、上記バイヤホール109に対応した場所に設けられ
ていて、バイヤホール109の径に対してより大きな径
に設定されている。
周面にはCu鍍金が施されている。図4中Cu鍍金部を
符号115、117で示す。
バイヤホール107、109の径より大きくしてある理
由を説明する。上記したように、バイヤホール107、
109の内周面には、Cu鍍金を施すことになる。その
際、仮に、図5に示すように、ランド111の径をバイ
ヤホール107の径よりも小さく設定した場合には、ラ
ンド111とバイヤホール107の底縁部との間に溝状
部121が発生することになる。
には、図6に示すように、その溝状部121内にCu鍍
金が充分に入っていかず、その部分が極めて薄い鍍金層
になってしまう。そのような薄い鍍金層になってしまっ
た場合には、部品実装の段階で熱が加わると、その部分
から破損してしまうおそれがあった。
形成する段階でも問題がある。バイヤホールの形成は、
例えば、「フォトビア加工法」、「レーザ加工法」等の
方法により行う。その内、「レーザ加工法」によってバ
イヤホール107を形成する場合には、概略次のような
手順で行う。まず、絶縁層103の表面に導体パターン
を形成し(その一部がランド111となる)、その導体
パターンを絶縁樹脂により被覆する(この被覆した絶縁
樹脂が絶縁層101となる)。次に、絶縁層101の外
側から所定箇所に向けてレーザーを照射してバイヤホー
ル107を穿孔する。
111の径がバイヤホール107の径より小さく設定し
てあると、レーザの影響が下層の絶縁層103にまで至
ってしまい、その絶縁層103を破壊してしまうおそれ
があった。尚、図7中レーザーの照射を矢印で示す。
07の径に対して大きく設定しているのは、これらの二
つの理由からである。尚、上記説明は、ランド111及
びバイヤホール107を例に挙げて説明したが、ランド
113及びバイヤホール109についても同様である。
と次のような問題があった。すなわち、昨今、この種の
ビルトアップ多層プリント配線板においては、様々な事
情から配線の狭ピッチ化の要求がある。その際、本来、
バイヤホール107、109のピッチを基準としてその
配線ピッチを決定したいところであるが、前述したよう
に、ランド111、113の径がバイヤホール107、
109の径より大きく設定されているので、結局、ラン
ド111、113のピッチを基準にしなければならず、
それが原因して配線の狭ピッチ化に効果的に対応するこ
とができないという問題があった。
ものでその目的とするところは、ランドの径をバイヤホ
ールの径に対して同径以下に設定することを可能とし、
それによって、配線の狭ピッチ化に効果的に対応するこ
とが可能なビルトアップ多層プリント配線板とその製造
方法を提供することにある。
本願発明の請求項1によるビルトアップ多層プリント配
線板は、バイヤホールを備えた絶縁層と、上記絶縁層の
下方に設けられたアンダーコートと、上記アンダーコー
トにおいて上記バイヤホールに対応する位置に設けられ
その径が上記バイヤホールの径に対して同径以下に設定
されたランドと、を具備したことを特徴とするものであ
る。又、請求項2によるビルトアップ多層プリント配線
板の製造方法は、第1絶縁層の表面に導体パターンを形
成してその一部をランドとし、上記導体パターンの部分
を絶縁材で固めてアンダーコートとし、上記アンダーコ
ートの表面を絶縁樹脂で被覆して第2絶縁層とし、上記
第2絶縁層にレーザー加工法又はフォトビア加工法によ
る穿孔を施して上記ランドに対応する位置にバイヤホー
ルを形成するようにしたことを特徴とするものである。
層の下方にアンダーコートを設置し、このアンダーコー
トにランドを配置するようにしたものである。このよう
に構成することにより、配線板を断面で見た場合ランド
がバイヤホール内に下方から上方に向かって突出して入
り込むことはなく、よって、ランドをバイヤホールの径
に対して同径以下にしても、従来のように、バイヤホー
ルの底縁部との間に溝状部が発生することはない。した
がって、バイヤホールの内周面にCu鍍金を施す場合に
も、均一な厚みで鍍金を施すことが可能となる。又、請
求項2は、上記構成をなすビルトアップ多層プリント配
線板の製造方法をクレームしたものである。
発明の一実施の形態を説明する。図1は本実施の形態に
よるビルトアップ多層プリント配線板の構成の一部を示
す断面図であり、まず、絶縁層1、3がある。又、絶縁
層1と絶縁層3との間には絶縁インクを固めてなるアン
ダーコート5が介挿されている。
れていると共に、上記アンダーコート5にはランド9が
設けられている。上記ランド9は上記バイヤホール7に
対応する位置に配置されていて、その径は上記バイヤホ
ール7の径に対して小さな値に設定されている。尚、こ
の実施の形態ではランド9の径をバイヤホール7の径に
対してより小さな値に設定しているが、同径であっても
よい。又、上記バイヤホール7の内周面にはCu鍍金が
施されている。図1中Cu鍍金部を符号11で示す。
配線板の製造工程を概略説明すると、まず、絶縁層3の
表面に導体パターンを設け(その一部がランド9とな
る)、該導体パターンを絶縁インクで覆う。その絶縁イ
ンクの部分がアンダーコート5となる。尚、絶縁インク
で覆った後に表面に、研磨を施してランド9の上端面を
露出させ、後述するCu鍍金との間で電気的な接続が得
られるようにすることは勿論である。次に、その表面を
さらに絶縁樹脂で被覆する。その部分が絶縁層1とな
る。次に、例えば、フォトビア加工法によって絶縁層1
にバイヤホール7を穿孔する。後は、形成されたバイヤ
ホール7の内周面にCu鍍金を施すものである。
を奏することができる。まず、絶縁層1の下方にアンダ
ーコート5を介挿し、該アンダーコート5にランド9を
配置するようにしたので、配線板を断面で見た場合、従
来のように、バイヤホール7の底部内にランド9が下方
から上方に向かって突出して入り込むことはない。よっ
て、バイヤホール7の底縁部とランド9との間に溝状部
が形成されることもない。よって、バイヤホール7の内
周面にCu鍍金を施す場合にも内周面の全てに対して均
一の厚みの鍍金を施すことができる。したがって、Cu
鍍金が入り込まず鍍金の厚みが薄くなってしまうような
箇所が発生して、そこから破損してしまうといったこと
をなくすことができる。そして、それによって、ランド
9の径をバイヤホール7の径に対して、同径又は小径に
設定することが可能となった。ランド9の径をバイヤホ
ール7の径より同径又は小径に設定することができたの
で、配線のピッチを決定するに際して、バイヤホール7
のピッチを基準とすることができ、それによって、配線
の狭ピッチ化に効果的に対応することができるようにな
った。因みに、本実施の形態の場合には、図2に示すよ
うに、ランド9の径がバイヤホール7の径より小さく設
定されているので、バイヤホール7のピッチを基準にし
て配線のピッチを決定することができる。つまり、隣接
するバイヤホール11、11を目一杯接近させるような
ピッチに設定することができる。これに対して、従来の
場合には、図3に示すように、ランド111の径がバイ
ヤホール107の径より大きくなっているので、隣接す
るバイヤホール107、107を目一杯接近させようと
しても、ランド9が邪魔になってしまい、結局、ランド
9のピッチを基準にしなければならなくなってしまうも
のである。
るものではない。まず、前記一実施の形態の場合には、
フォトビア加工法によってバイヤホール7を穿孔・形成
したが、これをレーザー加工法によって行うこともでき
る。この場合には、絶縁層1のレーザー加工性とアンダ
ーコート5のレーザー加工性に差を設けておき、絶縁層
1についてはこれを消失させることができるがアンダー
コート5についてはこれを消失させないようなレベルの
レーザーを照射することになる。したがって、この場合
には、レーザー加工法を施しても、アンダーコート5は
もとより、その下の絶縁層3側にレーザーの熱的影響が
及ぶことはなく、絶縁層3の破損を防止することができ
る。又、図示した配線板の構成、例えば、層数、ランド
の位置等はあくまで一例であるのでそれに限定されるも
のではない。
アップ多層プリント配線板とその製造方法によると、ラ
ンドの径をバイヤホールの径に対して同径以下に設定す
ることが可能となり、それによって、バイヤホールのピ
ッチを基準として、配線の狭ピッチ化に効果的に対応す
ることができるよになった。
プ多層プリント配線板の一部の構成を示す断面図であ
る。
を説明するための一部平面図である。
の一部平面図である。
配線板の一部の構成を示す断面図である。
の径より小さくした様子を示す断面図である。
の径よりも小さくした状態でバイヤホールの内周面にC
u鍍金を施した様子を示す断面図である。
イヤホールを形成する様子を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 バイヤホールを備えた絶縁層と、 上記絶縁層の下方に設けられたアンダーコートと、 上記アンダーコートにおいて上記バイヤホールに対応す
る位置に設けられその径が上記バイヤホールの径に対し
て同径以下に設定されたランドと、 を具備したことを特徴とするビルトアップ多層プリント
配線板。 - 【請求項2】 第1絶縁層の表面に導体パターンを形成
してその一部をランドとし、 上記導体パターンの部分を絶縁材で固めてアンダーコー
トとし、 上記アンダーコートの表面を絶縁樹脂で被覆して第2絶
縁層とし、 上記第2絶縁層にレーザー加工法又はフォトビア法によ
る穿孔を施して上記ランドに対応する位置にバイヤホー
ルを形成するようにしたことを特徴とするビルトアップ
多層プリント配線板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13678099A JP2000332412A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | ビルトアップ多層プリント配線板とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13678099A JP2000332412A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | ビルトアップ多層プリント配線板とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000332412A true JP2000332412A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15183354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13678099A Pending JP2000332412A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | ビルトアップ多層プリント配線板とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000332412A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6886151B2 (en) * | 2001-05-21 | 2005-04-26 | Nec Corporation | Design method for multilayer wiring board |
-
1999
- 1999-05-18 JP JP13678099A patent/JP2000332412A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6886151B2 (en) * | 2001-05-21 | 2005-04-26 | Nec Corporation | Design method for multilayer wiring board |
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